プライマリ・コンテンツへ移動
Oracle® Enterprise Managerライセンス情報ユーザー・マニュアル
12c リリース5 (12.1.0.5)
B66197-15
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

4 Enterprise Managerでのアイデンティティ管理

この章では、アイデンティティ管理のためにEnterprise Managerで提供される次の管理パックについて、ライセンスの必要な機能とリンクを説明します。

4.1 Management Pack Plus for Identity Management

Management Pack Plus for Identity Managementを使用すると、様々なIdentity Managementコンポーネントの可用性、パフォーマンス、負荷、およびセキュリティ・メトリックを予防的に監視できます。Management Pack Plus for Identity Managementは、パフォーマンスおよび可用性を改善し、次のような環境のアイデンティティ管理デプロイメントの管理コストと複雑さを軽減するのに役立ちます。

  • Oracle Internet Directory
  • Directory Integration Platform

  • Oracle Directory Server Enterprise Edition (旧Sun Java Directory Server Enterprise Edition)

  • Oracle Virtual Directory

  • Oracle Identity Federation
  • Oracle Access Manager

  • Oracle Identity Manager

  • Oracle Adaptive Access Manager

  • Oracle Mobile & Social

  • Oracle Unified Directory



注意:

ユーザー定義のプロシージャを使用してOracle Identity Management製品をプロビジョニングするには、Management Pack Plus for Identity Managementのライセンスが必要です。

次の各項で、Enterprise Managerによって提供されるこの管理パックのライセンスが必要な機能とリンクについて説明します。

4.1.1 Management Pack Plus for Identity Managementの機能

Management Pack Plus for Identity Managementには次の機能が含まれています。


注意:

後述するEnterprise Managerのグラフィカル・ユーザー・インタフェース、コマンドライン・インタフェースおよび公開されたリポジトリ・ビューの機能を使用するには、管理パックのライセンスが必要です。

機能 定義
ビーコン 代表となる主要ユーザーの場所から可用性およびパフォーマンスを測定します。
ブラックアウト ターゲットの監視を一時停止して、スケジュールされたメンテナンス期間に対応します。
完全サービス監視 サービスの可用性、パフォーマンス、使用状況およびサービス・レベルのコンプライアンスを監視します。
構成 Oracle Access Manager 10gコンポーネント、Oracle Internet Directory 11g、Oracle Directory Integration Platform 11g、Oracle Virtual Directory 11g、Oracle Identity Federation 11gおよびOracle Directory Server Enterprise Edition (6.x、7.x、11gR1)について、構成メトリックを追跡し、構成スナップショットを取得して構成を比較します。
Management Connectors ヘルプデスク(チケット)コネクタでは、Enterprise Managerで発生したインシデントに対してヘルプデスク・チケットを発行します。イベント・コネクタでは、イベント情報を他の管理システムと共有します。
メトリックおよびアラート/イベント履歴 メトリックとアラート/イベントの履歴、それに関連する詳細を表示します。
メトリック拡張 新しいメトリックを作成して、ユーザー環境に固有の状況を監視します。
監視および診断 リアルタイム・メトリック、履歴データおよびアラート通知を受信します。Oracle Identity Management環境を予防的に監視します。監視対象のコンポーネントに対する主要なパフォーマンス・メトリックの即時利用可能なコレクションにより、短時間で効果を得ることができます。
監視テンプレートとテンプレート・コレクション 監視テンプレートでは、ターゲットの監視設定をカプセル化し、後で複数のターゲットに適用できます。管理グループでテンプレート・コレクションを使用すれば、ターゲットをグループに追加する際、管理設定が自動的にデプロイされます。
通知 様々な通知メソッド(電子メール、カスタムOSスクリプトの実行、PL/SQLプロシージャ、SNMPトラップなど)、繰返し通知、インシデント・ルール・セットを使用した通知関連のアクション、管理者の通知スケジュールを定義および使用します。
サービス・モデリング 広範なサポート対象プロトコルに基づいて重要なビジネス機能をモデル化します。
単一ステップ検出 Identity Management 10gコンポーネントとIdentity Management 11gコンポーネントを単一ステップで検出します。

サポートされるIdentity Management 10gコンポーネントには、Oracle Access Manager (OAM) 10g、Oracle Identity Manager (OIM) 9.x、Oracle Identity Federation (OIF) 10gおよびOracle Identity Management Suite 10g (Oracle Internet Directory、Directory Integration Platform、Delegated Administration Services、Single Sign-Onなど)が含まれます。

