ホスト管理者は、ホストの動作状況を把握する必要があります。ホストを監視することで、次のような質問に答えることができます。
ホストのスワップは発生していますか。
ファイルシステムは一杯になりつつありますか。
CPUは最大容量に達しつつありますか。
リソースは効率的に使用されていますか。
複数のホストを監視するための最善の方法は何ですか。
どのようにすれば、必要なリソースを事前にスケジュールして購入できますか。
これらの質問に対する回答は、日常の監視アクティビティにとって重要であり、この章で説明されるホストの監視のページで使用可能です。
注意: この章では、Enterprise Managerで使用可能な多くのメトリックを説明していますが、すべてが網羅されているわけではありません。使用可能なすべてのホスト・メトリックの完全な詳細は、『Oracle® Enterprise Managerフレームワーク、ホストおよびサービス・メトリック・リファレンス・マニュアル』を参照してください。
ホストを監視する場合、主要なメトリックはCPU、メモリーおよびディスクの使用率です。
注意: この項で説明する機能にアクセスするには、ホストのホームページの「ホスト」メニューから、「モニタリング」を選択し、該当する機能を選択します。
CPU統計を使用することにより、CPUリソースを追加する必要があるのか、または再分散させる必要があるのかを判断できます。特に次のことができます。
CPUリソースを大量に消費するコマンドを判別し、任意の管理ツールを使用して、競合を軽減するための適切なアクションをターゲット・ホストに対して実行します。
過去24時間、過去1週間、過去1か月など様々な時間間隔における「CPU使用率」の傾向を表示します。
すべてのCPU (集約ビューではなく、システム内のすべてのCPUのビュー)を監視します。
注意: Enterprise Managerでホスト・コマンドの実行機能を使用して、ホストでアクションを実行できます。
メモリー統計を使用することにより、メモリー・リソースを追加する必要があるのか、または再分散させる必要があるのかを判断できます。特に、メモリー・リソースを最も多く使用しているプロセスを特定できます。
ディスク統計を使用することにより、ディスク・リソースを追加する必要があるのか、あるいは既存のリソースに負荷をより効率的に分散できるのかを判断できます。特に、過度に使用されているディスク、またはサービス時間が長くなっているディスクを特定できます。
ディスク情報と、基礎となる記憶域を使用するアプリケーションからのレスポンスとを関連付けると、システムが適切にスケーリングされているかどうかを判断できます。さらに、次の質問に回答できます。ディスクの負荷を再分散する必要があるだろうか。記憶域の追加が必要だろうか。
負荷を再分散する場合は、ストレージを使用するアプリケーションを変更します。
プログラム・リソース使用率データを使用すると、次について、リソース使用率の傾向を確認できます。
特定のプログラムまたはプログラム・セット
特殊なユーザーまたはユーザー・セット
プログラムとユーザーの組合せ
大規模なIT部門では、記憶域リソースの割当てと使用状況を追跡することが必須です。未割当てで十分に活用されていない記憶域を適切に使用できるようにします。ビジネス・エンティティ・レベルでの履歴傾向から今後の増加を予測して対応できます。
記憶域の詳細は、1つ以上のホストに関連付けられているEnterprise Managerターゲットに関するものです。特に次の点が重要です。
表示されたサマリー属性は、1つ以上の関連ホストに対してロールアップされます。
ホストは次のいずれかの方法でグループに関連付けられます。
明示的なメンバーシップ
グループのメンバー・ターゲットから継承される、グループを構成する際の暗黙の関連付け
注意: 共有記憶域が正確にカウントされるのは、記憶域が複数システムからアクセスできるとき、または同一システムの複数の物理パスからアクセスできるときに1回ずつです。共有記憶域を正確にカウントするためにグローバル一意識別子が組み込まれています。
個々の記憶域統計が計算される方法の詳細は、オンライン・ヘルプを参照してください。
記憶域の使用状況は、ホスト・ターゲットのコンテキストで起動した場合にはホスト・レベルで、グループのコンテキストで起動した場合には関連ホスト・レベルで表示されます。
ホストのコンテキストでは、記憶域アイテムは、「ディスク」、「ボリューム」、「ASM(自動記憶域管理)」、「ファイルシステム」、「データベース」および「ベンダーの配分」です。
グループのコンテキストでは、関連付けられたホストに関する記憶域プロパティは、「ホスト別のプロビジョニング・サマリー」、「ホスト別の消費サマリー」および「ベンダーの配分」です。
グラフは、ある期間の履歴傾向を表示します。この情報に基づき、必要に応じてターゲット・ホストまたはグループに対する適切なアクションを実行できます。次のようなアクションがあります。
ストレージを購入し追加
活用されていないアプリケーション・データをアーカイブ後に削除
不要なアプリケーション・データを削除
ストレージのデプロイ構成を変更して最適化
注意: グループで表示される記憶域情報は、グループの関連ホストの各ホスト情報を集計したものです。
