ヘッダーをスキップ
Oracle Secure Backupリファレンス
リリース10.4
B70776-02
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

2 obtoolコマンド

この章では、各obtoolコマンドについてアルファベット順に説明します。


addbw

用途

addbwコマンドは、既存のバックアップ・ウィンドウのリストに日時の範囲のバックアップ・ウィンドウを追加する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「バックアップ・ウィンドウ用コマンド」を参照してください。

前提条件

addbwコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

addbw::=

addbw { --times/-t time-range[,time-range]... }
day-specifier[,day-specifier]...

意味

--times/-t time-range

時刻の範囲を定義します。time-rangeプレースホルダの詳細は、「time-range」を参照してください。

day-specifier

バックアップ・ウィンドウの日付の範囲を定義します。day-specifierプレースホルダの詳細は、「day-specifier」を参照してください。

例2-1 バックアップ・ウィンドウの追加

この例では、バックアップ・ウィンドウが作成され、週末の午前8時から午後8時、および平日の午前8時から午後8時を除く時間帯でバックアップが実行されるようになっています。

ob> addbw --times 08:00-20:00 weekend
ob> addbw --times 00:00-08:00 mon-fri
ob> addbw --times 20:00-24:00 mon-fri
ob> lsbw
weekend 08:00-24:00
weekday 00:00-08:00,20:00-24:00

adddw

用途

adddwコマンドは、既存の複製ウィンドウ(日時の範囲)のリストに複製ウィンドウを追加する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「複製ウィンドウ用コマンド」を参照してください。

前提条件

adddwコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

adddw::=

adddw { --times/-t time-range[,time-range]... } day-specifier[,day-specifier]...

意味

--times/-t time-range

複製ウィンドウの時刻の範囲を定義します。time-rangeプレースホルダの詳細は、「time-range」を参照してください。

day-specifier

複製ウィンドウの日付の範囲を定義します。day-specifierプレースホルダの詳細は、「day-specifier」を参照してください。


addp

用途

addpコマンドは、ポリシーに変数の名前/値ペアを追加する場合に使用します。


関連項目:


前提条件

addpコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

addp::=

addp policy-name { member-name member-value }...

意味

policy-name

ポリシーまたはポリシー・クラスの名前を指定します。

member-name

ポリシーのユーザー指定名を指定します。通常は環境変数名です。

member-value

ポリシーのユーザー指定値を指定します。通常は環境変数の値です。

例2-2 NDMPデータ・サービスからの詳細出力の有効化

この例では、addpコマンドを使用して、ndmpクラスのbackupevポリシーに対してVERBOSE環境変数が設定されています。

ob> pwdp
/
ob> lsp ndmp
authenticationtype               negotiated                  [default]
backupev                         (none)                      [default]
backuptype                       (host type specific)        [default]
password                         (not set)                   [default]
port                             10000                       [default]
protocolversion                  (as proposed by server)     [default]
restoreev                        (none)                      [default]
username                         root                        [default]
ob> addp  ndmp/backupev VERBOSE y
ob> lsp ndmp/backupev
backupev                         VERBOSE        y

バックアップ

用途

backupコマンドは、ファイルシステム・バックアップ・リクエストを作成する場合に使用します。ファイルシステム・バックアップは、Recovery Manager(RMAN)によって開始されるデータベースのバックアップとは異なります。

バックアップ・リクエストは、--goオプション付きでbackupコマンドを実行するまで、obtoolでローカルに保持されます。Oracle Secure Backupにより、リクエストがスケジューラに転送され、転送されると同時にジョブになり、実行できるようになります。

backupコマンドで行うバックアップを、オンデマンド・バックアップと呼びます。オンデマンド・バックアップは、即時または指定された未来の時間に1回のみ実行されます。これとは対照的に、スケジュール済バックアップは、mkschedコマンドで作成するユーザー指定のスケジュールに従って実行されます。

Oracle Secure Backupは、バックアップを実行するたびに、バックアップ対象の各ファイルシステム・オブジェクトの名前および属性を記録します。このデータは、管理サーバーに保存されているOracle Secure Backupカタログに書き込まれます。Oracle Secure Backupでは、管理ドメイン内のクライアントごとに個別のバックアップ・カタログを保持します。

バックアップの暗号化の有無と使用される暗号化アルゴリズムおよびキーは、現行のグローバル・バックアップ・ポリシー(「バックアップ暗号化ポリシー」を参照)、mkhostおよびchhostコマンドにより設定されるクライアント・バックアップ・ポリシーおよびこのコマンドに対する--encryptionオプションの値(使用する場合)によって決まります。


関連項目:

不明瞭化ウォレットのバックアップの詳細は、「include path」を参照してください。


関連項目:


前提条件

--privilegedオプションを指定する場合は、特権ユーザーとしてのファイルシステム・バックアップ実行(perform file system backups as privileged user)権を備えている必要があります。そうでない場合は、自分によるファイルシステム・バックアップ実行(perform file system backups as self)権を備えている必要があります。

構文

backup::=

backup [ --level/-l backup-level ] [ --priority/-p schedule-priority ]
[ --at/-a date-time ] [ --family/-f media-family-name ]
[ --restrict/-r restriction[,restriction]... ]
[ --privileged/-g | --unprivileged/-G ]
[ --encryption/-e { yes | no | forcedoff | transient } ]
[ --algorithm/-L {AES128 | AES192 | AES256 } ]
[ --passphrase/-P string ][ --querypassphrase/-Q ]
[ --storekey/-s ]
[ - disablehardwareencryption /-e ]
[ --expires/-x duration] [ --quiet/-q ]
{ --dataset/-D dataset-name... | --go }

意味

--level/-l backup-level

バックアップ・レベルを指定します。デフォルトのレベルは0(ゼロ)です。backup-levelプレースホルダの詳細は、「backup-level」を参照してください。

--priority/-p schedule-priority

バックアップにスケジュールの優先度を割り当てます。デフォルトの優先度は100です。schedule-priorityプレースホルダの詳細は、「schedule-priority」を参照してください。

--at/-a date-time

バックアップを実行する日付と、オプションで時刻を指定します。デフォルトでは、バックアップはただちに実行対象になります。将来の日付を指定すると、バックアップは、即時にではなく指定した日時に実行できるようになります。date-timeプレースホルダの詳細は、「date-time」を参照してください。

--family/-f media-family-name

バックアップに使用するメディア・ファミリを定義します。メディア・ファミリを定義しなかった場合は、Oracle Secure Backupにより、デフォルトでnullメディア・ファミリに設定されます。この場合、ボリュームには有効期限がなく、その書込みウィンドウは無期限に開いたままになります。デフォルトでは、VOLボリュームIDの接頭文字として使用されます(例: ボリュームID VOL000002)。

--restrict/-r restriction

バックアップに使用可能な1つ以上のテープ・デバイスを識別する管理ドメインで、テープ・デバイス、ホスト、またはテープ・デバイスとホストのペアを定義します。restrictionプレースホルダの詳細は、「restriction」を参照してください。

テープ・デバイス制限がない場合は、バックアップは最初に利用可能なテープ・デバイスで実行されます。制限は、テープ・デバイス名(mkdevまたはchdevによって割当て)として、またはテープ・デバイスのアタッチメントとして指定できます。

--privileged/-g

特権モードでバックアップが実行されるようにリクエストします。

LinuxおよびUNIXのホストでは、特権バックアップrootオペレーティング・システム・アイデンティティで実行されます。たとえば、Oracle Secure Backupユーザーjoebloggは、オペレーティング・システム・アカウントrootを使用してこの操作を実行します。Windowsシステムでは、Windowsクライアント上のOracle Secure Backupサービスと同じアカウントで実行されます。

--unprivileged/-G

非特権モード(デフォルト)でバックアップが実行されるようにリクエストします。

mkuserコマンドでOracle Secure Backupユーザーを作成するか、chuserコマンドでユーザーを変更するときは、オペレーティング・システム・ユーザーをOracle Secure Backupユーザーに関連付けます。Oracle Secure Backupユーザーが非特権バックアップまたはリストアをホストに対して実行する場合、そのホストはOracle Secure Backupユーザーに関連付けられたオペレーティング・システム・ユーザー・アイデンティティを使用してアクセスされます。たとえば、LinuxユーザーjbloggがOracle Secure Backupユーザーjoebloggに関連付けられているとします。obtoolにjoebloggとしてログオンし、Linuxホストの非特権バックアップを行うと、バックアップはオペレーティング・システム・アカウントjbloggで実行され、jbloggからアクセス可能なファイルのみがバックアップされます。

--encryption/-e {yes | no | forcedoff | transient}

このバックアップ・ジョブに暗号化を使用するかどうかを指定します。値は次のとおりです。

  • yes

    このバックアップ・ジョブに暗号化を使用します。使用される暗号化アルゴリズムおよびキーは、各ホストに適用される現行のグローバル・ポリシーおよびクライアント・ポリシーの設定によって決まります。

  • no

    このバックアップ・ジョブに暗号化は使用しません。これがデフォルトです。

    グローバル・バックアップ・ポリシーまたはクライアント・バックアップ・ポリシーがrequiredに設定されている場合、これらのポリシーはこの値に優先し、暗号化が使用されます。暗号化が使用される場合、使用される暗号化アルゴリズムおよびキーは、各ホストに適用される現行のグローバル・ポリシーおよびクライアント・ポリシーの設定によって決まります。

  • forcedoff

    グローバル・バックアップ・ポリシーまたはクライアント・バックアップ・ポリシーに関係なく、このバックアップ・ジョブに暗号化は使用しません。


    関連項目:

    バックアップ管理者がこのオプションを選択できる場合の例は、『Oracle Secure Backup管理者ガイド』を参照してください。

  • transient

    一時パスフレーズ(backupに対する--passphraseまたは--querypassphraseオプションにより指定)およびグローバル暗号化ポリシーの設定によって指定された暗号化アルゴリズムを使用して、このジョブで作成されたバックアップを暗号化します。

    このオプションは、Oracleウォレットが使用できない別の場所でのリストア操作用にバックアップ・ファイルを作成する際に使用するためのものです。


    関連項目:

    一時バックアップの詳細は、『Oracle Secure Backup管理者ガイド』を参照してください。

--algorithm/-L

このバックアップで使用する暗号化アルゴリズムを指定します。値には、AES128AES192およびAES256があります。デフォルトはAES192です。

--passphrase/-p string

--encryption transientオプションで使用する一時パスフレーズを指定します。指定する値は、引用符で囲んだユーザー入力による文字列です。

--querypassphrase/-Q

--encryption transientオプションで使用する一時パスフレーズの入力をオペレータに要求するように指定します。

--storekey/-s

このバックアップの一時パスフレーズを適切なキー・ストアに追加するように指定します。デフォルトの動作では、一時パスフレーズはどのキー・ストアにも保存されません。

--disablehardwareencryption /-e

ハードウェアベースの暗号化を無効にします。暗号化が指定されている場合、Oracle Secure Backupは、ハードウェアベースの暗号化が可能なテープ・ドライブ上でバックアップが行われる場合であってもソフトウェアベースの暗号化を使用します。

--expires/-x duration

バックアップ・ジョブが最初に実行できるようになってから、durationで指定された期間処理されない場合、そのジョブは削除されます。--atオプションを指定した場合は、--atで指定された日時がその期間の開始になります。--atオプションを指定しなかった場合は、backupコマンドが実行された時点がその期間の開始になります。

durationプレースホルダの詳細は、「duration」を参照してください。

--quiet/-q

バックアップ・ジョブがスケジューラにディスパッチされたとき、ジョブIDまたはステータス情報が表示されません。このオプションは、--goオプションとともに使用します。

--dataset/-D dataset-name

データセット・ファイル(バックアップするデータまたはデータセット・ディレクトリを定義したファイル)を指定します。データセット・ディレクトリの名前を指定すると、そのディレクトリ・ツリー内に含まれているすべてのデータセット・ファイルを指定したことと同じです。--dataset--goオプションは、相互排他的ではありません。

デフォルトでは、obtoolによって開始されたファイルシステム・バックアップは、複数のマウント・ポイントを横断しません。ただし、データセット・ファイル内でマウント・ポイント文を使用すれば、マウント・ポイントを横断できます。

リモート・マウント・ポイントを横断するもう1つの方法は、setpコマンドを使用して、operations/backupoptionsポリシーを設定することです(例2-159「ファイルシステムのバックアップ時にマウント・ポイントを横断するポリシーの設定」を参照)。

--go

リクエスト・キューに入っているすべてのバックアップ・リクエストが、Oracle Secure Backupスケジューラに送信されます。バックアップ・リクエストは、--goオプション付きでbackupを実行するか、obtoolを終了するまで、obtoolでローカルに保持されます。--goを指定しないでobtoolを終了すると、キューに入っているバックアップ・リクエストはすべて破棄されます。リクエストの削除前に、警告が表示されます。

2人のユーザーが同じOracle Secure Backupユーザーとしてobtoolにログインしたが、そのうち1人のユーザーがバックアップ・リクエストを作成(ただし、--goを指定しない)した場合、lsbackupを発行する際に、もう1人のユーザーにはそのリクエストは表示されません。

バックアップ・リクエストがスケジューラに転送されると、スケジューラではバックアップ・リクエストごとにジョブを作成し、ジョブ・リストに追加します。ジョブはこの時点で実行できるようになります。ジョブに対して--atオプションを指定した場合は、このジョブは指定の時刻になるまで実行できません。

Oracle Secure Backupは各オンデマンド・バックアップ・ジョブに、ログインしているユーザーのユーザー名、スラッシュおよび一意の数値IDからなる識別子を割り当てます。オンデマンド・バックアップのジョブIDの例はsbt/233などです。

例2-3 全体バックアップの実行

この例に示すのは、優先度10の特権バックアップです。バックアップするデータは、home.dsファイルによって定義されます。このファイルの内容は次のエントリであり、brhost2/homeディレクトリをバックアップするように指定したものだとします。

include host brhost2
include path /home

バックアップは、6月14日の午後10時に実行するようスケジュールされています。

ob> backup --level full --at 2008/06/14.22:00 --priority 10 --privileged 
--dataset home.ds --go
Info: backup request 1 (dataset home.ds) submitted; job id is admin/6.

例2-4 個別デバイスへのバックアップの制限

この例では、2つのオンデマンド・バックアップ・リクエスト(1つはデータセットdatadir.ds用、もう1つはデータセットdatadir2.ds用)を作成し、それぞれを個別のテープ・ドライブに制限しています。backup --goコマンドでは、リクエストをスケジューラに転送します。lsjobコマンドでは、ジョブに関する情報を表示します。

ob> backup --level 0 --restrict tape1 --dataset datadir.ds
ob> backup --level 0 --restrict tape2 --dataset datadir2.ds
ob> backup --go
Info: backup request 1 (dataset datadir.ds) submitted; job id is admin/8.
Info: backup request 2 (dataset datadir2.ds) submitted; job id is admin/9.
ob> lsjob --long admin/8 admin/9
admin/8:
    Type:                   dataset datadir.ds
    Level:                  full
    Family:                 (null)
    Scheduled time:         none
    State:                  completed successfully at 2008/05/17.16:30
    Priority:               100
    Privileged op:          no
    Run on host:            (administrative server)
    Attempts:               1
admin/9:
    Type:                   dataset datadir2.ds
    Level:                  full
    Family:                 (null)
    Scheduled time:         none
    State:                  completed successfully at 2008/05/17.16:30
    Priority:               100
    Privileged op:          no
    Run on host:            (administrative server)
    Attempts:               1

borrowdev

用途

borrowdevコマンドは、テープ・ドライブを流用する場合に使用します。

borrowdevコマンドは、バックアップ・ジョブまたはリストア・ジョブが支援をリクエストしている場合に使用します。入力リクエストにはrpyjobコマンドで応答できますが、obtoolでは各コマンドの後にプロンプトが発行されるため、この手法は複数のコマンドに対しては煩雑になります。borrowdevコマンドは、リクエスト・ジョブで作成されたテープ・デバイス予約を一時的に上書きし、任意のテープ・ライブラリ用コマンドまたはテープ・ドライブ用コマンドを実行できるようにします。テープ・ドライブを解放するにはreturndevコマンドを使用し、ジョブを再開するにはcatxcrまたはrpyjobコマンドを使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「デバイス用コマンド」を参照してください。

前提条件

borrowdevコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

borrowdev::=

borrowdev drive-name...

意味

drive-name

流用するテープ・ドライブの名前を指定します。

例2-5 ハングしているバックアップの記録の表示

この例では、バックアップ・ジョブadmin/6は停止しています。catxcrコマンドの実行により、Oracle Secure Backupがバックアップに使用可能なテープを見つけられないでいることが表示されています。

End of tape has been reached.  Please wait while I rewind and unload the tape. The Volume ID of the
next tape to be written is VOL000007. The tape has been unloaded.
 
obtar: couldn't perform auto-swap - can't find usable volume in library (OB device mgr)
   Enter a command from the following list:
       load <n>     .. load the tape from element <n> into the drive
       unload <n>   .. unload the tape from the drive into element <n>
       help         .. display other commands to modify drive's database
       go           .. to use the tape you selected
       quit         .. to give up and abort this backup or restore
:

例2-6 テープ・ドライブの流用

[Enter]キーを押してobtoolプロンプトに戻ると仮定します。この例では、テープ・ライブラリのスロット2に新しいテープを挿入して、テープ・ドライブを流用し、スロット2内のボリュームをテープ・ドライブにロードしてから、returndevコマンドでテープ・ドライブを解放します。

ob> lsvol --long
Inventory of library lib1:
    in    mte:           vacant
    in    1:             volume VOL000006, barcode ADE201, oid 116, full
    in    2:             vacant
    in    3:             vacant
    in    4:             vacant
    in    dte:           vacant
ob> insertvol unlabeled 2
ob> borrowdev tape1
ob> loadvol 2
ob> returndev tape1

例2-7 デバイス流用後のジョブの再開

この例では、ジョブに対してcatxcrコマンドを実行し、プロンプトでgoを入力してバックアップを再開しています。

ob> catxcr admin/6.1
admin/6.1: 2008/04/11.18:36:44 ______________________________________________________________________
admin/6.1: 2008/04/11.18:36:44
admin/6.1: 2008/04/11.18:36:44         Transcript for job admin/6.1 running on brhost2
.
.
.
admin/6.1: Backup started on Mon Apr 11 2008 at 18:36:44
admin/6.1: Volume label:
admin/6.1:    Enter a command from the following list:
admin/6.1:        load <n>     .. load the tape from element <n> into the drive
admin/6.1:        unload <n>   .. unload the tape from the drive into element <n>
admin/6.1:        help         .. display other commands to modify drive's database
admin/6.1:        go           .. to use the tape you selected
admin/6.1:        quit         .. to give up and abort this backup or restore
admin/6.1: :
admin/6.1: : go

canceljob

用途

canceljobコマンドは、保留中または実行中のジョブを取り消す場合に使用します。これらのジョブを表示するには、lsjobコマンドで--pendingまたは--activeオプションを指定します。

ジョブを取り消すと、実行中の場合は強制終了され、そのジョブ記録にはcanceledと記録されます。Oracle Secure Backupでは、取り消されたジョブは再実行できないものとみなされます。下位ジョブを持つジョブを取り消すと、各下位ジョブも取り消されます。


関連項目:

関連コマンドについては、「ジョブ用コマンド」を参照してください。

前提条件

別のユーザーのジョブを取り消すには、所有者を問わないジョブの変更(modify any job, regardless of its owner)権を備えている必要があります。自身のジョブを取り消すには、ユーザーが所有するジョブの変更(modify any jobs owned by user)権を備えている必要があります。

構文

canceljob::=

canceljob [ --quiet/-q | --verbose/-v ] job-id...

意味

--quiet/-q

出力を抑止します。

--verbose/-v

詳細出力を表示します。

job-id

取り消すジョブのジョブIDを指定します。ジョブIDを表示するには、lsjobコマンドを使用します。

例2-8 バックアップ・ジョブの取消し

この例では、保留中のジョブを表示して取り消します。

ob> lsjob --pending
Job ID           Sched time  Contents                       State
---------------- ----------- ------------------------------ ----------------------
sbt/8            03/21.18:00 dataset fullbackup.ds          future work
ob> canceljob sbt/8
Info: canceled job sbt/8.
ob> lsjob --pending
ob>

catds

用途

catdsコマンドは、mkdsコマンドで作成されたデータセット・ファイルのコンテンツをリストする場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「データセット用コマンド」を参照してください。

前提条件

catdsコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

catds::=

catds dataset-file-name...

意味

dataset-file-name

データセット・ファイルの名前を指定します。dataset-file-nameプレースホルダの詳細は、「dataset-file-name」を参照してください。

例2-9 データセットのコンテンツの表示

この例では、basicsummary.dsという名前のデータセット・ファイルのコンテンツを表示します。これは、Oracle Secure Backupに付属のデータセット・ファイルのサンプルです。

ob> catds basicsummary.ds
#  SAMPLES/basicsummary, pfg, 03/01/02
#  review of basic dataset statements

#  This dataset ties together all of the features introduced
#  thus far. It describes the root file systems and a couple of
#  specific directories on the /home file system of each host.
#  For each directory tree, it excludes any file ending in
#  ".a" and ".o".

include dataset admin/default_rules # get domain defaults from
                                    # this file

include host sporky                 # back up these 3 hosts,
include host sparky
include host spunky

include path /                      # saving these file systems and
include path /home/software         # directories on each host
include path /home/doc

include optional pathlist /pl.qr    # read additional names from
                                    # this pathlist file on each
                                    # named host, if it exists

exclude name *.a                    # but in each tree, don't save
                                    # files ending
exclude name *.o                    # in these suffixes

catrpt


関連項目:

関連コマンドについては、「レポート用コマンド」を参照してください。

用途

catrptコマンドは、メディアの移動に関連する1つ以上のレポートを表示する場合に使用します。これらのレポートを使用すると、メディア・ライフ・サイクルを容易に管理できます。

多くの場合、ある場所から別の場所にメディアを移動する際に、その管理を印刷されたレポートに頼る必要があります。catrptコマンドには、次のレポート・タイプが用意されています。

  • 選択リスト

    現在の場所から次の場所に移動する必要があるメディアのリスト。メディアをテープ・ライブラリまたはスタンドアロンのテープ・ドライブから削除する際に、チェックリストとして使用すると便利です。

  • 配布リストまたは梱包リスト

    現在の場所から次の場所に移動するメディアのリスト。別の場所に発送するメディアに添える印刷されたリストとして使用すると便利です。また、メディアが保管場所から返却される予定の時期をオフサイト保管ベンダーに送付するのにも役立ちます。

  • インベントリ・リスト

    メディアとその現在の場所のリスト

  • 例外

    失われたボリューム、正しいテープ・ライブラリに保存されていないボリューム、ローテーションに残っている期限切れのボリュームなど、ローテーション・ポリシーによって指定された正しい場所にないメディアのリスト。

前提条件

catrptコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文1

ボリュームの選択または配布レポートを表示する場合は、次の構文を使用します。

catrpt::=

catrpt --type/-t { pick | distribution } job-id...

意味1

--type /-t

指定されたジョブについて表示するレポート・タイプ(選択または配布)を指定します。

job-id

メディア移動ジョブまたはボリューム複製ジョブのジョブID。

構文2

ボリュームの場所レポートを表示する場合は、次の構文を使用します。

catrpt::=

catrpt --type/-t location [ --location/-L location_name ] [ --intransit/-I ]

意味2

--type/-t location

指定された場所について表示するレポート・タイプを指定します。

--location location_name

場所レポートが必要な場所を指定します。

--intransit/-I

ある場所から別の場所に移動中のボリュームのみをリストするように指定します。ボリュームは、メディア移動ジョブの一環としてある場所から除去された時点から、次の場所にロードされてその場所のOracle Secure Backupインベントリに現れるまで、移動中とみなされます。

構文3

例外レポートまたは欠落レポートを表示する場合は、次の構文を使用します。

catrpt::=

catrpt --type/-t { exception | missing } [ --location/-L location_name ]

意味3

--type/-t

指定された場所について表示するレポート・タイプを指定します。

--location location_name

例外レポートまたは欠落レポートが必要な場所を指定します。

構文4

ボリュームのスケジュール・レポートを表示する場合は、次の構文を使用します。

catrpt::=

catrpt 
{ --type/-t schedule } [ --from/-F from_date ] [ --to/-T to_date ]
[ --location/-L location_name ]

意味4

--type /-t schedule

指定された場所について表示するレポート・タイプを指定します。

--from

表示する最も古いスケジュール日付を指定します。--to optionが指定されていない場合、Oracle Secure Backupは--fromの日付から現在までのすべてのスケジュールを表示します。

--to

表示する最も新しいスケジュール日付を指定します。--from日付が指定されていない場合、Oracle Secure Backupは--toの日付より古いすべてのスケジュールを表示します。

--location

ボリュームのスケジュール・レポートが必要な場所を指定します。


catxcr

用途

catxcrコマンドは、1つ以上のジョブ記録を表示する場合に使用します。Oracle Secure Backupでは、各ジョブの実行中の記録が保持されます。記録には、ジョブ操作の詳細が記述されます。Oracle Secure Backupでは、初めてジョブがディスパッチされるときにこの記録が作成され、ジョブの進捗に伴い更新されます。ジョブでオペレータの支援が必要とされるときには、この記録を使用して支援がリクエストされます。


関連項目:

関連コマンドについては、「ジョブ用コマンド」を参照してください。

前提条件

別のユーザーのジョブをリストするには、所有者を問わないジョブのリスト(list any job, regardless of its owner)権を備えている必要があります。自身のジョブをリストするには、ユーザーが所有するジョブのリスト(list any jobs owned by user)権を備えている必要があります。

別のユーザーのジョブに応答するには、所有者を問わないジョブの変更(modify any job, regardless of its owner)権を備えている必要があります。自身のジョブに応答するには、ユーザーが所有するジョブの変更(modify any jobs owned by user)権を備えている必要があります。

構文

catxcr::=

catxcr [ --level/-l msglevel ] [ --noinput/-N ] [ --msgno/-m ]
[ --start/-s msgno | --head/-h nlines | --tail/-t nlines ]
[ --follow/-f ] job-id...

意味

--level /-l msglevel

msglevel以上のメッセージ・レベルを持つ行のみを表示します。msglevelは数値または名前で指定できます。デフォルトのレベルは4(request)で、Oracle Secure Backupによって生成される通常のメッセージです。

Oracle Secure Backupによって記録に書き込まれる各メッセージには、メッセージ番号およびメッセージ・レベルが付けられます。メッセージ番号は、記録内でのメッセージの位置を示します。


注意:

メッセージ番号は物理的な行番号に対応しないことがあります。特定のメッセージが複数の物理行にわたることがあるためです。

メッセージ・レベルは、メッセージの内容を、表2-1に示す順序カテゴリにあるものとして識別したものです。

表2-1 メッセージ・レベル

メッセージ番号 メッセージ名 メッセージの説明

0

debug2

デバッグ(追加出力)メッセージ

1

debug1

デバッグ・メッセージ

2

verbose

詳細モード出力

3

info

情報メッセージ

4

request

ユーザーによってリクエストされたメッセージ

5

summary

操作のサマリー・メッセージ

6

warning

警告メッセージ

7

error

エラー・メッセージ(操作は続行)

8

abort

エラー・メッセージ(操作は取消)

9

fatal

エラー・メッセージ(プログラムは停止)


--noinput/-N

入力リクエストが抑止されます。デフォルトでは、入力リクエストが認識されると、catxcrが一時停止し、ユーザーがプロンプトに応答できるようになります。このオプションを指定すると、このアクションが抑止されます。

--msgno/-m

各行に接頭辞としてメッセージ番号を付けます。

--start/-S msgno

メッセージ番号がmsgnoの行から表示を開始します。

--head/-h nlines

記録の最初のnlines行が表示されます。--levelを指定しなかった場合は、デフォルトとして--level 4が使用されるので、nlinesはデフォルトのレベル(またはそれ以上)の行の行数になります。--levelを指定した場合、nlinesは指定したレベルまたはそれ以上の行の行数になります。

--tail nlines

記録の最後のnlines行が表示されます。--levelを指定しなかった場合は、デフォルトとして--level 4が使用されるので、nlinesはデフォルトのレベル(またはそれ以上)の行の行数になります。--levelを指定した場合、nlinesは指定したレベルまたはそれ以上の行の行数になります。

--follow/-f

記録の追加を継続的に監視し、行が記録されると表示します。デフォルトでは、catxcrコマンドは、リクエストされた行数を表示し、停止します。--followモードを終了するには、[Ctrl]キーを押しながら[C]を押します。

job-id

記録を表示するジョブのジョブIDを指定します。依存ジョブを持つジョブをjob-idに指定した場合は、obtoolにより、すべての依存ジョブの記録が表示されます。catxcrでは、複数の記録を表示する場合、各行にjob-idを接頭辞として付けます。ジョブIDを表示するには、lsjobコマンドを実行します。

例2-10 ジョブ記録の表示

この例では、IDがsbt/1.1であるジョブの記録を表示しています。

ob> catxcr sbt/1.1
2008/03/21.10:19:39 ______________________________________________________________________
2008/03/21.10:19:39
2008/03/21.10:19:39         Transcript for job sbt/1.1 running on osbsvr1
2008/03/21.10:19:39
Volume label:
    Volume tag:         ADE202
    Volume ID:          RMAN-DEFAULT-000001
    Volume sequence:    1
    Volume set owner:   root
    Volume set created: Mon Mar 21 10:19:39 2008
    Media family:       RMAN-DEFAULT
    Volume set expires: never; content manages reuse

例2-11 ハングしているバックアップの記録の表示

例2-5では、バックアップ・ジョブadmin/6は停止しています。この例では、catxcrコマンドの実行により、Oracle Secure Backupがバックアップに使用可能なテープを見つけられないでいることが表示されています。この問題の最も一般的な原因は、テープ・ライブラリ内に適格なテープがないことです。

この状況に対応するには、[Enter]キーを押してobtoolプロンプトに戻るか、新たにウィンドウを開きます。テープ・ドライブを制御するには、borrowdevコマンドを使用します。unlabelvolまたはinsertvolコマンドでテープを使用可能にしたら、catxcr、次にgoを実行してジョブを完了します。

End of tape has been reached.  Please wait while I rewind and unload the tape. The Volume ID of the
next tape to be written is VOL000007. The tape has been unloaded.
 
obtar: couldn't perform auto-swap - can't find usable volume in library (OB device mgr)
   Enter a command from the following list:
       load <n>     .. load the tape from element <n> into the drive
       unload <n>   .. unload the tape from the drive into element <n>
       help         .. display other commands to modify drive's database
       go           .. to use the tape you selected
       quit         .. to give up and abort this backup or restore
:

例2-12 ジョブの継続的表示

この例は、ジョブsbt/1.1の記録を継続的に表示するものです。この例では、入力リクエストを無効にして、すべてのメッセージ・レベルを表示します。

ob> catxcr --noinput --follow --level 0 sbt/1.1

例2-13 ジョブの警告の表示

この例2-13では、ジョブadmin/1.1およびadmin/2のエラーおよび警告をすべて表示します。

ob> catxcr --level warning admin/1.1 admin/2

cd

用途

cdコマンドは、Oracle Secure Backupカタログ内で参照しているディレクトリを変更する場合に使用します。cdコマンドのオプションは、後続のlsおよびrestoreコマンドに影響します。

カタログを参照することは、バックアップ・イメージのコンテンツを参照することと同じです。obtoolユーティリティでは、各イメージのコンテンツが、ライブ・ファイルシステムと同じようなディレクトリ構造として表示されます。参照できるのは、コンテンツがバックアップ済のディレクトリのみです。


関連項目:

関連コマンドについては、「参照用コマンド」を参照してください。

前提条件

cdコマンドを実行するために必要な権限は、そのクラスに対する、このアクセスによるバックアップ・カタログの参照(browse backup catalogs with this access)の設定によって異なります。

構文

cd::=

cd [ --host/-h hostname ] [ --viewmode/-v viewmode ]
[ --select/-s data-selector[,data-selector]... ] 
[ pathname ]

意味

--host/-h hostname

mkhostまたはrenhostコマンドで割り当てられるホスト・コンピュータの名前を定義します。Oracle Secure Backupカタログ内でホストのファイルシステムを参照するには、先にそのホストを設定する必要があります。ホストは、set hostコマンドを使用して設定することもできます。

--viewmode/-v viewmode

Oracle Secure Backupカタログ内のディレクトリのコンテンツを表示するモードを指定します。cdコマンドのモードは、異なる設定に変更するまでは、viewmodeのままです。

viewmodeの有効な値は次のとおりです。

  • exact: データ・セレクタに一致するディレクトリ・エントリのみが表示されます。

  • inclusive: 現在のデータ・セレクタに関係なくすべてのエントリが表示されます(デフォルト)。

--select/-s data-selector

操作に適用されるOracle Secure Backupカタログ・データを指定します。data-selectorプレースホルダの詳細は、「data-selector」を参照してください。


注意:

cdに指定したデータ・セレクタ値は、lsbuコマンドには影響しません。lsbuコマンドでは、data-selectorを指定した場合を除いて、すべてのバックアップがリストされます。

pathname

Oracle Secure Backupカタログ内を参照するパス名を指定します。

例2-14 ディレクトリの変更

この例では、ホストをbrhost2に設定し、Oracle Secure Backupカタログのルート・ディレクトリに移動し、そのコンテンツを表示します。

ob> cd --host brhost2
ob> cd /
ob> ls
/home

cdds

用途

cddsコマンドは、管理サーバー上のデータセット・ディレクトリを変更する場合に使用します。このコマンドにより、データセット・ディレクトリ・ツリーを上下に移動できます。


関連項目:

関連コマンドについては、「データセット用コマンド」を参照してください。

前提条件

cddsコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

cdds::=

cdds [ dataset-dir-name ]

意味

dataset-dir-name

移動先のデータセット・ディレクトリの名前を指定します。dataset-dir-nameプレースホルダの詳細は、「dataset-dir-name」を参照してください。

例2-15 データセット・ディレクトリの作成

この例では、トップレベルのディレクトリのコンテンツをリストし、mydatasetsサブディレクトリに移動して、現行ディレクトリの名前を表示します。

ob> lsds
Top level dataset directory:
mydatasets/
ob> cdds /mydatasets
ob> pwdds
/mydatasets

cdp

用途

cdpコマンドは、現行のポリシーまたはポリシー・クラスに対してアイデンティティを設定する場合に使用します。ディレクトリ構造において、ポリシーはルートとしてのスラッシュ(/)で、ポリシー・クラスはサブディレクトリで表されます。この構造内を移動するにはcdpを使用し、ポリシー情報を表示するにはpwdpおよびlspを使用します。


関連項目:


前提条件

cdpコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

cdp::=

cdp [ policy-name ]

意味

policy-name

ポリシーまたはポリシー・クラスの名前を指定します。省略した場合は、現行ポリシーがスラッシュ(/)に設定されます。

例2-16 ポリシー情報の参照

この例では、pwdplspおよびcdpコマンドを使用してポリシーを参照し、デーモン・ポリシーwebautostartの値を検出しています。

ob> pwdp
/
ob> lsp
daemons              daemon and service control policies
devices              device management policies
index                index catalog generation and management policies
local                Oracle Secure Backup configuration data for the local machine
logs                 log and history management policies
media                general media management policies
naming               WINS host name resolution server identification
ndmp                 NDMP Data Management Agent (DMA) defaults
operations           policies for backup, restore and related operations
scheduler            Oracle Secure Backup backup scheduler policies
security             security-related policies
testing              controls for Oracle Secure Backup's test and debug tools
ob> cdp daemons
ob> lsp
auditlogins                      no                          [default]
obixdmaxupdaters                 2                           [default]
obixdrechecklevel                structure                   [default]
obixdupdaternicevalue            0                           [default]
webautostart                     yes
webpass                          (set)
windowscontrolcertificateservice no                          [default]
ob> cdp webautostart
ob> lsp
webautostart                     yes

chclass

用途

chclassコマンドは、ユーザー・クラスの属性を変更する場合に使用します。

前提条件

chclassコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。


関連項目:


構文

chclass::=

chclass [ --modself/-m { yes | no } ] [ --modconfig/-M { yes | no } ]
[ --backupself/-k { yes | no } ] [ --backuppriv/-K { yes | no } ]
[ --restself/-r { yes | no } ] [ --restpriv/-R { yes | no } ]
[ --listownjobs/-j { yes | no } ] [ --modownjobs/-J { yes | no } ]
[ --listanyjob/-y { yes | no } ] [ --modanyjob/-Y { yes | no } ]
[ --mailinput/-i { yes | no } ] [ --mailerrors/-e { yes | no } ]
[ --mailrekey/-g{ yes | no } ] 
[ --querydevs/-q { yes | no } ] [ --managedevs/-d { yes | no } ]
[ --listconfig/-L { yes | no } ] [ --browse/-b browserights ]
[ --orauser/-o { yes | no } ] [ --orarights/-O oraclerights ]
classname...

