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Oracle® Enterprise Manager Oracle Database Plug-inメトリック・リファレンス・マニュアル
プラグイン・リリース12.1.0.7
B69689-08
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2 自動ストレージ管理

この章では、自動ストレージ管理(ASM)のメトリックに関する情報を提供します。

2.1 アラート・ログ

このカテゴリのメトリックは、最後のサンプル時間以降に、監視中のASMターゲットでALERTログ・ファイルに対してエラーが生成されたことを示します。ALERTログ・ファイルは、メッセージやエラーの発生順のログが含まれる特殊なトレース・ファイルです。

エラー・コードORA-00257、16038、01157、01578、27048のアーカイバ・ハング、データ・ブロック破損およびメディア障害がアラート・ログで見つかった場合など、クリティカル・アラートは様々な種類の障害に対して生成されます。このメトリックは、行番号およびエラーが発生した時刻を表示します。

セッション終了エラー・スタック(ORA-00603)がアラート・ログで見つかった場合は、警告アラートも生成されます。また、ORA-15130(ディスク・グループはディスマウントされています)、ORA-15050(ディスクでエラーが発生しています)およびORA-15051(ファイルでエラーが発生しています)がアラート・ログで見つかった場合は、その他多くのクリティカル・アラートが発生します。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更することもできます。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。必要に応じて、しきい値の制限を変更できます。

2.1.1 アラート・ログ・エラー・スタック

このメトリックには、アラート・ログ・ファイルで見つかった各種ORA-エラーに関する情報が含まれます。アラート・ログ・ファイル内で、ORA-0*(54|1142|1146)のようなエラー・パターンは無視し、ORA-0*600x、ORA-07445、ORA-04 [0-9][0-9][0-9])[^0-9]エラーが存在する場合に警告アラートを生成します。

別のORA-エラー・セットに対して警告アラートおよびクリティカル・アラートを生成するには、メトリックのしきい値を編集し、ORA-エラーの値を変更します。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10g、11g、12c 5分ごと ORA-0*(600?|7445|4[0-9][0-9][0-9])[^0-9] 定義なし %alertLogName%でORA-エラー・スタック(%errCodes%)が記録されました。

複数のしきい値

このメトリック列では、タイムスタンプ/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのタイムスタンプ/行番号オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

タイムスタンプ/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。アラート・ログ・ファイルでは、ORA-0*(54|1142|1146)のようなパターンを以外のORA-エラーがスキャンされます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。

2.1.2 アラート・ログ・エラー・スタックのトレース・ファイル名

このメトリックは、ORA-エラーが存在するトレース・ファイル名に関する情報を提供します。このエラーが発生したトレース・ファイル名および行の詳細が表示されます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度
10g、11g、12c 5分ごと

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.1.3 アラート・ログ名

このメトリックは、ORA-エラーが存在するアラート・ログ・ファイルに関する情報を提供します。このエラーが発生したファイル名および行が表示されます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度
10g、11g、12c 5分ごと

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。

2.1.4 アーカイブ・ハング・エラー・スタック

このメトリックには、アラート・ログ・ファイルでアーカイブ・ハング・エラーが見つかったことを示す各種ORA-エラーに関する情報が含まれます。アラート・ログのエラーORA-00257およびORA-16038は、アーカイブ・ハングの問題を示します。また、これらの問題がアラート・ログで見つかった場合は、クリティカル・アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10g、11g、12c 5分ごと 定義なし ORA- 時間/行番号: %timeLine%でアーカイバが停止しました。

複数のしきい値

このメトリック列では、タイムスタンプ/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのタイムスタンプ/行番号オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

タイムスタンプ/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。アラート・ログ・ファイルでは、ORA-00257およびORA-16038エラーがスキャンされます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。

2.1.5 データ・ブロック破損エラー・スタック

このメトリックには、アラート・ログ・ファイルでデータ・ブロック破損エラーが見つかったことを示す各種ORA-エラーに関する情報が含まれます。アラート・ログのエラーORA-01157、ORA-01578およびORA-27048は、データ・ブロック破損の問題を示します。また、これらの問題がアラート・ログで見つかった場合は、クリティカル・アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10g、11g、12c 5分ごと 定義なし ORA- 時間/行番号: %timeLine%でデータ・ブロックが破損しました。

複数のしきい値

このメトリック列では、タイムスタンプ/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのタイムスタンプ/行番号オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

タイムスタンプ/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。アラート・ログ・ファイルでは、ORA- 01157、ORA-01578およびORA-27048エラーがスキャンされます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。

2.1.6 メディア障害のエラー・スタック

このメトリックには、アラート・ログ・ファイルでメディア障害エラーが見つかったことを示す各種ORA-エラーに関する情報が含まれます。アラート・ログのエラーORA-15130、ORA-15049、ORA-15050およびORA-15051は、メディア障害エラーの問題を示します。これらの問題がアラート・ログで見つかった場合は、クリティカル・アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を設定または変更することもできます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10g、11g、12c 5分ごと 定義なし ORA- 時間/行番号: %timeLine%でメディア障害が検出されました。

複数のしきい値

このメトリック列では、タイムスタンプ/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのタイムスタンプ/行番号オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

タイムスタンプ/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。アラート・ログ・ファイルでは、ORA- 15130、ORA-15049、ORA-15050およびORA-15051エラーがスキャンされます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。

2.1.7 セッション終了エラー・スタック

このメトリックには、アラート・ログ・ファイルでセッション終了の問題が見つかったことを示す各種ORA-エラーに関する情報が含まれます。アラート・ログのORA-00603エラーは、セッション終了の問題を示します。また、これらの問題がアラート・ログで見つかった場合は、警告アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10g、11g、12c 5分ごと ORA- 定義なし 時間/行番号: %timeLine%でセッションが終了しました。

複数のしきい値

このメトリック列では、タイムスタンプ/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのタイムスタンプ/行番号オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

タイムスタンプ/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。アラート・ログ・ファイルでは、ORA- 00603エラーがスキャンされます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。

2.2 アラート・ログ・エラー・ステータス

このカテゴリのメトリックは、アラート・ログ・メトリックに対してアラートが生成された回数を表示します。アラート・ログ・ファイルに存在する様々なエラーの現在のステータスに関する情報を提供します。

このメトリックは、10gリリース2の一部で、ORA-エラーが発生するたびに(ORA-0*(54|1142|1146)以外の)警告アラートを生成します。アーカイバ・ハング・エラー、データ・ブロックの破損エラー、メディア障害エラーおよびセッションの終了エラーを検出する場合も、警告アラートを生成します。

このメトリックは「アラート・ログ」メトリックを使用して収集され、収集間隔は5分です。警告アラートおよびクリティカル・アラートに対するしきい値の制限は、必要に応じて変更できます。

2.2.1 アーカイバ・ハングのアラート・ログ・エラー・ステータス

このメトリックは、「アラート・ログ」メトリックにアーカイバ・ハング・エラー(ORA-00257およびORA-16038)が生成された回数を示します。これにより、アラート・ログ・ファイルに存在するアーカイバ・ハング・エラーの現在のステータスがわかります。また、この数が0(ゼロ)より大きい場合は、警告アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を設定または変更することもできます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10g、11g、12c 5分ごと 0 定義なし アラート・ログで、アーカイバ・ハング・エラーが見つかりました。

データ・ソース

このメトリックは、「アーカイブ・ハング・エラー・スタック」メトリックのロールアップに基づいて計算されます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。注意: 問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的には消去されません。したがって、問題が修正された後、イベントを手動で消去する必要があります。

2.2.2 データ・ブロック破損のアラート・ログ・エラー・ステータス

このメトリックは、「アラート・ログ」メトリックにデータ・ブロック破損エラー(ORA- 01157、ORA-01578およびORA-27048)が生成された回数を示します。これにより、アラート・ログ・ファイルに存在するデータ・ブロック破損エラーの現在のステータスがわかります。また、この数が0(ゼロ)より大きい場合は、警告アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を設定または変更することもできます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10g、11g、12c 5分ごと 0 定義なし アラート・ログで、データ・ブロック破損エラーが見つかりました。

データ・ソース

このメトリックは、「データ・ブロック破損エラー・スタック」メトリックのロールアップに基づいて計算されます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。注意: 問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的には消去されません。したがって、問題が修正された後、イベントを手動で消去する必要があります。

2.2.3 一般的なアラート・ログ・エラー・ステータス

このメトリックは、「アラート・ログ」メトリックに一般的なアラート・エラー(ORA-0*600x、ORA-07445およびORA-04 [0-9][0-9][0-9])[^0-9])が生成された回数を示します。これにより、アラート・ログ・ファイルに存在する一般的なアラート(ORA-)エラーの現在のステータスがわかります。また、この数が0(ゼロ)より大きい場合は、警告アラートが生成されます。

異なる見出しのデータを収集する場合、メトリックのしきい値を編集してエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を設定または変更することもできます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10g、11g、12c 5分ごと 0 定義なし アラート・ログで%value%の明確なORA-エラーが検出されました。

データ・ソース

このメトリックは、「一般的なアラート・エラー・スタック」メトリックのロールアップに基づいて計算されます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。

2.2.4 メディア障害のアラート・ログ・エラーのステータス

このメトリックは、「アラート・ログ」メトリックにメディア障害エラー(ORA-15130、ORA-15049、ORA-15050およびORA-15051)が生成された回数を示します。これにより、アラート・ログ・ファイルに存在するメディア障害アラート(ORA-)エラーの現在のステータスがわかります。また、この数が0(ゼロ)より大きい場合は、警告アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を設定または変更することもできます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10g、11g、12c 5分ごと 0 定義なし アラート・ログでメディア障害エラーが見つかりました。

データ・ソース

このメトリックは、「メディア障害アラート・エラー・スタック」メトリックのロールアップに基づいて計算されます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。注意: 問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的には消去されません。したがって、問題が修正された後、イベントを手動で消去する必要があります。

2.2.5 セッション終了のアラート・ログ・エラー・ステータス

このメトリックは、「アラート・ログ」メトリックにセッション終了のアラート・エラー(ORA- 00603)が生成された回数を示します。これにより、アラート・ログ・ファイルに存在するセッション終了のアラート(ORA-)エラーの現在のステータスがわかります。また、この数が0(ゼロ)より大きい場合は、警告アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を設定または変更することもできます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10g、11g、12c 5分ごと 0 定義なし アラート・ログで、セッション終了が見つかりました。