サポートされるIdentity Management 11gコンポーネントには、Oracle Internet Directory、Oracle Directory Integration Platform、Oracle Virtual Directory、Oracle Identity Federation、Oracle Access Manager、Oracle Identity ManagerおよびOracle Adaptive Access Managerが含まれます。単一ステップ検出により、監視環境を迅速に設定できます。

Oracle Directory Server Enterprise Edition (旧Sun Java Directory Server Enterprise Edition) 6.x、7.xおよび11gにもシンプルなターゲット検出が提供されます。

ビジネス・アプリケーション管理 ビジネス・アプリケーションのターゲットを作成および監視し、アプリケーションとビジネス・トランザクション、基礎となるITインフラストラクチャの関係を直感的に表すことができます。

次の機能は、Identity Management製品の使用制限付きライセンスに含まれるOracle Unified DirectoryおよびWebLogicベースのコンテナのライセンスを必要とします。WebLogicベースのコンテナは、Management Pack Plus for Identity Managementのライセンスを必要とし、これによって管理されます。

機能 説明
JVMの相互トランザクションのトレースにより行われるJVMスレッドのトレース JVMコンテナの各レイヤー(サーブレット、JSP、EJB、JDBCおよびSQL)のレスポンス時間ブレークダウンを表示します。
JVM診断エージェントのホット・デプロイメント WebLogic Serverの再起動や構成変更を行わずに、JVM診断エージェントをデプロイします。
JVMプールの監視 アプリケーションのすべてのJVMを同一の監視設定で一括して監視します。

JVMプールの監視によって、アプリケーションのすべてのJVMを同一の監視設定で一括して監視します。

次の機能は、Identity Management製品の使用制限付きライセンスに含まれるWebLogicベースのコンテナのライセンスを必要とします。WebLogicベースのコンテナは、Management Pack Plus for Identity Managementのライセンスを必要とし、これによって管理されます。

機能 説明
オーバーヘッドの少ない監視、通知およびダッシュボードが常時オン 過去の問題を診断し、停止の警告を早期に受信して、すべてのアプリケーションのステータスを単一のビューで確認できます。
ブラックアウト ターゲットの監視を一時停止して、スケジュールされたメンテナンス期間に対応します。
ビジネス・アプリケーション管理 ビジネス・アプリケーションのターゲットを作成および監視し、アプリケーションとビジネス・トランザクション、基礎となるITインフラストラクチャの関係を直感的に表すことができます。
コンポジット・アプリケーション管理 コンポジット・アプリケーションのすべてのメンバーおよび層を完全に可視化します。
Java EEおよびWebサービスのメトリックのコンテキスト表示

(GlassFishには適用されない)

Java EEおよびWebサービスのメトリックをドリルダウン・コンテキストで表示します。
Oracle Databaseを使用した層間トレース

(GlassFishには適用されない)

関連するすべてのアプリケーションおよびJVMに対するデータベース問題の影響を表示し、Javaとデータベース間で問題を分離します。
診断スナップショット

(GlassFishには適用されない)

JVMの監視および診断データのスナップショットをWebLogic Serverのログ・ファイルと関連付けて保存します。
特異なヒープ分析

(GlassFishには適用されない)

本番環境でメモリー・リーク分析を利用し、メモリー増加率およびメモリー・リークの分析を簡略化します。
パフォーマンスの履歴監視 可用性とパフォーマンス・データを一定期間追跡します。
JVMの相互トランザクションのトレース

(GlassFishには適用されない)

JVMスレッドをトレースします。JVMコンテナの各レイヤー(サーブレット、JSP、EJB、JDBCおよびSQL)のレスポンス時間ブレークダウンを表示します。
JVM診断エージェントのホット・デプロイメント

(GlassFishには適用されない)

WebLogic Serverの再起動や構成変更を行わずに、JVM診断エージェントをデプロイします。
ログ・ビューア

(GlassFishには適用されない)

ファイル・システムの保存場所に関係なく、Oracle Fusion Middlewareのログ・ファイルにすばやく簡単にアクセスできます。時間、重大度、実行コンテキストID (ECID)などのプロパティに基づき、すべてのOracle Fusion Middlewareコンポーネントのログ全体でログ・メッセージを検索し、関連付けを行います。
Management Connectors ヘルプデスク(チケット)コネクタでは、Enterprise Managerで発生したインシデントに対してヘルプデスク・チケットを発行します。イベント・コネクタでは、イベント情報を他の管理システムと共有します。
メトリックおよびアラート/イベント履歴 メトリックとアラート/イベントの履歴、それに関連する詳細を表示します。
メトリック拡張 新しいメトリックを作成して、ユーザー環境に固有の状況を監視します。
任意のレイヤーに関するメトリック表示

