Oracle Enterprise Manager Cloud Controlは、仮想データセンター(vDC)を作成および管理するために、Enterprise Manager Ops Centerに統合されています。vDC内で、vServerはユーザーにとって完全なシステムとして認識され、ユーザーは、それをDBaaSまたはMWaaSプライベート・クラウドとしてオンデマンドで最適化できます。
Oracle Enterprise Manager Ops Centerで、IaaSクラウド・プラットフォーム・サービスは、仮想データセンター(vDC)、つまり、プールされたサーバー、ストレージおよびネットワーク・リソースによりサポートされる仮想環境です。クラウド管理者は、vDCを設定してSPARC(論理ドメイン)用のOracle VMサーバーを実行します。Enterprise Manager Cloud Controlユーザーは、論理ドメインで必要に応じてvServerを自動的に作成します。各vServerは、vDCのリソースから要件を引き出します。
この項では、Enterprise Manager Ops CenterでvDCを作成する方法とそれをEnterprise Manager Cloud Controlに接続する方法を説明します。
Enterprise Manager 12c Cloud Controlリリース5 (Ops CenterのEnterprise Controllerに接続するように構成された仮想サービス・アダプタ付き)。「動的リソース・プロビジョニングの開始」を参照してください。
管理対象のストレージおよびネットワーク・アセットを持つEnterprise Manager Ops Centerリリース3。製品のインストールとアセットの検出に関する情報は、Oracle Enterprise Manager Ops Centerの『インストレーション・ガイドfor Oracle Solaris Operating System』
および『構成リファレンス』
を参照してください。
Oracle Enterprise Manager Ops Centerクライアント・キット(2つのソフトウェア製品の間の通信を有効化する変更が含まれています)。このキットは、My Oracle Supportのhttps://support.oracle.com/epmos/faces/PatchDetail?patchId=21190506で入手できます。
Ops Centerの最小要件は、同一配置構成です(1つのシステムでEnterprise Controller、Proxy Controllerおよび埋込みOracle Databaseをホストします)。
Enterprise Controllerの要件:
T4-1以上のSun Server
Oracle VM Server for SPARCを実行しているvServerにプロビジョニングされるバージョンと同じかそれ以上のバージョンのOracle Solaris 11。サポートされているバージョンはOracle Solaris 11、11.1および11.2ですが、最適パフォーマンスを得るには、Oracle Solaris 11.2の最新のSRUを使用してください。
Proxy Controllerの要件:
Enterprise Controllerと同一配置にするか、Enterprise Controller用のサーバー、ネットワークおよびオペレーティング・システムと同じ最小要件を備えたシステムで実行されていること。
Oracle VM Server for SPARC制御ドメインの要件:
Oracle VM Server for SPARC 3.1以上
Oracle Solaris 11、11.1および11.2。バージョンは、vServerで実行されるバージョンと同じかそれ以上である必要があります。異なるバージョンのOracle Solaris 11を提供するには、オペレーティング・システムごとに制御ドメインを作成します。
ストレージ・エレメントと管理ドメインの間で最適パフォーマンスを得るには、管理ドメインをホスティングしている各サーバーに、4Gb以上のファイバ・チャネルHBAと、10Gbのイーサネット・カードを搭載してください。1GBのイーサネット・カードが最小要件です。
ネットワーク・アセットと仮想アセットの適切なサイズは一様ではありません。このドキュメントでお薦めしている内容は、ユーザーの目的とサイト要件にも左右されます。サイジングの検討については、https://blogs.oracle.com/jsavit/entry/best_practices_top_ten_tuningのOracleブログにある、仮想アセット用のリソース調整におけるいくつかの適切な慣行を参照してください。
Oracle VMS Server for SPARC論理ドメインの要件:
Oracle VM Server for SPARC 3.1以上
Ops Center OSイメージ・リポジトリで使用可能なバージョンのOracle Solaris。
ストレージ・リソースの要件:
適切なWWNにのみ公開された専用LUN。LUNは、シン・プロビジョニングではなく完全プロビジョニングする必要があります。ファイバ・チャネルLUNまたはiSCSI LUN (あるいはその両方)を使用できます。
ファイバ・チャネルLUNでは、1つ以上のSAN静的ストレージ・ライブラリを作成します。
iSCSI LUNでは、ストレージ・サーバーの検出時にSAN動的ストレージ・ライブラリが作成されますが、vDCにはこのライブラリを使用できません。少なくとも1つの静的SANストレージ・ライブラリを作成します。10Gbのイーサネット・ネットワーク接続を使用し、iSCSI接続の数を調整します。8スレッド/接続の場合: iscsiadm modify initiator-node -c 8
。
ストレージ・エレメントと管理ドメインの間で最適パフォーマンスを得るには、管理ドメインをホスティングしている各サーバーに、4Gb以上のファイバ・チャネルHBAと、10Gbのイーサネット・カードを搭載してください。1GBのイーサネット・カードが最小要件です。
ネットワークの要件:
仮想ネットワークをプロビジョニングする専用のVLAN IDを使用して各コントロール・ドメインに別々のインタフェースを提供するための、アイソレーテッドEthernetスイッチで支援されているファブリック、または複数のネットワーク・スイッチを横断している1組のルーティング不可能なVLAN。
専用ネットワーク・ドメイン。デフォルト・ネットワーク・ドメインは使用しないでください。
OSをプロビジョニングしてvServerにアクセスするための1つ以上のパブリック・ネットワーク。パブリック・ネットワークは、vServerをプロビジョニングするためのIPアドレスのブロックを提供します。IPアドレスの数は、サポートできるvServerの数と同一です。現在と将来のすべての要件に対応できるネットワークのサイズを検討します。クラスC(たとえば、10.0.0.1/24)ネットワークを使用すると256のvServerを作成でき、クラス16Cネットワーク(たとえば、10.0.0.2/20)を使用すると4096のvServerを作成できます。
クラスタウェアおよび内部ホスト接続用のプライベート・ネットワーク。
ソフトウェア・ライブラリの要件:
転送レートの高いストレージ・サーバーにライブラリを配置します。
OSバージョンをプロビジョニングするには、Oracle Solaris 11ソフトウェア更新ライブラリにそのバージョンのパッケージが含まれる必要があります。このリポジトリは、製品のインストール中に作成されます。さらに、Oracle Solaris 11 SRUライブラリをダウンロードする必要があります。マスターIPSリポジトリ(MSR)ダウンロードが完了していることを確認します。
Oracle Solaris 11ソフトウェア・ライブラリを、アクティブに使用中のリリースおよびSRUのバージョンに制限します。
クライアント・キットからOracle Solaris 11ソフトウェア・ライブラリにパッケージを追加します。
PaaSソリューションを設定するには、ソリューションの次の各コンポーネントに対してタスクを実行します。
Enterprise Managerの仮想サービス・アダプタは、Enterprise ManagerとEnterprise Manager Ops Centerの間のインタフェースです。統合を構成するため、Enterprise Manager Ops Centerのメイン・コンポーネントであるEnterprise Controllerがステージング・サーバーとして追加されます(「ステージング・サーバーの追加」を参照)。
Oracle Enterprise Manager Ops Centerの構成が完了したら、次の情報を使用してEnterprise Manager Cloud Controlを構成します。
Enterprise ControllerのIPアドレス
クラウド・ユーザー・アカウントのユーザー名とパスワード
https://support.oracle.com/に移動して、Ops Centerクライアント・キット、p21190506_121050_Generic.zip
を入手します。キットは、OC DVDバンドルでも入手できます。
キットには、PaaS操作とスクリプトを有効化するために変更された、論理ドメインをプロビジョニングするパッケージが含まれます。
ORCLsysman-iaas-cli.pkg
ORCLsysman-paas-cli.pkg
post-script-paas-$<post-script-paas.version>.p5p