データ・ソース

このメトリックは、「セッション終了アラート・エラー・スタック」メトリックのロールアップに基づいて計算されます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。注意: 問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的には消去されません。したがって、問題が修正された後、イベントを手動で消去する必要があります。

2.3 ASMアラート・ログ

このカテゴリのメトリックは、最後のサンプル時間以降に、監視中のASMターゲットでALERTログ・ファイルに対してエラーが生成されたことを示します。ALERTログ・ファイルは、メッセージやエラーの発生順のログが含まれる特殊なトレース・ファイルです。

エラー・コードORA-00257、16038、01157、01578、27048のアーカイバ・ハング、データ・ブロック破損およびメディア障害がアラート・ログで見つかった場合など、クリティカル・アラートは様々な種類の障害に対して生成されます。このメトリックは、行番号およびエラーが発生した時刻を表示します。

セッション終了エラー・スタック(ORA-00603)がアラート・ログで見つかった場合は、警告アラートも生成されます。また、ORA-15130(ディスク・グループはディスマウントされています)、ORA-15050(ディスクでエラーが発生しています)およびORA-15051(ファイルでエラーが発生しています)がアラート・ログで見つかった場合は、その他多くのクリティカル・アラートが発生します。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更することもできます。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。必要に応じて、しきい値の制限を変更できます。

2.3.1 アラート・ログ・エラー・スタック

このメトリックには、アラート・ログ・ファイルで見つかった各種ORA-エラーに関する情報が含まれます。アラート・ログ・ファイル内で、ORA-0*(54|1142|1146)のようなエラー・パターンは無視し、ORA-0*600x、ORA-07445、ORA-04 [0-9][0-9][0-9])[^0-9]エラーが存在する場合に警告アラートを生成します。

別のORA-エラー・セットに対して警告アラートおよびクリティカル・アラートを生成するには、メトリックのしきい値を編集し、ORA-エラーの値を変更します。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10g、11g、12c 5分ごと ORA-0*(600?|7445|4[0-9][0-9][0-9])[^0-9] 定義なし %alertLogName%でORA-エラー・スタック(%errCodes%)が記録されました。

複数のしきい値

このメトリック列では、タイムスタンプ/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのタイムスタンプ/行番号オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

タイムスタンプ/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。アラート・ログ・ファイルでは、ORA-0*(54|1142|1146)のようなパターンを以外のORA-エラーがスキャンされます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。

2.3.2 アラート・ログ・エラー・スタックのトレース・ファイル名

このメトリックは、ORA-エラーが存在するトレース・ファイル名に関する情報を提供します。このエラーが発生したトレース・ファイル名および行の詳細が表示されます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度
10g、11g、12c 5分ごと

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.3.3 アラート・ログ名

このメトリックは、ORA-エラーが存在するアラート・ログ・ファイルに関する情報を提供します。このエラーが発生したファイル名および行が表示されます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度
10g、11g、12c 5分ごと

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。

2.3.4 アーカイブ・ハング・エラー・スタック

このメトリックには、アラート・ログ・ファイルでアーカイブ・ハング・エラーが見つかったことを示す各種ORA-エラーに関する情報が含まれます。アラート・ログのエラーORA-00257およびORA-16038は、アーカイブ・ハングの問題を示します。また、これらの問題がアラート・ログで見つかった場合は、クリティカル・アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10g、11g、12c 5分ごと 定義なし ORA- 時間/行番号: %timeLine%でアーカイバが停止しました。

複数のしきい値

このメトリック列では、タイムスタンプ/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのタイムスタンプ/行番号オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

タイムスタンプ/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。アラート・ログ・ファイルでは、ORA-00257およびORA-16038エラーがスキャンされます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。

2.3.5 データ・ブロック破損エラー・スタック

このメトリックには、アラート・ログ・ファイルでデータ・ブロック破損エラーが見つかったことを示す各種ORA-エラーに関する情報が含まれます。アラート・ログのエラーORA-01157、ORA-01578およびORA-27048は、データ・ブロック破損の問題を示します。また、これらの問題がアラート・ログで見つかった場合は、クリティカル・アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10g、11g、12c 5分ごと 定義なし ORA- 時間/行番号: %timeLine%でデータ・ブロックが破損しました。

複数のしきい値

このメトリック列では、タイムスタンプ/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのタイムスタンプ/行番号オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

タイムスタンプ/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。アラート・ログ・ファイルでは、ORA- 01157、ORA-01578およびORA-27048エラーがスキャンされます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。

2.3.6 メディア障害のエラー・スタック

このメトリックには、アラート・ログ・ファイルでメディア障害エラーが見つかったことを示す各種ORA-エラーに関する情報が含まれます。アラート・ログのエラーORA-15130、ORA-15049、ORA-15050およびORA-15051は、メディア障害エラーの問題を示します。これらの問題がアラート・ログで見つかった場合は、クリティカル・アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を設定または変更することもできます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10g、11g、12c 5分ごと 定義なし ORA- 時間/行番号: %timeLine%でメディア障害が検出されました。

複数のしきい値

このメトリック列では、タイムスタンプ/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのタイムスタンプ/行番号オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

タイムスタンプ/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。アラート・ログ・ファイルでは、ORA- 15130、ORA-15049、ORA-15050およびORA-15051エラーがスキャンされます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。

2.3.7 セッション終了エラー・スタック

このメトリックには、アラート・ログ・ファイルでセッション終了の問題が見つかったことを示す各種ORA-エラーに関する情報が含まれます。アラート・ログのORA-00603エラーは、セッション終了の問題を示します。また、これらの問題がアラート・ログで見つかった場合は、警告アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10g、11g、12c 5分ごと ORA- 定義なし 時間/行番号: %timeLine%でセッションが終了しました。

複数のしきい値

このメトリック列では、タイムスタンプ/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのタイムスタンプ/行番号オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

タイムスタンプ/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。アラート・ログ・ファイルでは、ORA- 00603エラーがスキャンされます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。

2.4 ASMクラスタ・ファイルシステム

「ASMクラスタ・ファイルシステム」メトリック・カテゴリのメトリックは、すべてのASMクラスタ・ファイル・システムで使用される領域を表示します。これらのメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システム領域使用量に関する情報の収集と、アプリケーションにおけるASMクラスタ・ファイル・システム領域使用量の傾向を示すために使用されます。これらのメトリックは、マウントされたASMクラスタ・ファイル・システムとディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの両方に関して情報を収集します。この情報は、領域使用量の「割当て済領域(GB)」、「サイズ(GB)」、「空き領域(GB)」、「使用(GB)」および「使用中(%)」の各メトリックの特定に使用されます。また、これらのメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムが破損しているかどうかについての情報も収集します。ディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの場合、「空き領域(GB)」、「使用(GB)」および「使用中(%)」の各メトリックには0(ゼロ)が返されます。

これらのメトリックは、クラスタ内のノードに固有ではないASMクラスタ・ファイル・システムに関する情報のみ収集します。クラスタ内のすべてのノード間で同じ「領域使用量」情報を収集します。ASMクラスタ・ファイル・システムの「状態」および「可用性」などの情報は、クラスタ内のノード間で異なってもかまわず、「ASMクラスタ・ファイルシステムの状態」メトリックによって収集されます。

これらのメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムが85%使用されている場合は警告アラートを、97%使用されている場合はクリティカル・アラートを生成します。また、ASMクラスタ・ファイル・システムに破損したセクションがある場合はクリティカル・アラートを生成します。

これらのメトリックは15分間隔で収集され、ターゲットがクラスタASMの場合はクラスタ・レベルでメトリックが収集され、それ以外の場合はASMターゲット・タイプ・メトリックの一部としてインスタンス・レベルで収集されます。必要に応じて、しきい値の制限を変更できます。

2.4.1 ASMクラスタ・ファイルシステムの破損

このメトリックは、マウント済のASMクラスタ・ファイルシステムのセクションが破損しているかどうかを表します。このメトリックの値がTRUEの場合、破損セクションが存在するため、ASMクラスタ・ファイルシステムに修復ありのチェックを実行し、問題を修正する必要があります。ディスマウントされたASMクラスタ・ファイルシステムの場合、このメトリックの値はNULLになります。

このメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムが指定ホストでディスマウントされている場合は警告アラートを生成します。また、マウントされたASMクラスタ・ファイル・システムがホストで使用できない場合はクリティカル・アラートを生成します。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。必要に応じて、しきい値の制限を変更できます。

このメトリックは、V$ASM_FILESYSTEM、V$ASM_VOLUME、V$ASM_OFSVOLUMESの各ビューを問い合せるSQL問合せを使用して収集されます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
11gR2、12c 30分ごと 定義なし TRUE ボリューム・デバイス%ofs_volume_device%を使用しているASMクラスタ・ファイルシステムに、破損したセクションがあります。ファイルシステム上で確認操作と修復操作を実行し、問題を解決してください。

複数のしきい値

このメトリック列では、ボリューム・デバイス・オブジェクトとディスク・グループ・オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値がボリューム・デバイス・オブジェクトとディスク・グループ・オブジェクトのすべての一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

ボリューム・デバイス・オブジェクトとディスク・グループ・オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックは、マウントされたASMクラスタ・ファイル・システムのV$ASM_FILESYSTEMビューのCORRUPT列から収集されます。ディスマウントされたファイル・システムの場合、このメトリックにはNULL値が返されます。

ユーザーの処理

ASMクラスタ・ファイル・システムで「チェック(修復あり)」を実行し、破損したセクションを修復します。

2.4.2 ASMクラスタ・ファイルシステムの使用率(%)

このメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムの使用率を示します。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
11gR2、12cR1 30分ごと 定義なし TRUE ボリューム・デバイス%ofs_volume_device%を使用しているASMクラスタ・ファイルシステムに、破損したセクションがあります。ファイルシステム上で確認操作と修復操作を実行し、問題を解決してください。

複数のしきい値

このメトリック列では、ボリューム・デバイス・オブジェクトとディスク・グループ・オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値がボリューム・デバイス・オブジェクトとディスク・グループ・オブジェクトのすべての一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

ボリューム・デバイス・オブジェクトとディスク・グループ・オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

2.4.3 割当て済領域(GB)

このメトリックは、このASMクラスタ・ファイル・システムのディスク・グループから割り当てられた領域をGBで表示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 30分ごと

