ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B65039-01
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

7 Oracle Imaging and Process Managementの構成

この章では、Oracle WebLogic ServerドメインでOracle Imaging and Process Management (Oracle I/PM)アプリケーションを構成する方法について、次のトピックで説明します。

7.1 Oracle I/PM構成の完了

Oracle I/PMの構成を完了する前に、Universal Content Management (Oracle UCM)をインストールし、構成しておく必要があります。Oracle I/PMは、リポジトリにOracle UCMを使用します。Oracle UCM 11gまたはOracle UCM 10gのいずれかをOracle I/PM リポジトリとして使用できます。Oracle UCM 11gを構成する方法の詳細は、第4章「Oracle Enterprise Content Management Suiteの構成」第5章「Oracle Universal Content Managementの構成」および第7.1.1.1項「Oracle I/PMと連携するためのOracle Content Server11gの構成」を参照してください。Oracle UCM 10gをリポジトリとして使用する方法の詳細は、第7.1.1.2項「Oracle I/PMと連携するためのOracle UCM 10gのインストールと構成」を参照してください。


注意:

本番システムでは、Oracle Enterprise Content Management Suiteアプリケーションは、デフォルト構成の一部であるOracle WebLogic Server組込みのLDAPサーバーではなく、外部Lightweight Directory Application Protocol (LDAP)認証プロバイダを使用する必要があります。Oracle I/PMのアイデンティティ・ストアを外部LDAP認証プロバイダと再関連付けする場合は、まずこの再関連付けを実施し、その後Oracle I/PM管理対象サーバーの構成を完了して、それをOracle Universal Content Management (Oracle UCM)リポジトリに接続する方が簡単です。詳細は、第4.9項「アイデンティティ・ストアと外部LDAP認証プロバイダの再関連付け」を参照してください。

Oracle I/PM管理対象サーバーに最初にログインしたユーザーが、サーバー全体のセキュリティとともにプロビジョニングされます。このユーザーが初めてログインすると、Oracle I/PMには1つ以上のリポジトリに接続するように構成したり、オプションでワークフロー・サーバーに接続するように構成するなど、構成を完了するためのユーザー・インタフェースが表示されます。

Oracle I/PM構成を完了するには、次のタスクを実行する必要があります。

  1. Oracle I/PM用のOracle UCMリポジトリの構成

  2. 第10章「インストールおよび構成の検証」の説明に従って、管理サーバーおよびOracle UCM管理対象サーバーを起動

  3. Oracle I/PM管理対象サーバーの起動およびWebクライアントへのアクセス

  4. Oracle UCMリポジトリへの接続

  5. UNIXシステム用のGDFontPath MBeanの構成

  6. IMPORT定義の許可

7.1.1 Oracle I/PM用のOracle UCMリポジトリの構成

Oracle Content Server 11gまたはOracle Content Server 10gをOracle I/PM用のOracle UCMリポジトリとして構成できます。


注意:

リポジトリ接続を確立しないかぎり、コンテンツをOracle I/PMシステムにインポートまたはアップロードできません。

7.1.1.1 Oracle I/PMと連携するためのOracle Content Server 11gの構成

Oracle UCM 11gは、Oracle Enterprise Content Management Suiteとともにインストールされます。Oracle UCM管理対象サーバーとOracle I/PM管理対象サーバーが同じホスト・マシン上のOracle WebLogic Serverドメインに構成されている場合、Oracle Content Server 11gはOracle I/PMと連携するように自動的に構成されます。

Oracle UCMのインストール先のドメインが後でOracle I/PMで拡張されることになっている場合は、次回Oracle UCM管理対象サーバーを再起動するまで、Oracle UCMはOracle I/PMと連携するように再構成されません。この場合、まず第10.3項「管理対象サーバーの再起動」の説明に従ってOracle UCM管理対象サーバーを再起動し、その後第7.1.3項「Oracle UCMリポジトリへの接続」の説明に従ってOracle I/PM WebクライアントからOracle Content Serverに接続する必要があります。

Oracle UCMとOracle I/PM管理対象サーバーがそれぞれ異なるマシンで動作するように構成されている場合は、Oracle I/PMを構成しても、Oracle UCM 11gはOracle I/PMと連携するように構成されません。この場合、手動構成手順に従って、Oracle UCMを構成する必要があります。

Oracle I/PMと連携するようにOracle UCM 11gを手動で構成するには、次の手順を実行します。

  1. 第10.2項「管理対象サーバーの起動」の説明に従って、Oracle UCM管理対象サーバーを起動します。

  2. 第5.2.1項「Oracle Content Serverの起動」の説明に従って、Oracle Content Serverにアクセスします。

  3. IpmRepositoryコンポーネントを有効にします。

    1. 「管理」トレイまたはメニューから、「管理サーバー」を選択します。

    2. コンテンツ管理サーバーのコンポーネント・マネージャ・ページで、「統合」を選択します。

    3. IpmRepositoryを選択し、「更新」ボタンをクリックします。

      Fusion Middleware構成ウィザードを使用してOracle WebLogic Serverドメインを構成した場合には、このオプションはデフォルトで選択されています。このオプションがすでに選択されている場合は、「更新」をクリックしたり、Oracle Content Serverを再起動しなくても、コンポーネント・マネージャを閉じることができます。