意味

各オプションの詳細は、「mkclass」を参照してください。

classname

変更するクラスの名前。クラス名は大/小文字が区別され、英数字で始める必要があります。使用できるのは文字、数字、ダッシュ、アンダースコアおよびピリオドのみです(空白は不可)。最大127文字までです。

例2-17 クラスの変更

この例では、管理者権限でバックアップを実行できるユーザーをすべてリストし、この権限をuserに付与し、付与が正常に終了したことを確認します。

ob> lsclass --backuppriv yes
admin
operator
ob> chclass --backuppriv yes user
ob> lsclass --backuppriv yes
admin
operator
user

chdev

用途

chdevコマンドは、構成済のテープ・ドライブまたはテープ・ライブラリの属性を変更する場合に使用します。テープ・デバイスを構成する場合は、mkdevコマンドを使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「デバイス用コマンド」を参照してください。

前提条件

chdevコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

使用方法

ACSLSライブラリまたはACSLSライブラリに内包されるテープ・ドライブでchdevを使用する場合、obacslibdの実行中は、ライブラリ操作に影響を与える特定のデバイス属性は変更できません。このような属性は、obacslibdが停止している場合にのみ変更可能です。


関連項目:

obacslibdの実行中に変更できない属性の詳細は、次を参照してください。
  • 「意味3」(ACSLSライブラリに内包されるテープ・ドライブの詳細)

  • 「意味4」(ACSLSテープ・ライブラリの詳細)

  • 「意味5」(ACSLSライブラリ内のACSカートリッジ・アクセス・ポート(CAP)の詳細)


構文1

テープ・ドライブを再構成する場合は、次の構文を使用します。

chdev::=

chdev [ --attach/-a aspec[,aspec]... ]
[ --addattach/-A aspec[,aspec]... ] [ --rmattach/-R aspec[,aspec]... ]
[ --inservice/-o | --notinservice/-O ] [ --wwn/-W wwn ]
[ --library/-l devicename ] [ --dte/-d dte ]
[ --ejection/-j etype ]  
[ --minwriteablevolumes/-m n ]  
[ --blockingfactor/-f bf ] [ --maxblockingfactor/-F maxbf ]
[ --automount/-m { yes | no }  ] [ --erate/-e erate ]
[ --current/-T se-spec ] [ --uselist/-u se-range ]
[ --usage/-U duration ] [ --queryfreq/-q queryfrequency ]
[ --serial/-N serial-number ] [ --updateserialnumber/-S ]
[ --model/-L model-name ]
devicename...

構文2

テープ・ライブラリを再構成する場合は、次の構文を使用します。

chdev::=

chdev [ --attach/-a aspec[,aspec]... ]
[ --addattach/-A aspec[,aspec]... ][ --class/-x vtl ]
[ --rmattach/-R aspec[,aspec]... ]
[ --inservice/-o | --notinservice/-O ][ --wwn/-W wwn ]
[ --autoclean/-C { yes | no } ][ --cleanemptiest/-E { yes | no } ]
[ --cleaninterval/-i { duration | off } ]
[ --barcodereader/-B { yes | no | default } ]
[ --barcodesrequired/-b { yes | no } ] [ --unloadrequired/-Q { yes | no } ]
[ --serial/-N serial-number ] [ --model/-L model-name ]
devicename...

意味1および2

次のオプションは、テープ・ドライブまたはテープ・ライブラリを再構成する場合に使用できます。ここに記載されていないオプションについては、「mkdev」を参照してください。

--addattach/-A aspec

テープ・ドライブまたはテープ・ライブラリのデバイスのアタッチメントを追加します。aspecプレースホルダの詳細は、「aspec」を参照してください。

--class/-x vtl

VTLとしてライブラリ・クラスを指定します。

--rmattach/-R aspec

テープ・ドライブまたはテープ・ライブラリのデバイスのアタッチメントを削除します。aspecプレースホルダの詳細は、「aspec」を参照してください。

--uselist/-u se-range

このデバイスが使用できる記憶域要素の範囲を指定します。このオプションが適用されるのは、テープ・ライブラリに搭載されているテープ・ドライブのみです。

デフォルトでは、テープ・ライブラリ内のすべてのテープ・ドライブからテープ・ライブラリ内のすべてのテープにアクセスすることが可能になります。バックアップを同時実行する複数のテープ・ドライブを搭載するライブラリでは、複数のテープの使用をパーティション化する必要があります。

たとえば、記憶域要素の前半にある各テープを1番目のテープ・ドライブで使用し、後半にある各テープを2番目のテープ・ドライブで使用する場合です。あるいは、単一のテープ・ドライブ上で様々なタイプのバックアップ用にいろいろな使用リストを設定する場合です。

テープ・デバイスのuselist値に対する変更は、chdevコマンドを入力したときに実行されるジョブでは認識されません。たとえば、ジョブが使用可能なボリューム不足のため保留されている場合に、chdev --uselistコマンドで記憶域要素を追加することによってジョブを再開することはできません。chdev操作は成功しますが、ジョブは保留されたままです。chdevの変更を有効にするには、ジョブを取り消して再起動する必要があります。

se-rangeプレースホルダの詳細は、「se-range」を参照してください。

--usage/-U duration

テープ・ドライブが最後にクリーンアップされてから使用されてきた期間を指定します。durationプレースホルダの詳細は、「duration」を参照してください。

特定の間隔のクリーンアップ・サイクルをリクエストする場合は、mkdevコマンドを使用します。構成済の間隔を初期化し、最後のクリーンアップ以降のテープ・ドライブの使用状況を反映するには、chdev--usageオプションを指定します。

--ejection/-j etype

テープを取り出す方法を指定します。値は、automaticondemandまたはmanualです。

--minwriteablevolumes/-m n

Oracle Secure Backupが初期のボリューム・ローテーションを開始するまでの、書込み可能なボリュームの最小数に対するしきい値を指定します。

--serial/-N serial-number

テープ・デバイスのシリアル番号を指定します。

明示的にシリアル番号をmkdevコマンドで入力した場合、Oracle Secure Backupはこのシリアル番号をデバイス・オブジェクトに保存します。シリアル番号の引数をNULL('')に指定した場合、Oracle Secure Backupはデバイスを開いて、デバイスからシリアル番号を読み取ってデバイス・オブジェクトにこの番号を保存します。

checkserialnumbersポリシーが有効である場合、テープ・ライブラリ内の故障したテープ・ドライブを交換するときなど、テープ・デバイスのハードウェアを変更したときには必ず、chdev --serialコマンドとともにシリアル番号を入力する必要があります。デバイス・オブジェクトが作成されたときにシリアル番号が入力されていない場合でも、番号を入力する必要があります。


関連項目:

「checkserialnumbers」

--updateserialnumber/-S

引数がNULLの--serialと意味的に同等です。Oracle Secure Backupはデバイスを開いて、デバイスからシリアル番号を読み取ってデバイス・オブジェクトにこのシリアル番号を保存します。

devicename

再構成するテープ・ライブラリまたはテープ・ドライブの名前を指定します。テープ・デバイス名の命名規則については、「devicename」を参照してください。

構文3

ACSLSテープ・ライブラリに内包されるテープ・ドライブの構成を変更する場合は、次の構文を使用します。

chdev::=

chdev [ --attach/-a aspec ] [ --inservice/-o | --notinservice/-O ] 
[ --addattach/-A aspec[,aspec]... ] [ --rmattach/-R aspec[,aspec]... ]
[ --wwn/-W wwn ] [ --library/-l devicename ] 
[ --lsm/s lsm_id ] [ --panel/p panel_id ] [ --drive/r drive_id ] 
[ --blockingfactor/-f bf ] [ --maxblockingfactor/-F maxbf ] 
[ --erate/-e erate ] [ --queryfreq/-q queryfrequency ]
devicename...

意味3

ACSLSテープ・ライブラリに内包されるテープ・ドライブの構成を変更する場合は、次の意味を使用します。ここに記載されていないオプションについては、「意味1および2」を参照してください。

obacslibdの実行中は、ACSLSライブラリに内包されるテープ・ドライブの次の属性は変更できません。

  • --lsm/s lsm_id

  • --panel/p panel_id

  • --drive/r drive_id

--addattach/-A aspec

ACSLSライブラリに内包されるテープ・ドライブのデバイスのアタッチメントを追加します。aspecプレースホルダの詳細は、「aspec」を参照してください。

--rmattach/-R

ACSLSライブラリに内包されるテープ・ドライブのデバイスのアタッチメントを削除します。aspecプレースホルダの詳細は、「aspec」を参照してください。

--lsm/-s lsm_id

このオプションは、ACSLSライブラリに内包されるテープ・ドライブに対してのみ使用します。このテープ・ドライブが存在するACSライブラリ・ストレージ・モジュールのIDを定義します。

--panel-p panel_id

このオプションは、ACSLSライブラリに内包されるテープ・ドライブに対してのみ使用します。このテープ・ドライブが存在するパネルのIDを定義します。

--drive -r drive_id

このオプションは、ACSLSライブラリに内包されるテープ・ドライブに対してのみ使用します。このテープ・ドライブが存在するドライブのIDを定義します。

構文4

ACSLSテープ・ライブラリを再構成する場合は、次の構文を使用します。

chdev::=

chdev [ --attach/-a aspec ] [ --inservice/-o | --notinservice/-O ]
[ --userid/-n acs-userid ] [ --acsid/-g acs_id ] [ --port/-P port_num ]
[ --ejection/-j etype ] [ --minwritablevolumes/-V minvols ]
library_devicename...

意味4

ACSLSテープ・ライブラリを再構成する場合は、次の構文を使用します。ここに記載されていないオプションについては、「意味1および2」を参照してください。

obacslibdの実行中は、ACSLSテープ・ライブラリの次の属性は変更できません。

  • --attach/-a aspec

  • --userid/-n acs-userid

  • --acsid/-g acs_id

  • --port/-P port_num

--attach/-a aspec...

ACSLSテープ・ライブラリに対するOracle Secure Backupメディア・サーバーおよびACSLSサーバーを指定します。aspecの書式は、mediaservhostname:acslshostです。

--userid/-n acs_userid

ACSLSアクセス制御ユーザー名を指定します。この値はオプションです。指定した場合、ACSLSサーバーとのやりとりにはすべてこのアクセス名が前に付きます。

--acsid/-g acs_id

制御するACSLSテープ・ライブラリのASC ID値を指定します。

--port/-P port_num

ACSLSサーバー・ソフトウェアのリスニング・ポートを指定します。通常、この値は0か、または指定しません。このオプションを指定する必要があるのは、ACSLSサーバーがファイアウォールの内側にある場合のみです。

構文5

シンボリック名をACSLSテープ・ライブラリ内のACSカートリッジ・アクセス・ポート(CAP)と関連付ける場合は、次の意味を使用します。

chdev::=

chdev [ --library/-L devicename ] 
[ --lsm/s lsm_id ] [ --capid/-c cap_id ]
capname 

意味5

シンボリック名をACSLSテープ・ライブラリ内のACSカートリッジ・アクセス・ポート(CAP)と関連付ける場合は、次の意味を使用します。

obacslibdの実行中は、ACSLSテープ・ライブラリ内にあるACS CAPの次の属性は変更できません。

  • --lsm/s lsm_id

  • --capid/-c cap_id

--library/-L devicename

CAPが存在するテープ・ライブラリの名前を指定します。省略した場合は、library変数が使用されます。library変数が見つからない場合や指定されていない場合は、エラー・メッセージが表示されます。

--capid/-c cap_id

選択されたテープ・ライブラリ内のCAPのハードウェアの場所を指定します。

--lsm/-s lsm_id

選択されたテープ・ライブラリ内のCAPのACSライブラリ・ストレージ・モジュールを指定します。

capname

作成されるOracle Secure Backup CAPオブジェクトの名前。

例2-18 テープ・ドライブの再構成

この例では、ライブラリlib1のテープ・ドライブtape1を再構成します。このchdevコマンドには次が指定されています。

  • このテープ・ドライブがサービス中であること。

  • エラー率は16であること(デフォルトは8)。

  • ブロッキング・ファクタは256である(つまり、サイズが128KBのブロックが書き込まれる)こと。

  • テープは自動マウントできること。

コマンドラインはページに収まるようにあらかじめ折り返されています。

ob> lsdev --long tape1
tape1:
    Device type:            tape
    Model:                  [none]
    Serial number:          06667256
    In service:             yes
    Library:                lib1
    DTE:                    1
    Automount:              yes
    Error rate:             8
    Query frequency:        [undetermined]
    Debug mode:             no
    Blocking factor:        (default)
    Max blocking factor:    (default)
    Current tape:           [unknown]
    Use list:               all
    Drive usage:            none
    Cleaning required:      no
    UUID:                   15ec3d48-8b97-102d-94d5-080020a0a249
    Attachment 1:
        Host:               brhost3
        Raw device:         /dev/obt0
ob> chdev --type tape --erate 16 --blockingfactor 256 
--maxblockingfactor 256 tape1
ob> lsd --long tape1
tape1:
    Device type:                                                   tape
    Model:                  [none]
    Serial number:          06667256
    In service:             yes
    Library:                lib1
    DTE:                    1
    Automount:              yes
    Error rate:             16    Query frequency:        [undetermined]
    Debug mode:             no
    Blocking factor:        256
    Max blocking factor:    256
    Current tape:           [unknown]
    Use list:               all
    Drive usage:            none
    Cleaning required:      no
    UUID:                   15ec3d48-8b97-102d-94d5-080020a0a249
    Attachment 1:
        Host:               brhost3
        Raw device:        /dev/obt0

例2-19 テープ・ライブラリの再構成

この例では、テープ・ライブラリlib1を再構成しています。このchdevコマンドには次が指定されています。

  • このテープ・ドライブがサービス中であること

  • バーコード・リーダーはないこと。

  • 自動クリーンアップ・サイクルの間隔は30時間であること

  • obtoolでは、クリーンアップにクリーニング・テープ全体を使用すること。

コマンドラインはページに収まるようにあらかじめ折り返されています。

ob> lsdev --long --nohierarchy lib1
lib1:
    Device type:            library
    Model:                  [none]
    Serial number:          [none]
    In service:             yes
    Debug mode:             no
    Barcode reader:         default (hardware-selected)
    Barcodes required:      no
    Auto clean:             no
    Clean interval:         (not set)
    Clean using emptiest:   no
    UUID:                   f088f234-8d46-1027-90e1-000cf1d9be50
    Attachment 1:
        Host:               brhost3
        Raw device:         /dev/lib1
ob> chdev --type library --inservice --barcodereader no --barcodesrequired no
--autoclean yes --cleanemptiest no --cleaninterval 30hours lib1
ob> lsdev --long --nohierarchy lib1
lib1:
    Device type:            library
    Model:                  [none]
    Serial number:          [none]
    In service:             yes
    Debug mode:             no
    Barcode reader:         no
    Barcodes required:      no
    Auto clean:             yes
    Clean interval:         30hours
    Clean using emptiest:   yes
    UUID:                   f088f234-8d46-1027-90e1-000cf1d9be50
    Attachment 1:
        Host:               brhost3
        Raw device:         /dev/lib1

chdup

用途

ボリューム複製ポリシーの設定を変更します。

前提条件

chdupコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

chdup::=

chdup
[ --comment/-c commentstring ]
[ --inputcomment/-i ]
[ --trigger/-e dupevent:duration ]
[ --restrict/-r restriction[,restriction]... ]
[ --addrestrict/-R restriction [,restriction]... ]
[ --rmrestrict/-S restriction[,restriction]... ]
[ --migrate/-m { yes | no } ]
[ --rule/-u duplicationrule[,duplicationrule]... ]
[ --addrule/-U duplicationrule[,duplicationrule]... ]
[ --rmrule/-V duplicationrule[,duplicationrule]... ]
[ --chrule/-h duplicationrule[,duplicationrule ]... ]
policyname

関連項目:

  • dupeventプレースホルダの詳細は、「dupevent」を参照してください。

  • durationプレースホルダの詳細は、「duration」を参照してください。

  • restrictionプレースホルダの詳細は、「restriction」を参照してください。


意味

--comment/-c commentstring

ボリューム複製ポリシーについての説明的なコメント。

--inputcomment/-i

コメントの入力(オプション)を可能にします。chdup --inputcommentを実行すると、コメントの入力を要求するプロンプトが表示されます。コメントを終了するには、その行にピリオド(.)を付けます。

--trigger/-e dupevent:duration

ボリュームが複製の対象になる時期を指定します。durationプレースホルダは、dupevent後にボリュームが複製の対象になる期間を指定します。

--restrict/-r restriction...

この複製ポリシーに対して指定されたテープ・デバイス制限をすべて、指定された制限で置き換えます。制限を指定しない場合、このボリューム複製ポリシーはテープ・デバイス制限を受けず、任意のメディア・サーバー上にある使用可能な任意のテープ・デバイスを、Oracle Secure Backupスケジューリング・システムの判断で使用できます。デフォルトでは、ボリューム複製ポリシーに制限は定義されません。

--addrestrict/-R restriction...

指定されたテープ・デバイス制限を、この複製ポリシーのテープ・デバイス制限に追加します。既存の制限は保持されます。

--rmrestrict/-S restriction...

指定されたテープ・デバイス制限を、この複製ポリシーのテープ・デバイス制限から削除します。すべての制限が削除される場合、このポリシーに対するボリュームの複製は、管理ドメイン内の任意のテープ・デバイスを使用して実行できます。

--migrate/-m

ボリュームを移行する必要があるかどうかを指定します。このオプションをyesに設定した場合、このボリューム複製ポリシーに指定できる複製ルールは1つのみです。

--rule/-u duplicationrule

この複製ポリシーについて複製ルールを指定します。

--addrule/-U duplicationrule

指定された複製ルールを、この複製ポリシーのルール・セットに追加します。

--rmrule/-V duplicationrule

指定された複製ルールを、この複製ポリシーのルール・セットから削除します。

--chrule/-h duplicationrule

複製ポリシーの既存ルールに関連付けられた属性を変更します。--chruleオプションに指定された複製ルールのmedia-familyフィールドは、指定された複製ポリシーのすべての複製ルールと比較されます。一致するルールについて、既存の複製ルールのnumberフィールドが--chruleオプションに指定された複製ルールのnumberフィールドで置き換えられます。


chhost

用途

chhostコマンドは、構成済Oracle Secure Backupホストの属性を変更する場合に使用します。ホストの初回構成には、mkhostコマンドを使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「ホスト用コマンド」を参照してください。

前提条件

chhostコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

chhost::=

chhost 
[ --access/-a { ob | ndmp } ] 
[ --inservice/-o | --notinservice/-O ]
[ --disablerds/-d { yes | no | systemdefault }
[ --encryption/-e { required | allowed } ] 
[ --algorithm/-l { AES128 | AES192 | AES256 } ] 
[ --keytype/-t { passphrase | transparent } ] 
[ --rekeyfrequency/-g duration ] 
[ --passphrase/-s string ]
[ --querypassphrase/-Q ]
[ --keystoreputonly/-T ] 
[ --tcpbufsize/-c bufsize  ] 
[ [ --role/-r role[,role]... ] | 
  [ --addrole/-R role[,role]... ] |
  [ --rmrole/-E role[,role]... ] ]
[ [ --ip/-i ipname[,ipname]... ] |
  [ --addip/-I ipname[,ipname]... ] |
  [ --rmip/-P ipname[,ipname]... ] ]
[ --ndmpauth/-A authtype ]
[ { --ndmppass/-p ndmp-password } | --queryndmppass/-q | --dftndmppass/-D ]
[ --ndmpport/-n portnumber ] [ --ndmppver/-v protover ]
[ --ndmpuser/-u ndmp-username ] [ --nocomm/-N ]
[ --ndmpbackuptype/-B ndmp-backup-type ]
[ [ --backupev/-w evariable-name=variable-value ]...
  { [ --addbackupev/-W evariable-name=variable-value ]... |
    [ --rmbackupev/-x evariable-name ]... } ]
[ [ --restoreev/-y evariable-name=variable-value ]... |
  { [ --addrestoreev/-Y evariable-name=variable-value ]...
    [ --rmrestoreev/-z evariable-name ]... } ]
hostname...

意味

ここに記載されていないオプションについては、「mkhost」を参照してください。

--access/-a

ホストのアクセス方法を指定します。オプションは次のとおりです。

  • ob

    このオプションは、ホスト(UNIX、LinuxまたはWindowsコンピュータ)にOracle Secure Backupがインストールされており、ホストがOracle Secure Backupの内部通信プロトコルを使用して通信を行う場合に使用します。

  • ndmp

    このオプションは、ホスト(ファイラ/ネットワーク接続ストレージ(NAS)デバイスなど)にOracle Secure Backupがインストールされておらず、ホストがネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)を使用して通信を行う場合に使用します。

--passphrase/-s

暗号化キーの生成に使用されるパスフレーズを指定します。

パスワードは、コマンドラインまたはコマンド・スクリプトにクリアテキストで指定しないでください。セキュリティ上の脆弱性となります。Oracle Secure Backupユーザーにパスワードの入力を要求する方法をお薦めします。

--addrole/-R role

ホストにロールを追加します。roleプレースホルダの詳細は、「role」を参照してください。

--keystoreputonly/-T

キーをアクティブ・キーにせずに、キー・ストアに追加します。

--tcpbufsize/-c bufsize

TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)のバッファ・サイズを指定します。デフォルト値はnot setで、その場合はグローバル・ポリシーoperations/tcpbufsizeが適用されます。TCP/IPの最大バッファ・サイズは4GB、最小バッファ・サイズは1KBです。TCP/IPのバッファ・サイズを指定どおりに設定できない場合は、警告が表示されます。これは、オペレーティング・システムのカーネル制限が指定されたTCP/IPのバッファ・サイズより小さいときに発生します。

TCP/IPのバッファ・サイズを増やすと、TCP/IPの公示ウィンドウも増えます。そのため、広域ネットワーク(WAN)を介したバックアップをチューニングするには、ラウンド・トリップ時間にバンド幅を乗算した値よりも大きな値にこのパラメータを設定する必要があります。

--rmrole/-E role

ホストからロールを削除します。roleプレースホルダの詳細は、「role」を参照してください。

--ip/-i ipname[,ipname]...

ホスト・コンピュータのIPアドレスを指定します。IPアドレスのかわりにホスト名も使用できます。この場合、ホスト名は基礎となるオペレーティング・システムによって解決され、IPアドレスに変換されます。

ipnameを指定した場合、Oracle Secure Backupでは、ユーザーが割り当てたホスト名を使用してホストのIPアドレスを取得することはせず、かわりに、有効なIPアドレスに解決されるホスト名が見つかるまで、指定の各ipnameを使用します。mkpniコマンドでこのホストに優先ネットワーク・インタフェース(PNI)を指定した場合は、PNIアドレスが優先的に使用されます。


注意:

Oracle Secure Backup管理ドメインに参加するホストに対しては、DHCPによるIPアドレスの割当てはサポートされません。すべてのホストに対して静的IPアドレスを割り当てる必要があります。静的IPアドレスを使用できない場合は、指定のホストに常に同じIPアドレスがDHCPサーバーによって割り当てられることを確認します。

ipnameを指定しない場合、Oracle Secure Backupでは、指定のhostnameを解決してIPアドレスを取得しようとします。

Oracle Secure Backupは、IPv6をサポートするすべてのプラットフォームでInternet Protocol v4(IPv4)、Internet Protocol v6(IPv6)およびIPv4とIPv6の混合環境をサポートします。

--addip/-I ipname

ホスト・コンピュータにIPアドレスを追加します。

Oracle Secure Backupは、IPv6をサポートするすべてのプラットフォームでInternet Protocol v4(IPv4)、Internet Protocol v6(IPv6)およびIPv4とIPv6の混合環境をサポートします。

--rmip/-P ipname

ホスト・コンピュータからIPアドレスを削除します。

Oracle Secure Backupは、IPv6をサポートするすべてのプラットフォームでInternet Protocol v4(IPv4)、Internet Protocol v6(IPv6)およびIPv4とIPv6の混合環境をサポートします。

--nocomm/-N

ホスト・コンピュータとの通信を抑止します。このオプションは、ネットワークと接続できなくなったホストがあり、将来リストアできるそのホストのテープ・バックアップがある場合に使用すると便利です。


注意:

nocomm/-Nオプションは、NDMPホストではサポートされていません。

--addbackupenv/-W evariable-name=variable-value

指定したNDMPバックアップ環境変数を追加します。

--rmbackupenv/-x evariable-name

指定したNDMPバックアップ環境変数を削除します。

--addrestoreenv/-Y evariable-name=variable-value

指定したNDMPリストア環境変数を追加します。

--rmrestoreenv/-z evariable-name

NDMPリストア環境変数を削除します。

--disablerds/-d { yes | no | systemdefault }

クライアントとメディア・サーバー間のデータ転送にReliable Datagram Socket (RDS) over Infinibandを使用するかどうかを指定します。有効な値は、次のとおりです。

  • yes

    ホストとメディア・サーバー間のデータ転送にRDS for over Infinibandは使用しません。

  • no

    ホストとメディア・サーバー間のデータ転送にRDS over Infinibandを使用します。

  • systemdefault

    これがデフォルトの設定です。データ転送にRDSを使用する必要があるかどうかは、管理ドメイン・レベルの設定を使用して決定されます。管理レベルでRDSの使用を指定するには、操作ポリシーdisablerdsを使用します。したがって、disablerds操作ポリシーがnoに設定され、ホストに対して--disablerdsの値がsystemdefaultに設定されている場合、そのホストはRDSを使用してデータ転送を行います。

ホスト・レベルの--disablerds設定は、disblerds操作ポリシーを使用した管理ドメイン・レベルの設定に優先します。したがって、操作ポリシーdisablerdsnoに設定し、特定のホストに対してchhostコマンドの--disablerdsオプションをyesに設定した場合、そのホストのデータ転送にRDSは使用されません。

hostname

構成を変更するホスト・コンピュータの名前を指定します。

例2-20 ホストの変更

この例では、ホストsfserver1からmediaserverのロールを削除します。

ob> lshost
brhost2          client                            (via OB)   in service
brhost3          mediaserver,client                (via OB)   in service
sfserver1        mediaserver,client                (via OB)   in service
ndmphost1        client                            (via NDMP) in service
osbsvr1          admin,mediaserver,client          (via OB)   in service
ob> chhost --rmrole mediaserver salessvr1
ob> lshost sfserver1
sfserver1        client                            (via OB)   in service

chkbw

用途

chkbwコマンドは、バックアップ・ウィンドウの存在をチェックする場合に使用します。このコマンドにより、バックアップを実行できるバックアップ・ウィンドウが最低1つ存在しているかどうかが判別されます。

バックアップ・ウィンドウが存在する場合は、コマンドからの出力はありません。存在しない場合、コマンドにより、次の出力が表示されます。

Note: no backup windows are configured.  Scheduled backups will not run.

関連項目:

関連コマンドについては、「バックアップ・ウィンドウ用コマンド」を参照してください。

前提条件

chkbwコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

chkbw::=

chkbw

例2-21 バックアップ・ウィンドウの存在のチェック

この例では、バックアップ・ウィンドウの存在をチェックします。この例では、ウィンドウは構成されていません。

ob> chkbw
Note: no backup windows are configured.  Scheduled backups will not run.

chkds

用途

chkdsコマンドは、データセット・ファイルの構文をチェックする場合に使用します。このコマンドでは、構文エラーがない場合、出力は行われません。それ以外はエラーが発行されます。空のファイルでは警告が生成されます。


関連項目:

関連コマンドについては、「データセット用コマンド」を参照してください。

前提条件

chkdsコマンドを実行するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

chkds::=

chkds dataset-file-name...

意味

dataset-file-name

データセット・ファイルの名前を指定します。dataset-file-nameプレースホルダの詳細は、「dataset-file-name」を参照してください。

例2-22 ファイルの構文のチェック

この例では、誤った構文を持つデータセット・ファイルを作成してチェックします。

ob> mkds --nq --input badsyntax.ds
Input the new dataset contents.  Terminate with an EOF or a line
containing just a dot (".").
icnlude host brhost2
.
Error: the following problems were detected in dataset badsyntax.ds:
   1: icnlude host brhost2
Error: "icnlude" - unknown keyword
ob> chkds badsyntax.ds
Error: the following problems were detected in dataset badsyntax.ds:
   1: icnlude host brhost2
Error: "icnlude" - unknown keyword

例2-23 ファイルの構文のチェック

この例では、2つのデータセット・ファイルを作成してチェックします。

ob> mkds --nq --input empty.ds
Input the new dataset contents.  Terminate with an EOF or a line
containing just a dot (".").
.
ob> mkds --nq --input goodsyntax.ds
Input the new dataset contents.  Terminate with an EOF or a line
containing just a dot (".").
include host brhost2
include path /home
.
ob> chkds empty.ds goodsyntax.ds
Warning: dataset empty.ds is empty

chkdw

用途

chkdwコマンドは、1つ以上の複製ウィンドウが存在するかどうかをチェックする場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「複製ウィンドウ用コマンド」を参照してください。

前提条件

chkdwコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

chkdw::=

chkdw

chloc

用途

場所オブジェクトを変更します。


関連項目:

関連コマンドについては、「場所用コマンド」を参照してください。

前提条件

chlocコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

chloc::=

chloc
[ --comment/-c commentstring | --inputcomment/-i commentstring ]
[ --mailto/-m email-target[,email-target] ]
[ --addmailto/-a email-target[,email-target] ]
[ --rmmailto/-r email-target[,email-target] ]
[ --customerid/-I idstring ] 
[ --notification/-n ntype ]
[ --recalltime/-R duration ]
locationname...

意味

--comment/-c commentstring

場所についての説明的なコメントを指定します。--commentまたは--inputcommentのいずれかを指定できますが、両方を指定することはできません。

--inputcomment/-i

コメントの入力(オプション)を可能にします。chloc --inputcommentを実行すると、コメントの入力を要求するプロンプトが表示されます。コメントを終了するには、その行にピリオド(.)を付けます。--commentまたは--inputcommentのいずれかを指定できますが、両方を指定することはできません。

--mailto/-m email-target[,email-target]

場所について1人以上の電子メールの受信者を指定します。

--addmailto/-a email-target[,email-target]

場所に追加する1人以上の電子メールの受信者を指定します。

--rmmailto/-r email-target[,email-target]]

場所から削除する1人以上の電子メールの受信者を指定します。

--customerid/-I idstring

カスタマIDの文字列。保管場所に対してのみ有効です。

--notification/-n ntype

--notification ntypeオプションを使用すると、保管場所に対するメディアの移動が発生する際に、オフサイト保管ベンダーに送信する電子通知タイプを指定できます。ntype値は、noneまたはimftp(Iron Mountain FTPファイル)です。

--recalltime/-R duration

--recalltimeオプションを使用すると、この保管場所からデータ・センターにボリュームをリコールするのに必要な時間を指定できます。この設定は、アクティブな場所に対して使用できず、オフサイトの保管場所に対してのみ有効です。この設定は、Recovery Manager(RMAN)によって開始された、指定のリソース待機期間内に供給できなかったテープ・ボリュームを使用する必要があるリストア・リクエストが失敗したかどうかを判断する場合に使用できます。また、このパラメータは、複数のオフサイトの場所で複数のコピーを使用できる場合に、リストア操作のためにリコールするボリュームを特定するために、ボリューム・クローニング機能で使用することも可能です。

locationname

保管場所の名前。


注意:

allは予約語であるため、場所の名前として使用できません。


chmf

用途

chmfコマンドは、メディア・ファミリの属性を変更する場合に使用します。メディア・ファミリとは、バックアップ・ボリュームの、名前付きの分類です。


関連項目:

関連コマンドについては、「メディア・ファミリ用コマンド」を参照してください。

前提条件

chmfコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

使用方法

メディア・ファミリの属性は、ボリュームの作成時に、メディア・ファミリ内のボリュームに適用されます。メディア・ファミリ属性は、ボリュームの属性の一部になります。最初にデータがボリュームに書き込まれた後は、ボリュームを再書込みする場合を除いて、ボリューム属性は変更できません。メディア・ファミリ属性を変更しても、その変更内容はこのファミリに作成済のボリュームには適用されません。

Oracle Secure Backupには、RMAN-DEFAULTという名前のコンテンツ管理されたデフォルトのメディア・ファミリが付属しています。このメディア・ファミリは削除も名前変更もできませんが、次を除くオプションはリセットできます。

  • --writewindow

  • --retain

  • --contentmanaged

構文

chmf::=

chmf [ --writewindow/-w duration ] [ --retain/-r duration ]
[ [ --vidunique/-u ] | [ --vidfile/-F vid-pathname ] |
  [ --viddefault/-d  | [ --vidfamily/-f media-family-name ] ]
[ [ --inputcomment/-i ] | [ --comment/-c comment ] ]
[ --contentmanaged/-C ] [ --append/-a ] [ --noappend/-A ]
[ --rotationpolicy/-R policyname ] 
[ --duplicationpolicy/-D policyname ]
[ --acsscratchid/-d acsscratch_id ]
media-family-name...

