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Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for OSI TPのOSITP機能は、osiadmin
プロセッサから提供されます。管理コマンドはコマンド・ライン、またはスクリプト・ファイルから入力します。osiadmin
はTMA OSI TPプロセスが起動しているかどうかに関係なく実行でき、ユーザーは個別にエクスポートやインポートなどの構成ユーティリティを実行することができます。
NW_BEA
およびNW_UNISYS
内部表のスナップショット・ダンプを実行します。DMCONFIG
、OSITP
構成、およびULS
構成)からの構成をインポート、およびeLink OSI TP 4.xまたはOracle Tuxedo Mainframe Adapter for OSI TP 8.1または9.1の比較構成を適切な形式で作成します。dmconfig
ファイルをエクスポートし、UNISYS ClearPathシステムで必要なconfig-in.txt
ファイルを正しい形式で作成します。osiadmin
プロセッサを介して、同一システム上で複数のローカル・システムを管理します。ULOG
に送信します。
osiadmin
プロセッサは対話型モード、スクリプト・モード、またはバッチ・モードのいずれかで開始できます。osiadmin
ユーティリティを実行するには、OSIRUNDIR
環境変数を設定する必要があります。詳細は、「環境変数の設定」を参照してください。
ローカル・ドメイン名(LDOM
)はosiadmin
実行時に指定されます。LDOM
はDMCONFIG
ファイルのLocal_Domains
セクションで指定されたLDOM
識別子です。
注意: | The LDOM 識別子は大文字/小文字を区別します。 |
LDOM
はCONNECTIONSTATUS
、DUMP
、TRACE
、TESTCONNECTION
およびLISTRDOM
コマンドで必須です。LDOM
をコマンド・ラインで指定しない場合、ユーザーはこれらのコマンドを使用する前にLDOM
コマンドを入力する必要があります。
osiadmin [LDOM]<input_script_name>osiadmin_output
input_script_name
は実行する一連のコマンドを記述して作成したスクリプト・ファイルの名前です。スクリプト・ファイルが別のディレクトリにある場合は、ディレクトリ・パスも入力する必要があります。スクリプト・ファイルは任意のテキスト・エディタで作成できるテキスト・ファイルです。osiadmin
で使用できるスクリプトの実行例を次に示します。
>page off Do not prompt for long output
>echo on Echo input commands
>LDOM BA.CENTRAL01 Set local domain name for
following commands
>lr List remote domains in
BA.CENTRAL01 configuration
BA.BRANCH01
BA.BRANCH02
>tc BA.BRANCH01 Verify connection between
BA.CENTRAL01 and BA.BRANCH01
<Successfully connected to BA.BRANCH01
>tc BA.BRANCH02 Verify connection between
BA.CENTRAL01 and BA.BRANCH02
Successfully connected to BA.BRANCH02
>exit
"-b"オプションでは、osiadmin
がバッチ・モードで開始され、通常はosiadmin
の起動時に表示されるコマンド・メニューが出力されず、ページ別表示がオフに設定され、コマンド・エコーがオン、対話プロンプト("Overwrite file, Y or N")が非表示にされるという状態になります。
対話モードでosiadmin
を開始、または別のコマンドを入力すると、構文が正しければコマンドが実行されます。構文が正しくない場合、正しい構文を示すエラー・メッセージが表示されます。コマンドが実行されると、結果が画面に出力されます。結果が複数ページに渡り、PAGINATE=ON
(デフォルト)の場合、“CONTINUE? Y or N”
というプロンプトが表示されます。次の20行を表示する場合はY
を、結果表示を中断する場合はN
を選択します。
コマンドの実行後は、Helpコマンドに示すように随時[Enter]
を押し、コマンド構文を再表示できます。
osiadmin
を開始し、スクリプトを使用してコマンドを入力する場合、コマンドは順に実行され、その結果はコマンドの実行順に画面に出力されます。
すべてのosiadmin
コマンドは対話モード、または1つ以上のコマンドを含むスクリプトから開始されます。次の項では、osiadmin
コマンドのヘルプの表示方法と、各コマンドの詳細について説明します。
有効なosiadmin
コマンドのリストをリクエスト、特定コマンドのヘルプをリクエスト、またはコマンド実行後にコマンド構文を表示することができます。
コマンド・ラインで次のコマンドを入力すると、有効なコマンドのリストを表示できます。
ユーザーは1つ以上のRDOMS
またはワイルドカード文字(*)を含むパターンで接続ステータスを表示できます。たとえば、CONNECTIONSTATUS *
ではすべてのRDOMS
の接続ステータスがリスト表示されます。CONNECTIONSTATUS x*
では、xで始まるすべてのRDOMS
の接続ステータスがリスト表示されます。
CONNECTIONSTATUSコマンドのパターン指定でワイルドカード文字を使用すると、現在のLDOMと同じプロトコルを使用しているRDOMのみが考慮されます。たとえば、現在のLDOMで多重化プロトコルを使用している場合、MULTIPLEX=Yで構成されたRDOMの接続ステータスのみチェックされます。
CONNECTIONSTATUS RDOM|pattern
CS RDOM|pattern
診断用に、コードのNW_BEA
およびNW_UNISYS
部分を含め、内部TMA OSI TP表のダンプを作成します。ファイル名を入力すると、そのファイルがダンプに使用されます。ファイル名を入力しない場合は、デフォルトのダンプ・ファイルOSITPDUMP.TXT