    4. 「OK」ボタンをクリックして、この機能を有効にします。

    5. 第10.3項「管理対象サーバーの再起動」の説明に従って、Oracle Content Serverを再起動します。

      IpmRepositoryがすでに選択されていた場合は、サーバーを再起動する必要はありません。

7.1.1.2 Oracle I/PMと連携するためのOracle UCM 10gのインストールと構成

Oracle UCM 10gリポジトリの場合、Oracle I/PMにはOracle Content Server 10gR3とも呼ばれるOracle Universal Content Management (Oracle UCM) 10gR3 (10.1.3.3.3)が必要です。Oracle Content Server 10gR3をインストールして構成した後、Content Server 10g更新バンドルでシステムを更新する必要があります。どちらも、Oracle I/PM 11gでOracle UCM 10gを使用する場合に必要です。

Oracle Content Server 10gR3とContent Server 10g更新バンドルのどちらも、Oracle E-DeliveryまたはOracle Technology Network (OTN)からダウンロードできます。ソフトウェアの場所の詳細は、第1.2項「Oracle ECMをインストールおよび構成するためのソフトウェアのダウンロード」を参照してください。

Oracle Content Server 10gR3をインストールして構成する方法の詳細は、Oracle Technology NetworkのOracle Content Serverページを参照してください。

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/content-management/cs-088869.html

Oracle Content Server 10gR3とともにOracle I/PM 11gを使用している場合は、必ず最新の更新パッチでOracle Content Serverを更新してください。

7.1.1.2.1 Oracle Content Server 10gのJDKバージョンのアップグレード

Oracle I/PMをOracle WebLogic Server管理対象サーバーにデプロイした後、ドメインを作成または拡張して、Oracle Content Server 10gR3 (Oracle UCM)インストールのJDKバージョンを、Oracle I/PMが使用しているものと同じJDK 1.6バージョンにアップグレードする必要があります。これは、Fusion Middleware構成ウィザードの「サーバーの起動モードおよびJDKの構成」画面でOracle I/PM管理対象サーバー用に指定したJDKバージョンです。Oracle I/PMでサポートされているJDKバージョンの詳細は、次のOracle Technology NetworkにあるOracle Fusion Middlewareでサポートされるシステム構成のページを参照してください。

http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html

Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1.x)製品領域、Oracle Imaging and Process ManagementおよびOracle Information Rights Management 11gR1 (xls)のシステム要件とサポートされているプラットフォームを参照してください。

Oracle Content Server 10gR3が使用しているJDKバージョンを変更する方法の詳細は、バージョン10gR3のOracle Universal Content Management Content Serverインストール・ガイドを参照してください。

7.1.1.2.2 Oracle I/PMと連携するためのOracle Content Server 10gの構成

Oracle Content ServerをOracle I/PMと連携させるには、事前にOracle Content Serverを構成する必要があります。構成中、Oracle Content Serverを再起動するように求められたときは、その都度再起動してください。

Oracle I/PMと連携するようにOracle Content Server 10gを構成するには、次の手順を実行します。

  1. IPアドレス・フィルタを更新します。

    1. Oracle UCM 10gがインストールされているシステムで、次のコマンドを実行します。

      • UNIXコマンド: UCM_ORACLE_HOME/bin/SystemProperties

      • Windowsコマンド: UCM_ORACLE_HOME\bin\SystemProperties

    2. システムのDISPLAY環境変数を有効なXサーバーに設定した状態で、その表示の「サーバー」タブをクリックします。

    3. 「IPアドレス・フィルタ」フィールドに、まず縦線(|)を入力し、その後にOracle I/PMがインストールされているシステムのIPアドレスを続けます。

      例: 192.0.2.1|192.0.2.130

      認証なしでOracle I/PMシステムがOracle UCMシステムにアクセスできるようにするには、IPアドレスが必要です。

    4. 「OK」をクリックします。

      この変更を行った場合は、Oracle Content Serverの再起動が必要です。再起動は、この手順の最後、Oracle UCMコンポーネントをインストールした後に行うことができます。

  2. WebブラウザでOracle UCM Webクライアント(http://managedServerHost:managedServerPort/location。たとえば、http://myhost.example.com:8000/idcなど)を開き、ログインします。

  3. 「管理」トレイを開きます。

  4. デフォルトのファイル・ストアをアップグレードします。

    1. 「管理」で、「プロバイダ」を選択します。

    2. DefaultFileStore行の「アクション」列で「情報」を選択します。

    3. ファイル・ストアをアップグレードするかどうか尋ねられた場合は、「アップグレード」をクリックし、次に「ファイル・ストア・プロバイダの編集」ダイアログ・ボックスの「更新」をクリックします。

