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Oracle® Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B65039-01
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9 Oracle Universal Records Managementの構成

この章では、Oracle Universal Records Management (Oracle URM)をOracle WebLogic Serverドメインで構成する方法について、次のトピックで説明します。

9.1 Oracle URM構成の完了

インストールおよび起動後にOracle URMのURLに移動すると、インストール後の構成ページが表示されます。第9.1.1項「Oracle URMコンポーネントの有効化」を参照してください。このページを完了し「送信」ボタンをクリックした後、Oracle URMを再起動する必要があります。第10.3項「管理対象サーバーの再起動」を参照してください。最小のデフォルト・インストール・レベルでインストールされます。

Oracle URMは再起動し、アラートが表示されます。アラート・テキストをクリックすると「レコード管理の設定チェックリスト」が表示され、Oracle URMの必要なインストール・レベルを設定できます。インストール・レベルの設定の詳細は、第9.1.1項「Oracle URMコンポーネントの有効化」を参照してください。インストール・レベルを変更する場合は、Oracle URMの管理対象サーバーを再起動し、索引を再構築する必要があります。索引の再構築の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Content Serverシステム管理者ガイドの検索索引の使用に関する項を参照してください。

インストール・レベルの構成後、設定チェックリスト・ページでその他の項目を構成できます。詳細は、第9.1.2項「Oracle URMの設定チェックリストの完了」を参照してください。

9.1.1 Oracle URMコンポーネントの有効化

有効な機能ページでは、有効化して使用するOracle URMコンポーネントを決定します。

install_config.gifの説明が続きます
画像install_config.gifの説明

ページの説明では、表示されるすべてのオプションを説明しています。


注意:

Oracle URMでOracle WebCenterを使用している場合は、WebCenterConfigureが有効化され、変換テンプレートをチェックインできるようになった後に、DODコンポーネントを有効化します。

最初にDODコンポーネントを有効化する場合は、WebCenterConfigureによって作成されたドキュメントに適合するルールを作成し、デフォルトのカテゴリを割り当てることができます。カテゴリはコンテンツIDを基にすることができます。詳細は、Oracle Fusion Middleware Universal Records Managementセットアップ・ガイドのワークフローの設定に関する項を参照してください。


選択した後、または構成オプションを変更した(たとえば、ベースラインから分類済に切替え)場合は、第10.3項「管理対象サーバーの再起動」の手順に従ってOracle Universal Records Managementを再起動し、Oracle Content Serverの索引を再構築します。索引の再構築の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Content Serverシステム管理者ガイドの検索索引の使用に関する項を参照してください。

オプションごとに有効化されるコンポーネントの詳細は、「情報」アイコンをクリックします。

要素 説明
インストール・レベル 有効化する構成のタイプ。次のオプションがあります。
  • 最小

  • 標準

  • DoDベースライン

  • DoD分類済

  • カスタム

機能 このセクションには、「カスタム」オプションを使用する場合に有効化できる機能のリストがあります。インストール・レベルが選択されたときに、デフォルトの機能が有効になります。

次の機能があります。

  • 関連コンテンツ

  • 監査トリガー

  • レビュー対象

  • リビジョン日

  • セキュリティ・マーキング

  • 電子メール・フィールド

  • DoD構成

  • 分類されたトピック

  • FOIA-プライバシ法

処理アクション このセクションには、コンテンツに使用できる処理アクションがあります。処理アクションは、次のとおりです。
  • アクティブ化

  • 廃棄

  • 削除の承認

  • 廃止

  • 期限切れ

  • 破棄

  • 取消

  • カットオフ


9.1.2 Oracle URMの設定チェックリストの完了

Oracle WebLogic Serverの管理対象サーバー上でOracle URMをインストールし、構成した後、保存ポリシーおよび手順を設定する前に、設定チェックリスト・ページを完了する必要があります。このページは、保存管理システムの機能のグローバル・オプションを設定するために使用します。

保存ポリシーおよび手順の設定の詳細は、Oracle Fusion Middleware Universal Records Managementセットアップ・ガイドの保存オプションに関する項を参照してください。

