この章では、Oracle Enterprise Manager Cloud Control (Cloud Control)を使用してSOAアーティファクトおよびコンポジットをプロビジョニングする方法について説明します。この章の具体的な内容は次のとおりです。
注意: Enterprise Manager 12cリリース4では、SOA 11gアーティファクトのプロビジョニングをサポートします。SOA 12cアーティファクトはプロビジョニングできないことに注意してください。 |
この項では、この章の手引きとして、SOAアーティファクトおよびコンポジットのプロビジョニングに関連する手順の概要を示します。この項は、SOAアーティファクトおよびコンポジットのプロビジョニングを成功させるために必要な一連の処理を理解するためのドキュメント・マップと考えてください。各手順の参照リンクをクリックすると、詳細情報が説明されている関連セクションが表示されます。
表32-1 SOAアーティファクトおよびコンポジットのプロビジョニングの概要
ステップ | 説明 | 参照リンク |
---|---|---|
ステップ1 |
デプロイメント・プロシージャの理解 Cloud Controlで提供されている、SOAアーティファクトおよびコンポジットをプロビジョニングするための2つのデプロイメント・プロシージャについて理解します。2つのデプロイメント・プロシージャの機能、その対象となるユースケース、サポートされるリリース、およびプロビジョニングされるコア・コンポーネントについて把握します。 |
デプロイメント・プロシージャの詳細は、第32.3項を参照してください。 |
ステップ2 |
プロビジョニングするデプロイメント・プロシージャの選択 この章では、各種のSOAコンポーネントに関連するユースケースを示します。プロビジョニングするコンポーネントを特定し、それに対応するユースケースについて理解します。 |
|
ステップ3 |
前提条件の確認 デプロイメント・プロシージャを実行する前に、プロビジョニング環境の設定、必須パッチの適用およびOracleソフトウェア・ライブラリの設定などの前提条件を満たす必要があります。 |
SOAアーティファクトおよびコンポジットをプロビジョニングするための前提条件の詳細は、手順2に示されている参照リンクにアクセスし、「前提条件」の項を参照してください。 |
ステップ4 |
デプロイメント・プロシージャの実行 デプロイメント・プロシージャを実行して、SOAアーティファクトおよびコンポジットをプロビジョニングします。 |
SOAアーティファクトおよびコンポジットをプロビジョニングするには、手順2に示されている参照リンクにアクセスし、「前提条件」の項を参照してください。 |
SOAアーティファクト・デプロイメント・プロシージャでは、SOAコンポジット、Webサービス・ポリシー、ポリシー・ストアおよび資格証明ストアのプロビジョニングをサポートしています。
以降に、SOAアーティファクトのプロビジョニングで使用される用語を示します。
SOAコンポジット
SOAコンポジットは論理構成です。そのコンポーネントは、1つのコンピュータで1つのプロセスにより実行することも、複数のコンピュータで複数のプロセスに分散することもできます。アプリケーション全体が1つのコンポジットのみで構成されることも、複数の異なるコンポジットの組合せで構成されることもあります。各コンポジットを構成する複数のコンポーネントで、同じテクノロジが使用されていることも、別々のテクノロジを使用して構築されていることもあります。
SOA Infraドメイン
SOAインフラストラクチャ・ドメインは、soa-infraバイナリを含むWebLogicドメインです。SOAインフラストラクチャには、SOAコンポジット・アプリケーション内の個々のコンポーネントのビジネス・ロジック(BPELプロセスなど)を実行する一連のサービス・エンジン(BPELプロセス、ヒューマン・ワークフロー、デシジョン・サービスおよびOracle Mediator)が含まれています。
Webサービス
Webサービスは、様々なXMLベース言語を使用してリモートにアクセスできるプログラムです。このプログラムで何を実行するか(どのような機能を実装するか)は、Webサービス記述言語(WSDL)と呼ばれる標準XMLボキャブラリで記述します。たとえば、銀行業務Webサービスは、口座の確認、取引明細書の印刷、資金の預入れや引出しを行う機能を実装します。これらの機能は、銀行Webサービスにアクセスするすべてのコンシューマが呼び出すことのできるWSDLファイル内に記述されています。このため、コンシューマ側でWebサービスについて把握しておく必要があることは、実行できる内容が記述されているWSDLファイルのことのみです。
