この章では、My Oracle Supportからダウンロードしてパッチ・ダウンロード・ディレクトリに格納したパッチの適用方法について説明します。
この項には次のトピックが含まれます:
Smart Updateでは、図4-1で示すように「ターゲット・インストール」パネルが表示されます。このパネルには、Smart Updateを開始した際に検出されたインストール済のWebLogic製品がすべて表示されます。次に示す例では、WebLogicプラットフォーム10.3 MP2(つまり10.3.2)が選択中のターゲット・インストールです。
これ以降にSmart Updateで実行する操作は、ターゲット・インストールとして選択されているインストールに対して実行されます。例:
「ダウンロードされたパッチ」パネルにリストされたパッチ・セットは、選択中のターゲット・インストールに固有のものです。選択中のターゲット・インストールに該当する製品以外のために作成されたパッチをSmart Updateで適用できません。
My Oracle Supportから提供される検証データを使用して、競合が生じることが確認されているパッチの適用を防ぐ、Smart Updateの組込み機能であるパッチの検証も、選択中のターゲット・インストールのみに対して動作します。
パッチは、1つのターゲット・インストールに適用すると、このパネルにリストされた他のインストールには適用されません。たとえば、ある製品のインストールが同じミドルウェア・ホーム・ディレクトリ内または異なるミドルウェア・ホーム・ディレクトリ内に複数存在する場合、パッチを一度に適用できるのはいずれか1つのインストールに対してのみです。通常、1つのシステムに複数のミドルウェア・ホーム・ディレクトリを作成することはお薦めしません。
ターゲット・インストールの選択に際しては、次の事項に留意してください。
このパネルに表示されるミドルウェア・ホーム・ディレクトリは、現在のシステムで検出されたものに限りません。他のシステムにあるディスクをリモート・マウントして、そこに現在のシステムから製品をインストールしたことがある場合は、そのリモート・ディスクにある製品のミドルウェア・ホーム・ディレクトリも表示されます。このように完全な一覧が表示されることで、リモート・システムにメンテナンス更新をインストールするのが容易になります。
注意: Smart Updateグラフィカル・インタフェースでは、Smart Updateを実行しているシステム以外で作成されたミドルウェア・ホーム・ディレクトリは検出されません。 |
パッチは、一度に1つのターゲット・インストールに対してのみインストールできます。同じ手順で複数のインストールに対してインストールできません。ただし、同じSmart Updateセッションで、複数のターゲット・インストールに対したパッチの適用が可能です。あるターゲット・インストールに対してパッチをインストールした後は、Smart Updateを再起動しなくても、引続き別のターゲット・インストールに対してパッチをインストールできます。
最後に選択したターゲット・インストールは、Smart Updateの終了時に記憶され、次回Smart Updateを起動したときにも強調表示されます。1つのミドルウェア・ホーム・ディレクトリに複数の製品インストールが含まれる場合、それらの製品インストールに対して更新を行う順序に制限はありません。
同じミドルウェア・ホーム・ディレクトリに属する製品インストールの一覧は、必要に応じて表示を展開したり、折りたたんだりできます。この表示はデフォルトでは展開されています。
Smart Updateのコマンド・ライン・インタフェースを使用する場合は、Smart Updateの起動時に必ず-prod_dir=path
パラメータを含め、ターゲット・インストールのディレクトリを設定します。第8章「コマンド・ライン・インタフェースの使用」を参照してください。
「ターゲット・インストール」パネルにリストされていない他のミドルウェア・ホーム・ディレクトリも指定できます。
注意: ローカル・ドライブ(ローカル・マウント・ボリューム)では、ミドルウェア・ホームが指定できる唯一のディレクトリです。 |
Smart Updateの起動時に有効なインストール対象がない場合は、ダイアログ・ボックスが表示されます。処理を継続する前に、ここでミドルウェア・ホームを指定する必要があります。
