Oracle® Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイド 11g リリース1 (11.1.1) B65039-01 |
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この章では、インストールの成功を検証し、Oracle Enterprise Content Management Suiteアプリケーションの構成を完了する方法について、次のトピックで説明します。
アプリケーションの管理対象サーバーを起動する前に、Oracle WebLogic Serverドメインの管理サーバーを起動する必要があります。
注意: Oracle UCMのWebインタフェースを介してOracle Content Serverにアクセスする前に、User Account Control (UAC)が有効なWindowsオペレーティング・システムで、管理サーバーおよびOracle UCM管理対象サーバーを管理者として起動する必要があります。
次に、このウィンドウを使用して、次の手順で管理サーバーを起動できます。 |
管理サーバーを起動するには、次の手順を実行します。
startWebLogic
スクリプトを実行します(ドメイン・ホーム・ディレクトリの下のbin
ディレクトリから)。
UNIXスクリプト: MW_HOME
/user_projects/domains/
DomainHome
/bin /startWebLogic.sh [http://
admin_url
]
注意: Linuxオペレーティング・システムでは、シェルは開いたままになります。 |
Windowsスクリプト: MW_HOME
\user_projects\domains\
DomainHome \bin\startWebLogic.cmd [http://
admin_url
]
ミドルウェア・ホーム(MW_HOME
)へのディレクトリ・パスおよびドメインの名前(DomainHome
)は、Fusion Middleware構成ウィザードの「ドメイン名と場所の指定」画面で指定したものです。
admin_url
の値は管理サーバーのURLです。管理サーバーがデフォルト・ポートの7001を使用しない場合は、admin_url
の値を指定する必要があります(http://localhost:8001/
など)。
本番システムでは、Oracle WebLogic Serverのユーザー名とパスワードを入力します。
構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定した値を入力します。
次のURLのOracle WebLogic Server管理コンソールにアクセスします。
http://adminServerHost:adminServerPort/console
adminServerHost
に、ドメインの管理サーバーをホストするコンピュータの名前を指定します。adminServerPort
に、管理サーバーをリスニングするポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は7001です。次に例を示します。
http://myHost.example.com:7001/console
ログインするには、構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したユーザー名とパスワードを指定します。
Oracle WebLogic Serverドメインの各管理対象サーバーは、ドメイン・ホーム・ディレクトリの下のbin
ディレクトリから起動できます。
UNIXパス: MW_HOME
/user_projects/domains/
DomainHome
/bin
Windowsパス: MW_HOME
\user_projects\domains\
DomainHome
\bin
ミドルウェア・ホーム(MW_HOME
)へのディレクトリ・パスおよびドメインの名前(DomainHome
)は、Fusion Middleware構成ウィザードの「ドメイン名と場所の指定」画面で指定したものです。
重要:
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管理対象サーバーを起動するには、次のコマンドを使用します。
管理サーバーを起動します(第10.1項「管理サーバーの起動」を参照)。
startManagedWebLogic
スクリプトを実行します。
UNIXスクリプト: MW_HOME
/user_projects/domains/
DomainHome
/bin /startManagedWebLogic.sh
server_name
[
admin_url
]
Windowsスクリプト: MW_HOME
\user_projects\domains\
DomainHome \bin\startManagedWebLogic.cmd
server_name
[
admin_url
]
このスクリプトでは、次のいずれかの名前のようなサーバー名を指定する必要があります。
UCM_server1
(Oracle Universal Content Management)
IBR_server1
(Oracle Inbound Refinery)
IPM_server1
(Oracle Imaging and Process Management)
IRM_server1
(Oracle Information Rights Management)
URM_server1
(Oracle Universal Records Management)
管理対象サーバー名は、startManagedWebLogic_readme.txt
ファイルにあります。UNIXオペレーティング・システムでサーバー名を表示するには、次のコマンドを発行します。
cat MW_HOME/user_projects/domains/domain_name/startManagedWebLogic_readme.txt
Windowsオペレーティング・システムでサーバー名を表示するには、次のファイルをダブルクリックします。