      Oracle UCMは、自動的にアップグレードを実施します。

    Webストアでは、Oracle I/PMのコンテンツにアクセスできません。Oracle Content Serverでは、従来から、ファイル・システム上の/weblayoutディレクトリを使用して、Webブラウザに表示できるフォーマットでコンテンツを保存していますが、この機能はOracle I/PMソリューションではあまり使用されず、余分なディスク領域を使用します。ファイル・ストアのアップグレード後、Oracle Content Serverではweblayout機能を無効にして、ファイル・ストア・プロバイダをOracle I/PMボリュームとして使用するように構成することをお薦めします。

  5. システム・プロパティを構成します。

    1. SearchIndexerEngineName変数が、使用するOracle UCMシステムのタイプ(DATABASE.METADATADATABASE.FULLTEXTまたはOracleTextSearch)に一致することを確認します。

    2. 「管理」トレイで、「管理サーバー」を選択します。

    3. 「idc」をクリックします。

    4. 左側の「一般構成」を選択します。

    5. 「チェックイン時にコンテンツIDを自動割当てする」を選択します。

    6. 「自動採番接頭辞」の値を指定します。たとえば、ucm1とします。

    7. 「追加の構成変数」ボックスに次の行を追加して、EnableIdcProfileField変数を1に設定します。

      EnableIdcProfileField=1
      
    8. 「保存」をクリックします。

  6. Oracle UCMコンポーネントをインストールします。

    1. 左側の「コンポーネント・マネージャ」を選択します。

    2. 「新規コンポーネントのインストール」セクションで、「参照」をクリックして/extrasディレクトリを参照し、インストールするコンポーネントを選択します。

    3. 「開く」をクリックします。

    4. 「インストール」をクリックします。

      コンポーネント・マネージャがリクエストをポート80にリダイレクトする場合は、ポート80を使用するようにWebサーバーを再構成できます。

      画面の指示に従ってOracle Content Serverを再起動します。

    5. 選択したコンポーネントごとに必須の詳細を入力し、次に「続行」をクリックします。

      メニューに選択項目がいくつか表示され、その一部はあらかじめ選択されています。デフォルトの選択を使用できます。

    6. ここをクリックして、コンポーネント・マネージャに戻ります。

    7. 「新規コンポーネントのインストール」セクションで、「参照」をクリックします。

    8. ECM_ORACLE_HOME/ipm/libディレクトリを参照し、IpmRepository.zipを選択します。

    9. 「開く」をクリックします。

    10. 「インストール」をクリックします。

      画面の指示に従ってOracle Content Serverを再起動します。

    11. 「続行」をクリックします。

    12. ここをクリックして、コンポーネント・マネージャに戻ります。

    13. 「新規コンポーネントのインストール」セクションで、「参照」をクリックし、/extrasディレクトリを参照します。

    14. /extrasディレクトリ内の任意のコンポーネントおよびIpmRepositoryを選択します。

    15. 「有効化」をクリックします。

    16. 選択したコンポーネントごとに必須の詳細を入力し、次に「続行」をクリックします。

      画面の指示に従ってOracle Content Serverを再起動します。

    17. ここをクリックして、コンポーネント・マネージャに戻ります。

    18. 左側の「オプション」リストから、「Content Serverの起動または終了」を選択します。

    19. 「再起動」を選択します。

    20. 再起動後、Oracle Content Serverが稼働していることを確認します。

7.1.1.2.3 Oracle UCMへの管理者ユーザーおよび管理者グループの追加

管理者ユーザーがOracle UCMで管理タスクを実行できるようにするには、管理者ユーザーをOracle UCMに追加し、それを管理者グループに割り当てる必要があります。

管理者ユーザーおよび管理者グループをOracle UCMに追加するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle UCM Webクライアントで、「管理」「管理アプレット」を選択します。

  2. 「ユーザー管理」をクリックします。

  3. 「セキュリティ」タブで、「ロールの権限」を選択します。

  4. 「新しいロールの追加」を選択します。

  5. 「ロール名」フィールドに、Administratorsと入力します。

  6. 「OK」をクリックします。

  7. 「閉じる」をクリックします。

  8. 「追加」をクリックします。

  9. 認可タイプ: ローカルについて、「OK」をクリックします。

  10. 管理者ユーザーを作成し、パスワードを入力します。

  11. 「ロール」タブをクリックします。

  12. 「ロールの追加」をクリックします。

  13. 「管理者」を選択し、次に「OK」をクリックします。

  14. 「OK」をクリックします。

  15. 「ユーザー管理」アプレットを閉じます。

7.1.1.3 コンテンツ記憶域用のファイル・ストア・プロバイダの構成

管理者は、Oracle Content Server 11gのファイル・ストア・プロバイダを構成することにより、Oracle Content Serverインスタンス内でのファイルの保管および管理の場所と方法を制御できます。ファイル・ストア・プロバイダを使用すると、すべてのコンテンツを単一のファイル・システムに保存するのではなく、複数のファイル・システムにも単一のデータベース内にも保存できます。Oracle Content Serverのインストールと構成により、ファイル・ストア・プロバイダ・コンポーネントがデフォルトでインストールされ、有効になっています。