(GlassFishには適用されない)

カスタマイズされたダッシュボードおよびビューを自動的に生成します。
ミドルウェア診断アドバイザ

(GlassFishには適用されない)

ミドルウェアとデータベース・スタック全体のパフォーマンス・データと構成データに基づき、詳細なアドバイスと推奨を提供します。
監視テンプレートとテンプレート・コレクション 監視テンプレートでは、ターゲットの監視設定をカプセル化し、後で複数のターゲットに適用できます。管理グループでテンプレート・コレクションを使用すれば、ターゲットをグループに追加する際、管理設定が自動的にデプロイされます。
通知 様々な通知メソッド(電子メール、カスタムOSスクリプトの実行、PL/SQLプロシージャ、SNMPトラップなど)、繰返し通知、インシデント・ルール・セットを使用した通知関連のアクション、管理者の通知スケジュールを定義および使用します。
ルーティング・トポロジ Fusion Middlewareファーム/WebLogicドメインとそれに関連するターゲットの関係と状態を把握します。
インスツルメンテーションのオーバーヘッドなしにJVMおよびアプリケーションの状態をリアルタイムで表示

(Oracle Application ServerとOracle WebLogic Serverの両方にデプロイされたアプリケーションに適用)

テスト環境で問題を再現する必要がなくなります。
リクエスト・パフォーマンス 履歴ビューに、WebLogic Serverのコンテキストおよび基礎となるJVMから受け取ったエンドユーザー・リクエストに対するレスポンス時間を表示します。レスポンス時間ブレークダウンは、Weblogicコンテナの各レイヤー(サーブレット、JSP、EJB、JDBCおよびSQL)で入手できます。
サービス・レベル目標値

(GlassFishには適用されない)

アーキテクチャ内の任意のポイントに、インジケータおよびアラートのサービス・レベル目標値(SLO)を指定します。
処理中のトランザクションのトレース

(GlassFishには適用されない)

リクエストのパフォーマンス問題をリアルタイムで表示します。各リソース・ボトルネックおよびJavaメソッドで消費された時間を分析します。
WebLogicドメイン/JVMプールの監視

(GlassFishには適用されない)

アプリケーションのすべてのJVMを同一の監視設定で監視します。

次の機能は、Identity Management製品の使用制限付きライセンスに含まれるOracle Access Manager Coherenceベースのコンテナのライセンスを必要とします。Oracle Access Manager Coherenceベースのコンテナは、Management Pack Plus for Identity Managementのライセンスを必要とし、これによって管理されます。

機能 説明
デプロイの自動化 複数ノードを含むCoherenceクラスタのデプロイと設定を自動化します。
ブラックアウト ターゲットの監視を一時停止して、スケジュールされたメンテナンス期間に対応します。
キャッシュ・データ管理 キャッシュ・データの表示、エクスポート、パージなどの操作を実行します。
完全なクラスタ表示 すべてのCoherenceコンポーネントの詳細なメトリックを提供します。
構成管理 集中管理ユーザー・インタフェース・コンソールから複数のノード、キャッシュおよびサービスのランタイム構成パラメータを変更します。ノード構成を一定期間追跡し、キャッシュ、ノードおよびサービスのランタイム構成パラメータを変更します。
カスタマイズ可能なパフォーマンス・ビュー メトリック・パレットからメトリックを選択してカスタム・パフォーマンス・ビューを作成し、複数のメトリックをチャートにオーバーレイし、異なるビューを保存します。
ログ・ファイル監視 パターンを設定することにより、ノードのログ・ファイルを監視します。
Management Connectors ヘルプデスク(チケット)コネクタでは、Enterprise Managerで発生したインシデントに対してヘルプデスク・チケットを発行します。イベント・コネクタでは、イベント情報を他の管理システムと共有します。
メトリックおよびアラート/イベント履歴 メトリックとアラート/イベントの履歴、それに関連する詳細を表示します。
メトリック拡張 新しいメトリックを作成して、ユーザー環境に固有の状況を監視します。
複数クラスタの監視 単一コンソールから複数クラスタを監視します。
監視テンプレートとテンプレート・コレクション 監視テンプレートでは、ターゲットの監視設定をカプセル化し、後で複数のターゲットに適用できます。管理グループでテンプレート・コレクションを使用すれば、ターゲットをグループに追加する際、管理設定が自動的にデプロイされます。
通知 様々な通知メソッド(電子メール、カスタムOSスクリプトの実行、PL/SQLプロシージャ、SNMPトラップなど)、繰返し通知、インシデント・ルール・セットを使用した通知関連のアクション、管理者の通知スケジュールを定義および使用します。
ノードの起動と停止 Coherenceクラスタで既存ノードを停止し、新規ノードを起動します。
クラスタの起動と停止 Coherenceクラスタ全体を起動および停止します。
トポロジの表示 Coherenceキャッシュ、ノードおよびホストを、関連するコンテキスト内のパフォーマンス・アラートとともにグラフィックで表示します。