意味

ここに記載されていないオプションについては、「mkmf」を参照してください。

--inputcomment/-i

メディア・ファミリに対するコメントの入力(オプション)を可能にします。chmf --inputcommentを実行すると、コメントの入力を要求するプロンプトが表示されます。コメントを終了するには、その行にピリオド(.)を付けます。

--comment/-c comment

メディア・ファミリに関して保存する情報を指定します。commentに空白を含める場合は、テキストを引用符で囲みます。

--rotationpolicy/-R

メディア・ファミリに対するローテーション・ポリシーを指定します。

ローテーション・ポリシーを消去するには、ポリシー名に空の文字列("")を指定します。

--duplicationpolicy/-D

メディア・ファミリに対する複製ポリシーを指定します。

複製ポリシーを削除するには、ポリシー名に空の文字列を指定します。

--acsscratchid/-d acsscratch_id

ACSLSライブラリの場合、ボリュームを取得するスクラッチ・プールIDを定義します。ACSLS以外のライブラリの場合、このオプションは影響しません。ボリュームのラベル付けが解除されている場合、ラベル付けが解除されたときに属していたメディア・ファミリによって定義されているスクラッチ・プールIDに戻されます。

ボリュームがスクラッチ・プールから取得されて最初にラベル付けされると、ボリュームの事前ラベル付け時に生成されるのと同じ永続メディア・ファミリを取得します。

media-family-name

変更するメディア・ファミリの名前を指定します。

例2-24 メディア・ファミリのプロパティの変更

この例では、full_bkupという名前の時間管理されたメディア・ファミリを作成します。ボリューム内のボリューム用書込みウィンドウは7日です。保存期間は28日間であるため、メディア・ファミリのボリュームはOracle Secure Backupによる最初の書込みから35日後に期限切れになります。そのため、例では保存期間を7日から10日に変更します。

ob> mkmf --vidunique --writewindow 7days --retain 28days full_bkup
ob> lsmf --long full_bkup
full_bkup:
    Write window:           7 days
    Keep volume set:        28 days
    Appendable:             yes
    Volume ID used:         unique to this media family
ob> chmf --writewindow 10days full_bkup
ob> lsmf --long full_bkup
full_bkup:
    Write window:           10 days
    Keep volume set:        28 days
    Appendable:             yes
    Volume ID used:         unique to this media family

chpni

用途

chpniコマンドは、ホストに設定された優先ネットワーク・インタフェース(PNI)の構成を変更する場合に使用します。PNIを初めて構成する場合は、mkpniコマンドを使用します。特定のホストには複数のPNIを設定できます。

前提条件

chpniコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権が必要です。

使用方法

chpniコマンドを使用する場合は、ホストのIPアドレス以外にも、オプション--client/-c、--addclient/-aまたは--rmclient/-rのいずれかを指定する必要があります。

構文

chpni::=

chpni --interface/-i server-ipname
{[--client/-c client-hostname [,client-hostname] ...] 
 [--addclient/-a client-hostname [,client-hostname] ...]
 [--rmclient/-r client-hostname [,client-hostname] ...] }
server-hostname

意味

--interface/-i server-ipname

指定したクライアントが、server-hostnameで指定したサーバーと通信を行うときに使用する必要のあるIPアドレスまたはDNSホスト名を指定します。

Oracle Secure Backupは、IPv6をサポートするすべてのプラットフォームでInternet Protocol v4(IPv4)、Internet Protocol v6(IPv6)およびIPv4とIPv6の混合環境をサポートします。

--client/-c client-hostname [,client-hostname] ...

server-hostnameと通信する際にserver-ipnameを使用する1人以上のクライアントを指定します。client-hostnameには、サーバーから見えるクライアントのホスト名またはインターネット・アドレスを指定します。ホスト名はmkpniコマンドで作成したホスト名である必要があります。

--addclient/-a client-hostname [,client-hostname] ...

ホスト用に構成されたPNIのリストにクライアントを追加します。

--rmclient/-r client-hostname [,client-hostname]...

ホスト用に構成されたPNIのリストからクライアントを削除します。

server-hostname

サーバー・ホストの名前を指定します。

例2-25 ホスト用のPNIの追加

この例では、ホストbrhost3がサーバーbrhost2と通信する際は、必ずIPアドレス192.0.2.1を使用するように指定するPNIを追加しています。この例では、brhost2にはすでにPNIが存在し、そのPNIにクライアントbrhost1のエントリが含まれています。

ob> chpni --interface 192.0.2.1 --addclient brhost3 brhost2
ob> lspni
brhost2:
    PNI1:
       interface:         192.0.2.1
       clients:           brhost1, brhost3

chrot

用途

ローテーション・ポリシーの設定を変更します。


関連項目:


前提条件

chrotコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

chrot::=

chrot
[ --comment/-c commentstring | --inputcomment/-i commentstring ]
[ --rule/-u rotationrule[, rotationrule...] ]
[ --addrule/-A rotationrule [, rotationrule...] ]
[ --rmrule/-R rotationrule [, rotationrule...] ]
[ --chrule/-h rotationrule [, rotationrule...] ]
[ --position/-p n ]
policyname...

意味

--comment/-c commentstring

ローテーション・ポリシーについての説明的なコメントを指定します。--commentまたは--inputcommentのいずれかを指定できますが、両方を指定することはできません。

--inputcomment/-i

コメントの入力(オプション)を可能にします。chrot --inputcommentを実行すると、コメントの入力を要求するプロンプトが表示されます。コメントを終了するには、その行にピリオド(.)を付けます。--commentまたは--inputcommentのいずれかを指定できますが、両方を指定することはできません。

--rule/-u rotationrule

このローテーション・ポリシーについて置換用ローテーション・ルールを指定します。

chrotコマンドに--ruleを指定すると、指定された--positionのローテーション・ルールが(新しい場所の)新しいルールに置き換えられます。--rule--positionとともに使用する場合、指定できるルールは1つのみです。--positionを指定しない場合は、このポリシーに定義されているローテーション・ルールはすべて指定されたルールに置き換えられます。

--addrule/-A rotationrule

指定されたローテーション・ルールを、このローテーション・ポリシーのルール・セットに追加します。

--rmrule/-R rotationrule

指定されたrotationruleを、このローテーション・ポリシーのルール・セットから削除します。

--rmruleを使用して既存のrotationruleをローテーション・ポリシーから削除する場合、場所のみが必須です。rotationruleeventまたはduration部分を指定し、指定された場所の既存ルールに定義されているものと一致しない場合は、エラー・メッセージが表示されます。

--chrule/-h

ローテーション・ポリシーの既存ルールに関連付けられた属性を変更します。--chruleオプションに指定されたローテーション・ルールのlocationフィールドは、指定されたローテーション・ポリシーのすべてのローテーション・ルールと比較されます。一致するルールについて、既存のローテーション・ルールのeventおよびdurationフィールドが--chruleオプションに指定されたローテーション・ルールのeventおよびdurationフィールドで置き換えられます。

--position/-p n

--position値は、rotationruleがローテーション・ポリシー内の場所/期間のタプルの既存リストに追加される特定のポイントを指定します。位置には1から順に番号が付けられます。ローテーション・ルールのタプルは、nで指定された位置のタプルの直前に挿入されます。たとえば、n=1の場合、タプルはリストの1番目のタプルの前に挿入されます。n=2の場合、タプルは1番目と2番のタプルの間に、というように挿入されます。--positionパラメータを指定しない場合、場所/期間のタプルは既存リストの後に挿入されます。

policyname

ローテーション・ポリシーの名前を1から31文字で指定します。

例2-26 ローテーション・ポリシー内のルールの変更

この例では、--rule--positionとともに使用して、ローテーション・ルール2を置き換え、それをもう一度置き換えます(ルール1はそのまま)。

ob> lsrot --long rp1
rp1:
    Rotation rule 1:        * : firstwrite : 2 seconds
    Rotation rule 2:        vault : arrival : 1 day
    UUID:                   f7d61560-2d53-102c-8bcf-00163e38b3e7
ob> chrot --rule imvault:arrival:1day --position 2 rp1
ob> lsrot --long rp1
rp1:
    Rotation rule 1:        * : firstwrite : 2 seconds
    Rotation rule 2:        imvault : arrival : 1 day
    UUID:                   f7d61560-2d53-102c-8bcf-00163e38b3e7
ob> chrot --rule Media_Recycle_Bin:arrival --position 2 rp1
ob> lsrot --long rp1
rp1:
    Rotation rule 1:        * : firstwrite : 2 seconds
    Rotation rule 2:        Media_Recycle_Bin : arrival : disabled
    UUID:                   f7d61560-2d53-102c-8bcf-00163e38b3e7

chsched

用途

chschedコマンドは、既存のバックアップ・スケジュールボリューム複製スキャンまたはボールティング・スキャンのスケジュールを変更する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「スケジュール用コマンド」を参照してください。

前提条件

chschedコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文1

既存のバックアップ・スケジュールを変更する場合は、次の構文を使用します。

chsched::=

chsched 
[ --dataset/-D dataset-name[,dataset-name]... ]
[ --adddataset/-A dataset-name[,dataset-name]... ]
[ --rmdataset/-R dataset-name[,dataset-name]... ]
[ --comment/-c comment | --inputcomment/-i ]
[ --priority/-p schedule-priority ]
[ --enabled/-z ] [ --disabled/-Z ]
[ --encryption/-e { yes | no } ]
[ --restrict/-r restriction[,restriction]... ]
[ --addrestrict/-E restriction[,restriction]... ]
[ --rmrestrict/-T restriction[,restriction]... ]
[ [ --addtrigger/-a ] |
  [ --chtrigger/-h trigger-number[,trigger-number]...] |
  [ --rmtrigger/-m trigger-number[,trigger-number]...] ]
[ [ --day/-d day-date ] [ --time/-t time ]
  [ --level/-l backup-level ] [ --family/-f media-family-name ]
  [ --expires/-x duration ] ]...
schedulename...

意味1

ここに記載されていないオプションについては、mkschedコマンドを参照してください。

--dataset/-D dataset-name

バックアップ・ジョブに含めるデータセットを指定します。

--adddataset/-A dataset-name

現行スケジュールにデータセットを追加します。

--rmdataset/-R dataset-name

現行スケジュールからデータセットを削除します。

--enabled/-z

バックアップ・スケジュールを有効にするかどうかを指定します。このオプションを使用すると、以前に無効にしたバックアップ・スケジュールを再起動することができます。

--disabled/-Z

ボールティング・スキャン・スケジュールを無効にするかどうかを指定します。このオプションを使用すると、バックアップ・スケジュールを削除することなく一時停止することができます。このオプションは、ホストのサービスを一時的に停止する必要があるときに有用です。

--encryption/-e

バックアップ・スケジュールまたはバックアップ・ジョブに対する暗号化フラグを指定します。有効な値は次のとおりです。

  • yes

    これらのスケジュール済ジョブのバックアップは、グローバルまたはホスト固有の暗号化ポリシーの設定に関係なく、常に暗号化されます。

  • no

    これがデフォルトです。

    グローバルとホスト固有の両方の暗号化ポリシーがallowedに設定されている場合、これらのジョブに対して作成されるバックアップは暗号化されません。

    グローバル暗号化ポリシーまたはホスト固有の暗号化ポリシーのいずれかがrequiredに設定されている場合、ポリシーがこの設定に優先し、バックアップは常に暗号化されます。暗号化アルゴリズムおよびキーは各クライアント・ホストのポリシーによって決まります。

--addrestrict/-E restriction

バックアップで使用されるテープ・ドライブを新しく追加します。restrictionプレースホルダの詳細は、「restriction」を参照してください。

--rmrestrict/-T restriction

スケジュールから制限を削除します。restrictionプレースホルダの詳細は、「restriction」を参照してください。

--addtrigger/-a

スケジュールにトリガーを追加します。トリガーは、スケジュール済バックアップを実行する時間周期または時間セットをユーザー定義したものです。トリガーを追加するときは、--dayオプションを指定する必要があります。--dayを指定して時間を指定しない場合は、時間はデフォルトで00:00に設定されます。

--chtrigger/-h trigger-number

スケジュールに含まれる指定のトリガーが編集されます。トリガー番号を取得するには、lsschedコマンドで--longオプションを指定します。

--rmtrigger/-m trigger-number

スケジュールからトリガーを削除します。トリガー番号を取得するには、lsschedコマンドで--longオプションを指定します。

schedulename

スケジュールの名前を指定します。

構文2

既存のボールティング・スキャン・スケジュールを変更する場合は、次の構文を使用します。

chsched::=

chsched 
[ --comment/-c comment | --inputcomment/-i ]
[ --priority/-p schedule-priority ]
[ --enabled/-z ] [ --disabled/-Z ]
[ --location/-L locationname[,locationname]... ]
[ --addlocation/-O locationname[,locationname]... ]
[ --rmlocation/-C locationname[,locationname]... ]
[ --restrict/-r vault_restriction[,vault_restriction ] ]
[ --addrestrict/-E vault_restriction[,vault_restriction ] ]
[ --rmrestrict/-T vault_restriction[,vault_restriction ] ]
[ --select/-S select_criterion[,select_criterion] ]
[ --addselect/-P select_criterion[,select_criterion] ]
[ --rmselect/-U select_criterion[,select_criterion] ]
[ [ --addtrigger/-a ] |
  [ --chtrigger/-h trigger-number[,trigger-number]... ] |
  [ --rmtrigger/-m trigger-number[,trigger-number]... ] ]
  [ [ --day/-d day-date ][ --time/-t time ][ --expires/-x duration ] ]... 
schedulename...

意味2

ここに記載されていないオプションについては、mkschedコマンドを参照してください。

--enabled/-z

ボールティング・スキャン・スケジュールを有効にするかどうかを指定します。このオプションを使用すると、以前に無効にしたボールティング・スキャン・スケジュールを再起動することができます。

--disabled/-Z

ボールティング・スキャン・スケジュールを無効にするかどうかを指定します。このオプションを使用すると、ボールティング・スキャン・スケジュールを削除することなく一時停止することができます。このオプションは、ホストのサービスを一時的に停止する必要があるときに有用です。

--location/-L locationname[,locationname]…

ボールティング・スキャン・スケジュールに適用する、置換用の場所を指定します。現在スケジュールに定義されている場所のセット全体が置き換えられます。

--addlocation/-O locationname[,locationname]…

1つまたは複数の場所をボールティング・スキャン・スケジュールに追加します。

--rmlocation/-C locationname[,locationname]…

1つまたは複数の場所をボールティング・スキャン・スケジュールから除去します。


注意:

--location--addlocationおよび--rmlocationオプションは、このリリースのボールティング・スキャン・スケジュールについては非推奨ですが、下位互換性のためにサポートされています。--restrict--addrestrict、および--rmrestrictオプションを使用してボールティング・スキャンを特定の場所に制限することをお薦めします。

--restrict/-r vault_restriction[,vault_restriction]...

ボールティング・スキャンを1つまたは複数の場所に制限します。場所は、次のどの書式でも設定できます。

  • location_name@cap_name

    location_nameは、移動に適したボリュームのスキャン・ジョブの間にスキャンされる場所です。カートリッジ・アクセス・ポート(CAP)の名前は、場所がACSLSライブラリである場合にのみ指定することができます。

  • location_name

    location_nameがACSLSライブラリで、CAP名が指定されている場合、Oracle Secure Backupは利用可能な最大CAPを選択します。

  • @cap_name

    場所名が指定されていない場合、指定したCAPの場所がスキャンされます。この書式は、ACSLSライブラリにのみ適用されます。

ライブラリの取出しタイプが自動またはオンデマンドに設定されている場合、メディア移動ジョブの間、指定したCAPにボリュームがエクスポートされます。

現在スケジュールに定義されている場所のセット全体が置き換えられます。

--addrestrict/-E vault_restriction[,vault_restriction]...

1つまたは複数の場所をボールティング・スキャン・スケジュールに追加します。場所は、--restrict option用にリストされたいずれの書式でも設定できます。

--rmrestrict/-T vault_restriction[,vault_restriction]...

1つまたは複数の場所をボールティング・スキャン・スケジュールから除去します。場所は、--restrict option用にリストされたいずれの書式でも設定できます。

--select/-S select_criterion[,select_criterion]...

ボールティング・スキャンを1つまたは複数のメディア・ファミリに制限します。現在スケジュールに定義されているメディア・ファミリのセット全体が置き換えられます。

--addselect/-P select_criterion[,select_criterion]...

ボールティング・スキャンに1つまたは複数のメディア・ファミリを追加します。

--rmselect/-U select_criterion[,select_criterion]...

ボールティング・スキャンから1つまたは複数のメディア・ファミリを削除します。

--addtrigger/-a

スケジュールにトリガーを追加します。トリガーは、スケジュール済バックアップを実行する時間周期または時間セットをユーザー定義したものです。トリガーを追加するときは、--dayオプションを指定する必要があります。--dayを指定して時間を指定しない場合は、時間はデフォルトで00:00に設定されます。

--chtrigger/-h trigger-number

スケジュールに含まれる指定のトリガーが編集されます。トリガー番号を取得するには、lsschedコマンドで--longオプションを指定します。

--rmtrigger/-m trigger-number

スケジュールからトリガーを削除します。トリガー番号を取得するには、lsschedコマンドで--longオプションを指定します。

schedulename

スケジュールの名前を指定します。

構文3

既存のボリューム複製スキャン・スケジュールを変更する場合は、次の構文を使用します。

chsched::=

chsched 
[ --comment/-c comment | --inputcomment/-i ]
[ --priority/-p schedule-priority ]
[ --enabled/-z ] [ --disabled/-Z ]
[ --location/-L locationname[,locationname]... ]
[ --addlocation/-O locationname[,locationname]... ]
[ --rmlocation/-C locationname[,locationname]... ]
[ [ --addtrigger/-a ] |
  [ --chtrigger/-h trigger-number[,trigger-number]... ] |
  [ --rmtrigger/-m trigger-number[,trigger-number]... ] ]
  [ [ --day/-d day-date ][ --time/-t time ][ --expires/-x duration ] ]... 
schedulename...

意味3

ここに記載されていないオプションについては、mkschedコマンドを参照してください。

--enabled/-z

ボリューム複製スキャン・スケジュールを有効にするかどうかを指定します。このオプションを使用すると、以前に無効にしたボリューム複製スキャン・スケジュールを再起動することができます。

--disabled/-Z

ボリューム複製スキャン・スケジュールを無効にするかどうかを指定します。このオプションを使用すると、ボリューム複製スキャン・スケジュールを削除することなく一時停止することができます。このオプションは、ホストのサービスを一時的に停止する必要があるときに有用です。

--location/-L locationname

ボリューム複製スキャン・スケジュールに適用する、1つまたは複数の置換用の場所を指定します。現在スケジュールに定義されている場所のセット全体が置き換えられます。複製スキャン・スケジュールには、アクティブな場所のみを指定できます。

--addlocation/-O locationname

1つまたは複数の場所をボリューム複製スキャン・スケジュールに追加します。複製スケジュールには、アクティブな場所のみを指定できます。

--rmlocation/-C locationname

1つまたは複数の場所をボリューム複製スキャン・スケジュールから除去します。

--addtrigger/-a

スケジュールにトリガーを追加します。トリガーは、スケジュール済バックアップを実行する時間周期または時間セットをユーザー定義したものです。トリガーを追加するときは、--dayオプションを指定する必要があります。--dayを指定して時間を指定しない場合は、時間はデフォルトで00:00に設定されます。

--chtrigger/-h trigger-number

スケジュールに含まれる指定のトリガーが編集されます。トリガー番号を取得するには、lsschedコマンドで--longオプションを指定します。

--rmtrigger/-m trigger-number

スケジュールからトリガーを削除します。トリガー番号を取得するには、lsschedコマンドで--longオプションを指定します。

schedulename

スケジュールの名前を指定します。

例2-27 バックアップ・スケジュールの変更

例2-27は、毎週日曜日の午後9時に実行するようにスケジュールされた全体バックアップから始まります。最初のchschedコマンドでは、平日午前4時のトリガーを追加し、メディア・ファミリfullを指定してバックアップの有効期限を30日後に設定しています。2番目のchschedコマンドでは、日曜日のトリガーを正午に実行するように変更しています。

ob> lssched --long
OSB-CATALOG-SCHED:
    Type:                   backup
    Dataset:                OSB-CATALOG-DS
    Priority:               50
    Encryption:             no
    Comment:                catalog backup schedule
full_backup:
    Type:                   backup
    Dataset:                datadir.ds
    Priority:               5
    Encryption:             yes
    Trigger 1:
        Day/date:           sundays
        At:                 21:00
        Backup level:       full
        Media family:       (null)
ob> chsched --addtrigger --day "mon tue wed thu fri" --family full --expires 
30days --time 04:00 full_backup
ob> lssched --long
OSB-CATALOG-SCHED:
    Type:                   backup
    Dataset:                OSB-CATALOG-DS
    Priority:               50
    Encryption:             no
    Comment:                catalog backup schedule
full_backup:
    Type:                   backup
    Dataset:                datadir.ds
    Priority:               5
    Encryption:             yes
    Trigger 1:
        Day/date:           sundays
        At:                 21:00
        Backup level:       full
        Media family:       (null)
    Trigger 2:
        Day/date:           weekdays
        At:                 04:00
        Backup level:       full
        Media family:       full
        Expires after:      30 days
ob> chsched --chtrigger 1 --time 12:00 full_backup
ob> lssched --long
OSB-CATALOG-SCHED:
    Type:                   backup
    Dataset:                OSB-CATALOG-DS
    Priority:               50
    Encryption:             no
    Comment:                catalog backup schedule
full_backup:
    Type:                   backup
    Dataset:                datadir.ds
    Priority:               5
    Encryption:             yes
    Trigger 1:
        Day/date:           sundays
        At:                 12:00
        Backup level:       full
        Media family:       (null)
    Trigger 2:
        Day/date:           weekdays
        At:                 04:00
        Backup level:       full
        Media family:       full
        Expires after:      30 days 

chssel

用途

chsselコマンドは、以前mksselコマンドで作成したデータベース・バックアップ記憶域セレクタを変更する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「データベース・バックアップ記憶域セレクタ用コマンド」を参照してください。

前提条件

chsselコマンドを実行するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

構文

chssel::=

chssel  
[ --dbname/-d { * | dbname[,dbname]...} ]
[ --adddbname/-D { * | dbname[,dbname]...} ]
[ --rmdbname/-E dbname[,dbname]... ]
[ --dbic/-i { * | dbid[,dbid]... } ]
[ --adddbid/-I { * |dbid[,dbid }... } ]
[ --rmdbid/-J { * | dbid[,dbid]... } ]
[ --host/-h { * | hostname[,hostname]... } ]
[ --addhost/-H { * | hostname[,hostname]... } ]
[ --rmhost/-K { * | hostname[,hostname]... } ]
[ --content/-c { * | content[,content]... } ]
[ --addcontent/-C { * | content[,content]... } ]
[ --rmcontent/-F { * |content[,content]... } ]
[ --restrict/-r restriction[,restriction]... ]
[ --addrestrict/-R restriction[,restriction]... ]
[ --rmrestrict/-S restriction[,restriction]... ]
[ --copynum/-n { * | 1 | 2 | 3 | 4 } ]
[ --family/-f media_family ]
[ --waittime/-w duration ]
[ --encryption/-e {off|on|forcedoff|swencryption}]
sselname...

意味

--dbname/-d dbname

記憶域セレクタの現行データベース名を、指定したdbname値に置き換えます。

--adddbname/-D dbname

現在記憶域セレクタに関連付けられているデータベースに、指定したdbname値を追加します。

--rmdbname/-E dbname

現在記憶域セレクタに関連付けられているデータベースから、指定したdbname値を削除します。

--dbid/-i dbid

記憶域セレクタの現行データベースID(DBID)を、指定したdbid値に置き換えます。

--adddbid/-I dbid

現在記憶域セレクタに関連付けられているDBIDに、指定したdbid値を追加します。

--rmdbid/-J dbid

指定したDBIDを記憶域セレクタから削除します。

--host/-h hostname

記憶域セレクタの現行ホストを、指定したhostname値に置き換えます。

--addhost/-H hostname

現在記憶域セレクタに関連付けられているホストに、指定したhostname値を追加します。

--rmhost/-K hostname

現在記憶域セレクタに関連付けられているホストから、指定したhostname値を削除します。

--content/-c content

記憶域セレクタの現行コンテンツ・タイプを、指定したコンテンツ・タイプに置き換えます。contentプレースホルダの詳細は、「content」を参照してください。

--addcontent/-C content

現在記憶域セレクタに関連付けられているコンテンツ・タイプに、指定したコンテンツ・タイプを追加します。

--rmcontent/-F content

現在記憶域セレクタに関連付けられているコンテンツ・タイプから、指定したコンテンツ・タイプを削除します。

--restrict/-r restriction

記憶域セレクタの現行テープ・デバイス制限を、指定したrestriction値に置き換えます。restrictionプレースホルダの詳細は、「restriction」を参照してください。

--addrestrict/-R restriction

指定したrestriction値を記憶域セレクタに追加します。

--rmrestrict/-S restriction

指定したrestriction値を記憶域セレクタから削除します。

--copynumber/-n * | 1 | 2 | 3 | 4

この記憶域セレクタが適用されるコピー番号を指定します。コピー番号は1から4の整数である必要があります。アスタリスク(*)を指定すると、記憶域セレクタが任意のコピー番号に適用されます。

--family/-f media-family

記憶域セレクタの現行メディア・ファミリを、指定したファミリに置き換えます。メディア・ファミリは、mkmfコマンドで作成します。

--waittime/-w duration

記憶域セレクタの現行のリソース可用性時間を、指定した期間に置き換えます。durationプレースホルダの詳細は、「duration」を参照してください。

--encryption/-e {off | on | forcedoff | swencryption}

バックアップを暗号化するかどうかを指定します。いずれの場合でも、データがRMANによってすでに暗号化されている場合、Oracle Secure Backupはそれ以上の暗号化を実行しません。次の暗号化オプションのいずれかを設定します。

  • ON: RMANによってすでに暗号化されている場合を除き、バックアップ・データは暗号化されます。

  • OFF: ホストまたはグローバル・ポリシーがrequiredに設定されている場合を除き、バックアップ・データは暗号化されません。OFFは、暗号化の値を指定しないことと同じです。

  • FORCEDOFF: データベース・バックアップは暗号化されず、ホスト固有の暗号化設定はすべて無視されます。FORCEDOFFの設定はRMANに影響しないので、RMANでは引き続きバックアップ・データを暗号化できます。

  • SWENCRYPTION: ハードウェア暗号化ではなくソフトウェア暗号化が使用されます。このオプションは、状況によってハードウェア暗号化を使用しない場合に備えて提供されています。


注意:

encryptionオプションを使用できるのは、Oracle Secure Backup 10.3.0.2.0以降のみです。

sselname

変更する記憶域セレクタの名前を1つ以上指定します。

例2-28 データベース・バックアップ記憶域セレクタへのコンテンツ・タイプの追加

この例では、データベース全体をバックアップするよう指定するバックアップ記憶域セレクタssel_fullを作成します。この例では、さらに、記憶域セレクタを変更してアーカイブREDOログを含めるようにします。

ob> mkssel --dbid 1557615826 --host brhost2 --content full --family f1 ssel_full
ob> lsssel --long
 
ssel_full:
    Content:             full
    Databases:           [all]
    Database ID:         1557615826
    Host:                brhost2
    Restrictions:        [none]
    Copy number:         [any]
    Media family:        f1
    Resource wait time:  1 hour
    UUID:                b5774d9e-92d2-1027-bc96-000cf1d9be50
ob> chssel --addcontent archivelog ssel_full
ob> lsssel --long
 
ssel_full:
    Contents:            archivelog, full
    Databases:           [all]
    Database ID:         1557615826
    Host:                brhost2
    Restrictions:        [none]
    Copy number:         [any]
    Media family:        f1
    Resource wait time:  1 hour
    UUID:                b5774d9e-92d2-1027-bc96-000cf1d9be50

chsum

用途

chsumコマンドは、ジョブ・サマリー・スケジュールを変更する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「サマリー用コマンド」を参照してください。

前提条件

chsumコマンドを実行するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

chsum::=

chsum 
  [ --days/-d produce-days[,produce-days]... ]
  [ --reporttime/-t time ]
  [ --mailto/-m email-target[,email-target]... ]
  [ --addmailto/-a email-target[,email-target]... ]
  [ --rmmailto/-r email-target[,email-target]... ]
  [ --host/-h hostname[,hostname]... ]
  [ --addhost/-H hostname[,hostname]... ]
  [ --rmhost/-h hostname[,hostname]... ]
  [ [ --covers/-c duration ] | [ --since/-s "summary-start-day[ ]time" ] ]
  [ --backup/-B { yes | no } ]
  [ --restore/-R { yes | no } ]
  [ --orabackup/-b { yes | no } ] 
  [ --orarestore/-e { yes | no } ]
  [ --scheduled/-S { yes | no } ]
  [ --user/-U { yes | no } ]
  [ --subjobs/-J { yes | no } ]
  [ --superseded/-D { yes | no } ]
  [ --duplication/-P { yes | no } ]
  [ --catalog/-C { yes | no } ]
  [ --mediamovement/-M { yes | no } ]
  summary-name...

意味

ここに記載されていないオプションについては、「mksum」を参照してください。

--addmailto/-a email-target[,email-target]

ジョブ・サマリー・スケジュールに電子メール・アドレスを追加します。

--rmmailto/-r email-target[,email-target]

ジョブ・サマリー・スケジュールから電子メール・アドレスを削除します。

--addhost/-H

このジョブ・サマリーの制限先となるホストのリストにホストを追加します。

--rmhost/-K

このジョブ・サマリーの制限先となるホストのリストからホストを削除します。

summary-name

ジョブ・サマリー・スケジュールの名前を指定します。

例2-29 ジョブ・サマリー・スケジュールの変更

この例では、ジョブ・サマリー・スケジュールweekly_reportを編集して、電子メールID jim@example.comを追加しています。また、ジョブ・サマリーの作成日を水曜日と金曜日に、レポートする時間を12時にそれぞれ変更します。

ob> lssum
weekly_report            Wed at 12:00
ob> chsum --addmailto jim@example.com --days Wed,Fri --reporttime 12:00 
weekly_report
ob> lssu --long
weekly_report:
    Produce on:              Wed Fri at 12:00
    Mail to:                 lance@example.com jim@example.com
    In the report, include:
        Backup jobs:             yes
        Restore jobs:            yes
        Scheduled jobs:          yes
        User jobs:               yes
        Subordinate jobs:        yes
        Superseded jobs:         no

chuser

用途

chuserコマンドは、Oracle Secure Backupユーザーの属性を変更する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「ユーザー用コマンド」を参照してください。

前提条件

自分を含むOracle Secure Backupユーザーの属性を変更する必要がある場合は、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。自分のパスワードおよび名前を変更するには、自分の名前およびパスワードの変更(modify own name and password)権を備えている必要があります。

構文

chuser::=

chuser [ --class/-c userclass ]
[ --password/-p password | --querypassword/-q ]
[ --unixname/-U unix-user ] [ --unixgroup/-G unix-group ]
[ --adddomain/-d { windows-domain | * },windows-account[,windows-password ] ]...
[ --rmdomain/-r { windows-domain | * } ] [ --ndmpuser/-N { yes | no } ]...
[ --email/-e emailaddr ] [ --givenname/-g givenname ]
[ --preauth/-h preauth-spec[,preauth-spec]... ]
[ --addpreauth/-H preauth-spec[,preauth-spec]... ]
[ --rmpreauth/-X preauth-spec[,preauth-spec]... ]
username...