MW_HOME\user_projects\domains\domain_name\startManagedWebLogic_readme.txt
admin_url
の値は管理サーバーのURLです。管理サーバーがデフォルト・ポートの7001を使用しない場合は、admin_url
の値を指定する必要があります(http://localhost:8001/
など)。
サーバーが起動する前に、Oracle WebLogic Serverのユーザー名とパスワードの入力を求められます。これらは、構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したものです。
たとえば、次のスクリプトでは、UNIXオペレーティング・システム上のOracle I/PM管理対象サーバーが起動します。
cd MW_HOME/user_projects/domains/domain_name/bin ./startManagedWebLogic.sh IPM_server1 http://localhost:8001/
Windowsオペレーティング・システムでは、次のスクリプトでローカル・ホスト上のOracle IRM管理対象サーバーが起動します。
MW_HOME\user_projects\domains\domain_name\bin\ startManagedWebLogic.cmd IRM_server1
管理対象サーバーを最初に起動した後、起動時にユーザー名とパスワードの入力を求められないようにするには、domain-home
/servers/
server-name
/security/
ディレクトリにboot.properties
ファイルを作成します。このファイルには次の行が含まれます。
username=USERNAME password=PASSWORD
boot.properties
ファイルは、管理対象サーバーが最初に起動されるときに暗号化されます。
Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでの管理対象サーバーの停止と起動の詳細は、Oracle Fusion Middleware管理者ガイドのOracle WebLogic Serverインスタンスの起動および停止に関する項を参照してください。
管理対象サーバーの構成への変更を有効にするには、管理対象サーバーを再起動する必要があります。管理対象サーバーは、管理コンソール、停止および起動スクリプトまたはFusion Middleware Controlから再起動できます。
次の例では、stopManagedWebLogic
およびstartManagedWebLogic
スクリプトで管理対象サーバーを再起動する方法を示します。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Content Serverシステム管理者ガイドのコンテンツ・サーバーの再起動に関する項を参照してください。
コマンド・ラインのスクリプトで管理対象サーバーを再起動するには、次の手順を実行します。
管理対象サーバーをstopManagedWebLogic
スクリプトで停止します。
UNIXスクリプト: DomainHome
/bin/stopManagedWebLogic.sh UCM_server1
Windowsスクリプト: DomainHome
\bin\stopManagedWebLogic.cmd UCM_server1
管理サーバーをstopWebLogic
スクリプトで停止します。
UNIXスクリプト: DomainHome
/bin/stopWebLogic.sh
Windowsスクリプト: DomainHome
\bin\stopWebLogic.cmd
管理サーバーをstartWebLogic
スクリプトで起動します。
UNIXスクリプト: DomainHome
/bin/startWebLogic.sh
Windowsスクリプト: DomainHome
\bin\startWebLogic.cmd
管理対象サーバーをstartManagedWebLogic
スクリプトで起動します。
UNIXスクリプト: DomainHome
/bin/startManagedWebLogic.sh UCM_server1
Windowsスクリプト: DomainHome
\bin\startManagedWebLogic.cmd UCM_server1
1つ以上の管理対象サーバーをホストしているマシン上でノード・マネージャを起動すると、管理コンソールまたはコマンド・ラインを使用して管理対象サーバーをリモートで起動または停止できます。予期しないエラーが発生した管理対象サーバーをノード・マネージャから自動的に再起動することもできます。
ノード・マネージャを起動する前に、第9.1項「Oracle URM構成の完了」の説明に従ってOracle URM設定チェックリストを完了します。
ノード・マネージャを起動するには、次の手順を実行します。
ノード・マネージャをstartNodeManager
スクリプトで起動します。
UNIXスクリプト: WL_HOME
/server/bin/startNodeManager.sh
Windowsスクリプト: WL_HOME
\server\bin\startNodeManager.cmd
nodemanager.properties
ファイルを編集してエントリをStartScriptEnabled=false
からStartScriptEnabled=true
に変更します。
ノード・マネージャを再起動します。
注意: Oracle UCMのWebインタフェースを介してOracle Content Serverにアクセスする前に、User Account Control (UAC)が有効なWindowsオペレーティング・システムで、Oracle WebLogic Server管理サーバーおよびOracle UCM管理対象サーバーを管理者として起動する必要があります。ノード・マネージャを使用してOracle UCM管理対象サーバーを起動するには、次の手順でノード・マネージャも管理者として起動する必要があります。
