Oracle Portalには多くの組込みナビゲーション・アイテム・タイプが付属しており、サイト・ナビゲーションの構成タスクを簡略化および高速化できます。ナビゲーションタイプ・アイテムは、ユーザーが自分のナビゲーション・ページに最もよく追加するアイテムのタイプですが、イメージ、テキスト、ページ・リンクおよびURLを含めた、他のアイテム・タイプもナビゲーション・ページに含めることができます。また、ナビゲーションタイプ・アイテムはナビゲーション・ページ以外のページ・タイプに追加できます。次の各項では、組込みナビゲーション・アイテム・タイプをページに追加する方法について説明します。各項の内容は、次のとおりです。
非ナビゲーション・アイテム・タイプの追加方法は、第14章「アイテムの使用」を参照してください。
基本検索ボックス(図13-4)は、即時検索機能をページに追加できる、事前に作成された検索機能です。ユーザーは、作成者の名前、公開日、キーワードおよびのコンテンツの分類(カテゴリやパースペクティブを含む)など、コンテンツ関連の属性値を検索できます。
基本検索ボックスをページに追加するには、次の手順に従います。この検索ボックスのユーザーがすべてのページ・グループを検索できるか、指定したページ・グループのみを検索できるかを指定できます。
基本検索ボックスのアイテムをページに追加するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、アイテムを追加するナビゲーション・ページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」(または「ナビゲーション・ページ」)ヘッダーで、アイテムを追加するページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
アイテムを追加するリージョンの「アイテムの追加」アイコン(図13-5)をクリックします。
「アイテムの追加」アイコンがリージョンに表示されない場合は、そのリージョンがポートレット・リージョンである可能性があります。この場合、このリージョンのタイプを変更しないがきり、アイテムを追加できません。詳細は、10.2.2項「リージョン・タイプの変更」を参照してください。
「アイテム・タイプの選択」ページで、「組込みナビゲーション・アイテム・タイプ」リストから「基本検索ボックス」を選択します。
注意: このアイテム・タイプがリストに表示されない場合は、ページ・グループ管理者に連絡してください。ページ・グループ管理者がページ・グループで使用できるアイテム・タイプを選択します。「アイテム・タイプの選択」ページは、1つのアイテム・タイプしか追加できないようにページ・グループが構成されている場合、表示されません。かわりに、ユーザーが「アイテムの追加」アイコンをクリックすると、「アイテム属性」ページが表示されます。 |
「次へ」をクリックします。
「アイテム属性」ページで、「検索ボックスの幅」フィールドに検索ボックスの幅を入力します。
「ページ・グループ内を検索」フィールドで、検索するページ・グループを選択します。
すべてのページ・グループを検索対象とするには、「すべてのページ・グループ」を選択します。
「検索アイコン」フィールドに、イメージの場所を入力します。
最初のフィールドを使用して、ファイル・システム上のイメージの場所を入力するか、ブラウズします。または、2番目のフィールドを使用してイメージのURLを入力するか、すでにPortalへアップロードされたイメージを再使用します。イメージを再使用するには、2番目のフィールドにパスを指定しないで、1645.GIF
などの内部名(Oracle Portalによって割り当てられた名前)を入力します。
Oracle Portalによってイメージに割り当てられた内部名を取得するには、そのイメージがすでに使用されているポータル内の場所に移動し、右クリックして表示されたメニューから「プロパティ」を選択します。
「検索ラベル」フィールドで、次のいずれかを実行します。
検索ボックスのラベルを入力します。
このフィールドは翻訳されません。このフィールド内のテキストは、すべての言語でそのまま使用されます。
または、「デフォルトの検索ラベルを使用」を選択して、ポータルのデフォルトの検索ラベルを使用します。
このオプションは、インストールされた各言語に翻訳されます。
「終了」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。
オブジェクトのリスト(図13-6)を使用して、お気に入りのページや、特定のカテゴリまたはパースペクティブに分類されたすべてのオブジェクトのリストに、ユーザーが簡単にジャンプできるようにします。リストに表示されるページ、カテゴリまたはパースペクティブを選択し、あるオブジェクトには簡単にアクセスできるようにし、他のオブジェクトへのアクセスは防ぐことができます。
このリストをドロップダウン・リスト(図13-6)として表示するか、リンクのリスト(関連イメージあり/なし)として表示するかを選択できます。