圧縮ファイル中のファイルを、選択した場所に展開します。これらのパッケージとスクリプトは、Oracle Solaris 11用のOps Centerリポジトリにアップロードされ、OS更新プロファイルで使用されます。
次に示すのは、Enterprise Manager Ops Centerを構成するために必要な主要タスクです。
タスクをすべて完了するのに、2、3時間かかる可能性があります。タスクのいくつかを同時に実行できます。つまり、あるものを開始する前に1つのジョブの完了を待機する必要はありません。
vDCは、ネットワーク、ストレージおよび制御ドメインのプールに依存します。これは、リポジトリ内のプロファイルに従って、現在のOSリポジトリのイメージからそのサーバーをプロビジョニングします。Ops Center Admin、Storage Admin、Virtualization AdminおよびCloud Adminロールまたはroot権限を持つユーザーとしてログインし、リソースを構成します。
PaaSソリューションを有効化するパッケージは、post-script-paas-$<post-script-paas.version>.p5p
です。このファイルは、My Oracle Supportからダウンロードした圧縮ファイル内にあり、圧縮ファイルの内容を展開したEnterprise Controller上のディレクトリに存在します。この手順でOps CenterのOracle Solaris 11リポジトリにファイルをインポートし、Enterprise Manager Cloud Controlステージング・サーバーとOps Centerリソースの間の通信を有効化できるようにします。
「コンテンツの追加」アクションを使用して、Oracle Solaris 11ソフトウェア更新ライブラリに手動でISOイメージ・ファイルを追加します。
新しいリポジトリでイメージを見つけます。
ナビゲーション・ペインで「ライブラリ」を展開します。
「ソフトウェア・ライブラリ」をクリックし、Oracle Solaris 11ソフトウェア更新ライブラリをクリックします。
「アクション」ペインで、「コンテンツの追加」をクリックします。
「リポジトリURL」フィールドに、file:///<fullpath>/post-script-paas-$<post-script-paas.version>.p5p
という構文を使用して、Enterprise Controllerのファイルの場所を入力します。使用するファイルに基づいて、パスとバージョンを記入します。
使用する環境で資格証明が必要な場合、システムの資格証明のSystemDefinedSupportCredentialを指定します。
ジョブが完了すると、ファイルはOracle Solaris 11ソフトウェア・ライブラリの「コンテンツ」タブにリストされます。確認するには、Oracle Solaris 11ソフトウェア・ライブラリの「コンテンツ」タブを開き、PaaSを検索します。
ファブリックは、ネットワーク・インタフェース・カードとネットワーク・スイッチから構成される物理インフラストラクチャです。ネットワーク・ドメインは、少なくとも1つのファブリックからのネットワーク・リソースを組み合せた論理インフラストラクチャです。仮想アセットが使用するネットワークは、ネットワーク・ドメインによって管理されるVLAN IDから作成されます。物理ファブリックでは、これらの仮想ネットワークが、ネットワーク・ドメインを通じて、そのタイプに応じた方法でサポートされます。ネットワーク・リソースをvDCに提供するには、適切な構造からネットワーク・ドメインを作成します。
ネットワーク・ドメインを作成するには、ネットワーク管理者のロールを持っている必要があります。
使用可能なファブリックを確認するには、「アセット」ペインの「ネットワーク」を展開します。ファブリックを選択します。ファブリックごとに、中央ペインのダッシュボードに管理機能フィールドが含まれます。新しいネットワーク・ドメインに物理ネットワーク・リソースを提供する場合、次のオプションがあります。
既存のホスト管理のファブリックを使用します。
管理対象外のファブリックをホスト管理のファブリックに変換してから使用します。
新しいホスト管理のファブリックを作成します。
管理対象外のファブリックを使用します。
管理対象外のファブリックをホスト管理のファブリックに変換するには、VLAN ID範囲の割当てアクションを使用します。ファブリックをサポートするアイソレーテッド・スイッチのVLANに一致する範囲を指定します。ファブリックがアイソレーテッド・スイッチでサポートされない場合、構成済のルーティングされていないVLANS(たとえば、1001-1200)を表す任意のVLAN ID範囲を使用できます。
新しいホスト管理ファブリックを作成するには、次の手順を実行します。
ナビゲーション・ペインで、「ネットワーク」に移動し、ドロップダウン・リストからファブリックを選択します。
「アクション」ペインで、「イーサネット・ファブリックの定義」をクリックします。
ウィザードで、「ファブリック名」フィールドに名前を入力します。説明を入力します。「次へ」をクリックします
VLAN IDの範囲を入力します。ファブリックがアイソレーテッド・スイッチでサポートされる場合、スイッチのVLANに一致する範囲を指定します。ファブリックがアイソレーテッド・スイッチでサポートされない場合、1001-1200などの任意のVLAN ID範囲を使用します。
ファブリックに関連付けるネットワークを選択し、「次へ」をクリックします。
サマリーを確認し、「終了」をクリックします。新しいファブリックはホスト管理型です
管理対象外のファブリックを使用するには、そのパブリック・ネットワークのセットをプライベート・ネットワークとして割り当てるか、ファブリックをホスト管理のファブリックに変換します。
Ops Centerによる物理ファブリックの管理後、そのネットワーク・リソースはシステム定義のデフォルト・ネットワーク・ドメイン内に存在しますが、仮想データセンターのためにデフォルト・ネットワーク・ドメインを使用することはできません。かわりに、特にvDCを含むサーバー・プールをサポートするために、ネットワーク・ドメインを作成します。
ネットワーク・ドメインはネットワークのためのコンテナで、物理ファブリックとサーバー・プールの関係を処理します。ファブリックは、リンクやIPサブネットなどのネットワーク・リソースを提供します。ネットワーク・ドメイン内で、検出または指定されたネットワークは、割当てに使用できます。これらは、パブリック・ネットワークと呼ばれます。そのネットワーク・リソースは定義済です。もう1つのネットワークのタイプは、動的です(つまり、ネットワークは、必要時にネットワーク・ドメインで使用可能なIPアドレス領域を使用して作成されます)。これらは、特定の目的で特定のネットワーク・ドメイン内にのみ存在するため、プライベート・ネットワークと呼ばれます。
仮想データセンターを使用する場合、ネットワーク・ドメインは、プライベート・ネットワークを提供する必要があります。既存のパブリック・ネットワークにはIPサブネット・アドレスとVLAN IDがすでにあるため、仮想データセンターの既存のパブリック・ネットワークを使用するには、ネットワーク・ドメインに各ネットワークを追加し、それを静的プライベート・ネットワークにする必要があります。
注意: 仮想データセンターをサポートするためにデフォルト・ネットワーク・ドメインを使用しないでください。デフォルト・ネットワーク・ドメインを指定することは禁止されていませんが、そのネットワークを選択することはできません。 |
ネットワーク・ドメインはネットワークをサーバー・プールに提供していますが、これはVLAN IDを使用した論理的な関連付けにすぎません。ネットワーク・リソースを使用するには、サーバー・プールのコントロール・ドメインをサポートする各物理サーバーに、ネットワーク・ドメイン内のファブリックに対する物理接続が含まれる必要があります。
ナビゲーション・ペインで「ネットワーク」を展開します。
標準ビューにネットワークが表示されます。デフォルト・ネットワーク・ドメインが選択されています。
「アクション」ペインで、「ネットワーク・ドメインの作成」をクリックします。
ネットワーク・ドメインの識別ペインで、ネットワーク・ドメインの名前と説明を入力します。タグも追加できます。
ファブリックを追加するステップで、少なくとも1つのファブリックを選択します。
ネットワーク作成制限は、デフォルト値を使用します。この値は、同時に使用中にできる動的プライベート・ネットワークの最大数で、設定したVLAN IDの範囲で、VLAN IDの数によって設定されます。
プライベート・ネットワークでは、ネットワーク・ドメインの使用可能なIPアドレスのプールからIPアドレスを使用します。組織で他の目的のために使用しているIPアドレスを除外するには、それらを予約済IPアドレスの範囲表に指定します。これらのアドレスは、動的プライベート・ネットワークで使用できません。
ネットワークの関連付けステップで、既存のネットワークを新しいネットワーク・ドメインに追加します。パブリック・ネットワークとして使用するネットワークを追加します。このネットワークは、vServerをプロビジョニングするために使用されます。
確認して「終了」をクリックします。
ジョブが完了すると、ナビゲーション・ペインに新しいネットワーク・ドメインがリストされます。
パブリック・ネットワークを選択して、管理対象IP範囲の編集を選択します。ネットワーク管理者が提供する、一定範囲または一連のIPアドレスを指定します。これらのアドレスは、後でvServerをサポートするために使用されます。
