この章では、使用環境にダウンロードされている既存の管理エージェント・イメージを、BP1を含む管理エージェント・イメージに更新する方法を説明します。一度イメージを更新すると、この更新済イメージを使用してインストールされる管理エージェントには、BP1パッチを適用する必要がなくなります。
現在、BP1を含む更新済イメージが用意されているのは、Linux32およびLinux 64ビット・プラットフォームのみです。他のプラットフォーム用としてBP1を含む管理エージェント・バイナリがリリースされた場合には、この後の項で説明する手順を繰り返すだけで管理エージェントを更新できます。
BP1を含む管理エージェント・バイナリのバージョンは、前の12.1.0.1.リリースと同じです。次の内容について説明します。
OMSとターゲット管理エージェント・ホストが同じプラットフォームにある場合は、次の手順を実行します。
管理エージェントzipファイルを次のURLのOracle Technology Network (OTN)からダウンロードします。
http://www.oracle.com/technetwork/oem/grid-control/downloads/oem-upgrade-console-502238.html
このファイルをOMS_HOME/sysman/agentディレクトリにコピーします。
複数OMSのケースでは、このファイルをすべてのOMSインスタンスのOracleホームにコピーします。
OMSとターゲット管理エージェント・ホストが異なるプラットフォームにある場合は、次の手順を実行します。
Cloud Controlコンソールにログインします。
「設定」メニューで、「拡張性」、「自己更新」の順に選択します。
「エージェント・ソフトウェア」エンティティを選択し、「開く」をクリックします。
これにより、「エージェント・ソフトウェア更新版」ページが表示されます。ここでは、管理エージェント・プラットフォーム・バイナリのステータスが表示されます。
バイナリの更新を行うプラットフォームを選択します。
例を示すために、Linux x86バイナリを選択しています。現在、バンドル・パッチ1を含むLinux x86管理エージェント・バイナリが提供されています。既存のLinux x86管理エージェント・バイナリをこれらの新しいバージョンで更新します。
「アクション」リストで「解除」を選択します。
確認メッセージで「解除」をクリックします。
ライブラリから管理エージェント・バイナリを解除するジョブがトリガーされます。次の図は、このジョブが正常に完了した場合の確認メッセージです。
ジョブが終了すると、ページはリフレッシュされ、管理エージェント・バイナリのステータスが「ダウンロード済」に変わります。次の図は、Linux x86バイナリのステータスが「ダウンロード済」に変更されたことを示します。
ステータスが「ダウンロード済」の行を選択し、「アクション」リストの「削除」をクリックします。
確認メッセージで「削除」をクリックします。
これにより次のメッセージが表示されます。
ページをリフレッシュして、選択した管理エージェント・バイナリがライブラリからなくなったことを確認します。
ステータスが「使用可能」の管理エージェント・バイナリを削除するには、行を選択し、「アクション」リストの「削除」をクリックします。
例を示すために、Linux x86管理エージェント・バイナリを選択しています。
確認メッセージで「削除」をクリックします。
これにより次のメッセージが表示されます。
ページをリフレッシュして、選択した管理エージェント・バイナリがライブラリからなくなったことを確認します。
「自己更新」ページで「エージェント・ソフトウェア」エンティティを選択して、「更新の確認」をクリックし、最新のエージェント・バイナリを取得します。
トリガーされたジョブが終了すると、「使用可能な更新」列が更新されていることがわかります。確認メッセージも表示されます。