この章では、以下の方法について説明します。
Business Transaction Managementコンポーネントの起動および停止
監視メッセージを失わないモニター・グループ・メンバーの停止および再起動
管理コンソールへのログインおよびログアウト
オンライン・ヘルプへのアクセス
コンポーネントがインストールされたアプリケーション・サーバーが起動すると、Business Transaction Managementコンポーネントも自動的に起動します。セントラル・サーバーおよびモニターはデプロイされたアプリケーションであるため、アプリケーション・サーバーの管理機能を使用して手動で起動することも可能です。一方、オブザーバはビジネス・アプリケーションにインストールされ、そのアプリケーションとともに起動します。
すべてのシステムのコンポーネントが停止している場合、中央から外側に向かって、つまり次の順番で起動するのが最適です。
セントラル・サーバー
モニター
オブザーバ
ただし、どのような順番でも起動は可能で、すべてのコンポーネントがお互いを認識して自身を構成した後、システムは完全に機能するようになります。
注意: オブザーバ、つまりビジネス・アプリケーションが稼働し、モニターが稼働していない場合、オブザーバの送信キューはやがて一杯になります。この時点で、監視メッセージがキューから抜け落ちるか、ビジネス・アプリケーションがストールします。デフォルトの動作では、監視メッセージがキューから抜け落ち、ビジネス・アプリケーションのパフォーマンスは低下しないことが保証されています。この動作は、オブザーバ通信ポリシーで構成可能です。ただし、これは詳細オプションであるため、Oracleサポート・チームから編集するように指示を受けている場合を除き、デフォルトの設定のままにしておくことが推奨されます。監視結果を失わずにモニターを停止する必要がある場合は、第7章「モニターのインストール」で説明されているように、モニターをレプリケートする必要があります。 |
コンポーネントがインストールされたアプリケーション・サーバーを停止すると、Business Transaction Managementコンポーネントも停止します。セントラル・サーバーおよびモニターはデプロイされたアプリケーションであるため、アプリケーション・サーバーの管理機能を使用して手動で停止することも可能です。一方、オブザーバはビジネス・アプリケーションにインストールされ、そのアプリケーションとともに停止します。
すべてのシステムのコンポーネントを停止する場合、外側から中央に向かって、つまり次の順番で停止するのが最適です。
オブザーバ
モニター
セントラル・サーバー
ただし、システムを損なうことなく、個々のコンポーネントを停止して再起動することも可能です。すべてのコンポーネントがお互いを認識して自身を再構成した後、システムは完全な機能に戻ります。
なお、第12.1項の注意で説明されている監視結果のロストは、この場合にも該当します。
モニター・グループ内のレプリケートされたモニターは、メンバーと呼ばれます。この項では、処理中のデータを失わずにモニター・グループの個々のメンバーを停止する方法を説明します。また、モニター・グループ・メンバーの正しい再起動方法も説明します。
ロード・バランサのソケット仮想サーバーで、モニターに関連付けられたプール・メンバーを無効にします。
モニターからすべての処理中データがなくなるまで待ちます。
次の手順に従って、処理中データのステータスを確認できます。
次のいずれかの方法で、モニターのステータス・ページを表示します。
Business Transaction Managementコンソールのナビゲータで、「管理」→「モニター」を選択し、メイン・エリアでモニターを選択して「ステータス」タブをクリックします。
または、Webブラウザで次のURLにアクセスします。host:portは、モニターが稼働しているホスト名およびポート番号です。
http://host:port/btmmonitor/agent/agent?status
「Nano監視キュー」セクションまでスクロールします。
次の式が両方trueになる場合、すべての処理中データがモニターからなくなっています。
perf.SimpleMeasurementsProcessed = perf.SimpleMeasurementsQueued Perf.RequestsQueued = Perf.ResponsesQueued + Perf.QueueSize
アプリケーション・サーバーの管理ツールを使用してモニターのデプロイメントを停止します。
Business Transaction Managementコンソール(このドキュメントでは、単に管理コンソールと呼ぶこともあります)と呼ばれるWebベースのインタフェースを使用して、Business Transaction Managementの機能の管理およびアクセスを行います。
管理コンソールにアクセスするには、メイン・サーバー(btmMain.ear)が稼働している必要があります。管理コンソールにログインするためには、Webブラウザで次の形式のURLを開きます。
http://hostname:port/btmui
hostname:portは、メイン・サーバーをインストールしたマシン名およびアクセス可能なポート番号で置換します。
Webブラウザにログイン・ページが表示されます。第6.4項「ユーザーのロールへのマッピング」で説明されているように、適切な資格証明を使用してログインします。