Ops Centerでストレージ・デバイスが検出されると、動的ストレージ・ライブラリが作成されますが、そのライブラリを使用してvDCをサポートすることはできません。そのかわりに、静的ストレージ・ライブラリを作成します。
管理ドメインのメタデータを格納するNASストレージ・ライブラリを作成します。このストレージは、vDC専用です。このライブラリは他の目的に使用しないでください。
操作上のデータを格納するSANライブラリを、少なくとも1つ作成します。
ストレージ・ライブラリはブロック・ストレージで、論理ユニット番号(LUN)を使用します。LUNは、LUNの形式のファイバ・チャネル・ディスクまたはiSCSIディスクによって支援されます。
SAN LUNは、ファイバ・チャネルまたはiSCSIターゲット・グループに関連付けられます。ファイバ・チャネル・ターゲットは専用の光ネットワークを使用し、iSCSIターゲットはIPネットワークを使用しますが、どちらのプロトコルでも、ターゲット・グループのターゲットは、そのターゲットのイニシエータのストレージ・リソースとして1つ以上のLUNを公開します。
どちらのプロトコルでも、Oracle Enterprise Manager Ops Centerはイニシエータとして機能します。ターゲット・グループとOracle Enterprise Manager Ops Centerで、相互に適格なイニシエータおよびターゲットとして認識できるようにするには、それぞれのファイバ・チャネルWorld Wide Number (WWN)またはiSCSI IQNを相互に登録する必要があります。ストレージ・サーバーの検出時にストレージ・サーバーのWWNまたはIQNが記録されているため、Oracle Enterprise Manager Ops Centerは、ターゲットを認識します。WWNまたはIQNに割り当てられているLUNは、すべてストレージ・ライブラリで使用できます。
次に、NASストレージ・ライブラリを設定するためのタスクを示します。
NFSシェアは、NASストレージ・デバイス上のファイル・システムです。Oracle Enterprise Manager Ops Centerユーザー・インタフェースから、管理対象ストレージ・サーバー上のシェアを表示できます。
「ナビゲーション」ペインで「アセット」を展開して、クリックします
「すべてのアセット」をクリックしてセクションを展開します。
「記憶域」セクションで、NASストレージ・サーバーをクリックします。
中央のペインで、ストレージ・シェアのタブをクリックします。
シェアを表示し、サーバー・プールをサポートするために、容量は1を選択します。次の手順でこのシェアを使用します。
ナビゲーション・ペインで「ライブラリ」を展開します。新しいライブラリが、「ファイルシステム記憶域」セクションに作成されます。
「アクション」ペインの新規NASソフトウェア・ライブラリをクリックします。
ライブラリの名前と説明を入力します。たとえば、新しいライブラリが使用される方法を特定します。
新しいストレージ・ライブラリにはサーバー・プールを関連付けないでください。サーバー・プールは、後で作成されます。次をクリックします。
デフォルトで、ウィザードには、ストレージ・デバイスのエクスポート済シェアを使用するためのオプションが表示されます。この手順はNFS共有を持つため、「その他」を選択します。
NFSサーバーのURLまたはIPアドレスを、「URL」フィールドに入力します。
(オプション)このストレージが使用するNFSのバージョンを指定できます。デフォルトで、Oracle Enterprise Manager Ops Centerはオペレーティング・システムのデフォルトNFSバージョンを使用します。異なるバージョンを指定するには、バージョンの変更を可能にします。
NFSバージョンのオーバーライドを選択します。
NFSバージョンのドロップダウン・リストをクリックします。バージョンを選択します。
「次」ボタンをクリックして、ストレージ・ライブラリのサマリーを検討します。
ジョブを送信するには、「終了」ボタンをクリックします。
ジョブが完了すると、「ナビゲーション」ペインのライブラリ・セクションに新しいストレージ・ライブラリが表示されます。
この項では、ファイバ・チャネルLUNによって支援される静的ブロック・ストレージ・ライブラリを設定する方法について説明します。ストレージ・ライブラリのLUNの数によって、ライブラリがサポートできる仮想ホストの数が決まります
ブロック・ストレージ・ライブラリを設定および使用する場合に必要なものは、次のとおりです。
ファイバ・チャネル・プロトコルを使用した管理対象SANサーバーによって支援されるLUN
ストレージ管理者のロール
ストレージ・サーバーにLUNを作成するには、そのストレージ・サーバーにログインしてターゲットとしてLUNを作成するためのユーザー・アカウントとパスワードを持っている必要があります。
LUNを作成してそれらをOracle Enterprise Manager Ops Centerで使用できるようにする場合、ストレージ・サーバーのドキュメントで次の操作の実行方法に関する指示を参照してください。
イニシエータとターゲットを構成します。イニシエータ(Oracle Enterprise Manager Ops Center)は、ターゲット(LUN)を認識できる必要があり、ターゲットもイニシエータを認識できる必要があります。ストレージ・サーバーの検出時にストレージ・サーバーのWWNが記録されているため、Oracle Enterprise Manager Ops Centerは、ターゲットを認識します。WWNに割り当てられているLUNは、すべてストレージ・ライブラリで使用できます。ストレージ・サーバーで、イニシエータとしてOracle Enterprise Manager Ops CenterのWWNを指定し、そのイニシエータにLUNを割り当てる必要があります。
ファイバ・チャネル・ポートでマルチパスを有効化します。マルチパスは、Oracle Solaris x86ベース・システムではデフォルトで有効ですが、Oracle Solaris SPARCベース・システムではデフォルトで無効です。stmsboot -e
コマンドを使用してマルチパスを有効化します。
新しいLUNを作成します。Oracle Enterprise Manager Ops Centerのユーザー・インタフェースに新しいLUNが表示されるまで、数時間かかることがあります。
仮想化ホストでiSCSI LUNが使用できるかどうかを確認するには、次のコマンドを使用します。
# iscsiadm list target -S
仮想化ホストでファイバ・チャネルLUNが使用できるかどうかを確認するには、Oracle Solaris 11で次のコマンドを使用します。
# fcadm lu
ストレージ・ライブラリでLUNを指定するには、そのストレージ・ライブラリを使用するサーバー・プールを指定し、そのサーバー・プールで使用できるLUNの中からLUNを選択します。
ナビゲーション・ペインで「ライブラリ」を展開します。
「アクション」ペインで、「新規SANストレージ・ライブラリ」をクリックします。
ライブラリの名前と説明を入力します。「次」をクリックします。
新しいライブラリを選択されたアイテムと関連付けるおよびLUNs sharing to LDOMsを選択します。RACインスタンスを作成するには、SANライブラリがLDom共有をサポートして、各論理ドメインがサーバー・プールの任意のドメインからその記憶域にアクセスできる必要があります。「次」をクリックします。
LUNの識別ステップで、使用可能なLUNのリストから1つ以上のLUNを選択します。1つのLUNを選択しておき、後でより多くのLUNを追加することができます。次をクリックします。
「サマリー」ペインでストレージ・ライブラリの詳細を確認します。「終了」をクリックしてジョブを発行します。
ジョブが完了すると、ナビゲーション・ペインの「ライブラリ」セクションにある静的ブロック・ストレージ・セクションに新しいストレージ・ライブラリが表示されます。中央ペインに、ライブラリの「サマリー」タブが表示されます。
このプロファイルは、Oracle VM Server for SPARCを、Oracle Solaris 11 OSにプロビジョニングします。プロビジョニング・プロファイルを作成する前に、MSRインポート・ジョブが完了していることを確認します。
ナビゲーション・ペインで計画管理セクションを選択し、プロファイルとポリシーを展開します。
OSプロビジョニング・プロファイルを選択し、「アクション」ペインで「プロファイルの作成」をクリックします。
OSプロファイルの作成 - OSプロビジョニング・ウィザードで次の詳細を入力します。
プロファイルの名前と説明。この場合、プロファイルの名前はcontrol_domain_osp
です。
「サブタイプ」には「Oracle VM Server for SPARC」
、ターゲット・タイプにはVクラス
を選択します。
次をクリックします。
Oracle SolarisおよびOracle VM Server (LDom)のバージョンを選択します。次のパラメータを選択し、「次」をクリックします:
Oracle VM Server for SPARCのバージョンで、使用するOracle VM Server for SPARCのバージョンを含むOracle Solaris 11 SRUを選択します。たとえば、Solaris 11.2 SRU 11.5.0 (LDom 3.2.0.1)
です。必要なOracle Solaris 11リリースが表示されない場合、MSRインポートが完了していることを確認する、または使用するMSRでサポートされているOracle Solaris 11バージョンを選択します。