ミドルウェア・ホーム・ディレクトリを指定するには:
「ファイル」→「ターゲット・インストール」→「他のBEAホームを探す」を選択します。
有効なミドルウェア・ホーム・ディレクトリを指定し、階層を移動してディレクトリを選択するか、「場所」フィールドにパスを入力します。
「OK」をクリックします。「ターゲット・インストール」パネルに新しいディレクトリが追加されます。
指定したディレクトリに有効なインストール・ターゲットがない場合は、エラー・メッセージが表示されます。
Smart Updateでは、必要に応じて、適用する前のパッチの詳細情報を読むことができます。特に、Smart Updateでは、2つのカテゴリのパッチに対してこのオプションが提供されます。これらのカテゴリには、My Oracle Supportからダウンロード可能な公開されているものと、すでにダウンロードして各自のシステム上またはアクセス可能なネットワーク・ディスク・ドライブに格納してあるものがあります。
注意: ダウンロード可能な公開パッチの一覧を取得するには、My Oracle Supportにログインする必要があります。 |
「パッチの管理」タブでは、現在パッチ・ダウンロード・ディレクトリに存在するパッチがすべてリストされます。
現在選択されているパッチ・プロファイルを介してターゲット・インストールにすでに適用されているパッチは、トップ・パネルでリストされています。パッチ・プロファイルの詳細は、「パッチ・プロファイルについて」を参照してください。
選択中のパッチ・プロファイルのコンテキストにおいて、ターゲット・インストールにまだ適用されていないパッチは、「ダウンロードされたパッチ」パネルでリストされています。
「ダウンロードされたパッチ」パネルに表示される情報の詳細は、「現在ダウンロードされているパッチの表示」を参照してください。
現在のパッチ・ダウンロード・ディレクトリ以外のディレクトリにダウンロードされているパッチについても、「プリファレンス」ダイアログ・ボックスで目的のディレクトリを指定することにより、一覧を表示できます。詳細は、「パッチ・ダウンロード・ディレクトリを選択する」を参照してください。
表4-1では、「パッチの管理」タブの上下部パネルの各列に表示される情報について説明します。パネルによって表示されない列があります。
表4-1 ダウンロード可能なパッチに関する情報
列のタイトル | 説明 |
---|---|
パッチID |
パッチのIDは、パッチと関連付けられる一意の文字列です。パッチのIDの横に次に示す情報アイコンが表示されます。 |
バグ |
パッチのIDに関連付けられるOracleバグ番号 |
説明 |
パッチの簡単な説明 |
製品 |
パッチの適用先となる製品の名前(WebLogic Server、Workshop for WebLogic、WebLogic Portal、JRockit、Oracle Service Busなど)。 |
カテゴリ |
パッチが該当する製品カテゴリ。例:
|
削除 |
インストール済のパッチを削除するには、「削除」列の該当するアイコンをクリックしてください。 |
適用 |
ダウンロード済のパッチを適用するには、「適用」列の該当するアイコンをクリックしてください。 |
「パッチの管理」タブには、選択中のターゲット・インストール用のパッチ・ダウンロード・ディレクトリの使用可能なパッチのリストが表示されます。このタブには、次のパネルがあります。
パッチ・プロファイル・パネル - 現在のターゲット・インストールに対してすでに適用されているパッチのリストが表示されます。ターゲット・インストール全体に適用されているパッチを表すデフォルト・パッチ・プロファイルについては、「パッチ・プロファイルについて」で説明します。パッチ・プロファイル・パネルでは、作成した各カスタム・プロファイルに対して1つのタブが追加されています。
注意: カスタム・プロファイルは、Smart Update 3.3.0以降、非推奨になっています。これ以降、カスタム・プロファイルを使用しないようにお薦めします。カスタム・プロファイルでは、インストール全体で使用されるWebLogic Serverパッチのインストールがより複雑になっています。 |