「オブジェクトのリスト」アイテムをページに追加するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、アイテムを追加するナビゲーション・ページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」(または「ナビゲーション・ページ」)ヘッダーで、アイテムを追加するページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
アイテムを追加するリージョンの「アイテムの追加」アイコン(図13-7)をクリックします。
「アイテムの追加」アイコンがリージョンの横に表示されない場合は、そのリージョンがポートレット・リージョンである可能性があります。この場合、アイテムをこのリージョンに追加できません。
「アイテム・タイプの選択」ページで、「組込みナビゲーション・アイテム・タイプ」リストから「オブジェクトのリスト」を選択します。
注意: このアイテム・タイプがリストに表示されない場合は、ページ・グループ管理者に連絡してください。ページ・グループ管理者がページ・グループで使用できるアイテム・タイプを選択します。「アイテム・タイプの選択」ページは、1つのアイテム・タイプしか追加できないようにページ・グループが構成されている場合、表示されません。かわりに、ユーザーが「アイテムの追加」アイコンをクリックすると、「アイテム属性」ページが表示されます。 |
「次へ」をクリックします。
「アイテム属性」ページで、「表示名」フィールドに「オブジェクトのリスト」の名前を入力します。
「表示タイプ」フィールドで、「オブジェクトのリスト」アイテムの表示タイプを選択します。
次の中から選択します。
ドロップダウン・リスト: クリックするとドロップダウンして選択肢が表示されるリスト
リンク: 各オブジェクトへのリンクのリスト
リンク/イメージ: テキスト・リンクまたはリンク・イメージのリスト。イメージは、選択したオブジェクトに関連付けられたイメージがある場合に使用されます(7.7項「ページを表すイメージの指定」、5.3.1項「カテゴリの使用」および5.3.2項「パースペクティブの使用」を参照)。
「オブジェクトをアルファベット順に表示」を選択して、オブジェクトをリストにアルファベット順に表示します。
「リストに追加するオブジェクトの選択」セクションで、リストに追加するオブジェクト・タイプの横の「ブラウズ」アイコンをクリックします。
表示されたウィンドウで、リストに追加するオブジェクトの横の「オブジェクトを戻す」リンクをクリックします。
オブジェクトの左側の「プラス」アイコンをクリックして、使用可能なオブジェクトのリストを開きます。
リストが完成するまで、手順11および手順12を繰り返します。
「削除」アイコンをクリックして、「オブジェクトのリスト」アイテムからオブジェクトを削除します。再配置アイコンをクリックして、「オブジェクトのリスト」アイテム内でオブジェクトを並び替えます。
注意: 「オブジェクトのリスト」アイテムに含まれるオブジェクトを移動すると、オブジェクトのリスト内のそのオブジェクトの参照が失われます。 |
「終了」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。
ログイン/ログアウトのリンクまたはアイコン、あるいはその両方(図13-8)を追加して、ユーザーがポータルに対して簡単にログインおよびログアウトできるようにします。このアイテムを使用する方法の1つとして、ユーザーのポータル・アクセス・オプションを開くためのパブリック・ページで使用できるようにします。
「ログイン/ログアウト・リンク」アイテムをページに追加するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、アイテムを追加するナビゲーション・ページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」(または「ナビゲーション・ページ」)ヘッダーで、アイテムを追加するページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
アイテムを追加するリージョンの「アイテムの追加」アイコン(図13-9)をクリックします。
「アイテムの追加」アイコンがリージョンの横に表示されない場合は、そのリージョンがポートレット・リージョンである可能性(およびポートレットを含んでいる可能性)があります。この場合、アイテムをこのリージョンに追加できません。
「アイテム・タイプの選択」ページで、「組込みナビゲーション・アイテム・タイプ」リストから「ログイン/ログアウト・リンク」を選択します。
注意: このアイテム・タイプがリストに表示されない場合は、ページ・グループ管理者に連絡してください。ページ・グループ管理者がページ・グループで使用できるアイテム・タイプを選択します。「アイテム・タイプの選択」ページは、1つのアイテム・タイプしか追加できないようにページ・グループが構成されている場合、表示されません。かわりに、ユーザーが「アイテムの追加」アイコンをクリックすると、「アイテム属性」ページが表示されます。 |
「次へ」をクリックします。