次の機能は、Identity Management製品の使用制限付きライセンスに含まれるOracle Identity Manager SOAベースのコンテナのライセンスを必要とします。Oracle Identity Manager SOAベースのコンテナは、Management Pack Plus for Identity Managementのライセンスを必要とし、これによって管理されます。

機能 説明
アダプタ・メトリック 様々なアダプタのスループットおよびエラー・メトリックをグラフィック形式で提供します。
ブラックアウト ターゲットの監視を一時停止して、スケジュールされたメンテナンス期間に対応します。
ビジネスとITの連携 相関関係および傾向について、ビジネスKPIとシステム・メトリックが1つのシステムに統合されます。
集中管理コンソール すべてのエンタープライズ・コンポーネントを一箇所から監視および管理します。
変更アクティビティ計画 データ・センター全体での変更アクティビティを計画し、リアルタイムに追跡し、実行する機能を提供します。アクティビティには、PSUパッチのロールアウト、データベースのExadataへの統合などがあります。
構成管理 BPEL Process Managerサーバー/ドメイン/プロセスおよびOracle Service Busの構成情報を収集します。
デプロイの自動化 BPELスーツケース、OSBリソース、SOAアーティファクトおよびSOAコンポジットのデプロイを自動化します。
検出およびサービス・モデリング Oracle BPELプロセス、Oracle Service Busベースのビジネス・サービスおよびプロキシ・サービスを検出します。SOAインフラストラクチャ用の自動システム・モデリング機能を提供します。
履歴分析およびレポート作成 収集されたメトリックおよび構成データを中央リポジトリに格納します。
インフラストラクチャ管理 SOAインフラストラクチャ・コンポーネントの可用性およびパフォーマンスを監視します。
Management Connectors ヘルプデスク(チケット)コネクタでは、Enterprise Managerで発生したインシデントに対してヘルプデスク・チケットを発行します。イベント・コネクタでは、イベント情報を他の管理システムと共有します。
メトリックおよびアラート/イベント履歴 メトリックとアラート/イベントの履歴、それに関連する詳細を表示します。
メトリック拡張 新しいメトリックを作成して、ユーザー環境に固有の状況を監視します。
監視テンプレートとテンプレート・コレクション 監視テンプレートでは、ターゲットの監視設定をカプセル化し、後で複数のターゲットに適用できます。管理グループでテンプレート・コレクションを使用すれば、ターゲットをグループに追加する際、管理設定が自動的にデプロイされます。
通知 様々な通知メソッド(電子メール、カスタムOSスクリプトの実行、PL/SQLプロシージャ、SNMPトラップなど)、繰返し通知、インシデント・ルール・セットを使用した通知関連のアクション、管理者の通知スケジュールを定義および使用します。
ルーティング・トポロジ Fusion Middlewareファーム/WebLogicドメインとそれに関連するターゲットの関係と状態を把握します。
ランタイム・ガバナンス 履歴の傾向、トラブルシューティング、根本原因の分析を行うために、パートナ・リンク(または任意のWebサービス)およびビジネス/プロキシ・サービスの可用性とパフォーマンスを測定および記録するSOAPテストを定義します。
サービス・レベルの管理 サービス・テストまたは統合トランザクションを使用してエンドユーザーの観点からサービスを監視します。また、サービスとその基礎となるITコンポーネントの関係をモデル化したり、実現されたサービス・レベルに関してレポートを作成します。