データ・ソース

このメトリックは、V$ASM_FILEビューのSPACE列から収集されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.4.4 空き領域(GB)

このメトリックは、ASMクラスタ・ファイルシステムの未使用領域のサイズ(GB)を表します。これは、ASMクラスタ・ファイルシステムで使用可能な空き領域を表します。ディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの場合、このメトリックには0(ゼロ)値が返されます。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 30分ごと

データ・ソース

このメトリックは、V$ASM_FILESYSTEMビューのTOTAL_FREE列から収集されます。ディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの場合、0(ゼロ)値が返されます。

ユーザーの処理

使用可能な空き領域が十分にない場合は、ASMクラスタ・ファイル・システムのサイズ変更を検討します。

2.4.5 サイズ(GB)

このメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムのサイズをGBで表示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 30分ごと

データ・ソース

このメトリックは、マウントされたファイル・システムの場合はV$ASM_FILESYSTEMビューのTOTAL_SIZE列から、ディスマウントされたファイル・システムの場合はV$ASM_VOLUMEビューのSIZE_MB列から収集されます。

ユーザーの処理

ASMクラスタ・ファイル・システムをサイズ変更して領域を追加することを検討します。

2.4.6 使用済スナップショット領域(MB)

このメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムで使用されているスナップショット領域の割合を表示します。ディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの場合、このメトリックには0(ゼロ)値が返されます。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 30分ごと

2.4.7 使用済(GB)

このメトリックは、マウントされたASMクラスタ・ファイル・システムで使用されている領域をGBで表示します。ディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの場合、このメトリックには0(ゼロ)値が返されます。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 30分ごと

データ・ソース

このメトリックでは、V$ASM_FILESYSTEMビューの列TOTAL_SIZEとTOTAL_FREEから計算されます。このメトリックは、次の式を使用して計算されます。

TOTAL_SIZE - TOTAL_FREE

ディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの場合、このメトリックには0(ゼロ)値が返されます。

ユーザーの処理

ASMクラスタ・ファイル・システムをサイズ変更して領域を追加することを検討します。

2.4.8 使用済(MB)

このメトリックは、マウント済のASMクラスタ・ファイルシステムが使用している領域(MB)を示します。ディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの場合、このメトリックには0(ゼロ)値が返されます。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 30分ごと

データ・ソース

このメトリックでは、V$ASM_FILESYSTEMビューの列TOTAL_SIZEとTOTAL_FREEから計算されます。このメトリックは、次の式を使用して計算されます。

TOTAL_SIZE - TOTAL_FREE

ディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの場合、このメトリックには0(ゼロ)値が返されます。

ユーザーの処理

ASMクラスタ・ファイル・システムをサイズ変更して領域を追加することを検討します。

2.4.9 ボリューム名

このメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムの作成に使用されたボリューム・デバイスのボリューム名を表示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 30分ごと

データ・ソース

このメトリックは、V$ASM_VOLUMEビューのVOLUME_NAME列から収集されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.5 ASMクラスタ・ファイルシステムの状態

「ASMクラスタ・ファイルシステムの状態」メトリック・カテゴリのメトリックは、指定ホストでのASMクラスタ・ファイル・システムの状態(MOUNTEDまたはDISMOUNTED)を表示します。

2.5.1 ASMクラスタ・ファイルシステムの可用性(ASM Cluster File System Availability)

このメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムの可用性を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12c 15分ごと

2.5.2 ASMクラスタ・ファイルシステムのマウント状態(ASM Cluster File System Mount State)

このメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムのマウント状態を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12c 15分ごと

2.5.3 マウント・ポイント

このメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムのマウント・ポイントを示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12c 15分ごと

2.5.4 ASMクラスタ・ファイルシステムの使用可能時間(ASM Cluster File System Available Time)

このメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムを使用できる期間を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12c 15分ごと

2.6 ASMボリューム

「ASMボリューム」メトリック・カテゴリのメトリックは、ディスク・グループで作成されたボリュームに関する情報を示します。ASMボリューム・ファイルは、ASMクラスタ・ファイル・システムまたはサードパーティ・ファイル・システムに記憶域を提供するために、ディスク・グループで作成されたファイルです。この情報は、ASMボリュームの「ボリューム名(Volume Name)」、「使用方法(Usage)」、「マウント・ポイント(Mount Point)」、「サイズ(GB)(Size (GB))」、「割当て済領域(GB)(Allocated Space (GB))」および「冗長性(Redundancy)」の各メトリックの特定に使用されます。

これらのメトリックは、V$ASM_VOLUMEビューおよびGV$ASM_DISKGROUPビューを使用して収集されます。ターゲットがクラスタASMの場合はクラスタ・レベルでメトリックが収集されます。それ以外の場合はASMターゲット・タイプ・メトリックの一部としてインスタンス・レベルで収集されます。

2.6.1 割当て済領域(GB)

このメトリックは、クラスタ内の特定のホストでのASMクラスタ・ファイルシステムに割り当てられた領域(MB)を表します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 24時間ごと

データ・ソース

このメトリックのソースは、V$ASM_VOLUMEビューのMOUNTPATH列です。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.6.2 冗長性

このメトリックは、ASMボリューム・ファイルの冗長性を返します。ASMボリューム・ファイルでは、ASMボリューム・ファイルが作成されるASMディスク・グループに使用できる冗長性(外部、標準=双方向ミラー、高=3方向ミラー)はなんでも使用できます。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 24時間ごと

データ・ソース

このメトリックのソースは、V$ASM_VOLUMEビューのREDUNDANCY列です。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.6.3 サイズ(GB)

このメトリックは、ASMボリュームのサイズをGBで返します。ボリューム・サイズは常に、ボリューム割当て単位の倍数で作成されます。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 24時間ごと

データ・ソース

このメトリックのソースは、V$ASM_VOLUMEビューのSIZE_MB列です。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.6.4 使用方法

このメトリックは、ASMボリュームの使用対象を示す文字列(ACFS、EXT3、NULL)を返します。NULL値は、ボリュームの使用方法が不明であることを意味します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 24時間ごと

データ・ソース

このメトリックは、ASMボリュームの使用対象を示す文字列(ACFS、EXT3、NULL)を返します。NULL値は、ボリュームの使用方法が不明であることを意味します。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.6.5 ボリューム名

このメトリックは、ASMボリュームの名前を返します。これは、ディスク・グループでASMボリュームを作成するときに入力した名前です。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 24時間ごと

データ・ソース

このメトリックのソースは、V$ASM_VOLUMEビューのVOLUME_NAME列です。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.7 チェッカ障害

このカテゴリのメトリックは、アラート・ログに報告されたチェッカ障害を通知するために使用されます。検出されたチェッカ障害の数を含みます。また、これらの問題がアラート・ログで見つかった場合は、クリティカル・アラートが生成されます。

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。アラート・ログ・ファイルは、「ASMヘルス・チェッカによって、1件の新しい障害が見つかりました」のようなメッセージがないかスキャンされます。

2.7.1 アラート・ログ名

このメトリックは、アラート・ログ・ファイルの名前を返します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12cR1 5分ごと

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。アラート・ログ・ファイルは、「ASMヘルス・チェッカによって、1件の新しい障害が見つかりました」のようなメッセージがないかスキャンされます。

ユーザーの処理

アラート・ログで詳細を確認します。


注意:

問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的には消去されません。したがって、問題が修正された後、イベントを手動で消去する必要があります。

2.7.2 チェッカ障害検出

このメトリックは、アラート・ログに報告されたチェッカ障害を通知するために使用されます。検出されたチェッカ障害の数を含みます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
11g、12cR1 5分ごと 定義なし .脚注 1  ヘルス・チェッカによって、%alertLogName%に%numberOfFailures%件の新しい障害が見つかりました。時間/行番号: %timeLine%。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、後で手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリック列では、時間/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての時間/行番号オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

時間/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。アラート・ログ・ファイルは、「ASMヘルス・チェッカによって、1件の新しい障害が見つかりました」のようなメッセージがないかスキャンされます。

ユーザーの処理

アラート・ログで詳細を確認します。


注意:

問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的には消去されません。したがって、問題が修正された後、イベントを手動で消去する必要があります。

2.7.3 失敗数

このメトリックは、アラート・ログで検出された障害の数を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12c 5分ごと

2.8 クラスタ・ボリューム・パフォーマンス

「クラスタ・ボリューム・パフォーマンス」メトリック・カテゴリのメトリックは、ASMインスタンスに存在するクラスタ・ボリュームのパフォーマンスを示します。

2.8.1 I/Oレスポンス時間

このメトリックは、クラスタ・ボリュームの合計読取りエラーを示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 毎時

2.8.2 1秒当たりのI/O

このメトリックは、クラスタ・ボリュームの1秒当たりのI/Oを示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 毎時

2.8.3 I/Oサイズ(MB)(I/O Size (MB))

このメトリックは、クラスタ・ボリュームのI/Oサイズ(MB)を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 毎時

2.8.4 I/Oスループット

このメトリックは、クラスタ・ボリュームのI/Oスループットを示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 毎時

2.8.5 読取りエラー

このメトリックは、クラスタ・ボリュームの合計読取りエラーを示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 毎時

2.8.6 読取りレスポンス時間(MS)(Read Response Time (MS))

このメトリックは、ボリューム・クラスタの合計読取りレスポンス時間(ミリ秒)を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 毎時

2.8.7 読取りサイズ(MB)

このメトリックは、ボリューム・クラスタの合計読取りサイズを示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 毎時

2.8.8 読取りスループット

このメトリックは、ボリューム・クラスタの合計読取りスループットを示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 毎時

2.8.9 読取り/秒

このメトリックは、ボリューム・クラスタの1秒当たりの読取りを示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 毎時

2.8.10 書込みエラー

このメトリックは、ボリューム・クラスタの失敗した書込みの合計数の詳細を表示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 毎時

2.8.11 書込みレスポンス時間(MS)(Write Response Time (MS))

このメトリックは、TIMED_STATISTICS初期化パラメータがtrueに設定されている場合の、ボリューム・クラスタに対する書込みリクエストの合計I/O時間(秒単位)を示し、falseに設定されている場合は0(ゼロ)を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 毎時

データ・ソース

このメトリックは、GV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATビューのデータを使用して計算されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.8.12 書込みサイズ(MB)

