リージョンには、強力なコントロールが付属しており、リージョン内に配置されるコンテンツをどのように処理するかを定義するために使用できます。この項では、それらのコントロールの使用方法について説明します。内容は次のとおりです。
リージョンのロックは、Oracle Portalから使用できる別のリージョン表示設定です。リージョンのロックはポータルのセキュリティに密接に関係しているため、第17章「コンテンツの保護」で説明します。
少なくとも次の3つの理由から、リージョンには名前を付けると便利です。
ユーザーにリージョンのコンテンツを示すため
リージョン内にどのようなコンテンツが表示されるかがユーザーにわかるように、リージョンの上部にあるバナーにリージョン名を表示できます。
リージョン・マッピング時にリージョンを表す名前を設定するため
リージョン・マッピングは、既存のページのリージョンと、そのページに適用されているPortalテンプレートのリージョンをマップするときに発生します。リージョンに名前を付けると、自動的に割り当てられた番号のかわりに、名前がリージョンの上に表示されます。これにより、コンテンツをページからテンプレートにマップしたリージョンの特定が簡単になります。
コピーおよび移動時にリージョンを表す名前を設定するため
複数のアイテム・リージョンが含まれるページ間でアイテムをコピーまたは移動すると、コピーまたは移動したアイテムを公開するリージョンを選択するように要求されます。リージョンにわかりやすいラベルを付けると、選択するリージョンが明白になります。
リージョン名を変更するには、リージョン・タイプを指定する必要があります。つまり、アイテム、ポートレットまたはサブページ・リンクのいずれかのリージョンである必要があります。
リージョン名を変更するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、リージョンが配置されたページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」ヘッダーで、リージョンが配置されたページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
該当するリージョンの「リージョンの編集」アイコン(図10-7)をクリックします。
表示されたページで、「リージョン表示オプション」セクションに移動し、「表示名」フィールドに名前を入力します。
任意の最大4000文字を入力できます。
リージョン上部にあるバナーにリージョン名を表示する場合は、「リージョン・バナーを有効にする」を選択します。
「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。
リージョン・タイプは、関連するコンテンツのタイプのみを受け入れます。たとえば、ポートレット・リージョンにはポートレットのみ、アイテム・リージョンにはアイテムのみが追加できます。サブページ・リンク・リージョンには何も追加できません。サブページ・リンク・リージョンには、自動的に現在のページのサブページへのリンクが設定されます。タブ・リージョンには、別のタブを除いて何も追加できません。
ページに対して「管理」ページ権限を持っている場合は、未定義のリージョンにポートレットまたはアイテムを追加できます。コンテンツを未定義のリージョンに追加すると、そのリージョンは定義済になります。すなわち、ポートレットを追加した場合はポートレット・リージョンに、アイテムを追加した場合はアイテム・リージョンになります。
ページに対して「管理」ページ権限を持っていないユーザーは、コンテンツを未定義のリージョンに追加できません。このようなユーザーには、未定義のリージョンに編集コントロールが表示されません。このようなユーザーがコンテンツを追加できるようにするには、「管理」ページ権限を持っているユーザーが、アイテムまたはポートレットをリージョンに追加してリージョン・タイプを「アイテム」または「ポートレット」に変更するか、または明示的にリージョン・タイプを変更する必要があります。
ポートレットおよびアイテム・リージョンのリージョン・タイプは、リージョンが空の場合にのみ変更できます。サブページ・リンク・リージョンのリージョン・タイプの変更は、リージョンにサブページへのリンクがあるかないかにかかわらず、いつでも可能です。タブ・リージョンのリージョン・タイプは変更できません。Portalテンプレートのリージョンのタイプは、テンプレートに基づいたページにすでにそのリージョンのコンテンツが含まれている場合は変更できません。
リージョン・タイプを変更するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、変更するリージョンがあるページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、変更するリージョンがあるページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
変更するリージョンの「リージョンの編集」アイコン(図10-8)をクリックします。
表示されたページで、「リージョンのタイプ」セクションに移動し、「タイプ」ラジオ・グループから、次のいずれかを選択します。
未定義
ポートレット
アイテム
サブページ・リンク
注意: ラジオ・ボタンが表示されない場合は、リージョンにはすでにアイテム、ポートレットまたはタブが含まれているので、タイプを変更できません。タブを削除するか、またはアイテムまたはポートレットを削除して、もう一度実行してください。必要な権限を持っていて、リージョンが作業中のページに適用されているテンプレートに含まれていない場合は、いつでもサブページ・リンク・リージョンのタイプを変更できます。 「タブ」は、この項ではオプションではありません。タブ・リージョンは、ユーザーがタブを作成すると自動的に作成されるためです。タブ・リージョンのタイプは変更できません。 |