Webサービス・コンシューマ(たとえば、デスクトップ・アプリケーション、Javaプラットフォーム、ポートレットなどのEnterprise Editionクライアント)からWebサービスを呼び出すには、Webサービス・プロバイダに対してXMLドキュメント形式のリクエストを送信します。Webサービス・プロバイダは、リクエストを処理し、その結果をXMLドキュメント形式でWebサービス・コンシューマに返します。
WSポリシーおよびアサーション
ポリシーとは、メッセージが保護されるかどうか、その保護方法、および信頼性の高いメッセージの配信方法など、Webサービスの機能と要件を示します。ポリシーは、信頼できるメッセージング、管理、WS-Addressing、セキュリティおよびMTOMのいずれかのカテゴリに属します。
ポリシーは1つ以上のアサーションで構成されます。ポリシー・アサーションは、特定のアクションを実行するポリシーの最小単位です。ポリシー・アサーションはリクエスト・メッセージおよびレスポンス・メッセージに対して実行され、同じアサーション・セットが両方のタイプのメッセージに対して実行されます。アサーションはポリシーに表示されている順序で実行されます。ポリシーなどのアサーションは、信頼できるメッセージング、管理、WS-Addressing、セキュリティ、およびMTOMのいずれかのカテゴリに属します。
ポリシー・ストア
ポリシー・ストアは、システムおよびアプリケーションに固有のポリシーとロールを格納するリポジトリです。アプリケーション・ロール(管理ロールなど)には、アプリケーション固有のエンタープライズ・ユーザーおよびグループを指定できます。ポリシーでは、これらのグループまたはユーザーをプリンシパルとして使用できます。ポリシー・ストアには、ファイルベースまたはLDAPベースのものがあります。ファイルベースのポリシー・ストアはXMLファイルであり、このストアは即時利用できるポリシー・ストア・プロバイダです。LDAPベースのポリシー・ストアでは、Oracle Internet DirectoryまたはOracle Virtual DirectoryのいずれかのLDAPサーバーを使用できます(ローカル・ストア・アダプタ(LSA)を使用)。
資格証明ストア
資格証明ストアは、ユーザー、Javaコンポーネントおよびシステム・コンポーネントの認証レベルを認定するセキュリティ・データ(資格証明)のリポジトリです。資格証明には、ユーザー名とパスワードの組合せ、チケットまたは公開鍵証明書を保持できます。このデータは、認証の際、プリンシパルをサブジェクトに移入するときに使用し、さらに認可時には、サブジェクトが実行できるアクションを決定するときに使用します。
ヒューマン・ワークフロー
ヒューマン・ワークフロー・コンポーネントは、エンド・ユーザーへのプレゼンテーションと同様、作成、割当て、有効期限、期限、および通知を含むヒューマン・タスクのライフサイクルを管理する役割を果たします。宣言的なパターンを利用し、ビジネス・ルールと強固に一体化した、洗練された動的なタスク・ルーティングをサポートします。ヒューマン・ワークフローの主なサブコンポーネントには、Task editor、Task Service Engine、およびWorklistアプリケーションの3つがあります。
Oracle B2B
Oracle B2Bは、ビジネスにおけるセキュアで信頼できるドキュメントのやりとりを提供します。たとえば、小売、供給および製造などのビジネスです。このタイプの電子商取引では、B2Bは成熟したビジネス文書および昔ながらのビジネス・プロセス、業界独自のメッセージング・サービスを特徴とし、完全なエンド・ツー・エンドのビジネス・プロセスを管理するアーキテクチャを必要とします。Oracle SOA Suiteのコンポーネントとして、Oracle B2Bはこの課題に対応し、ビジネス・プロセスのプラットフォーム、エンド・ツー・エンドのインスタンス追跡、可視性、監査、プロセス・インテリジェンス、統治、セキュリティの統合を可能にするアーキテクチャを提供します。
Cloud Controlには、SOAアーティファクトおよびコンポジットをプロビジョニングするための次のデプロイメント・プロシージャが用意されています。
デプロイメント・プロシージャ | サポートされているリリース | 移行されるアーティファクト |