このメトリックは、クラスタ・ボリュームの書込みの合計サイズ(MB)を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 毎時

2.8.13 書込みスループット

このメトリックは、クラスタ・ボリュームの合計書込みスループットを示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 毎時

2.8.14 書込み/秒

このメトリックは、クラスタ・ボリュームの1秒当たりの書込みの合計サイズを示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11gR2、12c 毎時

2.9 データベース・ディスク・グループ使用率

このカテゴリのメトリックは、データベースによって使用されているディスク・グループ領域の詳細を示します。このメトリックを使用すると、別のデータベース・インスタンスによって使用されている、ディスク・グループ内の領域がわかります。ターゲットがクラスタASMの場合はクラスタ・レベルでメトリックが収集され、それ以外の場合は自動ストレージ管理ターゲット・タイプ・メトリックの一部としてインスタンス・レベルで収集されます。

2.9.1 合計バイト数

このメトリックは、データベースによって使用されているディスク・グループ領域の合計バイト数を表示します。このメトリックを使用すると、別のデータベース・インスタンスによって使用されている、ディスク・グループ内の領域がわかります。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12cR1 15分ごと

データ・ソース

このメトリックは、V$ASM_FILEビューを使用してファイルによって使用されている領域を取得し、10gリリース1ではV$ASM_ALIASおよびV$ASM_DISKGROUPビューと、10gリリース2ではV$ASM_ALIASおよびV$ASM_DISKGROUP_STATビューと結合してデータベース・インスタンスによって使用されているディスク・グループ領域を取得して計算します。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.10 ディスク・グループの不均衡ステータス

「ディスク・グループの不均衡ステータス」メトリック・カテゴリのメトリックは、ディスク・グループが不均衡かどうかを調べます。標準動作では、ASMがディスク・グループを自動的にリバランスします。これらのメトリックは、手動リバランスが必要な状態、または進行中のリバランスの指数レベルを引き上げて必要なリソースを割り当て、より速く完了することが必要な状態を検出します。ターゲットがクラスタASMの場合はクラスタ・レベルでメトリックが収集されます。それ以外の場合はASMターゲット・タイプ・メトリックの一部としてインスタンス・レベルで収集されます。

2.10.1 実際の不均衡(%)

「実際の不均衡(%)(Actual Imbalance (%))」は、ディスク・グループ内で最も空きのないディスクと最も空きのあるディスクに割り当てられた領域の差を測定します。ASMはすべてのディスクがそれぞれサイズの割合で等しく一杯になるようにするため、比較はフル率で行われます。不均衡は、使用可能な領域ではなく、割り当てられた領域に対するものです。2から3パーセントの不均衡は妥当です。

ターゲットのリリース 収集頻度
10gR2、11g、12c 15分ごと

データ・ソース

このメトリックは、次の式を使用して計算されます。

100 * (max((total_mb - free_mb) / total_mb) - min((total_mb - free_mb)
/ total_mb)) / max((total_mb - free_mb) / total_mb)
where total_mb and free_mb are columns in V$ASM_DISK_STAT

ユーザーの処理

2から3パーセントを超える不均衡は、ディスク・グループの手動リバランスを開始する必要性を表す可能性があります。

2.10.2 実際の空き領域の最小割合(Actual Minimum Percent Free)

「実際の空き領域の最小割合」メトリックは、最も空きのないディスクの空きディスク領域の量をディスク・サイズの割合として表示します。不均衡がゼロの場合、このメトリックは合計空き領域を示します。すべての割当てはすべてのディスク間で均等に行われるため、最小空き領域によって使用できる領域量は制限されます。

あるディスクの空き容量が1%しかない場合、他のディスクが半分しか使用されていない場合でも、実際に割当て可能な領域は、ディスク・グループの領域の1%のみです。

ターゲットのリリース 収集頻度
10gR2、11g、12c 15分ごと

データ・ソース

このメトリックは、100 * (min(FREE_MB / TOTAL_MB))で計算され、FREE_MBおよびTOTAL_MBは$ASM_DISK_STATビューの列です。

ユーザーの処理

「実際の空き領域の最小割合」が低い数値である場合は、ディスク・グループ内のすべてのディスク間でファイル・エクステントおよび領域使用を均等に分散させるために、構成の変更が必要となる可能性があります。

2.10.3 ディスク数

「ディスク数」メトリックは、ディスク・グループ内のディスクの数で、ファイルをどの程度広範囲に分散できるかを報告します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10gR2、11g、12c 15分ごと

データ・ソース

ディスク数は、ディスク・グループ(V$ASM_DISKGROUP_STAT)内のすべてのディスク(V$ASM_DISK_STAT)に対してcount(*)を使用して計算されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.10.4 ディスク・グループの不均衡率

「ディスク・グループの不均衡率」メトリックは、ディスク・グループにリバランスが必要かどうかを判別するために使用されます。一時的な不均衡(進行中のリバランスが原因)は無視されます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10gR2、11g、12c 15分ごと 10 定義なし ディスク間の領域使用の不均衡が大きいため、ディスク・グループ%diskGroup%にリバランスが必要です。

複数のしきい値

このメトリックでは、ディスク・グループ・オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのディスク・グループ・オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

ディスク・グループ・オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

リバランス操作中でない場合、「リバランスしないディスク・グループの不均衡(%)(Disk Group Imbalance (%) without Rebalance)」メトリックの値は「実際の不均衡(%)(Actual Imbalance (%))」と同じ値です。それ以外の場合、値は0(ゼロ)です。

ユーザーの処理

「リバランスしないディスク・グループの不均衡(%)」メトリックの値が10%以上である場合は、警告アラートが生成されます。この場合、ディスク間の領域使用の不均衡が大きいため、リバランスが必要です。リバランス操作を手動で開始する必要があります。

2.10.5 リバランスしたディスクの最大使用率(%)(Disk Maximum Used (%) with Rebalance)

「リバランスしたディスクの最大使用率(%)」メトリックは、進行中のリバランスで指数を引き上げて適時に完了し、領域制約のために他のエラーが発生しないようにする必要があるかどうかを判別するために使用されます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10gR2、11g、12c 15分ごと 定義なし 95 少なくとも1つのディスクの領域が極端に少なくなっているため、ディスク・グループ%diskGroup%のリバランス指数を大きくしてください。

複数のしきい値

このメトリックでは、ディスク・グループ・オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのディスク・グループ・オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

ディスク・グループ・オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

リバランス中であり、指数値が0(ゼロ)より大きい場合、「リバランスしたディスクの最大使用率(%)」メトリックの値は(100 - Actual Minimum Percent Free)として計算されます。それ以外の場合、値は0(ゼロ)です。

ユーザーの処理

「リバランスしたディスクの最大使用率(%)」メトリックの値が95%以上である場合は、クリティカル・アラートが生成されます。この場合、少なくとも1つのディスクの領域が極端に少なくなっているため、ディスク・グループのリバランス指数を大きくする必要があります。リバランス指数を大きくします(最大指数レベルは11)。

2.10.6 リバランスしないディスクの最小空き領域(%)(Disk Minimum Free (%) without Rebalance)

「リバランスしないディスクの最小空き領域(%)」メトリックは、ディスク・グループにリバランスが必要かどうかを判別するために使用されます。一時的な不均衡(進行中のリバランスが原因)は無視されます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10gR2、11g、12c 15分ごと 20 10 少なくとも1つのディスクの領域が少なくなっているため、ディスク・グループ%diskGroup%にリバランスが必要です。

複数のしきい値

このメトリックでは、ディスク・グループ・オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのディスク・グループ・オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

ディスク・グループ・オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

リバランス操作中でない場合、「リバランスしないディスクの最小空き領域(%)」メトリックの値は「実際の空き領域の最小割合」メトリックと同じ値です。それ以外の場合、値は100です。

ユーザーの処理

「リバランスしないディスクの最小空き領域(%)(Disk Minimum Free (%) without Rebalance)」が20%以下である場合は、警告アラートが生成されます。この場合、少なくとも1つのディスクの領域が少なくなっているため、リバランスが必要です。リバランス操作を手動で開始する必要があります。

2.10.7 リバランス中

「リバランス中」メトリックは、リバランス操作中の場合は「はい」を、それ以外の場合は「いいえ」を返します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10gR2、11g、12c 15分ごと

データ・ソース

「リバランス中」メトリックの値は、V$ASM_OPERATIONのoperation列から取得されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.10.8 再同期中です

「再同期中です」メトリックは、再同期操作中の場合は「はい」を、それ以外の場合は「いいえ」を返します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10gR2、11g、12c 15分ごと

2.11 ディスク・グループのステータス

この構成メトリック・カテゴリは、ASMディスク・グループのステータスに関する情報を収集します。

2.11.1 状態

このメトリックは、ASMディスク・グループの状態を表示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

2.11.2 ディスク・グループ名

このメトリックは、ディスク・グループ名を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

複数のしきい値

このメトリックでは、ディスク・グループ名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのディスク・グループ名オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

ディスク・グループ名オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックは、10gリリース1ではV$ASM_DISKGROUPビューのFREE_MB列から、10gリリース2ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューから収集されます。

ユーザーの処理

ディスク・グループにディスクを追加するか、ディスク・グループ内の既存のファイルを削除することを検討します。

2.12 ディスク・グループの使用量

このカテゴリのメトリックは、「MOUNTED」状態のすべてのディスク・グループによって使用される領域を示します。これらのメトリックは、ディスク使用量に関する情報の収集と、アプリケーションにおけるディスク・グループ領域使用量の傾向を示すために使用されます。この情報を使用して、10gリリース2ではディスク・グループの「空きMB」、「合計MB」、「安全に使用可能なMBの合計」、「タイプ」、「安全に使用可能なファイルのMB」、「使用率%」および「安全に使用可能な領域の使用率%」の各メトリックを、10gリリース1では「空きMB」、「合計MB」、「タイプ」および「使用率%」を特定します。

これらのメトリックは、ディスク・グループが75%使用されている場合は警告アラートを、90%使用されている場合はクリティカル・アラートを生成します。値は冗長性によって異なるため、「ディスク・グループの使用量」のアラートのしきい値を75%および90%に固定する必要はありません。10gリリース2では、これらのメトリックは、V$ASM_DISKGROUP_STATビューのUSABLE_FILE_MB列を使用して使用可能なミラー化された空き領域を示します。この列は、ミラー化を考慮して安全に利用できる上に、ディスク障害後に冗長性をリストアできる空き領域の量を表示します。

