この項には次のトピックが含まれます:
Exalogic vDCのExalogic Controller vServerへのOVABデプロイヤのインストール時に、単一のターゲット(exalogic
)が事前構成されます。また、OVABデプロイヤ・アプリケーションをホストしているOracle WebLogic Serverに、デフォルトのセキュリティ・レルムが作成されます。OVAB固有の必須ユーザー・グループであるApplication Admins
およびCloud Admins
が、デフォルトのセキュリティ・レルムに事前構成されます。
ExalogicでOVABデプロイヤを使用する前に、次のステップを実行します。
Exalogic vDCで、次を特定します。
OVABデプロイヤへのアクセスに使用するCloud User
。
注意:
複数のCloud User
がOVABデプロイヤにアクセスできるようにするには、各ユーザーに対してこの項で説明する手順を別々に繰り返す必要があります。
選択したユーザーが割り当てられているアカウントのUUID。
このアカウントはアセンブリのデプロイに使用され、その結果として作成されたvServerがExalogic Control BUIのこのアカウントの下に表示されます。
Exalogic vDCでアカウントのUUIDを検索するには、次の手順を実行します。
Exalogic Controlのブラウザ・ユーザー・インタフェース(BUI)に、Cloud Admin
ユーザーとしてログインします。
Exalogic Control BUIのURLは次のとおりです。
https://ec-vm/emoc
このURLで、ec-vm
はExalogicマシン上のEoIB-external-mgmt
ネットワークにあるExalogic Control VMのIPアドレスです。
左側のナビゲーション・ペインで、「vDC Management」を開き、vDCの名前(MyCloud
など)を開き、「Accounts」を選択します。
メイン・ペインに使用可能なアカウントがリストされます。
UUIDを検索するアカウントの名前の上に、マウス・ポインタを置きます。
UUID (ACC-bbc4ea03-70c5-4fe8-8148-8e770e1b2ec2
など)を含むアカウントの詳細が、結果として表示されるボックスに示されます。
新しいCloud User
と新しいアカウントを使用する場合は、「ユーザーとロールの作成および管理」の説明に従って必要なユーザーとアカウントを作成し、「クラウド・アカウントの設定」の説明に従ってそのユーザーをアカウントに割り当てます。
ExalogicでOVABデプロイヤをホストしているOracle WebLogic Serverに、ユーザーを作成します。
weblogic
ユーザーとして管理パスワードでOracle WebLogic Server管理コンソールにログインします。weblogic
のパスワードが不明な場合は、Oracleサポートに連絡してください。
Oracle WebLogic Server管理コンソールのURLは次のとおりです。
http://ec-vm:9001/console/login/LoginForm.jsp
このURLで、ec-vm
はExalogicマシン上のEoIB-external-mgmt
ネットワークにあるExalogic Control VMのIPアドレスです。
Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプのユーザーの作成に関する項の説明に従って、ユーザーを作成します。
Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプのユーザーのグループへの追加に関する項の説明に従って、Application Admins
グループに新しいユーザーを割り当てます。
Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプは、次の場所にあります。
http://docs.oracle.com/cd/E23943_01/apirefs.1111/e13952/core/index.html
OVAB StudioインストールからExalogicで実行されているOVABデプロイヤへの接続を作成します。
$ abctl createDeployerConnection -name connection_name -url http://ec-vm:9001 -username wls_user
wls_user
は、ステップ2で作成したユーザーです。
connection_name
は、作成中の接続の名前です。
ec-vm
は、Exalogicマシン上のEoIB-external-mgmt
ネットワークにあるExalogic Control VMのIPアドレスです。
パスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。ステップ2のユーザーの作成時に定義したパスワードを入力します。
OVAB Studioインストールから、exalogic
という名前の事前構成済ターゲットにユーザー(ステップ2で作成)を追加します。
$ abctl addTargetUser -connectionName connection_name -user wls_user -target exalogic -properties exalogic.user=cloud_user exalogic.pwd=cloud_user_password exalogic.tenancy=account_UUID
次のコマンドを実行して、構成を検証します。
$ abctl describeTargets -connectionName connection_name
このコマンドでは、exalogic
ターゲットの名前、タイプおよびステータスが表示されます。また、使用可能なネットワーク、ボリュームおよびメモリーについても表示されます。
OVABデプロイヤは、ExalogicにアセンブリをデプロイするためのWebコンソールとコマンド行インタフェース(CLI)を提供します。
注意:
また、デプロイヤ操作には、OVAB StudioおよびOVAB WebサービスAPIも使用できます。詳細は、次のドキュメントを参照してください。
OVAB WebサービスAPI: 『Oracle Virtual Assembly Builder開発者ガイド』のAPIリファレンス: デプロイヤ操作に関する項を参照してください。