システム・ソフトウェア・グループには、solaris-small-server
を選択します。複雑な環境を持っている場合、大規模サーバーを選択できます。
OS設定パラメータのデフォルト値を維持するか、現在の環境に応じて言語、タイムゾーンおよびNFS4ドメインの値を編集します。
ルート・パスワードを入力してそのパスワードを確認します。
マニュアルNetブートのオプションとNVRAMRCの保存オプションを選択解除します。
次をクリックします。
管理ドメインにログインするためのユーザー・アカウントを指定します。プロビジョニング後に、OSに対するSSHのユーザー・アカウントを作成します。アカウントのユーザー名とパスワードを指定し、「次」をクリックします。
Oracle VM Server for SPARCのプロビジョニングのためにiSCSIディスクを使用しないでください。iSCSIディスクを使用の選択を解除し、「次」をクリックします。
スワップ・サイズを編集し、「次」をクリックします。
スワップ・サイズは、8192MB以上を使用します。root(/)とスワップ・ファイル・システムはデフォルトで定義されますが、サイジングとパフォーマンスの推奨事項に従って、スワップ・サイズを変更する必要があります。一般に、この管理ドメインがサポートする各論理ドメインは、1GBを必要とします。
適切なネーミング・サービスとしてDNSを選択し、サーバー名などの詳細を記入します。ネーミング・サービスは必須ではありません。次をクリックします。
プロファイルに選択したパラメータを確認し、「終了」をクリックしてOSプロビジョニング・プロファイルを作成します。
中央ペインと、計画管理のプロファイルとポリシー・セクションにプロファイルが表示されます。
OS構成プロファイルでは、オペレーティング・システムで使用するネットワーク・インタフェースを定義できます。最初に定義するインタフェースは、ブート・インタフェースであり、プライマリ・インタフェースでもあります。複数のネットワーク・インタフェースを追加できます。ターゲットにプランを適用する場合、プライマリ・インタフェースにするネットワーク・インタフェースを選択し、IPアドレスを定義できます。
CPUスレッドまたはコア全体、メモリー、暗号化ユニット、仮想コンソール・ポート範囲、仮想ディスク・サーバー名などの制御ドメイン構成。
MPxIOとSR-IOVの有効化、未使用バスのデタッチ、NVRAMRC値の保存などのオプション。
エージェント・コントローラをインストールするためのOS管理オプション。
IPMPまたはリンク・アグリゲーションを使用するためのネットワーク・オプション。
制御ドメインに推奨される最小構成については、後続の各項を参照してください。
システムCPUの数によって、制御ドメインのCPUスレッドの数が決まります。
システムCPUが16個未満の場合、制御ドメインのCPUスレッドを2に設定します。
システムCPUが16個から64個の間の場合、制御ドメインのCPUスレッドを4に設定します。
システムCPUが64個を超える場合、制御ドメインのCPUスレッドを8に設定します。
CPUリソースは、CPUスレッドまたはコア全体として割り当てることができます。コア全体は、Oracle Enterprise Manager Ops Centerのデフォルト値です。コア全体として割り当てると、コアのすべてのCPUスレッドが制御ドメインに割り当てられます。たとえば、UltraSPARC T2サーバーの2つのコアを割り当てると、制御ドメインにコアの16のCPUスレッドすべてが割り当てられます。また、コア全体の割当てタイプを選択するときに、最大コア制約を設定することもできます。コア制約の最大数によって、ドメインに割り当てる必要のあるコアの数を指定します。
暗号化ユニットは、高性能な専用暗号エンジンを備えたサポート対象プラットフォームのリソースです。これらは、Secure Sockets Layer (SSL)のWebサーバーとアプリケーション・サーバー間のネットワーク・トラフィックを暗号化および復号化するなどのタスクで使用できます。
各CPUコアには、1つの暗号化ユニットと、4つまたは8つのCPUスレッドがあります。暗号化ユニットは、コアの一部であるため、親のコアの1つ以上のスレッドを含むドメインにのみバインドされます。暗号化ユニットは、CPUスレッドの分割のように分割することはできません。たとえば、第1 CPUコアの暗号化ユニットを制御ドメインに割り当てているとします。新しい論理ドメインに第1 CPUコアのスレッドが割り当てられ、そのコアの暗号化ユニットがすでに割り当てられている場合、制御ドメインでは、その暗号化ユニットを新しい論理ドメインに割り当てることができません。暗号化ユニットの割当ては、特にコアが複数のドメイン間で分割されている場合、成功しない可能性があります。Oracle VM Serverでは、より少ない数の暗号化ユニットを割り当てる場合と、まったく割り当てない場合があります。
暗号化ユニットによってドメイン移行が可能になるため、1つ以上の暗号化ユニットを制御ドメインに割り当てる必要があります。
暗号化ユニットの使用は、論理ドメイン移行を高速化しますが、必須ではありません。暗号化ユニットの割当ては、ハードウェアのすべてで使用できるわけではありません。
制御ドメインのRAMの容量は、システムRAMのサイズとシステムの負荷に応じて異なります。
システムRAMが8GB未満の場合、制御ドメインのRAMを1GBに設定します。
システムRAMが8GBから16GBの間の場合、制御ドメインのRAMを2GBに設定します。
システムRAMが64GBを超える場合、制御ドメインのRAMを8GBに設定します。
Oracle Enterprise Manager Ops Centerで、論理ドメインの推奨される開始点となるデフォルト値は4GBで、最小値は1GBです。
SPARCシステムの自動ブートでは、不揮発性RAM (NVRAM)で定義されたデフォルトのブート・デバイスを使用します。起動時に実行されたユーザー定義のコマンドは、NVRAMのNVRAMRCファイルに格納されます。SPARCマシンでOSプロビジョニング・ジョブを実行すると、Oracle Enterprise Manager Ops Centerによって、構成は工場出荷時のデフォルト構成にリセットされ、NVRAMRCファイルに格納されている情報は削除されます。制御ドメインのOS構成プロファイルによって、サーバーを工場出荷時のデフォルトにリセットする前にNVRAMRCファイルに情報を保存し、リセット後にその情報をリストアするオプションが提供されます。
OS構成プロファイルを作成するには、次の手順に従います。
計画管理セクションを選択し、プロファイルとポリシーを展開します。
OS構成を選択し、「アクション」ペインで「プロファイルの作成」をクリックします。
プロファイルの作成 - OS構成ウィザードで名前と説明を入力します。この場合、新しいプロファイルの名前はinstall_cdoms_osc
で、サブタイプとしてOracle VM Server for SPARCを選択し、「次」をクリックします。
インストールするOracle VM Server for SPARCのバージョンを選択します。このバージョンは、OSプロビジョニング・プロファイルで選択したバージョンに一致している必要があります。
推奨される最小構成に従って、制御ドメインに割り当てるリソースを指定します。コントロール・ドメインは、ネットワークとファイバ・チャネルLUNをルーティングします。パフォーマンスの問題を回避するには、必ず環境とコントロール・ドメインに十分なコアとメモリーを使用するようします。
残りのリソースは、論理ドメインで使用できます。
CPUモデル: コア全体を選択して、コアのCPUリソースを割り当てます。
CPUコア: 制御ドメインに割り当てるCPUコアの数を入力します。
最大CPUコア: コントロール・ドメインに割り当てる必要があるCPUコアの数を入力します。
「メモリー」: 管理ドメインに必要なメモリーの量を入力します。
リクエスト済暗号化ユニットには何も値を入力しないでください。
仮想コンソール・ポート範囲: 5000から6000の間の範囲を入力します。
仮想ディスク・サーバーには、デフォルト名を保持します。
次のオプションの選択を解除し、「次」をクリックします:
シングル・ルートI/O仮想化の有効化(SR-IOV)
未使用バスのデタッチ
多重化I/Oの有効化オプションを選択し、ストレージのSANやiSCSIなどのブロック・ストレージ・ライブラリを制御ドメインに関連付けられるようにします。「次」をクリックします。
ネットワークの指定ページで、Oracle VM Server for SPARCのネットワーク・オプションとして「なし」を選択します。「次」をクリックします。
OSプロビジョニングで使用するネットワーク・インタフェースを選択します。ネットワーク・インタフェースとそれに対応するネットワーク・インタフェースをホストする「コントローラ」を選択します。アドレス割当ては、デフォルトで静的IPの使用になっており、変更できません。
「自動」を選択して、制御ドメインに対するネットワーク接続の仮想スイッチを自動的に作成し、「次」をクリックします。仮想スイッチは、デフォルトの形式で作成されます。たとえば、ネットワークが192.0.2.0/24の場合、仮想スイッチは192.0.2.0_24として作成されます。
パラメータを確認し、「終了」をクリックしてOS構成プロファイルを作成します。
ジョブが開始され、新しいOS構成プロファイルが計画管理セクションのプロファイルとポリシーの下に表示されます。OS構成プロファイルを選択して、中央のペインにその詳細を表示することができます。