Enterprise Managerは、次の場合にアラートを発行します。

  • USABLE_FILE_MBが0(ゼロ)以下の場合はクリティカル・アラート

  • USABLE_FILE_MBが0.1 * REQUIRED_MIRROR_FREE_MB未満の場合は警告アラート

このメトリックは、15分間隔で収集されます。必要に応じて、しきい値の制限を変更できます。

このメトリックは、10gリリース1ではV$ASM_DISKGROUPビューを、10gリリース2ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューを問い合せるSQL問合せを使用して収集されます。ターゲットがクラスタASMの場合はクラスタ・レベルでメトリックが収集され、それ以外の場合は自動ストレージ管理ターゲット・タイプ・メトリックの一部としてインスタンス・レベルで収集されます。

2.12.1 ディスク・グループ名

このメトリックは、ディスク・グループの未使用の許容量をMB単位で示します。これにより、ディスク・グループで使用可能な空き領域がわかります。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10g、11g、12cR1 15分ごと 定義なし 定義なし ディスク・グループ%dg_name%の合計空き領域が、%value% (MB)にまで減っています。

複数のしきい値

このメトリックでは、ディスク・グループ名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのディスク・グループ名オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

ディスク・グループ名オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックは、10gリリース1ではV$ASM_DISKGROUPビューのFREE_MB列から、10gリリース2ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューから収集されます。

ユーザーの処理

ディスク・グループにディスクを追加するか、ディスク・グループ内の既存のファイルを削除することを検討します。

2.12.2 ディスク・グループ空き領域(MB)(Disk Group Free (MB))

このメトリックは、ディスク・グループの未使用の許容量をMB単位で示します。これにより、ディスク・グループで使用可能な空き領域がわかります。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10g、11g、12cR1 15分ごと 定義なし 定義なし ディスク・グループ%dg_name%の合計空き領域が、%value% (MB)にまで減っています。

複数のしきい値

このメトリックでは、ディスク・グループ名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのディスク・グループ名オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

ディスク・グループ名オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックは、10gリリース1ではV$ASM_DISKGROUPビューのFREE_MB列から、10gリリース2ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューから収集されます。

ユーザーの処理

ディスク・グループにディスクを追加するか、ディスク・グループ内の既存のファイルを削除することを検討します。

2.12.3 ディスク・グループの使用可能領域(MB)(Disk Group Usable (MB))

このメトリックは、ディスク・グループのタイプに基づいて、ディスク・グループの容量を表示します。この列は、ミラー化を考慮して安全に利用できる上に、ディスク障害後に冗長性をリストアできる空き領域の量を表示します。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10gR2、11g、12cR1 15分ごと 定義なし 定義なし ディスク・グループ%dg_name%の使用可能空き領域が、%value% (MB)にまで減っています。

データ・ソース

このメトリックは、V$ASM_DISKGROUP_STATビューを使用して収集されます。

Total Safely Usable MB = (total_mb - required_mirror_free_mb)/redundancy_factor

total_mbおよびrequired_mirror_free_mbはビュー列からのものです。また、redundancy factorは、外部冗長性のディスク・グループの場合は1、標準冗長性のディスク・グループの場合は2、高い冗長性のディスク・グループの場合は3です。

ユーザーの処理

ディスク・グループにディスクを追加するか、ディスク・グループから既存のファイルを削除することを検討します。

2.12.4 ディスク・グループ使用可能空き領域(MB)

ディスク・グループの使用可能な空き領域は冗長性に依存するため、10gリリース2では、V$ASM_DISKGROUP_STATビューのUSABLE_FILE_MB列を使用して、ミラー化された使用可能な空き領域を示します。この列は、ミラー化を考慮して安全に利用できる上に、ディスク障害後に冗長性をリストアできる空き領域の量を表示します。この列は、ディスク・グループの使用可能な空き領域(MB)の特定に使用されます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10gR2、11g、12cR1 15分ごと 定義なし 定義なし ディスク・グループ%dg_name%の使用可能空き領域が、%value% (MB)にまで減っています。

複数のしきい値

このメトリックでは、ディスク・グループ名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのディスク・グループ名オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

ディスク・グループ名オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックは、10gリリース2ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューのUSABLE_FILE_MB列から収集されます。

ユーザーの処理

ディスク・グループにディスクを追加するか、ディスク・グループから既存のファイルを削除することを検討します。

2.12.5 ディスク・グループ使用率%

このメトリックは、ディスク・グループで使用されている領域の割合を示します。ディスク・グループが75%使用されている場合に警告アラートを、90%使用されている場合にクリティカル・アラートを生成します。異なる値でアラートが生成されるように、しきい値制限を変更できます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10g、11g、12cR1 15分ごと 75 90 ディスク・グループ%dg_name%は%value%%使用中です。

複数のしきい値

このメトリックでは、ディスク・グループ名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのディスク・グループ名オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

ディスク・グループ名オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックは、10gリリース1ではV$ASM_DISKGROUPビューから、10gリリース2ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューから収集されます。

Used % = (total_mb-free_mb)/total_mb)*100 

ユーザーの処理

新しいディスクをディスク・グループに追加するとアラートを回避できます。ディスク・グループの「一般」ページに移動し、「追加」をクリックして新しいディスクをディスク・グループに追加します。また、ディスク・グループから既存のファイルを削除できます。

2.12.6 冗長性

このメトリックは、ディスク・グループの冗長性のタイプを示します。タイプは「外部」、「中」および「高」のいずれかです。このプロパティにより、ディスク障害後の冗長性のリストアが決定されます。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12cR1 15分ごと

データ・ソース

このメトリックは、10gリリース1ではV$ASM_DISKGROUPビューのTYPE列から、10gリリース2ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューから収集されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.12.7 サイズ(MB)

このメトリックは、ディスク・グループの合計許容量をMB単位で示します。これにより、ディスク・グループで使用されるサイズまたは領域がわかります。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12cR1 15分ごと

データ・ソース

このメトリックは、10gリリース1ではV$ASM_DISKGROUPビューの、10gリリース2ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューのTOTAL_MB列から収集されます。

ユーザーの処理

ディスク・グループにディスクを追加することを検討します。

2.12.8 安全に使用可能な領域の使用率%

このメトリックは、ディスク・グループによって使用されている安全に使用可能な領域の割合を表示します。ディスク・グループの使用可能な空き領域は、冗長性によって異なります。10gリリース2では、V$ASM_DISKGROUP_STATビューのUSABLE_FILE_MB列を使用して、使用可能なミラー化された空き領域を示します。この列は、ミラー化を考慮して安全に利用できる上に、ディスク障害後に冗長性をリストアする空き領域の量を表示します。この列は、ディスク・グループの「安全に使用可能な領域の使用率%」の特定に使用されます。

このメトリックは、ディスク・グループが安全に使用可能な領域の90%を使用している場合は警告アラートを、100%を使用している場合はクリティカル・アラートを生成します。別の値でアラートを生成するように、しきい値の制限を変更できます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10gR2、11g、12cR1 15分ごと 75 90 安全に使用可能な空き領域(障害グループ障害からのリカバリに十分な領域を確保したまま割当て可能な領域)の%value%%がディスク・グループ%dg_name%に使用されています。

複数のしきい値

このメトリックでは、ディスク・グループ名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのディスク・グループ名オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

ディスク・グループ名オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックは、10gリリース2ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューから収集されます。

Used % of Safely Usable = 100 - (usable_file_mb/usable_total_mb)*100 

Where usable_total_mb = total_mb - required_mirror_free_mb)/redundancy_factor 

total_mbおよびrequired_mirror_free_mbはビュー列から導出されます。また、redundancy factorは、外部冗長性のディスク・グループの場合は1、標準冗長性のディスク・グループの場合は2、高い冗長性のディスク・グループの場合は3です。

ユーザーの処理

新しいディスクをディスク・グループに追加するとアラートを回避できます。ディスク・グループの「一般」ページに移動し、「追加」をクリックして新しいディスクをディスク・グループに追加します。また、ディスク・グループから既存のファイルを削除できます。

2.13 ディスク・パス

この構成メトリック・カテゴリは、ASMディスク・パスを収集します。

2.13.1 ディスク名

このメトリックは、ASMディスクの名前を表示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 24時間ごと

2.13.2 ディスク・パス

このメトリックは、ASMディスクのパスを表示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 24時間ごと

2.13.3 グループ名

このメトリックは、ASMディスクのグループ名を表示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 24時間ごと

2.14 ディスク・ステータス

この構成メトリック・カテゴリは、ASMディスクのステータスに関する情報を収集します。

2.14.1 ディスク・モード・ステータス

このメトリックは、ASMディスクのディスク・モード・ステータスを示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12cR1 15分ごと

2.15 ディスク

このカテゴリのメトリックは、ディスク・グループ名などのASMディスク構成データを収集します。デフォルトの収集時間は24時間で、ターゲットがクラスタASMの場合はクラスタ・レベルでメトリックが収集され、それ以外の場合は自動ストレージ管理ターゲット・タイプ・メトリックの一部としてインスタンス・レベルで収集されます。

2.15.1 ディスク

このメトリックは、ASMディスクのディスク名を表示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12cR1 24時間ごと

データ・ソース

このメトリックのソースは、V$ASM_DISK_STATビューのNAME列です。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.15.2 ディスク作成日

このメトリックは、ASMディスクのディスク作成日を表示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12cR1 24時間ごと

データ・ソース

このメトリックのソースは、V$ASM_DISK_STATビューのCREATE_DATE列です。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.15.3 ディスク・グループ

このメトリックは、ASMディスクのディスク・グループ名を表示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12cR1 24時間ごと

データ・ソース

このメトリックは、V$ASM_DISKGROUP_STATビューから収集されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.15.4 ディスク・パス

このメトリックは、ASMディスクのディスク・パスを表示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12cR1 24時間ごと

データ・ソース

このメトリックのソースは、V$ASM_DISK_STATビューのPATH列です。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.15.5 障害グループ名

このメトリックは、ASMディスクの障害グループ名を表示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12cR1 24時間ごと

データ・ソース

このメトリックのソースは、V$ASM_DISK_STATビューのSPACE列です。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.15.6 障害グループ・タイプ

このメトリックは、障害グループ・タイプREGULARまたはQUORUMを示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12cR1 24時間ごと

