ヘッダーをスキップ
Oracle® Enterprise Manager Cloud Controlアップグレード・ガイド
12cリリース1(12.1.0.1)
B65086-03
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

28 差分レポートの生成と表示


注意:

この章は、2システム・アップグレード方式のみに適用されます。

この章の内容は次のとおりです。

差分レポートの概要

差分レポートには、2システム・アップグレード方式を使用して旧リリースのEnterprise ManagerをEnterprise Manager Cloud Controlにアップグレードしたときに手動で行われた、構成または設定関係の変更に関する情報が表示されます。

2システム・アップグレード方式では、アップグレード操作が終了するまで、旧リリースのEnterprise ManagerがEnterprise Manager Cloud Controlと共存します。一部の本番環境では、データ量が多いためにアップグレード操作の完了に長く時間がかかる場合があるので、その間に旧リリースの機能領域に変更を加えることができます。たとえば、ソフトウェア・ライブラリに追加の場所を構成できます。

このような変更は、アップグレード後のシステムが旧リリースと同一になるようにEnterprise Manager Cloud Controlに対して実行する必要があります。差分レポートには、Enterprise Manager Cloud Controlでこのような変更を元に戻すことができるように、変更内容のサマリーが示されます。

差分レポートの生成と表示

差分レポートを生成および表示するには、次の手順を実行します。

  1. Cloud Controlで、「設定」メニューから「アップグレード後のタスク」をクリックします。

  2. アップグレード後のコンソール・ページで、差分レポート・タブをクリックします。

    「差分レポート」ページには、様々なコンポーネントに対して過去に生成されたレポートがリストされます。ただし、初めてこのページを表示する際には、レポートは表示されません。

  3. このページで、次の処理が可能です。

    • 各コンポーネントに対するレポートを生成するには、レポートの再生成をクリックします。


      注意:

      レポートの再生成をクリックすると、「ステータス」列のステータスが「進行中」に変わります。ステータスが「完了」に変わるまで、ページの手動リフレッシュを続けます。

    • 特定のコンポーネントのレポートを表示するには、表からコンポーネント(行)を選択し、レポートの表示をクリックします。

    • レポートをリフレッシュして、コンポーネントに関連する最新の変更を表示するには、表からコンポーネント(行)を選択し、レポートの再生成をクリックします。

    • 表の列の表示/非表示を切り替えたり、表の列を並べ替えるには、「表示」リストから適切なオプションを選択します。

    • 画面から表をデタッチするには、「デタッチ」をクリックします。