注意: この章は、2システム・アップグレード方式のみに適用されます。 |
この章の内容は次のとおりです。
差分レポートには、2システム・アップグレード方式を使用して旧リリースのEnterprise ManagerをEnterprise Manager Cloud Controlにアップグレードしたときに手動で行われた、構成または設定関係の変更に関する情報が表示されます。
2システム・アップグレード方式では、アップグレード操作が終了するまで、旧リリースのEnterprise ManagerがEnterprise Manager Cloud Controlと共存します。一部の本番環境では、データ量が多いためにアップグレード操作の完了に長く時間がかかる場合があるので、その間に旧リリースの機能領域に変更を加えることができます。たとえば、ソフトウェア・ライブラリに追加の場所を構成できます。
このような変更は、アップグレード後のシステムが旧リリースと同一になるようにEnterprise Manager Cloud Controlに対して実行する必要があります。差分レポートには、Enterprise Manager Cloud Controlでこのような変更を元に戻すことができるように、変更内容のサマリーが示されます。
差分レポートを生成および表示するには、次の手順を実行します。
Cloud Controlで、「設定」メニューから「アップグレード後のタスク」をクリックします。
アップグレード後のコンソール・ページで、差分レポート・タブをクリックします。
「差分レポート」ページには、様々なコンポーネントに対して過去に生成されたレポートがリストされます。ただし、初めてこのページを表示する際には、レポートは表示されません。
このページで、次の処理が可能です。
各コンポーネントに対するレポートを生成するには、レポートの再生成をクリックします。
注意: レポートの再生成をクリックすると、「ステータス」列のステータスが「進行中」に変わります。ステータスが「完了」に変わるまで、ページの手動リフレッシュを続けます。 |
特定のコンポーネントのレポートを表示するには、表からコンポーネント(行)を選択し、レポートの表示をクリックします。
レポートをリフレッシュして、コンポーネントに関連する最新の変更を表示するには、表からコンポーネント(行)を選択し、レポートの再生成をクリックします。
表の列の表示/非表示を切り替えたり、表の列を並べ替えるには、「表示」リストから適切なオプションを選択します。
画面から表をデタッチするには、「デタッチ」をクリックします。