4.1.2 Management Pack Plus for Identity Managementのターゲット

次の項は、Management Pack Plus for Identity Managementの各ターゲット項目を要約したものです。

4.1.2.1 Identity Management 10gのターゲット

  • Access Manager — アクセス・サーバー
  • Access Manager — アイデンティティ・サーバー

  • Access Manager — アクセス・システム

  • Access Manager — アイデンティティ・システム

  • Identity Federationサーバー

  • Identity Federationシステム

  • Identity Managerリポジトリ

  • Identity Managerサーバー

  • Identity Managerシステム

  • 委任管理サーバー

  • ディレクトリ統合プラットフォーム・サーバー
  • Oracle Internet Directory

  • シングル・サインオン・サーバー

  • Identity Managementコンポーネントを実行するホスト

  • Access Manager - アクセス・システム、Access Manager - アイデンティティ・システム、Identity Federationシステム、およびアイデンティティ管理コンポーネントが稼働しているIdentity Managerシステムに関連付けられた汎用サービス・ターゲットまたはWebアプリケーション・ターゲット


4.1.2.2 Identity Management 11gのターゲット

  • Oracle Internet Directory
  • Oracle Unified Directory

  • Identity Federationサーバー

  • ディレクトリ統合プラットフォーム・サーバー

  • Oracle Virtual Directory

  • Oracle Access Manager

  • Oracle Access Managerクラスタ

  • Oracle Adaptive Access Manager

  • Oracle Adaptive Access Managerクラスタ
  • Oracle Identity Manager

  • Oracle Identity Managerクラスタ

  • Identity Managementコンポーネントを実行するホスト

  • Identity Management 11gコンポーネントに関連付けられた汎用サービス・ターゲットと、アイデンティティ・システムおよびアクセス・システム・ターゲット


4.1.2.3 Oracle Directory Server Enterprise Editionのターゲット

Oracle System Monitoring Plug-in for Oracle Directory Serverによって、Oracle Directory Server Enterprise Edition (旧Sun Java Directory Server Enterprise Edition) 6.xおよび7.x、さらにODSEE 11gR1にもシンプルなターゲット検出が提供されます。次のOracle DSEEターゲット・タイプがサポートされています。

  • Directory Server Enterprise
  • Directory Server Enterprise Editionサーバー

  • Directory Serverグループ
  • Oracle DSEEコンポーネントを実行するホスト


4.1.3 Management Pack Plus for Identity Managementのライセンスが必要なリンクへのアクセス

次に示すページおよびリンクは、使用するのにこのパックのライセンスが必要です。これらのページおよびリンクは、Enterprise Manager内の、次に示すIdentity Management固有のターゲットに適用されます。

ライセンスが必要なページ/リンク アクセス方法
「Identity and Access」ページ 「エンタープライズ・サマリー」ページで、「ターゲット」メニュー、「ミドルウェア」の順にクリックします。「ミドルウェア」ページで、「ミドルウェアの機能」メニュー、「Identity and Access」の順にクリックします。このページにあるすべてのリンクおよびドロップダウン・メニュー項目は、ライセンスを必要とします。
Identity Management 11gのターゲット 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「すべてのターゲット」の順にクリックします。「すべてのターゲット」ページで、「Identity Management 11gのターゲット」に記載されているターゲット・タイプのいずれかを選択します。すべてのリンクおよびドロップダウン・メニュー項目は、ライセンスを必要とします。
Oracle Directory Server Enterprise Editionのターゲット 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「すべてのターゲット」の順にクリックします。「すべてのターゲット」ページで、「Oracle Directory Server Enterprise Editionのターゲット」に記載されているターゲット・タイプのいずれかを選択します。すべてのリンクおよびドロップダウン・メニュー項目は、ライセンスを必要とします。
「Access Manager - アクセス・サーバー」ページ:
  • 「ブラックアウト」ボタン

  • 「可用性」リンク

  • 「関連付けられているディレクトリ・サーバーの情報」セクション

  • 「アラート」セクション

  • 「ホスト・アラート」セクション

  • 「構成」セクション

  • 「関連リンク」セクション

「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「すべてのターゲット」の順にクリックします。「すべてのターゲット」ページで、「Access Manager – アクセス・サーバー」タイプのターゲットを選択します。

または、「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「ミドルウェア」の順にクリックします。「ミドルウェアの機能」メニュー、「Identity and Access」の順にクリックします。

「Access Manager – アクセス・サーバー」のホームページにあるこれらの項目とセクション内のすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。

「Access Manager - アイデンティティ・サーバー」ページ:
  • 「ブラックアウト」ボタン

  • 「可用性」リンク

  • 「関連付けられているディレクトリ・サーバーの情報」セクション

  • 「アラート」セクション

  • 「ホスト・アラート」セクション

  • 「構成」セクション

  • 「関連リンク」セクション

「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「すべてのターゲット」の順にクリックします。「すべてのターゲット」ページで、「Access Manager – アイデンティティ・サーバー」タイプのターゲットを選択します。「Access Manager – アイデンティティ・サーバー」のホームページが表示されます。