---|---|---|
SOAアーティファクトのプロビジョニング | Oracle SOA Suite 11gR1パッチ・セット1からパッチ・セット4 (11.1.1.2.0から11.1.1.5.0) |
|
SOAコンポジットのデプロイ | Oracle SOA Suite 11gR1パッチ・セット1からパッチ・セット4 (11.1.1.2.0から11.1.1.5.0) |
|
注意: Microsoft Windows Vistaでは、ソフトウェア・ライブラリからのゴールド・イメージのプロビジョニングはサポートされていません。 |
注意: ヒューマン・ワークフロー・アーティファクトおよびB2Bアーティファクトのクローニングはサポートされていません。ヒューマン・ワークフロー・アーティファクトのクローニングの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』を参照してください。B2Bアーティファクトのクローニングの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle B2Bユーザーズ・ガイド』を参照してください。これらのガイドは次の場所から入手可能です。 |
この項では、SOAアーティファクトをプロビジョニングする方法について説明します。この項の具体的な内容は次のとおりです。
この項では、異なるsoa-infraドメイン間でSOAアーティファクトをプロビジョニングする方法について説明します。
デプロイメント・プロシージャを実行する前に、次の前提条件を満たしている必要があります。
第32章に示されている前提条件を満たしていることを確認します。
Oracle SOA Suite 11gおよびその基礎となるOracle WebLogic Serverドメインがすでにプロビジョニングされていることを確認します。
(soa-infraドメインのみでなく)ソースのOracle WebLogic ServerドメインとターゲットのOracle WebLogic Serverドメイン内のすべてのコンポーネントが起動され、実行されていることを確認します。
ソースおよび宛先のsoa-infraドメインのバージョンが同じであることを確認します。
参照インストールからSOAアーティファクト(コンポジット、Webサービス・ポリシー、JPS構成)をプロビジョニングするには、次の手順を実行します。
「エンタープライズ」メニューから「プロビジョニングとパッチ適用」を選択し、「プロシージャ・ライブラリ」を選択します。
「デプロイメント・プロシージャ・マネージャ」ページの「プロシージャ・ライブラリ」サブタブで、表から「SOAアーティファクトのプロビジョニング」デプロイメント・プロシージャを選択します。「起動」を選択し、「実行」をクリックします。デプロイメント・プロシージャの「ソースの選択」ページが表示されます。
注意: このデプロイメント・プロシージャには、次の方法でアクセスすることもできます。「SOAインフラストラクチャ」ホームページから、次の手順を実行します。
|
「ソースの選択」ページで、次を実行します。
デフォルトの選択(「参照環境からのプロビジョニング」)を保持します。
「ドメイン名」フィールドに対する懐中電灯アイコンをクリックします。SOAアーティファクトのデプロイ元のOracle WebLogic Serverドメインを検索して選択します。ソースのOracle WebLogic Serverドメインが起動され、実行されていることを確認します。
「資格証明」セクションで、管理リポジトリに格納されている優先資格証明が使用されるように、デフォルトのセクション(「優先資格証明」)を保持します。
優先資格証明を別の資格証明セットでオーバーライドするには、「優先資格証明のオーバーライド」を選択します。Oracle WebLogic Serverドメインの資格証明とOracle WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明を指定するように要求されます。「Oracle WebLogic Serverドメインの資格証明」セクションで、WebLogic Server管理コンソールへのアクセスに使用できる管理者資格証明を指定します。「Oracle WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明」セクションで、管理サーバーをインストールしたユーザーのオペレーティング・システム資格証明を指定します。
