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Oracle Solaris 11 開発者環境の紹介 Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
Oracle Solaris OS でのアプリケーションのビルド
Oracle Message Passing Toolkit
Oracle Solaris OS アプリケーションのパッケージング
以降のセクションでは、Oracle Solaris 11 オペレーティングシステムのインストールおよびパッケージング技術の概要を簡単に説明します。これらのトピックに関する詳細な情報については、対応するドキュメントを参照してください。
Oracle Solaris 11 OS には、システムの環境および要件に応じて OS をインストールするためのいくつかのインストールオプションが提供されています。ライブメディア、テキストインストーラ、または自動インストーラ (AI) からインストールできます。Oracle Solaris 11 OS のインストールの詳細な手順については、『Oracle Solaris 11 ソフトウェアパッケージの追加および更新』ガイドを参照してください。
OS がシステムにインストールされたあと、Image Packaging System (IPS) を使用して、開発者ツールなどの追加のソフトウェアパッケージをダウンロードできます。IPS はネットワークリポジトリからソフトウェアパッケージにアクセスし、ソフトウェアパッケージをシステムにインストールします。
IPS によって、コマンド行またはパッケージマネージャーのいずれかを使用してパッケージをダウンロードおよびインストールできます。パッケージマネージャーは IPS のグラフィカルユーザーインタフェース (GUI) です。
ソフトウェアパッケージはt http://pkg.oracle.com/solaris/release/en/index.shtml のリリースリポジトリから入手できます。Oracle Solaris 11 Express のサポートパッケージを購入したお客様はサポートリポジトリにアクセスできます。
パッケージのインストールおよび更新の詳細情報については、『Oracle Solaris 11 システムのインストール』を参照してください。
パッケージマネージャーは、コマンド行から実行できる作業のサブセットを提供します。
パッケージの一覧表示、検索、インストール、更新、および削除
パッケージリポジトリの追加および構成
ブート環境の有効化、名前変更、および削除。ブート環境については、『Oracle Solaris 11 ブート環境の作成と管理』のドキュメントを参照してください。
ツールバーの「パッケージマネージャー」アイコンをクリックします。「パッケージマネージャー」アイコンは回転する矢印の付いたボックスです。
デスクトップの「パッケージマネージャー」アイコンをダブルクリックします。
「システム」⇒「システム管理」⇒「パッケージマネージャー」を選択します。
$ /usr/lib/pm-launch packagemanager
パッケージマネージャーの完全なドキュメントについては、「パッケージマネージャー」メニューバーの「ヘルプ」⇒「内容」を選択してください
ブート環境は、Oracle Solaris オペレーティングシステムイメージと、そのイメージ内にインストールされているほかのソフトウェアパッケージのブート可能インスタンスです。ユーザーはシステム上に複数のブート環境を維持することができ、各ブート環境にそれぞれ異なるソフトウェアバージョンをインストールすることもできます。現在の環境のバックアップを取ることができるため、データまたはシステム環境を失うリスクを伴わずにソフトウェア更新を実行できます。現在有効でないブート環境を更新することもできます。ブート環境の作成および管理には、beadm(1) ユーティリティーが使用されます。
ブート環境の詳細については、『Oracle Solaris 11 ブート環境の作成と管理』を参照してください。
ディストリビューションコンストラクタは、事前構成済みの Oracle Solaris イメージおよび仮想マシンイメージを構築するためのコマンド行ツールです。このツールは XML マニフェストファイルを入力として受け取り、マニフェストファイルに指定されているパラメータに基づいて ISO イメージまたは仮想マシンイメージを構築します。ISO イメージは、ディスクイメージとしても知られる、国際標準化機構 (ISO) で定義された形式の光ディスク形式のアーカイブファイルです。必要に応じて、生成された x86 ISO イメージに基づいて USB イメージを作成することもできます。イメージ構成によっては、これらの ISO イメージまたは USB イメージを起動可能にすることもできます。これらはシステムにインストールしたり、またはライブメディア環境で実行したりできます。ISO イメージは CD または DVD に書き込むことができます。USB イメージは、フラッシュドライブにコピーできます。
注 - ディストリビューションコンストラクタでは、さまざまな種類のフラッシュメモリーデバイスで動作する USB イメージを作成できます。ただし、Oracle Solaris リリースでドライバがサポートされているデバイスに限られます。USB イメージを USB フラッシュドライブにコピーするために使用できるのは、usbcopy ユーティリティーだけです。この usbcopy ユーティリティーは、Oracle Solaris リリースで使用できます。
ディストリビューションコンストラクタアプリケーションの使用を開始するには、ディストリビューションコンストラクタパッケージをシステムにインストールします。パッケージはパッケージマネージャーまたはコマンド行を使用してインストールできます。パッケージをコマンド行からインストールするには、次のコマンドを入力します。
# pkg install distribution-constructor