初期インストールまたはアップグレードの実行

初期インストールを行うか、アップグレードを行う (Oracle Solaris OS がシステム上ですでに動作している場合) かを選択できます。

初期インストール

初期インストールでは、システムのディスクが Oracle Solaris OS の新しいバージョンで上書きされます。システム上で Oracle Solaris OS が稼働していない場合は、初期インストールを行う必要があります。

システム上で Oracle Solaris OS がすでに稼働している場合でも、初期インストールを行うことができます。インストールする前にローカル変更を保持する必要がある場合は、ローカル変更をバックアップする必要があります。インストールの完了後に、このローカル変更を復元できます。

初期インストールを実行するには、Oracle Solaris の任意のインストール方法を使用できます。Oracle Solaris の各種のインストール方法の詳細は、「Oracle Solaris のインストール方法の選択」を参照してください。

アップグレード

標準アップグレードと Live Upgrade の 2 つのアップグレード方法のどちらかを使用して、Oracle Solaris OS をアップグレードできます。標準アップグレードでは、現在の Oracle Solaris OS の既存の構成パラメータが最大限保存されます。Live Upgrade では、現在のシステムのコピーが作成されます。標準アップグレードを使用してこのコピーをアップグレードできます。それにより、リブートするだけで、アップグレードされた Oracle Solaris OS が現在のシステムになるように切り替えることができます。エラーが発生した場合、リブートして、元の Oracle Solaris OS に戻すことができます。Live Upgrade では、アップグレードの間システムを停止する必要がなく、新旧の Oracle Solaris OS 間で切り替えることができます。

アップグレードの詳細と、さまざまなアップグレード方法の一覧については、「アップグレード計画」を参照してください。