意味

ここに記載されていないchuserのオプションについては、「mkuser」を参照してください。

--password/-p password

Oracle Secure Backupユーザーが管理ドメインにログインする場合のパスワードを指定します。入力可能な文字列は最長16文字です。パスワードを指定しない場合、パスワードはNULLになります。

最短パスワード長は、minuserpasswordlenセキュリティ・ポリシーによって決まります。デフォルト値が0の場合、NULLパスワードが許されることになります。


関連項目:

「minuserpasswordlen」

パスワードは、コマンドラインまたはコマンド・スクリプトにクリアテキストで指定しないでください。セキュリティ上の脆弱性となります。Oracle Secure Backupユーザーにパスワードの入力を要求する方法をお薦めします。

--adddomain/-d { windows-domain | * },windows-account,windows-password

ユーザー・アカウントにWindowsドメイン情報を追加します。ドメインがユーザー・オブジェクト内の既存のドメインと異なる場合は、--adddomainにより新たなドメインのエントリが追加されます。--adddomainのドメイン名がユーザー・オブジェクト内の既存のドメインと同じ場合は、--adddomainにより既存の情報が置き換えられます。詳細は、mkuserコマンドの--domainオプションを参照してください。例2-104では、Windowsドメインにユーザーを作成する方法について説明します。

--rmdomain/-r {windows-domain | *}

Windowsドメインを削除します。

--preauth/-h preauth-spec

指定ホスト上の指定オペレーティング・システム・ユーザーの指定Oracle Secure Backupユーザー・アイデンティティが認可されます。preauth-specプレースホルダの詳細は、「preauth-spec」を参照してください。

--preauthオプションを指定すると、既存の事前認可データが置き換えられます。空の文字列を指定すると(たとえば--preauth "")、Oracle Secure Backupユーザーの事前認可をリセットできます。

--addpreauth/-H preauth-spec

事前認可オブジェクトが追加され、Oracle Secure Backupアクセスが事前認可されますが、既存の事前認可データは置き換えられません。管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain configuration)権を備えている場合にのみ、事前認可を追加できます。通常、adminクラスのOracle Secure Backupユーザーのみがこの権限を備えています。

preauth-specプレースホルダの詳細は、「preauth-spec」を参照してください。

Windowsアカウント名としてos-usernameを指定する場合は、Windowsドメイン名をワイルドカードまたは特定の名前で明示的に指定する必要があります。事前認可の重複は許可されません。複数の事前認可が同じホスト名、ユーザーIDおよびドメインを持つ場合は、重複です。

--rmpreauth/-X preauth-spec

指定ホストまたは指定オペレーティング・システム・ユーザーから指定Oracle Secure Backupユーザーへの事前認可アクセスを削除します。事前認可属性は、指定されていても無視されます。preauth-specプレースホルダの詳細は、「preauth-spec」を参照してください。

管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain configuration)権を備えている場合にのみ、事前認可を削除できます。通常、adminクラスのOracle Secure Backupユーザーのみがこの権限を備えています。

username

変更するOracle Secure Backupユーザーの名前を指定します。

例2-30 Oracle Secure Backupユーザーの変更

この例では、Oracle Secure Backupユーザーlashdownを作成し、このユーザーをoracleクラスに再割当てしてからこのユーザーに関する情報を表示します。

ob> mkuser bkpadmin --class admin --password "x45y" --givenname "lance" --unixname
bkpadmin --unixgroup "dba" --preauth osbsvr1:bkpadmin+rman+cmdline --ndmpuser no
--email bkpadmin@example.com
ob> chuser --class oracle bkpadmin
ob> lsuser --long bkpadmin
bkpadmin:
    Password:               (set)
    User class:             oracle
    Given name:             lance
    UNIX name:              bkpadmin
    UNIX group:             dba
    Windows domain/acct:    [none]
    NDMP server user:       no
    Email address:          bkpadmin@example.com
    UUID:                   5f437cd2-7a49-1027-8e8a-000cf1d9be50
    Preauthorized access:
        Hostname:           osbsvr1
        Username:           bkpadmin
        Windows domain:     [all]
        RMAN enabled:       yes
        Cmdline enabled:    yes

chvol

用途

ボリュームおよび現在の場所に適用されるローテーション・ポリシーなど、ボリュームの属性を変更する場合に使用します。

前提条件

chvolコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

使用方法

Oracle Secure Backupボリューム・カタログ内の複数のボリュームに一致するボリュームIDを指定した場合、あるいは指定したボリュームがボリューム・セットに属している場合、どのボリューム(1つまたは複数)を修正したいのかを尋ねられます。

Oracle Secure Backupからの応答の書式は、検出されたあいまいさのタイプによって異なります。ボリュームVOL000001の有効期限を延長したいと仮定します。

obtool> chvol --retain forever -v VOL000001

Your selection matches the following volumes:
  Volume ID     Barcode   Created    
1 VOL000001     SF002463  01/11.04:24
2 VOL000001     SF004011  02/05.11:20
3 VOL000001     SF009774  02/23.01:31

Please select the volume(s) that you wish to modify: 1, 2, …, a(ll), n(one), or q(uit) [a]:

この最初の例では、ボリュームIDがVOL000001に一致する3つのボリュームが特定され、修正したいボリューム(1つまたは複数)を尋ねています。デフォルトはすべてのボリュームです。

別のボリュームVOL000001の有効期限を延長するには、次のようにします。

obtool> chvol --retain forever -v VOL000008

The volume VOL000008 belongs to a volume set with the following members:
  Volume ID     Barcode   Created    
  VOL000007     SF002463  01/11.04:24
  VOL000008     SF004011  01/11.05:32
  VOL000009     SF009774  01/11.07:13

Please select the volume(s) that you wish to modify: a(ll), n(one), or q(uit) [q]:

この2番目の例では、ボリューム・セットのメンバーであるVOL000008が特定され、そのボリュームのすべてを修正するのか、あるいは修正しないのかを尋ねています。ボリューム・セットの個々のメンバーを選択することはできません。デフォルトの選択肢は「quit」(終了)です。

構文

chvol::=

chvol
{ [ --rotationpolicy/-R policyname ] |
  [ --relocate/-M [ --nomovement/-n ] | 
  [ --force/-f ] --tolocation locationname |
  [ --missing/-g { yes | no } ] |
  [ --notintransit/-O ] }
[ --duplicationpolicy/-D duplication_policy ] 
[ --vsopt/-V { ignore | prompt | all } ]
[ --expiresat/-x date-time | --retain/-r duration ]
vol-spec [vol-spec]...

意味

--rotationpolicy/-R policyname

ボリュームに割り当てられているローテーション・ポリシーをpolicynameに変更します。

--relocate/-M --tolocation/-t locationname

指定された場所にボリュームを再配置します。

ボリュームは、ローテーション・ポリシーの場所からこのオプションで指定した別の場所に移動できます。指定された場所は、ボリュームに対して現在割り当てられているローテーション・ポリシーに属する必要があります。--rotationpolicyオプションは、ボリュームにローテーション・ポリシーを割り当てる場合に使用します。

現在同じ場所にある複数のボリュームに同じ場所を指定した場合、すべてのボリュームに対して1つのメディア移動ジョブが作成されます。ただし、複数のchvol --relocateコマンドで指定されたボリュームは、1つのメディア移動ジョブにマージされません。

--relocate/-M --nomovement/-J --tolocation/-t locationname

再配置のためのメディア移動ジョブを作成せずに、指定された場所にボリュームを再配置します。指定された場所は、ボリュームに対して現在割り当てられているローテーション・ポリシーに属する必要があります。--rotationpolicyオプションは、ボリュームにローテーション・ポリシーを割り当てる場合に使用します。

--relocate/-M --force/-f --tolocation/-t locationname

指定された場所にボリュームを再配置しますが、その場所は、ボリュームに対して現在割り当てられているローテーション・ポリシーに属している必要はありません。この場所がそのボリュームに対して想定される場所と一致しない場合、ボリュームは例外レポートに記載されます。

--missing/-g {yes | no}

メディア移動ジョブがボリュームを移動しないようにボリュームを欠落としてマークするか(yes)、あるいは欠落なしとしてマークします(no)。

--notintransit/-O

ボールトからロボットまでの移動が完了したものとしてボリュームをマークします。ボリュームの現在の場所が更新され、ボリュームのin-transitフラグがリセットされます。

--duplicationpolicy/-R policyname

ボリュームに割り当てられている複製ポリシーをpolicynameに変更します。このオプションは、複製スキャンで以前に処理したボリュームには影響しません。--duplicationpolicy ""を指定すると、複製ポリシーはNULLに設定されます。

--vsopt/-V [ignore | prompt | all]

指定したボリュームがボリューム・セットに属している場合に処理が行われます。

ignoreオプションにより、ボリューム・セットのメンバーシップは無視されて、選択したボリュームのみが変更されます。promptオプションにより、ボリューム・セット内のすべてのボリュームが表示され、変更する1つまたは複数のボリュームを選択するようにプロンプトが表示されます。allオプションにより、ボリューム・セットのすべてのメンバーに変更内容が適用されます。

デフォルトの動作は、ボリューム・セットのメンバーシップは無視されて、選択したボリュームのみが変更されます。

--expiresat/-x date-time

指定したすべてのボリュームの有効期限をdate-timeに変更します。ただし、現在の有効期限よりも前の時刻に有効期限を再設定できない場合があるという制約を受けます。

date-timeプレースホルダの詳細は、「date-time」を参照してください。

--retain/-r duration

各ボリュームの作成時間に継続期間を追加することにより、指定したすべてのボリュームの有効期限を変更します。ただし、現在の有効期限よりも前の時刻に有効期限を再設定できない場合があるという制約を受けます。

durationプレースホルダの詳細は、「duration」を参照してください。


注意:

--expiresat/-xおよび--retain/-rのオプションで生成された有効期限は、ボリューム・データベースに上書きされます。ボリュームの有効期限を変更しても物理テープ・ボリュームのデータには影響しません。

vol-spec...

1つまたは複数のボリュームのボリュームIDまたはバーコード値。

vol-specプレースホルダの詳細は、「vol-spec」を参照してください。


clean

用途

cleanコマンドは、テープ・ドライブをクリーンアップする場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「ライブラリ用コマンド」を参照してください。

前提条件

cleanコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

clean::=

clean [ --drive/-D drivename ] [ --force/-f ] [ --use/-u se-spec ]

意味

--drive/-D drivename

クリーンアップするテープ・ドライブの名前を指定します。テープ・ドライブ名を指定しない場合は、drive変数を設定する必要があります。

--force/-f

Oracle Secure Backupに強制的にテープ・ドライブをクリーンアップさせます。テープ・ドライブにテープがロードされている場合、テープをアンロードしてクリーニング・テープをロードし、テープ・ドライブをクリーンアップしてから、当初テープ・ドライブにあったテープをリロードします。

--use/-u se-spec

クリーニング・テープが入った記憶域要素の番号を指定します。このオプションを省略した場合は、mkdevコマンドに指定した--cleanemptiestオプションの設定に基づいたクリーニング・テープが選択されます。se-specプレースホルダの詳細は、「se-spec」を参照してください。

例2-31 テープ・ドライブのクリーンアップ

この例では、テープ・ライブラリlib1の要素4に未使用のクリーニング・テープを挿入することをOracle Secure Backupに通知します。要素4のクリーニング・テープを使用してテープ・ドライブtape1をクリーンアップします。

ob> insertvol --library lib1 clean --uses 0 --maxuses 3 4
ob> clean --drive tape1 --force --use 4

closedoor

用途

closedoorコマンドは、テープ・ライブラリのインポート/エクスポート・ドアを閉める場合に使用します。このコマンドが有効なのは、それがサポートされているライブラリに対してのみです。


関連項目:

関連コマンドについては、「ライブラリ用コマンド」を参照してください。

前提条件

closedoorコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

closedoor::=

closedoor [ --library/-L libraryname ]

意味

--library/-L libraryname

ドアを閉めるテープ・ライブラリの名前を指定します。ライブラリ名を指定しない場合は、library変数を設定する必要があります。

例2-32 ライブラリ・ドアの閉鎖

この例では、テープ・ライブラリlib1のドアを閉めます。

ob> closedoor --library lib1

ctldaemon

用途

ctldaemonコマンドは、Oracle Secure Backupデーモンの動作を制御する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「デーモン用コマンド」を参照してください。

前提条件

ctldaemonコマンドを実行するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文1

この構文は、スケジューリングを一時停止または再開する場合に使用します。

ctldaemon::=

ctldaemon --command/-c { suspend | resume }

構文2

この構文は、1つ以上のデーモンにコマンドを送信する場合に使用します。

ctldaemon::=

ctldaemon --command/-c { dump | reinitialize | debugon | debugoff } 
[ --host/-h hostname[,hostname]... ] [ daemon-id ]...

意味

--command/-c

obscheduledデーモンを一時的に停止して後で再開できるようにします(構文1)。obscheduledは、トラブルシューティングの目的で一時停止できます。

--command/-c

Oracle Secure Backupデーモンに制御コマンドを送信できるようにします(構文2)。表2-2--command値をリストします。

表2-2 --commandの値

意味

dump

内部状態情報をログ・ファイルにダンプするようにデーモンに指示します。

reinitialize

構成データを再度読み込むようデーモンに指示します。

debugon

ログ・ファイルに追加デバッグ情報を生成するようにデーモンに指示します。

debugoff

デバッグ・モードを取り消します。これがデフォルトの状態です。


--host/-h hostname

デーモンが実行されているホストの名前を指定します。このオプションを省略した場合は、ローカル・ホストが想定されます。

daemon-id

プロセスID(PID)またはサービス名のいずれかとしてOracle Secure Backupデーモンを指定します。可能なサービス名は、observicedobscheduledobrobotdおよびobixdです。

例2-33 obscheduledデーモンの一時停止

この例では、obscheduledデーモンが通常の状態かどうかを判定してから一時停止します。

ob> lsdaemon obscheduled
Process  Daemon/                        Listen
     ID  Service      State               port  Qualifier
   9436  obscheduled  normal             42130
ob> ctldaemon --command suspend
ob> lsdaemon obscheduled
Process  Daemon/                        Listen
     ID  Service      State               port  Qualifier
   9436  obscheduled  suspended          42130

discoverdev

用途

discoverdevコマンドは、ネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)を介して接続されたテープ・デバイスを検出する場合に使用します。また、このコマンドは、NDMP接続されたテープ・デバイスの構成の変更も検出します。discoverdevは、この情報に基づいて、管理ドメインテープ・デバイス構成を自動的に更新します。


関連項目:

関連コマンドについては、「デバイス用コマンド」を参照してください。

Oracle Secure Backupでは、次の種類の変更を検出して対処します。

  • まだ構成されていないが使用されているテープ・デバイス。このような各テープ・デバイスに対して、Oracle Secure Backupでは、一時的に割り当てた名前を付けてテープ・デバイスを作成し、それに対するテープ・デバイスのアタッチメントを構成します。

  • 以前に構成済で、それに対するアタッチメントが使用されているテープ・デバイス。Oracle Secure Backupでは、既存の各テープ・デバイスにアタッチメントを追加します。

  • 以前に構成済で、それに対するアタッチメントがなくなったテープ・デバイス。Oracle Secure Backupは、各テープ・デバイスからアタッチメントを削除します。

Oracle Secure Backupは、オペレーティング・システムがレポートするシリアル番号を比較することで、同じテープ・デバイスに接続する複数のホストを検出します。また、検出されたテープ・デバイスにそのシリアル番号でアクセス可能かどうかの判別も行います。検出されたテープ・デバイスにシリアル番号でアクセス可能な場合は、オペレーティング・システムによって割り当てられた論理名ではなくシリアル番号を参照するよう、各テープ・デバイスのアタッチメントを構成します。


関連項目:

関連コマンドについては、「デバイス用コマンド」を参照してください。

前提条件

discoverdevコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

discoverdev::=

discoverdev { --host/-h hostname }... [ --quiet/-q ] [ --noupdate/-U ]
[ --missing/-m ] [ --verbose/-v ]

意味

--host hostname

検出を行うホスト名を指定します。

--quiet/-q

検出テープ・デバイスのステータスの表示が抑止されます。

--noupdate/-U

検出中に見つかった変更がレポートされますが、構成の変更は行われません。

--missing/-m

以前検出されたが現在は検出されなくなったテープ・デバイスがレポートされます。

--verbose/-v

検出されたテープ・デバイスに関する詳細な出力が行われます。

例2-34 NDMPデバイスの検出

この例では、NDMPホストfiler_ethelに関するテープ・デバイスを検出します。

ob> lshost
filer_ethel      mediaserver,client                (via NDMP) in service
linux_admin      admin,mediaserver,client          (via OB)   in service
lucy             client                            (via NDMP) in service
nt_client        client                            (via OB)   in service
w2k              client                            (via OB)   in service
ob> discoverdev --verbose --host filer_ethel
Info: beginning device discovery for filer_ethel.
Info: connecting to filer_ethel
 
Info: devices found on filer_ethel:
   Info: ATL     1500            ...
      Info: mc3  attrs= [none]
         Info: WWN: [none]
         Info: SN:  PMC13A0007
   Info: Quantum SDLT220...
      Info: nrst7a  attrs= norewind raw
         Info: WWN: [none]
         Info: SN:  CXB45H1313
   Info: Quantum SDLT220...
      Info: nrst8a  attrs= norewind raw
         Info: WWN: [none]
         Info: SN:  PKB51H0286
 
   filer_ethel_mc3_2  (new library)
      WWN: [none]
      new attach-point on filer_ethel, rawname mc3
 
   filer_ethel_nrst7a_2  (new drive)
      WWN: [none]
      new attach-point on filer_ethel, rawname nrst7a
 
   filer_ethel_nrst8a_2  (new drive)
      WWN: [none]
      new attach-point on filer_ethel, rawname nrst8a

dumpdev

用途

dumpdevコマンドは、Oracle Secure Backupによってログ記録されたテープ・デバイス・エラーを表示する場合に使用します。

エラー・ログは、管理サーバーOracle Secure Backupホームadmin/log/deviceサブディレクトリ・パスにあります。


関連項目:

関連コマンドについては、「デバイス用コマンド」を参照してください。

前提条件

dumpdevコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

dumpdev::=

dumpdev [ --since/-s date-time ] [ --clear/-c [ --nq ] [ --nd ] ]
{ --dumpfile/-f path... | devicename... }

意味

--since/-s date-time

date-time以降に発生したエラーに表示を限定します。date-timeプレースホルダの詳細は、「date-time」を参照してください。

--clear/-c

エラー・ログは表示後削除されます。各ログの削除前に確認を求められます。

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

--nd

エラー・ログの表示が抑止されます。エラー・ログをクリアして表示しない場合に便利です。

--dumpfile/-f path

ダンプするファイルのパス名を指定します。このオプションは、dumpdevでは通常見つからないファイルにテープ・デバイス・エラー・ログ・ファイルを保存している場合に使用すると便利です。

devicename

devicenameに関するエラー・ログ・ファイルをダンプします。テープ・デバイス名の命名規則については、「devicename」を参照してください。

例2-35 テープ・ドライブのエラー・ログのダンプ

この例では、10h_tape1という名前のテープ・ドライブのエラー・ログをダンプします。

ob> dumpdev 10h_tape1
 
Oracle Secure Backup hardware error log for "10h_tape1", version 1
       EXABYTE EXB-85058SQANXR1, prom/firmware id 07J0, serial number 06667256
Tue Jan 10, 2008 at 16:52:26.354 (Eastern Daylight Time) devtype: 14
    obexec: mchamber-pc://./obt0, args to wst__exec: handle=0x0
       accessed via host mchamber-pc: Windows_NT 5.1
       op=16 (eod), buf=0x00, count=1 (0x1), parm=0x00
    cdb: 11 03 00 00 00 00 space, cnt=0 to eod
    sense data:
       70 00 03 FF FF FF FF 15 00 00 00 00 14 00 00 00
       00 00 03 00 00 00 02 56 D8 2A 03 00 00
          ec=0, sk=media err, asc=14, ascq=0
          error is: unrecoverable error
          flags: (none)
    returned status: code=unrecoverable error,
       resid=0 (0x0), checks=0x0 []

dupvol

用途

dupvolコマンドは、ボリュームをオンデマンドで複製する場合に使用します。

複製する場合、オリジナル・ボリュームの書込みウィンドウは閉じられます。ボリューム移行オプションを選択していないと、新規に作成された複製の書込みウィンドウも閉じられます。

複製するボリューム自体が複製である場合は、オンデマンド複製のオリジナル・ボリュームは複製するボリュームのオリジナル・ボリュームに設定されます。

オンデマンド複製ジョブが取り消されると、複製の作成はこれ以上行われず、オリジナル・ボリュームの書込みウィンドウが再度開かれます。


関連項目:

関連コマンドについては、「オンデマンド複製用コマンド」を参照してください。

前提条件

複製を実行するには、テープ・ドライブが2つ必要です。dupvolコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。複製に使用される対象ボリュームのサイズは、ソース・ボリュームのサイズ以上でなければなりません。

使用方法

Oracle Secure Backupボリューム・カタログ内の複数のボリュームに一致するボリュームIDを指定した場合、どのボリューム(1つまたは複数)を複製したいのかを尋ねられます。1つまたは複数のボリュームまたはそのすべてを選択するか、あるいはいずれも選択しないことも可能です。デフォルトの選択肢はすべてのボリュームです。


関連項目:

ボリュームIDの一致を示す2つの例については、「chvol」を参照してください。

構文

dupvol::=

dupvol 
  { --family/-f media-family }
  [ --migrate/-m { yes | no }] [ --priority/-p schedule-priority ]
  [ --quiet/-q ][ --restrict/-r restriction[,restriction]... ]
  { --volume/-v vid }[ --tag/-t tag[,tag]... ]

意味

--family/-f media-family

複製ボリュームの作成に使用するメディア・ファミリを指定します。指定する各メディア・ファミリは、オリジナル・ボリュームの保存モード(時間管理またはコンテンツ管理のいずれか)と一致する必要があります。

--migrate/-m

ボリュームを移行する必要があるかどうかを指定します。このオプションをyesに設定すると、制限を1つのみ指定できます。オリジナル・ボリュームは期限切れとマークされます。移行処理で、1つのボリュームのみ作成されます。

--priority/-p schedule-priority

スケジュール済の複製にOracle Secure Backupユーザーによって割り当てられる0(ゼロ)より大きい数値の優先度を指定します。この値より小さいほど、優先度が高いとみなされます。

--quiet/-q

複製ジョブがスケジューラにディスパッチされたとき、ジョブIDまたはステータス情報が表示されません。

--restrict/-r restriction

複製に使用可能な1つ以上のテープ・デバイスを識別する管理ドメインで、テープ・デバイス、ホスト、またはテープ・デバイス/ホストのペアを定義します。restrictionプレースホルダの詳細は、「restriction」を参照してください。

テープ・デバイス制限がない場合は、複製は最初に利用可能なテープ・デバイスで実行されます。制限は、テープ・デバイス名(mkdevまたはchdevによって割当て)として、またはテープ・デバイスのアタッチメントとして指定できます。

--volume/-v vid

複製するボリュームを指定します。

--tag/-t tag

ボリューム・タグ(バーコード)に基づいて複製するボリュームを指定します。


edds

用途

eddsコマンドは、既存のデータセット・ファイルを編集する場合に使用します。ファイルのコンテンツ全体を置き換えるには、次のいずれかの方法を使用します。

  • コマンドラインでの--input/-iオプションの使用。ファイルはコマンドラインに入力できます。

  • --input/-iの省略。これにより、デフォルトのエディタ・ウィンドウが開くので、データの入力と変更を行えます。エディタを終了すると変更が適用されます。デフォルトのエディタは、EDITOR環境変数によって定義されます。


関連項目:

関連コマンドについては、「データセット用コマンド」を参照してください。

前提条件

eddsコマンドを実行するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

edds::=

edds [ --nq ] [ --nocheck/-C ] [ --input/-i ] dataset-file-name

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

--nocheck/-C

データセット・ファイルの構文エラー・チェックを無効にします。

--input/-i

データセット・ファイルのコンテンツ全体の入力または置換えを有効にします。

dataset-file-name

データセット・ファイルの名前を指定します。dataset-file-nameプレースホルダの詳細は、「dataset-file-name」を参照してください。

例2-36 ファイルの構文のチェック

この例では、構文エラーのあるデータセット・ファイルを開き、そのコンテンツを異なる構文に置き換えてから構文をチェックします。

ob> catds badsyntax.ds
icnlude host brhost2
ob> edds --nq --input badsyntax.ds
Input the replacement dataset contents.  Terminate with an EOF or a line
containing just a dot (".").
include host brhost2
include path /home
.
ob> catds badsyntax.ds
include host brhost2
include path /home
ob> chkds badsyntax.ds

exit

用途

exitコマンドは、obtoolを終了する場合に使用します。このコマンドは、機能的にquitコマンドと同じです。


関連項目:

関連コマンドについては、「その他のコマンド」を参照してください。

構文

quit::=

exit [ --force/-f ]

意味

--force/-f

保留中のバックアップまたはリストア・リクエストがある場合でも、obtoolを終了します。--forceを指定するということは、保留中のバックアップまたはリストア・リクエストが失われるということです。

保留中のリクエストがあるときは、通常、obtoolを終了できません。スケジューラに保留リクエストを送信するには、backupまたはrestoreコマンドに--goオプションを指定します。

例2-37 obtoolの終了

この例では、バックアップ・ジョブが保留中のときに、--forceオプションを使用してobtoolを終了しています。

ob> backup --dataset fullbackup.ds
ob> exit
Error: one or more backup requests are pending.  Use "quit --force" to
       quit now, or send the requests to the scheduler with "backup --go".
ob> exit --force

exportvol

用途

exportvolコマンドは、1つ以上のボリュームを、テープ・ライブラリから削除するため、インポート/エクスポート・メカニズムに移動する場合に使用します。通常、複数のボリュームを一括でエクスポートします。このコマンドは、インポート/エクスポート・スロットのあるライブラリに対してのみサポートされます。


関連項目:

関連コマンドについては、「ライブラリ用コマンド」を参照してください。

前提条件

exportvolコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文1

ボリュームをテープ・ライブラリまたはスタンドアロン・テープ・ドライブからエクスポートする場合は、次の構文を使用します。

exportvol::=

exportvol [ --library/-L libraryname | --drive/-D drivename ]
{ vol-range | se-range }

意味1

ボリュームをテープ・ライブラリまたはスタンドアロン・テープ・ドライブからエクスポートする場合は、次の意味を使用します。

--library/-L libraryname

ボリュームのエクスポート元となるテープ・ライブラリの名前を指定します。テープ・ライブラリを指定する場合、エクスポート対象の記憶域要素に対する制限はありません。リクエストを実行するために十分なほど、空きのインポート/エクスポート要素がない場合は、コマンドを完全に処理できなかったことがレポートされます。

--libraryまたは--driveを指定しない場合は、libraryまたはdrive変数の値が使用されます。テープ・ライブラリとテープ・ドライブのいずれの設定も取得できない場合は、警告が発行されます。

--drive/-D drivename

ボリュームのエクスポート元となるテープ・ライブラリ内のテープ・ドライブの名前を指定します。テープ・ドライブを指定する場合は、すべての要素がテープ・ドライブの使用リストに含まれている必要があります。

--libraryまたは--driveを指定しない場合は、libraryまたはdrive変数の値が使用されます。テープ・ライブラリとテープ・ドライブのいずれの設定も取得できない場合は、警告が発行されます。

vol-range

エクスポート対象のボリュームを指定します。vol-rangeプレースホルダの詳細は、「vol-range」を参照してください。

se-range

エクスポートするボリュームを格納する記憶域要素を指定します。se-rangeプレースホルダの詳細は、「se-range」を参照してください。

構文2

ACSテープ・ライブラリからボリュームをエクスポートする場合は、次の構文を使用します。

exportvol::=

exportvol { vol-range | se-range } cap_devicename

意味2

ACSテープ・ライブラリからボリュームをエクスポートする場合は、次の意味を使用します。

エクスポート操作の終了後にボリュームをカートリッジ・アクセス・ポートから取り外すには、オペレータの手動操作が必要になります。このようなオペレータの手動操作が行われず、ポリシー設定のmaxacsidleejectwaittimeを超える時間が経過すると、取出し操作はキャンセルされ、カートリッジはカートリッジ・アクセス・ポートに残ったままになります。この期間が切れる前にすべてのボリュームがカートリッジ・アクセス・ポートに移動していないことが判明した場合は、maxacsejectwaittimeを増やします。

vol-range

エクスポート対象のボリュームを指定します。vol-rangeプレースホルダの詳細は、「vol-range」を参照してください。

se-range

エクスポートするボリュームを格納する記憶域要素を指定します。se-rangeプレースホルダの詳細は、「se-range」を参照してください。

cap_devicename

このオプションは、ACSテープ・ライブラリからボリュームをエクスポートする場合にのみ使用できます。ボリュームのエクスポート先となるACSカートリッジ・アクセス・ポートを定義します。

例2-38 ボリュームのエクスポート

この例では、VOL000003ボリュームをエクスポートしています。サンプル出力はページに収まるようにあらかじめ折り返されています。

ob> lsvol --drive tape2 --long
Inventory of library lib2:
    in    mte:           vacant
  * in    1:             volume VOL000003, barcode DEV423, oid 111, 47711360 kb 
                         remaining
  * in    2:             vacant
  * in    3:             vacant
  * in    4:             vacant
    in    iee1:          vacant
    in    iee2:          vacant
    in    iee3:          vacant
    in    dte:           vacant
 
  *: in use list
ob> exportvol --library lib2 --volume VOL000003
ob> lsvol --drive tape2 --long
Inventory of library lib2:
    in    mte:           vacant
  * in    1:             vacant
  * in    2:             vacant
  * in    3:             vacant
  * in    4:             vacant
    in    iee1:          volume VOL000003, barcode DEV423, oid 111, 47711360 kb 
                         remaining, last se 1
    in    iee2:          vacant
    in    iee3:          vacant
    in    dte:           vacant
 
  *: in use list

extractvol

用途

extractvolコマンドは、指定したテープ・ライブラリから1つ以上のボリュームを手動で削除したか削除中であることを、Oracle Secure Backupに通知する場合に使用します。抽出するボリュームのソースを指定できます。

ボリュームの削除後にinventoryコマンドを発行する場合は、extractvolコマンドを使用する必要はありません。


関連項目:

関連コマンドについては、「ライブラリ用コマンド」を参照してください。

前提条件

extractvolコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

extractvol::=

extractvol [ --library/-L libraryname | --drive/-D drivename ]
{ vol-range | se-range }

意味

--library/-L libraryname

ボリュームを抽出するテープ・ライブラリの名前を指定します。

--libraryまたは--driveを指定しない場合は、libraryまたはdrive変数の値が使用されます。テープ・ライブラリとテープ・ドライブのいずれの設定も取得できない場合は、警告が発行されます。

--drive/-D drivename

ボリュームを抽出するテープ・ライブラリのテープ・ドライブの名前を指定します。

--libraryまたは--driveを指定しない場合は、libraryまたはdrive変数の値が使用されます。テープ・ライブラリとテープ・ドライブのいずれの設定も取得できない場合は、警告が発行されます。

vol-range

抽出するボリュームを指定します。vol-rangeプレースホルダの詳細は、「vol-range」を参照してください。ボリューム情報を表示する場合は、lsvolコマンドを実行します。

se-range

ボリュームを抽出する記憶域要素の範囲を指定します。se-rangeプレースホルダの詳細は、「se-range」を参照してください。

例2-39 ボリュームの抽出

この例では、テープ・ライブラリlib1の記憶域要素1にあるボリュームが手動で削除されたことをOracle Secure Backupに通知しています。lsvolのサンプル出力は、ページに収まるようにあらかじめ折り返されています。

ob> lsvol --library lib1
Inventory of library lib1:
    in    1:             volume VOL000002, barcode ADE201, 47711424 kb remaining
    in    2:             volume VOL000001, barcode ADE203, 48359360 kb remaining
    in    dte:           volume RMAN-DEFAULT-000002, barcode ADE202, 47773408 kb 
                         remaining, content manages reuse, lastse 3
ob> extractvol --library lib1 1
ob> lsvol --library lib1
Inventory of library lib1:
    in    1:             vacant
    in    2:             volume VOL000001, barcode ADE201, 48359360 kb remaining
    in    dte:           volume RMAN-DEFAULT-000002, barcode ADE202, 47773408 kb 
                         remaining, content manages reuse, lastse 3

id

用途

idコマンドは、現在ログインしているOracle Secure Backupユーザーの名前を表示する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「その他のコマンド」を参照してください。

前提条件

idコマンドの実行には権限は不要です。

構文

id::=

id [ --long/-l ] 

意味

--long/-l

Oracle Secure Backupユーザーとそのクラスが表示されます。デフォルトでは、idによってクラスのみが表示されます。

例2-40 現行ユーザーの表示

この例では、現行のOracle Secure Backupユーザー、ログアウト、別のOracle Secure Backupユーザーとしての再ログインが表示され、次に、現行のユーザー情報が表示されます。

ob> id --long
user: admin, class: admin
ob> lsuser
admin            admin
sbt              admin
tadmin           admin
ob> logout
% obtool
Oracle Secure Backup 10.4.0.3.0
login: sbt
ob> id
sbt

identifyvol

用途

identifyvolコマンドは、テープ・ドライブに指定のボリュームをロードし、そのボリューム・ラベルを読み取り、ボリュームを元の記憶域要素に戻す場合に使用します。

このコマンドが便利なのは、inventoryコマンドによってoccupiedなどの無効なボリューム状態が表示された場合や、有効なテープはあってもそのコンテンツが不明な場合です。テープが新しくないかラベル付けされていない場合は、identifyvolを使用してボリュームのコンテンツをインベントリに移入できます。


関連項目:

関連コマンドについては、「ライブラリ用コマンド」を参照してください。

前提条件

identifyvolコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

identifyvol::=

identifyvol [ --drive/-D drivename ] [ --import/-i ] 
[ --obtaropt/-o obtar-option ]... [ se-range ]

意味

--drive/-D drivename

ボリュームを確認するテープ・ドライブの名前を指定します。テープ・ドライブ名を指定しない場合は、drive変数を設定する必要があります。

--import/-i

指定したボリュームの各バックアップ・イメージ・ラベルが読み取られます。デフォルトでは、identifyvolにより、ボリュームの最初のラベルのみが読み取られます。このオプションを指定すると、その他のドメインで生成されたテープに関する情報で、管理ドメイン内のボリューム・カタログを更新できます。

identifyvol --importでは、ボリュームのバックアップ・イメージのコンテンツはカタログに追加されませんが、すべてのファイル・セクションのバックアップ・イメージ・ラベルが表示されます。obtarでバックアップ・イメージのコンテンツをカタログに追加する方法は、例B-16「ファイルシステム・バックアップ・イメージのカタログへの追加」を参照してください。

--obtaropt/-o obtar-option

ボリュームの読取り時にobtarに渡されるobtarオプションを指定します。たとえば、-Jを指定すると、デバッグ・モードが有効になり、バックアップおよびリストア記録に詳細が記述されます。obtarオプションの詳細は、「obtarのオプション」を参照してください。


注意:

obtool --importは、内部ではobtar --zzに変換されて実行されます。したがって、--importオプションを指定した場合、--obtaroptを使用してobtar -c-xまたは-tモードで使用されるオプションを指定することはできません。

se-range

確認するボリュームが入っている記憶域要素の範囲を指定します。se-rangeを省略した場合は、指定ドライブに現在ロードされているボリュームが確認されます。se-rangeプレースホルダの詳細は、「se-range」を参照してください。

