この項では、ページの表示方法や、ページを表示する際に使用できる他の操作について説明します。ここで説明する操作を実行するには、Oracle Portalにログインする必要があります。
ページには、「ログイン」リンク(アイコン)または「ログイン」ポートレットが表示されます。Oracle Portalにログインするには、次のいずれかの手順を実行します。
「ログイン」リンク(またはアイコン)をクリックして、ユーザー名とパスワードを入力します。
「ログイン」ポートレットを使用して、ユーザー名とパスワードを入力します。
ユーザー名またはパスワードが不明な場合は、ポータルの管理者へ問い合せてください。
Oracle Portalにログインしている場合、「表示」以上の権限を持っているページを表示できます。Oracle Portalにログインしていない場合、パブリック・ユーザーが使用できるページのみを表示できます。
ページを表示するときは、閲覧することを承認されたコンテンツのみが表示されます。
ページを表示するには、次の手順を実行します。
ブラウザの「アドレス」または「場所」フィールドで、ページのURLを指定します。URLは、次のようになります。
http://portalmachine:1000/myportal/page/mydad/myPageGroup/mypage
ページのURLが不明な場合は、ホームページのナビゲーション・ツールを使用してページにアクセスできます。
対象のページが表示されない場合は、そのページに対する適切なアクセス権限を持っていない可能性があります。
ページに「リフレッシュ」リンクが含まれている場合は、そのリンクをクリックすると、ページが再生成されて最新のページが表示されます。
注意: ページに対して「コンテンツの管理」または「承認付きアイテムの管理」以上の権限を持つページ設計者は、「リフレッシュ」リンクを追加できます。13.6.6項「「Portalスマート・リンク」アイテムの追加」を参照してください。 |
ポートレットのヘッダーに「リフレッシュ」アイコンが含まれる場合、ページ全体をリフレッシュすることなくポートレット・コンテンツのみをリフレッシュできます。10.2項「リージョン表示オプションの構成」を参照してください。
ページ上のアイテムの横に「新規」アイコンが表示されている場合、「新規」をクリックすると、ページ・グループに新しく作成されたすべてのアイテムを一覧表示できます。5.5.4項「「新規」および「更新済」アイコンの表示」を参照してください。
Oracle Portalでは、Portalオブジェクトにアクセスする場合や、Portalオブジェクトをブックマークする場合に、パスベースのURLと永続URLという2つのタイプのURLを使用します。
パスベースのURL
パスベースのURLでは、Portalを通じて特定のオブジェクトに至るまでのパスを指定します。これは、わかりやすいURL形式ですが、Portalオブジェクトの名前を含むため、パス内のいずれかのオブジェクト名が変更されるとそのURLは無効になります。
たとえば、任意のアイテムに移動してブラウザのアドレス・バーを確認すると、パスベースのURLの書式は次のようになっています。
http://<host>:<port>/portal/page/<dad>[/lang-<language>][/ver-<version>]/<page_group_name>/<page_path>/<item_name>
このURL書式の詳細は、付録C「Oracle PortalでのURLの構成」を参照してください。
次に、パスベースのURLの例を示します。
ページ・グループMyPageGroup
のトップ・レベル・ページ(mypage
)にアクセスするURL
http://mymachine.mycompany.com:5000/portal/page/mydad/MyPageGroup/mypage
page1
上にある現行の英語バージョンのmyDocument.htm
にアクセスするURL
http://mymachine.mycompany.com:5000/portal/page/mydad/lang-en/MyPageGroup/ mypage/page1/myDocument.htm
第3の英語バージョンのmyDocument.htm
にアクセスするURL
http://mymachine.mycompany.com:5000/portal/page/mydad/lang-en/ver-3/ MyPageGroup/mypage/page1/myDocument.htm
下書きまたは保留中のバージョンのmyDocument.htm
にアクセスするURL
http://mymachine.mycompany.com:5000/portal/page/mydad/lang-en/ver-STAGE/ MyPageGroup/mypage/page1/myDocument.htm
永続URL
永続URLでは、グローバル一意識別子(GUID)を使用してPortalオブジェクトを指定します。オブジェクトのGUIDは変更されないため、オブジェクト名が変化してもURLは常に有効です。
アイテムの永続URLの書式は、次のとおりです。
http://<host>:<port>/portal/page/<dad>[/lang-<language>][/ver-<version>]/<item_guid>
たとえば、A47D41ECA23648A9E030007F0100118AというGUIDを持つ英語バージョンのページにアクセスするには、次のURLを使用します。
http://mymachine.mycompany.com:5000/portal/page/mydad/lang-en/ A47D41ECA23648A9E030007F0100118A
このURL書式の詳細は、付録C「Oracle PortalでのURLの構成」を参照してください。
クリックされた永続リンクは、Oracle PortalによってパスベースのURLに変換されます。そのため、ブラウザのアドレス・バーには、常にパスベースのURLが表示されます。
ページ設計者は、特定のリージョンのオブジェクト・リンクに使用するURL書式を制御できます。詳細は、14.2.6項「アイテムURLの構成の指定」を参照してください。リンクを右クリックしてそのターゲット・アドレスをコピーし、コピーしたリンクをブラウザのアドレス・バーに貼り付けることでURL書式を判別できます。
ホームページは、Oracle Portalにログインしたとき、または「ホーム」リンクやアイコンをクリックしたときに最初に表示されるページです。ページに「アカウント情報」リンクが表示されている場合は、独自のホームページを選択できます。