または、「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「ミドルウェア」の順にクリックします。「ミドルウェアの機能」メニュー、「Identity and Access」の順にクリックします。

「Access Manager - アイデンティティ・サーバー」のホームページにあるこれらの項目とセクション内のすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。

「Access Manager – アイデンティティ・サーバー」の「パフォーマンス」ページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「すべてのターゲット」の順にクリックします。「すべてのターゲット」ページで、「Access Manager – アイデンティティ・サーバー」タイプのターゲットを選択します。「Access Manager - アイデンティティ・サーバー」のホームページで「パフォーマンス」サブタブを選択します。このページにあるすべての機能は、ライセンスを必要とします。
「Access Manager - アクセス・システム」ページ:
  • システム: グラフ・ページ

  • システム: 管理ページ

  • システム: コンポーネント・ページ

  • システム: トポロジ・ページ

「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「すべてのターゲット」の順にクリックします。「すべてのターゲット」ページで、「Access Manager – アクセス・システム」タイプのターゲットを選択します。

または、「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「ミドルウェア」の順にクリックします。「ミドルウェアの機能」メニュー、「Identity and Access」の順にクリックします。

「Access Manager - アクセス・システム」のホームページにあるすべての機能は、ライセンスを必要とします。「Access Manager - アクセス・システム」のホームページで、次の手順を実行します。

  • 「グラフ」サブタブを選択します。このページにあるすべての機能は、ライセンスを必要とします。

  • 「管理」サブタブを選択します。このページにあるすべての機能は、ライセンスを必要とします。

  • 「コンポーネント」サブタブを選択します。このページにあるすべての機能は、ライセンスを必要とします。

  • 「トポロジ」サブタブを選択します。このページにあるすべての機能は、ライセンスを必要とします。

Access Manager - アイデンティティ・システム
  • システム: グラフ・ページ

  • システム: 管理ページ

  • システム: コンポーネント・ページ

  • システム: トポロジ・ページ

「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「すべてのターゲット」の順にクリックします。「すべてのターゲット」ページで、「Access Manager – アイデンティティ・システム」タイプのターゲットを選択します。

または、「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「ミドルウェア」の順にクリックします。「ミドルウェアの機能」メニュー、「Identity and Access」の順にクリックします。

「Access Manager - アイデンティティ・システム」のホームページにあるすべての機能は、ライセンスを必要とします。「Access Manager - アイデンティティ・システム」のホームページで、次の手順を実行します。

  • 「グラフ」サブタブを選択します。このページにあるすべての機能は、ライセンスを必要とします。

  • 「管理」サブタブを選択します。このページにあるすべての機能は、ライセンスを必要とします。

  • 「コンポーネント」サブタブを選択します。このページにあるすべての機能は、ライセンスを必要とします。

  • 「トポロジ」サブタブを選択します。このページにあるすべての機能は、ライセンスを必要とします。

Identity Federationサーバー
  • 「ブラックアウト」ボタン

  • 「可用性」リンク

  • 「ユーザー・データ・ストア」セクション

  • 「フェデレーション・データ・ストア」セクション

  • 「アラート」セクション

  • 「ホスト・アラート」セクション

  • 「関連リンク」セクション

「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「すべてのターゲット」の順にクリックします。「すべてのターゲット」ページで、「Identity Federationサーバー」タイプのターゲットを選択します。

または、「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「ミドルウェア」の順にクリックします。「ミドルウェアの機能」メニュー、「Identity and Access」の順にクリックします。

「Identity Federationサーバー」のホームページにあるこれらの項目とセクション内のすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。

Identity Federationシステム
  • システム: グラフ・ページ

  • システム: 管理ページ

  • システム: コンポーネント・ページ

  • システム: トポロジ・ページ

「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「すべてのターゲット」の順にクリックします。「すべてのターゲット」ページで、「Identity Federationシステム」タイプのターゲットを選択します。

または、「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「ミドルウェア」の順にクリックします。「ミドルウェアの機能」メニュー、「Identity and Access」の順にクリックします。

「Identity Federationシステム」のホームページにあるすべての機能は、ライセンスを必要とします。「Identity Federationシステム」のホームページで、次の手順を実行します。