「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。
デフォルトでは、リージョンは使用可能な領域を均等に分け合います。たとえば、次の例ではページにリージョンが1つあります(図10-9)。
このリージョンの右側に別のリージョンを追加すると、各リージョンはページの幅の50パーセントを占めます(図10-10)。
リージョンが使用可能な領域を異なる大きさで使用する場合は、各リージョンの幅を明示的に設定できます。リージョンの幅を特定のピクセル数またはページの幅全体のパーセンテージに設定できます。ピクセルとパーセントのリージョンの幅を混合しないでください。
リージョンの高さを設定することもできます。リージョンの高さは常にピクセルで設定します。リージョンの高さを設定すると、最小の高さが確定します。コンテンツがリージョンの設定された高さを超える場合、リージョンはコンテンツに合せて拡張します。
リージョンの幅と高さが原因で、コンテンツが切り捨てられることはありません。どんな値を設定しても、リージョンは常にコンテンツに合せて拡張します。厳密なリージョンの比率がポータルにとって重要な場合は、リージョンに合せてコンテンツをサイズ変更する必要があります。
リージョンの高さと幅を変更するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、サイズ変更するリージョンがあるページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、サイズ変更するリージョンがあるページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
サイズ変更するリージョンの「リージョンの編集」アイコン(図10-11)をクリックします。
表示されたページで、「リージョン表示オプション」セクションに移動し、「幅」および「高さ」の値を入力または編集します。
「幅」フィールドに、リージョンの幅をピクセル(20などの数値)で入力するか、またはページの幅全体のパーセンテージ(20%などの数値とパーセント記号)で入力します。
注意: 入力する数値をピクセル数ではなくページ幅のパーセンテージとして解析されるようにする場合は、パーセント記号(%)を入力する必要があります。 |
「高さ」フィールドに、リージョンの高さをピクセルで入力します。
高さが宣言された空のリージョンは、編集モードでも表示モードでもその高さでレンダリングされます。リージョンの高さが指定されていない場合、表示モードでは空のリージョンが領域を占めることはありません。空のリージョンをページ上の他のリージョンとの間でスペーサとして使用する場合は、リージョンの高さを必ず指定してください。
「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。
一部のリージョンの幅をピクセルで指定し、同じページの他のリージョンの幅をパーセンテージで指定すると、ブラウザによってページの外観が若干異なる場合があります。
リージョンをできるだけ小さくしようとして高さまたは幅に「1」と入力しても、リージョンのコンテンツ全体を表示するためにリージョンは拡張します。
既存のリージョンの右側または左側に別のリージョンを追加すると、リージョンの幅は均等になるように自動的に再設定されます。たとえば、ページに幅が40%と60%の2つのリージョンが横に並んでいる場合、同じ並びに3つ目のリージョンを追加すると、すべてのリージョンの幅が33%に再設定されます。
図10-12のようなリージョンの構成があるとします。
この場合、リージョン1および3の幅に異なる値を設定しても、列の実際の幅はその列の最大幅のリージョンの幅になります。したがって、リージョン1の幅が40%、リージョン3の幅が20%の場合、ページを表示すると、リージョン1および3が含まれる列はページの幅の40%になります。
ピクセル数の幅が、パーセンテージの幅よりも優先されます。したがって、リージョン1の幅が40%、リージョン3の幅が200ピクセルの場合、ページを表示すると、リージョン1および3が含まれる列の幅は200ピクセルになります。
リージョン・バナーはリージョン幅の色の長方形で、ヘッダーが表示されます。リージョン・バナーは、ページ上の特定の領域に注意を引いたり、用途の特定に使用すると便利です。Oracle Portalでは、リージョンで使用できるバナーに次の2種類があります。
リージョン・バナー: リージョン上部に表示され、通常、わかりやすいリージョン名が表示されます(図10-13)。アイテム・リージョンとポートレット・リージョンのいずれも、このタイプのバナーを使用します。
グループ基準バナー: リージョン内の各アイテム・グループの上に表示され、グループに属するアイテム・タイプを分類します(図10-14)。アイテム・リージョンのみが、このタイプのバナーを使用します。
Oracle Portalでは、リージョンにこれらのバナーのどちらか一方を表示するのか、両方を表示するのかを指定できます。
バナーを表示または非表示にするには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、表示または非表示にするリージョン・バナーがあるページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、表示または非表示にするリージョン・バナーがあるページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
表示または非表示にするバナーがあるリージョンの「リージョンの編集」アイコン(図10-15)をクリックします。
表示されたページで、「リージョン表示オプション」セクションに移動します。
リージョン・バナーを表示するには、リージョンの表示名を入力し、「リージョン・バナーを有効にする」を選択します。リージョン・バナーは、リージョンに名前を指定した場合にのみ表示されます。
