デスクトップからリアクティブネットワークプロファイルと対話する

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常にデスクトップパネルの通知領域に表示されている「ネットワークステータス」通知アイコンは、ネットワークのステータスを表示したり、自動ネットワーク構成のプロセスと対話したりするための主要な方法です。「ネットワークステータス」通知アイコンは、ネットワークに関する情報メッセージが表示される場所でもあります。アイコンのコンテキスト (右クリック) メニューを使用すると、基本的なネットワーク機能にすばやくアクセスできます。このアイコンの外観は、ネットワークの全体的な状態を示します。

ネットワーク接続のステータスの確認

ネットワークに関する重要な情報は、デスクトップのパネル通知領域に表示される「ネットワークステータス」通知アイコンをチェックすることで、すばやく確認できます。「ネットワークステータス」通知アイコンは、現在有効なネットワーク接続のステータスを表示し、リアクティブネットワーク構成と対話するための主要な手段です。アイコンの表示は、現在有効なネットワーク接続のステータスに応じて変化します。現在有効なネットワーク接続に関する情報を表示する別の方法として、「ネットワークステータス」通知アイコン上にマウスのポインタを重ねる方法もあります。通知アイコンのコンテキストメニューにアクセスするには、アイコンを右クリックします。このコンテキストメニューから、現在有効なネットワークインタフェースを変更し、接続先の無線ネットワーク (存在する場合) に関する詳細情報を参照できます。

注 - 「ネットワークステータス」通知アイコンは、いずれかのネットワークプロファイルがアクティブである場合にデスクトップに表示されます。固定プロファイルがアクティブである場合、ネットワーク構成は変更できませんが、プロパティーは引き続き表示できます。たとえば、IP アドレス、ステータス、および接続速度をパネルアイコンのツールチップや、「ネットワーク設定」ダイアログの「接続ステータス」ビューに表示できます。

次の表は、リアクティブプロファイルがアクティブなときにシステムで有効なネットワーク接続のステータスを反映して変化する「ネットワークステータス」アイコンの表示を示しています。

表 4-2 リアクティブプロファイルがアクティブな場合の「ネットワークステータス」アイコンの外観

アイコン	ステータス	説明
	完全な接続	アクティブなネットワークプロファイル内にある手動で有効になったすべての接続がオンラインであること、およびアクティブなプロファイルグループ内の必要な数の接続がオンラインであること (このようなグループが存在する場合) を示します。必要な数は次のとおりです。そのグループの優先度タイプが「排他的」である場合は、1 つの接続そのグループの優先度タイプが「共有」である場合は、1 つ以上の接続そのグループの優先度タイプが「すべて」である場合は、グループ内のすべての接続詳細は、「優先グループを操作する」を参照してください。
	部分的な接続	1 つ以上の手動で有効になった接続または優先グループ接続がオフラインであることを示します。また、接続がユーザー入力 (使用可能な無線ネットワークの選択や WEP/WPA キーの入力など) を待機していることも示します。
	接続なし	ネットワークに構成の問題があることを示します。

次の表は、固定ネットワークプロファイルがアクティブである場合の「ネットワークステータス」アイコンの外観を示しています。

表 4-3 固定プロファイルがアクティブな場合の「ネットワークステータス」アイコンの外観

アイコン	ステータス	説明
	完全な接続	構成されたすべての接続がオンラインであることを示します。
	部分的な接続	構成された 1 つ以上の接続がオフラインであることを示します。
	接続なし	ネットワークに構成の問題があることを示します。

リアクティブネットワークプロファイルと固定ネットワークプロファイルの詳細は、「ネットワークプロファイルを管理する」を参照してください。

有効なネットワーク接続に関する詳細を表示する方法

「ネットワーク設定」ダイアログを開いて、必要に応じてドロップダウンリストから「接続ステータス」を選択します。
「ネットワーク設定」ダイアログは、次の方法のいずれかで開くことができます。
- デスクトップパネルの「ネットワークステータス」通知アイコンをクリックします。
- デスクトップパネルのメインメニューバーから、「システム」→「管理」→「ネットワーク」の順に選択します。
- 「ネットワークステータス」通知アイコンを右クリックしてメニューを開いてから、「ネットワーク設定」を選択します。
  無線ネットワーク接続の場合は、IP アドレス、信号の強さ、接続速度、接続ステータス、およびセキュリティーのタイプが表示されます。
  固定ネットワークプロファイルがアクティブな場合は、プロファイル内のすべての有線および無線接続のステータスがリストに表示されます。
  リアクティブネットワークプロファイルがアクティブな場合は、手動で有効になったすべての接続のステータスがリストに表示されます。
特定のネットワーク接続の追加プロパティーを表示または編集するには、リスト内の接続をダブルクリックするか、ダイアログの一番上にある「表示」ドロップダウンメニューから接続を選択します。
注 - 固定ネットワークプロファイルがアクティブな場合は、この方法を使用して特定のネットワーク接続のプロパティーを表示することはできません。

