アンチアフィニティ・グループでは、特定の仮想マシンが常に違うOracle VM Serverで実行される必要があることを指定します。アンチアフィニティ・グループは、サーバー・プール内のすべてのOracle VM Serverに適用されます。アンチアフィニティ・グループは、環境で冗長性や特定のアプリケーションのロード・バランシングを構築する場合に設定します。
仮想マシンをアンチアフィニティ・グループに追加する場合に、そのグループに同じOracle VM Server上で実行中の仮想マシンがすでに存在するときは、ジョブが中断され、その仮想マシンはグループに追加されません。仮想マシンをそのアンチアフィニティ・グループに追加するには、別のOracle VM Serverに移行した後に、グループに追加します。
アンチアフィニティ・グループを作成するには、次の手順を実行します。
「Servers and VMs」タブをクリックします。ナビゲーション・ペインで、サーバー・プールを選択します。
管理ペインのPerspectiveフィールドで、ドロップダウン・リストから「Anti-Affinity Group」を選択します。管理ペインのツールバーで「Create New Anti-Affinity Group...」をクリックします。
「Create Anti-Affinity Group」ウィザードが表示されます。
次のようなアンチアフィニティ・グループの情報を入力します。
Anti-Affinity Group Name: アンチアフィニティ・グループの名前を入力します。
Description: アンチアフィニティ・グループの説明。
「Next」をクリックします。
「Create Anti-Affinity Group」ウィザードの「Select Virtual Machines」手順が表示されます。
アンチアフィニティ・プールに追加する仮想マシンを選択し、「Available Virtual Machines」列から「Selected Virtual Machines」列に移動します。
「Finish」をクリックします。
アンチアフィニティ・グループが作成され、管理ペインの「Anti-Affinity Group」表にリストされます。
アンチアフィニティ・グループを編集するには、次の手順を実行します。
「Servers and VMs」タブで、ナビゲーション・ペインでアンチアフィニティ・グループが属しているサーバー・プールを選択します。
管理ペインのPerspectiveフィールドで、ドロップダウン・リストから「Anti-Affinity Group」を選択します。Anti-Affinity Group表でアンチアフィニティ・グループを選択し、管理ペインのツールバーで「Edit Anti-Affinity Group...」をクリックします。
「Modify Anti-Affinity Group: group_name
」ダイアログ・ボックスが表示されます。
必要に応じて、アンチアフィニティ・グループを編集します。アンチアフィニティ・グループ内の仮想マシンを編集するには、「Virtual Machines」タブをクリックします。
このウィザードのタブの詳細は、6.6.1項「アンチアフィニティ・グループの作成」を参照してください。
「OK」をクリックします。
アンチアフィニティ・グループが編集され、管理ペインの「Anti-Affinity Group」表にリストされます。
アンチアフィニティ・グループを削除するには、次の手順を実行します。
「Servers and VMs」タブで、ナビゲーション・ペインでアンチアフィニティ・グループが属しているサーバー・プールを選択します。
管理ペインのPerspectiveフィールドで、ドロップダウン・リストから「Anti-Affinity Group」を選択します。Anti-Affinity Group表でアンチアフィニティ・グループを選択し、管理ペインのツールバーで「Delete Anti-Affinity Group...」をクリックします。
「確認」ダイアログ・ボックスが表示されます。「OK」をクリックして、アンチアフィニティ・グループを削除します。
アンチアフィニティ・グループが削除されます。