ナビゲーションリンクをスキップ | |
印刷ビューの終了 | |
![]() |
Sun QFS File System 5.3 構成および管理ガイド Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Information Library (日本語) |
Oracle Solaris SMB サービスの使用を始める
ACL を使用した Sun QFS および SAM-QFS ファイルの保護
SAM-QFS でのユーザーおよびグループアイデンティティーのマッピング
NFSv4 ACL をサポートするためのファイルシステムの作成と変換
従来の UNIX および POSIX ファイルシステムのファイル名では大文字と小文字が区別されます。SAM-QFS ファイルシステムはすでに大文字と小文字を区別する動作をサポートしています。SMB サービスには大文字と小文字を区別しない動作が必要です。SAM-QFS で SMB サービスをサポートするために、混在モードの動作が実装されています。混在モードの動作は、ファイルシステムが大文字と小文字を区別する照合動作と区別しない照合動作の両方に対するリクエストをサポートできることを示します。
大文字と小文字を区別しない照合リクエストが大文字と小文字の区別が混在するファイルシステムで作られている場合、動作は通常、大文字と小文字をまったく区別しないファイルシステムで期待される動作と同じです。違いは、大文字と小文字の区別が混在するファイルシステムには、大文字と小文字を区別するという観点から見ると一意であっても、大文字と小文字を区別しないという観点から見ると一意ではない重複する名前を持つファイルやディレクトリが含まれる場合があることです。
たとえば、ディレクトリにはファイル foo、Foo、および FOO が含まれる場合があります。可能性のある foo の形式 (たとえば、foo、FOO、FoO、fOo など) のいずれかの大文字と小文字を区別しない照合がリクエストされると、照合アルゴリズムにより一致として 3 つの既存のファイルのいずれかが選択されます。アルゴリズムが一致として選択するファイルは保証されませんが、同じファイルが foo のいずれかの形式に対する一致として選択されます。foo、FOO、foO、Foo などの大文字と小文字を区別しない照合として選択されるファイルは、ディレクトリが変更されるまでは常に同じです。