ホストの監視の使用を容易にするために、Enterprise Managerでは、ホスト・ページと環境のカスタマイズが可能です。次の項で説明します。
デフォルトでは、「ホスト」ホームページには、次のリージョンが表示されます。
サマリー
構成
ジョブ・アクティビティ
CPUとメモリー
ファイルシステムとネットワーク
インシデントと問題
コンプライアンス標準サマリー
これらのリージョンは、幅の異なる(左側が狭い) 2列の形式で表示されます。
多くの顧客にとって、これらのリージョンと列の形式は、ニーズを満たしています。ただし、異なるリージョンの追加が必要なこともあります。
「ホスト」ホームページをカスタマイズするには、ページの右上にある「ページがリフレッシュされました」テキストの隣にある「ページのパーソナライズ」アイコンをクリックします。
リージョンを追加したり、削除することもできます。次のリージョンを追加できます。
コンプライアンス・サマリー
構成詳細
ホスト・ターゲットのCPUおよびメモリーのパフォーマンス・グラフ
ホスト・ターゲットのファイル・システムおよびネットワークのパフォーマンス・グラフ
インシデント・リスト
ジョブ・アクティビティ・リージョン
ジョブ・サマリー・リージョン
パフォーマンス・メトリック・チャート
さらに、ページのレイアウトを、1つの列、2つの同じサイズの列および広い領域の上の2つの列などに変更できます。
グループは、グローバル環境内のターゲットを論理的に編成、管理および監視するための効果的な方法です。グループごとに、独自のグループ・ホームページがあります。グループ・ホームページにはグループに関する最も重要な情報が表示され、詳細情報にドリルダウンできます。ホームページには、グループの全体のステータスと、グループのメンバーに対する現在の可用性、インシデント、パッチ推奨などのその他の情報が表示されます。
『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』の「グループの管理」に、グループの様々なタイプと、グループを管理、編集および表示する方法が説明されています。
グループを作成するには、次の手順に従います。
Enterprise Managerコンソールから「ターゲット」、「グループ」の順に選択します。
「作成」をクリックします。「グループ」、「動的グループ」または「管理グループ」を選択します。
ウィザードと同じように機能する一連のグループの作成ページが、Enterprise Managerコンソールに表示されます。各ページのフィールドの説明は、オンライン・ヘルプを参照してください。
「グループの作成」ページまたは動的グループの作成ページの「一般」タブで、作成するグループの「名前」を入力します。これを権限伝播グループにする場合、「有効」をクリックして、「権限の伝播」オプションを有効にします。グループの「権限の伝播」を有効にした場合、グループで管理者(またはロール)に付与されているターゲット権限は、メンバー・ターゲットに伝播されます。
注意: 所有者が完全なターゲット権限を持つターゲットのみがメンバーになることができ、いずれのターゲットも基準に一致する可能性があり、システム全体への完全な権限が必要であるため、権限の伝播を有効にするには、完全なターゲット権限が必要です。通常の動的グループを作成するには、グループ所有者はメンバーシップ基準に一致する可能性があるすべてのターゲットを表示できる必要があるため、システム全体への「任意のターゲットの表示」権限が必要です。
各ページを構成し、「OK」をクリックします。すべてのページを構成してから、「OK」をクリックする必要があります。これらの手順の詳細は、オンライン・ヘルプを参照してください。
グループを作成すると、グループ・ページからいつでも簡単にアクセスできます。
グループを編集して、グループを構成するターゲットの変更、または任意のターゲット・タイプの要約に使用するメトリックの変更ができます。グループを編集するには、次の手順に従います。
Enterprise Managerコンソールから「ターゲット」、「グループ」の順に選択します。
編集するグループの「名前」をクリックします。
「グループ」メニューから、「ターゲット設定」、「グループの編集」の順に選択します。
ページの構成を変更し、「OK」をクリックします。
または、グループ・ページのグループのリストから編集するグループを選択し、そのグループ表の上部の「編集」をクリックします。