データ・ソース

このメトリックのソースは、V$ASM_DISK_STATビューのFAILUREGROUP列です。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.15.7 冗長性

このメトリックは、ASMディスクの冗長性のレベルを表示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12cR1 24時間ごと

データ・ソース

このメトリックのソースは、V$ASM_DISK_STATビューのREDUNANCY列です。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.15.8 サイズ(MB)

このメトリックは、ASMディスクのディスク・サイズをMB単位で表示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12cR1 24時間ごと

データ・ソース

このメトリックのソースは、V$ASM_DISK_STATビューのTOTAL_MB列です。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.16 障害グループの不均衡ステータス

「障害グループの不均衡ステータス」メトリック・カテゴリのメトリックは、障害グループのディスクがどれだけ均等にASMディスク・グループに配置されているかを調べます。ASMは、ディスク・グループのすべてのディスクに対し、ファイル・エクステントの配布と領域使用を均等化しようとします。これはリバランスによって達成されます。各ディスクのサイズが異なる場合や障害グループのサイズが異なる場合は、効果的なリバランスはできません。このような場合は、構成の変更が必要です。

これらのメトリックは、標準冗長性または高冗長性のディスク・グループにのみ適用されます。外部冗長性のディスク・グループの場合、障害グループはこの構成では使用されないため、これらのメトリックはデータを返しません。ターゲットがクラスタASMの場合はクラスタ・レベルでメトリックが収集されます。それ以外の場合はASMターゲット・タイプ・メトリックの一部としてインスタンス・レベルで収集されます。

2.16.1 ディスク数の不均衡分散率(Disk Count Imbalance Variance)

障害グループは、データのミラー・コピーを、標準冗長性では2コピー、高冗長性では3コピーを保存するために使用されます。「ディスク数の不均衡分散率」メトリックにより、ディスク・グループ内で障害グループ・ディスク数が最高のディスクと最低のディスクにおける障害グループ・ディスク数の差が報告されます。

すべての障害グループのサイズが同じ場合であっても、すべてのディスクの障害グループのディスク数が同じになることは、ほとんどありません。ただし、1を超える不均衡は、障害グループが異なるサイズであることを示します。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10gR2、11g、12c 15分ごと 2 定義なし ディスク・グループ%diskGroup%にディスク数の異なる障害グループがあるため、領域使用が最適以下になる可能性があります。構成を変更すると、この問題が改善される場合があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、ディスク・グループ・オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのディスク・グループ・オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

ディスク・グループ・オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

「ディスク数の不均衡分散率」メトリックの値は、V$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびV$ASM_DISK_STATビューと、一部の内部ASM固定表を使用して計算されます。

ユーザーの処理

「ディスク数の不均衡分散率」の値が1(デフォルト値)より大きい場合は、警告アラートが生成されます。ディスク・グループにディスク数が異なる障害グループがあると、領域使用が最適以下になる可能性があります。この問題を改善するには、構成の変更を試行します。

2.16.2 ディスク・サイズの不均衡(%)

「ディスク・サイズの不均衡(%)」は、あるディスクが障害グループ・ディスク内に他のディスクより多くの領域を保持しているかどうかを調べます。領域は、ディスクのサイズとそのアクティブな障害グループ・ディスクのサイズの合計との割合として計算されます。この割合は、すべてのディスクについて比較されます。最高と最低の障害グループ・ディスク領域の差がパーセントとしてレポートされます。10%の不均衡は許容されます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10gR2、11g、12c 15分ごと 10 定義なし ディスク・グループ%diskGroup%にディスク・サイズの異なる障害グループがあるため、領域使用が最適以下になる可能性があります。構成を変更すると、この問題が改善される場合があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、ディスク・グループ・オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのディスク・グループ・オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

ディスク・グループ・オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

「ディスク・サイズの不均衡」メトリックの値は、V$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびV$ASM_DISK_STATビューと、一部の内部ASM固定表を使用して計算されます。

ユーザーの処理

「ディスク・サイズの不均衡(%)」が10%(デフォルト)より大きい場合は、警告アラートが生成されます。ディスク・グループにディスク・サイズの異なる障害グループがあると、領域使用が最適以下になる可能性があります。この問題を改善するには、構成の変更を試行します。

2.16.3 障害グループ数

「障害グループ数(Failure Group Count)」は、ディスク・グループ当たりの障害グループ数をレポートします。

ターゲットのリリース 収集頻度
10gR2、11g、12c 15分ごと

データ・ソース

「障害グループ数」メトリックの値は、V$ASM_DISKGROUP_STATビュー、V$ASM_DISK_STATビューおよび一部の内部ASM固定表を含む計算から取得されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.17 障害グループ・ステータス

「障害グループ・ステータス」メトリック・カテゴリのメトリックは、障害グループのすべてのメンバー・ディスクがオフラインかどうかを調べます。これは、データのミラー・コピーを保存できないため、データ損失のリスクを冒す好ましくない状態です。

これらのメトリックは、標準冗長性または高冗長性のディスク・グループにのみ適用されます。ターゲットがクラスタASMの場合はクラスタ・レベルでメトリックが収集されます。それ以外の場合はASMターゲット・タイプ・メトリックの一部としてインスタンス・レベルで収集されます。

2.17.1 使用可能なディスク

「使用可能なディスク」メトリックは、障害グループ内のオンラインのディスク数を報告します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10gR2、11g、12c 15分ごと

データ・ソース

「使用可能なディスク(Available Disks)」メトリックの値は、合計ディスク数から障害グループ内のオフラインのディスク数を引いて算出されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.17.2 ディスク数

「ディスク数」メトリックは、障害グループ内のディスク数を報告します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10gR2、11g、12c 15分ごと

データ・ソース

「合計ディスク数」メトリックの値は、V$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびV$ASM_DISK_STATビューから取得されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.17.3 複数のディスクを持つ障害グループのオンライン・ディスク数

このメトリックは、複数のディスクを持つ障害グループのオンライン・ディスク数を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12cR1 15分ごと

2.18 インシデント

このカテゴリのメトリックは、一般的な内部エラー、アクセス違反など、ASMアラート・ログ・ファイルに記録されるインシデントを示します。インシデントは、自動診断リポジトリ(ADR)インシデントが作成される問題を参照します。これらのタイプの問題では、調査や診断データ収集が通常は必要になり、また、解決するためにOracleサポートとのやり取りもおそらく必要になります。アラート・ログ・ファイルには、メッセージやエラーの発生順のログが含まれます。

各メトリックは、最後のサンプル時間以降に、監視中のASMでASMに関するクリティカル・エラー状態が検出され、アラート・ログ・ファイルに対してインシデントが生成されたことを示します。Enterprise Managerのサポート・ワークベンチには、生成された各インシデントに関する詳細が含まれます。


注意:

「インシデント」メトリックおよび「操作エラー」メトリックの詳細は、My Oracle Supportにログインし、次のOracle Supportノートを検索してください。

12cのデータベース・アラート・ログ監視の説明(ドキュメントID 1538482.1)

https://support.oracle.com/

「インシデント」メトリックのしきい値の設定

次のいずれかのメトリックのしきい値を編集するには、Cloud Control UIから、ターゲット名を右クリックし、「監視」「メトリックと収集設定」の順に選択します。次に、可能な設定の例をいくつか示します。

  • 警告のしきい値: 定義されていません; クリティカルのしきい値: .*

    この場合、管理エージェントは、インシデントが発生したときにEnterprise Managerにクリティカル・エラー・アラートを生成します。

  • 警告のしきい値: .*; クリティカルのしきい値: 定義されていません

    この場合、管理エージェントは、インシデントが発生したときにEnterprise Managerに警告アラートを生成します。

  • 警告のしきい値: 定義されていません; クリティカルのしきい値: 定義されていません

    この場合、管理エージェントは、インシデントが発生したときにEnterprise Managerに警告アラートを生成しません

2.18.1 アクセス違反

このメトリックは、なんらかのメモリー・アクセス違反のためにASMでインシデントが生成されたことを示します。このタイプのインシデントは通常、Oracle例外メッセージ(ORA-3113やORA-7445など)に関連しています。また、ASMでSIGSEGVシグナルまたはSIGBUSシグナルが検出されると、このタイプのインシデントが生成されることがあります。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
11g、12cR1 5分ごと 定義なし .脚注 1  時間/行番号: %timeLine%でアクセス違反が%alertLogName%で検出されました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、後で手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、時間/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの時間/行番号オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

時間/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

2.18.2 アラート・ログ・エラーのトレース・ファイル

このメトリックは、ログに記録されたインシデントに関連付けられたトレース・ファイル(ある場合)の名前です。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12cR1 5分ごと

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.18.3 アラート・ログ名

このメトリックは、アラート・ログ・ファイルの名前です。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12cR1 5分ごと

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.18.4 ASMブロックの破損

ASMブロックの破損は、存続期間中に様々な理由(ヘッドのずれ、防塵仕様など)により発生する可能性があります。ディスク・グループがミラー化されている場合、ASMはミラーから破損ブロックを自動的に修復します。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
11g、12cR1 5分ごと 定義なし .脚注 1  時間/行番号: %timeLine%でASMデータ・ブロックが破損しました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、後で手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、時間/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの時間/行番号オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

時間/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックのソースは、インシデント・メトリックです。

ユーザーの処理

Enterprise Managerに実装されているcheckコマンドおよびremapコマンドを実行できます。

  1. チェック

    ディスク・グループ・メタデータの整合性をチェックして結果をアラート・ログに記録し、repair/norepairオプションの指定に応じて修復します。破損の場合、結果は「cache read a corrupted block group=NORM3 fn=1 blk=0 from disk 0」のようになります。

  2. 再マップ

    有効なASMファイルにマップされている一連の物理ブロックを修復します。

さらに、Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べることができます。

2.18.5 クラスタ・エラー

このメトリックは、クラスタ・データベースのメンバーによってグループから削除されたメンバーのためにASMでインシデントが生成されたことを示します。このタイプのインシデントは通常、Oracle例外メッセージORA-29740に関連しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
11g、12cR1 5分ごと 定義なし .脚注 1  時間/行番号: %timeLine%でクラスタ・エラーが%alertLogName%で検出されました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、後で手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、時間/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの時間/行番号オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