オプションで、SOAアーティファクトをイメージとしてソフトウェア・ライブラリに保存する場合は、「SOAアーティファクトのゴールド・イメージをソフトウェア・ライブラリに保存します」を選択します。
たとえば、将来的にこの特定バージョンを他のOracle WebLogic Serverドメインにプロビジョニングする場合は、参照インストールを使用すると停止する可能性があるため、ソフトウェア・ライブラリに保存したゴールド・イメージを使用できます。
「次へ」をクリックします。
接続先の選択ページで、次を実行します。
「ドメイン名」フィールドに対する懐中電灯アイコンをクリックします。SOAアーティファクトのデプロイ元のOracle WebLogic Serverドメインを検索して選択します。宛先のOracle WebLogic Serverドメインが起動され、実行されていることを確認します。
「資格証明」セクションで、管理リポジトリに格納されている優先資格証明が使用されるように、デフォルトの選択(「優先資格証明」)を保持します。
優先資格証明を別の資格証明セットでオーバーライドするには、「優先資格証明のオーバーライド」を選択します。Oracle WebLogic Serverドメインの資格証明とOracle WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明を指定するように要求されます。「Oracle WebLogic Serverドメインの資格証明」セクションで、WebLogic Server管理コンソールへのアクセスに使用できる管理者資格証明を指定します。「Oracle WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明」セクションで、管理サーバーをインストールしたユーザーのオペレーティング・システム資格証明を指定します。
「次へ」をクリックします。
アーティファクトの選択ページで、次の手順を実行します。
「プロビジョニングするSOAアーティファクトのタイプの選択」セクションで、「SOAコンポジット」、「Webサービス・ポリシー」および「Javaプラットフォーム・セキュリティ構成」を選択します。
「次へ」をクリックします。
「SOAコンポジット」ページで、次の手順を実行します。
プロビジョニングするコンポジットを選択し、ソフトウェア・ライブラリまたはディレクトリから構成プランを指定します。
構成プランは宛先マシンのディレクトリに格納することをお薦めします。あるいは、構成プランを宛先マシンからアクセス可能な他の共有場所に格納することもできます。
コンポジットがすでに宛先ホストに存在する場合は、「上書き」を選択して、既存のコンポーネントをソース・ドメインのコンポジットで上書きします。
「次へ」をクリックします。
「Webサービス・ポリシー」ページで、次の手順を実行します。
「アサーション・テンプレート」セクションで、移行するアサーション・テンプレートを選択します。
「Webサービス・ポリシー」セクションで、移行するポリシーを選択します。
「次へ」をクリックします。
「Javaプラットフォーム・セキュリティ」ページで、次の手順を実行します。
「ポリシー・ストアと資格証明ストアの移行」セクションで、「ポリシー・ストアの移行」チェック・ボックスと「資格証明ストアの移行」チェック・ボックスを選択します。
ソースおよびターゲットのプロバイダのリストを表示するには、「プロバイダの詳細」リンクをクリックします。
「次へ」をクリックします。
「ヒューマン・ワークフロー」ページで、「ビュー」、「フレックス・フィールド・マッピング」および「属性ラベル」などの移行するすべてのワークフロー・アーティファクトを選択して、「次へ」をクリックします。
B2Bアーティファクトページで、「取引パートナ」、「取引契約」および「ドキュメント・プロトコル」などの移行するすべてのB2Bアーティファクトを選択して、「次へ」をクリックします。
スケジュール・ページで、デプロイメント・プロシージャを即時に、または後で実行するようにスケジュールします。
「確認」ページで、SOAアーティファクトをプロビジョニングするために指定した詳細を確認し、「発行」をクリックします。
この項では、ソフトウェア・ライブラリに格納されているゴールド・イメージからSOAアーティファクト(コンポジット、Webサービス・ポリシー、JPS構成)をプロビジョニングする方法について説明します。この項の具体的な内容は次のとおりです。
デプロイメント・プロシージャを実行する前に、次の前提条件を満たしている必要があります。
