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Oracle® Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B65039-01
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11 Oracle Enterprise Content Management Suiteの削除

この章では、Oracle Enterprise Content Management Suiteを削除する方法について、次のトピックで説明します。

11.1 Oracle Enterprise Content Management Suiteの削除の概要

Oracle Enterprise Content Management Suiteのシステムからの削除には、Oracle WebLogic Serverの停止、アプリケーション・スキーマの削除およびOracleホームの削除が含まれています。

ソフトウェアを削除するには、この章で説明する手順を使用します。ソフトウェアを手動で削除しようとすると、後で再度ソフトウェアをインストールする際に問題が発生する可能性があります。この項の手順に従うことで、ソフトウェアを正しく削除することができます。

11.2 Oracle WebLogic Serverおよびサーバー・プロセスの停止

Oracle Fusion MiddlewareのOracle Enterprise Content Management Suiteコンポーネントを削除する前に、すべてのサーバーおよびプロセスを停止する必要があります。

Oracle WebLogic Serverおよびサーバー・プロセスを停止するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle WebLogic Serverドメイン内の各管理対象サーバーを、DomainHome/binディレクトリのstopManagedWebLogicスクリプトで停止します。

    • UNIXスクリプト: DomainHome/bin/stopManagedWebLogic.sh managedServerName

    • Windowsスクリプト: DomainHome\bin\stopManagedWebLogic.cmd managedServerName

    要求されたら、ユーザー名およびパスワードを入力します。

  2. ドメインの管理サーバーへの接続(Webブラウザ・インタフェースなど)を閉じ、管理サーバーを停止します。

    • UNIXスクリプト: DomainHome/bin/stopWebLogic.sh

    • Windowsスクリプト: DomainHome\bin\stopWebLogic.cmd

詳細は、Oracle Fusion Middleware管理者ガイドのOracle Fusion Middlewareの起動と停止に関する項を参照してください。

11.3 Oracle Enterprise Content Management Suiteのスキーマの削除

リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行して、Oracle Enterprise Content Management Suiteの1つ以上のスキーマをデータベースから削除します。

11.3.1 リポジトリ作成ユーティリティの起動

リポジトリ作成ユーティリティのDVDを挿入してから、bin/rcuまたはBIN\rcu.batファイルを使用してRCUを起動します。

  • UNIXパス: RCU_HOME/bin/rcu

  • Windowsパス: RCU_HOME\BIN\rcu.bat

リポジトリ作成ユーティリティを含むZIPファイルを次のWebサイトのいずれかからダウンロードすることもできます。


注意:

Windowsオペレーティング・システムでは、名前に空白が含まれるディレクトリにRCU ZIPファイルを解凍しないでください。

ZIPファイルをダウンロードした後、任意のディレクトリに内容を抽出し、前述の説明に従ってRCUを起動します。

11.3.2 スキーマの削除

次の手順に従って、Oracle Enterprise Content Management Suiteの1つ以上のスキーマを削除します。

  1. 「ようこそ」画面

    「次へ」をクリックします。

  2. 「リポジトリの作成」画面

    「削除」を選択し、「次へ」をクリックします。

  3. 「データベース接続の詳細」画面

    データベース・インスタンスに接続するための資格証明を入力します。これらは、Oracle Enterprise Content Management Suiteのスキーマを作成したときにこの画面で入力した同じ資格証明です。詳細は、第2.2項「Oracle Enterprise Content Management Suiteのスキーマの作成」を参照してください。

    「次へ」をクリックします。「前提条件チェック」画面が表示されます。前提条件にエラーがある場合は、「データベース接続の詳細」画面にエラーの詳細が表示されます。エラーを修正し、「次へ」を再度クリックします。