Oracle I/PMの場合、デフォルトのファイル・ストア・プロバイダではなく、使用するファイル・ストア・プロバイダを追加することをお薦めします。また、ファイル・ストアに対しては従来のWebレイアウト機能を無効にする必要があります。

Oracle Content Serverのインストール時に作成されるデフォルトの記憶域プロバイダ構成は、本番のドキュメント・ボリューム用ではありません。ドキュメント数が10,000未満のコンセプト検証システムやデモンストレーション・システムには、このデフォルト構成で十分です。本番システムの構成には、さらに詳細なオプションを選択する必要があります。

Oracleデータベース用のファイル・ストア・プロバイダを構成できます。

Oracle ECMインストールがMicrosoft SQL ServerまたはIBM DB2データベースを使用している場合は、ファイル・ストア・プロバイダを構成しないでください。これらのデータベースのいずれかを使用してOracle UCM管理対象サーバーを構成している場合は、Oracle Content Serverに対してデフォルトで有効になっているファイル・ストア・プロバイダを無効にする必要があります。

詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Content Serverシステム管理者ガイドのファイル・ストア・システムの構成に関する項を参照してください。

7.1.1.3.1 ファイル・ストア・プロバイダの構成

Oracle Content Serverでサポートされているメディアを任意に組み合せて、ファイル・ストア・プロバイダにできます。記憶域に使用するメディアではドキュメントの記憶域の場所が定義されていないため、Oracle I/PMユーザー・インタフェースでアプリケーションを定義するときには、記憶域の場所を表すためにボリュームという用語が使用されます。Oracle I/PMは、管理者がOracle Content Serverに定義および構成したボリュームに接続します。Oracle I/PMを使用して、ボリュームを作成したり、定義することはできません。

Oracle Content Server管理者が、ファイル・ストア・プロバイダを構成できます。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Content Serverシステム管理者ガイドのファイル・ストア管理インタフェースに関する項を参照してください。

7.1.1.3.2 Oracle I/PMのためのWebレイアウト機能の無効化

Oracle Content Serverでは、従来から、ファイル・システム上の/weblayoutディレクトリを使用して、Webブラウザに表示できるフォーマットでコンテンツを保存しています。このことは、メインの記憶域ボリュームがデータベースに設定されている場合も同じです。このファイル・システム・ストアは、Webサイトのコンテンツを素早く取得する場合や、プライマリ・コンテンツ・アイテムの説明を記載したセカンダリ・ファイルを保存する場合に便利ですが、Oracle I/PMソリューションではそれほど有用ではありません。Oracle I/PMソリューションでのみ/weblayoutディレクトリにコピーされるファイルは、使用されることがないため、不要な記憶領域が使用されることになります。Oracle I/PMボリュームとして使用するように構成されているファイル・ストア・プロバイダについては、Webレイアウト機能を無効にすることをお薦めします。

Webレイアウト機能を無効にするには、管理者がOracle Content Serverでファイル・ストア・プロバイダのストレージ・ルールの追加/編集ページにある「Web表示非対応のファイル・ストア」オプションを選択します。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Content Serverシステム管理者ガイドの記憶域ルールの追加/編集ページに関する項を参照してください。

7.1.2 Oracle I/PM管理対象サーバーの起動およびWebクライアントへのアクセス

管理サーバー、Oracle I/PMおよびOracle UCM管理対象サーバーを起動した後、Oracle I/PM Webクライアントにアクセスできます。

Oracle I/PM Webクライアントにアクセスするには、次の手順を実行します。

  1. 第10.2項「管理対象サーバーの起動」の説明に従って、Oracle I/PM管理対象サーバーを起動します。

  2. 次のURLでWebクライアントにアクセスします。http://managedServerHost:16000/imaging

    管理者のユーザー名とパスワードでログインします。


    注意:

    Oracle I/PMシステムに最初に接続するこのユーザーが、Oracle I/PM管理者として登録されます。

7.1.3 Oracle UCMリポジトリへの接続

Oracle I/PMでOracle UCMリポジトリを使用するには、事前にOracle Content Serverへの接続を構成する必要があります。Oracle I/PMからの接続を確立できます。

Oracle UCMリポジトリに接続するには、次の手順を実行します。

  1. Webブラウザを開き、次のWebサイトに移動します。

    http://managedServerHost:16000/imaging

  2. 管理者のユーザー名とパスワードでログインします。

  3. 「接続の管理」トレイに移動し、リストから「Content Server接続の作成」を選択します。

  4. 基本情報ページで接続の名前を入力し、オプションで説明を入力し、「次へ」をクリックします。

  5. 選択内容を変更できます。接続設定ページで次のように設定します。

    • SSL: セキュアなSSL通信を行う場合に選択します。

    • サーバー・ポート: Oracle UCMインスタンスのIDCポート。Oracle I/PMにはデフォルトで4444が使用されます。

    • ローカルContent Serverの使用: Oracle UCMサーバーがOracle I/PMサーバーと同じマシンにある場合には、デフォルトで選択されています。

