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Oracle Solaris 11.1 デスクトップユーザーズガイド     Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語)
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ドキュメントの情報

はじめに

1.  デスクトップ入門

2.  デスクトップウィンドウの使用

3.  デスクトップワークスペースの使用

4.  デスクトップパネルの使用

5.  デスクトップアプリケーションの使用

6.  メインメニューバーの使用

7.  タイムスライダの使用

8.  ファイルマネージャーの使用

ファイルマネージャーの概要

空間モード

空間モードウィンドウ

空間ウィンドウでのホームフォルダの表示

親フォルダの表示

ブラウザウィンドウでのフォルダの表示

ブラウザウィンドウでフォルダを表示する方法

フォルダを閉じる

場所を開く

ブラウザモード

ブラウザウィンドウ

ファイルブラウザウィンドウのコンポーネントの表示と非表示

場所バーの使用

ホームフォルダの表示

フォルダの表示

親フォルダの表示

サイドペインのツリーの使用

ナビゲーション履歴の使用

「移動」メニューを使用した履歴リストのナビゲーション

ツールバーを使用した履歴リストのナビゲーション

サイドペインの履歴を使用した履歴リストのナビゲーション

ファイルを開く

デフォルト操作の実行

デフォルト以外の操作の実行

あるファイルタイプに関連付けられた操作を追加する方法

操作を変更する方法

ファイルの検索

検索の保存

ファイルやフォルダの管理

ビューを使用したファイルやフォルダの表示

アイコンビューでのファイルの並べ替え

リストビューでのファイルの並べ替え

ビュー内の項目のサイズ変更

ファイルやフォルダの操作

ファイルやフォルダの選択

特定のパターンに一致するファイルの選択

ファイルまたはフォルダの移動またはコピー

ファイルまたはフォルダを複製する方法

フォルダを作成する方法

ファイルまたはフォルダの名前を変更する方法

ファイルまたはフォルダをゴミ箱に移動する方法

ファイルまたはフォルダを削除する方法

ファイルまたはフォルダへのシンボリックリンクの作成

ドラッグ&ドロップの使用

ファイルまたはフォルダのプロパティーの表示

ファイルまたはフォルダのプロパティーを表示する方法

アクセス権の変更

ファイルのアクセス権を変更する方法

フォルダのアクセス権を変更する方法

ファイルやフォルダへのメモの追加

「プロパティー」ダイアログを使ってメモを追加する方法

サイドペインの「メモ」を使ってメモを追加する方法

テンプレートを使用したドキュメントの作成

テンプレートからドキュメントを作成する方法

ブックマークの使用

ブックマークの追加または削除

ブックマークを編集する方法

ゴミ箱の使用

ゴミ箱内の項目の表示

ゴミ箱を空にする

隠しファイルの表示

ファイルまたはフォルダを非表示にする

項目プロパティーの使用

「アイテムのプロパティー」ウィンドウを表示する方法

ファイルやフォルダの外観の変更

アイコンとエンブレムの使用

ファイルまたはフォルダのアイコンを変更する方法

ファイルまたはフォルダにエンブレムを追加する方法

新しいエンブレムを作成する方法

背景の変更

リムーバブルメディアの使用

メディアのマウント

デバイスを手動でマウントする方法

メディアの内容の表示

メディアのプロパティーの表示

メディアの取り出し

USB フラッシュドライブを取り出す方法

リモートサーバーのナビゲーション

リモートサーバーへのアクセス

ネットワーク上の場所へのアクセス

特殊な URI 場所へのアクセス

ファイルマネージャーの設定

表示

動作

表示

一覧の項目

プレビュー

メディア

ファイルマネージャーの拡張

スクリプト

ファイルマネージャースクリプトのインストール

ファイルマネージャースクリプトの記述

拡張

9.  デスクトップツールおよびユーティリティーの使用

10.  デスクトップの構成

A.  マウスの使用

B.  キーボードの使用

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ブラウザモード

このセクションでは、ブラウザモードで構成されたファイルマネージャーを使ってシステムを参照する方法について説明します。ブラウザモードでは、フォルダを開くと現在のファイルマネージャーウィンドウが更新され、その新しいフォルダの内容が表示されます。

