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Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム) Oracle Solaris 10 8/11 Information Library (日本語) |
USB デバイスでの Oracle Solaris ZFS のサポート
Prolific および Keyspan シリアルアダプタのサポート
USB デバイス向けの Oracle Solaris のサポート
EHCI ドライバ、OHCI ドライバ、および UHCI ドライバ
Oracle Solaris USB アーキテクチャー (USBA)
Oracle Solaris OS における USB について
14. Oracle Solaris iSCSI ターゲットおよびイニシエータの構成 (手順)
22. UFS ファイルシステムのバックアップと復元 (概要)
23. UFS ファイルとファイルシステムのバックアップ (手順)
次の節では、Oracle Solaris リリースにおける USB の新機能について説明します。
Solaris の新機能の一覧および Solaris リリースについての説明は、『Oracle Solaris 10 8/11 の新機能』を参照してください。
Solaris 10 8/07 USB EHCI ホストコントローラドライバは、USB 2.0 または高速のアイソクロナスデバイスでアイソクロナス転送を行えるようにします。詳細は、usb_isoc_request(9S) のマニュアルページを参照してください。
Solaris 10 8/07 このリリースでは、CDC ACM デバイスがサポートされます。詳細については、「USB ドライバの機能拡張」を参照してください。
Solaris 10 6/06: この Solaris リリースでは、新規デバイス属性 hotpluggable が導入されました。この属性を使用すると、システムをリブートせずに接続または切り離しできるデバイスを識別したり、ユーザーの介入なしで自動的に設定および設定解除を実行したりできます。すべての USB および 1394 デバイスは、ホットプラグ対応デバイスとして識別され、「USB 大容量ストレージデバイスの使用」に記述されている利点が得られます。また、非リムーバブルメディア USB および 1394 デバイスは、リムーバブルメディアデバイスとしては識別されなくなり、removable-media 属性を持たなくなりました。
この変更は、非リムーバブルメディア USB および 1394 デバイスのサポートおよびそのパフォーマンスを改善する目的で、主にカーネルレベルで行われました。ただし、これらのデバイスの使用法が変更の影響を受けることはありません。たとえば、これらのデバイスのマウントおよびマウント解除は、vold を使用して制御します。ユーザーが識別できるのは、デバイスの hotpluggable および removable-media 属性の変更だけです。
詳細は、「USB と 1394 (FireWire) サポートの機能拡張」を参照してください。
Solaris 10 6/06: ZFS ファイルシステムは、USB 大容量ストレージデバイス上で作成およびマウントできます。USB 大容量ストレージデバイスの使用方法の詳細は、「USB 大容量ストレージデバイスの使用」を参照してください。
ZFS ファイルシステムの作成およびマウントについては、zfs(1M) と zpool(1M) のマニュアルページを参照してください。
Solaris 10 6/06: このリリースでは、Prolific および Keyspan シリアルアダプタがサポートされます。詳細は、「USB ドライバの機能拡張」を参照してください。
Solaris 10 6/06: この Solaris リリースには、USB デバイスに供給される電源の管理を改善するための、USB デバイスの電源割り当て機能が実装されています。電源割り当ての制御は、過電流状態の発生を防ぎ、USB デバイスをより安全に使用するのに役立ちます。Solaris USB 電源割り当て制限の詳細については、「バス電源供給方式のデバイス」を参照してください。
Solaris 10 1/06: GRUB ベースのブート環境で次の USB 機能を使用できます。
USB CD または DVD ドライブからのインストール
USB ストレージデバイスからのブート。Solaris リリースをブートする前に、USB ドライブに Solaris リリースをインストールする必要があります。
GRUB ブートの詳細は、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 9 章「システムのシャットダウンとブート (概要)」を参照してください。
Solaris 10 1/06: USB 仮想キーボードおよびマウスがサポートされているため、複数のキーボードおよび複数のマウスを接続して、それらを 1 つの仮想キーボードまたは仮想マウスとして動作させることができます。つまり、各物理デバイスの入力が 1 つの入力ストリームに統合されます。たとえば、一方のキーボードで Shift キーを押してもう一方のキーボードで A キーを押した場合、表示される文字は大文字の A になります。
また、USB キーボードまたはマウスをラップトップに追加し、これらのデバイスをラップトップの PS/2 キーボードおよびパッドと一緒に 1 つのデバイスとして動作させる機能もサポートされています。
さらに、仮想キーボードおよびマウス機能により、バーコードリーダーもサポートされています。
詳細については、virtualkm(7D) のマニュアルページを参照してください。
Solaris 10 1/06: リムーバブルメディアマネージャー (vold) はホットプラグ対応になりました。ホットインサートされた USB 大容量ストレージデバイスをマウントするために、このデーモンを再起動する必要はありません。ただし、一部のデバイスでは vold が正常に機能しないことがあるため、手動によるデバイスのマウントが必要な場合があります。vold による USB デバイスの自動マウントが失敗した場合は、次のコマンドを実行して vold を停止します。
# /etc/init.d/volmgt stop
USB 大容量ストレージデバイスを手動でマウントする方法については、「vold を使用しないで USB 大容量ストレージデバイスをマウントまたはマウント解除する方法」を参照してください。