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Oracle® Enterprise Manager Oracle Database Plug-inメトリック・リファレンス・マニュアル
プラグイン・リリース12.1.0.7
B69689-08
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4 クラスタ

この章では、クラスタのメトリックに関する情報を提供します。

各メトリックの次の情報を提供します。

4.1 クラスタウェア

このメトリック・カテゴリのメトリックは、このクラスタのクラスタウェア・ステータスの概要、このクラスタ内での問題のあるノード数およびこのクラスタのすべてのノードに対するクラスタ検証ユーティリティ(CLUVFY)の出力を示します。一般に、1つ以上のホスト上でクラスタウェアが稼働中であれば、クラスタウェアは稼働中です。

4.1.1 クラスタ検証の出力

このメトリックは、クラスタのすべてのノードに対するクラスタウェアのCLUVFYの出力を示します。

データ・ソース

次のコマンドはメトリックのデータ・ソースです(ここで、node1、node2はクラスタのノード・リストです)。

cluvfy comp crs -n node1, node2 ...

ユーザーの処理

『Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド』でクラスタ検証(CLUVFY)ユーティリティを参照してください。

4.1.2 クラスタウェアのステータス

このメトリックは、クラスタの全体的なクラスタウェア・ステータスを示します。1つ以上のホスト上でクラスタウェアが稼働中であれば、クラスタウェアは稼働中です。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10gR2、11g、12c 5分ごと 2 0 マスター・エージェント・ホスト%CRS_output%のクラスタウェアに問題があります

データ・ソース

次のコマンドはメトリックのデータ・ソースです(ここで、node1, node2...はクラスタのノード・リストです)。

cluvfy comp crs -n node1, node2 ...

ユーザーの処理

『Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド』でクラスタ検証(CLUVFY)ユーティリティを参照してください。

4.2 クラスタウェアのアラート・ログ

このメトリック・カテゴリのメトリックは、クラスタ・アラート・ログのメトリックの詳細を提供します。

4.2.1 クラスタウェア・サービスのアラート・ログ・エラー

このメトリックは、CRSアラート・ログの特定のエラー・メッセージをクラスタ・レベルで収集します。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10gR2、11gR1 5分ごと CRS-1601 定義なし %clusterwareErrStack%

詳細は%alertLogNameを参照してください。

11gR2、12c 5分ごと CRS-(8011|8013|8014|8015) 定義なし %clusterwareErrStack%

詳細は%alertLogNameを参照してください。



注意:

このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は、変更しないでください。

4.2.2 ノード構成のアラート・ログ・エラー

この列は、CRS-1607、1802、1803、1804および1805のメッセージをCRSアラート・ログからクラスタ・レベルで収集し、エラー・コードに基づいてアラートを発行します。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10gR2、11gR1 5分ごと CRS-180 (2|3|4|5) CRS-1607 %nodeErrStack%

詳細は%alertLogNameを参照してください。

11gR2、12c 5分ごと 定義なし CRS-1607 %nodeErrStack%

詳細は%alertLogNameを参照してください。



注意:

このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は、変更しないでください。

4.2.3 OCRアラート・ログ・エラー

この列は、CRS-1001、1002、1003、1004、1005、1006、1007、1008、1010および1011のメッセージをCRSアラート・ログからクラスタ・レベルで収集し、エラー・コードに基づいてアラートを発行します。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10gR2、11gR1 5分ごと CRS-100 (1|2|3|4|5|7) CRS-(1006|1008|1010|1011) %ocrErrStack%

詳細は%alertLogNameを参照してください。



注意:

このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は、変更しないでください。

4.2.4 投票ディスクのアラート・ログ・エラー

この列は、CRS-1607、1802、1803、1804および1805のメッセージをCRSアラート・ログからクラスタ・レベルで収集し、エラー・コードに基づいてアラートを発行します。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
10gR2、11gR1 5分ごと 定義なし CRS-160 (4|5|6) %votingErrStack%

詳細は%alertLogNameを参照してください。

11gR2、12c 5分ごと 定義なし CRS-160 (4|5|6) %votingErrStack%

詳細は%alertLogNameを参照してください。



注意:

このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は、変更しないでください。

4.3 QoSイベント

このメトリック・カテゴリのメトリックは、サービスのクオリティ(QoS)イベントに関する情報を提供します。

4.3.1 コンプライアンス状態

Oracle Database QoS Managementで管理されるデータベースの場合、そのデータベースは準拠する必要があります。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
11gR2、12c - 定義なし NOT_COMPLIANT サーバー・プール%wlm_entity_name%に違反があります。詳細はGrid Operations Managerログを参照してください

4.3.2 メモリー不足分析のリスク状態

Oracle Database QoS Managementは、サーバー上のメモリー不足をリアルタイムで検出し、新しいセッションを他のサーバーにリダイレクトして、メモリーが不足しているサーバー上のすべての使用可能メモリーが使用されることを防ぎます。

このメトリックは、データベース・サーバーがメモリー不足になっていることを示します。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
11gR2、12c - RED 定義なし サーバー%wlm_server%のメモリー不足のレベルが高くなったため、このサーバーのインスタンスのサービスはすべて停止されます

4.3.3 QoSMの状態変更

このメトリックは、Oracle Database QoS Managementの状態を変更した理由を示します。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
11gR2、12c - USER_DISABLED EXCEPTION_DISABLED QoSMサービスは%wlm_qosm_state%のために無効化されます

4.4 リソース状態

このメトリック・カテゴリのメトリックは、クラスタ・リソース状態(CRS)に関する情報を提供します。

4.4.1 状態の変更

これは、CRSリソース・ステータス変更メトリックです。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
11gR2、12c 24時間ごと COMPLETE_INTERMEDIATE|PARTIALLY_UNKNOWN|PARTIALLY_OFFLINE|PARTIALLY_INTERMEDIATE COMPLETE_UNKNOWN|COMPLETE_OFFLINE|ADD|DOWN %crs_entity_name%には%resource_status_alert_state%状態の%resource_status_additional_mesg%インスタンスが%resource_status_alert_count%個あります