イーサネット標準には、IPサブネットなどの複数のブロードキャスト・ドメインを、仮想LAN (IEEE 802.1Q VLAN)構成を使用して単一のイーサネット・ケーブルにまとめる規格があります。VLANを使用するには、イーサネット・リンクの両端が、定義されたVLANをサポートするよう構成されている必要があります。これにより、ワークロードの論理的な分割、セキュリティ分離の施行、および複数の管理可能なブロードキャスト・ドメインへのトラフィックの分割が実現されるというメリットがあります。VLANを使用すると、10GbEスイッチから計算ノードへのトラフィックの分離が可能になります。あるVLAN上のイーサネット・トラフィックは、別のVLAN上のどのホストからも認識できないように意図的に設計されています。2つのVLAN間での通信を可能にするには、外部ルーターを使用する必要があります。