4.2. プラグインのインストールと構成

Oracle Enterprise Manager

プラグインのインストール中に問題が発生した場合は、すべての前提条件が満たされていることを確認してください。2.1項「前提条件」を参照してください。

Oracle Enterprise Managerのドキュメント(http://www.oracle.com/technetwork/oem/enterprise-manager/documentation/index.html)を参照してください。

次のドキュメントは、新しいOracle Enterprise Managerホストをインストールする必要がある場合に、内容の一部が役に立ちます。

プラグインの接続性

Oracle VDIターゲットの追加時に問題が発生した場合は、管理エージェントとOracle VDI Centerエージェント間の通信設定を確認してください。

ターゲットが停止していることがOracle Enterprise Manager Consoleに表示された場合は、管理エージェントとOracle VDI Centerエージェント間の通信でタイムアウトが発生している可能性があります。このようなタイムアウト・エラーが発生した場合、「すべてのメトリック」ページに、該当するターゲットに対してメトリック収集例外とゼロ値が表示されることがあります。タイムアウト・エラーは、管理エージェント・ログに記録されます。4.1項「プラグイン・アクティビティのロギング」を参照してください。

プラグイン接続においてタイムアウト・エラーが発生した場合は、そのエラーを解決するために接続タイムアウトを長くしてみてください。デフォルトのタイムアウトは30秒です。

手順は次のとおりです。

  1. Oracle VDI Centerターゲットを選択します。

  2. 「ターゲット」メニューで「ターゲット設定」を選択してから、「監視構成」を選択します。

    監視構成ページが表示されます。

  3. 新しい「接続タイムアウト」をミリ秒単位で設定し、「OK」をクリックして操作を完了します。

    このフィールドを空白のままにしておいた場合は、デフォルトの接続タイムアウトが適用されます。

Oracle VDI更新

Oracle VDIインストールは時間の経過とともに進化しているため、プラグインはこれらの変更内容を認識する必要があります。Oracle Enterprise Manager内の監視ターゲットが同期していないように見える場合は、Oracle VDIターゲットをリフレッシュします。この手順については、2.4項「Oracle VDI Centerターゲットのリフレッシュ」で説明されています。

Enterprise Manager Plug-in for Oracle VDIで使用されている管理者アカウントのパスワードが変更された場合は、それに応じてOracle Enterprise Managerで監視資格証明を変更する必要があります。

  1. Oracle VDI Centerターゲットを選択します。

  2. 右上隅の「設定」メニューで「セキュリティ」を選択してから、「監視資格証明」を選択します。

    「監視資格証明」ページが表示されます。

  3. Oracle VDI Centerを選択して、「監視資格証明の管理」をクリックします。

  4. ご使用のOracle VDI Centerターゲットを選択して、「資格証明の設定」をクリックします。

    「監視資格証明の入力」ウィンドウが表示されます。

  5. Oracle VDI管理者のユーザー名とパスワードを入力して、パスワードを確認し、「保存」をクリックして新しい資格証明を格納します。

Oracle VDI優先ホストおよびフォールバック・ホスト

優先ホストは、最初にOracle VDI Centerターゲットを構成するように指定されたホストです。管理エージェントに対する主要な接点として機能します。Oracle VDI Centerの他のメンバーは、フォールバック・ホストとして追加されます。Oracle VDI Center内のホストが変更された場合は、Oracle VDI Centerターゲットがリフレッシュされた際にそれに応じてOracle VDIホストのリストが更新されます。複数のホストから構成されているOracle VDI Centerを監視している際に、優先ホストおよびフォールバック・ホストを構成するには、管理エージェントがこれらのホストと通信する順序を設定します。

  1. Oracle VDI Centerターゲットを選択します。

  2. 「ターゲット」メニューで「ターゲット設定」を選択してから、「監視構成」を選択します。

    監視構成ページが表示されます。

  3. 必要な順序に並べてスペースで区切ることによりOracle VDI Hostsを設定し、「OK」をクリックして操作を完了します。