この例では、記憶域要素1および3のボリュームをテープ・ドライブtape1にロードして確認します。

例2-41 ボリュームの確認

ob> lsvol --library lib1
Inventory of library lib1:
    in    1:             occupied
    in    3:             occupied
ob> identifyvol --drive tape1 1,3

例2-42 バックアップ・イメージ・ラベルの表示

ob> identifyvol --drive drv1 1,3
ob>
ob> identifyvol --import --drive drv1 1,3
Seq Volume              Volume  Archive      Client      Backup     Archive  Create
#   ID                  Tag     File Sect    Host        Level      Date & Time
1   RMAN-DEFAULT-000001 NNH024  1 1 D        localhost   0          2010/07/28 15:40:17
1   RMAN-DEFAULT-000001 NNH024  2 1 D        localhost   0          2010/07/28 15:51:04
1   RMAN-DEFAULT-000001 NNH024  3 1 D        localhost   0          2010/07/28 15:51:58
1   RMAN-DEFAULT-000001 NNH024  4 1 D        localhost   0          2010/07/28 16:15:42
End of volume set.
Seq Volume              Volume  Archive      Client      Backup     Archive  Create
#   ID                  Tag     File Sect    Host        Level      Date & Time
1   my-medfam-000002    000051  1 1          localhost   0          2010/07/28 16:31:31
End of volume set.

importvol

用途

importvolコマンドは、テープ・ライブラリのインポート/エクスポート装置から記憶域要素に1つ以上のボリュームを移動する場合に使用します。このコマンドは、インポート/エクスポート・スロットのあるライブラリに対してのみサポートされます。

importvolコマンドは、次の点でmovevolコマンドと異なります。

  • テープ・ライブラリ・マネージャによって、使用される移動先の記憶域要素が決定される。

  • テープ内容を移動中に確認できる。

  • 1つのコマンドで複数のテープを移動できる。


関連項目:

関連コマンドについては、「ライブラリ用コマンド」を参照してください。

前提条件

importvolコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

使用方法

importvolコマンドを受け取るライブラリに正常に機能する有効なバーコードがある場合、unlabeledオプションを指定することはできません。かわりに、インポートされるボリューム上のバーコードが読み取られて、ボリューム・データベース内での検索が試みられます。

データベース内で一致するレコードが見つかれば、そのレコードがターゲットの記憶域要素に関連付けられます。データベース内でバーコードが見つからなければ、スクラッチ・レコードが作成され、関連付けられたボリュームはunknownとマークされます。

構文

importvol::=

importvol [ --library/-L libraryname | --drive/-D drivename ]
[ --identify/-i | --import/-m | --unlabeled/-u ]
[ clean --uses/-U n --maxuses/-M n]
[ --obtaropt/-o obtar-option ]... 
iee-range

意味

--library/-L libraryname

テープをインポートするテープ・ライブラリの名前を指定します。テープ・ライブラリを指定すると、テープ・ライブラリ内にあるすべての空の記憶域要素が有効な移動先となります。リクエストを実行できるだけの十分な移動先がない場合は、コマンドを完全に処理できなかったことがレポートされます。

--libraryまたは--driveを指定しない場合は、libraryまたはdrive変数の値が使用されます。テープ・ライブラリとテープ・ドライブのいずれの設定も取得できない場合は、警告が発行されます。

--drive/-D drivename

テープをインポートするテープ・ライブラリのテープ・ドライブの名前を指定します。テープ・ドライブを指定すると、有効な移動先はテープ・ドライブの使用リスト内の記憶域要素のみに制限されます。

--libraryまたは--driveを指定しない場合は、libraryまたはdrive変数の値が使用されます。テープ・ライブラリとテープ・ドライブのいずれの設定も取得できない場合は、警告が発行されます。

--identify/-i

ボリュームボリュームIDが読み取られます。このオプションは、identifyvolコマンドを実行することと同じです。このオプションでは、テープ・ドライブの指定が必要です。

--import/-m

すべてのボリュームのバックアップ・イメージ・ラベルが読み取られます。このオプションは、別の管理ドメイン内のボリュームをインポートする場合に使用できます。このオプションでは、テープ・ドライブの指定が必要です。

このオプションは、テープに関する情報をボリュームおよびアーカイブ・カタログにインポートします。テープに保存されているバックアップ・メタデータをインポートするには、--obtaroptを-Gオプションとともに使用します。

--unlabeled/-u

インポートするすべてのボリュームをラベル付け解除済としてマークします。このオプションは、--identifyまたは--importと組み合せて使用することはできません。

importvolコマンドを受け取るライブラリに正常に機能する有効なバーコード・リーダーがある場合、unlabeledオプションを使用することはできません。


注意:

このオプションでは、実際にはボリュームのラベル付けは解除されません。insertvol unlabeledコマンドと同じです。

clean

指定されたテープをインポートし、クリーニング・テープとしてマークします。iee-rangeで指定されたiee要素にはクリーニング・テープが入っているものとみなされます。すべてのクリーニング・テープに同じuses値およびmaxuses値が割り当てられます。このオプションは、--usesおよび--maxusesオプションとともに使用する必要があります。

--uses/-U n

「--uses/-u nを参照してください。

--maxuses/-M n

「--maxuses/-m mを参照してください。

--obtaropt/-o obtar-option

ボリュームの読取り時にobtarに渡されるobtarオプションを指定します。たとえば、-Jを指定すると、デバッグ・モードが有効になり、バックアップおよびリストア記録に詳細が記述されます。obtarオプションの詳細は、「obtarのオプション」を参照してください。このオプションは、--identifyおよび--importオプションと組み合せた指定のみ有効です。

iee-range

インポート対象のボリュームが入っているインポート/エクスポート要素の範囲を指定します。iee-rangeの許容値は、「iee-range」を参照してください。

例2-43 ボリュームのインポート

この例では、インポート要素iee1、iee2およびiee3にあるボリュームをテープ・ライブラリlib2にインポートします。

ob> lsvol --long --library lib2
Inventory of library lib2:
    in    mte:           vacant
    in    1:             vacant
    in    2:             vacant
    in    3:             vacant
    in    4:             vacant
    in    iee1:          volume VOL000003, barcode DEV423, oid 111, 47711360 kb remaining, lastse 1
    in    iee2:          unlabeled, barcode DEV424, oid 114, lastse 1
    in    iee3:          unlabeled, barcode DEV425, oid 115, lastse 2
    in    dte:           vacant
ob> importvol --library lib2 iee1-3
ob> lsvol --long --library lib2
Inventory of library lib2:
    in    mte:           vacant
    in    1:             volume VOL000003, barcode DEV423, oid 111, 47711360 kb remaining
    in    2:             unlabeled, barcode DEV424, oid 114
    in    3:             unlabeled, barcode DEV425, oid 115
    in    4:             vacant
    in    iee1:          vacant
    in    iee2:          vacant
    in    iee3:          vacant
    in    dte:           vacant

insertvol

用途

insertvolコマンドは、テープ・ライブラリ内の指定の挿入先にボリュームを手動で挿入したことをOracle Secure Backupに通知し、挿入したボリュームのプロパティを指定する場合に使用します。Oracle Secure Backupにより、インベントリが、指定した情報で更新されます。


関連項目:

関連コマンドについては、「ライブラリ用コマンド」を参照してください。

前提条件

insertvolコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

使用方法

insertvolコマンドを受け取るライブラリに正常に機能する有効なバーコードがある場合、vol-specまたはunlabeledオプションを指定することはできません。かわりに、挿入されるボリューム上のバーコードが読み取られて、これを使用してボリューム・データベース内での検索が試みられます。

データベース内で一致するレコードが見つかれば、そのレコードがターゲットの記憶域要素に関連付けられます。データベース内でバーコードが見つからなければ、スクラッチ・レコードが作成され、関連付けられたボリュームはunknownとマークされます。

構文1

次の構文は、不明かまたはラベルがないボリュームやクリーニング・テープを挿入したことを指定する場合に使用します。

insertvol::=

insertvol [ --library/-L libraryname | --drive/-D drivename ]
{ unknown | unlabeled | clean --uses/-u n --maxuses/-m n }
se-range

意味1

--library/-L libraryname

1つ以上のボリュームを挿入するテープ・ライブラリの名前を指定します。

--libraryまたは--driveを指定しない場合は、libraryまたはdrive変数の値が使用されます。テープ・ライブラリとテープ・ドライブのいずれの設定も取得できない場合は、警告が発行されます。

--drive/-D drivename

1つ以上のボリュームを挿入するテープ・ライブラリにあるテープ・ドライブの名前を指定します。

--libraryまたは--driveを指定しない場合は、libraryまたはdrive変数の値が使用されます。テープ・ライブラリとテープ・ドライブのいずれの設定も取得できない場合は、警告が発行されます。

unknown

挿入するボリュームのフォーマットが不明であることを示します。

unlabeled

挿入するボリュームにラベルがないかまたはそのボリュームが新しいボリュームであることを示します。

insertvolコマンドを受け取るライブラリに正常に機能する有効なバーコード・リーダーがあり、メディア・ポリシーbarcodesrequiredがyesに設定されている場合、unlabeledオプションは使用できません。

clean

挿入するボリュームがクリーニング・テープであることを示します。このオプションは、--uses--maxusesオプションと組み合せて指定する必要があります。

--uses/-u n

クリーニング・テープの使用された回数を指定します。

--maxuses/-m m

クリーニング・テープを使用できる最大回数を指定します。クリーニング・テープの残りの使用回数は、--maxusesから--usesを差し引いた差です。

se-range

ボリュームを挿入する記憶域要素の範囲を指定します。insertvolコマンドの実行前のターゲットの記憶域要素のインベントリ状態は、空である必要があります。lsvolコマンドを実行することで、記憶域要素が空であることを確認できます。

se-rangeプレースホルダの詳細は、「se-range」を参照してください。

構文2

次の構文は、既知かまたはラベル付きのボリュームを挿入したことを指定する場合に使用します。

insertvol::=

insertvol [ --library/-L libraryname | --drive/-D drivename ]
[ vol-spec ] se-spec

意味2

vol-spec

挿入するボリュームのボリュームIDまたはバーコードを指定します。

insertvolコマンドを受け取るライブラリに正常に機能する有効なバーコード・リーダーがある場合、このオプションを使用することはできません。


関連項目:

vol-specプレースホルダの詳細は、「vol-spec」を参照してください。

se-spec

ボリュームを挿入した記憶域要素を指定します。insertvolコマンドの実行前のターゲットの記憶域要素のインベントリ状態は、空である必要があります。lsvolコマンドを実行することで、記憶域要素が空であることを確認できます。


関連項目:

se-specプレースホルダの詳細は、「se-spec」を参照してください。

次のイベントの順序は必須です。

  1. ターゲットの記憶域要素が現在空ではない場合、extractvolまたはmovevolを使用して空にします。

  2. lsvolコマンドで、記憶域要素が空であると認識されることを確認します。確認されない場合は、inventoryコマンドを実行します。

  3. ボリュームを手動で挿入します。

    この手順は必須です。insertvolコマンドは、挿入されるボリュームからバーコードを読み取る必要があり、それにはinsertvolコマンドの実行前にボリュームが存在する必要があるためです。

  4. insertvolコマンドを即時実行します。

例2-44 Oracle Secure Backupへの手動によるボリューム挿入の通知

この例では、テープ・ライブラリlib1の記憶域要素2にクリーニング・テープを挿入したことをOracle Secure Backupに通知します。サンプル出力はページに収まるようにあらかじめ折り返されています。

ob> lsvol --library lib1 --long
Inventory of library lib1:
    in    mte:           vacant
    in    1:             volume VOL000001, barcode ADE201, oid 102, 48359360 kb 
                         remaining
    in    2:             vacant
    in    3:             volume RMAN-DEFAULT-000002, barcode ADE202, oid 112, 
                         47773408 kb remaining, content manages reuse
    in    4:             vacant
    in    iee1:          vacant
    in    iee2:          vacant
    in    iee3:          vacant
    in    dte:           vacant
ob> insertvol --library lib1 clean --uses 0 --maxuses 3 2
ob> lsvol --library lib1 --long
Inventory of library lib1:
    in    mte:           vacant
    in    1:             volume VOL000001, barcode ADE201, oid 102, 48359360 kb 
                         remaining
    in    2:             barcode ADE203, cleaning tape: 0 uses, 3 remaining
    in    3:             volume RMAN-DEFAULT-000002, barcode ADE202, oid 112, 
                         47773408 kb remaining, content manages reuse
    in    4:             vacant
    in    iee1:          vacant
    in    iee2:          vacant
    in    iee3:          vacant
    in    dte:           vacant

インベントリ

用途

inventoryコマンドは、テープ・ライブラリのコンテンツのスキャンを開始する場合に使用します。

Oracle Secure Backupでは、テープの移動や取外しのためのテープ・ライブラリ・ドアのオープンなど、手動アクションによるテープ・ライブラリの変更は、自動的に検出されません。inventoryコマンドはそのような状況で使用してテープ・ライブラリの変更を検出します。


関連項目:

関連コマンドについては、「ライブラリ用コマンド」を参照してください。

前提条件

inventoryコマンドを実行するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

inventory::=

inventory [ --library/-L libraryname | --drive/-D drivename ]
[ --force/-f ][ se-range ]

意味

--library/-L libraryname

インベントリを更新するテープ・ライブラリの名前を指定します。

--libraryまたは--driveを指定しない場合は、libraryまたはdrive変数の値が使用されます。テープ・ライブラリとテープ・ドライブのいずれの設定も取得できない場合は、警告が発行されます。

--drive/-D drivename

インベントリを更新するテープ・ライブラリのテープ・ドライブの名前を指定します。

--libraryまたは--driveを指定しない場合は、libraryまたはdrive変数の値が使用されます。テープ・ライブラリとテープ・ドライブのいずれの設定も取得できない場合は、警告が発行されます。

--force/-f

強制的にテープ・ライブラリの物理インベントリを実行します。テープ・ライブラリでは、キャッシュから読み取るのではなくすべてのテープ・ライブラリ要素を物理的にスキャンして、インベントリを更新します。

se-range

インベントリの更新を記憶域要素の範囲に制限します。記憶域要素の範囲を指定しない場合、すべての記憶域要素がインベントリの更新に含まれます。


注意:

テープ・ライブラリがInitialize Element Status with Range (指定範囲の要素ステータスの初期化)操作をサポートしていない場合は、rangeオプションは無視され、全体のInitialization Element Status (要素ステータスの初期化)操作が行われます。

記憶域要素の範囲を指定しているかどうかにかかわらず、あらゆるデータ転送要素(DTE)とインポート/エクスポート要素(IEE)がインベントリの更新に含まれます。


関連項目:

se-rangeプレースホルダの詳細は、「se-range」を参照してください。

例2-45 バーコード・リーダーを備えたテープ・ライブラリのインベントリの取得

この例では、テープ・ライブラリlib1のインベントリ操作を強制的に実行します。サンプル出力はページに収まるようにあらかじめ折り返されています。

ob> inventory --library lib1 --force
ob> lsvol --library lib1
Inventory of library lib1:
  * in    2:             volume VOL000001, barcode ADE201, 38919872 kb remaining
    in    iee1:          volume VOL000002, barcode ADE203, 38273920 kb remaining, lastse 1
    in    dte:           volume RMAN-DEFAULT-000002, barcode ADE202, 38328224 kb remaining, content 
                         manages reuse, lastse 3
 
  *: in use list

例2-46 バーコード・リーダーを備えていないテープ・ライブラリのインベントリの取得

この例では、バーコード・リーダーを備えていないテープ・ライブラリのインベントリを表示します。

ライブラリlibはバーコード・リーダーを備えていません。ライブラリのインベントリ操作を強制的に実行した後で、いくつかのボリュームを記憶域要素1、2および3に手動で追加しています。lsvolコマンドを使用してライブラリ内のボリュームのリストを表示すると、次の出力が取得されます。

ob> lsvol -L lib
Inventory of library lib:
in 4: occupied
in 8: occupied
in 9: occupied
in 10: occupied

テープ・ライブラリlibでインベントリ操作を強制的に実行すると、新たに追加されたテープが記憶域要素に表示されます(次の出力を参照)。

ob> inv --force -L lib
ob> lsvol -L lib
Inventory of library lib:
in 1: occupied
in 2: occupied
in 3: occupied
in 4: occupied
in 8: occupied
in 9: occupied
in 10: occupied

labelvol

用途

labelvolコマンドは、選択したボリュームをロードし、各ボリュームボリューム・ラベルを書き込む場合に使用します。


注意:

このコマンドにより、選択されたボリューム上の既存のデータはすべて消去されます。


Oracle Secure Backupでは、ボリューム・ラベルには通常ボリュームID(たとえばlev0-0001)とボリューム・タグ(バーコード)が含まれています。この2つの属性で一意にテープを識別します。通常、Oracle Secure Backupでは、テープへの最初の書込み時にボリューム・ラベルが作成されます。次のような場合は、ボリュームに手動でラベル付けする必要があります。

  • ボリュームにはバーコードがあるが、ボリュームがバーコード・リーダーのないテープ・ライブラリにある場合。この場合は、手動でOracle Secure Backupにバーコードを通知し、ボリューム・ラベルに正しく書き込まれるようにする必要があります。

  • 特定のメディア・ファミリに使用する目的でボリュームを予約する場合。この場合、ボリュームに事前にラベル付けしておくと、その使用がメディア・ファミリに制限できます。


関連項目:

関連コマンドについては、「ライブラリ用コマンド」を参照してください。

前提条件

labelvolコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

labelvol::=

labelvol [ --drive/-D drivename ] [ --barcode/-b barcode ] 
[ --force/-f ] [ --obtaropt/-o obtar-option ]... [ se-range ]

意味

--drive/-D drivename

ボリュームのラベル付けに使用するテープ・ドライブの名前を指定します。テープ・ドライブ名を指定しない場合は、drive変数を設定する必要があります。

--barcode/-b barcode

ボリュームのバーコードを指定します。

--force/-f

強制的にボリュームにラベル付けします。このオプションを付けてコマンドを実行すると、labelvolコマンドが機能しなくなる可能性のある条件はすべて無視されます。このオプションにより、有効なボリュームを上書きできます。また、現在、事前に必要とされているunlabelvolコマンドの実行ステップを省略して、手動による不正なバーコード・エントリを上書きできます。

--obtaropt/-o obtar-option

obtarオプションを指定します。たとえば、-Jを指定すると、デバッグ・モードが有効になり、バックアップおよびリストア記録に詳細が記述されます。obtarオプションの詳細は、「obtarのオプション」を参照してください。

se-range

ラベル付けするボリュームが搭載されている記憶域要素の範囲を指定します。このオプションを省略した場合は、現在指定テープ・ドライブにロードされているボリュームがラベル付けされます。se-rangeプレースホルダの詳細は、「se-range」を参照してください。

例2-47 ボリュームの手動によるラベル付け

この例では、テープ・ライブラリlib1の記憶域要素4にあるテープを、メディア・ファミリmf_incrが使用するように予約します。

ob> insertvol unlabeled --library lib1 4
ob> labelvol --drive tape1 --obtaropt -Xfam:mf_incr 4

loadvol

用途

loadvolコマンドは、指定した記憶域要素から選択したテープ・ドライブボリュームを移動する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「ライブラリ用コマンド」を参照してください。

前提条件

loadvolコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

loadvol::=

loadvol [ --drive/-D drivename ] [ --mount/-m mode ]
[ --force/-f ] [ --req/-r ] { vol-spec | element-spec }

意味

--drive/-D drivename

ボリュームをロードするテープ・ドライブの名前を指定します。テープ・ドライブ名を指定しない場合は、drive変数を設定する必要があります。

--mount/-m mode

テープ・ドライブに物理的にロードされるボリュームに対して、システムが使用できるモードを指定します。テープは、テープ・ドライブにマウントされると、指定されたアクションを実行するために適切な構成となるように、テープ・ドライブにおいて位置が設定されます。modeの有効な値は次のとおりです。

  • read

    このモードでは、ボリュームは読取り専用でマウントされます。

  • write

    このモードでは、ボリュームの最後にバックアップを追加できるように、ボリュームがマウントされます。

  • overwrite

    このモードでは、ボリュームは、テープ・デバイス上にマウントされ、ボリュームの既存のコンテンツが上書きされるようにテープの先頭に位置設定されます。このオプションを使用すると、有効なボリュームを上書きする権限を付与できます。

--force/-f

強制的にボリュームがロードされます。別のボリュームがテープ・ドライブにある場合、そのボリュームは自動的にアンロードされます。

--req/-r

ボリュームは、テープ・ドライブにロードされていない場合にのみ、ロードされます。

vol-spec

ロードするボリュームを指定します。ボリュームの指定には、ボリュームIDまたはボリューム・タイプ(unknownunlabeledcleanのいずれか)を使用します。vol-specプレースホルダの詳細は、「vol-spec」を参照してください。

element-spec

ロードする記憶域要素の番号を指定します。se-specプレースホルダの詳細は、「element-spec」を参照してください。

例2-48 テープ・ドライブへのボリュームのロード

この例では、テープ・ライブラリlib1の記憶域要素1からボリュームを取り、テープ・ドライブtape1にロードします。

ob>  lsvol --library lib1 --long
Inventory of library lib1:
    in    mte:           vacant
    in    1:             volume VOL000002, barcode ADE201, oid 110, 47670368 kb remaining
    in    2:             volume VOL000001, barcode ADE203, oid 102, 48319392 kb remaining
    in    3:             volume RMAN-DEFAULT-000002, barcode ADE202, oid 112, 47725600 kb 
                         remaining, content manages reuse
    in    4:             vacant
    in    iee1:          barcode ADE204, oid 114, 47725344 kb remaining, lastse 4
    in    iee2:          vacant
    in    iee3:          vacant
    in    dte:           vacant
ob> loadvol --drive tape1 1
ob> lsvol --drive tape1
Inventory of library lib1:
  * in    2:             volume VOL000001, barcode ADE203, 48319392 kb remaining
  * in    3:             volume RMAN-DEFAULT-000002, barcode ADE202, 47725600 kb remaining, content 
                         manages reuse
    in    iee1:          barcode ADE204, 47725344 kb remaining, lastse 4
    in    dte:           volume VOL000002, barcode ADE201, 47670368 kb remaining, lastse 1
 
  *: in use list

logout

用途

logoutコマンドは、obtoolを終了してログイン・トークンを破棄する場合に使用します。obtoolを再起動すると、ユーザー名の入力を要求されます。


関連項目:

関連コマンドについては、「その他のコマンド」を参照してください。

構文

logout::=

logout

例2-49 現行ユーザーの表示

この例2-44では、ログアウトを表示し、ユーザーadminとして再ログインしてから現行ユーザー情報を表示しています。

ob> logout
% obtool
Oracle Secure Backup 10.4.0.3.0
login: admin
ob> id
admin

ls

用途

lsコマンドは、Oracle Secure Backupカタログに示されているファイルシステム・オブジェクトの名前と属性をリストする場合に使用します。

Oracle Secure Backupカタログのコンテンツをリストすることは、バックアップ・イメージのコンテンツをリストすることと同じです。カタログでは、各イメージが、ライブ・ファイルシステムと同じようなディレクトリ構造として表示されます。リストできるのはコンテンツがバックアップ済のディレクトリのみです。


関連項目:

関連コマンドについては、「参照用コマンド」を参照してください。

前提条件

lsコマンドを実行するために必要な権限は、そのクラスに対する、このアクセスによるバックアップ・カタログの参照(browse backup catalogs with this access)の設定によって異なります。

構文

ls::=

ls [ --long/-l | --short/-s ] [ --label/-L ] [ --oneperline/-1 ]
[ --reverse/-r ] [ --directory/-d ] [ --backup/-b [ --position/-p ] ] 
[ --inode/-i ] [ --nobackupid/-I ] [ --noheader/-H ] [ --notype/-T ] 
[ --noerrors/-E ] [ --numberformat/-n numberformat ] [ --viewmode/-v viewmode ]
[ --ctime/-c | --mtime/-t | --utime/-u ] [ --nosort/-X ] [ --noescape/-B ]
[ --max/-M max-entries ] [ --startat/-S starting-entry ]
pathname...

意味

--long/-l

長い形式でOracle Secure Backupカタログ・データが表示されます。

バックアップ・エラーがエントリ上で発生した場合、--long表示で実際のエラー・テキストが表示されます。--longオプションも--backupオプションも指定しない場合、表示名にEが追加されます。

--short/-s

短い形式でOracle Secure Backupカタログ・データが表示されます(デフォルト)。

--label/-L

Oracle Secure Backupカタログのアイテムがわかりやすくなるようにラベル付けします。例については、例2-50を参照してください。

--oneperline/-1

各アイテムが別個の行になります。

--reverse/-r

リストの順序が逆になります。

--directory/-d

Oracle Secure Backupカタログの現行ディレクトリに関する情報が表示されます。

--backup/-b

バックアップ情報が表示されます。

バックアップ・エラーがエントリ上で発生した場合、--backup表示によって個々のアーカイブ・セクション行にEが追加されます。--longオプションも--backupオプションも指定しない場合、表示名にEが追加されます。

--position/-p

--backupオプションとともに使用され、テープにおけるデータの物理位置が表示されます。

--inode/-i

コンテンツのinodeが表示されます。このオプションがサポートされるのは、ネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)データ・サービスによって生成されたバックアップ・イメージに対してのみです。

--nobackupid/-I

バックアップIDを非表示にします。

--noheader/-H

ヘッダー出力なしで情報が表示されます。

--notype/-T

ディレクトリを示すために/を使用しません。

--noerrors/-E

ファイルシステムのエラー・メッセージが表示されません。

--numberformat/-n numberformat

大きい数値の表示方法を指定します。numberformatプレースホルダの詳細は、「numberformat」を参照してください。

--viewmode viewmode

Oracle Secure Backupカタログ内のディレクトリのコンテンツを表示するモードを指定します。viewmodeの有効な値は次のとおりです。

  • exact: データ・セレクタに一致するディレクトリ・エントリのみが表示されます。

  • inclusive: 現在のデータ・セレクタに関係なくすべてのエントリが表示されます(デフォルト)。

-ctime/-c

--longも指定されている場合に、inodeの変更時間が表示されます。

--mtime/-t

--longも指定されている場合に、ファイルの変更時間が表示されます。

--utime/-u

--longも指定されている場合に、ファイルの使用された時間が表示されます。

--nosort/-X

表示のための名前のソートが行われません。

--noescape/-B

ファイル名の表示不能文字がエスケープされません。--noescapeは、アンパサンド文字(&)を含むファイル名を通常どおりに表示する場合に指定します。

--max/-M max-entries

表示するエントリの最大数を指定します。

--startat/-S starting-entry

先頭に表示するアイテムの番号を指定します。1がリストの最初のアイテムとなります。

pathname

Oracle Secure Backupカタログ内でのパス名を指定します。

例2-50 ファイルに関する情報の表示

この例では、brhost2のバックアップ・データを短い形式でリストしてから次に長い形式でリストしています。

ob> set host brhost2
ob> ls
home/
ob> cd home
ob> ls
data/
ob> cd data
ob> ls
backup/
ob> cd backup
ob> ls
bin/  c_files/  tree/
ob> cd tree
ob> ls
file1  lev1a/  lev1b/
ob> ls --long file1
-rwx------ bkpadmin.g527       74      2011/10/02.09:51 file1              (4)
ob> ls --long --label --backup --position file1
Name:               file1
    Backup ID:          4
        Mode & protection:  -rwx------
        Last modified:      2011/10/02.09:51:33
        Size:                 74
    Backup ID:          4
        Backup date & time: 2011/10/03.12:13:16
        Volume ID:          VOL000002
        Volume tag:         DEV423
        File number:        11
        File section:       1
        Requested level:    0
        Client:             brhost2
        Device:             vt1
        Program version:    10.4.0.3.0
        Volume creation:    2011/10/02.10:02:27
        Position:           0000023A0009

lsbackup

用途

lsbackupコマンドは、backupコマンドで作成された各バックアップ・リクエストをリストする場合に使用します。このリクエストは、スケジューラへの配信待ちになります。

lsbackupコマンドでリストされるのは、まだ--goオプションによってスケジューラに送信されていないバックアップ・リクエストのみです。たとえば、バックアップ・リクエストを作成した場合に、--goを指定してからlsbackupを実行すると、obtoolではリクエストが表示されません。


関連項目:

関連コマンドについては、「バックアップ用コマンド」を参照してください。

前提条件

バックアップの作成時に--privilegedオプションを指定した場合は、特権ユーザーとしてのファイルシステム・バックアップ実行(perform file system backups as privileged user)権を備えている必要があります。そうでない場合は、自分によるファイルシステム・バックアップ実行(perform file system backups as self)権を備えている必要があります。

構文

lsbackup::=

lsbackup [ --long/-l | --short/-s ] [ --noheader/-H ] [ backup-item ]...

意味

--long /-l

データが長い形式で表示されます(各ジョブのすべての属性をラベル付きで表示)。表示されるデータのタイプについては、例2-51を参照してください。このコマンドでは、デフォルトで属性のサブセットが表形式で表示されます。

--short /-s

データが短い形式で表示されます。つまり、ジョブIDのみがリストされます。

--noheader/-H

データのリスト時に列ヘッダーが表示されません。

backup-item

backupコマンドで作成されたバックアップにobtoolによって割り当てられたIDを指定します。IDは小さな整数です。

出力

表2-3で、lsbackupコマンドの出力について説明します。

表2-3 lsbackupの出力

ラベル 意味

Dataset

バックアップ・ジョブで使用されるデータセット・ファイルのユーザー指定の名前。

Media family

バックアップ・ジョブで使用されるメディア・ファミリのユーザー指定の名前。

Backup level

実行するバックアップのレベル。設定は、full1から10incrementalまたはoffsiteです。

Priority

バックアップ・ジョブの優先度レベル。0より大きな数を指定します。1が最高の優先度です。

Privileged op

設定はyesまたはnoです。

Eligible to run

バックアップ・ジョブを開始できる日付および時間。

Job expires

バックアップ・ジョブ・リクエストが期限切れになる日付および時間。

Restriction

バックアップ・ジョブの制限先となるテープ・デバイス


lsbackupでレポートされる日付が6か月より前の過去または2か月より後の未来の場合は、yyyy/mm/ddの書式でレポートされます。日付が6か月以内の過去および2か月以内の未来の場合は、mm/dd.hh:mmの書式でレポートされます。

例2-51 長い形式でのバックアップのリスト

この例では、保留中のバックアップ・ジョブの詳細が表示されています。出力の先頭の1:は、バックアップ・アイテムIDです。

ob> lsbackup --long
1:
    Dataset:                brhost2.ds
    Media family:           (null)
    Backup level:           full
    Priority:               10
    Privileged op:          yes
    Eligible to run:        2008/06/14.21:00:00
    Job expires:            2008/06/19.21:00:00
    Restriction:            any device

lsbu

用途

lsbuコマンドは、カタログに追加されたバックアップをリストする場合に使用します。カタログに追加されたバックアップとは、正常にまたはエラーのある状態で終了し、Oracle Secure Backupカタログにログ記録されているバックアップのことです。

lsbuコマンドでは、バックアップの日時、ボリュームIDなどがリストされます。一方、lsコマンドでは、カタログに追加されたバックアップのコンテンツがリストされます。


関連項目:

関連コマンドについては、「参照用コマンド」を参照してください。

前提条件

lsbuコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

lsbu::=

lsbu [ --long/-l | --short/-s ] [ --noheader/-H ]  [ --reverse/-r ]
[ --level/-L backup-level | --maxlevel/-M backup-level ]
[ --inclusions/-i [ --dependencies/-d ] ] [ --host/-h hostname ]...
[ --path/-p pathname ]... [ --duplicates/-D ] [ data-selector ]... 

意味

--long/-l

データを長い形式で表示します。このコマンドは、各バックアップの属性をラベル付きで表示します。デフォルトでは、属性のサブセットが表形式で表示されます。

--short/-s

データを短い形式で表示します。このコマンドではバックアップIDのみが表示されます。

--noheader/-H

列のヘッダーが表示されません。

--reverse/-r

リストの順序が逆になります。

--level/-L backup-level

バックアップ・レベル・ベースでバックアップが表示されます。backup-levelプレースホルダの詳細は、「backup-level」を参照してください。

--maxlevel/-M backup-level

表示する最大バックアップ・レベルを指定します。backup-levelプレースホルダの詳細は、「backup-level」を参照してください。

-inclusions/-i

set host用にバックアップされたパスが表示されます。


関連項目:

ホストを設定または再設定する方法は、「set」を参照してください。

--dependencies/-d

リストされた各増分バックアップについて、条件バックアップへの依存性が表示されます。

--host/-h hostname

クライアントhostnameのバックアップが表示されます。

--path/-p pathname

ファイルシステム・オブジェクト・ベースでバックアップが表示されます。

--duplicates/-D

バックアップのリスト時に、複製ボリューム上の使用可能なバックアップも表示されます。このオプションを指定しない場合、アクティブな場所または最も近い保管場所にあるボリュームのみが表示されます。

data-selector

操作に適用されるOracle Secure Backupカタログ・データを指定します。


関連項目:

data-selectorプレースホルダの詳細は、「data-selector」を参照してください。

出力

表2-4で、lsbuコマンドの出力について説明します。

表2-4 lsbuの出力

ラベル 意味

Backup ID

バックアップ・ジョブの一意のID番号。Oracle Secure Backupによって割り当てられます。

Backup date & time

バックアップ・ジョブの開始日時。スケジューラによって割り当てられます。

Volume ID

接尾辞として順次番号が付いた一意のボリューム名。Oracle Secure Backupによって割り当てられます。

Volume tag

ボリュームのバーコード。

Current location

ボリュームの現在の場所。

File number

複数のバックアップを格納するテープで、バックアップ・ジョブが占めるファイル番号。

File section

複数のテープにわたるバックアップ・ジョブを実行する際にテープを変更する回数。

Requested level

このディレクトリに以前のバックアップ・ジョブが存在しない場合は、デフォルトで0に設定されます。Oracle Secure Backupユーザーがバックアップ・ジョブのスケジュール時に割り当てます。

Client

バックアップされたクライアント・コンピュータの名前

Device

バックアップ先のテープ・ドライブの名前

Program version

Oracle Secure Backupのバージョン。

Encryption

暗号化の有効化または無効化(「--encryption/-e {yes | no | forcedoff | transient}」を参照)。

Algorithm

使用する暗号化のアルゴリズム(「--algorithm/-L」を参照)。

Volume creation

Oracle Secure Backupにより、バックアップ・イメージ・ファイル番号1がボリュームに書き込まれた日時。


lsbuでレポートされる日付が6か月より前の過去または2か月より後の未来の場合は、yyyy/mm/ddの書式でレポートされます。日付が6か月以内の過去および2か月以内の未来の場合は、mm/dd.hh:mmの書式でレポートされます。

例2-52 カタログに追加されたバックアップのリスト

この例では、カタログに追加された、ホストsales-serverのバックアップをリストしています。

ob> lsbu -l -h sales-server
Backup ID:          0
   Backup date & time: 2009/01/14.11:37:44
   Volume ID:          VOL000001
   Volume tag:         16ab82c4c4b1102a6f5000423a5a98c
   Current location:   vlib1
   File number:        2
   File section:       1
   Requested level:    0
   Client:             sales-server
   Device:             vt1
   Program version:    10.4.0.3.0
   Encryption:         on
   Algorithm:          aes192
   Volume creation:    2009/01/14.11:35:15
Backup ID:          1
   Backup date & time: 2009/01/14.11:39:09
   Volume ID:          VOL000001
   Volume tag:         16ab82c4c4b1102a6f5000423a5a98c
   Current location:   vlib1
   File number:        3
   File section:       1
   Requested level:    0
   Client:             sales-server
   Device:             vt1
   Program version:    10.4.0.3.0
   Encryption:         hardware
   Algorithm:          aes256
   Volume creation:    2009/01/14.11:35:15
Backup ID:          2
   Backup date & time: 2009/01/14.11:39:27
   Volume ID:          VOL000001
   Volume tag:         16ab82c4c4b1102a6f5000423a5a98c
   Current location:   vlib1
   File number:        4
   File section:       1
   Requested level:    0
   Client:             sales-server
   Device:             vt1
   Program version:    10.4.0.3.0
   Encryption:         off
   Volume creation:    2009/01/14.11:35:15 

lsbw

用途

lsbwコマンドは、バックアップ・ウィンドウをリストする場合に使用します。バックアップ・ウィンドウが存在しない場合は、次のメッセージが表示されます。

There are no backup windows.

