このレッスンでは、シングルインスタンス・データベースをグループに追加する方法を説明します。シングルインスタンス・データベースをグループに追加すると、データベースの可用性を高めることができます。データベースが現在実行されているノードがオフラインになった場合や障害が発生した場合に、そのデータベースは残っているクラスタ・ノード上で再起動されます。
このレッスンでは、第5章で作成したサンプル・データベースを、第3章で作成した「FsTutorial」グループに追加します。
リソースをグループに追加ウィザードによって、手順どおりにデータベースをグループに追加できます。このページでは、(まだ選択していなければ)「Oracle Database」を選択して、「グループ名」メニューから「FsTutorial」グループを選択します。
「次へ」をクリックします。
通常、「サービス名」、「インスタンス名」、「データベース名」および「パラメータ・ファイル」フィールドは自動的に指定されます。ただし、パラメータ・ファイル・ディスクがデータベース・インスタンスと同じノードにない場合は、データベース名は入力されません。この場合は、「データベース名」フィールドにデータベース名を入力します。
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このページでは、Oracle Services for MSCSが、データベースのパスワード・ファイルを各クラスタ・ノード上で作成するかどうかを選択します。Oracle Services for MSCSを使用しない場合は、各クラスタ・ノード上にパスワード・ファイルを作成します。この場合、データベースにアクセスするデータベース管理者はORA_DBA
またはORA_
SID
_DBA
のWindowsオペレーティング・システム・ユーザー・グループのメンバーであることが必要です。データベースの常駐先のノードからのみデータベース管理作業を実行できます。Recovery Managerのようなアプリケーションはクラスタ以外のノードからデータベースにアクセスできません。
このレッスンでは、Oracle Services for MSCSでパスワード・ファイルを作成するように指定します。はい、パスワード・ファイルを作成しますオプションを選択し、SYSアカウントのパスワードを入力および確認します。
データベースに対して選択したプロパティを確認するよう求められます。プロパティが正しい場合は、「OK」をクリックします。間違いがある場合は、「取消」をクリックしてから「戻る」をクリックし、プロパティを変更します。