第2章に示されている前提条件を満たしていることを確認します。
Oracle SOA Suite 11gおよびその基礎となるOracle WebLogic Serverドメインがすでにプロビジョニングされていることを確認します。
ソースおよび宛先のsoa-infraドメインのバージョンが同じであることを確認します。
参照インストールからSOAアーティファクトをプロビジョニングする際には、ゴールド・イメージがすでにソフトウェア・ライブラリに保存されていることを確認します。
ゴールド・イメージからSOAアーティファクトをプロビジョニングするには、次の手順を実行します。
「エンタープライズ」メニューから「プロビジョニングとパッチ適用」を選択し、「プロシージャ・ライブラリ」をクリックします。
「デプロイメント・プロシージャ・マネージャ」ページの「プロシージャ・ライブラリ」サブタブで、表から「SOAアーティファクトのプロビジョニング」デプロイメント・プロシージャを選択します。「起動」を選択し、「実行」をクリックします。デプロイメント・プロシージャの「ソースの選択」ページが表示されます。
注意: このデプロイメント・プロシージャには、次の方法でアクセスすることもできます。
|
「ソースの選択」ページで、次を実行します。
「ゴールド・イメージからのプロビジョニング」を選択します。
ゴールド・イメージ名フィールドに対する懐中電灯アイコンをクリックします。SOAアーティファクトのプロビジョニング元のゴールド・イメージを検索して選択します。
「次へ」をクリックします。
接続先の選択ページで、次を実行します。
「ドメイン名」フィールドに対する懐中電灯アイコンをクリックします。SOAアーティファクトのデプロイ元のOracle WebLogic Serverドメインを検索して選択します。
「資格証明」セクションで、管理リポジトリに格納されている優先資格証明が使用されるように、デフォルトのセクション(「優先資格証明」)を保持します。
優先資格証明を別の資格証明セットでオーバーライドするには、「優先資格証明のオーバーライド」を選択します。Oracle WebLogic Serverドメインの資格証明とOracle WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明を指定するように要求されます。「Oracle WebLogic Serverドメインの資格証明」セクションで、WebLogic Server管理コンソールへのアクセスに使用できる管理者資格証明を指定します。「Oracle WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明」セクションで、管理サーバーをインストールしたユーザーのオペレーティング・システム資格証明を指定します。
「次へ」をクリックします。
アーティファクトの選択ページで、次の手順を実行します。
「プロビジョニングするSOAアーティファクトのタイプの選択」セクションで、「SOAコンポジット」、「Webサービス・ポリシー」および「Javaプラットフォーム・セキュリティ構成」を選択します。
「次へ」をクリックします。
「SOAコンポジット」ページで、次の手順を実行します。
プロビジョニングするコンポジットを選択し、ソフトウェア・ライブラリまたはディレクトリから構成プランを指定します。
コンポジットがすでに宛先ホストに存在する場合は、「上書き」を選択して、既存のコンポーネントをソース・ドメインのコンポジットで上書きします。
「次へ」をクリックします。
「Webサービス・ポリシー」ページで、次の手順を実行します。
「アサーション・テンプレート」セクションで、移行するアサーション・テンプレートを選択します。
「Webサービス・ポリシー」セクションで、移行するポリシー・アサーションを選択します。
「次へ」をクリックします。
「Javaプラットフォーム・セキュリティ」ページで、次の手順を実行します。
「ポリシー・ストアと資格証明ストアの移行」セクションで、「ポリシー・ストアの移行」チェック・ボックスと「資格証明ストアの移行」チェック・ボックスを選択します。
ターゲットのプロバイダのリストを表示するには、「プロバイダの詳細」リンクをクリックします。
「次へ」をクリックします。
「ヒューマン・ワークフロー」ページで、「ビュー」、「フレックス・フィールド・マッピング」および「属性ラベル」などの移行するすべてのワークフロー・アーティファクトを選択して、「次へ」をクリックします。