      サーバーが同じマシンにインストールされていない場合は、Oracle UCMマシン名をContent Serverプールの一部として構成する必要があります。

  6. 「次へ」をクリックします。

  7. 接続の「接続セキュリティ」値を入力します。

    この接続定義に対するアクセス権、変更権限、削除権限および他のユーザーへのアクセス権の付与権限を、どのユーザーおよびグループに与えるかを選択します。少なくとも1人のユーザーまたは1つのグループにアクセス権の付与権限を与える必要があります。

  8. 「次へ」をクリックします。

  9. 「サマリー」画面で、「送信」をクリックします。

7.1.4 UNIXシステム用のGDFontPath MBeanの構成

UNIXオペレーティング・システムで変換が正しく機能するためには、TrueTypeフォントが使用可能になっている必要があります。それらのフォントがシステムにない場合は、インストールする必要があります。UNIXオペレーティング・システムでフォント・パスを設定するには、GDFontpath MBeanを構成する必要があります。構成するには、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlでシステムMBeanブラウザを使用します。

UNIXシステム用のGDFontPath MBeanを構成するには、次の手順を実行します。

  1. 次のURLでFusion Middleware ControlのOracle I/PMドメインにアクセスします。

    http://adminServerHost:adminServerPort/em
    

    adminServerHostに、ドメインの管理サーバーをホストするコンピュータの名前を指定します。adminServerPortに、管理サーバーをリスニングするポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は7001です。次に例を示します。

    http://myHost.example.com:7001/em
    

    ログインするには、構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したユーザー名とパスワードを指定します。

  2. 左側のナビゲーション・ツリーで、「アプリケーション・デプロイメント」を展開し、次にイメージング(IPM_server1)をクリックします。

  3. 「アプリケーション・デプロイメント」メニューで、「システムMBeanブラウザ」を選択します。

  4. システムMBeanブラウザ・ページのナビゲーション・ツリーで、「MBeanの構成」の下にあるcom.beaフォルダを閉じます。

  5. 「アプリケーション定義のMBeans」の下で、oracle.imagingフォルダを展開します。

  6. Server: IPM_server1フォルダとconfigフォルダを展開します。

  7. configをクリックします。

  8. GDFontPath属性の値をTrue Typeフォント(TTF)ファイルの場所に設定します。たとえば、次のようにします。

    /usr/share/X11/fonts/TTF
    

    Oracle WebLogic ServerによりJDKが組み込まれているシステムの場合、TTFファイルはJDK/jre/lib/fontsディレクトリにあります。

    各種UNIXプラットフォームの標準フォントの場所は、次のとおりです。

    • Solaris SPARC: /usr/openwin/lib/X11/fonts/TrueType


      注意:

      Solaris SPARCプラットフォームでドキュメント変換を実施する場合、Oracle I/PMには/usr/local/packagesディレクトリにGNU Compiler Collection (GCC)パッケージ3.4.2以降が必要です。

      Oracle I/PMを実行するSolarisオペレーティング・システムにこのパッケージをインストールします。Sunfreeware WebサイトからGCCをダウンロードできます。

      http://www.sunfreeware.com
      

      Oracle I/PM管理対象サーバーを起動する前に、LD_LIBRARY_PATH環境変数を/usr/local/packages/gcc-3.4.2/libに設定する必要もあります。使用しているGCCのバージョンが3.4.2よりも後のバージョンである場合は、そのバージョンに設定します。


    • AIX: /usr/lpp/X11/lib/X11/fonts/TrueType

    • HP-UX Itanium: /usr/lib/X11/fonts/TrueType

  9. 「適用」をクリックします。

  10. 第10.3項「管理対象サーバーの再起動」の説明に従って、Oracle I/PMを再起動します。

7.1.5 IMPORT定義の許可

Oracle WebLogic ServerでOracle Enterprise Content Management Suiteをインストールし、Oracle UCMおよびOracle I/PMを構成した後、IMPORT定義を許可するようにOracle I/PMを構成する必要があります。

IMPORT定義を許可するには、次の手順を実行します。

  1. Webブラウザを開き、次のWebサイトに移動します。

    http://managedServerHost:16000/imaging
    
  2. 管理者のユーザー名とパスワードでログインします。

  3. 「接続の管理」トレイに移動し、リストから「Content Server接続の作成」を選択します。

  4. 基本情報ページで接続の名前(UM11gなど)を入力し、オプションで説明を入力して「次へ」をクリックします。

  5. 接続設定ページで、必要に応じて値を入力または変更し、「次へ」をクリックします。

  6. 設定の確認ページで、設定が正しい場合は、「送信」をクリックします。

    接続が確立されると、アプリケーションでIMPORT定義を使用できるようになります。

7.2 Oracle UCMリポジトリでの全文検索機能の構成

Oracle I/PMは、Oracle UCMで、DATABASE.FULLTEXTとOracle Text検索という2つのタイプの全文検索をサポートします。Oracle I/PMで全文検索機能を使用できるのは、事前にOracle UCMリポジトリで全文検索を構成した場合です。DATABASE.FULLTEXTシステムの場合、索引を再構築した後、Oracle I/PM側では何もする必要がありません。一方、Oracle Text検索の場合、FullTextが有効になっているアプリケーションが作成または削除されるか、またはそのアプリケーションに対してフィールド定義に関連する変更が加えられたときには、索引を再構築する必要があります。