「全体の使用量」では、システム・レベルの記憶域リソース使用率を示すサマリー属性(未割当て、オーバーヘッド、使用および空き)が提供されます。全体的な統計を使用することで、次を判別できます。
未割当ての記憶域はどのくらいか。
デプロイ済アプリケーションの空き領域はどのくらいか。
「プロビジョニング・サマリー」では、関連付けられたホストの「ファイルシステム」(書込み可能NFSの部分)、「ASM」、「ボリューム」および「ディスク」について、割当てに関連するサマリー属性(割当て済、未割当ておよびオーバーヘッド)が表示されます。
「プロビジョニング・サマリー」に表示される書込み可能NFSは、NFSを介してホストに接続されている記憶域の値であることに注意してください。各レイヤーは、アプリケーションに領域を割り当てるIT管理者によって管理されます。
割当てに関連する属性は頻繁に変更されることはありません。通常、変更が行われるのは、IT管理者が管理アクションを実行した場合です。この情報の計算方法の詳細は、「記憶域の計算式」のプロビジョニング・サマリーに関する項を参照してください。
ホストまたはグループの関連ホストのディスク、ボリューム、Oracle ASM、およびファイル・システム・レイヤーの書込み可能ネットワーク・ファイル・システム(NFS)部分に存在するすべてのエンティティについて、割当て済、未割当ておよびオーバーヘッドのサマリーが棒グラフで表示されます。
特定のレイヤーがデプロイされていない場合、対応するバーはグラフに表示されません。棒グラフにより、次のような疑問が解決されます。
指定したレイヤーにあるエンティティから割当て可能な領域はどのくらいか。
指定したレイヤーにあるエンティティから割り当てられた領域はどのくらいか。
デプロイされたボリューム管理ソフトウェアのオーバーヘッドはどのくらいか。
デプロイ済Oracle ASMソフトウェアのオーバーヘッドはどのくらいか。
注意: グループのコンテキストで起動した場合、グラフで表示されるロールアップ情報には、関連ホストに存在するローカル・ファイル・システムに基づくNFSマウントは含まれていません。
「消費サマリー」では、「データベース」および「ファイルシステム」(ローカル・ファイル・システムと書込み可能NFSの2つの部分)について、使用状況に関連するサマリー属性(使用および空き)が表示されます。
使用状況に関連する属性の値は、割当てに関連する属性よりも頻繁に変更されます。この情報の計算方法の詳細は、「記憶域の計算式」の消費サマリーに関する項を参照してください。
ホストまたはグループの関連ホストのすべてのデータベース、すべてのローカル・ファイル・システム、およびすべての書込み可能ネットワーク・ファイル・システム(NFS)について、使用済および空き領域のサマリー情報が棒グラフで表示されます。
注意: グループのコンテキストで起動した場合、グラフで表示されるロールアップ情報には、関連ホストに存在するローカル・ファイル・システムに基づくNFSマウントは含まれていません。
Oracle Automatic Storage Management (ASM)は、Oracleデータベースでのボリューム・レイヤー・テクノロジの使用ニーズを抑制する、単純なストレージ管理ソリューションです。
データベースは、Real Application Cluster (RAC)データベースも含めたOracleデータベースを意味します。データベース上では他のアプリケーションを実行することができます。データベースは、ディスク、ボリューム、ファイル・システム、Oracle Automatic Storage Management (ASM)のレイヤーの領域を消費できます。
ディスク統計では、ホスト上のすべてのディスクおよびディスク・パーティションについて割当て済および未割当ての記憶域が表示されます。EMCのストレージ・アレイなど外部ストレージ・システムの仮想ディスクも含めて、すべてのディスクが表示されます。
注意: 仮想ディスクのオーバーヘッドの情報は扱われません。表示もありません。
ディスクをデプロイして使用するには、最初にフォーマットする必要があります。フォーマットした後で、1つ以上のパーティションを含むように(ベンダー固有の構成ユーティリティを使用して)ディスクを構成できます。
ディスクまたはディスク・パーティションは、ホストの上位レイヤーのいずれか1つのエンティティ(ボリューム、Oracle ASM、データベースまたはファイル・システム)に(ベンダー固有の構成ユーティリティを使用して)関連付けることができます。ディスクまたはディスク・パーティションから上位レイヤーのエンティティへの関連付けがある場合、その関連付けは割当て済領域としてEnterprise Managerで報告されます。
ファイル・システム・レイヤーには、ディレクトリ(フォルダ)とファイルが含まれます。これらのアクセス、管理および更新は、データベース、中間層アプリケーションおよびエンドユーザー・ツールを使用して行えます。これは、広い意味では、ディスク・ベースのローカル・ファイル・システムやNFSのようなリモート・ファイル・システムに分類できます。Enterprise Managerでは、ファイル・システム・レイヤーのローカル・ファイル・システムと書込み可能NFSの部分にサマリー属性が提供されます。