たとえば、ページ設計者の場合、「構築」タブ(Portalビルダー)をログイン時に最初に表示されるページとして設定することが可能です。
ホームページを変更するには、次の手順を実行します。
「アカウント情報」をクリックします。
「デフォルト・ホームページ」フィールドの横の「リスト」アイコンをクリックし、選択するページのリストを表示します。
このフィールドには値を入力できません。ポップアップ・リストからいずれかを選択してください。
ホームページとして設定するページの横の「オブジェクトを戻す」をクリックします。
「OK」をクリックします。
注意: この設定を削除するには、「リセット」をクリックします。 |
ヒント: ホームページが正しく設定されたことを確認するには、Oracle Portalからログアウトして、再度ログインします。ログインしなおすと、指定したページがホームページになっています。 |
モバイル・デバイスでPortalにアクセスできる場合、モバイル・デバイスからOracle Portalにアクセスしたときに表示されるホームページを指定できます。モバイル・ホームページは、デスクトップ・ホームページとは無関係です。
モバイル・ホームページを変更するには、次の手順を実行します。
「アカウント情報」をクリックします。
「デフォルト・モバイル・ホームページ」フィールドの横の「リスト」アイコンをクリックし、選択するページのリストを表示します。
このフィールドには値を入力できません。表示されるリストから値を1つ選択します。このリストに表示されるページはすべてモバイル・ページです。
注意: 「デフォルト・モバイル・ホームページ」フィールドが表示されない場合は、Portalでモバイル・アクセスが有効になっていません。9.1項「Oracle Portalでのモバイルのサポート」も参照してください。 |
モバイル・デバイスからOracle Portalにアクセスするときのホームページとして設定するページの横の「オブジェクトを戻す」をクリックします。
「OK」をクリックします。
注意: この設定を削除するには、「リセット」をクリックします。 |
セキュリティ上の理由から、OracleAS Single Sign-On Server管理者によって指定された一定の日数が経過すると、パスワードの有効期限が切れます。パスワードの有効期限日が近づくと、パスワードを変更するよう要求されます。
他のユーザーにパスワードを知られたと思ったら、すぐに変更してください。
パスワードを忘れた場合は、OracleAS Single Sign-On Server管理者にパスワードを再設定するよう依頼してください。
注意: ここで行ったパスワードの変更は、Oracle Portalだけでなく、ユーザーがアクセスするすべてのOracleAS Single Sign-On Serverアプリケーションに影響を与えます。 |
有効期限日の前までにパスワードを変更しないと、OracleAS Single Sign-On Server管理者がパスワードを再設定するまでログインできなくなります。
パスワードを変更するには、次の手順を実行します。
「アカウント情報」をクリックします。
「アカウント情報の編集」ページの右上隅にある「パスワードの変更」をクリックします。
「現在のパスワード」フィールドに、現在のログインに使用しているパスワードを入力します。
「新規パスワード」フィールドに、新しいパスワードを入力します。「新規パスワード(確認)」フィールドに同じパスワードを入力して、入力したパスワードが正しいことを確認します。
注意: 自分が覚えやすく、他のユーザーにはわかりにくいパスワードを選択してください。パスワードとして使用できる文字列には制約があります。たとえば、パスワードの最少文字数が制限されている場合や、数値を最低1つは必要とする場合があります。パスワードの変更が困難な場合は、OracleAS Single Sign-On Server管理者またはPortal管理者に問い合せてください。 |
「OK」をクリックして「アカウント情報の編集」ページに戻ります。
「OK」をクリックして、ホームページに戻ります。
次回のログイン時には、新しいパスワードを使用します。
スタイルにより、Portalページで使用される色とフォントが制御されます。ページに「アカウント情報」リンクが表示されている場合は、デフォルトのページ・スタイルを任意に指定できます。
ページを作成するときにページ設計者は、ページ・スタイルを適用するか、または個々のユーザーが自分でスタイルを作成できるようにするかを選択できます。11.8項「スタイルの適用」を参照してください。表示されるページが個別のページ・スタイルに対応している場合、「アカウント情報」リンクを通じて選択したページ・スタイルが適用されます。
デフォルトのページ・スタイルを変更するには、次の手順を実行します。
「アカウント情報」をクリックします。
リストから「デフォルト・スタイル」を選択します。
「OK」をクリックします。
デフォルトのスタイルを指定しない場合、デフォルト・グループのスタイルが使用されます。デフォルト・グループがない場合、またはグループのデフォルト・スタイルが設定されていない場合は、システムのデフォルト・スタイルが使用されます。第11章「色とフォントに関する作業」も参照してください。
Portalコンテンツを特定の言語で表示するには、対象言語でOracle Portalにログインするか、「言語の設定」ポートレットを使用して現在の言語を変更する必要があります。
注意: 必要な言語が表示されていない場合は、Portal管理者に連絡してください。場合によってはOracle Fusion Middleware管理者ガイド for Oracle Portalの説明に従って言語をインストールする必要があります。 |
指定の言語に翻訳されたコンテンツがPortalに含まれる場合、そのコンテンツがページに表示されます。指定の言語に翻訳されていないコンテンツは、デフォルト言語(ページ・グループが最初に作成されたときの言語)で表示されます。
翻訳されたコンテンツの検索
Oracle Portalを検索する場合、特定のアイテムの検索結果として返されるのは、ただ1つの翻訳です。複数の異なる翻訳が検索基準にすべて一致しても、それらは検索結果には表示されません。現在の言語に翻訳されたコンテンツが存在する場合、そのコンテンツが最初に返されます。現在の言語で一致するコンテンツが存在しない場合、デフォルト言語のコンテンツで一致するものがあれば、そのコンテンツが返されます。