関連項目:

関連コマンドについては、「バックアップ・ウィンドウ用コマンド」を参照してください。

前提条件

lsbwコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

lsbw::=

lsbw [ --short/-s ] day-specifier[,day-specifier]...   

意味

--short/-s

データを短い形式で表示します。このコマンドでは、バックアップ・ウィンドウが開いている期間の日程のみが表示されます。デフォルトでは、日程と時間帯が表示されます。

day-specifier

日に関する時間範囲を指定します。day-specifierプレースホルダの詳細は、「day-specifier」を参照してください。

例2-53 バックアップ・ウィンドウのリスト

この例では、例2-1で作成されたバックアップ・ウィンドウが表示されています。

ob> lsbw
weekend              08:00-20:00
weekday              00:00-08:00,20:00-24:00

lscheckpoint

用途

lscheckpointコマンドは、現行チェックポイントのアイデンティティと属性をリストする場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「チェックポイント用コマンド」を参照してください。

前提条件

lscheckpointコマンドを使用するには、デバイス情報の問合せおよび表示(query and display information about devices)権を備えている必要があります。

構文

lscheckpoint::=

lscheckpoint [ --short/-s | --long/-l ] [ --host/-h hostname[,hostname]... ]...
[ job-id ]...

意味

--short/-s

チェックポイントのあるジョブのIDのみを表示します。

--long/-l

エントリごとに複数の行を表示します。そこでは、各チェックポイントのユーザー可視情報がすべて記述されています。

--host/-h hostname

hostnameによって指定されたホストのチェックポイントのみをリストします。

job-id

チェックポイント情報を表示する、Oracle Secure Backupで割り当てられたジョブIDを指定します。このオプションを指定しない場合は、すべてのチェックポイントか、または--host/-hオプションで指定された名前を持つホストに対するすべてのチェックポイントが表示されます。

出力

表2-5で、lscheckpointコマンドの出力について説明します。

表2-5 lscheckpointの出力

ラベル 意味

Job ID

スケジュールされたバックアップ・ジョブまたはリストア・ジョブの一意のID。Oracle Secure Backupによって割り当てられます。

Host

ホストの名前。

Operation

実行される操作のタイプ。

Checkpoint created

チェックポイントが作成された日時。

Restartable

バックアップ・ジョブを再開する機能。設定はyesまたはnoです。

Current context ID

現在アクティブなチェックポイントのID。


lscheckpointでレポートされる日付が6か月より前の過去の場合は、yyyy/mm/ddの書式でレポートされます。日付が6か月以内の過去の場合は、mm/dd.hh:mmの書式でレポートされます。

例2-54 チェックポイント情報のリスト

この例では、ジョブadmin/8.1のジョブ情報を表示してから、このジョブのチェックポイント情報を表示しています。

ob> lsjob --long admin/8.1
admin/8.1:
    Type:                   backup br_filer
    Level:                  full
    Family:                 (null)
    Restartable:            yes
    Scheduled time:         none
    State:                  running since 2008/05/18.17:45
    Priority:               100
    Privileged op:          no
    Run on host:            (administrative server)
    Attempts:               1
ob> lscheckpoint --long admin/8.1
Job ID:             admin/8.1
    Host:               br_filer
    Operation:          backup
    Checkpoint created: 05/18.17:48
    Restartable:        yes
    Current context ID: 18

lsclass

用途

lsclassコマンドは、Oracle Secure Backupユーザークラスの名前と属性をリストする場合に使用します。


関連項目:


前提条件

lsclassコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

lsclass::=

lsclass [ { --long/-l [ --abbreviate/-a ] } | --short/-s ]
[ --mailrekey/-g { yes | no } ] 
[ --modself/-m { yes | no } ]     [ --modconfig/-M { yes | no } ]
[ --backupself/-k { yes | no } ]  [ --backuppriv/-K { yes | no } ]
[ --restself/-r { yes | no } ]    [ --restpriv/-R { yes | no } ]
[ --listownjobs/-j { yes | no } ] [ --modownjobs/-J { yes | no } ]
[ --listanyjob/-y { yes | no } ]  [ --modanyjob/-Y { yes | no } ]
[ --mailinput/-i { yes | no } ]   [ --mailerrors/-e { yes | no } ]
[ --querydevs/-q { yes | no } ]   [ --managedevs/-d { yes | no } ]
[ --listconfig/-L { yes | no } ]  [ --browse/-b browserights ]
[ --orauser/-o { yes | no } ]     [ --orarights/-O oraclerights ]
[ classname ]...

意味

ここに記載されていないオプションについては、「mkclass」を参照してください。lsclassコマンドの場合、これらのオプションでは、指定された権限がクラスにある(yes)かない(no)かに基づいて、どのクラスをリストするかが選択されます。

--long/-l

データを長い形式で表示します。このコマンドではすべてのクラスと権限が表示されます。

--abbreviate/-a

--longオプションとともに使用して、短い説明を表示します。

--short/-s

短い形式でデータが表示されます(デフォルト)。このコマンドではクラス名のみが表示されます。

出力

表2-6で、lsclassコマンドの出力について説明します。

表2-6 lsclassの出力

ラベル 意味

browse

このアクセスによるバックアップ・カタログの参照(browse backup catalogs with this access)権。値は、privilegednotdeniedpermittednamednoneです。

oracle

Oracleデータベース・バックアップへのアクセス(access Oracle backups)権。値は、ownerclassallまたはnoneです。

listconfig

管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権。値は、yesまたはnoです。

modself

自分の名前およびパスワードの変更(modify own name and password)権。値は、yesまたはnoです。

modconfig

管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権。値は、yesまたはnoです。

backupself

自分によるファイルシステム・バックアップ実行(perform file system backups as self)権。値は、yesまたはnoです。

backuppriv

特権ユーザーとしてのファイルシステム・バックアップ実行(perform file system backups as privileged user)権。値は、yesまたはnoです。

listownjobs

ユーザーが所有するジョブのリスト(list any jobs owned by user)権。値は、yesまたはnoです。

modownjobs

ユーザーが所有するジョブの変更(modify any jobs owned by user)権。値は、yesまたはnoです。

restself

自分によるファイルシステム・リストア実行(perform file system restores as self)権。値は、yesまたはnoです。

restpriv

特権ユーザーとしてのファイルシステム・リストア実行(perform file system restores as privileged user)権。値は、yesまたはnoです。

mailinput

オペレータ支援をリクエストする電子メールの受信(receive email requesting operator assistance)権。値は、yesまたはnoです。

mailerrors

内部エラーを記述した電子メールの受信(receive email describing internal errors)権。値は、yesまたはnoです。

querydevs

デバイス情報の問合せおよび表示(query and display information about devices)権。値は、yesまたはnoです。

managedevs

デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権。値は、yesまたはnoです。

listanyjob

所有者を問わないジョブのリスト(list any job, regardless of its owner)権。値は、yesまたはnoです。

modanyjob

所有者を問わないジョブの変更(modify any job, regardless of its owner)権。値は、yesまたはnoです。

oracleuser

Oracleデータベースのバックアップおよびリストアの実行(perform Oracle database backups and restores)権。値は、yesまたはnoです。


例2-55 クラスに関する情報の表示

この例では、readerクラスの属性をリストしています。

ob> lsclass --long --abbreviate reader
reader:
    browse:         named
    oracle:         none
    listconfig:     no
    modself:        yes
    modconfig:      no
    backupself:     no
    backuppriv:     no
    listownjobs:    no
    modownjobs:     no
    restself:       no
    restpriv:       no
    mailinput:      no
    mailerrors:     no
    querydevs:      no
    managedevs:     no
    listanyjob:     no
    modanyjob:      no
    oracleuser:     no

lsdaemon

用途

lsdaemonコマンドは、ホスト上で実行されているOracle Secure Backupデーモンをリストする場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「デーモン用コマンド」を参照してください。

前提条件

lsdaemonコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

lsdaemon::=

lsdaemon [ --long/-l | --short/-s ] [ --all/-a ] [ --noheader/-H ]
[ --host/-h hostname[,hostname]... ] [ daemon-id ]...

意味

--long/-l

長い形式でデータがリストされます。このコマンドでは、各デーモンの属性がラベル付きで表示されます(たとえば、Listen port: 43983)。lsdaemonは、デフォルトでは、このデータを表形式で表示します。

--short/-s

デーモンの名前のみがリストされます。

--all/-a

--longと同じデータがリストされます(ただし、ラベルではなく列ヘッダー付きの表形式で表示)。このオプションはデフォルトで有効化されています。

--noheader/-H

データが--allの形式でリストされますが、列名が表示されません。

--host/-h hostname

デーモンを実行している指定ホストのデーモンのデータがリストされます。このオプションを省略した場合は、ローカル・ホストが想定されます。

daemon-id

プロセスID(PID)またはサービス名のいずれかとしてOracle Secure Backupデーモンを指定します。可能なサービス名は、observicedobscheduledobrobotdおよびobixdです。このオプションを省略した場合は、すべてのデーモンが表示されます。

出力

表2-7に、lsdaemonコマンドの出力を示します。

表2-7 lsdaemonの出力

ラベル 意味

Process ID

デーモンを実行するプロセスを識別する番号。オペレーティング・システムによって割り当てられます。

Daemon/Service

デーモンの名前。Oracle Secure Backupによって割り当てられます。

State

デーモンの状態。設定はdebugまたはnormalです。

Listen port

デーモンまたはサービスが接続をリスニングしているTCPポート。

Qualifier

Daemon/Serviceの名前を増補するテキスト文字列。


例2-56 短い形式でのデーモンのリスト

この例では、すべてのデーモンの名前をリストしています。

ob> lsdaemon --short
observiced
obixd
obscheduled

例2-57 長い形式でのデーモンのリスト

この例では、長い形式でデーモンをリストしています。

ob> lsdaemon --long
Process ID:             9418
    Daemon/Service:         observiced
    State:                  debug
    Listen port:            400
    Qualifier:              (none)
Process ID:             12652
    Daemon/Service:         obixd
    State:                  normal
    Listen port:            43983
    Qualifier:              brhost2
Process ID:             9436
    Daemon/Service:         obscheduled
    State:                  normal
    Listen port:            42130
    Qualifier:              (none)

例2-58 デフォルト形式でのデーモンのリスト

この例では、デフォルトの表形式でデーモン情報をリストしています。

ob> lsdaemon
Process  Daemon/                        Listen
     ID  Service      State               port  Qualifier
   9418  observiced   debug                400
  12652  obixd        normal             43983  brhost2
   9436  obscheduled  normal             42130

lsdev

用途

lsdevコマンドは、1つ以上の構成済デバイスの名前および属性をリストする場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「デバイス用コマンド」を参照してください。

前提条件

lsdevコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

lsdev::=

lsdev [ --long/-l | --short/-s ] [ --inservice/-o | --notinservice/-O ]
[ --reservations/-v | --mount/-m | --description/-d | --borrowed/-b ]
[ --nocomm/-N ] [ --reserved/-r [ --me/-e ] ] [ --nohierarchy/-H ]
[ --notype/-T ] [ --geometry/-g ] [ --verbose/-V ] 
[ --attach/-a aspec ] [ --type/-t { tape | library | cap } ]
devicename...

意味

--long/-l

データを長い形式で表示します。このコマンドでは各デバイスの属性がラベル付きで表示されます。サンプル出力については、例2-59を参照してください。デフォルトでは、このコマンドにより、デバイスの名前、タイプおよびステータスが表示されます。

--short/-s

データを短い形式で表示します。このコマンドでは、各デバイス名が独立した行に出力されます。

--inservice/-o

Oracle Secure Backupから論理的に使用可能なデバイスのリストが表示されます。

--notinservice/-O

Oracle Secure Backupから論理的に使用不可能なデバイスのリストが表示されます。

--reservations/-v

デバイス予約データが表示されます(たとえば、デバイスを予約したコンポーネントの名前など)。デバイスの予約にはresdevコマンドが、その解除にはunresdevコマンドが使用できます。

--mount/-m

デバイスとそのマウント・ステータスのリストが表示されます。

--description/-d

詳細な説明が付いたデバイスのリストが表示されます。説明のないデバイスについては、pingdev devicenameコマンドを実行すると説明が生成されます。

--borrowed/-b

デバイスとその流用ステータスのリストが表示されます。

--nocomm/-N

デバイスとの通信が抑止されます。

--reserved/-r

現在予約されているデバイスのみがリストされます。

--me/-e

ログインしたOracle Secure Backupユーザー用に予約されているデバイスが表示されます。--reservedオプションとともに使用してください。

--nohierarchy/-H

テープ・ライブラリの場合、テープ・ライブラリに搭載されているテープ・ドライブが表示されなくなります。デフォルトでは、テープ・ライブラリを表示すると、搭載されているテープ・ドライブも表示されます。

--notype/-T

タイプ(テープ・ドライブまたはテープ・ライブラリ)を指定しないでデバイスのリストを表示します。

--geometry/-g

テープ・ライブラリの形状やその他の特性が表示されます。

このオプションを使用すると、テープ・デバイスにInquiryコマンドが送出されます。SCSI-2規格の要件にはありませんが、最新のテープ・ドライブやライブラリのほとんどはユニット・シリアル番号照会ページ(Unit Serial Number Inquiry Page)をサポートしているため、シリアル番号についてプログラムでデバイスに問い合せることができます。デバイスはそれに応じて、ベンダー、製品ID、ファームウェアのバージョンおよびシリアル番号を返します。

--verbose/-V

詳細出力を生成します(デフォルト)。各デバイスについて、デバイスのタイプ、名前およびステータスが表示されます。

--attach/-a aspec

指定されたアタッチメントを持つデバイスが表示されます。aspecプレースホルダの詳細は、「aspec」を参照してください。

--type/-t tape | library

指定されたタイプのデバイス(tapelibraryまたはcap)が表示されます。cap値は、ACSLSシステムにのみ適用されます。ACSLSの場合、tapeおよびcapの長い出力には、該当するacs、lsm、パネル、ID情報、アクセス・モードおよび優先度が表示されます。

devicename

属性データを表示するデバイスの名前を指定します。デバイス名の命名規則については、「devicename」を参照してください。

出力

表2-8に、lsdevコマンドの出力を示します。

表2-8 lsdevの出力

ラベル 意味

Device type

デバイスのタイプ。設定はtape driveまたはlibraryです。

デバイス・オブジェクトがmkdev --class vtlオプションで作成されていた場合、lsdevによってリストされるデバイス・タイプには(VTL)が含まれます。

Model

製造業者モデル(ある場合)。

Serial number

製造業者シリアル番号(ある場合)。

In service

デバイスの使用適格性。設定はyesまたはnoです。

Debug mode

問題のトラブルシューティングを支援します。設定はyesまたはnoです。

Barcode reader

設定は、yesnoまたはdefaultです。

Barcodes required

設定はyesまたはnoです。yesに設定した場合、バックアップ・ジョブを実行するにはテープにバーコードを付ける必要があります。

Auto clean

テープ・ドライブのヘッドが自動的にクリーンアップされます。設定はyesまたはnoです。個別に構成します。

Clean interval

クリーニング間の時間間隔です。

Clean using emptiest

クリーニングできる残りの回数が最も多いクリーニング・テープを使用します。設定はyesまたはnoです。

Unload required

設定はyesまたはnoです。

UUID

ハードウェアのUniversal Unique Identifier(UUID)。

Attachment #

1から開始し、2つ目以降のテープ・ドライブまたはライブラリへのアタッチメントに対しては1ずつ加算した値が設定されます。

Host

メディア・サーバーのホスト名。

Raw device

デバイス固有のファイル名。ライブラリの場合は/dev/rbl#、テープ・ドライブの場合は/dev/rbt#です。

Library

テープ・ライブラリに対するユーザー指定のOracle Secure Backup名。

DTE

テープ・ライブラリにおけるテープ・ドライブの番号。

Automount

テープ・デバイスが自動的にマウントされます。設定はyesまたはnoです。

Error rate

テープごとのエラーの最大数。これを超えるとバックアップ・ジョブが失敗します。

Query frequency

Oracle Secure Backupではバックアップ中、テープの位置が定期的にサンプリングされます。問合せ頻度とは、1KBのブロック数で表した、テープ位置をサンプリングする間隔です。可能な値は次のとおりです。

  • [undetermined]

    --descriptionオプションが指定されなかったため、デバイスには最新の問合せ頻度が要求されませんでした。

  • [positioning unsupported]

    テープ・ドライブでは位置指定がサポートされていません。

  • [positioning disabled in operations policy]

    Oracle Secure Backupユーザーの操作ポリシーには、無効な位置問合せがあります。

  • frequency(操作ポリシー)

    Oracle Secure Backupユーザーの操作ポリシーには、指定の問合せ頻度が指定されています。

  • frequency (オブジェクト)

    テープ・ドライブには、特定の位置問合せ頻度がデバイス・オブジェクトに指定されています。

  • frequency (ドライバ)

    デバイス・ドライバが指定の問合せ頻度に基づいて決定されています。

Blocking factor

デフォルトの最適値128バイトに設定します。サーバーのオペレーティング・システムによってサポートされている値より高い値が選択されると、Oracle Secure Backupがエラーで強制終了されるため、この値は任意に変更しないでください。

Max blocking factor

Oracle Secure Backupにより最適値に設定されます。この値は変更しないでください。

Current tape

現在DTEにあるテープの元の記憶域要素と、テープに関するその他の情報。

Use list

このテープ・ドライブで使用するよう割り当てられた記憶域要素内にあるテープ

Drive usage

最初に使用されてからの、または最後にクリーニングされてからの経過時間。

Cleaning required

テープ・ドライブのクリーニングの必要性。設定はyesまたはnoです。


例2-59 ライブラリの詳細のリスト

この例では、filer_ethel_mc3という名前のテープ・ライブラリの詳細をリストしています。

ob> lsdev --long filer_ethel_mc3
filer_ethel_mc3:
    Device type:            library
    Model:                  ATL
    In service:             yes
    Debug mode:             no
    Barcode reader:         default (hardware-selected)
    Barcodes required:      no
    Auto clean:             no
    Clean interval:         (not set)
    Clean using emptiest:   no
    Unload required:        yes
    UUID:                   8249461c-585c-1027-85c6-000103e0a9fc
    Attachment 1:
        Host:               filer_ethel
        Raw device:         mc3
filer_ethel_nrst7a:
    Device type:            tape
    Model:                  Quantum
    In service:             yes
    Library:                filer_ethel_mc3
    DTE:                    1
    Automount:              yes
    Error rate:             8
    Query frequency:        [undetermined]
    Debug mode:             no
    Blocking factor:        (default)
    Max blocking factor:    (default)
    Current tape:           1
    Use list:               all
    Drive usage:            none
    Cleaning required:      no
    UUID:                   82665aa4-585c-1027-85c6-000103e0a9fc
    Attachment 1:
        Host:               filer_ethel
        Raw device:         nrst7a
filer_ethel_nrst8a:
    Device type:            tape
    Model:                  Quantum
    In service:             yes
    Library:                filer_ethel_mc3
    DTE:                    2
    Automount:              yes
    Query frequency:        [undetermined]
    Debug mode:             no
    Blocking factor:        (default)
    Max blocking factor:    (default)
    Current tape:           [unknown]
    Use list:               all
    Drive usage:            [not set]
    Cleaning required:      [unknown]
    UUID:                   82667cdc-585c-1027-85c6-000103e0a9fc
    Attachment 1:
        Host:               filer_ethel
        Raw device:         nrst8a

lsds

用途

lsdsコマンドは、データセット・ファイルデータセット・ディレクトリの名前をリストする場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「データセット用コマンド」を参照してください。

前提条件

lsdsコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

lsds::=

lsds [ --long/l | --short/-s ] [ --recursive/-r ] [ dataset-dir-name ]

意味

--long/-l

データが長い形式で、すなわち、「Top level dataset directory:」というラベルを付けて表示されます。サンプル出力については、例2-60を参照してください。デフォルトのオプションです。

--short/-s

データが短い形式で、すなわち、「Top level dataset directory:」というラベルを付けずに表示されます。

--recursive/-r

指定ディレクトリの下位にあるディレクトリおよびデータセット・ファイルを再帰的に表示します。

dataset-dir-name

mkdsまたはrendsで割り当てられたデータセット・ディレクトリの名前を指定します。dataset-dir-nameプレースホルダの詳細は、「dataset-dir-name」を参照してください。

例2-60 データセット・ディレクトリのコンテンツの表示

この例では、データセット・ディレクトリ・ツリーのルートに移動し、パスを表示してからディレクトリのコンテンツを表示しています。

ob> cdds /
ob> pwdds
/ (top level dataset directory)
ob> lsds
Top level dataset directory:
mydatasets/
tbrset/
admin_domain.ds
basicsummary.ds

lsdup

用途

lsdupコマンドは、複製ポリシーに関する情報をリストする場合に使用します。

前提条件

lsdupコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

lsdup::=

lsdup [ --short/-s | --long/-l ] [ policyname ]...

意味

--short/-s

複製ポリシーの情報が短い形式で表示されます。

--long/-l

複製ポリシーの情報が長い形式で表示されます。

policyname

複製ポリシーの名前を指定します。


lsdw

用途

lsdwコマンドは、複製ウィンドウをリストする場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「複製ウィンドウ用コマンド」を参照してください。

前提条件

lsdwコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

lsdw::=

lsdw [ --short/-s ] day-specifier[,day-specifier]...

意味

--short/-s

複製ウィンドウの情報が短い形式で表示されます。


lsfs

用途

lsfsコマンドは、ネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)でアクセスされるネットワーク接続ストレージ(NAS)デバイス上のファイルシステムをリストする場合に使用できます。

前提条件

lsfsコマンドを使用するには、デバイス情報の問合せおよび表示(query and display information about devices)権を備えている必要があります。

構文

lsfs::=

lsfs [ --short/-s | --long/-l ] [ --noheader/-H ]
[ --host/-h hostname[,hostname]... ]
[ --logical/-L | --physical/-P ] [ filesystem-name ]...

意味

--short/-s

短い形式でファイルシステムのデータが表示されます。

--long/-l

長い形式でファイルシステムのデータが表示されます。

--noheader/-H

ヘッダーの表示が抑止されます。

--host/-h hostname

ファイルシステムのあるホストの名前を指定します。

--logical/-L

filesystem-nameが論理ボリューム名であることを示します。

--physical/-P

filesystem-nameが物理ボリューム名であることを示します。

filesystem-name

ホスト上にあるファイルシステムの名前を指定します。

出力

表2-9で、lsfsコマンドの出力形式について説明します。

表2-9 lsfsの出力

意味

File-system type

ファイルシステムのタイプ

File-system status

ファイルシステムのステータス。設定はonlineまたはofflineです。

Logical volume

オペレーティング・システムで定義したディスク・ボリュームまたはパーティション。

Total space

論理ボリュームの容量。

Used space

使用済ディスク領域の量。

Total inodes

inodeの数。

Used inodes

使用済inodeの数。


例2-61 NDMPホスト上のファイルシステムのリスト

この例では、NDMPアクセス・ホストbr_filer上のファイルシステムを表示しています。

ob> lshost
br_filer         client                            (via NDMP) in service 
brhost2          client                            (via OB)   in service 
brhost3          mediaserver,client                (via OB)   in service 
osbsvr1          admin,mediaserver,client          (via OB)   in service 
ob> lsfs --host br_filer --long
/vol/vol0:
    File system type:       WAFL
    File system status:     online
    Total space:                104.5 GB
    Used space:                  71.8 GB
    Available space:             32.7 GB
    Total inodes:             11,164,856
    Used inodes:               4,846,130
ob> lsfs --host br_filer --short
/vol/vol0
ob> lsfs --host br_filer
FS Type  FS Status  Logical Volume     Total Size    Used Size  % Full
WAFL     online     /vol/vol0            104.5 GB      71.8 GB    68.7

lshost

用途

lshostコマンドは、1つ以上の構成済ホストの名前および属性を表示する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「ホスト用コマンド」を参照してください。

前提条件

lshostコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

lshost::=

lshost [ --long/-l | --short/-s ] [ --inservice/-o | --notinservice/-O ]
[ --noroles/-R ] [ --roles/-r role[,role]... [ hostname ]...

意味

--long/-l

ホスト・データが長い形式で表示されます(すべての属性をラベル付きで表示)。デフォルトでは、これらの属性のサブセットが表形式で表示されます。

--short/-s

ホスト・データが短い形式で表示されます。すなわち、ホスト名のみが表示されます。

--inservice/-o

Oracle Secure Backupから論理的に使用可能なホストがリストされます。

--notinservice/-O

Oracle Secure Backupから論理的に使用不可能なホストがリストされます。

--noroles/-R

ロール情報の表示が抑止されます。

--roles/-r role

指定されたロールを持つホストがリストされます。roleプレースホルダの詳細は、「role」を参照してください。

hostname

データをリストする対象のホスト・コンピュータの名前を指定します。

出力

表2-10で、lshostコマンドの出力について説明します。

表2-10 lshostの出力

ラベル 意味

Access mode

設定はOBまたはNDMPNDMPは、Oracle Secure Backupクライアントとメディア・サーバーのアクセス・モードとして使用できます。管理サーバーのアクセス・モードとして使用できるのは、OBのみです。

OBは、ホスト(UNIX、LinuxまたはWindowsコンピュータ)にOracle Secure Backupがインストールされており、ホストがOracle Secure Backupの内部通信プロトコルを使用して通信しているということを示します。

NDMPは、ホスト(ファイラ/ネットワーク接続ストレージ(NAS)デバイスなど)にOracle Secure Backupがインストールされておらず、ホストがネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)を使用して通信しているということを示します。

IP names

ホスト・コンピュータのIPアドレスを示します。

Algorithm

使用された暗号化アルゴリズムを示します。

Encryption policy

暗号が必須か、可能かを示します。requiredに設定すると、このホストに対するバックアップはすべて暗号化されます。allowedに設定すると、暗号化はグローバル暗号化ポリシーおよびバックアップ・ジョブ固有の暗号化設定によって決まります。デフォルトはrequiredです。

Rekey frequency

キーが生成される頻度を示します。

Key type

暗号化キーが生成される方法を示します。

In service

ホストの使用適格性。設定はyesまたはnoです。

Roles

ロールのタイプ。設定は、clientadminまたはmedia serverです。

Trusted host

信頼できるホストかどうかを指定します。

信頼できるホストの詳細は、『Oracle Secure Backupインストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。

Any network

Oracle Secure Backupデーモンにより、任意のネットワーク・インタフェースからの接続がリスニングされ、受け入れられるかどうかを指定します。設定は、defaultyesまたはnoです。

Certificate key size

このホストのアイデンティティ証明書で使用する公開鍵/秘密鍵のペアのサイズをビット単位で指定します。

UUID

Oracle Secure Backupによって割り当てられたUniversal Unique Identifierです。

NDMP port

NDMPサーバー上でNDMP用に使用されるTCPポート番号を指定します(「port」を参照)。

NDMP user name

NDMPサーバーに対するOracle Secure Backupの認証に使用される名前を指定します(「username」を参照)。

NDMP password

NDMPサーバーに対するOracle Secure Backupの認証に使用されるパスワードを指定します(「password」を参照)。

NDMP backup type

NDMPサーバーのデフォルトのバックアップ・タイプを指定します(「backuptype」を参照)。

NDMP protocol version

NDMPサーバーのNDMPプロトコルのバージョンを指定します(「protocolversion」を参照)。

NDMP auth type

Oracle Secure Backup NDMPクライアントがNDMPサーバーに対して自身を認証する手段を指定します(「authenticationtype」を参照)。


例2-62 ホスト情報の表示

この例では、短い形式ですべてのホストに関する情報を表示してから、長い形式でbrhost2およびbr_filerに関する情報を表示しています。

ob> lshost
brhost2          client                            (via OB)   in service
brhost3          mediaserver,client                (via OB)   in service
br_filer         client                            (via NDMP) in service
osbsvr1          admin,mediaserver,client          (via OB)   in service
ob> lshost --long brhost2 br_filer
brhost2:
    Access mode:            OB
    IP names:               192.0.2.1
    In service:             yes
    Roles:                  client
    Any network:            default
    UUID:                   641fca34-fb32-1027-b11e-000cf1d9be50br_filer:
    Access mode:            NDMP
    IP names:               192.0.2.250
    NDMP port:              (default)
    NDMP user name:         (default)
    NDMP password:          (set)
    NDMP backup type:       (default)
    NDMP protocol version:  (default)
    NDMP auth type:         (default)
    In service:             yes
    Roles:                  client
    Any network:            default
    UUID:                   1f80ef88-fb33-1027-b11e-000cf1d9be50

lsjob

用途

lsjobコマンドは、次の種類のスケジュール済ジョブのステータスを取得する場合に使用します。

  • バックアップ

  • リストア

  • 複製

  • スキャン制御

  • メディア移動

表示するジョブを、日付、ステータスおよび表示の詳細度別に選択できます。各ジョブには、ログインしたOracle Secure Backupユーザーのユーザー名、スラッシュおよび一意の数値IDで構成されるIDが割り当てられます。ジョブIDの例は、admin/15のようになります。

lsjobコマンドでは、アクティブなジョブおよび保留中のジョブがすべて、1行に1ジョブで表示されます(次を参照)。

ob> lsj -A
Job-ID      Sched time   Contents                       State
admin/1     none         dataset tbrset/entire_backup   completed successfully at 2010/08/17.07:57
admin/1.1   none         backup brhost2                 completed successfully at 2010/08/17.07:57
admin/2     none         restore 1 item to brhost2      completed successfully at 2010/08/17.07:58

関連項目:

関連コマンドについては、「ジョブ用コマンド」を参照してください。

前提条件

別のユーザーのジョブをリストするには、所有者を問わないジョブのリスト(list any job, regardless of its owner)権を備えている必要があります。自身のジョブをリストするには、ユーザーが所有するジョブのリスト(list any jobs owned by user)権を備えている必要があります。

構文

lsjob::=

lsjob 
[ --active/-a ][ --complete/-c ][ --pending/-p ]
[ --inputrequest/-i ][ --all/-A ]
[ { [ --from/-f date-time ] [ --to/-t date-time ] } |
  [ --today/-T ] ] 
[ --timescheduled/-e ][ --type/-Y job-type[,job-type]...]...
[ --host/-h hostname ][ --dataset/-D dataset-name ]
[ --piecename/-E piecename[,piecename]... ]
[ --dbname/-d dbname[,dbname]... ][ --dbid/-I dbid[,dbid]... ]
[ --system/-y | { --username/-u username } | --me/-m ]
[ --superseded/-S ] [ --subjobs/-j | --primary/-P ]
[ { --short/-s [ --oneperline/-1 ] } | --long/-l ] 
[ --noheader/-H ] [ --results/-r ] [ --progress/-o ] [ --requires/-R ]
[ --times/-C ] [ --log/-L ] [ --catalog/-G ]
job-id...

意味

次のオプションを使用して、表示するジョブを選択します。状態を使用するオプションを指定しなかった場合は、obtoolにより、アクティブなジョブおよび保留中のジョブのみが表示されます。追加式のオプションが複数あります。

状態を使用したジョブ・オプション

このオプションを使用して、ステータス別にジョブをフィルタ処理します。実例は例2-63を参照してください。

--active/-a

アクティブ・ジョブ、すなわち、現在処理されているジョブが表示されます。デフォルトではlsjobコマンドにより、アクティブなジョブと保留中のジョブが表示されます。

--complete/-c

正常終了または異常終了したジョブが表示されます。

--pending/-p

保留中のジョブ、すなわち、実行されておらず将来処理されるようにスケジュールされているジョブが表示されます。デフォルトではlsjobコマンドにより、アクティブなジョブと保留中のジョブが表示されます。

--inputrequest/-i

現在、入力をリクエストしているジョブが表示されます。ジョブが入力を要求するのは、たとえば、スタンドアロンのテープ・ドライブを使用しながらマルチボリュームのボリューム・セットからバックアップをリストアしようとする場合や、リストア操作に必要なボリュームテープ・ライブラリにない場合です。

--all/-A

すべての状態のジョブが表示されます。

job-id

ステータスを取得するスケジュール済バックアップおよびリストア・ジョブのジョブIDを指定します。

時間を使用したジョブ・オプション

次のオプションを使用して、ジョブの状態が更新された時期かまたはジョブが実行されるようにスケジュールされていた時期によって、ジョブをフィルタ処理します。実例は例2-64を参照してください。

--from/-f date-time

date-time以降に状態が更新されたジョブのみが表示されます。たとえば、昨日保留中からアクティブに更新されたジョブが表示されます。date-timeプレースホルダの詳細は、「date-time」を参照してください。

--to/-t date-time

date-time以前に状態が更新されたジョブのみが表示されます。たとえば、昨日以前に保留中からアクティブに更新されたジョブが表示されます。date-timeプレースホルダの詳細は、「date-time」を参照してください。

--today/-T

今日状態が更新されたジョブのみが表示されます。

--timescheduled/-e

選択基準としてジョブ変更時間ではなくスケジュール時間が使用されます。date-timeの範囲を選択するには、--todayまたは--fromを使用します。どちらのオプションも指定しない場合は、date-timeの範囲には制限が適用されません。

タイプ/ホスト名/データセットを使用したジョブ・オプション

次のオプションを使用して、ジョブ・タイプ、ホスト名またはデータセットIDによってジョブをフィルタ処理します。実例は例2-65を参照してください。

--type/-Y job-type[,job-type]...