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ノード・マネージャの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverノード・マネージャ管理者ガイド』を参照してください。
Oracle WebLogic Server管理対象サーバーのデフォルトのJavaヒープ・サイズは512MBです。JRockit JDKのパフォーマンスを向上させるには、Oracle ECMドメインの各管理対象サーバーのヒープ・サイズを1GB (1024MB)に増やします。ノード・マネージャを使用して管理対象サーバーを起動する場合は、設定ページの「サーバーの起動」タブで、管理コンソールで各管理対象サーバーのヒープ・サイズをJava引数として指定できます。
管理対象サーバーのJavaヒープ・サイズを管理コンソールで増やすには、次の手順を実行します。
管理コンソールにログインします。
左上部の「チェンジ・センター」で、「ロックして編集」をクリックします(まだこの操作を行っていない場合)。
左のナビゲーション・ツリーで「環境」を展開し、「サーバー」をクリックします。
「サーバー」表で、構成するサーバー・インスタンスの名前をクリックします。
「構成」タブで、「サーバーの起動」をクリックします。
「引数」フィールドで、次のJavaオプションを指定します。
-Xmx1024m
「保存」をクリックします。
変更を有効にするために、左上の「チェンジ・センター」で「変更のアクティブ化」をクリックします。
第10.3項「管理対象サーバーの再起動」の説明に従って管理対象サーバーを再起動します。
Oracle Enterprise Content Management Suiteのインストールを検証するには、Webブラウザを起動し、次のURLを入力して、管理サーバー、管理コンソールおよびFusion Middleware Controlへのアクセス、およびOracle WebLogic Serverドメインのアプリケーションへのアクセスをテストします。
管理サーバーにアクセスするには、次の手順を実行します。
http://adminServerHost:adminServerPort
adminServerHost
に、ドメインの管理サーバーをホストするコンピュータの名前を指定します。adminServerPort
に、管理サーバーをリスニングするポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は7001です。次に例を示します。
http://myHost.example.com:7001
ログインするには、構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したユーザー名とパスワードを指定します。
管理コンソールにアクセスする:
http://adminServerHost:adminServerPort/console
adminServerHost
に、ドメインの管理サーバーをホストするコンピュータの名前を指定します。adminServerPort
に、管理サーバーをリスニングするポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は7001です。次に例を示します。
http://myHost.example.com:7001/console
ログインするには、構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したユーザー名とパスワードを指定します。
Fusion Middleware Controlにアクセスする:
http://adminServerHost:adminServerPort/em
adminServerHost
に、ドメインの管理サーバーをホストするコンピュータの名前を指定します。adminServerPort
に、管理サーバーをリスニングするポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は7001です。次に例を示します。
http://myHost.example.com:7001/em
ログインするには、構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したユーザー名とパスワードを指定します。
Fusion Middleware Controlで、Oracle Enterprise Management Suiteアプリケーションのページを構成できます。
Oracle Content Serverにアクセスして、新しく設定したOracle UCMインスタンスをテストする:
http://managedServerHost:managedServerPort/cs
Oracle WebLogic Serverのユーザー名とパスワードでログインします。Oracle UCMのデフォルトのポート番号は、16200
です。
新しく設定したOracle IBRインスタンスをテストする:
http://managedServerHost:managedServerPort/ibr
Oracle WebLogic Serverのユーザー名とパスワードでログインします。Oracle IBRのデフォルトのポート番号は、16250
です。
新しく設定したOracle I/PMインスタンスをテストする:
http://managedServerHost:managedServerPort/imaging
Oracle WebLogic Serverのユーザー名とパスワードでログインします。Oracle I/PMのデフォルトのポート番号は、16000
です。
新しく設定したOracle IRMインスタンスをテストするには、次の手順を実行します。
https://managedServerHost:managedServerPort/irm_desktop
新しく設定したOracle URMインスタンスをテストする:
http://managedServerHost:managedServerPort/urm
Oracle WebLogic Serverのユーザー名とパスワードでログインします。Oracle URMのデフォルトのポート番号は、16300
です。