  • 「グラフ」サブタブを選択します。このページにあるすべての機能は、ライセンスを必要とします。

  • 「管理」サブタブを選択します。このページにあるすべての機能は、ライセンスを必要とします。

  • 「コンポーネント」サブタブを選択します。このページにあるすべての機能は、ライセンスを必要とします。

  • 「トポロジ」サブタブを選択します。このページにあるすべての機能は、ライセンスを必要とします。

Identity Managerリポジトリ
  • 「ブラックアウト」ボタン

  • 「可用性」リンク

  • 「プロビジョニング」セクション

  • 「関連付けられているリモート・マネージャ」セクション

  • 「アラート」セクション

  • 「ホスト・アラート」セクション

  • 「関連リンク」セクション

「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「すべてのターゲット」の順にクリックします。「すべてのターゲット」ページで、「Identity Managerリポジトリ」タイプのターゲットを選択します。

または、「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「ミドルウェア」の順にクリックします。「ミドルウェアの機能」メニュー、「Identity and Access」の順にクリックします。

「Identity Managerリポジトリ」のホームページにあるこれらの項目とセクション内のすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。

Identity Managerサーバー
  • 「ブラックアウト」ボタン

  • 「可用性」リンク

  • 「アラート」セクション

  • 「ホスト・アラート」セクション

  • 「関連リンク」セクション

「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「すべてのターゲット」の順にクリックします。「すべてのターゲット」ページで、「Identity Managerサーバー」タイプのターゲットを選択します。

または、「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「ミドルウェア」の順にクリックします。「ミドルウェアの機能」メニュー、「Identity and Access」の順にクリックします。

「Identity Managerサーバー」のホームページにあるこれらの項目とセクション内のすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。

Identity Managerサーバーの「パフォーマンス」ページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「すべてのターゲット」の順にクリックします。「すべてのターゲット」ページで、「Identity Managerサーバー」タイプのターゲットを選択します。「Identity Managerサーバー」のホームページで「パフォーマンス」サブタブを選択します。このページにあるすべての機能は、ライセンスを必要とします。
Identity Managerシステム
  • システム: グラフ・ページ

  • システム: 管理ページ

  • システム: コンポーネント・ページ

  • システム: トポロジ・ページ

「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「すべてのターゲット」の順にクリックします。「すべてのターゲット」ページで、「Identity Managerシステム」タイプのターゲットを選択します。

または、「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「ミドルウェア」の順にクリックします。「ミドルウェアの機能」メニュー、「Identity and Access」の順にクリックします。

「Identity Managerシステム」のホームページにあるすべての機能は、ライセンスを必要とします。「Identity Managerシステム」のホームページで、次の手順を実行します。

  • 「グラフ」サブタブを選択します。このページにあるすべての機能は、ライセンスを必要とします。

  • 「管理」サブタブを選択します。このページにあるすべての機能は、ライセンスを必要とします。

  • 「コンポーネント」サブタブを選択します。このページにあるすべての機能は、ライセンスを必要とします。

  • 「トポロジ」サブタブを選択します。このページにあるすべての機能は、ライセンスを必要とします。

アイデンティティ管理コンポーネントを使用している「ホスト」ページ
  • ホーム

  • 監視

  • 制御

  • ジョブ・アクティビティ

  • 情報パブリッシャ・レポート

  • 管理

  • Net Services管理

  • ログ・ファイル・アラート

  • 記憶域詳細

  • リモート・ファイル・エディタ

  • ホスト・コマンドの実行

  • 権限委任設定

  • 関連ターゲット

  • 構成

  • コンプライアンス

  • ターゲット設定

  • ターゲット情報

「エンタープライズ・サマリー」ページで、「ターゲット」メニュー、「ミドルウェア」の順にクリックします。「ミドルウェア」ページで、「ミドルウェアの機能」メニュー、「Identity and Access」の順にクリックします。このページにあるすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。
ホスト
  • ホスト: パフォーマンス・ページ

  • ホスト: 管理・ページ

  • ホスト: ターゲット・ページ

「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「ホスト」の順にクリックします。「ホスト」ページで、次の手順を実行します。
  • 「パフォーマンス」サブタブを選択します。このページにあるすべての機能は、ライセンスを必要とします。

  • 「管理」サブタブを選択します。このページにあるすべての機能は、ライセンスを必要とします。(注意: 「管理」ページは、Linuxオペレーティング・システムでのみ使用できます)。