指定されたタイプのジョブ・エントリのみが表示されます。デフォルトでは、すべてのタイプが表示されます。job-typeプレースホルダの詳細は、「job-type」を参照してください。

--host/-h hostname

指定されたホストに関連したジョブ・エントリのみが表示されます。

--dataset/-D dataset

指定されたデータセット・ファイルに関連したジョブ・エントリのみが表示されます。データセット・ファイル情報を表示するには、lsdsコマンドを実行します。


注意:

--dataset--hostのオプションをどちらも指定した場合、lsjobコマンドの出力はNULLになります。その理由は、--datasetのみを指定して実行したlsjobはホスト情報を示さず、一方--hostのみを指定して実行したlsjobはデータセット情報を示さないからです。

ユーザー名を使用したジョブ・オプション

次のオプションを使用して、ジョブを開始者によってフィルタ処理します。実例は例2-66を参照してください。

--system/-y

Oracle Secure Backupによってスケジュールされたジョブが表示されます。

--username/-u username

usernameが所有者であるジョブが表示されます。すべてのOracle Secure Backupユーザーを表示するには、lsuserコマンドを実行します。

--me/-m

現在ログインしているOracle Secure Backupユーザーが所有者となっているジョブが表示されます。現行のOracle Secure Backupユーザーを表示するには、idコマンドを実行します。

その他のジョブ・オプション

次のオプションを使用して、その他の基準によってジョブをフィルタ処理します。実例は例2-67を参照してください。

--superseded/-S

実行される前に無効にされたジョブが表示されます。

最初のジョブを実行する機会があった後に同じジョブがスケジュールされていると、最初のジョブは無効になります。たとえば、毎晩午後9時に増分バックアップをスケジュールしているとします。水曜日の朝になって、火曜日の夜のバックアップが、テープ・ライブラリに使用可能なテープがなかったために実行されていなかったことがわかります。この場合、水曜日にスケジュールされている増分バックアップが前の晩のバックアップに優先します。

--subjobs/-j

選択されたジョブに下位ジョブが含まれていれば表示されます(デフォルト)。たとえば、lsjob --primaryにより、sbt/25のみでなく、sbt/25.1sbt/25.2およびsbt/25.3も表示されます。

--primary/-P

各プライマリ・ジョブのみが表示されます。たとえば、lsjob --primaryにより、sbt/25.1sbt/25.2およびsbt/25.3ではなく、sbt/25が表示されます。

形式制御ジョブ・オプション

次のオプションを使用して、ジョブ情報の表示を制御します。実例は例2-68を参照してください。

--short/-s

ジョブIDのみが表示されます。

--long/-l

列形式においてではなくラベル付きで情報が表示されます。

--noheader/-H

列ヘッダーが表示されません。

--oneperline/-1

--shortオプションとともに使用して、1行に1つのジョブIDを表示します。

コンテンツ・レベルのジョブ・オプション

次のオプションを使用して、含まれているコンテンツの量によってジョブをフィルタ処理します。実例は例2-69を参照してください。

--results/-r

--completedオプションと組み合せて使用して、完了したジョブの結果を表示します。たとえば、結果は次のようになります。

saved 3.4 MB to VOL000003 (tag ADE202), file 12
ok:   /home

関連項目:

"--progress/-o"

--progress/-o

--activeオプションと組み合せて使用して、アクティブなジョブの進捗を表示します。たとえば、進捗は次のようになります。

processed 3.1Mb, 42 files

完了したジョブの進捗情報は表示されません。--progressオプションはアクティブなジョブにのみ適用されるからです。


関連項目:

"--results/-r"

--requires/-R

各ジョブの実行に必要なリソースが表示されます。たとえば、どのようなデバイスを使用しても実行できるジョブは、「必要なデバイスは任意です」と表示されます。

--times/-C

各ジョブの関連する時間がすべて表示されます。ジョブの時間の例を次に示します。

introduced 2008/03/21.16:59, earliest exec 03/23.00:00, last update
2008/03/21.16:59, expires never
--log/-L

各ジョブのログが表示されます。ログには、ジョブの作成時間、ジョブがディスパッチされたホスト、ジョブの完了時間などのデータが表示されます。

--catalog/-G

カタログ・リカバリ・バックアップに関する詳細情報が表示されます。また、Oracle Secure Backupではカタログ・バックアップ障害がないかチェックし、検出された場合は管理者への電子メールを生成します。

出力

表2-11で、lsjobコマンドの出力について説明します。

表2-11 lsjobの出力

ラベル 意味

Job ID

スケジュールされたバックアップ・ジョブまたはリストア・ジョブに割り当てられた、一意のOracle Secure Backup ID。

Type

ジョブのタイプ。設定は、datasetbackuprestoreorabackuporarestorescancontrolmediamovementまたはduplicationです。詳細は、「job-type」を参照してください。

Level

バックアップ・レベルを指定します。デフォルトのレベルは0(ゼロ)です。詳細は、「backup-level」を参照してください。

Family

ジョブに使用するメディア・ファミリを指定します。

Encryption

Oracle Secure Backupによって暗号化されたバックアップではon

ユーザー指定の1回かぎりのパスフレーズを使用して、Oracle Secure Backupによって暗号化されたバックアップではtransient

ホストで必要な暗号化設定を上書きする、暗号化されなかったオンデマンド・バックアップではforcedoff

暗号化されていないバックアップではoff

暗号化対応テープ・ドライブによって暗号化されたバックアップではhardware

暗号化対応テープ・ドライブによって暗号化された一時バックアップではtransient_hardware

Recovery Manager(RMAN)によって暗号化されたバックアップではRMAN

まだ完了していないRMANバックアップ・ジョブの場合、このフィールドにはawaiting job completionと表示されます。RMANバックアップが完了して初めて、このフィールドにバックアップの暗号化状態が表示されます。

バックアップの暗号化の詳細は、『Oracle Secure Backup管理者ガイド』を参照してください。

Scheduled time

ジョブの開始がスケジュールされた時間。

目次

使用されたデータセットまたはバックアップされたホスト。

State

ジョブの状態。設定は、processedpendingcompleted successfullyfailedまたはwaiting for input since date-timestampです。

注意: waiting for input since date-timestamp状態は、ジョブが実行されたものの、現在ブロックされ、ユーザーの入力待ち状態であることを示します。この入力はrpyjobを使用して供給できます。

Priority

ジョブの優先度レベル。1が最も高い優先度です。

Privileged op

ジョブに対する管理者権限の必要有無。

Run on host

ジョブが実行されるホスト。

Attempts

Oracle Secure Backupによりジョブの実行が試行される回数。


例2-63 状態によるジョブのフィルタ処理

この例では、完了状態のジョブを表示しています。

ob> lsjob --complete
Job ID     Sched time  Contents                          State
---------- ----------- --------------------------------- ------------------------------------------
admin/1    none        dataset tbrset/entire_backup      completed successfully at 2007/06/13.10:11
admin/1.1  none        backup brhost2                    completed successfully at 2007/06/13.10:11
admin/2    none        restore 1 item to brhost2         completed successfully at 2007/06/13.10:11
sbt/1      none        database tstvw1 (dbid=1586108579) completed successfully at 2007/06/13.10:15
sbt/1.1    none        archivelog backup                 completed successfully at 2007/06/13.10:15
sbt/2      none        database tstvw1 (dbid=1586108579) completed successfully at 2007/06/13.10:16
sbt/2.1    none        controlfile autobackup            completed successfully at 2007/06/13.10:16
sbt/3      none        database tstvw1 (dbid=1586108579) completed successfully at 2007/06/13.10:16 
sbt/3.1    none        datafile backup                   completed successfully at 2007/06/13.10:16
sbt/4      none        database tstvw1 (dbid=1586108579) completed successfully at 2007/06/13.10:17
sbt/4.1    none        restore piece '03ik5p7p_1_1'      completed successfully at 2007/06/13.10:17

例2-64 時間によるジョブのフィルタ処理

この例では、今日のみアクティブなジョブおよび保留中のジョブを表示しています。

ob> lsjob --today
Job ID           Sched time  Contents                       State
---------------- ----------- ------------------------------ -----------------------------------
5                06/13.04:00 dataset datadir.ds             processed; host backup(s) scheduled

例2-65 ホストによるジョブのフィルタ処理

この例では、ホストbrhost2で実行されている、すべての状態のジョブを表示しています。

ob> lsjob --all --short --oneperline --host brhost2
admin/1.1
admin/2

例2-66 ユーザーによるジョブのフィルタ処理

この例では、Oracle Secure Backupユーザーsbtが所有者である、アクティブおよび保留中のジョブを表示しています。

ob> lsjob --user sbt
Job ID           Sched time  Contents                       State
---------------- ----------- ------------------------------ ---------------------
admin/13         06/23.00:00 dataset fullbackup.ds          future work

例2-67 無効にされたジョブの表示

この例では、無効にされたアクティブなジョブおよび保留中のジョブを表示しています。

ob> lsjob --superseded
Job ID           Sched time  Contents                       State
---------------- ----------- ------------------------------ ----------------------
admin/13         06/23.00:00 dataset fullbackup.ds          future work

例2-68 長い形式でのジョブ・データの表示

この例では、アクティブなジョブおよび保留中のジョブを長い形式で表示しています。

ob> lsjob --long
5:
    Type:                   datadir.ds
    Level:                  full
    Family:                 full
    Encryption:             on
    Scheduled time:         06/13.04:00
    State:                  processed; host backup(s) scheduled
    Priority:               5
    Privileged op:          no
    Run on host:            (administrative server)
    Attempts:               1

例2-69 すべての時間関連データの表示

この例では、アクティブなジョブおよび保留中のジョブの時間関連データをすべて表示しています。

ob> lsjob --times
Job ID           Sched time  Contents                       State
---------------- ----------- ------------------------------ ----------------------
5                06/13.04:00 dataset datadir.ds             processed; host backup(s) scheduled
    introduced 2007/06/13.13:37, earliest exec 06/13.04:00, last update 
    2007/06/13.13:37, expires 2007/07/13.04:00

lsmf

用途

lsmfコマンドは、メディア・ファミリに関する情報を表示する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「メディア・ファミリ用コマンド」を参照してください。

前提条件

lsmfコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

lsmf::=

lsmf [ --long/-l | --short/-s ] [ media-family-name ]...

意味

--long/-l

データを長い形式で表示します。このオプションにより、すべてのメディア・ファミリ属性がラベル付きで表示されます。lsmfコマンドのデフォルトでは、各メディア・ファミリの名前およびタイプが表示されます。

--short/-s

データを短い形式で表示します。このオプションでは、メディア・ファミリ名のみが表示されます。

media-family-name

リストするメディア・ファミリの名前を指定します。media-family-nameを指定しなかった場合は、すべてのメディア・ファミリが表示されます。

出力

表2-12に、lsmfコマンドの出力を示します。

表2-12 lsmfの出力

ラベル 意味

Write window

ボリューム・セットへの書込みが許可されている時間の長さを示します。

Keep volume set

Write Windowの時間に追加される、ボリューム・セットが失効するまでの時間。デフォルトはneverです。

Appendable

このボリュームが追加可能であることを示す。設定はyesまたはnoです。

Volume ID used

ボリュームID。設定は、system defaultunique to this media familysame as for media fam < >またはfrom file < >です。

Comment

このメディア・ファミリに対するユーザー指定の説明(オプション)。


例2-70 メディア・ファミリ情報のリスト

この例では、長い形式のメディア・ファミリ・データを表示しています。

ob> lsmf --long
RMAN-DEFAULT:
    Keep volume set:        content manages reuse
    Appendable:             yes
    Volume ID used:         unique to this media family
    Comment:                Default media family for RMAN backup jobs
content-man-family:
    Write window:           forever
    Keep volume set:        content manages reuse
    Appendable:             yes
    Volume ID used:         unique to this media family
full_bkup:
    Write window:           10 days
    Keep volume set:        28 days
    Appendable:             yes
    Volume ID used:         unique to this media family
time-man-family:
    Write window:           7 days
    Keep volume set:        28 days
    Appendable:             yes
    Volume ID used:         unique to this media family

lsloc

用途

lslocコマンドは、管理ドメイン内のすべての場所に関する情報を表示する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「場所用コマンド」を参照してください。

前提条件

lsmfコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

lsloc::=

lsloc [ --short/-s | --long/-l ] location-name [ location-name ]...

意味

--short/-s

データを短い形式で表示します。このオプションでは、場所名のみが表示されます。

--long/-l

データを長い形式で表示します。

location-name

リストする場所の名前を指定します。location-nameを指定しない場合は、すべての場所が表示されます。


lsp

用途

lspコマンドは、デフォルトおよびポリシーをリストする場合に使用します。

ポリシー・データは、/をルートとするディレクトリ・ツリーとして表示されます。ツリーをナビゲートするにはcdpを使用し、データを表示するにはlspおよびpwdpを使用します。


関連項目:


前提条件

lspコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

lsp::=

lsp [ --short/-s | --long/-l ] [ --dir/-d ] [ --fullname/-f ] [ --novalue/-V ]
[ --nodefault/-D | --defaultvalue/-v ] [ --type/-t ] [ policy-name ]...

意味

--short/-s

短い形式でデータが表示されます(デフォルト)。このオプションにより、ポリシー名と設定が表示され、その設定がデフォルト値かどうかが示されます。

--long/-l

データを長い形式で表示します。このオプションは、出力に各ポリシーの簡単な説明が含まれている点を除けば--shortと同じです。

--dir/-d

指定されたポリシーのディレクトリが表示されます。

--fullname/-f

選択されたポリシーのフルパス名が表示されます。

--novalue/-V

ポリシー値の表示が抑止されます。

--nodefault/-D

選択されたポリシーのデフォルト値の表示が抑止されます。

--defaultvalue/-v

選択されたポリシーのデフォルト値が表示されます。

--type/-t

タイプ別にポリシーが表示されます。

policy-name

表示するポリシーの名前を指定します。

例2-71 ログ・ポリシーのリスト

この例では、ログ・ポリシーのフルパス名を表示し、ポリシーのデフォルトを非表示にしています。

ob> pwdp
/
ob> lsp --nodefault --fullname --long logs
/logs/adminlogevents                       (none)
    Names of events that are logged in the administrative server activity log.
/logs/adminlogfile                         (none)
    Pathname of the administrative server activity log.
/logs/clientlogevents                      (none)
    Names of events that are logged in each client's local log file.
/logs/jobretaintime                        30 days
    Duration for which scheduler job database records are retained.
/logs/logretaintime                        7 days
    Duration for which Oracle Secure Backup daemon log entries are retained.
/logs/transcriptretaintime                 7 days
    Duration for which backup transcripts are retained.
/logs/unixclientlogfile                    (none)
    Pathname of the local activity log file for all UNIX clients.
/logs/windowsclientlogfile                 (none)
    Pathname of the local activity log file for all Windows clients.

例2-72 タイプ別のポリシーのリスト

この例では、daemonsクラスのポリシーを表示しています。

ob> pwd
/
ob> lsp --type daemons
auditlogins                      no                          [default]
    yes-no
obixdmaxupdaters                 2                           [default]
    uint min 1
obixdrechecklevel                structure                   [default]
    enum none structure content
obixdupdaternicevalue            0                           [default]
    int
webautostart                     yes                        
    yes-no
webpass                          (set)                      
    text
windowscontrolcertificateservice no                          [default]
    yes-no

lspiece

用途

lspieceコマンドは、Recovery Manager(RMAN)バックアップ・ピースに関する情報を表示する場合に使用します。バックアップ・ピースとは、バックアップ・セットの物理メンバーのことです。1つのRMANバックアップ・ピースは、1つのOracle Secure Backupバックアップ・イメージに相当します。Oracle Secure Backupでは、各バックアップ・ピースのコンテンツに関するOracle Databaseメタデータが保存、レポートされます。

バックアップ・ピースは、異なる複製ボリューム上でも使用できるため、lspieceコマンドでは、アクティブな場所または最も近い保管場所にあるボリュームが表示されます。


関連項目:

関連コマンドについては、「バックアップ・ピース用コマンド」を参照してください。

前提条件

lspieceコマンドを使用するには、デバイス情報の問合せおよび表示(query and display information about devices)権を備えている必要があります。

構文

lspiece::=

lspiece [ --long/-l | --short/-s ] [ --noheader/-H ] [ --section/-S ]
[ --oid/-o oid-list ]... [ --host/-h hostname[,hostname]... ]
[ --dbname/-d dbname[,dbname]... ]
[ --dbid/-i dbid[,dbid]... ]
[ --content/-c content[,content]... ]
[ { --vid/-v vid_list | --void/-V oid_list } ]
[ piecename ]...

意味

--long/-l

データを長い形式で表示します。

--short/-s

データを短い形式で表示します。

--noheader/-H

ヘッダー行が表示されません。

--section/-S

バックアップ・ピースが使用しているボリュームIDおよびバックアップ・セクションが表示されます。--sectionオプションを指定すると、ボリュームIDが--long出力に含まれます。

--oid/-o oid-list

バックアップ・ピース・オブジェクト識別子を1つ以上指定します。oid-listプレースホルダの詳細は、「oid-list」を参照してください。

--host/-h hostname

リストする対象のホスト・コンピュータの名前を指定します。

--dbname/-d dbname

バックアップ・ピースをリストするデータベースの名前を指定します。

--dbid/-i dbid

バックアップ・ピースをリストするデータベースのDBIDを指定します。

--content/-c content

バックアップ・ピースに含まれているバックアップ情報のタイプを指定します。contentプレースホルダの詳細は、「content」を参照してください。

--vid/-v vid_list | --void/-V oid_list

vid_listまたはoid_listで指定されたボリューム上に含まれるバックアップ・ピースのみが表示されることを指定します。他の選択基準オプションによってさらに制限することができます。

piecename

リストする対象のバックアップ・ピースの名前を指定します。

出力

表2-13で、lspieceコマンドの出力について説明します。

表2-13 lspieceの出力

ラベル 意味

Backup piece OID

バックアップ・ピース・オブジェクト識別子

Database

バックアップされたデータベースの名前

Database ID

バックアップされたデータベースのDBID

Content

バックアップのコンテンツ(「content」を参照)

Copy number

バックアップ・ピースのコピー番号

Created

バックアップ・ピースの作成日

Host

データベース・ホスト

Piece name

バックアップ・ピースの名前

Encryption

暗号化の有効化または無効化(「--encryption/-e {yes | no | forcedoff | transient}」を参照)。

Algorithm

使用する暗号化のアルゴリズム(「--algorithm/-L」を参照)。


lspieceでレポートされる日付が6か月より前の過去の場合は、yyyy/mm/ddの書式でレポートされます。日付が6か月以内の過去の場合は、mm/dd.hh:mmの書式でレポートされます。

例2-73 バックアップ・ピースの表示

次の例では、lspiece --longコマンドの出力を表示しています。

ob> lspiece -l
Backup piece OID:       104
   Database:               bugfix
   Database ID:            1586108579
   Content:                full
   Copy number:            0
   Created:                2009/01/14.16:34
   Host:                   sales-server
   Piece name:             05k4q4km_1_1
   Encryption:             on
   Algorithm:              aes128
Backup piece OID:       107
   Database:               bugfix
   Database ID:            1586108579
   Content:                full
   Copy number:            0
   Created:                2009/01/14.16:48
   Host:                   sales-server
   Piece name:             08k4q5dj_1_1
   Encryption:             RMAN
Backup piece OID:       108
   Database:               bugfix
   Database ID:            1586108579
   Content:                full
   Copy number:            0
   Created:                2009/01/14.16:52
   Host:                   sales-server
   Piece name:             09k4q5me_1_1
   Encryption:             forcedoff
Backup piece OID:       109
   Database:               bugfix
   Database ID:            1586108579
   Content:                full
   Copy number:            0
   Created:                2009/01/14.16:55
   Host:                   sales-server
   Piece name:             0ak4q5rm_1_1
   Encryption:             hardware
   Algorithm:              aes256

例2-74 バックアップ・ピースが使用しているボリュームIDの表示

次の例は、バックアップ・ピースが使用しているボリュームIDおよびバックアップ・セクションを示しています。

ob> lspiece -l -S
Backup piece OID:       100
    Database:               oracle
    Database ID:            1566049437
    Content:                full
    Copy number:            0
    Created:                2009/07/23.15:07
    Host:                   sales-server
    Piece name:             03kks4m5_1_1
        BSOID:              100
        Volume ID:          RMAN-DEFAULT-000001
        File:               1
        Sect:               1
    Encryption:             off

lspni

用途

lspniコマンドは、優先ネットワーク・インタフェース(PNI)定義をリストする場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「優先ネットワーク・インタフェース用コマンド」を参照してください。

前提条件

lspniコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

lspni::=

lspni [ server-hostname ]...

意味

server-hostname

ネットワーク・インタフェースをリストするサーバーの名前を指定します。ホスト名を指定しなかった場合は、mkpniコマンドでPNIが作成されたホストがすべて表示されます。

出力

表2-14で、lspniコマンドの出力について説明します。

表2-14 lspniの出力

意味

PNI #

1から始まる連番で、PNIを識別します。

interface

インタフェースのIPアドレス。

clients

インタフェースを使用するクライアントの名前。


例2-75 PNIのリスト

この例では、サーバーbrhost2およびbrhost3のPNIを表示しています。各サーバーにはクライアントosbsvr1からアクセスできます。

ob> lspni
brhost2:
    PNI 1:
        interface:          192.0.2.1
        clients:            osbsvr1
brhost3:
    PNI 1:
        interface:          192.0.2.200
        clients:            osbsvr1

lsrestore

用途

lsrestoreコマンドは、リストア・リクエストをリストする場合に使用します。このリクエストは、スケジューラへの配信待ちになります。


関連項目:

関連コマンドについては、「リストア用コマンド」を参照してください。

前提条件

リストアを特権モードで実行するように指定している場合、またはネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)でアクセスされるホストにファイルをリストアする場合、restoreコマンドを使用するには、特権ユーザーとしてのファイルシステムのリストア実行(perform file system restores as privileged user)権を備えている必要があります。それ以外の場合は、自分によるファイルシステムのリストア実行(perform restores as self)権を備えている必要があります。

構文

lsrestore::=

lsrestore [ --long/-l | --detail/-d | { --short/-s [ --oneperline/-1 ] } ]
[ --position/-x ] [ --noheader/-H ] [ --raw/-R ] [ --catalog/-C ]
[ --listrestorerequests ] [ restore-item ]...

意味

--long/-l

長い形式でリストア・リクエスト・データが表示されます。

--detail/-d

リストアに使用するバックアップに関する詳細なデータが表示されます。

--short/-s

短い形式のリストア・リクエスト・データが表示されます。このアイテムはデフォルトです。

--oneperline/-1

--shortオプションとともに使用して、1行に1つのアイテムを表示します。

--position/-x

--detailオプションとともに使用して、テープにおけるバックアップの位置を表示します。

--noheader/-H

データが列ヘッダーなしで表示されます。

--raw/-R

RAWリストア・リクエスト、すなわち、Oracle Secure Backupカタログを利用しないリストア・リクエストのみが表示されます。デフォルトではlsrestoreにより、すべてのリストア・リクエストがリストされます。

--catalog/-C

Oracle Secure Backupカタログを使用するリストア・リクエストのみが表示されます。--catalogを指定すると、RAWリストア・リクエストは表示されません。デフォルトではlsrestoreにより、すべてのリストア・リクエストがリストされます。

--listrestorerequests

リコール対象のボリュームがリストされます。

restore-item

リストア・リクエストのアイテム番号を指定します。リストア・リクエストのアイテム番号を表示するには、lsrestoreをオプションなしで実行します。

出力

表2-15で、lsrestoreコマンドの出力について説明します。

表2-15 lsrestoreの出力

意味

Item #

1から始まる連番で、リストア・ジョブに割り当てられるもの

Data saved from

バックアップされたデータのホストとパス

Restore data to

リストアするデータのホストとパス

Host

データのバックアップ元のホストの名前、またはホストがリストア先にしようとしているホストの名前

Path

オペレーティング・システムのファイルシステムにおけるデータの位置

Priority

リストア・ジョブの優先度

Created

ボリューム・セットの作成日

File number

リストアするバックアップのファイル番号

Device

リストア操作に使用するデバイスの名前

Backup ID

リストアするバックアップのバックアップID

Volume ID

リストア操作に使用するボリュームのボリュームID

Volume tag

リストア操作に使用するボリュームのバーコード

File section

リストアするバックアップ・セクション

Position

テープにおけるバックアップ・データの位置


例2-76 リストア・リクエストのリスト

この例では、すべてのリストア・リクエストを長い形式で表示しています。

ob> lsrestore --long
1:
    Data saved from:
        Host:               brhost2
        Path:               /data/backup
    Restore data to:
        Host:               brhost3
        Path:               /tmp
    Priority:           100
    Created:            2008/12/02.12:37:07
    File number:        1
    Device:             tape1
    Backup ID:          1
    Volume ID:          VOL000003
    Volume tag:         ADE203
    File section:       1
    Position:           000000000009

lsrot

用途

lsrotコマンドは、ローテーション・ポリシーに関する情報をリストする場合に使用します。

前提条件

lsrotコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

lsrot::=

lsrot 
   [ --short/-s | --long/-l ] policyname [ policyname... ]

意味

--short/-s

ポリシーの情報が短い形式で表示されます。

--long/-l

ポリシーの情報が長い形式で表示されます。

policyname

ローテーション・ポリシーの名前を1から31文字で指定します。


lsrpt

用途

lsrptコマンドは、メディア管理レポートをリストする場合に使用します。

前提条件

lsrptコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

lsrpt::=

lsrpt [ --short/-s | --long/-l ] [ --type/-t reporttype [,reporttype...] ] 
job-id ...

意味

--short/-s

短い形式でリストすることを指定します。

--long/-l

長い形式でリストすることを指定します。

--type /-t reporttype

表示するレポートのタイプを1つ以上指定します。有効なタイプは、distributionおよびpickです。

job-id

レポートをリストするジョブのジョブIDを指定します。


lssched

用途

lsschedコマンドは、バックアップ、ボールティング・スキャンおよび複製スキャンのスケジュールに関する情報を表示する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「スケジュール用コマンド」を参照してください。

前提条件

lsschedコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

lssched::=

lssched [ --short/-s | --long/-l ]
[ --calendar/-c year/month
[ --trigger trigger-number[,trigger-number]... ] ]
[ --type/-Y schedule-type[,schedule-type...] ] 
[ schedulename ]...

意味

--short/-s

短い形式でスケジュール・データが表示されます。

--long/-l

長い形式でスケジュール・データが表示されます。

--calendar/-c year/month

表示が、所定の年月のスケジュール情報に制限されます。

--trigger trigger-number

トリガー番号別にバックアップ・スケジュール情報が表示されます。トリガーは、スケジュール済バックアップを実行する時間周期または時間セットをユーザー定義したものです。

--type/-Y schedule-type

リストするスケジュールのタイプを指定します。有効な値は、backupduplicationscanおよびvaultingscanです。複数のスケジュール・タイプを指定できます。

schedulename

表示するスケジュールの名前を指定します。

出力

表2-16で、lsschedコマンドの出力について説明します。

表2-16 lsschedの出力

意味

Schedule name

スケジュールを識別するユーザー指定の名前。

Type

スケジュール・タイプ。backupduplicationscanまたはvaultingscanです。

Dataset

使用されるデータセット・ファイル。

Restrict

デバイス制限。

Priority

スケジュールの優先度レベル。0より大きな数を設定します。1が最も高い優先度です。

Encryption

暗号化されたバックアップを指定。バックアップの暗号化の詳細は、『Oracle Secure Backup管理者ガイド』を参照してください。

Comment

ユーザー指定のコメント。

Trigger #

このスケジュールのインスタンス番号。

Day/date

ジョブのスケジュール日。

At

ジョブのスケジュール時間。

Backup level

実行するバックアップのレベル。設定は、full1から10incrementalまたはoffsiteです。

Media family

使用するメディア・ファミリ。

Expires after

このトリガーが期限切れになる時期。


日付が6か月より前の過去または2か月より後の未来の場合は、yyyy/mm/ddの書式でレポートされます。日付が6か月以内の過去および2か月以内の未来の場合は、mm/dd.hh:mmの書式でレポートされます。

例2-77 バックアップの表示

この例では、バックアップ・スケジュールlev2level3およびlevel3-writewindowに関する情報を表示しています。

ob> lssched --long
OSB-CATALOG-SCHED:
    Type:                   backup
    Dataset:                OSB-CATALOG-DS
    Priority:               50
    Encryption:             no
    Comment:                catalog backup schedule
full_backup:
    Type:                   backup
    Dataset:                datadir.ds
    Priority:               5
    Encryption:             yes
    Trigger 1:
        Day/date:           thursdays
        At:                 21:00
        Backup level:       full
        Media family:       (null)
    Trigger 2:
        Day/date:           weekdays
        At:                 04:00
        Backup level:       full
        Media family:       full
        Expires after:      30 days

lssection

用途

lssectionコマンドは、コマンドラインで選択した基準に一致するバックアップ・セクションをリストする場合に使用します。バックアップ・セクションとは、1つの物理ボリュームを占有しているバックアップ・イメージを構成する部分のことです。Oracle Secure Backupでは、バックアップ・セクション・カタログからバックアップ・セクションのデータを取得します。

バックアップ・セクションは、異なる複製ボリューム上でも使用できるため、lssectionコマンドでは、アクティブな場所または最も近い保管場所にあるボリュームが表示されます。


関連項目:

関連コマンドについては、「セクション用コマンド」を参照してください。

前提条件

lssectionコマンドを使用するには、デバイス情報の問合せおよび表示(query and display information about devices)権を備えている必要があります。

構文

lssection::=

lssection 
  [ --long/-l | --short/-s ] [ --noheader/-H ] 
  [ --incomplete/-i ] [ --oid/-o oid-list ]... 
  [ { { --vid/-v vid-list } | { --void/-V oid-list } }
    [ --file/-f filenumber-list ]... ]

意味

--long/-l

長い形式でセクション・データが表示されます。

--short/-s

選択された各バックアップ・セクション・レコードのオブジェクトIDのみが表示されます。

--noheader/-H

データが列ヘッダーなしで表示されます。

--incomplete/-i

バックアップ・セクション・カタログから関連ボリューム・データが失われている場合でも、セクション情報が表示されます。

--oid oid-list

oid-listで指定したオブジェクト識別子を持つバックアップ・セクションを選択します。oid-listプレースホルダの詳細は、「oid-list」を参照してください。

--vid vid-list

vid-listにIDが指定されているボリュームに含まれるバックアップ・セクションが選択されます。vid-listは、カンマで区切られた1つ以上のvid値です。vidプレースホルダの詳細は、「vid」を参照してください。

--void void-list

このリストに指定したボリューム・オブジェクト識別子を持ったボリュームに含まれるバックアップ・セクションが選択されます。void-listプレースホルダは、ボリュームIDのoid-listを表します。oid-listプレースホルダの詳細は、「oid-list」を参照してください。

--file/-f filenumber-list

このリストに指定したファイル番号を持ったバックアップ・セクションのみが表示されます。filenumber-listプレースホルダの詳細は、「filenumber-list」を参照してください。

出力

表2-17で、lssectionコマンドの出力について説明します。

表2-17 lssectionの出力

意味

Backup section OID #

バックアップ・セクションのカタログ識別子。

Containing volume

バックアップ・セクションのあるテープ・メディアのボリュームID。

Containing volume OID

ボリュームのカタログ識別子。

File

ファイル番号。複数のバックアップを格納するテープにおいて、そのセクションがどの番号のバックアップを占めるかを識別します。

Section

複数のテープにわたるバックアップに対するもの。これが複数のテープの中のどのテープであるかが識別されます。

Backup level

実行するバックアップのレベル。設定は、full1から10incrementalまたはoffsiteです。

Client

バックアップされたOracle Secure Backupクライアントの名前。

Size

バックアップ・セクションのサイズ。

Created

バックアップ・セクションが作成された日時。

Attributes

ボリュームの有効期限に関する情報。

Encryption

Oracle Secure Backupによって暗号化されたバックアップではon

ユーザー指定の1回かぎりのパスフレーズを使用して、Oracle Secure Backupによって暗号化されたバックアップではtransient

ホストで必要な暗号化設定を上書きする、暗号化されなかったオンデマンド・バックアップではforcedoff

暗号化されていないバックアップではoff

暗号化対応テープ・ドライブによって暗号化されたバックアップではhardware

暗号化対応テープ・ドライブによって暗号化された一時バックアップではtransient_hardware

Recovery Manager(RMAN)によって暗号化されたバックアップではRMAN

まだ完了していないRMANバックアップ・ジョブの場合、このフィールドにはawaiting job completionと表示されます。RMANバックアップが完了して初めて、このフィールドにバックアップの暗号化状態が表示されます。

バックアップの暗号化の詳細は、『Oracle Secure Backup管理者ガイド』を参照してください。


lssectionでレポートされる日付が6か月より前の過去の場合は、yyyy/mm/ddの書式でレポートされます。日付が6か月以内の過去の場合は、mm/dd.hh:mmの書式でレポートされます。

例2-78 バックアップ・セクションのリスト

この例では、バックアップ・セクション・カタログに含まれるすべてのバックアップ・セクションのオブジェクト識別子を表示しています。lssectionコマンドでは、次にセクション108のデータをデフォルトの標準形式で表示し、それがどのボリューム上にあるかを判断します。さらに、長い形式でこのボリューム上のすべてのバックアップ・セクションを表示しています。

ob> lssection --short
   BSOID
     100
     105
     106
     107
     108
ob> lssection --oid 108
   BSOID  Volume           File Sect  Level  Client     Created      Attributes
     108  VOL000002           2 1         0  brhost2    04/19.11:52  never expires
ob> lssection --vid VOL000002 --long
Backup section OID:    105
    Containing volume:      VOL000002
    Containing volume OID:  111
    File:                   1
    Section:                1
    Backup level:           0
    Client:                 brhost2
    Size:                   62.4 MB
    Created:                2008/04/19.11:36
    Attributes:             never expires
Backup section OID:    108
    Containing volume:      VOL000002
    Containing volume OID:  111
    File:                   2
    Section:                1
    Backup level:           0
    Client:                 brhost2
    Size:                   65.3 MB
    Created:                2008/04/19.11:52
    Attributes:             never expires

lssnap

用途

lssnapコマンドは、ネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)ホスト上のスナップショットをリストする場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「スナップショット用コマンド」を参照してください。

前提条件

lssnapコマンドを使用するには、デバイス情報の問合せおよび表示(query and display information about devices)権を備えている必要があります。

構文

lssnap::=

lssnap [ --short/-s | --long/-l ] [ --noheader/-H ] [ --reserve/-r ]
[ --host/-h hostname[,hostname]... ]
[ --fs/-f filesystem-name[,filesystem-name]... ]
[ --numberformat/-n numberformat ] [ snapshot-name ]...