図9-1 Oracle URM設定チェックリスト

図9-1の説明が続きます
「図9-1 Oracle URM設定チェックリスト」の説明

このページの構成タスクが完了していない場合は、Oracle Content Serverシステムのホームページに、このページへのリンクを含む警告メッセージが表示されます。リンクをクリックすると、このページが表示されます。

NumConnections構成変数を10に設定するというインストール要件はなくなりました。現在、この構成はOracle WebLogic Serverによって制御され、個別に設定する必要はありません。

このリスト内のいずれかのオプションを選択すると、そのオプションの用途に関する詳細な説明が表示されます。このページで使用可能なオプションは、次のインストール・レベルによって異なります。

  • 最小

  • 標準

  • DoDベースライン

  • DoD分類済

  • カスタム

要素 説明
インストールの構成 オプション・コンポーネントやメタデータ・フィールドを構成する場合に使用します。事前に設定された構成から必要な機能を選択します。
デフォルトの定義 定期的に自動チェックインされるコンテンツの監査証跡、テンプレートの場所およびメタデータのデフォルトを定義するために使用します。監査エントリとスクリーニング・レポートのメタデータを構成できます。

オプションをクリックすると、チェックイン・ページが表示され、デフォルトとして使用するフィールドを編集できます。

セキュリティ設定の構成 ロール、権限、アクセス制御リストの使用などのセキュリティ設定を定義するために使用します。このリンクをクリックすると、管理アプレットが開きます。ユーザー・アプレットをクリックしてセキュリティを構成します。
保存管理設定の構成 補助マーキング、トリガー、レポートなどの多くの保存管理オプションを構成するために使用します。このオプションをクリックすると、保存設定の構成ページが表示されます。

このページの詳細は、Oracle Fusion Middleware Universal Records Managementセットアップ・ガイドの保存設定の構成ページに関する項を参照してください。

会計、カレンダおよびカスタム期間の構成 処理に使用する期間を設定するために使用します。このオプションを選択すると、期間の構成ページが表示されます。

このページの詳細は、Oracle Fusion Middleware Universal Records Managementセットアップ・ガイドの期間の構成ページに関する項を参照してください。

グローバル、直接および間接トリガーの構成 処理に使用するトリガーを設定するために使用します。このオプションを選択すると、トリガーの構成ページが表示されます。

このページの詳細は、Oracle Fusion Middleware Universal Records Managementセットアップ・ガイドのトリガーの構成ページに関する項を参照してください。

「保存スケジュールの作成」または「保存スケジュールのインポート」 保存スケジュールを設定するために使用します。「保存スケジュールの作成」を選択すると、保存スケジュール内を検索中ページが表示されます。「保存スケジュールのインポート」を選択すると、「インポート/エクスポート」画面が表示されます。

ファイルのインポートおよびエクスポートの詳細は、Oracle Fusion Middleware Universal Records Management管理者ガイドのインポートおよびエクスポートの管理に関する項を参照してください。

凍結理由の構成 凍結を設定するために使用します。このオプションを選択すると、凍結の構成ページが表示されます。

このページの詳細は、Oracle Fusion Middleware Universal Records Managementセットアップ・ガイドの凍結の構成ページに関する項を参照してください。

ワークフローの構成 外部ストレージ、予約およびカテゴリの処理で使用するワークフローを設定するために使用します。機能が正しく動作するには、これらのワークフローを設定する必要があります。

詳細は、Oracle Fusion Middleware Universal Records Managementセットアップ・ガイドのワークフローの設定に関する項を参照してください。

デフォルト・レビューアの構成 デフォルト・レビューアとなるユーザーを追加するために使用します。ユーザー管理アプレットをクリックして処理を続行します。
関連コンテンツ・タイプの構成 リンクを設定するために使用します。このオプションを選択すると、リンク・タイプの構成ページが表示されます。

詳細は、Oracle Fusion Middleware Universal Records Managementユーザーズ・ガイドの関連コンテンツ(リンク)の構成に関する項を参照してください。