リージョン・バナーを非表示にするには、「リージョン・バナーを有効にする」チェック・ボックスの選択を解除します。リージョンの表示名は、編集モードでは表示されますが、表示モードでは表示されません。
「アイテム表示オプション」セクションに移動します(アイテム・リージョンの場合のみ)。
グループ基準バナーを表示するには、グループ化の基準を「グループ基準」ドロップダウン・リストから選択します。次の中から選択します。
なし: アイテムをグループ化しません。
カテゴリ: アイテムを割り当てられたカテゴリでグループ化します。
管理者: アイテムを管理者でグループ化します。
日付: アイテムを更新日でグループ化します。
基本アイテムタイプ: アイテムを基本アイテム・タイプでグループ化します。
次に、「バナーごとにグループを表示」チェック・ボックスを選択します。グループ基準バナーは、このチェック・ボックスを選択し、「なし」以外のグループ化オプションを選択した場合にのみ表示されます。
グループ基準バナーを非表示にするには、「バナーごとにグループを表示」チェック・ボックスの選択を解除します。
「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。
リージョン内に多数のアイテムやポートレットがある場合、複数の列にそれらを配置して空間を節約することもできます。1つのリージョンに含める列および行の数を指定できます。
リージョン内の列数を指定して行数を指定しない場合は、リージョン内のアイテムまたはポートレットの総数に合せて行数は動的に増加します。リージョン内の列数および行数を指定し、アイテム数が許容範囲のアイテム数を超える場合は、あふれたアイテムに合せて列数または行数を変更しないかぎり、それらのアイテムは表示されません。
たとえば、8つのアイテムがあり、2つの列と3つの行を指定した場合は、6つのアイテムのみが表示されます。他の2つは表示されません。表示されないアイテムは、失われたり削除されるのではなく、保持されます。行数を4に、または列数を3に変更すると、8つのすべてのアイテムが表示されます。
次の例は、同じリージョンを異なる列および行の数で示しています。
リージョン内の列と行の数を変更するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、該当するページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、該当するページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
該当するリージョンの「リージョンの編集」アイコン(図10-18)をクリックします。
表示されたページで、「リージョン表示オプション」セクションに移動し、「列の数」フィールドにリージョンの列数を入力します。
このフィールドを空白のままにすると、リージョンの列は1つになります。
「行数」フィールドに、リージョンの行数を入力します。
このフィールドを空白のままにすると、行数は不定になります。つまり、リージョンによって、リージョン・コンテンツを格納するのに必要な行数が指定されます。
「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。
ポータルの言語設定の要件に応じて、リージョン内のアイテムを明確に限定してまたは条件付きで揃えることができます。明確に限定する位置合せには、「左」、「中央」および「右」があります。条件付きの位置合せには、「開始」および「終了」があります。「開始」および「終了」は、双方向言語を使用するポータルと関連して機能します。右から左に読む言語の場合、「開始」はアイテムを右に、「終了」はアイテムを左に揃えます。左から右に読む言語の場合、「開始」はアイテムを左に、「終了」はアイテムを右側に揃えます。
図10-19は、異なるアイテムの位置設定を指定した同じリージョンを示しています。
リージョン内のアイテムの位置を変更するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、該当するページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、該当するページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
該当するリージョンの「リージョンの編集」アイコン(図10-20)をクリックします。
表示されたページで、「アイテム表示オプション」セクションに移動し、「アイテムの位置」リストからアイテムの位置を選択します。
次の中から選択します。
左: アイテムをリージョンの左端に揃えます。
中央: アイテムをリージョンの中央に揃えます。
右: アイテムをリージョンの右端に揃えます。
開始: ポータルの現在の言語の読む方向に従ってアイテムを揃えます。左から右に読む言語ではアイテムを左に、右から左に読む言語ではアイテムを右側に揃えます。
終了: ポータルの現在の言語の読む方向に従ってアイテムを揃えます。左から右に読む言語ではアイテムを右に、右から左に読む言語ではアイテムを左に揃えます。
「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。
サブページ・リンク・リージョンは、同じリージョンのプロパティの多くをアイテム・リージョンやポートレット・リージョンと共有しています。また、サブページ・リンク・リージョンには、タイプに固有のプロパティもいくつかあります。これらのプロパティを使用して、表示するサブページ・リンクのレベル数、各リンクとともに表示するサブページ・リンクの属性、ユーザーがページ階層を上に移動するためにクリックするアイコンを指定します。
この項では、サブページ・リンク・リージョンに固有のプロパティの設定方法について説明します。内容は次のとおりです。