時間/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

2.18.6 デッドロック

このメトリックは、ライブラリ・オブジェクトをロックしようとした際に検出されたデッドロックのためにASMでインシデントが生成されたことを示します。このタイプのインシデントは通常、Oracle例外メッセージORA-4020に関連しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
11g、12cR1 5分ごと 定義なし .脚注 1  時間/行番号: %timeLine%でデッドロック・エラーが%alertLogName%で検出されました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、後で手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、時間/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの時間/行番号オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

時間/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

2.18.7 ECID

実行コンテキストID(ECID)は、アプリケーション・サーバーを介して移動する場合のリクエストを追跡します。この情報は、単一のタスクを実行する単一のユーザーに検出された関連する問題の関連付けに使用できるため、診断目的に役立ちます。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12c 5分ごと

データ・ソース

ECIDは、データベース・アラート・ログから抽出されます。

ユーザーの処理

診断インシデントは通常ソフトウェア・エラーを示し、Enterprise Managerサポート・ワークベンチを使用してOracleに報告する必要があります。サポート・ワークベンチを使用して問題をパッケージ化する場合、追加の問題をパッケージに関連付けて含めるため、サポート・ワークベンチでECIDを使用します。

2.18.8 ファイル・アクセス・エラー

このメトリックは、その時点でファイルの読取りに失敗したためにASMでインシデントが生成されたことを示します。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
11g、12cR1 5分ごと 定義なし .脚注 1  時間/行番号: %timeLine%でファイル・アクセス・エラーが%alertLogName%で検出されました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、後で手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、時間/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの時間/行番号オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

時間/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

2.18.9 一般的なインシデント

このメトリックは、なんらかのエラーのためにASMでインシデントが生成されたことを示します。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
11g、12cR1 5分ごと 定義なし .脚注 1  時間/行番号: %timeLine%でインシデント(%errCodes%)が%alertLogName%で検出されました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、後で手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、時間/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの時間/行番号オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

時間/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

2.18.10 一般的な内部エラー

このメトリックは、内部ASMエラーのためにASMでインシデントが生成されたことを示します。このタイプのインシデントは通常、Oracle例外メッセージORA-600またはORA-0060*に関連しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
11g、12cR1 5分ごと 定義なし .脚注 1  時間/行番号: %timeLine%で内部エラー(%errCodes%)が%alertLogName%で検出されました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、後で手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、時間/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの時間/行番号オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

時間/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

2.18.11 影響

このメトリックは、インシデントの影響を報告します。「一般的な内部エラー」インシデントでは、影響はインシデントがASMにどの程度影響を及ぼすかを示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12cR1 5分ごと

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.18.12 インシデントID

このメトリックは、インシデントを識別する番号です。Enterprise Managerのサポート・ワークベンチでは、このIDを使用してインシデントを指定します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12cR1 5分ごと

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.18.13 内部SQLエラー

このメトリックは、内部SQLエラーのためにASMでインシデントが生成されたことを示します。このタイプのインシデントは通常、Oracle例外メッセージORA-604に関連しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
11g、12cR1 5分ごと 定義なし .脚注 1  時間/行番号: %timeLine%で内部SQLエラーが%alertLogName%で検出されました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、後で手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、時間/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの時間/行番号オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

時間/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

2.18.14 メモリー不足

このメトリックは、メモリーの割当てに失敗したためにASMでインシデントが生成されたことを示します。このタイプのインシデントは通常、Oracle例外メッセージORA-4030またはORA-4031に関連しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
11g、12cR1 5分ごと 定義なし .脚注 1  時間/行番号: %timeLine%でメモリー不足が%alertLogName%で検出されました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、後で手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、時間/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの時間/行番号オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

時間/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

2.18.15 REDOログの破損

このメトリックは、REDOログのエラーのためにASMでインシデントが生成されたことを示します。このタイプのインシデントは通常、Oracle例外メッセージORA-353、ORA-355またはORA-356に関連しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
11g 5分ごと 定義なし .脚注 1  時間/行番号: %timeLine%でデータ・ブロックが破損しました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、後で手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、時間/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの時間/行番号オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

時間/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

2.18.16 セッション終了

このメトリックには、アラート・ログ・ファイルでセッション終了の問題が見つかったことを示す各種ORA-エラーに関する情報が含まれます。アラート・ログのORA-00603エラーは、セッション終了の問題を示します。また、これらの問題がアラート・ログで見つかった場合は、警告アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
11g 5分ごと 定義なし .脚注 1  時間/行番号: %timeLine%でセッション終了が%alertLogName%で検出されました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、後で手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、時間/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの時間/行番号オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

時間/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。アラート・ログ・ファイルでは、ORA- 00603エラーがスキャンされます。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

2.19 インスタンス・ディスク・パフォーマンス

このカテゴリのメトリックは、ASMインスタンス・ディスクのパフォーマンス・データを収集します。

2.19.1 読取りバイト数

このメトリックは、読み取られたバイト数を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

2.19.2 書込みバイト数

このメトリックは、書き込まれたバイト数を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

2.19.3 I/Oレスポンス時間(ミリ秒)

このメトリックは、I/Oレスポンス時間(ミリ秒)を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

2.19.4 過去の読取りエラー

このメトリックは、過去の読取りエラーを示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

2.19.5 読取りエラー

このメトリックは、読取りエラーの数を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

2.19.6 読取りレスポンス時間(MS)(Read Response Time (MS))

このメトリックは、読取りレスポンス時間(ミリ秒)を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

2.19.7 読取り時間(MS)

このメトリックは、読取り時間(ミリ秒)を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

2.19.8 合計I/O時間(ミリ秒)

このメトリックは、合計I/O時間(ミリ秒)を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

2.19.9 書込みエラー

このメトリックは、書込みエラーを示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

2.19.10 書込みレスポンス時間(MS)(Write Response Time (MS))

このメトリックは、書込みレスポンス時間(ミリ秒)を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

2.19.11 書込み時間(ミリ秒)

このメトリックは、書込み時間(ミリ秒)を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

2.20 インスタンス・ディスク・グループ・データベース・パフォーマンス

このカテゴリのメトリックは、ASMインスタンス・ディスク・グループ・データベース・パフォーマンスのデータを収集します。

2.20.1 読取りバイト数

このメトリックは、読み取られたバイト数を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

2.20.2 書込みバイト数

このメトリックは、書き込まれたバイト数を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

2.20.3 読取り時間(MS)

このメトリックは、読取り時間(ミリ秒)を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

2.20.4 読取り

このメトリックは、読取りの数を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

2.20.5 書込み

このメトリックは、書込みの数を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

2.20.6 書込み時間(ミリ秒)

このメトリックは、書込み時間(ミリ秒)を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

2.21 インスタンス・ディスク・グループ・パフォーマンス

このカテゴリのメトリックは、ASMインスタンス・ディスク・グループ・パフォーマンスのデータを収集します。

2.21.1 読取りバイト数

このメトリックは、読み取られたバイト数を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

2.21.2 書込みバイト数

このメトリックは、書き込まれたバイト数を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

2.21.3 読取り時間(MS)

このメトリックは、読取り時間(ミリ秒)を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

2.21.4 読取り

このメトリックは、読取りの数を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

2.21.5 書込み時間(ミリ秒)

このメトリックは、書込み時間(ミリ秒)を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

2.21.6 書込み

このメトリックは、書込みの数を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

2.22 インスタンス・ボリューム・パフォーマンス

このカテゴリのメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスに存在するボリュームのパフォーマンスを示します。また、ASMインスタンスにマウントされたすべてのディスク・グループで作成されたすべてのボリュームについて、ボリューム・パフォーマンスのパラメータを表示します。

これらのメトリックは、合計I/Oリクエストおよび合計読取り/書込みリクエスト、合計I/O時間および合計読取り/書込み時間、ボリュームに対する読取り/書込みの合計バイト数などの情報収集に使用されます。また、読取り、書込みおよびI/Oスループットに対するボリュームのレスポンスと、読取り/書込みエラーも表示します。

2.22.1 1秒当たりのI/O

このメトリックは、すべてのASMボリュームに対する合計I/Oリクエストにおける、ASMボリュームの1秒当たりのI/Oパフォーマンスの合計を表示します。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12cR1 1時間ごと

データ・ソース

ボリューム・パフォーマンス・メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STAT and GV$ASM_VOLUME_STATビューからのデータが収集されます。

各ボリュームの1秒当たりの平均I/Oを計算するには、収集間隔のI/Oレスポンスの合計数を合計I/O時間で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.22.2 I/Oサイズ(MB)(I/O Size (MB))

このメトリックは、すべてのボリュームに対する、すべてのボリュームのI/Oの合計を表示します。データは、すべてのインスタンスに対して収集されません。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12cR1 1時間ごと

データ・ソース

ボリューム・パフォーマンス・メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STAT and GV$ASM_VOLUME_STATビューからのデータが収集されます。

各ボリュームの平均I/Oサイズを計算するには、収集間隔の読取り/書込みの合計バイト数をI/Oの合計数で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.22.3 I/Oスループット

このメトリックは、すべてのボリュームに対するI/Oスループットの合計を表示します。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12cR1 1時間ごと

データ・ソース

ボリューム・パフォーマンス・メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STAT and GV$ASM_VOLUME_STATビューからのデータが収集されます。

各ボリュームの平均スループットを計算するには、収集間隔の読取り/書込みの合計バイト数を合計I/O時間で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.22.4 読取りレスポンス時間(MS)(Read Response Time (MS))

このメトリックは、ボリュームの、ボリュームの読取りレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、このボリュームに対する合計読取りリクエストにおけるボリュームのレスポンス時間がわかります。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12cR1 1時間ごと

データ・ソース

ボリューム・パフォーマンス・メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STAT and GV$ASM_VOLUME_STATビューからのデータが収集されます。

各ボリュームの平均読取りレスポンス時間を計算するには、収集間隔の合計読取り時間を読取りレスポンスの合計数で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.22.5 読取りサイズ(MB)

このメトリックは、クラスタの一部であるすべてのボリュームに対する、すべてのボリュームの読取りの合計を表示します。データは、すべてのインスタンスに対して収集されません。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12cR1 1時間ごと

データ・ソース

ボリューム・パフォーマンス・メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STAT and GV$ASM_VOLUME_STATビューからのデータが収集されます。

各ボリュームの平均読取りサイズを計算するには、収集間隔の読取りの合計バイト数を読取りの合計数で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.22.6 読取りスループット