OVAB Studio: 『Oracle Virtual Assembly Builderユーザーズ・ガイド』を参照してください。
ExalogicでOVABデプロイヤのWebコンソールにアクセスするには、次の手順を実行します。
表示されるページで、アセンブリのデプロイメント操作を実行できます。詳細は、「OVABデプロイヤのWebコンソールの使用」を参照してください。
abctl
CLIコマンドの使用OVABデプロイヤ関連のabctl
CLIコマンドを実行するには、「Exalogic上のOVABデプロイヤのユーザーおよび接続の構成」のステップ3で説明したとおり、Exalogic上のOVABデプロイヤへの接続を定義したOVAB Studioインストールを使用する必要があります。
Exalogic上のOVABデプロイヤに使用できるabctl
コマンドは、「一般的に使用できるOVABのリリースとOVABデプロイヤ11.1.1.6.2の違い」に記載されている相違点を除き、一般的に使用可能なOVABデプロイのリリースのデプロイヤのみのインストールで使用可能なコマンドと同じコマンドです。
OVABデプロイヤ関連のabctl
コマンドの詳細は、『Oracle Virtual Assembly Builderユーザーズ・ガイド』のコマンド行インタフェースに関する項を参照してください。
次のコマンドを実行すると、各コマンドのヘルプを、コンソールから直接参照できます。
./abctl help -command command
表11-2に、OVABデプロイヤを使用してExalogic vDCにアセンブリをデプロイするための一般的なワークフローの概要と、OVABデプロイヤのWebコンソールを使用してワークフローのタスクを実行する手順を説明している項を示します。この表には、デプロイメント・タスクの実行に使用できるabctl
CLIコマンドもリストされています。CLIコマンドの詳細は、『Oracle Virtual Assembly Builderユーザーズ・ガイド』を参照してください。
アセンブリをデプロイする前に、デプロイメント・プランを作成する必要があります。詳細は、『Oracle Virtual Assembly Builderユーザーズ・ガイド』のデプロイメント関連の操作に関する項を参照してください。
表11-2 アセンブリ・デプロイメントのワークフロー
ワークフロー順序 | タスク | Webコンソールを使用した手順 | CLIコマンド |
---|---|---|---|
1 |
Exalogic上のOVABデプロイヤに、アセンブリ・アーカイブをアップロードします。 |
|
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2 |
Exalogicターゲットにアセンブリを登録します。 |
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3 |
アセンブリ・インスタンスを作成します。 |
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|
4 |
アセンブリ・インスタンスをデプロイします。 |
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5 |
アセンブリ・インスタンスを起動、停止、再起動または再デプロイします。 |
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|
6 |
アプライアンスをスケーリングします。 |
|
この項では、OVABデプロイヤのWebコンソールを使用して、様々なアセンブリ・ライフサイクル関連のタスクを実行する手順を説明します。
この項の内容は次のとおりです。
OVABデプロイヤに現在アップロードされているアセンブリ・アーカイブのリストを表示するには、次の手順を実行します。
OVABデプロイヤにアセンブリ・アーカイブをアップロードするには、次の手順を実行します。
OVABデプロイヤからアセンブリ・アーカイブをダウンロードするには、次の手順を実行します。
OVABデプロイヤからアセンブリ・アーカイブを削除するには、次の手順を実行します。
Exalogicターゲットにアセンブリ・アーカイブを登録するには、次の手順を実行します。
「OVABデプロイヤ・インタフェースへのアクセス」の説明に従って、OVABデプロイヤのWebコンソールにログインします。
「登録」タブをクリックします。
ツールバーの「登録」ボタンをクリックします。
表示されるページで、次の手順を実行します。
「アセンブリ」フィールドで、登録するアセンブリを選択します。
「バージョン」フィールドで、アセンブリのバージョン番号を選択します。
「プラン」フィールドで、デプロイメント・プランの場所を指定します。
「登録」をクリックします。
アセンブリ・アーカイブを登録解除するには、次の手順を実行します。
アセンブリ・インスタンスを作成するには、次の手順を実行します。
「OVABデプロイヤ・インタフェースへのアクセス」の説明に従って、OVABデプロイヤのWebコンソールにログインします。
「デプロイメント」タブをクリックします。
ツールバーの「作成」ボタンをクリックします。
表示されるページで、次の手順を実行します。
「アセンブリ」フィールドで、インスタンスを作成するアセンブリを選択します。
「バージョン」フィールドで、アセンブリのバージョン番号を選択します。
「プラン」フィールドで、デプロイメント・プランの場所を指定します。
「作成」をクリックします。
アセンブリ・インスタンスのリストを表示するには、次の手順を実行します。
アセンブリ・インスタンスを削除するには、次の手順を実行します。
アセンブリ・インスタンスをデプロイするには、次の手順を実行します。
アセンブリ・インスタンスをアンデプロイするには、次の手順を実行します。
アセンブリ・インスタンスを起動、停止、再起動または再デプロイするには、次の手順を実行します。
デプロイメント・リクエストのステータスを表示するには、次の手順を実行します。
完了したデプロイメント・リクエストを削除するには、次の手順を実行します。
アプライアンスのリストを表示するには、次の手順を実行します。
failed
状態のアプライアンスを削除するには、次の手順を実行します。
アプライアンスをスケーリングするには、次の手順を実行します。