ストレージ・アプライアンスには、イーサネットによりCisco社製イーサネット管理スイッチ経由でアクセスできます。
ストレージ・コントローラは、デフォルトでアクティブ/パッシブ・クラスタで構成されています。ソフトウェアにより、クラスタの初期化中に構成がピア・コントローラに伝播されます。クラスタの初期化後は、どちらのストレージ・コントローラからでもシステムを管理できます。
ヒント:
詳細は、http://docs.oracle.com/cd/E27998_01/html/E48433/index.html
にあるOracle ZFSストレージ・アプライアンス管理ガイドのクラスタに関するドキュメントを参照してください。
次の手順を実行します。
ストレージ・アプライアンスの電源が投入されており、ネットワーク上に存在することを確認します。
ネットワークからのイーサネット・ケーブルを、コントローラの背面パネルのNET0
ポート(ストレージ・サーバー・ヘッド)に接続します。
端末のウィンドウを開き、SSHクライアントを使用して、ストレージ・アプライアンスの管理コンソールに接続します(ssh root@192.168.128.256
)。要求されたら、Oracle Exalogic構成ユーティリティを実行してExalogicマシンを構成したときに設定した、ストレージ・アプライアンスの管理パスワードを入力します。
ログイン後、コマンド・プロンプトでstart /SP/console
と入力します。
y
と入力して、コンソールの起動を確認します。
任意のキーを押して、アプライアンスの構成を開始します。シェル・インタフェースの構成画面が表示されます。画面上部のNET-0に下線が引かれているはずです。
画面上の情報を確認するか、表示されていない値を入力します。
[Esc]キーを押しながら1を押したり[F1]
キーを押して値を適用するか、パスワードの確認後に[Enter]
を押します。ブラウザ・ユーザー・インタフェース(BUI)を使用したアプライアンスのさらなる構成の準備ができたことを示す、シェルの最後の構成画面が表示されます。
最初のインタフェースと同一ネットワーク上にある、いずれかのクライアントで実行されているブラウザで、残りのシステム・パラメータを構成します。管理ソフトウェアは、次のサポート対象のWebブラウザで完全に機能するように設計されています。Firefox 2.xおよび3.x、Internet Explorer 7、Internet Explorer 8、Safari 3.1以降、WebKit 525.13以降。
NET0ポートに割り当てたIPアドレスまたはホスト名を使用して、次のようにブラウザでストレージ・システムに移動します。
https://ipaddress:215
または
https://hostname:215
ログイン画面が表示されます。
「Username」フィールドにroot
を入力した後、アプライアンス・シェル・キット・インタフェースに入力した管理パスワードを入力して、[Enter]
キーを押します。「Welcome」画面が表示されます。
システムの構成を開始するには、「Welcome」画面の「Start」をクリックします。残りのネットワーク・インタフェース、DNS、時間設定、ディレクトリ・サービスおよびストレージの初期構成を行うための指示が表示されます。