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pkgparam

- パッケージパラメータ値の表示

形式

pkgparam [-v] [-d device] [-R root_path] pkginst [param]...

pkgparam -f filename [-v] [param]...

機能説明

pkgparam は、コマンド行で要求された 1 つ以上のパラメータに関連付けられた値を表示します。この値は、pkginst の pkginfo(4) ファイルまたは -f オプションで指定された特定のファイルから検索されます。

1 行に 1 つのパラメータ値が表示されます。-v オプションを使用しない場合は、パラメータの値だけが表示されます。このオプションを使用すると、コマンドの出力は次の形式になります。

parameter1='value1'
parameter2='value2'
parameter3='value3'

コマンド行にパラメータを指定しなかった場合は、パッケージに関連付けられたすべてのパラメータの値が表示されます。

オプション

このコマンドのオプションと引数は次のとおりです。

-d device

pkginst を保存するデバイスを指定します。ディレクトリパス名、または、テープかリムーバブルディスクの識別子 (/var/tmp、/、/dev/dsk/c1d0s0 など) を指定できます。spool という特殊なトークンを使用すると、デフォルトのインストールスプールディレクトリ (/var/spool/pkg) を指定できます。

-f filename

filename からパラメータ値を読み取ります。

-R root_path

root_path として使用するサブディレクトリのフルパス名を定義します。すべてのファイル (パッケージシステム情報ファイルを含む) は root_path から始まるディレクトリツリーに再配置されます。

-v

冗長モード。パラメータの名前とその値を表示します。

オペランド

pkginst

パラメータ値を表示する特定のパッケージインスタンスを定義します。

param

値を表示する特定のパラメータを定義します。

エラー

指定されたパッケージからパラメータ情報を取得できない場合、コマンドは 0 以外のステータスで終了します。

終了ステータス

0

正常終了。

>0

エラーが発生した。

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

関連項目

pkgmk(1), pkgproto(1), pkgtrans(1), pkgadd(1M), pkginfo(4), attributes(5), largefile(5)

『Application Packaging Developer’s Guide』

注意事項

-f オプションを使用すると、パラメータ値の抽出元ファイルを指定できます。このファイルは、pkginfo(4) ファイルと同じ形式でなければなりません。たとえば、このようなファイルをパッケージの開発中に作成しておき、この段階でソフトウェアをテストするときに使用できます。

パッケージコマンドは、largefile(5) を認識します。これらのコマンドは、2G バイトより大きなファイルを、より小さなファイルと同様に処理します。現在の実装では、pkgadd(1M)、pkgtrans(1)、およびその他のパッケージコマンドは最大 4G バイトのデータストリームを処理できます。