これらのオプションは、リージョン・レベルに設定されます。その他のサブページ・リンクの表示オプションは、ページ・レベルにあります。詳細は、7.9項「サブページ・リンクの表示の定義」および13.6.8項「サブページへのリンクの表示」を参照してください。
ポータル内の情報の流れを制御できる様々な方法の中の1つに、サブページ・リンク・リージョンを構成してページ階層の公開するレベル数を増減する方法があります。サブページ・リンクの表示オプションを使用すると、サブページ・リンク・リージョンにサブページ・リンクの1レベルまたは2レベルのいずれかを表示するように指定できます。
表示するサブページ・リンクのレベル数を指定するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、サブページ・リンク・リージョンがあるページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、サブページ・リンク・リージョンがあるページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
サブページ・リンク・リージョンの「リージョンの編集」アイコン(図10-21)をクリックします。
表示されたページで、「ページ・レベル表示」セクションに移動し、次のいずれかを選択します。
1レベルのサブページを表示: 現行のページより階層的に下位の、1レベルのサブページにリンクします。
2レベルのサブページを表示: 現行のページより階層的に下位の、2レベルのサブページにリンクします。
必要に応じて、2レベルを表示することにした場合は、「第2レベル・サブページ間のセパレータ」フィールドに、第2レベルのリンクを互いに区切るための文字を指定します。たとえば、先頭に空白文字が付いたアスタリスクを指定すると、第2レベルのサブページは図10-22で示すように表示されます。
「適用」をクリックして変更を保存し、「リージョンの編集」ページにとどまるか、または「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。
サブページ・リンクの表示に加えて、サブページ・リンク・リージョンには、サブページ・リンクに関連する属性値も表示できます。これらの属性には、サブページ・アイコン、サブページの説明およびサブページのイメージ/反転イメージがあります。
サブページ・リンクの属性を表示するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、サブページ・リンク・リージョンがあるページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、サブページ・リンク・リージョンがあるページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
サブページ・リンク・リージョンの「リージョンの編集」アイコン(図10-23)をクリックします。
表示されたページで、「サブページ」セクションに移動し、次の属性のいずれかまたはすべてを選択します。
サブページのアイコンを表示: 第1レベルの各サブページ・リンクの横に、サブページのアイコン(図10-24)を表示します。
サブページの説明を表示: サブページの「説明」属性の内容を表示します。
サブページのイメージおよびロールオーバー・イメージを表示: ページ名のかわりにイメージ/反転イメージを表示します。
イメージおよび(オプション)反転イメージは、サブページの作成(または編集)時に指定されます。ページを表すイメージおよび反転イメージの詳細は、7.7項「ページを表すイメージの指定」を参照してください。
このオプションを選択する場合は、「サブページのアイコンを表示」属性の選択を解除することを検討してください。
「適用」をクリックして変更を保存し、「リージョンの編集」ページにとどまるか、または「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。
サブページ・リンク・リージョンでは、ユーザーがページ階層を上に移動するためにクリックできるイメージの表示/非表示を選択できます。このようなイメージを表示することにした場合は、デフォルトのイメージ(図10-25)を表示するか、独自のイメージを指定するかを選択できます。
この項で説明するオプションを使用すると、イメージを表示または非表示にでき、デフォルト以外のイメージを選択できます。
ナビゲーション・イメージの値を設定するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、サブページ・リンク・リージョンがあるページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、サブページ・リンク・リージョンがあるページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
サブページ・リンク・リージョンの「リージョンの編集」アイコン(図10-26)をクリックします。
「リージョンの編集」ページの「メイン」タブで、「イメージ」セクションに移動し、次のイメージ・オプションのいずれかを選択します。
イメージなし: ナビゲーション・イメージを表示しません。
デフォルト・イメージ: デフォルトのナビゲーション・イメージ(図10-25を参照)を表示します。
イメージ: ユーザー指定のナビゲーション・イメージを表示します。
最初のフィールドで、「ブラウズ」ボタンをクリックして、ファイル・システムのファイルを見つけ、選択します。
または
2番目のフィールドで、Web上のイメージのURLとファイル名を入力するか、Oracle Portalにすでにアップロードされているイメージの内部名(1655.gif
など)を入力します。イメージの内部名を取得するには、ポータルでイメージを右クリックして表示されたメニューから「プロパティ」を選択します。