全文検索を構成する方法の詳細は、第5.3項「Oracle Content ServerでのOracle Text検索の構成」を参照してください。

全文検索構成に関するその他のオプションは、Oracle Fusion Middleware Oracle Content Serverシステム管理者ガイドの検索索引の構成に関する項を参照してください。

Oracle UCMで全文検索が有効になった後、アプリケーションを作成し、アプリケーションで「全文」オプションを選択する必要があります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Imaging and Process Management管理者ガイドの一般プロパティの指定に関する項を参照してください。

7.3 ワークフロー・サーバーへの接続

ソリューションでタスク・リストを取得するためには、ワークフロー・サーバーへの接続が必要です。アプリケーション・フィールドをワークフロー・ペイロード要素にマップすると、Oracle I/PMがワークフロー・サーバーに接続します。接続するには、Web Services Inspection Language (WSIL)を使用して、プロバイダ、ポートおよび資格証明の情報を渡します。WSILは、HTTPプロトコルおよび特定のXML形式を使用して、サーバーでWebサービス・エンドポイントを検出できるようにします。Oracle I/PMは、特定の条件を満たすWSILのリンクをたどって、デプロイ済コンポジットを検出します。

接続先は、Oracle Business Process Management (Oracle BPM)サーバーまたはBusiness Process Execution Language (BPEL)サーバーにすることができます。Oracle I/PMが既存のドメイン内のBPMおよびOracle BPEL Process Managerを利用できるようにするには、Oracle BPM Suite - 11.1.1.0を使用してドメインを拡張する必要があります。Oracle BPM Suiteをインストールしたときには、依存関係として自動的にOracle SOA Suite - 11.1.1.0が選択されました。Oracle BPEL Process Managerを使用し、Oracle BPMを使用しない場合は、Oracle SOA Suiteのインストールおよび構成によりドメインを拡張できます。Oracle SOA SuiteおよびOracle BPMをインストールして構成する手順の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteインストレーション・ガイド』を参照してください。

ワークフロー・サーバーに接続する方法の詳細は、Oracle Fusion Middleware Imaging and Process Management管理者ガイドのワークフロー接続の確立に関する項を参照してください。

ワークフロー接続を確立した後、ソリューションのAXF_SOLUTION_ATTRIBUTES表にその接続の名前を入力します。たとえば、Business Process Execution Language (BPEL)サーバーのパラメータ・キーはBPEL_CONNECTIONという名前であり、HelloBPELサンプル・スクリプトはtestという接続名を使用します。

7.4 Oracle I/PMシステム・セキュリティの設定

新しいOracle I/PMシステムでは、最初にログインしたユーザーに自動的にFULL権限が付与されます。通常、この初期ユーザーが他のユーザーまたはグループを関連付け、その後、初期ユーザーの権限は必要に応じて変更されたり、取り消されます。


注意:

Oracle Access Managerで使用するようにOracle I/PMを構成する場合は、imaging/faces/ディレクトリを保護する必要があります。保護できないと、Oracle I/PMビューアにアクセスできなくなります。

この初期ユーザーがOracle I/PMにログインした後にセキュリティ・プロバイダに変更を加えた場合は、次の手順を実行してOracle I/PMシステム・セキュリティをリセットします。たとえば、Oracle Internet DirectoryプロバイダまたはMicrosoft Active Directoryプロバイダを指すように後でセキュリティ構成を変更した場合は、Oracle I/PMシステム・セキュリティをリセットする必要があります。

  1. 必要に応じてユーティリティを使用して、ユーザーおよびグループを手動で作成するか、新しい外部のセキュリティ・プロバイダに移行します。

    詳細は、第4.9項「アイデンティティ・ストアと外部LDAP認証プロバイダの再関連付け」を参照してください。

  2. refreshIPMSecurity() WLST MBeanコマンドを実行します。

    手順は、Oracle Fusion Middleware WebLogicスクリプト・ツール・コマンド・リファレンスを参照してください。


    注意:

    リフレッシュ中、対応する識別情報が見つからないユーザーまたはグループは無視されます。セキュリティに変更を加えると、無効なユーザーまたはグループがOracle I/PMデータベースから削除されます。

7.5 Oracle Application Extension Frameworkのインストールおよび構成

Oracle Application Extension Framework (AXF)は、Oracle I/PMとともに自動的にインストールされます。AXFおよびAXFデータベース表を構成して使用する方法の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Application Adapters for Oracle Enterprise Content Management管理者ガイドを参照してください。

