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Oracle® Enterprise Managerバンドル・パッチ1アプリケーション・ガイド
12cリリース1 (12.1.0.1)
B69692-02
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3 BP1を含むエージェント・イメージへの既存エージェント・イメージの更新

この章では、使用環境にダウンロードされている既存の管理エージェント・イメージを、BP1を含む管理エージェント・イメージに更新する方法を説明します。一度イメージを更新すると、この更新済イメージを使用してインストールされる管理エージェントには、BP1パッチを適用する必要がなくなります。

現在、BP1を含む更新済イメージが用意されているのは、Linux32およびLinux 64ビット・プラットフォームのみです。他のプラットフォーム用としてBP1を含む管理エージェント・バイナリがリリースされた場合には、この後の項で説明する手順を繰り返すだけで管理エージェントを更新できます。

BP1を含む管理エージェント・バイナリのバージョンは、前の12.1.0.1.リリースと同じです。次の内容について説明します。

3.1 OMSとターゲット管理エージェント・ホストが同じプラットフォームにある場合

OMSとターゲット管理エージェント・ホストが同じプラットフォームにある場合は、次の手順を実行します。

  1. 管理エージェントzipファイルを次のURLのOracle Technology Network (OTN)からダウンロードします。

    http://www.oracle.com/technetwork/oem/grid-control/downloads/oem-upgrade-console-502238.html
    
  2. このファイルをOMS_HOME/sysman/agentディレクトリにコピーします。

    複数OMSのケースでは、このファイルをすべてのOMSインスタンスのOracleホームにコピーします。

3.2 OMSとターゲット管理エージェント・ホストが異なるプラットフォームにある場合

OMSとターゲット管理エージェント・ホストが異なるプラットフォームにある場合は、次の手順を実行します。

  1. Cloud Controlコンソールにログインします。

  2. 「設定」メニューで、「拡張性」「自己更新」の順に選択します。

    図3-1 「自己更新」ページ

    「自己更新」ページ
  3. 「エージェント・ソフトウェア」エンティティを選択し、「開く」をクリックします。

    図3-2 「エージェント・ソフトウェア」エンティティ

    「開く」を選択

    これにより、「エージェント・ソフトウェア更新版」ページが表示されます。ここでは、管理エージェント・プラットフォーム・バイナリのステータスが表示されます。

    図3-3 エージェント・ソフトウェア更新版のステータス

    エージェント・ソフトウェアのステータス
  4. バイナリの更新を行うプラットフォームを選択します。

    例を示すために、Linux x86バイナリを選択しています。現在、バンドル・パッチ1を含むLinux x86管理エージェント・バイナリが提供されています。既存のLinux x86管理エージェント・バイナリをこれらの新しいバージョンで更新します。

  5. 「アクション」リストで「解除」を選択します。

    図3-4 「エージェント・ソフトウェア更新版」の「解除」アイコン

    解除アクション
  6. 確認メッセージで「解除」をクリックします。

    図3-5 「解除」確認メッセージ

    確認メッセージ

    ライブラリから管理エージェント・バイナリを解除するジョブがトリガーされます。次の図は、このジョブが正常に完了した場合の確認メッセージです。

    図3-6 ジョブが正常に発行されたことを示すメッセージ

    確認メッセージ

    ジョブが終了すると、ページはリフレッシュされ、管理エージェント・バイナリのステータスが「ダウンロード済」に変わります。次の図は、Linux x86バイナリのステータスが「ダウンロード済」に変更されたことを示します。

    図3-7 「ダウンロード済」ステータスへの変更

    ダウンロード済ステータスへの変更
  7. ステータスが「ダウンロード済」の行を選択し、「アクション」リストの「削除」をクリックします。

    図3-8 行の削除

    削除アクション
  8. 確認メッセージで「削除」をクリックします。

    図3-9 「更新の削除」確認メッセージ

    更新の削除

    これにより次のメッセージが表示されます。

    図3-10 削除の確認

    削除の確認メッセージ
  9. ページをリフレッシュして、選択した管理エージェント・バイナリがライブラリからなくなったことを確認します。

  10. ステータスが「使用可能」の管理エージェント・バイナリを削除するには、行を選択し、「アクション」リストの「削除」をクリックします。

    例を示すために、Linux x86管理エージェント・バイナリを選択しています。

    図3-11 エージェント・ソフトウェア更新版

    エージェントの更新

    図3-12 エージェント・バイナリの削除

    バイナリの削除
  11. 確認メッセージで「削除」をクリックします。

    図3-13 「更新の削除」確認メッセージ

    更新の削除

    これにより次のメッセージが表示されます。

    図3-14 削除の確認

    削除の確認メッセージ
  12. ページをリフレッシュして、選択した管理エージェント・バイナリがライブラリからなくなったことを確認します。

  13. 「自己更新」ページで「エージェント・ソフトウェア」エンティティを選択して、「更新の確認」をクリックし、最新のエージェント・バイナリを取得します。

    図3-15 最新のエージェント・バイナリ

    最新バイナリ

    トリガーされたジョブが終了すると、「使用可能な更新」列が更新されていることがわかります。確認メッセージも表示されます。

    図3-16 「確認」メッセージ

    新しい更新の確認