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスに作成されたボリュームの読取りスループットの詳細を表示します。これにより、ボリュームから読み取られたバイトの合計数が、インスタンス内のこのボリュームに対する合計読取り時間と対比してわかります。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12cR1 1時間ごと

データ・ソース

ボリューム・パフォーマンス・メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STAT and GV$ASM_VOLUME_STATビューからのデータが収集されます。

各ボリュームの平均読取りスループットを計算するには、収集間隔の読取りの合計バイト数を合計読取り時間で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.22.7 読取り/書込みエラー

このメトリックは、ボリュームの失敗した読取り/書込みの合計数の詳細を表示します。また、ボリュームに対する失敗した読取り/書込み試行の合計数に関する情報を提供します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12cR1 1時間ごと

データ・ソース

GV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューを使用して計算されます。これらのビューから、ボリュームに対する失敗した読取り/書込みの合計数を合算すると、読取り/書込みエラーの詳細が算出されます。

ユーザーの処理

読取り/書込みエラーの背後にある問題を調査します。

2.22.8 読取り/秒

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスのディスク・グループ内のボリュームに対する1秒当たりの合計読取りリクエストの詳細を表示します。また、インスタンスに含まれるすべてのボリュームの読取りパフォーマンスを表示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12cR1 1時間ごと

データ・ソース

ボリューム・パフォーマンス・メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STAT and GV$ASM_VOLUME_STATビューからのデータが収集されます。

各ボリュームの1秒当たりの平均読取りを計算するには、収集間隔の読取りレスポンスの合計数を合計読取り時間で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.22.9 レスポンス時間(ミリ秒)

このメトリックは、ボリュームのI/Oレスポンス時間の詳細を表示します。このボリュームについて、このメトリックは、すべてのボリュームに対する合計I/Oリクエストにおけるレスポンス時間を示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12cR1 1時間ごと

データ・ソース

ボリューム・パフォーマンス・メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STAT and GV$ASM_VOLUME_STATビューからのデータが収集されます。

各ボリュームの平均I/Oレスポンス時間を計算するには、収集間隔の合計I/O時間をI/Oレスポンスの合計数で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.22.10 書込みレスポンス時間(MS)(Write Response Time (MS))

このメトリックは、ボリュームの書込みレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、このボリュームに対する合計書込みリクエストにおけるボリュームのレスポンス時間がわかります。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12cR1 1時間ごと

データ・ソース

ボリューム・パフォーマンス・メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STAT and GV$ASM_VOLUME_STATビューからのデータが収集されます。

各ボリュームの平均書込みレスポンス時間を計算するには、収集間隔の合計書込み時間を書込みレスポンスの合計数で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.22.11 書込みサイズ(MB)

このメトリックは、クラスタの一部であるすべてのボリュームに対する、すべてのボリュームの書込みの合計を表示します。データは、すべてのインスタンスに対して収集されません。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12cR1 1時間ごと

データ・ソース

ボリューム・パフォーマンス・メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STAT and GV$ASM_VOLUME_STATビューからのデータが収集されます。

各ボリュームの平均書込みサイズを計算するには、収集間隔の書込みの合計バイト数を書込みの合計数で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.22.12 書込みスループット

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンス内のディスク・グループに作成されたボリュームの書込みスループットの詳細を表示します。これにより、ボリュームから書き込まれたバイトの合計数が、インスタンス内のこのボリュームに対する合計書込み時間と対比してわかります。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12cR1 1時間ごと

データ・ソース

ボリューム・パフォーマンス・メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STAT and GV$ASM_VOLUME_STATビューからのデータが収集されます。

各ボリュームの平均書込みスループットを計算するには、収集間隔の書込みの合計バイト数を合計書込み時間で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.22.13 書込み/秒

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンス内のボリュームに対する1秒当たりの合計書込みリクエストの詳細を表示します。また、ボリュームの書込みパフォーマンスを表示します。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12cR1 1時間ごと

データ・ソース

ボリューム・パフォーマンス・メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STAT and GV$ASM_VOLUME_STATビューからのデータが収集されます。

各ボリュームの1秒当たりの平均書込みを計算するには、収集間隔の書込みレスポンスの合計数を合計書込み時間で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.23 オフライン・ディスク数

このカテゴリのメトリックは、ASMオフライン・ディスク数の情報を収集します。

2.23.1 オフライン・ディスク数

このメトリックは、ASMオフライン・ディスク数の情報を収集します。

ターゲットのリリース 収集頻度
10g、11g、12c 15分ごと

2.24 操作エラー

このカテゴリのメトリックは、データ・ブロック破損、メディア障害など、ASMアラート・ログ・ファイルに記録される、ASMの動作に影響を及ぼす可能性があるエラーを示します。これらのエラーは、ADRインシデントによってトリガーされることはありませんが、Oracleサポートとやり取りすることなく処理できる日常的な問題です。アラート・ログ・ファイルには、メッセージやエラーの発生順のログが含まれます。

各メトリックは、最後のサンプル時間以降に、監視中のASMでASMの標準動作に影響を及ぼす可能性があるクリティカル・エラー状態が検出され、アラート・ログ・ファイルに対してエラー・メッセージが生成されたことを示します。


注意:

「インシデント」メトリックおよび「操作エラー」メトリックの詳細は、My Oracle Supportにログインし、次のOracle Supportノートを検索してください。

12cのデータベース・アラート・ログ監視の説明(ドキュメントID 1538482.1)

https://support.oracle.com/

2.24.1 「操作エラー」メトリックのしきい値の設定

次のいずれかのメトリックのしきい値を編集するには、Cloud Control UIから、ターゲット名を右クリックし、「監視」「メトリックと収集設定」の順に選択します。次に、可能な設定の例をいくつか示します。

  • 警告のしきい値: 定義されていません; クリティカルのしきい値。

    この場合、管理エージェントは、エラーが発生したときにEnterprise Managerにクリティカル・エラー・アラートを生成します。

  • 警告のしきい値: 定義されていません

    この場合、管理エージェントは、エラーが発生したときにEnterprise Managerに警告アラートを生成します。

  • 警告のしきい値: 定義されていません; クリティカルのしきい値: 定義されていません

    この場合、管理エージェントは、エラーが発生したときにEnterprise Managerに警告アラートを生成しません

2.24.2 アラート・ログ・エラーのトレース・ファイル

このメトリックは、ログに記録されたエラーに関連付けられたトレース・ファイル(ある場合)の名前です。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12c 5分ごと

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.24.3 アラート・ログ名

このメトリックは、アラート・ログ・ファイルの名前です。

ターゲットのリリース 収集頻度
11g、12c 5分ごと

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

2.24.4 データ・ブロックの破損

このメトリックは、最後のサンプル時間以降に、監視中のASMでアラート・ファイルに対して破損ブロックのエラー(ORA-01157またはORA-27048)が生成されたことを示します。アラート・ファイルは、メッセージやエラーの発生順のログが含まれる特殊なトレース・ファイルです。データ・ブロック破損メッセージがアラート・ファイルに書き込まれると、アラート・イベントがトリガーされます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
11g、12cR1 5分ごと 定義なし .脚注 1  時間/行番号: %timeLine%でデータ・ブロックが破損しました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、後で手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、時間/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの時間/行番号オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

時間/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。「しきい値の編集」ページへのアクセスの詳細は、「しきい値の編集」を参照してください。

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してエラーの詳細を調べます。

2.24.5 一般的な操作エラー

このメトリックは、最後のサンプル時間以降に、監視中のASMでアラート・ファイルに対してASMの標準動作に影響を及ぼす可能性があるなんらかのエラーが生成されたことを示します。アラート・ファイルは、メッセージやエラーの発生順のログが含まれる特殊なトレース・ファイルです。データ・ブロック破損メッセージがアラート・ファイルに書き込まれると、アラート・イベントがトリガーされます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
11g、12cR1 5分ごと 定義なし .脚注 1  時間/行番号: %timeLine%で操作エラー(%errCodes%)が%alertLogName%で検出されました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、後で手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、時間/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの時間/行番号オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

時間/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。「しきい値の編集」ページへのアクセスの詳細は、「しきい値の編集」を参照してください。

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してエラーの詳細を調べます。

2.24.6 メディア障害

このメトリックは、最後のサンプル時間以降に、監視中のASMでアラート・ファイルに対してメディア障害のエラー(ORA-01242またはORA-01243)が生成されたことを示します。アラート・ファイルは、メッセージやエラーの発生順のログが含まれる特殊なトレース・ファイルです。データ・ブロック破損メッセージがアラート・ファイルに書き込まれると、アラート・イベントがトリガーされます。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
11g、12cR1 5分ごと 定義なし .脚注 1  時間/行番号: %timeLine%でメディア障害が%alertLogName%で検出されました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、後で手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、時間/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの時間/行番号オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

時間/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。「しきい値の編集」ページへのアクセスの詳細は、「しきい値の編集」を参照してください。

データ・ソース

データ・ソースはアラート・ログ・ファイルです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームです。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してエラーの詳細を調べます。

2.25 レスポンス

このカテゴリのメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスのステータスを示します。インスタンスが稼働中か停止中かを表示します。チェックは5分間隔で実行され、成功の接続ステータスを戻すか、または、失敗した場合にはORAエラーを表示します。ASMインスタンスが停止している場合は、クリティカル・アラートを生成します。

2.25.1 ステータス

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスのステータスを示します。インスタンスが稼働中か停止中かを表示します。このチェックは5分間隔で実行され、成功の接続ステータスを戻すか、または、失敗した場合にはORAエラーを表示します。ASMインスタンスが停止している場合は、クリティカル・アラートを生成します。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
すべてのリリース 5分ごと 定義なし 0 ASMインスタンス%oraerr%への接続に失敗しました。

データ・ソース

インスタンス・プロパティを使用して、ASMインスタンスへの接続を確立できます。ステータスは、接続が成功した場合は「稼働中」、失敗した場合は「停止中」として表示されます。また、メトリック収集でエラーが発生した場合も「停止中」として表示されます。

ユーザーの処理

次のいずれかを実行します。

  • ASMインスタンス用に保存された構成プロパティが正しいことを確認します。

  • 「停止中」と表示される場合は、ASMインスタンスは停止しています。Enterprise Managerアプリケーションで起動/停止機能を使用して、接続の再確立を試行します。あるいは、アプリケーションを手動で再起動します。