17.17. シリアルデバイスへのアクセス

Windows Connector は、シリアルデバイスマッピングを提供します。これにより、ユーザーは Sun Ray クライアントまたは Windows クライアントコンピュータ上で実行している Oracle Virtual Desktop Client に接続された外部シリアルデバイスにアクセスできます。Windows Connector を開始するとき、uttsc コマンドの -r comport: オプションを使用してデバイスマッピングを構成する必要があります。

次に、$UTDEVROOT/dev/term/a にマウントされたシリアルデバイスをデバイス名 SER_A にマップする例を示します。

uttsc -r comport:SER_A=$UTDEVROOT/dev/term/a -i ip_addr

シリアルデバイスがデスクトップクライアントに対してマウントされている場所を判断する方法の詳細については、「シリアルデバイスと USB プリンタへのアクセス」を参照してください。

注記

生成されたデバイスノードを介して USB-シリアル変換アダプタにはアクセスできません。Windows セッションで USB リダイレクションを使用して、USB-シリアル変換アダプタで接続されたシリアルデバイスにアクセスする必要があります。

シリアルデバイスがマップされると、さまざまな方法で、前の例の SER_A など、シリアルデバイスがマップ済みとして利用可能であることを確認できるようになります。推奨されるいくつかのコマンドの一覧については、表17.11「利用可能なシリアルデバイスを確認するための Windows コマンド」およびその下の注意事項を参照してください。

表17.11 利用可能なシリアルデバイスを確認するための Windows コマンド

Windows バージョンchgport /q

net use

mode

PuTTY

Windows XP

はい、注意事項を参照

いいえ

いいえ

はい

Windows Server 2003 R2

はい

いいえ

いいえ

はい

Windows 7、Windows 8、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012

はい

いいえ

はい

はい


次に、表17.11「利用可能なシリアルデバイスを確認するための Windows コマンド」に関する注意事項を示します。