OSプロビジョニングと、作成したOS構成プロファイルを使用する、インストール・サーバー・デプロイメント・プランを作成します。
ナビゲーション・ペインで計画管理を展開します。
「デプロイメント・プラン」配下で、「サーバーのインストール」を選択します。
「アクション」ペインで、「テンプレートから計画を作成」をクリックします。
プラン名と説明を入力します。「失敗ポリシー」は、できるかぎり多くのプランを完了するオプションを選択します。
以前に作成したプロファイルを関連付けます。
OSプロビジョニングのステップで、その行の「関連するプロファイル」/「デプロイ・プラン」フィールドにカーソルを移動して、作成したOSプロビジョニング・プロファイルを選択します。
OS構成のステップで、その行の「関連するプロファイル」/「デプロイ・プラン」フィールドにカーソルを移動して、作成したOS構成プロファイルを選択します。
「保存」をクリックします。
インストール・サーバー・デプロイメント・プランを適用してOracle VM Server for SPARCをプロビジョニングします。
デプロイ・プランを適用してOracle VM Server for SPARCをプロビジョニングする場合、インストールを完了するためには、次の情報を持っている必要があります。
サーバー・ハードウェアで、Oracle Enterprise Manager Ops Centerによって管理されているネットワークに物理的に接続されたネットワーク・インタフェースを取得します。
タグ付けされたネットワークとタグ付けされていないネットワークの両方が、ネットワーク構成でリストされます。OpenBoot PROM (OBP)を使用する場合、タグ付けされたネットワークからはブートできないため、OSプロビジョニングには、タグ付けされていないネットワークのみを使用できます。
ブート・インタフェースのIPアドレス。
MACアドレスを使用してネットワーク・インタフェースを識別する場合、ブート・インタフェースのかわりにMACアドレスを入力できます。
ブート後にOSを構成するために使用するネットワーク接続の詳細。複数のネットワーク構成では、最初のインタフェースは、OSプロビジョニングの手順で定義されたブート・インタフェースによって常に上書きされます。単一のネットワーク構成では、これはブート・インタフェース・ネットワークと同じです。
Oracle VM Server for SPARCをサーバー・プールに配置するオプションは選択しないでください。
「デプロイメント・プラン」リストで「サーバーのインストール」プランを選択します。
「アクション」ペインで、デプロイ・プランの適用を選択します。
1つ以上のアセットを選択して、「ターゲット・リストに追加」をクリックします。
「最小の相互作用で適用」を選択します。プロファイル・パラメータを確認および変更する場合は、「任意のプロファイル値のオーバーライドを許可」を選択し、OSプロビジョニングおよびOS構成プロファイルの構成を確認します。「次」をクリックします。
「最小の相互作用で適用」を選択した場合、プランに含まれないステップは確認しないように選択し、「次」をクリックします。
ウィザードによって、Oracle VM Server for SPARCをプロビジョニングするための情報が収集されます。次をクリックします。
ブート・インタフェース・リソース割当てステップで、次の情報を入力します。
ネットワーク: ブート・インタフェースのネットワーク。
コントローラ: OSプロビジョニングのネットワーク・インタフェースを提供するコントローラを選択します。これは、常にOracle VM Server for SPARCのプロビジョニングのデフォルトです。
インタフェース: リストからnet0インタフェースを選択します。このネットワーク・インタフェースは、選択したネットワークに物理的に接続されています。
IPアドレス: 各ターゲットのブート・インタフェースのIPアドレスを入力します。
(オプション)プライマリ・ホスト名: Oracle VM Server for SPARCのホスト名を入力します。
ネットワーク・インタフェースをそのMACアドレスで識別する場合、「MACアドレスでネットワーク・インタフェースを識別」オプションを選択し、コントローラとインタフェースを選択するかわりにMACアドレスを入力します。
「次へ」をクリックしてOSプロビジョニングのサマリーを参照します。
OSプロビジョニングのパラメータを確認して「次へ」をクリックします。
ウィザードの後続のステップでは、OS構成に関する情報を収集します。
次をクリックします。
プロファイルに定義されているネットワーク・リソースを指定します。ネットワークを選択し、ネットワークごとにネットワーク・インタフェースを選択してIPアドレスを入力します。
リストされている最初のネットワーク・インタフェースが、ブート・インタフェースです。複数のネットワーク構成では、最初のネットワーク・インタフェースは、ブート・インタフェース・ネットワークによって常に上書きされます。OSのプロビジョニング後に、プライマリ・ネットワーク・インタフェースを選択できます。
単一のネットワークでは、OSの構成中にブート・インタフェース・ネットワークがプライマリ・ネットワークとして定義されます。
次をクリックします。
オプション「サーバー・プールには割り当てない」を選択します。「次」をクリックします。
OS構成パラメータのサマリーを確認し、「次へ」をクリックしてジョブをスケジュールします。
プロビジョニング・ジョブを今実行するようにスケジューリングします。「適用」をクリックして、選択したターゲットにデプロイ・プランを適用します。
ジョブが完了すると、コントロール・ドメインがインストールされて「すべてのアセット」セクションに表示され、それぞれOracle VM Server for SPARCエージェントによって管理されます。
サーバー・プールは、同じ仮想ネットワークと物理ネットワーク、およびストレージ・リソースにアクセスできる制御ドメインのグループです。サーバー・プールにより、ロード・バランシング、高可用性機能、およびプール内のすべてのメンバーによるリソースの共有が可能になります。
この手順は、作成したコントロール・ドメイン(作成したストレージ・ライブラリと作成したネットワーク・ドメインの両方)を含むサーバー・プールを作成します。
始める前に、コントロール・ドメインをサポートするシステムへの物理接続であるネットワーク・インタフェースを知っている必要があります。
ナビゲーション・ペインのリソース管理ビューで「サーバー・プール」を選択します。
「アクション」ペインで、「サーバー・プールの作成」をクリックします。
サーバー・プールの名前と説明を入力します。
「仮想化技術」リストからOracle VM Server - SPARCを選択します。
次をクリックします。
サーバー・プールに追加するOracle VM Serverを選択します。次をクリックします。
サーバー・プールに関連付ける新しいネットワーク・ドメインを選択します。ネットワーク・ドメインを選択すると、物理インタフェースの指定表には、ネットワーク・ドメインのファブリックが移入されます。
各ファブリックがどのようにOracle VM Serverに接続するか指定し、「次」をクリックします。
注意: 各Oracle VM Serverの「物理インタフェース」列で、Oracle VM Serverをホスティングするシステムがファブリックに接続するために使用するNICの名前を選択します。最初に表示されるNICはデフォルトではありません。使用するNICを指定する必要があります。適切なインタフェースが選択されていることを確認します。パブリック・ネットワークが誤っている場合、仮想サーバーを作成できません。プライベート・ファブリック接続が誤っている場合、アタッチ済プライベート・ネットワークを作成できません。 |
ネットワーク・ドメインで、サーバー・プールのサーバーにパブリック・ネットワークを関連付けるには、ネットワークの追加アイコンをクリックします。「合計接続数」フィールドで、ネットワークへの接続の数を1と入力します。Enterprise Manager Ops Centerの外で管理されている事前定義プライベート・ネットワークがある場合、ここに追加できます。「次」をクリックします。
各Oracle VM Serverのネットワーク構成設定を指定します。コントロール・ドメインを正しくデプロイすると、インタフェースの構成の情報が正しく記入され、Oracle VM Serverが選択されたネットワークに接続されます。UIに、ネットワークに対する既存の接続の詳細が表示されます。
次は、ネットワーク・ドメインの各ファブリックのインタフェースです。
パブリック・ネットワーク(ルーティング可能ネットワーク)をサポートするファブリックの場合、制御ドメインに対する既存のインタフェースを選択します。制御ドメインに接続されたインタフェースがない場合、イーサネット・スイッチに接続されたインタフェースを選択します。
ホスト管理のファブリックの場合、イーサネット・スイッチに接続されたインタフェースを選択します。結合インタフェースは使用しないでください。次をクリックします。
注意: 各Oracle VM Serverの「NIC」列で、Oracle VM Serverをホスティングするシステムがファブリックに接続するために使用するNICの名前を選択します。ステップ8で選択したのと同じNICを指定します。 |
プールで選択したメンバーからアクセス可能なストレージ・ライブラリが表示されます。サーバー・プールに関連付けるNASおよびSANストレージ・ライブラリを選択します。動的ストレージ・ライブラリは選択しないでください。次をクリックします。