アイテム・バージョニングを使用し、常に現行のバージョンのイメージを表示する場合は、内部ファイル名ではなくイメージの永続URLを使用します。永続URLは、常にイメージの最新バージョンを取得します。詳細は、14.12.4項「イメージおよびアイテムのバージョニング」を参照してください。
「適用」をクリックして変更を保存し、「リージョンの編集」ページにとどまるか、または「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。
アイテムに一般的に関連付けられる属性の1つは、「イメージ」属性です。このイメージは、アイテム自体ではなくアイテムに関連付けられたイメージです。たとえば、特定のトピックを対象にしたり、特定のイベントに関連する特定のソースのアイテムに関連付けるアイコンなどです。
このイメージの表示サイズは、リージョン表示オプションを使用して制御できます。たとえば、アイテムに関連付けるイメージをアップロードし、そのサイズを小さくしてアイテム・アイコン(図10-27)にすることができます。リージョン内のアイテムごとに異なるイメージをアップロードして、1つの操作で統一サイズ(高さおよび幅)をこのようなイメージすべてに対して設定できます。
使用する予定のイメージを試してみることができます。イメージには、指定した高さおよび幅に比べて元のサイズが大きいまたは小さい場合に、表示がつぶれたり伸びたりするものがあります。高さおよび幅の値をいろいろと試してください。つぶれたり伸びたりするイメージは、正しい値の比率になります。
アイコンの高さおよび幅のオプションは、アイテム・リージョンでのみ使用できます。
アイテム・アイコンに統一サイズ(高さおよび幅)を設定するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、アイテムが配置されたページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、アイテムが配置されたページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
アイテムが配置されたリージョンの「リージョンの編集」アイコン(図10-28)をクリックします。
表示されたページで、「アイテム表示オプション」セクションに移動し、「アイテム・アイコンの高さ」フィールドにアイテム・アイコンの高さを(ピクセルで)入力します。
「アイテム・アイコンの幅」フィールドに、アイテム・アイコンの幅を(ピクセルで)入力します。
「適用」をクリックして変更を保存し、「リージョンの編集」ページにとどまるか、または「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。
通常、コンテンツをリージョンに追加するときに、そのコンテンツに関する情報も属性フィールドに入力します。リージョンのプロパティによって、コンテンツとともに表示する属性を指定するか、またはレイアウト、ルック・アンド・フィールおよびリージョンに表示する情報を定義するHTMLコンテンツ・レイアウト・テンプレートを選択できます。HTMLコンテンツ・レイアウトの詳細は、12.3.2項「HTMLを使用したリージョン・コンテンツのレイアウトと外観の定義」を参照してください。この項では、表示する属性を指定する方法について説明します。
たとえば、デフォルトでは、アイテム・リージョンには、リージョン内のアイテムごとに「リンク - イメージ」、「表示名」、「関連ファンクション」、「説明」、「アイテムコンテンツ」の各属性が表示されます。一部のリージョンで、さらに情報を設定する必要がある場合があります。たとえば、「文書サイズ」、「有効期限日」、または独自のコンテンツに固有のカスタム属性を含めたい場合などです。一部のリージョンでは、それほど情報を設定する必要がない場合があります。たとえば、アイテムの説明を含めないように選択する場合などです。
「ポートレット・コンテンツ」属性および「アイテムコンテンツ」属性は、デフォルトでは常に選択されています。これらの属性は、ポートレットまたはアイテムの実際のコンテンツを表します。これらの属性が「表示する属性」リストから削除されると、そのポートレットまたはアイテムはリージョンに表示されません。
アイテム・リージョンまたはポートレット・リージョンに表示される属性を変更するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、編集するページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、編集するページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
編集するリージョンの「リージョンの編集」アイコン(図10-28)をクリックします。
「属性」タブをクリックして、前面に表示します。
「属性の選択」ラジオ・ボタンを選択します。
属性をリージョンに追加するには、「使用可能な属性」リストで属性を選択し、「表示する属性」リストを指す「移動」アイコンをクリックします。
「表示する属性」リストの右側のボタン群を使用して、属性の表示順序を並び替えます。
たとえば、「説明」属性を最初に表示する場合は、「表示する属性」リストで「説明」を選択し、「一番上に移動」アイコンをクリックしてリストの一番上に移動します。
「空白行」、「空白」、「強制空白行」、「強制スペース」の各属性を使用して、リージョン属性のレイアウトを制御します。
これらの属性を必要な数だけ追加します。これらの属性は次のルールに従って表示されます。
空白行: 指定したとおり属性と属性の間に空白行が挿入されます。ただし、後続の属性に値がない場合を除きます。その場合、「空白行」属性は、不要な空白を省くため無視されます。
強制空白行: 後続の属性の値の有無に関係なく、指定したとおり属性と属性の間に空白行が挿入されます。