ブラウザウィンドウ

次の方法でファイルブラウザにアクセスできます。

図 8-3 ファイルブラウザウィンドウ

image:ファイルブラウザウィンドウ

次の表では、ファイルブラウザウィンドウのコンポーネントについて説明します。

表 8-2 ファイルブラウザウィンドウのコンポーネント

コンポーネント
説明
メニューバー
ファイルマネージャーでのタスクの実行に使用するメニューを含みます。

ファイルマネージャーウィンドウを右クリックしてウィンドウからポップアップメニューを開くこともできます。このメニュー内の項目は、右クリックの位置によって異なります。たとえば、ファイルやフォルダを右クリックした場合は、ファイルやフォルダに関係する項目を選択できます。表示ペインの背景を右クリックした場合は、表示ペインに表示された項目に関係する項目を選択できます。

ツールバー
ファイルマネージャーでの各種タスクの実行に使用するボタンを含みます。
  • 戻る – 最後にアクセスした場所に戻ります。隣接するドロップダウンリストにも最近アクセスした場所のリストが含まれていますが、これを使えばそれらの場所によりすばやく戻れます。

  • 進む – 「戻る」ツールバーボタンと反対の機能を実行します。以前に後方にナビゲートしていた場合、このボタンをクリックすると、前方に戻ります。

  • 上へ – 1 レベル上 (現在のフォルダの親) に移動します。

  • 再読込み – 現在のフォルダの内容をリフレッシュします。

  • スナップショットを参照 – フォルダに存在している ZFS スナップショットの内容を、タイムスライダを使って参照できます。タイムスライダの詳細については、第 7 章タイムスライダの使用を参照してください。

  • ホーム – ホームフォルダを開きます。

  • コンピュータ – 「コンピュータ」フォルダを開きます。

  • 検索 – 検索バーを開きます。

場所バー
場所バーではコンピュータをナビゲートできます。これには、選択内容に応じて 3 つの異なる構成があります。詳細については、「場所バーの使用」を参照してください。3 つの構成すべてで、場所バーには次の項目が含まれます。
  • ズームボタン – 表示ペイン内の項目のサイズを変更できます。

  • 「ほかの表示」ドロップダウンリスト – 表示ペインでの項目の表示方法を選択できます。

サイドペイン
サイドペインでは次の機能が実行されます。
  • 現在のファイルまたはフォルダに関する情報を表示します。

  • ファイルをナビゲートします。

サイドペインを表示するには、「表示」→「サイドペイン」を選択します。サイドペインに含まれるドロップダウンリストを使えば、サイドペインに表示される項目を選択できます。。

  • 場所 – 特に関心のある場所を表示します。

  • 情報 – 現在のフォルダのアイコンや関連情報を表示します。サイドペインにボタンが表示される場合があります。これらのボタンを使えば、デフォルト操作以外の操作を現在のフォルダに実行できます。

  • ツリー – ファイルシステムの階層表現を表示します。ツリーを使ってファイルをナビゲートできます。

  • 履歴 – 最近アクセスしたファイル、フォルダ、FTP サイト、および URI の履歴リストを含みます。

  • メモ – ファイルやフォルダにメモを追加できます。

  • エンブレム – ファイルまたはフォルダに追加可能なエンブレムを含みます。

サイドペインを閉じるには、サイドペインの右上にある「X」ボタンをクリックします。

表示ペイン
表示ペインには次のものの内容が表示されます。
  • フォルダ

  • FTP サイト

  • Windows 共有

  • WebDAV サーバー

  • 特別な URI に対応する場所

ステータスバー
ステータス情報を表示します。

ファイルブラウザウィンドウのコンポーネントの表示と非表示

ファイルブラウザの任意のコンポーネントを表示または非表示にするには、そのコンポーネントを表示メニューから選択します。メニューオプションはトグルになっており、コンポーネントの表示と非表示を交互に切り替えることができます。


ヒント - F9 を押すと、サイドペインの表示を切り替えることができます。


場所バーの使用

ファイルブラウザの場所バーには、場所フィールド、ボタンバー、検索フィールドのいずれかを表示できます。次の表では場所バーのフィールドについて説明します。

表 8-3 場所バーのフィールド

フィールド
説明
ボタンバー
デフォルトではボタンバーが表示されます。これには、現在の場所の階層を表す 1 行のボタン (フォルダごとに 1 つずつ) が含まれます。このボタンをクリックすると、階層内のフォルダが切り替わります。元のフォルダ (行の最後のボタンとして表示) に戻ることができます。