配置ポリシーと自動バランシング・ポリシーを選択し、「次」をクリックします:
最小の相対負荷でOracle VM Serverにゲストを配置vDCは、この配置ポリシーをオーバーライドします。
サーバー・プールの自動バランシングを行わない
自動回復のオプションを選択解除します。Enterprise Manager Cloud Controlは、高可用性を管理します。
サーバー・プールの情報を確認し、「終了」をクリックしてサーバー・プールを作成します。
ジョブが完了すると、サーバー・プールが作成され、「アセット」セクションの「サーバー・プール」ビューに表示されます。ジョブを開いて、ジョブが正常に完了したことを確認します。
vDCを作成する前に、静的ブロック・ストレージ・ライブラリをリフレッシュします。vDCを作成する前に数値がリフレッシュされない場合、プロビジョニングは停止します。
「ライブラリ」を展開し、「ナビゲーション」ペインでストレージ・ライブラリを展開します。
静的ブロック・ストレージ配下でストレージ・ライブラリを選択します。
中央のペインの最上部にある「リフレッシュ」ボタンをクリックします。
vDCを作成する前に数分間待ち、リフレッシュが完了したことを確認します。リフレッシュによりジョブが起動されることはなく、ライブラリがリフレッシュされたという通知は何も受け取りません。
Enterprise Manager Cloud ControlにEnterprise Manager Ops Centerを接続するユーザーを追加します。ユーザーは、Enterprise Manager Ops Centerへのフル・アクセス権を持っている必要はありません(Cloudロールのみ)。ローカル・ユーザーを作成することも、ネーミング・サービスを使用することもできます。
ユーザーを追加するには、Enterprise Manager Ops Center User Adminロールを持つ必要があります。
「ナビゲーション」ペインの「管理」を選択します。
「ローカル・ユーザー」をクリックします。
ユーザーの追加アイコンをクリックします。
ユーザー名としてocadmin
と入力します。
「選択したロール」リストに、Cloudロールを追加します。他のロールも追加できますが、必須ではありません。「ユーザーの追加」をクリックします。
vDCは、サーバー・プールからネットワーク・リソースとストレージ・リソースを継承します。vDCによって、クラウド・ユーザーは、仮想マシンを作成してアプリケーションを実行できます。クラウド・ユーザーは、各アカウントに割り当てられたパブリック・ネットワークから、またはプライベート・ネットワークを作成することで、その仮想マシンにネットワークを提供します。クラウド・ユーザーは、パブリック・ネットワークを使用するか、そのアカウントで使用するためにプライベートvNetを作成できます。クラウド・ユーザーがプライベートvNetを作成すると、動的プライベート・ネットワークが作成されるか、そのアカウントで静的プライベート・ネットワークを使用できます。
vDCを作成するには、Enterprise Manager Ops Center Cloud Adminロールを持つ必要があります。
ナビゲーション・ペインでvDC管理を選択します。
「アクション」ペインで、「仮想データセンターの作成」をクリックします。
最初のステップ仮想データセンターの作成 Wizardは、vDCへの導入であり、vDC作成の前提条件です。次をクリックします。
仮想データセンターの詳細の指定で、次の操作を実行します。
vDCの名前と説明を入力します。
このvDCと他のvDCを区別するためのタグを入力します。
「パスワードが必要」を選択して、vDCでvServerを作成する場合に資格証明の使用を強制します。このオプションが有効な場合、クラウド・ユーザーは、SSHキーを使用して、または使用せずに、ルート・パスワードを指定する必要があります。また、クラウド・ユーザーは、Oracle Solaris 11 OSを使用するvServerを作成するときに、SSHキーまたはリモート・ユーザー資格証明を指定する必要があります。
次をクリックします。
リストから新しいサーバー・プールを選択します。
サーバー・プールがリストに表示されない場合、サーバー・プールは正しく構成されていません。メタデータ・ライブラリが作成され、専用のネットワーク・ドメインがあることを確認します。vDCは同種です。Oracle VM Server for SPARCを持つ、互換性のあるサーバー・プールを追加できるのみです。CPUとメモリー構成が異なるマシンを混用しないことをお薦めします。
パブリック・ネットワークから1つ以上のブート・ネットワークを選択します。1つ以上のネットワークを選択する必要があります。
注意: ブート・ネットワークは、vServer OSのデプロイメントに必要です。アカウントでvServerを作成するには、vDCで各アカウントに1つ以上のブート・ネットワークを追加する必要もあります。また、アカウントにブート・ネットワークを割り当てて、それをそのアカウントのパブリック・ネットワークとして使用できます。 |
次をクリックします。
vCPUサイズ指定に次の情報が表示されます。
vCPUの合計数: 更新されたvCPUと物理CPUスレッドの比率におけるvDCでのvCPUの合計数。
vCPU当たりの平均メモリー: vCPU当たりの平均メモリー(GB)。vCPUの合計数で割ったvDCで使用可能な合計メモリー。CPUおよびメモリー・リソースを最大限に活用する場合、vServerでこの容量のリソースを使用する必要があります。
デフォルトの値を受け入れ、「次へ」をクリックします。
ルート・ディスクのストレージ・タイプは静的ブロック・ストレージ・ライブラリを選択します。
作成したSANストレージ・ライブラリを選択します。
ボリュームのストレージ・タイプは静的ブロック・ストレージ・ライブラリを選択します。
作成したSANストレージ・ライブラリを選択します。
次をクリックします。
vDC構成を確認して「終了」をクリックし、vDCを作成します。vServerは、vServerタイプに従って、このvDCで実行されます。
アカウントを作成するときに、vDCからアカウントにリソースを割り当てます。vDCのすべてのアカウントに対するリソース割当ては、vDCの実際のリソースを超えることが可能です。このリソースのオーバーサブスクリプションは、計画する必要があります。必要量が増加した場合は、リソースを更新する必要があります。
ナビゲーション・ペインでvDC管理を展開します。
vDCを展開し、新しいvDCを選択して、「アカウント」をクリックします。
「アクション」ペインで、「アカウントの作成」をクリックします。
アカウントの名前: PaaS_Account
を入力し、「次へ」をクリックします。
アカウントのvCPU、メモリーおよびストレージの割当て制限を指定します。
リソースを制御するのは1つのアカウントのみです。このPaaS_Account
に対して、各リソースの最大容量を指定します。
プライベートvNetの数フィールドに、このアカウントのプライベートvNetの数を入力します。これは割り当てられているVLAN IDの数と同じです。次をクリックします。
以前に作成した、Cloudロールを持つEnterprise Manager Ops Centerユーザー、ocadmin
を選択します。右矢印キーを使用して、このユーザーを割当て済クラウド・ユーザーのリストに追加します。root
ユーザーは割り当てないでください。「次」をクリックします。
ocadmin
ユーザーは、Enterprise Manager Ops CenterとEnterprise Manager Cloud Controlの間の接続です。Cloud Controlは、このユーザー・アカウントを使用してOps Centerに接続します。
サマリーを参照し、「終了」をクリックしてアカウントを作成します。ジョブが完了すると、新しいアカウントが作成されます。
vServerは、CPU、ストレージおよびメモリー・リソースを使用するスタンドアロン・オペレーティング・システムの外部インタフェースを提供するエンティティです。vServerには、vServerの存続期間全体にわたり存在する独自のID、ローカル・ストレージ、インタフェースおよび構成があります。アカウントの割当て制限とアプリケーション要件に従って、新しいvServerの作成を決定します。
vServerを作成する場合、次のアカウント・リソースが必要です。
vServerタイプ: vServerタイプは、仮想CPU、メモリー、ストレージ・サイズなどのコンピューティング・リソースを定義するプロファイルです。アカウントで使用できるvServerタイプから最も適したものを選択します。vServerタイプは、vServerの作成プロセス中にクラウド・ユーザーに表示されます。
サーバー・テンプレート: サーバー・テンプレートは、vServerのOSプロビジョニングとOS構成を指定します。アカウントに存在しているサーバー・テンプレートから選択することも、新しいサーバー・テンプレートを作成することもできます。
1つ以上の仮想ネットワーク: vServerネットワークの接続のため、vServerを作成する前に、使用可能なvNetから1つ以上のvNetを選択するか、新しいものを作成する必要があります。vServerは、vServerの作成時に仮想ネットワークにのみ割り当てられます。
vServerタイプを作成する場合、VMホスティングの詳細として、定義されたリソースに基づいてウィザードに次の情報が表示されます。
選択したリソースを備えたvServerをホストするために十分な物理リソースを持つvDCの仮想サーバーの数。