「ダウンロードされたパッチ」 - 現在パッチ・ダウンロード・ディレクトリにあるパッチから、選択中のパッチ・プロファイルに対してまだターゲット・インストールに適用されていないもののリストが表示されます。ターゲット・インストールにパッチを適用すると、該当するパッチ・プロファイルに対しては、それ以降、適用したパッチのエントリが「パッチの管理」タブの「ダウンロードされたパッチ」パネルに表示されなくなります。詳細は、「ターゲット・インストールへのパッチの適用」を参照してください。
ディレクトリをパッチ・ダウンロード・ディレクトリとして指定すると、それに応じて「ダウンロードされたパッチ」パネルに表示されるパッチのリストが更新されます。パッチをダウンロードした場所がシステム環境内に複数あり、それらの場所にネットワーク・ディスク・ドライブを介してアクセスできる場合は、単に新しくパッチ・ダウンロード・ディレクトリを指定するだけでそれらのパッチにアクセスできます。別のパッチ・ダウンロード・ディレクトリの指定の詳細は、「パッチ・ダウンロード・ディレクトリの選択」を参照してください。
パッチの詳細情報は、目的のパッチIDの横にある情報アイコンをクリックします。図4-2 パッチの詳細というダイアログ・ボックスで示すものと似たようなパッチの詳細のダイアログ・ボックスが表示されます。
Smart Updateのダイアログ・ボックスに表示される詳細情報の項目について、表4-2で説明します。
表4-2 パッチ詳細への鍵
この詳細は | 次を示します |
---|---|
製品 |
パッチが適用される製品。 |
バージョン |
パッチの適用対象となる製品のバージョン。 |
重大度 |
パッチがクリティカルか任意か。 |
カテゴリ |
パッチが該当する製品カテゴリ。 |
再起動 |
パッチの適用後に再起動が必要となるソフトウェア・コンポーネント。 |
サイズ(KB) |
パッチのサイズ(単位はKB)。 |
ステータス |
パッチの利用可能性。My Oracle Supportからダウンロードするすべてのパッチは、ステータスが公開です。 |
OS |
パッチの動作環境として想定されているオペレーティング・システム。 |
説明 |
パッチによって解決される問題の簡単な説明。 |
パッチの詳細を確認し、「OK」をクリックして「パッチの詳細」ダイアログ・ボックスを閉じ、Smart Update画面に戻ります。
パッチ・ダウンロード・ディレクトリにパッチをダウンロードした後は、ターゲット・インストールにパッチを適用できます。以下の節では、パッチを適用および管理する方法について説明します。
Smart Updateでは、パッチ・プロファイルという概念を使用してパッチのセットを管理します。パッチ・プロファイルには、適用されているパッチの一覧が収められます。すべてのターゲット・インストールには、デフォルト・パッチ・プロファイルが定義されています。デフォルト・パッチ・プロファイルに含まれるパッチはインストール全体で有効であり、そのインストールから実行されるすべてのアプリケーション、WebLogicドメイン、およびWebLogic Serverインスタンスについてもデフォルトで有効です。
一般的なメンテナンス要件に適合するために、デフォルト・パッチ・プロファイルだけはほとんどのユーザーが使用する必要があります。デフォルト・パッチ・プロファイルはあらかじめ用意されており、構成不要ですぐに使用できます。
カスタム・パッチ・プロファイルの作成も可能です。カスタム・パッチ・プロファイルを使用すると、インストール内の特定のサーバー、ドメインまたはアプリケーションを、インストールの一部にのみ適用する1つ以上のパッチ・セットに関連付けることができます。ただし、カスタム・パッチ・プロファイルを使用すると、インストールされた製品のメンテナンスがより複雑になります。カスタム・パッチ・プロファイルについては、第6章「個々のアプリケーション、ドメイン、またはサーバーへのパッチの適用」を参照してください。
注意: カスタム・プロファイルは、Smart Update 3.3.0以降、非推奨になっています。これ以降、カスタム・プロファイルを使用しないようにお薦めします。カスタム・プロファイルでは、インストール全体で使用されるWebLogic Serverパッチのインストールがより複雑になっています。 |
ターゲット・インストールにパッチを適用するには、「ダウンロードされたパッチ」パネルで、目的のパッチの横にある「適用」アイコンをクリックします。
注意: 予想外のエラーを避けるには、パッチ適用時にサーバーを停止します。 |
ターゲット・インストールにパッチを適用する場合、次の処理が実行されます。