「アイテム属性」ページで、「ログイン・リンク」フィールドに移動し、次のいずれかを実行します。
ユーザーがPortalにログインするときにクリックするテキストを入力します。このテキストは翻訳されません。
「デフォルトのログイン・リンクを使用」を選択します。このテキストは、インストールされた各言語に翻訳されます。
必要に応じて、「ログイン・アイコン」フィールドにログイン・リンクに関連付けるイメージのパスおよびファイル名を入力するか、「ブラウズ」をクリックしてイメージを探します。
例: c:\webart\login.gif
「終了」をクリックすると、ファイルがそのページにアップロードされます。「ログイン・アイコン」オプションは、モバイル・ページには使用できません。
「ログアウト・リンク」フィールドで、次のいずれかを実行します。
ユーザーがPortalにログインするときにクリックするテキストを入力します。このテキストは翻訳されません。
「デフォルトのログアウト・リンクを使用」を選択します。このオプションは、インストールされた各言語に翻訳されます。
必要に応じて、「ログアウト・アイコン」フィールドにログアウト・リンクに関連付けるイメージのパスおよびファイル名を入力するか、「ブラウズ」をクリックしてイメージを探します。
例: c:\webart\logout.gif
「終了」をクリックすると、ファイルがそのページにアップロードされます。「ログアウト・アイコン」オプションは、モバイル・ページには使用できません。
「ページの選択」の横で、ログイン後のユーザーに表示するページを選択します。
次のいずれかを選択します。
このページ(page_name): ログイン/ログアウト・リンクを配置するページを指定します。
ユーザーのホーム・ページ: ユーザーのホームページを指定します。この値は、ユーザーの個人用ポータル・アカウントから取得されます。ユーザーがアカウントにホームページを指定していない場合は、ユーザーのデフォルト・グループに指定されたホームページにデフォルトで設定されます。(ユーザーのデフォルト・ページは、ユーザーがポータルに追加されるときに指定されます。)ホームページがユーザーのデフォルト・グループに指定されていない場合は、「グローバル設定」ポートレットに指定されたホームページにデフォルトで設定されます。
ログイン/ログアウト・リンクのイメージを選択した場合は、「イメージの位置」ドロップダウン・リストから位置を選択します。
モバイル・ページにはログイン/ログアウト・リンクのイメージのオプションがないため、「イメージの位置」オプションはモバイル・ページには関係ありません。
表13-1に、イメージの位置のオプションの説明および例を示します。
位置 | 説明 | 例 |
---|---|---|
左揃え |
イメージをページの左側に揃えます。 |
|
右揃え |
イメージをページの右側に揃えます。 |
|
一番上 |
イメージの上端を表示名の上端に揃えます。 |
|
一番下 |
イメージの下端を表示名のベースラインに揃えます。「ベースライン」と同じです。 |
|
全体の中央 |
イメージの中央を表示名全体の中央に揃えます。 |
|
全体の一番下 |
イメージの下端を表示名全体の下端に揃えます。 |
|
テキストの一番上 |
イメージの上端を表示名の上端(高さが最も高いテキスト)に揃えます。 |
|
中央 |
イメージの中央を表示名のベースラインに揃えます。 |
|
ベースライン |
イメージの下端を表示名のベースラインに揃えます。「一番下」と同じです。 |
|
リンク・イメージ |
イメージを表示名の上に揃えます。 |
|
「終了」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。
「オブジェクト・マップ・リンク」アイテム(図13-10)は、ポータル内のすべてのページ・グループおよびサブページのリストを表示するページへのリンク(オブジェクト・マップまたはサイト・マップ)です。ユーザーは、アクセス権限を持っているページのみ表示できます。オブジェクト・マップを使用して、ポータル内の他の場所に短時間で移動できるようにします。
「オブジェクト・マップ・リンク」アイテムをページに追加するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、アイテムを追加するナビゲーション・ページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」(または「ナビゲーション・ページ」)ヘッダーで、アイテムを追加するページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
アイテムを追加するリージョンの「アイテムの追加」アイコン(図13-11)をクリックします。
「アイテムの追加」アイコンがリージョンの横に表示されない場合は、そのリージョンがポートレット・リージョンである可能性があります。この場合、アイテムをこのリージョンに追加できません。
「アイテム・タイプの選択」ページで、「組込みナビゲーション・アイテム・タイプ」リストから「オブジェクト・マップ・リンク」を選択します。
