Oracle® Exalogic Elastic Cloud Oracle SOA Suiteエンタープライズ・デプロイメント・ガイド リリースEL X2-2、X3-2、X4-2およびX5-2 E51447-02 |
|
![]() 前 |
![]() 次 |
この章では、Oracle SOAデータベース・リポジトリを構成する方法について説明します。
この章では、Oracle SOAエンタープライズ・デプロイメントのデータベースを準備するための手順について説明します。手順には、データベースの初期設定、メタデータ・リポジトリのロードおよびデータベースのバックアップが含まれます。
この章には次のトピックが含まれます:
SOAエンタープライズ・トポロジでは、データベースにOracle Fusion Middlewareメタデータ・リポジトリが含まれていますが、これはSOAコンポーネント、BAM、UMSなどの様々なOracle Fusion Middlewareコンポーネントで使用されるスキーマの集合体です。
Oracle Fusion Middlewareコンポーネントを構成する前に、Oracle Fusion Middlewareメタデータ・リポジトリをインストールする必要があります。リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用して、Oracle Fusion Middlewareメタデータ・リポジトリを既存のデータベースにインストールします。エンタープライズ・トポロジでは、Real Application Clusters (Oracle RAC)データベースを強くお薦めします。
SOAコンポーネントを構成する際、メタデータ・リポジトリのあるデータベースに接続するための情報を入力するように構成ウィザードで促されます。
メタデータ・リポジトリをデータベースにロードする前に、次の各項に記載された要件をデータベースが満たしていることを確認してください。
データ層にあるホストのSOADBHOST1とSOADBHOST2で、次の要件を書き留めます。
Oracle Clusterware
Linux版11gリリース1 (11.1)については、Linux版Oracle Clusterwareインストレーション・ガイドを参照してください。
Oracle Real Application Clusters
Linux版11gリリース1 (11.1)については、Oracle Real Application Clustersインストレーション・ガイド for Linux and UNIXを参照してください。Linux版10gリリース2 (10.2)については、Oracle Database Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clustersインストレーション・ガイドを参照してください。
ASMがノードで全体としてインストールされます。データベースのOracleホームとは別のOracleホームにインストールすることをお薦めします。このオプションは「構成の選択」ページに表示されます。「自動ストレージ管理の構成」オプションを選択し、別のASMホームを作成します。
Oracle SOA Suiteでは、サポートされているデータベースとスキーマが存在する必要があります。
データベースが動作保証されているかどうかを確認したり、すべての動作保証済データベースを表示するには、Oracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成ページで、「Oracle Fusion Middleware 11g リリース1 (11.1.1.x)」製品領域を参照してください。
http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html
データベースのリリースを確認するには、PRODUCT_COMPONENT_VERSION
ビューを問い合せます。
SQL> SELECT VERSION FROM SYS.PRODUCT_COMPONENT_VERSION WHERE PRODUCT LIKE 'Oracle%';
注意:
|
次の初期化パラメータが必須最小値に設定されていることを確認してください。リポジトリ作成アシスタントによりチェックされます。
表6-1 必須初期化パラメータ
構成 | パラメータ | 必須値 | パラメータ・クラス |
---|---|---|---|
SOA |
300以上 |
Static |
|
BAM |
|
100以上 |
Static |
SOAとBAM |
|
400以上 |
Static |
SOAとOSB |
|
800以上 |
Static |
SQL*Plusを使用して初期化パラメータの値を確認するには、SHOW PARAMETERコマンドを使用できます。
SYSユーザーとして、SHOW PARAMETERコマンドを次のように発行します。
SQL> SHOW PARAMETER processes;
次のコマンドを使用して、初期化パラメータを設定します。
SQL> ALTER SYSTEM SET processes=300 SCOPE=SPFILE;
データベースを再起動します。
注意: パラメータの値を変更するために使用する方法は、パラメータが静的か動的かどうか、およびデータベースでパラメータ・ファイルまたはサーバーのパラメータ・ファイルを使用するかによって異なります。パラメータ・ファイル、サーバーのパラメータ・ファイルおよびパラメータ値変更方法の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。 |
複数のOracle Fusion Middleware製品が同じデータベースを共有する場合、専用の個別データベース・サービスに接続するように各製品を構成する必要があります。また、データベース・サービスはデフォルトのデータベース・サービスとは異なる必要があります。サービスを使用してOracleデータベースに接続する方法の詳細は、『Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』でサービスとVIPアドレスを使用してOracleデータベースに接続する方法の概要に関する項を参照してください。データベース・サービスの作成と管理の詳細は、『Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』で自動ワークロード管理の概要に関する項を参照してください。