B2Bアーティファクトページで、「取引パートナ」、「取引契約」および「ドキュメント・プロトコル」などの移行するすべてのB2Bアーティファクトを選択して、「次へ」をクリックします。
「確認」ページで、SOAアーティファクトをプロビジョニングするために指定した詳細を確認し、「発行」をクリックします。
この項では、SOAコンポジットをデプロイする方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。
デプロイメント・プロシージャを実行する前に、次の前提条件を満たしている必要があります。
第32章に示されている前提条件を満たしていることを確認します。
Oracle SOA Suite 11gおよびその基礎となるOracle WebLogic Serverドメインがすでにプロビジョニングされていることを確認します。
ソースおよび宛先のsoa-infraドメインのバージョンが同じであることを確認します。
ドメインには、SOAインフラストラクチャ・アプリケーションが実行されている管理対象サーバーが1つ以上存在する必要があります。SOAクラスタの場合、コンポジットがクラスタ内のいずれか1つの管理対象サーバーにデプロイされます。
SOAコンポジットがソフトウェア・ライブラリか、管理サーバー・ホストからアクセス可能なファイル・システム内に存在していることを確認します。
SOAコンポジットをプロビジョニングするには、次の手順に従います。
「エンタープライズ」メニューから「プロビジョニングとパッチ適用」を選択し、「プロシージャ・ライブラリ」を選択します。
「デプロイメント・プロシージャ・マネージャ」ページの「プロシージャ・ライブラリ」サブタブで、表から「SOAコンポジットのデプロイ」デプロイメント・プロシージャを選択します。「起動」を選択し、「実行」をクリックします。Cloud Controlでデプロイメント・プロシージャの「宛先の選択」ページが表示されます。
「宛先」ページで、次の手順を実行します。
「宛先ドメイン名」フィールドに対する懐中電灯アイコンをクリックします。SOAコンポジットのデプロイ先のOracle WebLogic Serverドメインを検索して選択します。
「資格証明」セクションで、管理リポジトリに格納されている優先資格証明が使用されるように、デフォルトのセクション(「優先資格証明」)を保持します。
優先資格証明を別の資格証明セットでオーバーライドするには、「優先資格証明のオーバーライド」を選択します。Oracle WebLogic Serverドメインの資格証明とOracle WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明を指定するように要求されます。「Oracle WebLogic Serverドメインの資格証明」セクションで、WebLogic Server管理コンソールへのアクセスに使用できる管理者資格証明を指定します。「Oracle WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明」セクションで、管理サーバーをインストールしたユーザーのオペレーティング・システム資格証明を指定します。
「次へ」をクリックします。
「ソース」ページで、次の手順を実行します。
「コンポジット」セクションで、「追加」をクリックします。「コンポジット・ソース」で、コンポジットの場所に応じて「ソフトウェア・ライブラリ」または「ファイル・システム」を選択します。「プランのソース」の場所およびパスを選択します。
コンポジットがすでに宛先ホストに存在する場合は、「上書き」を選択して、既存のコンポーネントをソース・ドメインのコンポジットで上書きします。ここでデプロイするコンポジットをデフォルトのコンポーネントとして設定する場合は、「デフォルトを強制使用」の選択を保持します。
宛先ドメインに存在しないアダプタを無視し、プロビジョニング操作を続行する場合は、「オプション」セクションで「アダプタ依存性の確認」を選択します。各コンポジットが1つ以上のアダプタを参照している場合、宛先ドメインに依存アダプタが存在しないと、コンポジットが適切に動作しないことがあります。しかし、このオプションを選択すると、このような存在しないアダプタをすべて無視できます。
「次へ」をクリックします。
スケジュール・ページで、デプロイメント・プロシージャを即時に、または後で実行するようにスケジュールします。
「確認」ページで、SOAコンポジットをプロビジョニングするために指定した詳細を確認し、「発行」をクリックします。