注意: このアイテム・タイプがリストに表示されない場合は、ページ・グループ管理者に連絡してください。ページ・グループ管理者がページ・グループで使用できるアイテム・タイプを選択します。「アイテム・タイプの選択」ページは、1つのアイテム・タイプしか追加できないようにページ・グループが構成されている場合、表示されません。かわりに、ユーザーが「アイテムの追加」アイコンをクリックすると、「アイテム属性」ページが表示されます。 |
「次へ」をクリックします。
「アイテム属性」ページで、「表示名」フィールドにリンクのテキストを入力します。
必要に応じて、イメージ・アイコンの場所を入力します。
最初のフィールドの横の「ブラウズ」ボタンをクリックしてファイル・システム上でイメージを探して選択します。これにより、イメージがPortalにアップロードされます。または、2番目のフィールドを使用してイメージのURLを入力するか、すでにPortalへアップロードされたイメージを再使用します。イメージを再使用するには、2番目のフィールドにパスを指定しないで、1645.GIF
などの内部名(ファイル名ではない)を入力します。
Oracle Portalによってイメージに割り当てられた内部名を取得するには、そのイメージがすでに使用されているポータル内の場所に移動し、右クリックして表示されたメニューから「プロパティ」を選択します。
アイテムのイメージを指定した場合は、「イメージの位置」ドロップダウン・リストからイメージの位置を選択します。
イメージの位置のオプションの説明および例については、表13-1を参照してください。
「終了」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。
「ページ・パス」アイテム(図13-12)は、現行のページまでのページ階層をたどっていく軌跡リンク(ブレッドクラム)です。パスのレベル数と、パス・レベルを区切る文字を選択できます。
「ページ・パス」アイテムをページに追加するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、アイテムを追加するナビゲーション・ページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」(または「ナビゲーション・ページ」)ヘッダーで、アイテムを追加するページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
アイテムを追加するリージョンの「アイテムの追加」アイコン(図13-13)をクリックします。
「アイテムの追加」アイコンがリージョンの横に表示されない場合は、そのリージョンがポートレット・リージョンである可能性(およびポートレットを含んでいる可能性)があります。この場合、アイテムをこのリージョンに追加できません。
「アイテム・タイプの選択」ページで、「組込みナビゲーション・アイテム・タイプ」リストから「ページ・パス」を選択します。
注意: このアイテム・タイプがリストに表示されない場合は、ページ・グループ管理者に連絡してください。ページ・グループ管理者がページ・グループで使用できるアイテム・タイプを選択します。「アイテム・タイプの選択」ページは、1つのアイテム・タイプしか追加できないようにページ・グループが構成されている場合、表示されません。かわりに、ユーザーが「アイテムの追加」アイコンをクリックすると、「アイテム属性」ページが表示されます。 |
「次へ」をクリックします。
「アイテム属性」ページで、「パス・レベル」フィールドに表示する現行のページより上位の階層レベル数を入力します。
すべてのレベルを表示するには「0」、現在のレベルとその上の1レベルを表示するには「1」、現在のレベルとその上の2レベルを表示するには「2」、というように入力します。たとえば、図13-12のパス・レベルは2です。
「パス要素のセパレータ」フィールドに、ページ・レベルを区切る文字を入力します。
たとえば、コロンを入力すると、「ページ・パス」アイテムは図13-12のように表示されます。
「終了」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。
Portalスマート・リンクを使用すると、アカウント情報、拡張検索、連絡先情報、ヘルプ・トピック、ポータル・ホームページなどに、短時間でアクセスできるようになります。これらは、ターゲットへのアドレスを自動的に提供するため、スマートです。URLを入力する必要はありません。目的のスマート・リンクのタイプを選択すると、Portalスマート・リンクによって、ターゲットへのURLが動的に構成されます。
「Portalスマート・リンク」アイテムは、常に配置先ページのコンテキスト内で機能します。たとえば、「編集」スマート・リンクをページAに追加してページAをポートレットとして公開し、そのポートレットをページBに配置した場合に、ページBのポートレットで「編集」リンクをクリックすると、ページB(ページAではなく)が編集モードでレンダリングされます。
「パーソナライズ」スマート・リンクは、アイテム用Portalテンプレートには表示されません。これは、動的に表示されるアイテム・テンプレート・ページはパーソナライズできないためです。
