ヘッダーをスキップ
Oracle® Exalogic Elastic Cloud Oracle SOA Suiteエンタープライズ・デプロイメント・ガイド
リリースEL X2-2、X3-2、X4-2およびX5-2
E51447-02
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

D GridLinkデータ・ソースの作成

この付録では、Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用してグローバル・トランザクションのサポートがないGridLinkデータ・ソースを作成する手順について説明します。

この付録では、次の項目について説明します。

D.1 Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用したGridLinkデータ・ソースの作成

GridLinkデータ・ソースを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 第8.18.2項「Oracle Traffic Directorを介したアクセスの検証」に示すURLにあるOracle WebLogic Server管理コンソールにログインします。

  2. 「チェンジ・センター」「ロックして編集」をクリックします(まだ選択されていない場合)。

  3. 「ドメイン構造」ツリーで、「サービス」を展開してから、Data Sourcesを選択します。

  4. 「データ・ソースのサマリー」ページで、「新規」をクリックし、「GridLinkデータ・ソース」を選択して、次のように入力します。

    • 名前: データ・ソースの論理名を入力します。(例: DatasourceName)

    • JNDI: JNDIの名前を入力します。(例: jdbc/DatasourceName)

    • データベース・ドライバ: データベース・ドライバについては、Oracle's Driver (Thin) for GridLink Connectionsバージョン11以降を選択しますを選択します。

    • 「次へ」をクリックします。

  5. 「トランザクション・オプション」ページで、「グローバル・トランザクションのサポート」を選択解除し、「次へ」をクリックします。

  6. 「GridLinkデータ・ソース接続プロパティのオプション」画面で、「個別のリスナー情報の入力」を選択し、「次へ」をクリックします。

  7. 次の接続プロパティを入力します。

    • サービス名: 小文字でデータベースのサービス名を入力します。GridLinkデータ・ソースについては、Oracle RACサービス名を入力する必要があります。次に例を示します。

      SOAEDG.mycompany.com
      
    • ホスト名とポート: 使用中のRACデータベースのSCANアドレスおよびポートを入力します。このアドレスは、TCPプロトコルを使用してデータベース内の該当するパラメータを問い合せることで特定できます。

      show parameter remote_listener;
      
      NAME                 TYPE        VALUE
       
      --------------------------------------------------
       
      remote_listener     string      DB-SCAN.mycompany.com
      

      注意:

      Oracle Database 11gリリース1 (11.1)の場合は、各データベース・インスタンス・リスナーの仮想IPおよびポートを使用します。例: CUSTDBHOST1-VIP.mycompany.com (ポート1521)およびCUSTDBHOST2-VIP.mycompany.com (ポート1521)。ここで1521はDB_LSNR_PORTです。

      Oracle Database 10gの場合、マルチ・データ・ソースを使用してOracle RACデータベースに接続します。マルチ・データ・ソースの構成の詳細は、付録A「Oracle RACでのマルチ・データ・ソースの使用方法」を参照してください。


    • データベース・ユーザー名: DatasourceUser

    • パスワード: たとえば、welcome1です。

    • パスワードの確認: パスワードを再度入力し、「次へ」をクリックします。

  8. 「GridLinkデータベース接続のテスト」ページで、接続パラメータを確認して、「すべてのリスナーのテスト」をクリックします。次に、接続に成功した場合の通知の例を示します。

    Connection test for jdbc:oracle:thin:@(DESCRIPTION=(ADDRESS_LIST=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=DB-SCAN.mycompany.com)
    (PORT=1521)))(CONNECT_DATA=(SERVICE_NAME=SOAEDG.mycompany.com))) succeeded.
    

    ここで、ポート1521はDB_LSNR_PORTです。

    「次へ」をクリックします。

  9. 「ONSクライアント構成」ページで、次の操作を実行します。

    • 「FANの有効化」を選択して、Oracle FANイベントにサブスクライブしてこれらのイベントを処理します。

    • ここに、RACデータベースのSCANアドレスと、データベースによって報告されたとおりのONSリモート・ポートも入力し(次の例)、「追加」をクリックします。

      [srvctl config nodeapps -s
       
      ONS exists: Local port 6100, remote port 6200, EM port 2016
      
    • 「次へ」をクリックします。


    注意:

    Oracle Database 11gリリース1 (11.1)の場合、ホスト名および各データベースのONSサービスのポートを使用します。次に例を示します。

    CUSTDBHOST1.mycompany.com (port 6200)
    

    および

    CUSTDBHOST2.mycompany.com (6200)
    

  10. 「ONSクライアント構成のテスト」ページで、接続パラメータを確認して、「すべてのONSノードのテスト」をクリックします。

    次に、接続に成功した場合の通知の例を示します。

    Connection test for DB-SCAN.mycompany.com:6200 succeeded.
    

    「次へ」をクリックします。

  11. 「ターゲットの選択」ページで、osb_clusterおよびsoa_clusterをターゲットとして選択して、「クラスタのすべてのサーバー」を選択します。

  12. 「終了」をクリックします。

  13. 「変更のアクティブ化」をクリックします。