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Oracle Solaris 11.1 ネットワークパフォーマンスの管理 Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
エージェントの LLDP パケットの TLV ユニットを指定する方法
8. Oracle Solaris におけるデータセンターブリッジング機能の操作
LLDP エージェントは、LLDP パケットまたは LLDPDU でシステムおよび接続情報を送信します。このようなパケットには、TLV (Type-Length-Value) 形式で個別にフォーマットされた情報ユニットが含まれています。そのため、これらの情報ユニットは TLV ユニットとも呼ばれます。特定の TLV ユニットは必須であり、LLDP が有効になったときにデフォルトで LLDP パケットに含まれます。lldpadm コマンドを使用して、このようなユニットのいずれかを除外することはできません。必須の TLV ユニットは次のとおりです。
シャーシ ID
ポート ID
TTL (生存期間)
PDU の終了
シャーシ ID は hostid コマンドによって生成される情報と同じです。ポート ID は物理 NIC の MAC アドレスです。リンクの数に応じて、1 つのシステム内で複数の LLDP エージェントを有効にすることができます。シャーシ ID とポート ID の組み合わせによってエージェントが一意に識別され、システム上のほかのエージェントから区別されます。
オプションの TLV ユニットを LLDP パケットに追加できます。これらのオプションの TLV ユニットは、ベンダーが、通知されるベンダー固有の TLV ユニットを挿入する手段になります。TLV ユニットは個々の組織一意識別子 (OUI) によって識別され、これらの OUI が IEEE 802.1 仕様または IEEE 802.3 仕様のどちらに従っているかに応じて入力されます。LLDP エージェントのプロパティーを構成して、このようなオプションの TLV ユニットの送信を有効または無効にすることができます。
次の表は、各 TLV のタイプまたはグループ、それに対応するプロパティー名、プロパティーごとの TLV ユニット、およびそれらの説明を示しています。LLDP が有効になったときにパケットに含まれる TLV ユニットを指定するには、これらのプロパティーのいずれかを構成します。
表 7-1 LLDP エージェントに対して有効にできる TLV ユニット
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