「Portalスマート・リンク」アイテムをページに追加するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、アイテムを追加するナビゲーション・ページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」(または「ナビゲーション・ページ」)ヘッダーで、アイテムを追加するページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
アイテムを追加するリージョンの「アイテムの追加」アイコン(図13-14)をクリックします。
「アイテムの追加」アイコンがリージョンの横に表示されない場合は、そのリージョンがポートレット・リージョンである可能性があります。この場合、アイテムをこのリージョンに追加できません。
「アイテム・タイプの選択」ページで、「組込みナビゲーション・アイテム・タイプ」リストから「Portalスマート・リンク」を選択します。
注意: このアイテム・タイプがリストに表示されない場合は、ページ・グループ管理者に連絡してください。ページ・グループ管理者がページ・グループで使用できるアイテム・タイプを選択します。「アイテム・タイプの選択」ページは、1つのアイテム・タイプしか追加できないようにページ・グループが構成されている場合、表示されません。かわりに、ユーザーが「アイテムの追加」アイコンをクリックすると、「アイテム属性」ページが表示されます。 |
「次へ」をクリックします。
「アイテム属性」ページで、「Portalスマート・リンク」ドロップダウン・リストから追加するリンクのタイプを選択します。
次のいずれかを選択します。
コミュニティ: 「Portalコミュニティ」メイン・ページへのリンクが表示されます。コミュニティはOracle Technology Network(OTN)の一部であり、Portal StudioおよびPortal Developer Kit(PDK)が含まれます。
連絡先: 現行のページまたはページ・グループの連絡先への電子メール・リンクが表示されます。ページの連絡先のプロパティに値が指定されていない場合、このリンクは表示されません。
「連絡先」リンクが機能するには、ユーザーのブラウザのプリファレンスを適切に構成する必要があります。Netscapeブラウザでは、「設定」の「Mail & Newsgroups」セクションに電子メールの設定があります。Internet Explorerブラウザでは、「インターネット オプション」の「プログラム」タブに電子メールの設定があります。
編集: ユーザーが現行のページを編集できるようにします。このリンクは、ユーザーがページまたはそのタブに対して適切な権限を持っているか、アイテム・レベルのセキュリティがページまたはそのタブに対して有効になっている場合にのみ表示されます。
モバイル: 現行ユーザーのモバイル・カスタマイズ・ページへのリンクが表示されます。このリンクを追加すると、ユーザーはモバイル・ポータルをカスタマイズできるようになります。このリンクは、モバイル・ページを使用するモバイル・ポータルが別個にある場合にのみ、追加する必要があります。
ナビゲータ: Portalナビゲータへのリンクが表示されます。このリンクは、ユーザーがナビゲータを表示する適切な権限を持っている場合にのみ表示されます。
パーソナライズ: ユーザーが現行のページをパーソナライズできるようにします。このリンクは、ユーザーが適切な権限を持っている場合にのみ表示されます。
ポートレット・リポジトリのリフレッシュ・ステータス: 管理者用のポートレット・リポジトリのリフレッシュ・ステータスが表示されます。このリンクは、「ポートレット・リポジトリ」ページ・グループのページでのみ使用する必要があります。
ポートレット・リポジトリのリフレッシュ: 管理者がポートレット・リポジトリをリフレッシュできるようにします。このリンクは、「ポートレット・リポジトリ」ページ・グループのページでのみ使用する必要があります。
リフレッシュ: クリックするとページをリフレッシュするリンクが表示されます。ページ定義およびページ・コンテンツのキャッシュがオンに設定されていない場合、このリンクは表示されません。
承認申請: クリックするとこのスマート・リンクが表示されるページにユーザーを承認申請するリンクが表示されます。
「表示名」フィールドにリンク・テキストを入力するか、「デフォルトの表示名を使用」を選択します。
独自のリンク・テキストを入力した場合、テキストは翻訳されません。そのテキストはすべての言語で使用されます。デフォルトの表示名を選択した場合、表示名はページ・グループに対して選択された現在の言語に自動的に翻訳されます。
必要に応じて、イメージの場所を入力します。
最初のフィールドの横の「ブラウズ」ボタンをクリックしてファイル・システム上でイメージを探して選択します。これにより、イメージがPortalにアップロードされます。または、2番目のフィールドを使用してイメージのURLを入力するか、すでにPortalへアップロードされたイメージを再使用します。イメージを再使用するには、2番目のフィールドにパスを指定しないで、1645.GIF
