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Oracle Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル Oracle Solaris 10 8/11 Information Library (日本語) |
1. Oracle Solaris システムのチューニングの概要
2. Oracle Solaris カーネルチューニング可能パラメータ
4. インターネットプロトコル群のチューニング可能パラメータ
Oracle Solaris カーネルメモリーアロケータは、カーネル内の各クライアントに使用するメモリーのチャンクを配分します。アロケータは、そのクライアントが使用するさまざまなサイズのキャッシュを作成します。一方、クライアントは、特定サイズの構造体の割り当てのためなど、クライアントが使用するキャッシュの作成をアロケータに要求できます。アロケータが管理する各キャッシュに関する統計は、kstat -c kmem_cache コマンドで表示できます。
メモリーが壊されたために、システムがパニックになることがまれにあります。カーネルメモリーアロケータは、バッファーの各種整合性検査を実行するデバッギングインタフェース (一連のフラグ) をサポートします。カーネルメモリーアロケータは、アロケータに関する情報も収集します。整合性検査によって、発生まぎわのエラーを検出する機会が得られます。収集された情報は、サポート担当者にとって、パニックの原因追及を試みるための追加情報となります。
フラグを使用すると、システム操作で余分なオーバーヘッドと余分なメモリーの使用が発生します。したがって、フラグの使用は、メモリーの損傷が疑われるときだけに限るべきです。
Oracle Solaris カーネルメモリーアロケータには、さまざまなデバッグオプションおよびテストオプションがあります。
次に、サポートされる 5 つのフラグの設定について説明します。
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符号付き整数
0 (無効)
0 (無効)、1 - 15、256 (0x100)
はい。実行時の変更は、新しいカーネルメモリーキャッシュだけに有効です。システムの初期設定後に新しいキャッシュを作成することはまれです。
なし
メモリーの損傷が疑われる場合
変更の可能性あり