適用するパッチが、現在のパッチ・プロファイル内にあるパッチに対して検証されます。
注意: ターゲット・インストールに複数のパッチ・プロファイルがあり、インストール全体のリソースに影響を与えるパッチを適用しようとすると、Smart Updateによって警告のポップアップが表示され、アラートが示されます。インストール全体に対して有効になるパッチとしては、システム・リソースを置き換えるパッチや、セキュリティ勧告に対応するためのパッチなどがあります。適用を続行することを選択すると、そのパッチは、ターゲット・インストールに定義されているすべてのパッチ・プロファイルに対して自動的に適用されます。 |
パッチ間の競合が発生しない場合は、パッチが適用されます。
競合が発生している場合は、競合の概要を示すパッチ・インストール検証ダイアログ・ボックスが表示されます。パッチは適用されません。
パッチは、適用されると、現在のパッチ・プロファイルに追加されます。このプロファイルの「パッチの管理」タブの「ダウンロードされたパッチ」パネルには表示されなくなります。
検証時に競合が検出された場合は、そのパッチを適用する前に競合を解決する必要があります。詳細は、「パッチ間の競合の解決」を参照してください。
パッチのタイプによっては、適用されたメンテナンスがユーザーのアプリケーションおよびWebLogicドメインで自動的にアクティブ化されない場合があります。デフォルト・プロファイルとカスタム・プロファイルのどちらにパッチが適用されたかに関係なく、パッチのタイプとシステムの環境および構成によっては、管理者が次のうちの1つ以上の操作を実行することが必要になる場合があります。
サーバーの起動または再起動
アプリケーションの起動または再起動
アプリケーションのアンデプロイおよびデプロイ
WebLogicドメインまたはサーバーの起動スクリプトの編集
ライブラリ・モジュールのアプリケーションへのデプロイ
ドメイン構成ファイルの編集
アプリケーションの記述子ファイルの編集
問題が予想どおりに解決されなかった場合や、パッチが不要になった場合またはパッチによって新たな問題が発生したためMy Oracle Supportから代替パッチが提供されるのを待つ場合など、適用済のパッチをターゲット・インストールから削除する必要がある場合、該当するパッチ・プロファイル内のリストで、削除するパッチの横にある「削除」アイコンをクリックします。
注意: 予想外のエラーを避けるには、パッチを削除時にサーバーを停止します。 |
ターゲット・インストールからパッチを削除する場合、次の処理が実行されます。
パッチ適用時の検証と同じように、削除操作についての検証が実行されます。ターゲット・インストールからパッチを削除する際には、現在のパッチ・プロファイルに含まれる他のパッチが削除するパッチに依存していないかどうかがSmart Updateによりチェックされます。
競合が検出されると、具体的な競合の内容を示す「パッチの削除を検証」ダイアログ・ボックスが表示されます。競合が発生している場合は、そのパッチを削除する前に競合を解決する必要があります。
削除によって発生する競合が検出されない場合は、次の処理が実行されます。
ターゲット・インストールおよび現在のパッチ・プロファイルから、該当するパッチが削除されます。
削除されたパッチが、現在のパッチ・プロファイルに対して「パッチの管理」タブの「ダウンロードされたパッチ」パネルに表示されるようになります。
パッチを削除する際には、次の点に注意してください。
ターゲット・インストールに複数のパッチ・プロファイルがある場合、インストール全体のリソースに影響するパッチを削除すると、Smart Updateの警告のポップアップが表示されアラートが示されます。削除を続行することを選択すると、そのパッチは、ターゲット・インストールに定義されているすべてのパッチ・プロファイルから自動的に削除されます。
インストール全体に影響しないパッチを削除する場合は、現在のパッチ・プロファイルから該当するパッチが削除されます。
該当する製品インストール内にあるサーバー・インスタンスの実行時の動作に影響するパッチを削除した後は、パッチの削除を有効にするためにサーバーを再起動する必要があります。
削除によって発生する競合を解決する方法の詳細は、「パッチ間の競合の解決」を参照してください。
