主コンテンツへ
Oracle® Exalogic Elastic Cloudマシン・オーナーズ・ガイド
リリース2.0.6.4
B71906-08
目次へ移動
目次

前
次

11.4 Oracle Linux: VNICの作成およびVLANとの関連付け

VNICをVLANに関連付ける場合、MACアドレス、パーティション・キー、GUIDおよびイーサネット・コネクタをマッピングする際に、VLAN識別子を用意する必要があります。Exalogicでは、デフォルトのパーティション・キー(0xFFFF)が使用されます。

VNICを作成してVLANに関連付けるには、次の例の手順に従います。

  1. ゲートウェイ・スイッチのCLIで、「Oracle LinuxでのEthernet Over InfiniBand (EoIB)の設定」の説明に従って、rootとして手順1から6までを完了します。
  2. 次のコマンドを実行してVNICを作成し、VLAN(たとえば、「イーサネット・コネクタへのVLAN識別子のタグ付け」で示すように、VLAN 10)に関連付けます。

    # createvnic 1A-ETH-3 -GUID 00:21:28:56:d0:a2:c0:a0 -mac a2:c0:a0:a8:1:1 -vlan 10 -pkey default

    ここで1A-ETH-3はイーサネット・コネクタ、00:21:28:56:d0:a2:c0:a0はGUID、a2:c0:a0:a8:1:1はダミーMACアドレス、10はVLAN識別子、defaultはExalogicで使用されるパーティション・キーです。

    この例では、eth4などのVNICが作成されます。

  3. 同一のイーサネット・コネクタおよびGUIDを使用してもう1つのVNICを作成するには、次のコマンドを実行してVNICに別のVLAN識別子(11)をタグ付けします。

    # createvnic 1A-ETH-3 -GUID 00:21:28:56:d0:a2:c0:a0 -mac a2:c0:a0:a8:1:a -vlan 11 -pkey default

    ここで1A-ETH-3はイーサネット・コネクタ、00:21:28:56:d0:a2:c0:a0はGUID、a2:c0:a0:a8:1:aはこの2つ目のインタフェース用に定義されたダミーMACアドレス、11はVLAN識別子、defaultはExalogicで使用されるパーティション・キーです。

    この例では、eth5などのVNICが作成されます。

  4. 次のコマンドを実行して、VNICを検証します。

    # showvnics

    次のメッセージが表示されます。

    ID  STATE    FLG  IOA_GUID       NODE    IID    MAC    VLN  PKEY  GW
    --- --------  --- ----------------------- ---------- ---- -------------
      8 UP    N 00:21:28:00:01:A0:A3:65 computenode1 EL-C 192.168.10.29 0000 a2:c0:a0:a8:1:1 10  ffff   1A-ETH-3
      9 UP    N 00:21:28:00:01:A0:A3:65 computenode1 EL-C 192.168.10.29 0001 a2:c0:a0:a8:1:a 11  ffff   1A-ETH-3
    

    ヒント:

    インタフェースの作成後は、-aオプションを指定したifconfigコマンドを実行して、計算ノードにおけるMACアドレスを検証できます。たとえば、新しいインタフェースとそのMACアドレスを検証するには、VNICが作成されたOracle Linux計算ノードで次のコマンドを実行します。

    # ifconfig -a eth4

    このコマンドの出力で示されるHWADDRは、「Oracle LinuxでのEthernet Over InfiniBand (EoIB)の設定」でVNIC用に定義したMACアドレスです。

  5. VNIC構成を再起動後も永続化させるには、VNIC構成をファイルに保存する必要があります。Oracle Linuxでの永続化方法の詳細は、「Oracle LinuxでのEthernet Over InfiniBand (EoIB)の設定」を参照してください。高可用性を確保するために、Oracle Linux上の2つのVNICからなる結合されたインタフェースを必ず作成してください。