SPARC: Sun Management Center の概要

Sun Management Center (旧 Sun Enterprise SyMON) 用の Oracle Solaris Cluster モジュールの GUI コンソールを使用すると、クラスタリソース、リソースタイプ、リソースグループをグラフィカルに表示できます。また、構成の変更を監視したり、クラスタコンポーネントの状態を検査できます。7ただし、Sun Management Center 用の Oracle Solaris Cluster モジュールは、Oracle Solaris Cluster の構成作業を行えません。構成処理には、コマンド行インタフェースを使用する必要があります。詳細については、第 1 章「コマンド行インタフェース」を参照してください。

Sun Management Center 用 Oracle Solaris Cluster モジュールのインストールと起動については、『Oracle Solaris Cluster ソフトウェアのインストール』の第 8 章「Oracle Solaris Cluster モジュールの Sun Management Center へのインストール」を参照してください。

Sun Management Center 用の Oracle Solaris Cluster モジュールは Simple Network Management Protocol (SNMP) に準拠しています。したがって、SNMP に基づくサン以外の管理ステーションは、Oracle Solaris Cluster が作成する管理情報ベース (MIB) をデータ定義として使用できます。

Oracle Solaris Cluster MIB ファイルは、任意のクラスタノード上の /opt/SUNWsymon/modules/cfg/sun-cluster-mib.mib にあります。

Oracle Solaris Cluster の MIB ファイルは、モデル化された Oracle Solaris Cluster データの ASN.1 仕様です。この仕様は、Sun Management Center のすべての MIB で使用される仕様と同じです。Oracle Solaris Cluster MIB を使用する方法については、 『Sun Management Center 3.6 User's Guide』の「SNMP MIBs for Sun Management Centre Modules」にある、ほかの Sun Management Center MIB を使用するための手順を参照してください。