空白: 指定したとおり属性と属性の間に空白が挿入されます。ただし、後続の属性に値がない場合を除きます。その場合、「空白」属性は、不要な空白を省くため無視されます。
強制スペース: 後続の属性の値の有無に関係なく、指定したとおり属性と属性の間に空白が挿入されます。
属性をリージョンから削除するには、「表示する属性」リストで属性を選択し、「使用可能な属性」リストを指す「移動」アイコンをクリックします。
「適用」をクリックして変更を保存します。
「閉じる」をクリックして、ページに戻ります。
属性に値がない場合、その属性は「表示する属性」リストに移動されていてもリージョンには表示されません。たとえば、「説明」属性を「表示する属性」リストに移動し、アイテムの追加または編集時にそのアイテムの説明を入力しなかった場合、「説明」属性はアイテムの横に表示されません。
ただし、リージョンに表示される属性にかかわらず、「Portalスマート・リンク」、「オブジェクトのリスト」などのナビゲーション・アイテム・タイプには、「アイテムコンテンツ」および「表示名」(または「検索ラベル」などの表示名の一種)以外の属性が表示されません。「表示する属性」リストから「アイテムコンテンツ」または「表示名」を削除しても、ナビゲーション・アイテム・タイプでは「アイテムコンテンツ」や「表示名」を引き続き表示します。
アイテム・タイプの手掛かりが一目でわかるように、ページにはアイテムの横にMIMEタイプ・イメージを表示できます。たとえば、Microsoft WordのMIMEタイプ・イメージはWord文書のアイコンを小さくしたものです。これは、ページにアップロードされたすべてのMicrosoft Word文書の横に表示されます。他の属性の前にMIMEタイプ・イメージを表示する(推奨)には、「表示する属性」リストで「アイテム・タイプ・アイコン」を選択し、「一番上に移動」アイコンをクリックします。
「リンク - イメージおよび表示名」属性が選択されたリージョンに表示するページ・リンク・アイテムを選択し、ページ・リンク・アイテムの表示名ではなくイメージを指定した場合は、アップグレード後に、「リンク - イメージおよび表示名」属性は元のアップロードされたイメージとともにターゲット・ページのタイトルとしてレンダリングされます。この結果が望ましくない場合は、影響を受けるリージョンの「リンク - イメージまたは表示名」属性を選択します。これにより、イメージのみが表示されます。
ポータル・コンテンツが時間に敏感で多岐にわたり、その内容の専門家によって綿密に分類されるときや、特定の機能上の分野(プレゼンテーション、アーカイブ、記事など)に簡単に分けられるときに、日付、カテゴリ、管理者またはアイテム・タイプによってグループ化すると便利なことがわかる場合があります。ユーザーが特定のページを確実に見つけることに払われる注意の対象は、ユーザーが特定のコンテンツを確実に見つけることにまで広げることができます。これを実行する方法の1つに、コンテンツのグループ化があります。Oracle Portalでは、次の基準でリージョン・コンテンツをグループ化できます。
カテゴリ
管理者
日付
基本アイテム・タイプ
コンテンツのグループ化は、アイテム・リージョンでのみ使用できます。
図10-30は、最初にアイテム・タイプでグループ化し、次にカテゴリでグループ化した同じリージョンを示しています。
リージョン内のアイテムをグループ化するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、リージョンが配置されたページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、リージョンが配置されたページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
該当するリージョンの「リージョンの編集」アイコン(図10-31)をクリックします。
表示されたページで、「アイテム表示オプション」セクションに移動し、「グループ基準」ドロップダウン・リストから次のグループ化基準のいずれかを選択します。
なし: アイテムをグループ化しません。
カテゴリ: アイテムをカテゴリでグループ化します。
管理者: アイテムを管理者でグループ化します。
「管理者」グループは、アイテムをアップロードしたユーザー(管理者)のユーザー名のアルファベット順に並べられます。
日付: アイテムを作成日でグループ化します。
「日付」グループは、最も古いものから最新のものの順に並べられます。
基本アイテムタイプ: アイテムを基本アイテム・タイプでグループ化します。
たとえば、「ベース・ファイル」、「ベース・テキスト」、「ベース・イメージ」などがあります。
「バナーごとにグループを表示」を選択して、各グループにバナーを表示します(図10-30)。
バナー・テキストは、グループ化の基準に関連付けられた値から生成されます。たとえば、管理者でグループ化した場合、バナー・テキストは管理者の名前になります。アイテム・タイプでグループ化した場合、バナー・テキストはシンプル・ファイルやZipファイルなどのアイテム・タイプの名前になります。
「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。
グループ化の基準は、グループ基準バナーに表示されます。ほとんどのグループ化の基準の場合、グループ化の基準はリンクとして表示され、クリックすると、カテゴリ、管理者、作成日、基本アイテム・タイプなどのすべてのアイテムが検索されます。基準には、ログイン/ログアウト・リンクなど、検索に適さないものがあります。グループ化の基準が検索に適していない場合は、グループ基準バナーでリンクとしてレンダリングされません。
グループ化の他に、Oracle Portalにはソートがあります。グループ化はアイテムをひとまとめにする方法を決定しますが、ソートはそれぞれのまとまりを表示する順序を決定します。アイテムがグループ化されていない場合は、ソートによってリージョン内のすべてのアイテムの表示順序が決定されます。詳細は、次の項を参照してください。