ローカル・ファイル・システムは、ホストで参照可能なディスク記憶域に基づいています。オペレーティング・システムによって、サポートされるローカル・ファイル・システムが異なります。次の表に例を示します。
ローカル・ファイルシステム | オペレーティング・システム |
---|---|
lofs | Solaris (ターゲット・インスタンスについてNMUPM_SUPPORT_LOFSプロパティが1に設定されている場合にのみ監視されます) |
nfs | Solaris、Linux |
tmpfs | Solaris |
ufs | Solaris、Linux、AIX、HP |
vxfs | Solaris、Linux、AIX、HP |
zfs | Solaris、Linux、AIX |
ext2 | Linux、AIX |
ext3 | Linux、AIX |
ネットワーク・ファイル・システム(NFS)には、ホストからネットワークを介してアクセスできます。実際のディスクへのI/Oはリモート・サーバー(NFSサーバー)が実行します。ネットワーク・アプライアンス・ファイラーなど、専用のNFSサーバー機能を提供するアプライアンスがあります。また、SolarisやLinuxなどのホスト・システムは、NFSサーバーとしてもクライアントとしても動作します。
書込み可能NFSは、書込み権限付きでホストにマウントされているNFSを指します。
次に、NFSマウントの監視についての提案を示します。
NFSエクスポートがEnterprise Managerによりサポートされている別のホストを起点にしている場合は、リモート・ホストを監視します。ファイルシステム・メトリックは、リモート・ホスト上のローカル・ファイルシステムを監視します。
NFSエクスポートがリモートNetApp Filerを起点としている場合は、NetApp Filerを監視します。ボリューム・メトリックおよびQtressメトリックは、リモートNetapp Filerからのエクスポートを監視します。
前述の選択がニーズを満たさない場合は、「ファイルおよびディレクトリのモニタリング」メトリックを使用します。「ファイルまたはディレクトリのサイズ」メトリックに対してしきい値を設定して、特定のリモート・マウントを監視します。
ボリューム・マネージャ・テクノロジまたはSoftware*RAID (Redundant Arrays of Independent Disks)テクノロジと一般的に呼ばれるソフトウェア・パッケージが各種提供されています。このようなテクノロジは、基礎となる記憶域の信頼性、可用性およびスケーラビリティ(RAS)を改善するためにデプロイされます。たとえば、Veritas Volume Managerは複数のオペレーティング・システムで定評のある製品です。Enterprise Managerではこのようなテクノロジをボリュームと呼んでいます。
「ボリューム」オプションを使用すると、ボリューム・レイヤーに存在するすべてのエンティティの割当て済記憶域と未割当て記憶域の領域が表示されます。基礎となるボリューム・レイヤー・テクノロジに関連する属性も表示されます。
ボリューム・レイヤーの内部には様々なタイプのエンティティが含まれます。Enterprise Managerに表示されるエンティティ・タイプは、デプロイされたボリューム・レイヤー・テクノロジで定義されている用語に基づきます。たとえば、Veritas Volume Managerでは、ボリューム、プレックス、サブ・ディスク、VMディスク、VMスペア・ディスク、ディスク・グループというエンティティ・タイプが定義およびサポートされます。システムにデプロイされているボリューム・テクノロジの詳細は、ベンダーのドキュメントを参照してください。
各ベンダーのテクノロジにおいて、そのレイヤーの特定のタイプのエンティティを、上位レイヤーのエンティティと関連付けることができます。上位レイヤーの例としては、ファイル・システム、データベース、ASMがあります。たとえば、Veritas Volume Managerのエンティティのタイプであるボリュームは、上位レイヤーに関連付けられるエンティティです。このようなエンティティは、このドキュメントではトップレベルのボリューム・レイヤー・エンティティと呼ばれます。
トップレベルのボリューム・レイヤー・エンティティは、記憶域を上位レイヤーが使用するために提供します。トップレベル・エンティティが上位レイヤーへの関連付けを持たない場合、そのトップレベル・エンティティは未割当てであり、さらに割当て関連アクティビティで使用できます。
各ベンダーのテクノロジにおいて、そのレイヤーの特定のタイプのエンティティを、ディスク・レイヤーのエンティティと関連付けることができます。たとえば、Veritas Volume ManagerではVMディスクやVMスペア・ディスクがそのようなエンティティです。このようなエンティティは、このドキュメントではボトムレベルのボリューム・レイヤー・エンティティと呼ばれます。
ボトムレベルのボリューム・レイヤー・エンティティは、ディスク・レイヤーの記憶域を消費し、ボリューム・レイヤーのその他のエンティティに記憶域を提供します。予約タイプやスペア・タイプのボトムレベル・エンティティは、常に割当て済であるため、割当てのための領域はありません。スペア・エンティティはボリューム・テクノロジがディスク障害を処理するときに使用されるため、管理者が操作してボリューム・レイヤーに存在するその他のエンティティに割り当てることはできません。