Oracle Application Extension Framework (AXF)を、クラスタまたは他の分散構成で稼働するOracle I/PM管理対象サーバーと連携させるには、Javaオブジェクト・キャッシュ(JOC)がすべての管理対象サーバーに分散されるように構成する必要があります。

AXFインフラストラクチャが正しくインストールされていることを確認できるように、AXFには簡単なソリューションとしてHelloWorldHelloBpelの2つが付属しています。HelloWorldは、文字列Helloを返す基本的なソリューションです。HelloBpelソリューションには、BPEL統合を検証するBPELプロセスが含まれています。

7.5.1 分散Oracle I/PM管理対象サーバーのAXFに対するJavaオブジェクト・キャッシュの構成

MiddlewareホームでMW_HOME/oracle_common/bin/configure-joc.py Pythonスクリプトを使用して、すべての管理対象サーバー上で分散モードでJOCを構成できます。このスクリプトは、管理サーバーの稼働中に、Oracle WebLogic Scripting Tool(WLST)でオンライン・モードで実行してください。


注意:

Javaオブジェクト・キャッシュを構成した後、第10.3項「管理対象サーバーの再起動」の説明に従って、影響を受けるすべての管理対象サーバーを再起動して構成を有効にします。

configure-joc.pyスクリプトを使用して分散モードでJOCを有効化するには、次の手順を行います。

  1. WLSTコマンドを使用して管理サーバーに接続します。次に例を示します。

    MW_HOME/oracle_common/common/bin/wlst.sh
    $ connect()
    

    画面の指示に従って、Oracle WebLogic Server管理のユーザー名とパスワードを入力します。

  2. WLSTを使用して管理サーバーに接続した後、execfileコマンドを使用してスクリプトを起動します。次に例を示します。

    wls:/mydomain/serverConfig>execfile('MW_HOME/oracle_common/bin/configure-joc.py')
    
  3. 特定のクラスタのすべての管理対象サーバー用のJOCの構成

    クラスタ名を指定するかどうかを尋ねるスクリプト・プロンプトが表示されたらyを入力し、プロンプトに従ってクラスタ名および検出ポートを指定します。これにより、指定されたクラスタのすべての管理対象サーバーが検出され、各管理対象サーバーのJOCが構成されます。検出ポートは、クラスタ内のJOC構成全体で共通です。次に例を示します。

    Do you want to specify a cluster name (y/n) <y> y
    Enter Cluster Name : IPM_Cluster
    Enter Discover Port : 9988
    

    クラスタ環境でconfigure-joc.pyを使用する場合のサンプル手順を次に示します。

    execfile('MW_HOME/oracle_common/bin/configure-joc.py')
    .
    Enter Hostnames (eg host1,host2) : IPMHOST1, IPMHOST2
    .
    Do you want to specify a cluster name (y/n) <y> y
    .
    Enter Cluster Name : IPM_Cluster
    .
    Enter Discover Port : 9991
    .
    Enter Distribute Mode (true|false) <true> : true
    .
    Do you want to exclude any server(s) from JOC configuration (y/n) <n> n
    

詳細は、『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』の分散Javaオブジェクト・キャッシュの構成に関する項を参照してください。

7.5.2 HelloWorldによるAXFインストールの検証

HelloWorldソリューションを有効にするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle I/PMスキーマを所有するユーザーとして、次のディレクトリからinsertHelloCommand.sqlスクリプトを実行します。

    • UNIXパス: MW_HOME/ECM_ORACLE_HOME/axf/drivers/HelloWorld/dbscripts

    • Windowsパス: MW_HOME\ECM_ORACLE_HOME\axf\drivers\HelloWorld\dbscripts


    注意:

    IBM DB2の場合のみ、insertHelloCommand.sqlスクリプトを実行する前に次の行をスクリプトの先頭に追加します。
    CONNECT TO soadb USER am3_ipm USING oracle;
    

  2. 次のURLを使用して、AXF Webアプリケーションのドライバ・ページにアクセスします。

    http://host:port/imaging/faces/Driver.jspx
    
  3. 次の値を入力します。

    • ソリューション・ネームスペース: HelloWorld

    • コマンド・ネームスペース: Hi

    • ユーザー名: jcooper


      注意:

      このユーザー名は、アプリケーション・サーバーに組込みのjazn.xmlセキュリティを使用している場合にのみ有効です。

  4. 「コマンドの実行」をクリックします。

    AXFレスポンスが対話IDとともに表示されます。レスポンスが返された場合は、AXFインフラストラクチャが正しく機能し、コマンドを追加して実行できます。

7.5.3 HelloBpelによるAXFインストールの検証

HelloBpelソリューションには、BPELプロセスと、そのプロセスでHelloBpel SolutionNamespaceを使用するように設定するためのSQLスクリプトが含まれています。BPELプロセスとデータベース・スクリプトは、インストール・パッケージの次のディレクトリにあります。