vDCの物理リソースの合計数でホストできるvServerの数の見積り。
メモリー・サイズの現在の値が選択したストレージ・サイズを超えた場合の警告。
vDCを選択し、「アクション」ペインで「vServerタイプの作成」をクリックします。
タイプを識別するための名前と説明を入力します。たとえば、次のようになります。
single instance DBAAS
RAC instance DBAAS
RAC big instance DBAAS
vServerタイプの識別と分類に役立つタグを追加します。次をクリックします。
CPU、メモリーおよびストレージ・リソースの値を指定して、「次」をクリックします。
VMホスティング詳細に、入力した数値に基づく、ホスティングできるvServer数の見積もりが表示されます。Oracle Solaris 11.2の最小RAM量は2GBです。たとえば、表34-1には、Oracle 12c DatabaseをデプロイするDBaaSインスタンスの推奨値が示されています。
指定した情報を確認し、「終了」をクリックしてvServerタイプを作成します。
プライベートvNetは、アカウントに排他的に設定されるプライベート仮想ネットワークです。このvNetに関連付けられたvServerは、内部通信用のプライベート仮想IPアドレスを持ちます。このPaaSソリューションでは、RACインスタンスのみがプライベート・ネットワークを使用します。一般に、ネットワークの数は、クラウド上でホスティングする実際のアプリケーション・クラスタ数に等しくなります。プライベート・ネットワークはクラスタ相互接続として使用されますが、それを使用して、パブリック・ネットワークから認識できないネットワークを持つ異なる仮想マシンを相互に接続できます。
ナビゲーション・ペインでvDC管理を展開します。
vDCを展開し、新しいvDCを選択して、「アカウント」をクリックします。
作成したアカウントを選択します。
「アクション」ペインで、「プライベートvNetの作成」をクリックします。
プライベート仮想ネットワークの名前と説明を入力します。たとえば、large_private_vnetまたはsmall_private_vnet。次をクリックします。
要素またはホストの数を設定するには、スライド・バーを使用します。「次」をクリックします。
入力した値は、13、29、61、125、253、509、1021、2045、4093および8189の値まで切り上げられます。1または5の値は使用しないでください。作成後にはネットワークのサイズを変更できないため、現在と将来の要件に対応するのに必要なサイズを指定します。
要素の数は、このvNetの一部であることができるvServerの最大数でもあります。クラスCネットワーク(たとえば、10.0.0.1/24)を使用すると256のvServerを作成でき、クラス16Cネットワーク(たとえば、10.0.0.2/20)を使用すると4096のvServerを作成できます。
vNetsが共有か、専用か。複数のRACインスタンスが1つ以上のネットワークを共有する場合、ネットワーク・サイズを509以上に設定します。各RACインスタンスが専用のネットワークを持っている場合、ネットワーク・サイズを29または13に制限します。
サマリーを確認し、「終了」をクリックしてプライベート仮想ネットワークを作成します。
新しいプライベート仮想ネットワークが、ナビゲーション・ペインの「ネットワーク」およびvDCセクションにリストされます。
プライベートvNets表で、プライベートvNetの接続アイコンを使用して、この新しいプライベート仮想ネットワークからvServerに、IPアドレスを接続します。「Connect」をクリックします。
注意: 複数のvNetsを持っている場合、各vNetを一度に1つずつ接続します。次の接続を行う前に、各ジョブの完了を待機します。 |
ゲスト・ドメインを作成するには、その前にゲスト用のオペレーティング・システムを定義するために必要なプロファイルとプランを作成する必要があります。プロファイルを作成した後、サーバー・テンプレートを作成してプロファイルを適用します。
サーバー・テンプレートは、OS更新、OSプロビジョニング、およびOS構成の各プロファイルの組み合せです。複数のプロファイルとサーバー・テンプレートを作成できます。
Oracle Solaris 11 OS更新プロファイルは、OSプロビジョニング・プロファイルの一部としてパッケージをインストールします。この例では、統合パッケージをインストールするOS更新プロファイルの作成方法を示します。その後、このプロファイルをOSプロビジョニング・プロファイルに追加します。
ナビゲーション・ペインで計画管理を展開し、プロファイルとポリシーの下の更新プロファイルを選択します。
「アクション」ペインで、「新規プロファイル」をクリックします。
プロファイルの名前と説明を入力します。この場合、プロファイルはPaaS base update
です。続いて「タイプ」メニューから「Solaris 11」を選択します。
デフォルト・フィルタを使用し、次のパッケージとファイルそれぞれを検索して、「インストール」アイコンをクリックします。複数のバージョンが表示される場合、最新バージョンを選択します。
SUNWhea
SUNWsprot
developer/assembler
developer/java/jdk-6
developer/java/jdk-7
post-script-paas
「OS更新プロファイルの作成」をクリックします。更新プロファイルのリストにプロファイルが表示されます。
OSプロビジョニング・プロファイルは、ゲスト上にインストールするオペレーティング・システム・イメージとPaaSパッケージを定義します。この例では、Oracle Solaris 11.2 SRU 11.5.0をインストールします。
新しいOSプロビジョニング・プロファイルを作成するには、次の手順を実行します。
ナビゲーション・ペインで計画管理セクションを選択します。
プロファイルとポリシーを展開してOSプロビジョニング・プロファイルを選択します。
「アクション」ペインで、「プロファイルの作成」をクリックします。
プロファイルの作成 - OSプロビジョニング・ウィザードが表示されます。
プロファイルの識別のために次の詳細を指定して、「次」をクリックします。
プロファイルの名前としてldom_guest_ospを入力します。
OSを記述したプロファイルの適切な説明を入力します。
「サブタイプ」として「論理ドメイン」を、「ターゲット・タイプ」として「仮想マシン」を選択します。
次のOSPパラメータを選択します。
Oracle Solaris 11.1 OSおよびSRU (リストから)。
solaris-small-server
(リストからソフトウェア・グループとして)。
Solaris 11更新プロファイルの場合、作成したOS更新プロファイル、PaaS base update
を選択します。
「次へ」をクリックしてOS設定を指定します。
OS設定パラメータを指定し、続いて「次」をクリックします。
タイムゾーン、言語、ターミナル・タイプ、コンソール・シリアル・ポートおよびコンソール・ボー・レートを入力します。
rootパスワードを入力します。ここで入力するパスワードは上書きされます。Cloud Controlは、独自のパスワードをデプロイします。
この例では、NFS4ドメインが「動的」に設定されています。ネーミング・サービスが現在の環境で構成されている場合、NFS4ドメインの値を入力します。
ユーザー・アカウントの指定ページで、作成するユーザー・アカウントのユーザー名とパスワードを入力し、「次」をクリックします。
注意: Cloud Controlはこのパスワードを上書きして、独自のパスワードをデプロイします。 |
(オプション)iSCSIディスクをOSプロビジョニングで使用する場合、チェック・ボックスを選択します。次をクリックします。
ルート(/)およびスワップ・ファイル・システムは、デフォルトで定義されます。スワップ・サイズを変更できます。「追加」アイコンをクリックして別のZFSファイル・システムを追加します。「次へ」をクリックしてネーム・サービスを指定します。
注意: 最小スワップ容量は、6GBにしてください。より大きなデプロイメントを使用する場合、スワップを増やしたり、複数のサーバー・テンプレートを作成したりすることもできます。 |
DNSネーミング・サービスを選択して、「次」をクリックします。
注意: DNSネーミング・サービスが機能しており、パブリック・ネットワークの要件に準拠していることを確認します。パブリックIPはすべて、ネーミング・サービスが解決できる必要があります。 |
プロファイルに選択したパラメータを確認し、「終了」をクリックしてOSプロビジョニング・プロファイルを作成します。
OSプロビジョニング・プロファイルが作成されて、OSプロビジョニング・プロファイルの下にリストされます。このプロファイルを使用して、OSプロビジョニング・プランを作成します。
計画管理セクションを選択し、プロファイルとポリシーを展開します。
OS構成を選択し、「アクション」ペインで「プロファイルの作成」をクリックします。
プロファイルを識別する次の詳細を入力して、「次」をクリックします。
プロファイルの名前と説明。
「サブタイプ」として「論理ドメイン」を、「ターゲット・タイプ」として「仮想マシン」を選択します。
「Oracle Enterprise Manager Ops Centerによる自動管理」と「エージェント・コントローラをデプロイする」を選択します。仮想マシンを管理するために、多重化I/Oの有効化オプションを選択し、ストレージのFCやiSCSIなどのブロック・ストレージ・ライブラリをOSに関連付けられるようにできます。コントロール・ドメインが管理を制御するため、MPxIOは必要ありません。