が使用されます。
DUMP [filename]
DU [filename]
ON
に設定すると、入力時に入力コマンド・ラインが表示されます。オプションを指定しない場合、現在の設定が切り替えられて新規設定が出力されます。初期設定はOFF
です。
ECHO [OFF|ON]
E [OFF|ON]
DMCONFIG
ファイルからTMA OSI TP構成ファイルをエクスポートし、UNISYS ClearPathサーバーのOSI-TPで読取り可能な構成ファイルを作成します。作成するファイルの名前は、<output directory>TAILOR-IN.TXT
および<output directory>CONFIG-IN.TXT
になります。出力ディレクトリはオプションです。指定しない場合は、現在のディレクトリがデフォルトになります。
EXPORTCFG RDOM DMCONFIG-SOURCE [<output directory>]
EXCFG RDOM DMCONFIG-SOURCE [<output directory>]
eLinkゲートウェイのバージョン1.3からの自動アップグレードにより、TMAゲートウェイの正しい構成情報をインポートします。importcfg
では、入力に使用するDMCONFIG
ファイル、OSITP
構成ファイルおよびULS
構成ファイルを指定します。DMCONFIG
ファイルはdmloadcf
プロセッサに対する入力として使用されます。DMCONFIG
ファイルは出力として作成されます。ULS-TAILOR
およびNEW-TAILOR
ファイルはオプションであり、UNIXでのみ有効です。出力ファイルがすでに存在する場合は、ファイルを上書きする前に確認メッセージが送信されます。パラメータが指定されていない場合は、ファイル名の入力が求められます。
IMPORTCFG [<outfile> DMCONFIG-SOURCE OSITP-CONFIGFILE {ULS-TAILOR
-SOURCENEW-TAILOR
-SOURCE}]
IMCFG [<outfile> DMCONFIG-SOURCE OSITP-CONFIGFILE {ULS-TAILOR
-SOURCENEW-TAILOR
-SOURCE}]
注意: | OSITP-CONFIGFILEはソース構成ファイルであり、Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for OSI TPの旧バージョンで必須だったcurrent.cfg ファイルではありません。 |
ローカル・ドメイン名を設定します。LDOM
はDUMP、CONNECTIONSTATUS、TRACE、TESTCONNECTION
およびLISTRDOM
コマンドに設定する必要があります。LDOM
は、osiadmin
を実行する際にも引数として指定する必要があります。
LDOM [LDOM name]
すべてのRDOM
のリストを取得し、表示します。このリストには、RDOM
がオフラインかオンラインか、オンラインであればRDOM
が現在使用可能かどうか、および使用不可能なRDOM
との通信は実行できないことを示します。TMA OSI TPは、通信を確立するまで試行します。
LISTRDOMコマンドを実行する場合、現在のLDOMと同じプロトコルを使用しているRDOMのみが表示されます。たとえば、現在のLDOMで多重化プロトコルを使用している場合、MULTIPLEX=Yで構成されているRDOMSのみがリストされます。
LISTRDOM
LR
起動時にオフラインと構成されたRDOM
をオンラインにリセットします。RDOMがOFFLINEに設定されると、ピアとの通信を続行するには、手動でONLINEにリセットする必要があります。RDOM
に関連付けられているすべてのリモート・サービスを通知する必要があります。
ONLINERDOMコマンドにより、RDOMの状態がオンラインに変更されます。この状態も即時に利用可能になります。
現在のLDOMおよび指定のRDOMで多重化プロトコルを使用しており、多重化ポリシーがSTARTUPの場合、TMA OSI TPでは、即時にLDOMからRDOMへの接続確立が試行されます。失敗した場合は、状態はオンラインに変わって使用不可能になり、接続は確立するまで再試行されます。
現在のLDOMおよび指定のRDOMで多重化プロトコルを使用しており、多重化ポリシーがDEMANDの場合、TMA OSI TPではCALLまたはCONNECTIONを実行する必要が生じるまで、LDOMからRDOMへの接続確立は試行されません。接続の際に失敗すると、状態はオンラインに変わって使用不可能になり、接続は確立するまで再試行されます。
現在のLDOMおよび指定のRDOMで非多重化プロトコルを使用している場合、TMA OSI TPでは、即時にLDOMからRDOMへの接続確立が試行されます。接続に失敗した場合は、状態はオンラインに変わって使用不可能になり、接続は確立するまで再試行されます。
ONLINERDOM RDOM
ONL RDOM
ページ別表示モードをON
またはOFF
にします。デフォルトはON
です。
PAGINATE {OFF|ON}
PAGE {OFF|ON}
TESTCONNECTIONコマンドを使用して、RDOMへの接続が確立可能かどうかを確認します。これは、構成が正しく、ネットワークが正常に動作していることを確認する際に役立ちます。
現在のLDOMで多重化プロトコルを使用している場合、このコマンドでは、接続がすでに存在するかどうかを確認します。存在する場合は、成功を示すコマンドが戻されます。接続がない場合、新規接続の確立が試行され、結果が戻されるまで待機します。新規接続は後で使用できるよう、オープンのまま残されます。
現在のLDOMで非多重化プロトコルを使用している場合、このコマンドでは、新規接続の確立が試行され、結果を待機します。次に、新規接続はクローズされます。
TESTCONNECTION
RDOM
TC RDOM
トレース・レベルを診断およびデバッグのためTMA OSI TPに設定します。TRACE
がON
に設定されると、メッセージがTuxedo ULOG
に書き込まれます。オプションを指定せずにTRACE
コマンドを入力すると、現在のトレース・レベルが戻されます。
TRACE {OFF|ON}
TR {OFF|ON}
![]() ![]() ![]() |