  • UNIXパス: MW_HOME/ECM_ORACLE_HOME/axf/drivers/HelloBpel

  • Windowsパス: MW_HOME\ECM_ORACLE_HOME\axf\drivers\HelloBpel

HelloBpelソリューションを有効にするには、次の手順を実行します。

  1. 次のHelloBPEL SQLスクリプトのいずれかを実行します。

    • UNIXスクリプト:

      MW_HOME/ECM_ORACLE_HOME/axf/drivers/HelloBpel/dbscripts /oracle/insertHelloBPELData.sql
      
      MW_HOME/ECM_ORACLE_HOME/axf/drivers/HelloBpel/dbscripts /sqlserver-db2/insertHelloBPELData.sql
      
    • Windowsスクリプト:

      MW_HOME\ECM_ORACLE_HOME\axf\drivers\HelloBpel\dbscripts \oracle\insertHelloBPELData.sql
      
      MW_HOME\ECM_ORACLE_HOME\axf\drivers\HelloBpel\dbscripts \sqlserver-db2\insertHelloBPELData.sql
      

    データベースがOracleである場合は、oracleディレクトリからスクリプトを実行します。

    データベースがIBM DB2またはMicrosoft SQL Serverである場合は、sqlserver-db2ディレクトリからスクリプトを実行します。

    IBM DB2の場合のみ、HelloBPEL SQLスクリプトを実行する前に、スクリプトに次の変更を加えます。

    • 次の行をスクリプトの先頭に追加します。

      CONNECT TO soadb USER am3_ipm USING oracle;
      
    • 次の行を変更して、Oracle IPMのManage Connectionsセクションに実際のBPEL接続があるかどうかを指定します。

      Insert into AXF_SOLUTION_ATTRIBUTES (SOLUTION_NAMESPACE,PARAMETER_KEY,PARAMETER_VALUE) values ('HelloBPEL','BPEL_CONNECTION','test');
      
  2. insertHelloBPELData.sqlスクリプトを実行します。

  3. Oracle JDeveloper 11gで、次のディレクトリからHelloBPEL.jwsを開きます。

    • UNIXパス: MW_HOME/ECM_ORACLE_HOME/axf/drivers/HelloBpel/bpel

    • Windowsパス: MW_HOME\ECM_ORACLE_HOME\axf\drivers\HelloBpel\bpel

    プロセスをBPELサーバーにデプロイします。このタスクの詳細は、Oracle JDeveloperのドキュメントを参照してください。


    注意:

    HelloBPELサンプル・ソリューションは、デフォルトではインスタンスをCaliforniaというグループに割り当てます。Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用して、Californiaグループをmyrealmセキュリティ・レルムに追加する必要があります。

    Oracle Internet Directoryなどの代替のアイデンティティ・ストアを使用している場合は、デプロイ前にOracle JDeveloper内のHelloBpelHumanTask.taskファイルを変更して、グループ割当を変更できます。


  4. 次のURLを使用して、AXF Webアプリケーションのドライバ・ページにアクセスします。

    http://host:port/imaging/faces/Driver.jspx
    
  5. 「AXFコマンド・ドライバ」画面で、次の値を入力します。

    • ソリューション・ネームスペース: HelloBPEL

    • コマンド・ネームスペース: StartHelloBPEL

    • ユーザー名: 有効なOracle I/PMユーザー(例: weblogic)

    前出のOracle I/PMユーザーは、Californiaという名前のグループに含まれている必要があります。このグループが存在しない場合は、グループを作成してユーザーをグループに追加してください。

  6. 「コマンドの実行」をクリックします。

    レスポンス画面にレスポンスが表示されます。

  7. 「レスポンスの実行」をクリックし、画面の指示に従ってログインします。

    AXFのタスク・リスト画面が表示されます。タスク・リストにタスクがない場合は、BPELコンソールを開き、HelloBPELProcessのインスタンスを新規に作成し、タスク・リストをリフレッシュします。

7.6 Oracle Document CaptureとOracle Distributed Document Captureのインストールおよび構成

Oracle Document Captureでは、一元的な大量の本番スキャンを実行でき、Oracle Distributed Document Captureには、分散型の企業がリモートの場所からイメージを簡単に取得できるわかりやすいWebインタフェースが備えられています。

Oracle Document Captureをインストールして構成する方法の詳細は、Oracle Document Captureインストール・ガイドおよびOracle Document Capture管理者ガイドを参照してください。

Oracle Distributed Document Captureをインストールして構成する方法の詳細は、Oracle Distributed Document Captureインストール・ガイドおよびOracle Distributed Document Capture管理者ガイドを参照してください。

キャプチャ・アプリケーションからOracle UCMにドキュメントをコミットするには、Oracle I/PM 11gコミット・ドライバが必要です。Oracle I/PM 11gコミット・ドライバの使用方法の詳細は、Oracle Distributed Document Captureインストール・ガイドまたはOracle Distributed Document Capture管理者ガイドを参照してください。