などの内部名(ファイル名ではない)を入力します。
Oracle Portalによってイメージに割り当てられた内部名を取得するには、そのイメージがすでに使用されているポータル内の場所に移動し、右クリックして表示されたメニューから「プロパティ」を選択します。
アイテムのイメージを指定した場合は、「イメージの位置」ドロップダウン・リストからイメージの位置を選択します。
イメージの位置のオプションの説明および例については、表13-1を参照してください。
「終了」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。
Portalスマート・テキスト(図13-15)を使用して、基礎となるコードを構成せずに便利で動的な情報をページに配置します。たとえば、ページに現在の日付を表示するには、「現在の日付」スマート・テキスト・アイテムを使用します。日付は、毎日自動的に更新されます。
「Portalスマート・テキスト」アイテムは、常に配置先ページのコンテキスト内で機能します。たとえば、「現行のページ」スマート・テキスト・アイテムをページAに追加してページAをポートレットとして公開し、そのポートレットをページBに配置した場合に、ページBのポートレットの「現行のページ」スマート・テキスト・アイテムは(ページAではなく)ページBとしてレンダリングされます。
「Portalスマート・テキスト」アイテムをページに追加するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、アイテムを追加するナビゲーション・ページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」(または「ナビゲーション・ページ」)ヘッダーで、アイテムを追加するページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
アイテムを追加するリージョンの「アイテムの追加」アイコン(図13-16)をクリックします。
「アイテムの追加」アイコンがリージョンの横に表示されない場合は、そのリージョンがポートレット・リージョンである可能性があります。この場合、アイテムをこのリージョンに追加できません。
「アイテム・タイプの選択」ページで、「組込みナビゲーション・アイテム・タイプ」リストから「Portalスマート・テキスト」を選択します。
「次へ」をクリックします。
「アイテム属性」ページで、「テキスト・タイプ」ドロップダウン・リストから追加するスマート・テキスト・タイプを選択します。
次のような標準タイプがあります。
「終了」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。
Oracle Portalでは、サブページ・リンク・リージョン(図13-17)を使用して、現行のページのサブページへのリンクのリストを短時間で取り込むことができます。これらのリージョンの1つを標準ページまたはナビゲーション・ページに追加すると、現行のページのサブページへのリンクが自動的に移入されます。1または2レベルのサブページへのリンクを表示するようにリージョンを構成できます。
この項では、サブページ・リンク・リージョンをページに追加する方法について説明します。サブページ・リンク・リージョンの構成方法は、10.2項「リージョン表示オプションの構成」を参照してください。ページ・プロパティを使用すると、表示できるサブページおよび一覧表示されるページ間で使用するセパレータを指定できます。詳細は、7.9項「サブページ・リンクの表示の定義」を参照してください。
サブページ・リンク・リージョンをページに追加するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、リージョンを追加するナビゲーション・ページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」(または「ナビゲーション・ページ」)ヘッダーで、リージョンを追加するページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
リージョンをページに追加するか、または既存のリージョンを使用します。
リージョンの追加方法は、10.1.1項「ページへのリージョンの追加」を参照してください。
「リージョンの編集」アイコン(図13-18)をクリックします。
「リージョンのタイプ」セクションの「サブページ・リンク」ラジオ・ボタンを選択します。
「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。
Oracle Portalに用意されている生成済バナーの中には、サブページ・リンクが含まれているものがあります。これらのバナーは、ポートレットとして公開されたナビゲーション・ページです。バナーにこのようなリンクを表示するかわりに、ページ上にサブページ・リンク・リージョンを設定する場合は、ナビゲーション・ページを編集して、そのサブページ・リンク・リージョンを削除する必要があります。