シングル・ルートI/O仮想化の有効化(SR-IOV)オプションを選択解除します(このオプションは、ルート・ドメインにのみ適用されます)。「次」をクリックします。
ネットワークの指定ページで、OSのネットワーク・オプションとして「なし」を選択し、「次」をクリックします。
ネットワーク・インタフェース・フィールドに1を入力します。vDCはネットワーク・インタフェースを作成して、この値を上書きします。次をクリックします。
パラメータを確認し、「終了」をクリックしてOS構成プロファイルを作成します。
作成した新しいOSプロファイル(更新プロファイルを含むプロビジョニングと、構成)からvServerテンプレートを作成します。異なるプロファイルとデプロイメントに対して、異なるテンプレートを作成できます。
vDC管理セクションでアカウントを選択します。
「アクション」ペインで、「サーバー・テンプレートの作成」をクリックします。
ウィザードで、概要をスキップして「次へ」をクリックします。
サーバー・テンプレートの名前と説明を入力します。次をクリックします。
新しいOSプロビジョニング・プロファイルを選択し、「次へ」をクリックします。
リストから新しいOS構成プロファイルを選択し、「次へ」をクリックします。
情報を確認し、「終了」をクリックしてサーバー・テンプレートを作成します。
新しいテンプレートが作成され、vServerを作成するために使用できます。
1つ以上のvServerを作成するには、サーバー・テンプレートを使用します。
vDC管理セクションでアカウントを選択します。
「アクション」ペインで、「サーバーの作成」をクリックします。
ウィザードで、概要をスキップして「次へ」をクリックします。
サーバーの名前と説明を入力します。
次をクリックします。
新しいOSプロビジョニング・プロファイルを選択し、「次へ」をクリックします。
リストから新しいOS構成プロファイルを選択し、「次へ」をクリックします。
情報を確認し、「終了」をクリックしてサーバーを作成します。
Enterprise Manager Cloud ControlおよびEnterprise Manager Ops Centerから、クラウド・ユーザーとして接続をテストします。このテストでは、同じストレージおよびネットワーク・リソースを備えた2つのvServerを作成します。成功すると、一方のvServerは、他方のvServerを対象に情報を送受信できます。テストするには、管理者ユーザーとしてログアウトし、クラウド・ユーザーとしてログインします。
次の手順を使用して、共有ディスクからボリュームを作成します。通常の運用では、Enterprise Managerはボリュームを作成します。
ナビゲーション・ペインでvDC管理を展開します。
vDCアカウント・リストからアカウントを選択します。
「アクション」ペインで、「ボリュームの作成」をクリックします。
ボリュームの名前を入力し、「次」をクリックします。
「共有」オプションを選択して、ボリュームのサイズを入力します。「次」をクリックします。
「終了」をクリックしてボリュームを作成します。
ジョブが完了したら、ボリュームを削除します。
同じプライベート・ネットワークを持つ2つのvServerを作成します。
ナビゲーション・ペインでvDC管理を展開します。
vDCアカウント・リストからアカウントを選択します。
「アクション」ペインで、「vServerの作成」をクリックします。
vServerの作成ウィザードが表示されます。
「vServer詳細」ステップで次の情報を入力します。
vServerの名前と説明。
vServerの識別と分類に役立つタグ。
作成するvServerの数。
高可用性サポート・オプションは、PaaS統合には効果がありません。
次をクリックします。
リストからサーバー・テンプレートを選択します。次をクリックします。
リストからvServerタイプを選択します。次をクリックします。
使用可能なボリューム・リストから1つ以上のボリュームを選択します。矢印キーを使用して、選択したボリュームをアタッチされたボリューム・リストに移動します。
このテストでは、同じボリュームを2つのvServerにアタッチします。
次をクリックします。
リストから1つ以上のvNetを選択します。次をクリックします。
IPアドレスを割り当てるために静的な方法を選択します。
IPアドレスを新しいプライベート仮想ネットワークからvServerに割り当てます。次をクリックします。
vServerの作成後にこの手順を実行するには、プライベートvNet表で、アカウントの「ネットワーク」タブにあるvNetに接続アイコンをクリックします。
配布グループを選択しないでください。次をクリックします。
rootパスワードを指定します。次をクリックします。
「サマリー」に示されたvServerの情報を確認し、「終了」をクリックしてvServerを作成するジョブを起動します。
ジョブが完了すると、vServerが作成されてナビゲーション・ペインにリストされます。デフォルトで、選択したvNetまたはサーバー・テンプレートからDNSなどのネーミング情報が取得され、vServerの/etc/resolv.conf
ファイルに追加されます。
2つのvServerの接続性を検証する手順。コンソールから1つのvServerにログインして、他のvServerのIPアドレスに対してping
コマンドを使用します。これは、パブリック・ネットワークまたはプライベート・ネットワーク上で成功します。
共有ストレージを検証する手順:
ファイバ・チャネルSANストレージの場合: fcadm lu
iSCSI SANストレージの場合: iscsiadm list target -S
クライアント・キットには、問題の診断に役立つnew_vDC.ksh
スクリプトも含まれます。Enterprise Managerは、統合を開始するとき、ファイル・パス/tmp/INPUT/bootstrap.xml
を使用してファイルを使用しますが、手動でこれを実行することもできます。
注意: テストを完了した後、パスワードとURLなどのセキュリティ情報を含むbootstrap.xml ファイルとoc-pass.txt ファイルを削除します。 |
サイトの情報を使用して、次の形式を持つ、bootstrap.xml
という名前のファイルを作成します。
<bootStrap version="1.0" name="boot_strap"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:noNamespaceSchemaLocation="bootstrap.xsd">
<!-- Ops-center details required to establish connection before running the ops center commands -->
<opsCenterDetails>
<opsCenterURL>https://<yourhostname>
.com</opsCenterURL>
<!-- OpsCenter credentials -->
<opsCenterUser>ocadmin</opsCenterUser>
<opsCenterHome>/opt/oracle/iaas/cli/</opsCenterHome>
<!-- Stage location on Ops Center Host -->
<opsCenterStageLoc>/tmp/</opsCenterStageLoc>
</opsCenterDetails>
</bootStrap>
次のコマンドを発行します。
-bash-4.1$ echo password > /tmp/INPUT/oc-pass.txt -bash-4.1$ /opt/oracle/paas/tools/new_vDC.ksh
出力を確認します。
Certificate added to truststore /export/home/ocadmin/.oracle_iaas/truststore Vserver types 4159 EXTRA_LARGE Logical Domain extra-large instance type for vDC PaaS_vDC 17179869184 28 4 4158 LARGE Logical Domain large instance type for vDC PaaS_vDC 8589934592 24 2 4157 SMALL Logical Domain small instance type for vDC PaaS_vDC 4294967296 20 1 4161 paas_RAC 12884901888 45 16 4160 paas_SI 4294967296 45 16 Vnets VNET-321a93e4-2d11-4642-b3ec-3ebde6e86b04 big_private_net big_private_net OK 172.16.0.0/20 private VNET-badc34e5-021a-44c7-a7ad-d11915e04ec3 small_rac_net1 small_rac_net1 OK 192.168.0.0/28 private VNET-47f06e55-7c72-4116-919f-bb940c978b8a 10.163.96.0/22.1 OK 1x.16x.x6.0/22 public_external Vserver s TMPL-116826d2-6a96-4217-ab16-0d4a71157028 paas_default OK 12884901888 false false