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Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 3.0 補足マニュアル Sun Fire X4800 M2 サーバー
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サーバー固有の Oracle ILOM 機能

「Preboot」メニューを使用して Oracle ILOM の問題を解決する

「Preboot」メニューへのアクセス

「Preboot」メニューへのアクセス方法

「Preboot」メニューコマンドの概要

edit コマンドの使用および遠隔アクセス用の「Preboot」メニューの構成

edit コマンドの使用および遠隔アクセス用の「Preboot」メニューの構成方法

シリアルコンソールへの Oracle ILOM アクセスの復元

「Preboot」メニューを使用したシリアルコンソールへのアクセスの復元方法

SP ファームウェアイメージを復元する方法

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ハードウェアおよび環境センサーの監視

索引

「Preboot」メニューコマンドの概要

「Preboot」メニューには次のコマンドがあります。

コマンド
説明
boot
Oracle ILOM をブートします。「Preboot」メニューが終了し、Oracle ILOM がブートします。

注 - このコマンドにより、変更された起動処理が実行されます。このとき、診断レベルを選択したり、起動処理に割り込んで「Preboot」メニューに戻ったりすることはできません。通常の起動処理を実行するには、代わりに reset warm コマンドを使用してください。


vers
ハードウェアのタイプ、ボードのリビジョン、Oracle ILOM のバージョン、PBSW のリビジョン、復旧 U-Boot などのバージョン情報を表示します。イメージのチェックサム整合性、および冗長イメージの設定を表示します。
help
コマンドおよびパラメータのリストを表示します。
show
SP の設定のリストを表示します。
edit
対話型のダイアログを開始して、設定のプロンプトで、設定を 1 つずつ変更できます。詳細は、edit コマンドの使用および遠隔アクセス用の「Preboot」メニューの構成」を参照してください。
diag
マニュアルモードで U-Boot 診断テストを実行します。U-boot 診断テストの詳細は、『Sun Fire X4800 M2 Server Diagnostics Guide』を参照してください。
net
{ config | dhcp | ping | flash }
  • config – Oracle ILOM のネットワーク設定を変更できるダイアログを開始します。

  • dhcp – ネットワークアドレス指定を静的指定から DHCP に変更します。


    注 - 最初に net config コマンドを使用して ipdiscovery = dhcp に設定する必要があります。


  • ping – ping を送信します。

  • flash – Oracle ILOM ファームウェアイメージをダウンロードします。「SP ファームウェアイメージを復元する方法」を参照してください。

    help net コマンドを入力すると、これらのコマンドの詳細を確認できます。

reset
{[ warm ]| cold }. SP およびホストをリセットします。
  • warm – SP をリセットします。実行中のホストへの影響はありません。

  • cold – SP とホストをリセットします。これにより、サーバーの電源が切れるという影響があります。

unconfig
{ ilom_conf | most | all }

Oracle ILOM の設定情報を消去し、次回の ILOM ブート時にデフォルト値に戻します。

  • ilom_conf – 構成設定をリセットします。ただし、SP ネットワーク、baudratepreferred、および check_physical_presence の設定は維持されます。

  • most – SP のデータ記憶領域をリセットします。ただし、ネットワーク設定、baudratepreferred、および check_physical_presence の設定は維持されます。

  • all – SP のすべてのデータ記憶領域および設定をリセットします。

    Oracle ILOM をブートするとその他のデフォルト値が復元されます。


    注 - これらのオプションを指定することによって、動的 FRU PROM の内容が消去されることはありません。


関連項目