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マニュアルページセクション 1: ユーザーコマンド Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
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- SOCKS5 用の Secure Shell プロキシ
/usr/lib/ssh/ssh-socks5-proxy-connect
[-h socks5_proxy_host]
[-p socks5_proxy_port] connect_host connect_portSOCKS5 (RFC 1928) を使用する、ssh(1) 用のプロキシコマンド。通常は、ネットワークの外部の接続が SOCKS ゲートウェイサーバー経由でのみ許可される場合に使用されます。
このプロキシコマンドは、RFC 1928 で定義されたどの SOCKS5 認証メカニズムも提供しません。匿名接続だけが可能です。
サポートしているオプションは、次のとおりです。
接続に使用するプロキシ Web サーバーを指定します。SOCKS5_SERVER 環境変数をオーバーライドします。
プロキシ Web サーバーが実行されるポートを指定します。指定されていない場合は、ポート 80 が使用されます。SOCKS5_PORT 環境変数をオーバーライドします。
次のオペランドがサポートされています。
プロキシのホスト名または IP アドレス (IPv4 または IPv6)。
socks5_proxy_host 上の接続先の数値のポート番号。
SOCKS ゲートウェイで接続する先のリモートホストの名前。
connect_host 上の、SOCKS ゲートウェイで接続する先の数値のポート番号。
プロキシ接続コマンドを使用するには、ssh_config(4) で ProxyCommand を構成することをお勧めします (例 1 および例 2 を参照)。例 3 は、ssh(1) を実行しているときに、プロキシコマンドをコマンド行でどのように指定できるかを示しています。
例 1 環境からのプロキシの設定
次の例では、環境からプロキシが設定されるときに ssh_config(4) で ssh-socks5-proxy-connect を使用します。
Host playtime.foo.com
ProxyCommand /usr/lib/ssh/ssh-socks5-proxy-connect \
playtime.foo.com 22例 2 プロキシ環境変数のオーバーライド
次の例では、ssh_config(4) で ssh-socks5-proxy-connect を使用して、プロキシ環境変数をオーバーライド (設定されていない場合は設定) します。
Host playtime.foo.com
ProxyCommand /usr/lib/ssh/ssh-socks5-proxy-connect -h socks-gw \
-p 1080 playtime.foo.com 22例 3 コマンド行の使用
次の例では、ssh(1) コマンド行から ssh-socks5-proxy-connect を使用します。
example$ ssh -o'ProxyCommand=/usr/lib/ssh/ssh-socks5-proxy-connect \
-h socks-gw -p 1080 playtime.foo.com 22' playtime.foo.comデフォルトのプロキシホストを指定するために、socks5_proxy_host オペランドを取得します。
デフォルトのプロキシポートを指定するために、socks5_proxy_port オペランドを取得します。
次の終了ステータスが返されます。
正常終了。
エラーが発生した。
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。
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ssh(1), ssh-http-proxy-connect(1), ssh_config(4), attributes(5)
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