  • 「ターゲット」サブタブを選択します。このページにあるすべての機能は、ライセンスを必要とします。


4.1.4 ターゲット固有のページの範囲外でライセンスが必要なリンク

ライセンスが必要なページ/リンク アクセス方法
アプリケーション・パフォーマンス管理 「設定」メニューで、「ミドルウェア管理」「アプリケーション・パフォーマンス管理」の順に選択します。「アプリケーション・パフォーマンス管理」ページでは、アプリケーション・パフォーマンス管理エンジンの登録および管理機能などの項目は、Management Pack Plus for Identity Managementのライセンスを必要とします。
クライアント・システム・アナライザ 「Enterprise」メニューで、「構成」を選択します。「クライアント・システム・アナライザ」と「クライアント構成」の項目は、Management Pack Plus for Identity Managementのライセンスを必要とします。
コンプライアンス 「Enterprise」メニューで、「コンプライアンス」を選択します。「ライブラリ」ページ、「リアルタイム監視」ページおよび「結果」ページに関連するすべての機能、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Management Pack Plus for Identity Managementのライセンスを必要とします。
構成収集の拡張性 「Enterprise」メニューで、「構成」、「カスタム」の順に選択します。このページにあるすべての機能、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Management Pack Plus for Identity Managementのライセンスを必要とします。
構成比較 「Enterprise」メニューで、、「構成」、「比較」の順に選択します。このページにあるすべての機能、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Management Pack Plus for Identity Managementのライセンスを必要とします。
構成履歴 「Enterprise」メニューで、「構成」、「履歴」の順に選択します。このページにあるすべての機能、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Management Pack Plus for Identity Managementのライセンスを必要とします。
構成インスタンス・ブラウザ 「ターゲット」メニューで、「ミドルウェア」を選択します。上で識別されたFusion Middleware関連のターゲットを選択します。ターゲットのメニューから、「構成」サブメニューをクリックします。このサブメニューにあるすべての機能、リンク、ボタンおよびドリルダウン(「トポロジ」を除く)は、Management Pack Plus for Identity Managementのライセンスを必要とします。
構成の保存 「Enterprise」メニューで、「構成」、「保存」の順に選択します。このページにあるすべての機能、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Management Pack Plus for Identity Managementのライセンスを必要とします。
構成検索 「Enterprise」メニューで、「構成」、「検索」の順に選択します。このページにあるすべての機能、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Management Pack Plus for Identity Managementのライセンスを必要とします。
構成トポロジ 「Enterprise」メニューで、、「構成」、「トポロジ」の順に選択します。「表示」ドロップダウン・メニューにある「使用者」は、Management Pack Plus for Identity Managementのライセンスを必要とします。

「Enterprise」メニューで、、「構成」、「トポロジ」、「カスタマイズ」の順に選択します。このメニューにあるすべての機能、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Management Pack Plus for Identity Managementのライセンスを必要とします。

変更アクティビティ計画 「Enterprise」メニューで、「構成」を選択します。「変更アクティビティ計画」「マイ・タスク」の項目は、Management Pack Plus for Identity Managementのライセンスを必要とします。
ユーザー定義デプロイメント・プロシージャ(UDDP) 「Enterprise」メニューで、「プロビジョニングとパッチ適用」「プロシージャ・ライブラリ」の順に選択します。プロビジョニング・ライブラリ・ページのアクション・リストの「新規作成」オプションは、Management Pack Plus for Identity Managementのライセンスを必要とします。
リアルタイムな構成変更の検出 「Enterprise」メニューで、「コンプライアンス」を選択します。「ライブラリ」ページ、「結果」ページおよび「リアルタイム監視」ページに関連するすべての機能、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Management Pack Plus for Identity Managementのライセンスを必要とします。

4.1.5 使用制限付きライセンス

次の各項で、Real User Experience Insight (RUEI)の使用制限付きライセンスおよびEnterprise Manager Cloud Control Service Level Managementの使用制限付きライセンスについて概説します。

4.1.5.1 Real Experience Insightの使用制限付きライセンス

ライセンスが必要なOracle Identity Managerから提供されるOracle Access Manager SSO URLおよびOracle Identity Manager Webページを監視するという明確な目的で、Real User Experience Insight (およびサブコンポーネント)の使用制限付きライセンスが含まれています。

RUEIの機能の詳細は、第7章「Oracle Real User Experience Insight」を参照してください。

4.1.5.2 Service Level Managementの使用制限付きライセンス

Management Pack Plus for Identity Managementには、Enterprise Manager Cloud Control Service Level Managementの全機能が含まれます。

詳細は、第7章「Enterprise Manager Cloud Control Service Level Management」を参照してください。