リージョン内にアイテムを表示する順序を指定できます。アイテムを「グループ基準」オプションを使用してグループ化する場合は、指定したソート順序によって各グループ内でのアイテムの順序が決定されます。アイテムを「グループ基準」オプションを使用してグループ化しない場合は、指定したソート順序によってリージョン内でのアイテムの順序が決定されます。アイテムの順序オプションは、アイテム・リージョンでのみ使用できます。
リージョン内のアイテムの表示順序を指定するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、ソートされるアイテムが配置されたページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、ソートされるアイテムが配置されたページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
ソートされるアイテムが配置されたリージョンの「リージョンの編集」アイコン(図10-32)をクリックします。
表示されたページで、「アイテム表示オプション」セクションに移動し、「ソート基準」リストから次のオプションのいずれかを選択します。
デフォルト: アイテムをソートしません。
このオプションを選択すると、アイテムは自動的にソートされません。アイテムは、リージョンに明示的に配置された状態に従って配置されます。ユーザーは、ページ編集モードのリージョン・バナーで使用できる「配置」オプションを使用して、アイテムを好きなように配置できます。「配置」オプションは、他のソート・オプションが選択されると表示されません。
タイトル: アイテムを表示名のアルファベット順に並べます。
サイズ: アイテムをサイズ順に並べます。
このオプションは、ファイル・アイテム、イメージ・アイテムおよび他のファイルに基づいたアイテムに対して機能します。他のアイテム・タイプには、サイズは関連付けられていません。
リージョン内のアイテムを表示名(「タイトル」の場合)またはサイズの順序に並べることにした場合、「アイテムの配置」アイコンがリージョンのツールバー(ページ編集モード)に表示されないため、リージョン内のアイテムの順序を手動で変更できません。
「ソート順序」リストで、次のいずれかを選択します。
昇順: アイテムをA〜Zの順(「タイトル」の場合)、または最小から最大の順(「サイズ」の場合)に並べます。
降順: アイテムをZ〜Aの順(「タイトル」の場合)、または最大から最小の順(「サイズ」の場合)に並べます。
「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。
ポートレットのヘッダーおよび境界線の表示を選択することには様々な理由があります。大きなポートレットが占めるリージョンでは、ポートレットを互いに区別する方法が必要になります。また、わかりやすい表示名を割り当てて公開することでポートレットの特定の用途を強調表示したり、複数のポートレットに提供されるコントロール(「パーソナライズ」リンクなどの)を公開することが必要になる場合もあります。どのような理由でも、ポートレットのヘッダーおよび境界線を表示または非表示にすることは単純なことです。
ポートレットのヘッダーは、ポートレット上部のカラー・バナーから成り、ポートレットの表示名と表示可能なリンク(10.2.13項を参照)が移入されています。ポートレットの境界線は、ヘッダーの色と同じ細線でポートレットの輪郭を描きます。
図10-33は、最初にポートレットのヘッダーと境界線を表示した状態、次に非表示にした状態の同じリージョンを示しています。
ポートレット・ヘッダーには「パーソナライズ」リンクが含まれているため、ヘッダーを非表示にすると、ユーザーはこのリンクにアクセスすることもリージョン内のポートレットをパーソナライズすることもできなくなります。権限が付与されたユーザーは、ページを編集するときに、今までどおりポートレットのデフォルト値を編集できます。
ポートレットのヘッダーまたは境界線を表示または非表示にすると、リージョン内のすべてのポートレットが影響を受けます。リージョン内の個々のポートレットのヘッダーや境界線を制御することはできません。ただし、1つのリージョンでポートレットのヘッダーや境界線を表示し、別のリージョンで非表示にすることはできます。
ポートレットのヘッダーおよび境界線のオプションは、ポートレット・リージョンでのみ使用できます。
ポートレットのヘッダーまたは境界線を表示または非表示にするには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、ポートレット・リージョンが配置されたページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、ポートレット・リージョンが配置されたページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
該当するポートレット・リージョンの「リージョンの編集」アイコン(図10-34)をクリックします。
表示されたページで、「ポートレット表示オプション」セクションに移動し、ポートレットのヘッダーおよび境界線のプリファレンスを指定します。
次の中から選択します。
「ポートレット・ヘッダーを表示」を選択して、ポートレットの表示名とすべての使用可能で有効なリンクおよびアイコン(10.2.13項を参照)を含むカラー・バナーを表示します。このオプションの選択を解除したままにすると、ポートレット・ヘッダーとその関連のリンクおよびアイコンは表示されません。
「ポートレットの境界線を表示」を選択して、リージョン内のポートレットの周囲にポートレット・ヘッダーと同じ色の細線を表示します。このオプションの選択を解除したままにすると、ポートレットの境界線は表示されません。