フェデレーテッド検索のデフォルト・カテゴリの構成 フェデレーテッド検索で使用するデフォルト・カテゴリおよびデフォルト・フォルダを指定するために使用します。このオプションを選択すると、次の構成変数を入力できる管理サーバー・ページが表示されます。
  • FederatedSearchDefaultCategory=categoryId

  • FederatedSearchDefaultFolder=folderId

トリガー・フィールドとしての'プロファイル・トリガー'の構成 コンテンツ・アイテムや物理アイテムの検索とチェックインで使用するプロファイルのトリガーを設定するために使用します。

9.2 Oracle URMでのOracle Text検索の使用

Oracle Content ServerでOracle Text検索を使用する場合は、32個の最適化フィールドを使用できます。Oracle URMをインストールすると、最適化フィールドの数は32フィールドの制限を超える場合があります。

この制限に対応するため、Oracle Text検索を検索エンジンとして構成すると、Oracle URMでは日付フィールドが検索不可能に設定されます。このため、Oracle URMの日付フィールドは検索ページに表示されません。

Oracle Text検索を使用しているときにOracle URMをインストールし、後で検索エンジンを変更する場合は、Oracle Content Server Configuration Managerを使用して日付フィールドを検索可能に構成できます。

Oracle Text検索なしでURMをインストールし、後で現在の検索エンジンをOracle Text検索に変更する場合は、Oracle Content Server Configuration Managerで日付フィールドを検索不可能に手動で構成する必要があります。

Oracle URMでOracle Textを使用して補助メタデータを検索するには、検索エンジンとしてOracle Text検索が使用されるようにOracle Content Serverを構成する必要があります。Oracle Text検索は、Oracle UCMのインストール後の構成ページまたは構成ファイルで設定できます。詳細は、第5.3項「Oracle Content ServerでのOracle Text検索の構成」を参照してください。

9.3 IBM DB2データ・ソースの接続プール・プロパティ値の設定

Oracle URMの管理対象サーバーにIBM DB2データ・ソースがある場合は、データ・ソースの接続プール構成でDynamicSectionsプロパティ値を少なくとも500に設定する必要があります。この設定により、DYNAMICSECTIONSエラーを防ぐことができます。

IBM DB2データ・ソースの接続プール・プロパティ値を設定するには:

  1. 次のURLのOracle WebLogic Server管理コンソールにログインします。

    http://adminServerHost:adminServerPort/console
    

    adminServerHostに、ドメインの管理サーバーをホストするコンピュータの名前を指定します。adminServerPortに、管理サーバーをリスニングするポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は7001です。次に例を示します。

    http://myHost.example.com:7001/console
    

    ログインするには、構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したユーザー名とパスワードを指定します。

  2. 左側のナビゲーション・ツリーで「サービス」をクリックします。

  3. 「サービスのサマリー」の下の「セクション」列で「JDBC」をクリックします。

  4. 「サービスの概要: JDBC」の下の「セクション」列で「データ・ソース」をクリックします。

  5. 「データ・ソース」表で、「URDMS」またはOracle URM管理対象サーバーのデータ・ソースのJNDI名をクリックします。

  6. データ・ソースの設定ページで、「接続プール」タブをクリックします。

  7. 「プロパティ」フィールドで、JDBCドライバに渡されるプロパティのリストに次の行を追加します。

    createDefaultPackage=true
    replacePackage=true 
    dynamicSections=500
    
  8. 保存」ボタンをクリックします。

9.4 クライアント・ワークステーションでのDesktop Integration Suiteのインストールおよび構成

Desktop Integration Suiteコンポーネントは、デスクトップ環境をOracle Content Serverとシームレスに統合するのに役立つ一連の埋込みアプリケーションを提供します。すなわち、Microsoft Windowsエクスプローラ、Microsoft WordやExcelなどのデスクトップ・アプリケーションおよびMicrosoft OutlookやLotus Notesなどの電子メール・クライアントから、Oracle Content Serverに簡単にアクセスできます。

Desktop Integration Suiteをクライアント・ワークステーションにインストールする方法の詳細は、Oracle Fusion Middleware Desktop Integration Suiteユーザーズ・ガイドのクライアント・コンピュータでのデスクトップ統合の設定に関する項を参照してください。