移行する編集可能ファイルの保持

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パッケージの更新に関する一般的な問題の 1 つに編集可能ファイルの移行があり、これはパッケージ間の移動か、またはインストールされたファイルシステム内での位置の変更になります。

パッケージ間で編集可能ファイルを移行する。

IPS では、ファイル名とファイルパスが変わらない場合、パッケージ間を移動する編集可能ファイルの移行を試みます。パッケージの名前変更は、パッケージ間でファイルを移動する一例です。

ファイルシステム内で編集可能ファイルを移行する。

ファイルパスが変わる場合は、original_name 属性が割り当てられて、そのファイルのユーザーのカスタマイズが保持されるようにします。

最初にこのファイルを配布したパッケージ内の file アクションに属性 original_name が含まれていない場合は、その属性を更新済みパッケージに追加します。その属性の値を、元のパッケージの名前のあとにコロンとそのファイルへの元のパスを続けた値 (先頭の / なし) に設定します。

original_name 属性が編集可能ファイルに存在しているときは、その属性値を変更しないでください。更新時にスキップされたバージョンの数に関係なくユーザーの内容が適切に保持されるように、この値は今後のすべて移動に対して一意の識別子として機能します。

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	Oracle Solaris 11.1 での Image Packaging System を使用したソフトウェアのパッケージ化および配布 Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語)