スペアでないボトムレベル・エンティティは、各ベンダーの管理ユーティリティを使用して、構成済の中間エンティティまたはトップレベル・エンティティに関連付けることができます。スペアではないボトムレベル・エンティティに関連付けがない場合、そのエンティティは未割当てです。スペアではないボトムレベル・エンティティに1つ以上の関連付けがある場合、既存の関連付けを介して消費される領域が割当て済です。ボトムレベル・エンティティに関連付けが定義されている場合でも、そのエンティティに一部の領域が残る可能性があります。
スペアではないボトムレベル・エンティティが中間またはトップレベルのエンティティと関連付けられていない場合、その記憶域は割当てに使用することができ、ボトムレベル・エンティティの未割当て領域とみなされます。
トップレベルやボトムレベルでないエンティティは、ボリューム・レイヤーの中間レベルのエンティティとみなされます。たとえば、Veritas Volume Managerではボリューム(レイヤーのあるボリュームの場合)、プレックス、サブ・ディスクなどがこのようなエンティティです。
中間エンティティが、別の中間エンティティまたはトップレベル・エンティティに関連付けられている場合、関連付けを介して消費される記憶域は割当て済です。関連付けを介して消費されない中間エンティティの領域は未割当てです。
次のベンダー製品が提供されています。
プラットフォーム | 製品 |
Solaris | Solaris Volume Manager |
Linux | mdadm、raidtool、Suse LVM |
ベンダーの配分統計は、関連付けられたホストについてホスト参照可能な記憶域を反映します。つまり、次の値です。
Sum of the size of all disks + Sum of the size of all Writeable NFS mounts
Enterprise Managerは、その記憶域統計の履歴傾向を提供します。履歴傾向は、過去1か月、過去3か月または過去1年について表示できます。この履歴傾向を使用して、将来的にどのくらいの記憶域が必要になるかを予測できます。
グループの場合、デフォルトでは履歴が有効になっていません。ユーザー・インタフェースを使用して、各グループの履歴の有効/無効を切り替えることができます。グループの履歴の計算には、Enterprise Managerリポジトリ・データベースのリソースを消費します。どのデプロイでも、グループのすべてのインスタンスについて履歴を持つことは有効でないと考えられるため、履歴を保持すべきグループは選択できるようになっています。
様々なストレージ管理テクノロジが1つのホストにデプロイされています。あるレイヤーにデプロイされたテクノロジは、それよりも上のすべてのレイヤーに記憶域リソースを提供でき、それよりも下のすべてのレイヤーの記憶域リソースを消費できます。
記憶域の最終的なコンシューマは、Oracleデータベースなどのアプリケーション・レベル・ソフトウェアまたはエンド・ユーザーです。Enterprise Managerでは、ボリュームは、様々なベンダーから提供されているボリューム管理とSoftware*RAID (Redundant Arrays of Independent Disks)のテクノロジを指します。
Enterprise Managerでは、記憶域の次のレイヤーと関連付けがモデル化されています。
記憶域レイヤー | 記憶域の提供先 |
ディスク | ボリューム、ファイル・システム、データベース、ASM |
ボリューム | ファイル・システム、データベース、ASM |
ASM | Database |
ファイルシステム | Database |
記憶域のリフレッシュは、ホスト・ターゲットとグループ・ターゲットという2つのタイプについて実行されます。
ホスト・ターゲットでの記憶域のリフレッシュ
ホスト・ターゲットの場合、記憶域のリフレッシュ機能を使用すると、次のようにEnterprise Managerリポジトリの記憶域データをリフレッシュすることができます。
ホストからのすべての記憶域の属性のリアルタイム収集をEnterprise Managerで強制実行します。
記憶域の属性をEnterprise Managerリポジトリにアップロードします。
リフレッシュ操作が終了したら、記憶域: UIページにホストの最新情報が表示されます。
グループ・ターゲットでの記憶域のリフレッシュ
グループ・ターゲットの場合、記憶域のリフレッシュ機能を使用すると、次のようにEnterprise Managerリポジトリの記憶域データをリフレッシュすることができます。
グループのすべてのメンバー・ホストからのすべての記憶域の属性のリアルタイム収集をEnterprise Managerで強制実行します。
記憶域の属性をEnterprise Managerリポジトリにアップロードします。
関係するホスト数によって異なりますが、このリフレッシュには時間がかかることがあるため、この機能はEnterprise Managerのジョブ発行として提供されます。
リフレッシュ・ジョブが終了したら、記憶域: UIページにグループの最新情報が表示されます。