ボタンを別の場所にドラッグしてフォルダをコピーすることなどもできます。

テキスト場所バー
テキスト場所バーでは、現在の場所が、/home/user/Documents のようなテキストパスとして表示されます。場所フィールドは、既知のフォルダにナビゲートする際に便利です。

新しい場所に移動するには、新しいパスを入力するか現在のものを編集してから Return を押します。パスフィールドでは、可能性が 1 つしかない場合には、入力中の内容が自動的に補完されます。提案された補完を受け入れるには、Tab を押します。

常にテキスト場所バーを使用するには、場所バーの左にあるトグルボタンをクリックします。

ボタンバーの使用中にテキスト場所バーに切り替えるには、Ctrl+L を押すか、「移動」→「場所」を選択するか、または / (先頭のスラッシュ) を押し、ルートディレクトリからのパスを入力します。Return を押すか、Esc を押して処理を取り消すと、場所バーに場所ボタンがふたたび表示されます。

検索バー
検索バーを表示するには、Ctrl+F を押すか「検索」ツールバーボタンを選択します。検索バーの詳細については、「ファイルの検索」を参照してください。

ホームフォルダの表示

ホームフォルダを表示するには、ファイルブラウザウィンドウから次のいずれかの操作を実行します。

ファイルブラウザウィンドウにホームフォルダの内容が表示されます。

フォルダの表示

次のいずれかの方法で、フォルダの内容をリストビューまたはアイコンビューで表示できます。リストビューやアイコンビューの詳細については、「ビューを使用したファイルやフォルダの表示」を参照してください。

現在のフォルダの 1 つ上のレベルのフォルダに変更するには、「移動」→「上へ」を選択します。または、「上へ」ツールバーボタンをクリックします。

親フォルダの表示

現在参照しているものの親フォルダとは、階層表現内で現在のフォルダの 1 つ上のレベルに存在しているもののことです。親フォルダの内容を表示するには、次のいずれかの手順を実行します。

サイドペインのツリーの使用

ツリービューは、サイドペインでもっとも役立つ機能の 1 つです。ファイルシステムの階層表現が表示され、ファイルシステムの参照やナビゲーションを行うための便利な手段が提供されます。サイドペインにツリーを表示するには、サイドペインの上部にあるドロップダウンリストから「ツリー」を選択します。

ツリー表示では、開いたフォルダは下向きの矢印で表現されます。次の表では、ツリーで実行可能なタスクについて説明します。

表 8-4 ツリーのタスク

タスク
処理
ツリーを開きます
サイドペインの上部にあるドロップダウンリストから「ツリー」を選択します。
ツリーを閉じます
サイドペインの上部にあるドロップダウンリストから別の項目を選択します。
ツリーのフォルダを展開します
ツリーのフォルダの隣にある矢印をクリックします。
ツリーのフォルダを折り畳みます
ツリーのフォルダの隣にある矢印をクリックします。
フォルダの内容を表示ペインに表示します
ツリーでフォルダを選択します。
ファイルを開きます
ツリーでファイルを選択します。

ツリーにファイルが表示されないように設定できます。詳細については、「表示」を参照してください。

ナビゲーション履歴の使用

ファイルブラウザウィンドウでは、最近アクセスしたファイル、フォルダ、FTP サイト、および URI 場所の履歴リストが保持されます。この履歴リストを使えばそれらの場所に戻ることができます。履歴リストには、最後に表示した 10 件の項目が含まれます。

履歴リストを消去するには、「移動」→「履歴のクリア」を選択します。

「移動」メニューを使用した履歴リストのナビゲーション

以前にアクセスした項目のリストを表示するには、「移動」メニューを開きます。「移動」メニューの下部に履歴リストが表示されます。履歴リスト内の項目をクリックすると開きます。

ツールバーを使用した履歴リストのナビゲーション

ツールバーを使って履歴リストをナビゲートするには、次のいずれかの操作を実行します。

サイドペインの履歴を使用した履歴リストのナビゲーション

サイドペインに履歴リストを表示するには、サイドペインの上部にあるドロップダウンリストから「履歴」を選択します。サイドペインの履歴リストには、以前に表示された項目のリストが表示されます。履歴リスト内の項目を表示ペインに表示するには、履歴リストでその項目をダブルクリックします。