ランタイム接続ロード・バランシングでは、ロード・バランシングが有効にされている各サービスのサービスレベル目標でOracle RACロード・バランシング・アドバイザを構成する必要があります。Oracle RACロード・バランシング・アドバイザをSERVICE_TIME
またはTHROUGHPUT
で構成できます。接続ロード・バランシング目標値をSHORTに設定します。10gと11g R1のデータベースでは、DBMS_SERVICE
パッケージを使用して、この変更を行います。11g R2では、srvctl
コマンド・ユーティリティで代用します。
この項で説明する項目は、次のとおりです。
DBMS_SERVICE
パッケージを使用して、10gと11gのデータベース・サービスを作成して変更できます。
データベース・サービスを作成して変更するには:
SQL*Plusにログインし、サービスを作成します。
SQL*Plus "sys/password as sysdba" SQL> EXECUTE DBMS_SERVICE.CREATE_SERVICE (SERVICE_NAME => 'soaedg.mycompany.com', NETWORK_NAME => 'soaedg.mycompany.com' );
注意: Oracle RACデータベースのサービス名では、小文字を使用し、その後にドメイン名を続けます。次に例を示します。
|
注意: 1行に示される
|
srvctl
コマンドを使用して、サービスをデータベースに追加し、インスタンスに割り当てます。
srvctl add service -d soadb -s soaedg.mycompany.com -r soadb1,soadb2
サービスを開始します。
srvctl start service -d soadb -s soaedg.mycompany.com
注意: SRVCTLによるデータベース・サービスの作成と管理の詳細は、『Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』でSRVCTLによるサービスの管理に関する項を参照してください。 |
適切なサービス目標値用にサービスを変更します。
SQL>EXECUTE DBMS_SERVICE.MODIFY_SERVICE (service_name => 'soaedg.mycompany.com',goal => DBMS_SERVICE.GOAL_THROUGHPUT, clb_goal =>DBMS_SERVICE.CLB_GOAL_SHORT);
または
SQL>EXECUTE DBMS_SERVICE.MODIFY_SERVICE (service_name => 'soaedg.mycompany.com', goal => DBMS_SERVICE.GOAL_SERVICE_TIME, clb_goal =>DBMS_SERVICE.CLB_GOAL_SHORT);
srvctl
ユーティリティを使用して、11gリリース2 (11.2)のデータベース・サービスを作成して変更できます。
データベース・サービスを作成して変更するには:
SQL*Plusにログインし、サービスを作成します。
sqlplus "sys/password as sysdba" SQL> EXECUTE DBMS_SERVICE.CREATE_SERVICE (SERVICE_NAME => 'soaedg.mycompany.com', NETWORK_NAME => 'soaedg.mycompany.com' );
注意: Oracle RACデータベースのサービス名では、小文字を使用し、その後にドメイン名を続けます。次に例を示します。
|
注意: 1行に示される
|
srvctl
を使用して、サービスをデータベースに追加し、インスタンスに割り当てます。
srvctl add service -d soadb -s soaedg.mycompany.com -r soadb1,soadb2
サービスを開始します。
srvctl start service -d soadb -s soaedg.mycompany.com
注意: SRVCTLによるデータベース・サービスの作成と管理の詳細は、『Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』でSRVCTLによるサービスの管理に関する項を参照してください。 |
適切なサービス目標値用にサービスを変更します。
srvctl modify service -d soadb -s soaedg.mycompany.com -B SERVICE_TIME -j SHORT
または
srvctl modify service -d soadb -s soaedg.mycompany.com -B THROUGHPUT -j SHORT
異なるサービス定義の詳細は、『Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』でロード・バランシング・アドバイザに関する項を参照してください。
リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)はRCU DVDから利用できます。データベースのシードに使用されるRCUは、Oracle SOA Suiteインストールのパッチ・セット・レベルに一致する必要があります。Oracle SOA Suite 11gR1 PS6 (11.1.1.7)をこのエンタープライズ・デプロイメントにインストールする場合、RCU 11gR1 PS6 (11.1.1.7)を使用する必要があることをこれは意味します。
Oracle Fusion Middlewareメタデータ・リポジトリをデータベースにロードするには:
リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を起動します。最初にRCU DVDを挿入することでRCU DVDから利用できます。
