この項では、プロジェクトおよびシェアを紹介します。
すべてのファイル・システムおよびLUNは、プロジェクトにグループ化されます。プロジェクトでは、シェアを管理するための共通管理コントロール・ポイントが定義されます。プロジェクト内のすべてのシェアでは、共通設定を共有できます。また、このシェア・レベルに加えて、プロジェクト・レベルで割当て制限を実施できます。プロジェクトは、論理的に関連したシェアのグループ化の目的にのみ使用できるため、共通属性(蓄積した領域など)へのシングル・ポイント・アクセスが可能になります。デフォルトでは、ストレージ・プールの初期構成時に、アプライアンスにより、Exalogicマシン内の計算ノード数に基づいたノード・レベルのプロジェクトが作成されます。たとえば、ホスト名abc
という計算ノードに対し、デフォルトのプロジェクトabc_1
が作成されます。このデフォルト・プロジェクト内にすべてのシェアを作成できます。ただし、編成上の目的のために、追加のプロジェクトを作成することをお薦めします。
シェアは、サポートされているデータ・プロトコルを使用してアプライアンスのクライアントにエクスポートされる、ファイル・システムおよびLUNです。ファイル・システムでは、ファイルベースの階層がエクスポートされ、Exalogicマシンの場合、この階層にはIPoIBを経由したNFSでアクセスできます。プロジェクト/シェア・タプルは、プール内のシェアに対する一意の識別子です。複数のプロジェクトには同じ名前の複数のシェアを格納できますが、単一のプロジェクトには同じ名前の複数のシェアを格納できません。単一のプロジェクトには、ファイル・システムとLUNを両方とも格納できます。これらは、同じ名前空間を共有します。
Exalogicマシンで作成されるデフォルト・シェアのリストについては、「デフォルト・ストレージ構成」を参照してください。