「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。
サード・パーティに加えてOracle Portalを介して提供されるポートレットの多くは、ポートレットのパーソナライズ、ポートレットに対する特別なリフレッシュの実行、ポートレットのヘルプの呼出しなどの操作について、個別のコントロールが組み込まれています。ポートレット・ヘッダーを表示する場合(10.2.12項を参照)は、ポートレットのコントロールをリージョンの各ポートレット・ヘッダーに表示または非表示にすることができます。
使用できるコントロールは、ポートレットの作成時に組み込まれたコントロールのタイプによって異なります。リージョンのプロパティを編集するときにすべてのコントロール・オプションを選択しても、ポートレットに固有のコントロールしか表示されません。たとえば、「ヘルプ」リンクをポートレット・ヘッダーに公開することにしたとします。ポートレットを作成した開発者がポートレットのヘルプを指定した場合、「ヘルプ」リンクは表示されます。開発者がヘルプを指定しなかった場合は、リージョンのプロパティで表示の選択をしてもリンクは表示されません。
リージョンのプロパティを編集してポートレット・ヘッダー・リンクを表示または非表示にすると、リージョン内のすべてのポートレットが影響を受けます。ポートレット・ヘッダー・リンクの表示はリージョン・レベルで制御されます。あるポートレットにはリンクを表示し、他のポートレットにはリンクを表示しない場合は、リンクが公開される一方のリージョンには表示ポートレットを配置し、リンクが表示されない別のリージョンには非表示ポートレットを配置することができます。
リンクのオプションは次のとおりです。
削除: ページのユーザー個人用ビューからポートレットを削除します。
注意: ユーザーがページの個人用ビューからポートレットを削除するときと、ビューのポートレットを非表示にするときは同じです。(詳細は、15.4項「ポートレットの非表示および表示」を参照してください。)いずれの場合も、ページをパーソナライズしてポートレットの「表示」操作を選択すると、ユーザーはポートレットを復元できます。これを考慮して、「削除」ヘッダー・リンクがあるポートレットを含むページには、削除されたポートレットをユーザーが復元できるように「パーソナライズ」リンクも組み込む必要があります。 |
ポートレットにヘルプ・テキストおよび情報テキストを指定する方法は、Oracle Technology Networkの「Oracle Portal」セクション(http://www.oracle.com/technology/products/ias/portal/portlet_development_10g1014.html
)にある「Portal Developer Kit」を参照してください。
ポートレット・ヘッダーを表示しない場合(10.2.12項を参照)は、表示のチェック・ボックスを選択していても、この項で説明したリンクは表示されません。ポートレット・ヘッダー・リンクのオプションは、ポートレット・リージョンでのみ使用できます。
ポートレット・ヘッダー・リンクを表示または非表示にするには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、ポートレットが配置されたページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、ポートレットが配置されたページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
ポートレットが配置されたリージョンの「リージョンの編集」アイコン(図10-35)をクリックします。
表示されたページで、「ポートレット表示オプション」セクションに移動し、次のいずれかを選択します。
「ポートレット・ヘッダーを表示」を選択した後、表示するポートレット・ヘッダー・リンクを選択して、ポートレット・ヘッダーを表示します。
「ポートレット・ヘッダーを表示」チェック・ボックスの選択を解除して、ポートレット・ヘッダーを非表示にします。ポートレット・ヘッダーが表示されないときは、選択に関係なくリンクは表示されません。
「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。
ポータルページのレイアウトの設計時に、リージョン内でのオブジェクトの間隔を厳格に制御することが必要になる場合があります。Oracle Portalでは、リージョン表示オプションを使用してこのような制御を実行できます。これらのオプションを使用して、リージョン内のポートレットとアイテムの間およびその周囲にレンダリングされる空白の幅を変更できます。
図10-36は、ポートレットの間隔が異なる同じリージョンを示しています。最初の例では、ポートレットの周囲の間隔は4ピクセルに、ポートレットの間隔は6に設定されています。2つ目の例では、ポートレットの周囲の間隔が10ピクセルに変更されています。最後の例では、ポートレット間の間隔が15ピクセルに変更されています。
アイテムおよびポートレットの間隔を変更するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、リージョンが配置されたページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、リージョンが配置されたページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
該当するリージョンの「リージョンの編集」アイコン(図10-37)をクリックします。
表示されたページで、「リージョン表示オプション」セクションに移動し、「ポートレット間スペース」フィールドまたは「アイテム間のスペース」フィールドに値を(ピクセルで)入力します。
「ポートレット周囲スペース」フィールドまたは「アイテム周囲のスペース」フィールドに値を(ピクセルで)入力します。