Smart Updateでは、適用または削除するパッチについて、ターゲット・インストールにすでに適用されている他のパッチとの互換性が検証されることにより、ご使用のシステムが保護されます。検証によって問題が検出されればパッチ間の競合として報告されるので、競合を解決してからパッチの操作を完了できます。
この節では、次の検証プロセスにおいて検出される場合がある競合の種類について説明します。
各節では、競合の種類ごとに、解決の手順についても説明します。
パッチの適用プロセスでは、様々な種類の競合が報告される可能性があります。競合が報告された場合は、目的のパッチを適用する前に競合を解決する必要があります。
表4-3では、適用時の検証で報告される可能性がある競合の種類について説明し、それぞれの種類について解決の手順を示します。
表4-3 パッチの適用時の競合状況
この競合が報告された場合 | 適用するよう選択したパッチは | この競合を解決して選択したパッチを適用するには |
---|---|---|
前提条件が満たされていません |
このパッチを適用する前に、別のパッチを適用する必要があります |
|
順序が間違っています |
このパッチを適用する前に、適用されている別のパッチをいったん削除する必要があります |
|
相互に排他的です |
すでに適用されている一部のパッチと共存できません |
ターゲット・インストールに適用するパッチを選択し、必要に応じて適用します。 |
問題解決に必要な情報をMy Oracle Supportに提供する作業が容易になるように、Smart Updateでは、特定のパッチ・プロファイルに適用されているパッチに関する情報を簡単にキャプチャする機能が用意されています。その機能は、メンテナンス・スナップショットと呼ばれます。これは、「パッチの管理」タブで選択されたパッチ・プロファイルの情報と、そのプロファイルに適用されている各パッチのIDなどの情報を含む、プレーンなASCIIファイルです。
My Oracle Supportに問題を報告すると、問題解決の最初の手順として、このスナップショットを提供するよう求められます。このため、問題が発生した場合は、メンテナンス・スナップショットを用意した上でカスタマ・サポートにご連絡ください。
メンテナンス・スナップショットは、Smart Updateグラフィカル・インタフェースを使用してすぐに作成できます。
Smart Updateのメイン・ウィンドウにある「ターゲット・インストール」パネルで、報告する問題が発生した製品インストールを選択します。
「パッチの管理」タブで、報告する問題が発生したパッチ・プロファイルを選択します。
「パッチ」→「パッチ・プロファイル」→「スナップショットの保存」を選択します。
メンテナンス・スナップショットの名前と場所の指定を求めるダイアログ・ボックスが表示されます。デフォルトでは、メンテナンス・スナップショット・ファイルはMW_HOME
\utils\bsu
内に作成されます。別の場所を指定する場合は、目的の場所にあるファイルへのアクセスに必要な権限があることを確認してください。
メンテナンス・スナップショットは、Smart Updateコマンド・ライン・インタフェースを使用して作成することもできます。例については、「コマンド・ライン・インタフェースの例」を参照してください。
メンテナンス・スナップショットを作成する際は、次の習慣を守ることをお薦めします:
1つの製品インストールに関するメンテナンス・スナップショットは1つの場所にまとめ、見つけやすい場所に保存します。
他のメンテナンス・スナップショットと混同しないよう、内容を区別しやすいファイル名を付けます。たとえば、パッチ・プロファイルの名前を指定します(MyCustomProfile.txt
など)。
メンテナンス・スナップショットをMy Oracle Supportに送付する際には、サポート関連の行動を必ず記録しておいてください。
WebLogic Serverパッチはサーバー、クライアントまたは両方で適用できます。この節ではクライアントにパッチを適用するのに必要な手順を示します。
第2章「パッチのダウンロード」の説明に従って、パッチをダウンロードします。
第3章「ダウンロードされたパッチの解凍」の説明に従ってパッチJARファイルを展開します。
適切なディレクトリにパッチJARファイル内のクラス・ファイルをコピーするか、ファイルが置かれたディレクトリへのパスをクラスパスの先頭に配置してJMSクライアント環境でクラスJARを参照します。