デスクトップからネットワーク接続を制御する

デフォルトでは、ネットワーク構成は常にネットワーク接続の維持を試みます。有線ネットワーク接続に失敗すると、お気に入りの無線ネットワークのいずれかへの接続が試みられます。その試みにも失敗すると、アクセス権を持つ、その他の使用可能な無線ネットワークへの接続が試みられます。

また、必要に応じて、有線ネットワークと無線ネットワークを手動で切り替えることもできます。

注 - すべての接続タイプで、接続動作は現在のセッションのみに設定されます。システムをリブートまたは接続解除すると、有効なネットワークプロファイルで定義されている優先度に従ってネットワーク接続の確立が試みられます。

ネットワーク構成を次の方法で使用することにより、ネットワーク接続をデスクトップから制御できます。

デフォルトの接続優先度を変更します。

デフォルトでは、すべての有線ネットワークがすべての無線ネットワーク接続よりも優先されます。つまり、無線ネットワーク接続が試みられるのは、有線接続を確立できない場合に限ります。現在の場所で複数の無線ネットワークが利用できる場合は、加入するネットワークの選択が求められます。この動作は Automatic ネットワークプロファイル (GUI のネットワークプロファイルは NCP と同じである) で定義され、デフォルトで有効になっています。別の動作を強制するには、別のネットワークプロファイルを作成して有効にする必要があります。

ユーザー定義のプロファイルに接続を追加できます。この接続は、そのプロファイルがアクティブになると有効になります。接続を無効にするには、その接続をプロファイルから削除できます。接続の追加および削除の詳細は、「ネットワークプロファイルを編集する」を参照してください。
有線ネットワークから無線ネットワークに切り替えます。

Automatic ネットワークプロファイルが有効な場合は、有効になっているすべての有線インタフェースからネットワークケーブルをすべて切り離します。

デフォルトでは、お気に入りの無線ネットワークのいずれかが使用可能な場合は、お気に入りリストに表示される順序での加入が試みられます。それ以外の場合は、「無線チューザ」ダイアログが表示されます。このダイアログでは、加入するネットワークを選択できます。

注 - 無線ネットワークに加入する方法は、「接続プロパティー」ビューの「無線」タブで変更できます。

Automatic ネットワークプロファイル以外のネットワークプロファイルが有効な場合、無線ネットワークに切り替えるために使用する方法は、そのネットワークプロファイルの定義によって異なります。

次のいずれかの方法を選択します。
- 「ネットワークステータス」通知アイコンのコンテキストメニューの「接続」サブメニューを使用して、有線接続を無効にしてから、無線接続を有効にします。
  
  この方法が使用可能なのは、両方の接続の起動型が「手動」であり、アクティブなネットワークプロファイルのタイプがリアクティブである場合に限ることに注意してください。
- 無線接続を有効にしてから、必要に応じてその他の接続を無効にするには、有効なネットワークプロファイルを編集します。
  
  この方法が使用可能なのは、アクティブなネットワークプロファイルのタイプがリアクティブである場合に限ることに注意してください。
無線接続が確立されると、通知メッセージが表示されます。
無線ネットワークから有線ネットワークに切り替えます。

Automatic ネットワークプロファイルが有効な場合は、使用可能な有線インタフェースにネットワークケーブルを接続します。

Automatic ネットワークプロファイル以外のネットワークプロファイルが有効な場合、有線ネットワークに切り替えるために使用する方法は、そのネットワークプロファイルの定義によって異なります。

次のいずれかの方法を選択します。
- 「ネットワークステータス」通知アイコンのコンテキストメニューの「接続」サブメニューを使用して、無線接続を無効にしてから、有線接続を有効にします。
  
  この方法が使用可能なのは、両方の接続の起動型が「手動」であり、アクティブなネットワークプロファイルのタイプがリアクティブである場合に限ることに注意してください。
- 有線接続を有効にしてから無線接続を無効にするには、有効なネットワークプロファイルを編集します。
  
  この方法が使用可能なのは、アクティブなネットワークプロファイルのタイプがリアクティブである場合に限ることに注意してください。
  
  有線接続が確立されると、通知メッセージが表示されます。

注 - 固定ネットワークプロファイルがアクティブなときは、接続を手動で切り替えることはできません。

ネットワーク管理 GUI を使用して実行できるその他のタスクについては、オンラインヘルプを参照してください。

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	Oracle Solaris 11.1 でのリアクティブネットワーク構成を使用したシステムの接続 Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語)