    エラーなしでチェックが完了したら、「OK」をクリックして画面を閉じます。

  4. 「コンポーネントの選択」画面

    スキーマ接頭辞を選択し、リポジトリから削除する各スキーマの名前を選択します。

    「次へ」をクリックします。「前提条件チェック」画面が表示されます。

    前提条件にエラーがある場合は、「コンポーネントの選択」画面にエラーの詳細が表示されます。エラーを修正し、「次へ」を再度クリックします。

    エラーなしでチェックが完了したら、「OK」をクリックして画面を閉じます。

  5. 「サマリー」画面

    「削除」をクリックします。「削除」画面が表示されます。

    削除エラーがある場合は、「サマリー」画面にエラーの詳細が表示されます。修正し、「次へ」を再度クリックします。


    注意:

    データベースがWindowsオペレーティング・システムで実行されている場合は、削除の前に、表領域にアクセスしていた以前のセッションが閉じられていることを確認してください。削除後に、dbfファイルを手動で削除する必要がある場合があります。

    エラーなしでスキーマが削除されたら、「OK」をクリックして画面を閉じます。

  6. 「完了サマリー」画面

    「閉じる」をクリックします。

11.4 ECM Oracleホームの削除

アンインストーラは、アンインストーラが起動されたECM Oracleホーム・ディレクトリを削除しようとします。Oracle Enterprise Content Management SuiteのOracleホームを削除する前に、既存のドメインによって使用されていないことを確認し、このOracleホームを使用する実行プロセスをすべて停止します。ソフトウェアの削除後は、Oracle WebLogic Serverドメインを使用できなくなります。

この手順では、ユーザーが作成したOracle WebLogic Serverドメインは削除されません。ECM Oracleホーム内のソフトウェアのみが削除されます。

表11-1の手順に従って、Oracle Enterprise Content Management Suiteを削除します。表の後の手順で、これらのステップをより詳細に説明します。


注意:

アンインストーラは、アンインストーラが起動されたOracleホーム・ディレクトリを削除しようとします。Oracleホームを削除する前に、既存のドメインによって使用されていないことを確認してください。

表11-1 削除手順

番号 画面 説明と必須作業

1

なし

Oracle ECMインストーラを、ECM Oracleホームのouiディレクトリのbinサブディレクトリから、-deinstallオプションを指定して起動します。

  • UNIXコマンド: ECM_ORACLE_HOME/oui/bin/runInstaller -deinstall -jreLoc jre_location

  • Windowsコマンド: ECM_ORACLE_HOME\oui\bin\setup.exe -deinstall -jreLoc jre_location

    setup.exeをダブルクリックすると、JREの場所の入力を求められます。パスの入力後、[Enter]をクリックしてインストーラを起動します。

jre_locationの値では、システムのJava Runtime Environment (JRE)の絶対パスを指定する必要があります。相対パスは機能しません。JREの場所の詳細は、第3.2.5項「Oracle Enterprise Content Management Suiteのインストール」を参照してください。

Oracle Enterprise Content Management SuiteのメディアのDisk 1から、インストーラを起動することもできます。

Windowsオペレーティング・システムでは、「スタート」メニューから、「プログラム」「Oracle ECM 11g - Home1」「アンインストール」の順に選択して、インストーラを起動することもできます。

2

ようこそ


次へ」をクリックして続行します。

3

Oracleホームのアンインストール


削除対象のOracleホームが正しいことを確認します。

削除」をクリックして続行します。

4

アンインストールの進行状況


この画面には、削除の進行状況とステータスが表示されます。

この画面では処理は必要ありません。

5

アンインストール完了


終了」をクリックして画面を終了します。


11.5 Oracleホーム・ディレクトリの手動削除

削除手順によってECM Oracleホーム・ディレクトリが削除されなかった場合は、ディレクトリとそのサブディレクトリすべてを手動で削除する必要があります。

UNIXオペレーティング・システムでECM Oracleホーム・ディレクトリを削除するには、次の手順を実行します。

  1. ディレクトリをECM Oracleホーム・ディレクトリが含まれるディレクトリに変更します。

    cd MW_HOME
    
  2. 次のコマンドでECM Oracleホーム・ディレクトリの名前を指定します。

    rm -rf ECM_ORACLE_HOME
    

Windowsオペレーティング・システムでECM Oracleホーム・ディレクトリを削除するには、次の手順を実行します。