RCUをbinディレクトリから起動します。
./rcu
「ようこそ」画面で、「次」をクリックします。
「リポジトリの作成」画面で、「作成」を選択し、コンポーネント・スキーマをデータベースにロードします。「次へ」をクリックします。
「データベース接続の詳細」画面で、データベース用に適切な情報を入力します。
データベース・タイプ: 「Oracle Database」を選択します。
ホスト名: データベースを実行しているノードの名前を入力します。Oracle RACデータベースの場合、複数のノード名のいずれかまたは仮想IP名をホスト名(CUSTDBHOST1-VIP
)として指定します。
注意: RAC SCANアドレスをホスト名として使用できます。SCANアドレスを使用する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』でOracle Database 11g (11.2)でSCANアドレスを使用する方法に関する項を参照してください。 |
ポート: データベースのポート番号(1521)を入力します。
サービス名: データベースのサービス名を小文字で入力します。次に例を示します。
soaedg.mycompany.com
ユーザー名: SYS
パスワード: SYSユーザーのパスワードを入力します。
ロール: SYSDBA
「次へ」をクリックします。
次の警告メッセージが表示される場合: 接続しているデータベースはUTF8以外の文字セットを使用しています。このDBを多言語サポートに使用する場合、データが失われる可能性があります。多言語サポートに使用しない場合は続行できます。それ以外の場合はUTF-8データベースを使用することをお薦めします。
「無視」または「停止」をクリックします。
「コンポーネントの選択」画面で、次を実行します。
「接頭辞の新規作成」を選択して、データベース・スキーマ用に使用する接頭辞を入力します。例: DEV
やPROD
。接頭辞を使用して、複数リポジトリの論理グルーピングをデータベースで作成します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』を参照してください。
スキーマ名を書き留めます。第6.5項の手順で入力する必要があるからです。
次を選択します。
AS共通スキーマ:
- Metadata Services
SOAおよびBPMインフラストラクチャ:
- SOAインフラストラクチャ
- ユーザー・メッセージング・サービス
注意: 「Business Activity Monitoring (BAM)」の選択は解除します。 |
注意: Oracle Service Busで必要なオブジェクトが、SOA_INFRAスキーマの一部として作成されます。 |
「次へ」をクリックします。
「スキーマ・パスワード」画面で、「補助スキーマにメイン・スキーマのパスワードを使用」を選択します。後続の画面がリフレッシュしたら、すべてのコンポーネント用にスキーマ・パスワードを入力します。
「表領域のマップ」画面で、選択コンポーネントの表領域を選択し、「次へ」をクリックします。
選択スキーマに存在していない表領域を作成することを示す確認ダイアログが表示されます。「OK」をクリックして、このメッセージを確認します。
「サマリー」画面で、「作成」をクリックします。
「完了サマリー」画面で、「閉じる」をクリックします。
追加された新規ユーザーでデータベースに接続することで必要なスキーマが作成されていることを確認します。
sqlplus PROD_SOAINFRA/password;
シンプルな検証でCUBE_INSTANCE表の説明を問い合せます。次のような表が表示されます。
SQL> desc CUBE_INSTANCE; Name Null? Type --------------------------------- ---- -------------------------- CIKEY NOT NULL NUMBER(38) CREATION_DATE NOT NULL TIMESTAMP(6) ...
WebLogic Serverコンテナがクラッシュした後、進行中トランザクションをリカバリしている最中にOracle WebLogic Serverトランザクション・マネージャでトランザクション状態情報を問い合せて、コミットやロールバックなどの適切なコマンドを発行できる適切なデータベース権限が必要です。
RCU操作で決まるように、これらの権限がsoainfraスキーマの所有者に付与される必要があります。
トランザクション回復権限用SOAスキーマを構成するには:
SQL*Plusにsysdba権限ユーザーとしてログオンします。次に例を示します。
sqlplus "/ as sysdba"
次のコマンドを入力します。
SQL> Grant select on sys.dba_pending_transactions to soa_schema_prefix_soainfra; Grant succeeded. SQL> Grant force any transaction to soa_schema_prefix_soainfra; Grant succeeded. SQL>
データベース構成をバックアップします。詳細は、第14.8項「Oracle SOAエンタープライズ・デプロイメントのバックアップ」を参照してください。
データベース成長管理戦略
Oracle SOA Suite 11gインストールでは、Oracle SOA Suiteデータベースの成長を管理することを含め、データベース管理者にいくつかの課題が提示されます。データベース管理の重要性を過小評価すると、データベースを本番環境に移行する際に問題が発生する場合があります。適切な戦略の決定、キャパシティの計画、テストおよびモニタリングの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle SOAおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイドでデータベース成長のための計画の概要に関する項を参照してください。