意味

--short/-s

短い形式でスナップショット・データが表示されます。デフォルトのオプションです。

--long/-l

長い形式でスナップショット・データが表示されます。

--noheader/-H

データのリスト時に列ヘッダーが表示されません。

--reserve/-r

予約領域が表示されます。

--host/-h hostname

NDMPホストを指定します。ホスト名を指定しない場合は、host変数の値が使用されます。

--fs/-f filesystem-name

スナップショットが取得されたファイルシステムを指定します。

--numberformat/-n numberformat

大きい数値の表示書式を指定します。numberformatプレースホルダの詳細は、「numberformat」を参照してください。

snapshot-name

リストするスナップショットの名前を指定します。

出力

表2-18で、lssnapコマンドの出力について説明します。

表2-18 lssnapの出力

ラベル 意味

File system

スナップショットで取得されたファイルシステム。

Max snapshots

このボリュームで許可するスナップショットの最大数。

Reserved space

すべてのスナップショットの総予約領域。

% reserved space

現在、全スナップショットによって使用されている予約領域の割合。

Snapshot

スナップショットの名前

Of

ファイルシステムの名前。

Taken at

スナップショットの日時。

Used %

当該ボリュームで使用される予約ディスク領域に対して、このスナップショットによって消費される領域が占める割合。この値は、「スナップショット・サイズ x 100% / 予約領域」で算出します。

Total %

当該ボリュームの総ディスク領域に対して、このスナップショットによって消費される領域が占める割合。この値は、「スナップショット・サイズ x 100% / ボリュームの総ディスク領域」で算出します。

Busy

スナップショットがビジーかどうか。値はyesまたはnoです。

Dependency

スナップショットに別の処理エンティティ(SnapMirrorなど)への依存性があるかどうか。値はyesまたはnoです。


lssnapでレポートされる日付が6か月より前の過去の場合は、yyyy/mm/ddの書式でレポートされます。日付が6か月以内の過去の場合は、mm/dd.hh:mmの書式でレポートされます。

例2-79 スナップショットの表示

この例では、NDMPでアクセスされるホストbr_filer上のスナップショットを表示しています。この例では、lucy.0スナップショットにより、/vol/vol0のスナップショットに割り当てられた領域の3%(44.8GBの3%)、ボリューム/vol/vol0の総ディスク領域の1%(104GBの1%)が使用されています。

ob> lssnap --long --host br_filer
File system /vol/vol0:
    Max snapshots:          255
    Reserved space:           44.8 GB
    % reserved space:       30
    Snapshot:               lucy.0
        Of:                 /vol/vol0
        Taken at:           2008/03/28.20:52
        Used %:               3
        Total %:              1
        Busy:               no
        Dependency:         no
    Snapshot:               myhost_snap1
        Of:                 /vol/vol0
        Taken at:           2004/08/21.11:30
        Used %:              12
        Total %:              7
        Busy:               no
        Dependency:         no

lsssel

用途

lssselコマンドは、データベース・バックアップ記憶域セレクタを表示する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「データベース・バックアップ記憶域セレクタ用コマンド」を参照してください。

前提条件

lssselコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

lsssel::=

lsssel [ --long/-l | --short/-s ]
[ --dbname/-d { * | dbname[,dbname]... } ]
[ --dbid/-i  { * | dbid[,dbid]... } ]
[ --host/-h  { * | hostname[,hostname]... } ]
[ --content/-c { * | content[,content]... } ]
[ --copynum/-n { 1 | 2 | 3 | 4 } ]
sselname...

意味

--long/-l

すべての記憶域セレクタのすべての属性が表示されます。

--short/-s

選択された記憶域セレクタの名前のみが表示されます。

--dbname/-d dbname

指定されたデータベース名に適用可能な記憶域セレクタがリストされます。

--dbid/-i dbid

指定されたデータベースID(DBID)に適用可能な記憶域セレクタがリストされます。

--host/-h hostname

指定されたホスト名に適用可能な記憶域セレクタがリストされます。

--content/-c content

指定されたコンテンツ・タイプに適用可能な記憶域セレクタがリストされます。contentプレースホルダの詳細は、「content」を参照してください。

--copynum/-n 1 | 2 | 3 | 4

指定されたコピー番号に適用可能な記憶域セレクタがリストされます。

sselname

表示する記憶域セレクタの名前を1つ以上指定します。このリストは、他の選択基準(存在する場合)によってフィルタ処理されます。

出力

表2-19で、lssselコマンドの出力について説明します。

表2-19 lsselの出力

ラベル 意味

Content

記憶域セレクタが適用されるバックアップのコンテンツ・タイプ(「content」を参照)

Databases

記憶域セレクタが適用されるデータベースの名前

Database ID

記憶域セレクタが適用されるデータベースのDBID

Host

記憶域セレクタが適用されるデータベース・ホスト

Restrictions

この記憶域セレクタによって制御されるバックアップの制限先となるデバイスの名前

Copy number

記憶域セレクタが適用されるコピー番号

Media family

この記憶域セレクタ・オブジェクトの制御下でバックアップに使用するメディア・ファミリの名前

Resource wait time

この記憶域セレクタの制御下のバックアップで必要となるリソースが使用可能になるまでの待機時間

UUID

この記憶域セレクタのユニバーサルID


例2-80 データベース・バックアップ記憶域セレクタの表示

この例では、記憶域セレクタを作成し、その情報を表示しています。

ob> mkssel --dbid 1557615826 --host brhost2 --content full --family f1 ssel_full
ob> lsssel --long
 
ssel_full:
    Content:             full
    Databases:           [all]
    Database ID:         1557615826
    Host:                brhost2
    Restrictions:        [none]
    Copy number:         [any]
    Media family:        f1
    Resource wait time:  1 hour
    UUID:                b5774d9e-92d2-1027-bc96-000cf1d9be50

lssum

用途

lssumコマンドは、すべてのジョブ・サマリー・スケジュールを表示する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「サマリー用コマンド」を参照してください。

前提条件

lssumコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

lssum::=

lssum [ --long/-l | --short/-s ] [ summary-name ]...

意味

--long/-l

長い形式でジョブ・サマリー・スケジュール・データが表示されます。

--short/-s

ジョブ・サマリー名が表示されます。デフォルトでは、lssumにより、サマリー名およびレポート生成予定日時が表示されます。

summary-name

リストするジョブ・スケジュール・サマリーの名前を指定します。

出力

表2-20で、lssumコマンドの出力について説明します。

表2-20 lssumの出力

意味

Produce on

レポートの生成予定日時。

Mail to

レポートの送信先となる電子メール・アドレス。

Limit report to hosts

ジョブ・サマリーの限定先となるホスト

Backup jobs

バックアップ・ジョブに関する情報の挿入。設定はyesまたはnoです。

Restore jobs

リストア・ジョブに関する情報の挿入。設定はyesまたはnoです。

Oracle backup jobs

Recovery Manager(RMAN)バックアップ・ジョブに関する情報の挿入。設定はyesまたはnoです。

Oracle restore jobs

RMANリストア・ジョブに関する情報の挿入。設定はyesまたはnoです。

Scheduled jobs

スケジュール・ジョブに関する情報の挿入。設定はyesまたはnoです。

User jobs

ユーザー・ジョブに関する情報の挿入。設定はyesまたはnoです。

Subordinate jobs

下位ジョブに関する情報の挿入。設定はyesまたはnoです。

Superseded jobs

無効になったジョブに関する情報の挿入。設定はyesまたはnoです。


lssectionでレポートされる日付が2か月より後の未来の場合は、yyyy/mm/ddの書式でレポートされます。日付が2か月以内の未来の場合は、mm/dd.hh:mmの書式でレポートされます。

例2-81 ジョブ・サマリー・スケジュールの表示

この例では、ジョブ・サマリー・スケジュールweekly_reportに関する情報を表示しています。

ob> lssum --long
weekly_report:
    Produce on:              Wed at 12:00
    Mail to:                 lance@example.com
    In the report, include:
        Backup jobs:             yes
        Restore jobs:            yes
        Oracle backup jobs:      yes
        Oracle restore jobs:     yes
        Scheduled jobs:          yes
        User jobs:               yes
        Subordinate jobs:        yes
        Superseded jobs:         no

lsuser

用途

lsuserコマンドは、1人以上のOracle Secure Backupユーザーの名前および属性を表示する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「ユーザー用コマンド」を参照してください。

前提条件

任意のOracle Secure Backupユーザーをリストする必要がある場合は、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。自分のみをリストする場合は、自分の名前およびパスワードの変更(modify own name and password)権を備えている必要があります。

構文

lsuser::=

lsuser [ --long/-l | --short/-s ] [ --class/-c userclass ]
[ --unixname/-U unix-user ] [ --unixgroup/-G unix-group ]
[ --domain/-d windows-domain ] [ --ndmpuser/-N ]
[ --email/-e emailaddr ] [ --givenname/-g givenname ]
[ username... ]

意味

--long/-l

データを長い形式で表示します。

--short/-s

データを短い形式で表示します。

--class/-c userclass

特定のクラスに属するOracle Secure Backupユーザーを表示します。

--unixname/-U unix-user

UNIX名ごとに、Oracle Secure Backupユーザーとユーザー・クラスを表示します。

--unixgroup/-G unix-group

UNIXグループごとに、Oracle Secure Backupユーザーとユーザー・クラスを表示します。

--domain/-d windows-domain

Windowsドメイン名ごとに、Oracle Secure Backupユーザーとユーザー・クラスを表示します。

--ndmpuser/-N

ネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)サーバーへのアクセス権を持つOracle Secure Backupユーザーを表示します。

--email/-e emailaddr

電子メール・アドレスごとに、Oracle Secure Backupユーザーとユーザー・クラスを表示します。

--givenname/-g givenname

名前がgivennameのOracle Secure Backupユーザーを表示します。

username

情報を表示するOracle Secure Backupユーザーの名前を指定します。

出力

表2-21で、lsuserコマンドの出力について説明します。

表2-21 lsuserの出力

意味

Password

ユーザーのパスワード。設定は(set)または(not set)です。

User class

ユーザー・クラスの名前。

Given name

Oracle Secure Backup名。

UNIX name

/etc/passwd内のユーザーのエントリ。

UNIX group

/etc/group内のユーザーのエントリ。

Windows domain/acct

ドメイン名またはアカウント名(該当する場合)。

NDMP server user

設定はyesまたはnoです。

Email address

ユーザーの電子メール・アドレス。

UUID

ユーザーのUniversal Unique Identifier(UUID)。

Hostname

ユーザーがアクセスを事前認可された別のコンピュータ

Username

ユーザーがアクセスを事前認可された別のコンピュータでのユーザー名

Windows domain

ユーザーがアクセスを事前認可された別のコンピュータのドメイン情報(該当する場合)

RMAN enabled

ユーザーがアクセスを事前認可された別のコンピュータでのRecovery Manager(RMAN)の可用性。設定はyesまたはnoです。

Cmdline enabled

ユーザーがアクセスを事前認可された別のコンピュータのでコマンドラインの可用性。設定はyesまたはnoです(obtool)。


例2-82 Oracle Secure Backupユーザー情報の表示

この例では、Oracle Secure Backupユーザーlashdownに関する情報を表示しています。

ob> lsuser
admin            admin
bkpadmin         oracle
sbt              admin
ob> lsuser --long bkpadmin
bkpadmin:
    Password:               (set)
    User class:             oracle
    Given name:             lance
    UNIX name:              bkpadmin
    UNIX group:             dba
    Windows domain/acct:    [none]
    NDMP server user:       no
    Email address:          bkpadmin@example.com
    UUID:                   5f437cd2-7a49-1027-8e8a-000cf1d9be50
    Preauthorized access:
        Hostname:           osbsvr1
        Username:           bkpadmin
        Windows domain:     [all]
        RMAN enabled:       yes
        Cmdline enabled:    yes

lsvol

用途

lsvolコマンドは、テープ・ライブラリ内のボリュームまたはボリューム・カタログ内のボリュームをリストする場合に使用します。

複製ボリュームは、デフォルトでオリジナル・ボリュームごとにグループ化されます。lsvolコマンドでは、複製ボリュームごとにオリジナル・ボリュームoidが表示されます。


関連項目:

oidプレースホルダの詳細は、「oid」を参照してください。

Oracle Secure Backupでは、次のSmall Computer System Interface(SCSI)用語を使用してライブラリの基本コンポーネントが記述されます。

  • 記憶域要素。lsvolの出力内では数値として表示されます。使用されていないときでも、ボリュームが含まれています。

  • インポート/エクスポート要素。lsvolの出力内では接頭辞ieeで識別されます。ドアを開けずにボリュームをテープ・ライブラリの内外へ移動するために使用されます(したがって、完全な物理インベントリを行うことが必要)。メール・スロットと呼ばれることもあり、物理的に特定のライブラリにのみ存在します。

  • メディア転送要素。lsvolの出力内ではmteとして表示されます。記憶域要素からテープ・ドライブなどの別の要素にボリュームを移動します。

  • データ転送要素(DTE)lsvolの出力内ではdteとして表示されます。テープ・ドライブのことです。

各要素には、ユーザーとOracle Secure Backupが識別用に使用する名前があります。たとえば、最初の記憶域要素は通常se1、最初のテープ・ドライブはdte1と、それぞれネーミングされます。記憶域要素を参照する場合は、seの接頭辞を省略できます。ライブラリ内のテープ・ドライブはdteとして参照できます(ライブラリに内包されるドライブが1つのみの場合)。


関連項目:

関連コマンドについては、「ライブラリ用コマンド」を参照してください。

前提条件

lsvolコマンドを使用するには、デバイス情報の問合せおよび表示(query and display information about devices)権を備えている必要があります。

構文1

ライブラリ内のボリュームをリスト(インベントリ)する場合は、次の構文を使用します。

lsvol [ --library/-L libraryname | --drive/-D drivename ] 
[ --long/-l ]

意味1

--library/-L libraryname

リストするボリュームが搭載されているテープ・ライブラリの名前を指定します。

--libraryまたは--driveを指定しない場合は、libraryまたはdrive変数の値が使用されます。テープ・ライブラリとテープ・ドライブのいずれの設定も取得できない場合は、警告が発行されます。

--drive/-D drivename

リストするボリュームが搭載されているテープ・ライブラリにあるテープ・ドライブの名前を指定します。

--libraryまたは--driveを指定しない場合は、libraryまたはdrive変数の値が使用されます。テープ・ライブラリとテープ・ドライブのいずれの設定も取得できない場合は、警告が発行されます。

--long/-l

長い形式でボリューム情報が表示されます。lsvol --longをその他のオプションなしで指定した場合は、dtemteおよびテープ・ライブラリの記憶域要素のインベントリが表示されます。特定のボリュームに対して--longを指定すると、OID、ボリュームIDバーコード、ボリューム順序などが表示されます。

構文2

ボリューム・カタログ内のボリュームをリストする場合は、次の構文を使用します。

lsvol [ --short/-s | --long/-l ] [ --relation/-r ] [ --members/-m ]
[ --duplicates/-d ][ --noheader/-H ] [ --contents/-c ]
{ --all/-a | 
  { [ --vid/-v vid[,vid]... ] [ --barcode/-b tag[,tag]... ]
    [ --vset/-V vsetid[,vsetid]... ] [ [ --dset/-S dsetid[,dsetid]...]
    [ --family/-f media-family-name[,media-family-name]... ]
    [ --location/-C location-name[,location-name]... ]
    [ --attribute/-A volume-attr[,volume-attr]... ]
    [ --oid/-o oid[,oid]... ] 
  }...
  [ --novid/-n | --nobarcode/-N ]
}

意味2

--short/-s

短い形式でボリューム情報が表示されます。各ボリュームのボリュームIDのみが表示されます。

--long/-l

長い形式でボリューム情報が表示されます。

--relation/-r

指定されたその他のオプションに基づいてボリュームをグループ化します。たとえば、--familyオプションを指定している場合は、指定したメディア・ファミリに属するボリュームを基準にしてソートが行われます。

--members/-m

表示される各ボリュームのボリューム・セット・メンバーがすべて表示されます。デフォルトのオプションです。

--duplicates/-d

ボリューム自体と、そのボリュームの複製をリストします。

--noheader/-H

ヘッダー出力なしで情報が表示されます。

--contents/-c

各ボリュームのコンテンツに関する情報が表示されます。

このオプションを指定すると、例 2-84に示すように、バックアップ・セクションのサイズが表示されます。

--all/-a

ボリューム・カタログ内のすべてのボリュームが表示されます。

--vid/-v vid

ボリュームID vidを持つボリュームが表示されます。vidプレースホルダの詳細は、「vid」を参照してください。

--barcode/-b tag

バーコードtagを持つボリュームが表示されます。

--vset-/V vsetid

ボリューム・セットvsetidのメンバーであるボリュームが表示されます。vsetidは、ボリューム・セット内の最初のボリュームのvidを表します。vidプレースホルダの詳細は、「vid」を参照してください。

--dset/-S dsetid

複製セット内のすべての複製をリストします。複製セットIDは、オリジナル・ボリュームvidです。

--family/-f media-family-name

指定されたメディア・ファミリのすべてのボリュームが表示されます。media-family-nameプレースホルダは、mkmfまたはrenmfコマンドで割り当てられたメディア・ファミリの名前を表します。

--location/-C location-name[, location-name]…

指定した1つまたは複数の場所のボリュームに表示を制限します。

--attribute/-A volume-attr

属性volume-attrを持つボリュームがすべて表示されます。このプレースホルダの有効な値は次のとおりです。

  • expired

    期限切れのすべてのボリューム。

  • unexpired

    有効なすべてのボリューム。

  • open

    書込み用に開かれたすべてのボリューム。

  • closed

    書込み用に閉じられたすべてのボリューム。

  • recyclable

    再利用可能なすべてのボリューム。

--oid/-o oid

指定したoidを持つボリュームが表示されます。oidプレースホルダの詳細は、「oid」を参照してください。

--novid/-n

ボリュームIDのないボリュームが表示されます。

--nobarcode/-N

バーコードのないボリュームが表示されます。

出力

表2-22で、lsvolコマンドの出力について説明します。

表2-22 lsvolの出力

意味

VOID

ボリュームのOracle Secure Backupカタログ識別子

OOID

複製ボリュームの元(親)のOracle Secure Backupカタログ識別子。複製ではないボリュームのVOIDと同一です。

Barcode

テープ・ケースに添付されたバーコード・ラベルのID

Volume sequence

ボリューム・セットにおけるテープの番号。

Media family

Oracle Secure Backupメディア・ファミリ名

Current location

テープが現在存在する場所

Label host

テープを最初にラベル付けしたメディア・サーバー

Size

バックアップ・セクションのサイズ。

Created

ボリュームに最初に書込みが行われた日付。

Closes

テープへの書込みが可能な最終時間

Expires

テープの期限が切れ、上書きまたは強制的なラベル付け解除を実行して再利用できる日付

Space remaining

テープに残存する記憶容量


lsvolでレポートされる日付が6か月より前の過去または2か月より後の未来の場合は、yyyy/mm/ddの書式でレポートされます。日付が6か月以内の過去および2か月以内の未来の場合は、mm/dd.hh:mmの書式でレポートされます。


注意:

バックアップIDは、バックアップの時間順に関係なくを割り当てられます。たとえば、バックアップID 25が月曜日のバックアップを示し、バックアップID 6が次の日のバックアップを示すことがあります。

例2-83 ライブラリ内のボリュームの表示

この例では、テープ・ライブラリlib1のボリュームを表示します。サンプル出力はページに収まるようにあらかじめ折り返されています。

ob> lsvol --long --library lib1
Inventory of library lib1:
    in    mte:           vacant
    in    1:             volume VOL000002, barcode ADE201, oid 110, 16962752 kb remaining
    in    2:             volume VOL000001, barcode ADE203, oid 102, 17619328 kb remaining
    in    3:             vacant
    in    4:             vacant
    in    iee1:          vacant
    in    iee2:          vacant
    in    iee3:          vacant
    in    dte:           volume RMAN-DEFAULT-000002, barcode ADE202, oid 112, 17017984 kb 
                         remaining, content manages reuse, lastse 3

例2-84 ボリュームのコンテンツの表示

この例では、ボリュームOSB-CATALOG-MF-000325のコンテンツを表示しています。サンプル出力はページに収まるようにあらかじめ折り返されています。

ob> lsvol --contents --vid OSB-CATALOG-MF-000325
  VOID  OOID  Seq  Volume ID               Barcode   Family          Created
   231   231    1  OSB-CATALOG-MF-000325   NEDC2491  OSB-CATALOG-MF  10/07.21:03
     Attributes    BSOID  File Sect  Level  Host     Size        Created      
     never closes  532    1    1     0      osbsvr3  62.4 MB     10/07.21:03
     Attributes

例2-85 再利用可能なボリュームの表示

この例では、テープ・ライブラリvlib1にある再利用可能なボリュームを表示しています。このコマンド出力には、ボリュームID RMAN-DEFAULT-000001のボリュームのExpiresフィールドに「(content deleted)」と表示されています。これは、このコンテンツ管理されたボリュームのバックアップ・ピースがすべて削除されていることを意味します。

ob> lsvol -l --attribute recyclable
 Volume OID:         105
     Volume ID:          RMAN-DEFAULT-000001
     Barcode:            2f2d6cc644a2102a28000163e3e5439
     Volume sequence:    1
     Media family:       RMAN-DEFAULT
     Current location:   vlib1
     Label host:         brhost1
     Created:            2012/02/28.09:25
     Closes:             never
     Expires:            never; content manages reuse (content deleted)
     Space remaining:    90.4 GB
     Original OID:       105
 Volume OID:         108
     Volume ID:          tbrsfvmfx10_mf-000001
     Barcode:            a019ed4c44a2102931a00163e3e5439
     Volume sequence:    1
     Media family:       tbrsfvmfx10_mf
     Current location:   vlib1
     Label host:         brhost3
     Created:            2012/02/28.09:28
     Closes:             2012/02/28.09:30 (closed)
     Expires:            2012/02/28.09:32 (expired)
     Space remaining:    90.4 GB
     Original OID:       108

mkclass

用途

mkclassコマンドは、Oracle Secure Backupユーザークラスを定義する場合に使用します。

Oracle Secure Backupでは、複数のクラスが事前定義されます。これらのクラスの詳細は、付録7「クラスおよび権限」を参照してください。


関連項目:

関連コマンドについては、「クラス用コマンド」を参照してください。

前提条件

mkclassコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

mkclass::=

mkclass [ --modself/-m { yes | no } ] [ --modconfig/-M { yes | no } ]
[ --backupself/-k { yes | no } ]  [ --backuppriv/-K { yes | no } ]
[ --restself/-r { yes | no } ]    [ --restpriv/-R { yes | no } ]
[ --listownjobs/-j { yes | no } ] [ --modownjobs/-J { yes | no } ]
[ --listanyjob/-y { yes | no } ]  [ --modanyjob/-Y { yes | no } ]
[ --mailinput/-i { yes | no } ]   [ --mailerrors/-e { yes | no } ]
[ --mailrekey/-g { yes | no } ] 
[ --querydevs/-q { yes | no } ]   [ --managedevs/-d { yes | no } ]
[ --listconfig/-L { yes | no } ]  [ --browse/-b browserights ]
[ --orauser/-o { yes | no } ]     [ --orarights/-O oraclerights ]
classname...

意味

yesまたはnoを要求するすべてのmkclassオプションのデフォルトは、noです。

--mailrekey/-m {yes | no}

キー更新の発生時、エラーの発生時またはキーが期限切れのときに電子メールを管理クラスに送信するかどうかを指定します。

--modself/-m { yes | no }

Oracle Secure Backupユーザーが自分のパスワードと名前を変更できるようにします。

--modconfig/-M { yes | no }

Oracle Secure Backupユーザーが、Oracle Secure Backup管理ドメイン内のすべてのオブジェクトを変更(作成、変更、名前変更および削除)できるようにします。このような変更可能オブジェクトには、クラス、ユーザー、ホスト、デバイス、デフォルトおよびポリシーを表す各オブジェクトがあります。

--backupself/-k { yes | no }

Oracle Secure Backupユーザーが、自分のユーザー・アイデンティティでバックアップを実行できるようにします。

--backuppriv/-K { yes | no }

Oracle Secure Backupユーザーが、ルートまたは特権ユーザーとしてバックアップを実行できるようにします。

--restself/-r { yes | no }

Oracle Secure Backupユーザーが、ユーザーのUNIX名/グループまたはWindowsドメイン/アカウントによるアクセス権の制限下で、バックアップ・イメージのコンテンツをリストアできるようにします。

--restpriv/-R { yes | no }

Oracle Secure Backupユーザーが、特権ユーザーとしてバックアップ・イメージのコンテンツをリストアできるようにします。LinuxおよびUNIXのホストでは、特権リストア操作はrootオペレーティング・システム・アイデンティティで実行されます。たとえば、Oracle Secure Backupユーザーjoebloggは、オペレーティング・システム・アカウントrootを使用してこの操作を実行します。Windowsシステムでは、リストア操作は、Windowsクライアント上のOracle Secure Backupサービスと同じアカウントで実行されます。

--listownjobs/-j { yes | no }

Oracle Secure Backupユーザーに次のものを表示する権限を付与します。

  • ユーザーが構成した、スケジュール済、実行中および完了済の各ジョブのステータス

  • ユーザーが構成したジョブの記録

--modownjobs/-J { yes | no }

Oracle Secure Backupユーザーが構成したジョブのみを変更する権限がそのユーザーに付与されます。

--listanyjob/-y { yes | no }

Oracle Secure Backupユーザーに次のものを表示する権限を付与します。

  • スケジュール済、実行中および完了済の各ジョブのステータス

  • 任意のジョブの記録

--modanyjob/-Y { yes | no }

すべてのジョブを変更する権限をOracle Secure Backupユーザーに付与します。

--mailinput/-i { yes | no }

Oracle Secure Backupで手動による操作が必要になると、Oracle Secure Backupユーザーが電子メールを受信できるようにします。バックアップおよびリストア操作中に、オペレータの手動操作が必要になることがあります。このような状況は、必要なボリュームが見つからなかったり、バックアップを継続するためにボリュームが必要なときに発生する可能性があります。このような場合、この権限を持つクラスに属するOracle Secure Backupユーザーすべてに電子メールが送信されます。

--mailerrors/-e { yes | no }

Oracle Secure Backupのアクティビティで発生したエラーが記述された電子メール・メッセージを、Oracle Secure Backupユーザーが受信できるようにします。

--querydevs/-q { yes | no }

Oracle Secure Backupユーザーがデバイスの状態を問合せできるようにします。

--managedevs/-d { yes | no }

Oracle Secure Backupユーザーが、obtoolコマンドを使用してデバイスの状態を制御できるようにします。

--listconfig/-L { yes | no }

Oracle Secure Backupユーザーが管理ドメイン内のホスト、デバイス、ユーザーなどのオブジェクトをリストできるようにします。

--browse/-b browserights

Oracle Secure Backupユーザーに参照権限を付与します。次のいずれかのbrowserights値を指定します(権限の高い値から順に表示)。

  • privilegedは、Oracle Secure Backupユーザーがすべてのディレクトリとカタログ・エントリを参照できることを意味します。

  • notdeniedは、Oracle Secure Backupユーザーがアクセスを明示的に拒否されていないカタログのエントリを参照できることを意味します。このオプションは、カタログに統計記録が保存されていないディレクトリへアクセスできるという点で、permittedとは異なります。

  • permittedは、Oracle Secure BackupユーザーがUNIXの通常の権限チェックによって規制されることを意味します(デフォルト)。特に、Oracle Secure Backupユーザーは、次の条件が最低1つあてはまる場合にのみ、ディレクトリを参照できます。

    a.Oracle Secure Backupのアイデンティティで定義されているUNIXユーザーが、ディレクトリの所有者としてリストされ、その所有者に読取り権がある。

    b.Oracle Secure Backupのアイデンティティで定義されているUNIXグループが、ディレクトリのグループとしてリストされ、そのグループに読取り権がある。

    c.前述のいずれの条件も満たさないが、Oracle Secure Backupのアイデンティティで定義されているUNIXユーザーに、ディレクトリの読取り権がある。

  • namedは、Oracle Secure BackupユーザーがUNIXの通常の権限チェックによって規制されるが、その他のユーザーに読取り権がないことを意味します。特に、Oracle Secure Backupユーザーは、次の条件が最低1つあてはまる場合にのみ、ディレクトリを参照できます。

    a.Oracle Secure Backupのアイデンティティで定義されているUNIXユーザーが、ディレクトリの所有者としてリストされ、その所有者に読取り権がある。

    b.Oracle Secure Backupのアイデンティティで定義されているUNIXグループが、ディレクトリのグループとしてリストされ、そのグループに読取り権がある。

  • noneは、Oracle Secure Backupユーザーにディレクトリまたはカタログを参照する権限がないことを意味します。

--orauser/-o { yes | no }

Oracle Secure BackupユーザーがOracle Databaseのバックアップおよびリストア操作を実行できるようにします(yesまたはno)。この権限により、Oracle Secure Backupユーザーは持っているその他の権限に関係なくSBT操作を実行できます。たとえば、自分によるリストア実行(perform restores as self)権がnoに設定されている場合でも、この権限を持つOracle Secure BackupユーザーはSBTリストア操作を実行できます。

--orarights/-O oraclerights

指定した権限を持つOracle Secure Backupユーザーが、Oracle Databaseバックアップにアクセスできるようにします。oraclerightsプレースホルダには次のどの値でも設定できます。

  • classは、Oracle Secure Backupユーザーが、同じクラス内のどのOracle Secure Backupユーザーが作成したSBTバックアップにもアクセスできることを意味します。

  • allは、Oracle Secure BackupユーザーがすべてのSBTバックアップにアクセスできることを意味します。

  • noneは、Oracle Secure BackupユーザーにSBTバックアップへのアクセス権がないことを意味します。

  • ownerは、Oracle Secure Backupユーザーがアクセスできるのは自身が作成したSBTバックアップのみであることを意味します(デフォルト)。

classname

作成するクラスの名前を指定します。クラス名は大/小文字が区別され、英数字で始める必要があります。使用できるのは文字、数字、ダッシュ、アンダースコアおよびピリオドのみです(空白は不可)。最大127文字までです。

例2-86 クラスの作成

この例では、backup_adminという名前のクラスを作成しています。このコマンドでは、--listownjobs--modownjobs--listanyjob--modanyjob--managedevs--orauserおよび--orarightsについてはデフォルト値のnoを受け入れています。スペース上の制約からこの例のmkclassコマンドは、折り返されて複数行にわたっています。

ob> mkclass --listconfig yes --modself yes --modconfig yes --backupself yes
--backuppriv yes --restself yes --restpriv yes --mailinput yes --mailerrors yes
--querydevs yes --browse privileged backup_admin
ob> lsclass --long backup_admin
backup_admin:
    browse backup catalogs with this access:         privileged
    access Oracle backups:                           owner
    display administrative domain's configuration:   yes
    modify own name and password:                    yes
    modify administrative domain's configuration:    yes
    perform backups as self:                         yes
    perform backups as privileged user:              yes
    list any jobs owned by user:                     no
    modify any jobs owned by user:                   no
    perform restores as self:                        yes
    perform restores as privileged user:             yes
    receive email requesting operator assistance:    yes
    receive email describing internal errors:        yes
    query and display information about devices:     yes
    manage devices and change device state:          no
    list any job, regardless of its owner:           no
    modify any job, regardless of its owner:         no
    user can perform Oracle backups and restores:    no

mkdev

用途

mkdevコマンドは、Oracle Secure Backup用にデバイスを構成する場合に使用します。このコマンドでは、管理ドメインのデバイスにOracle Secure Backupでの名前と属性が割り当てられます。

Oracle Secure Backupで使用するためには、各デバイスが1つ以上のアタッチメント(ホストとそのデバイス間のデータ・パスを記述したもの)を備えている必要があります。アタッチメントには、デバイスの接続先であるホストと、アクセスに使用するRAWデバイス名を指定します。


関連項目:


前提条件

mkdevコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

Oracle Secure Backupテープ・デバイスを構成する前に、任意のSmall Computer System Interface(SCSI)ターゲットをスキャンして開くシステム・ソフトウェアをすべて無効にしておく必要があります。Oracle Secure Backupが、テープ・ライブラリやテープ・ドライブへのアクセスのため他のシステム・ソフトウェア(監視ソフトウェアなど)との競合を余儀なくされた場合は、予期しない動作が発生することがあります。

構文1

テープ・ドライブを構成する場合は、次の構文を使用します。

mkdev::=

mkdev --type/-t tape 
[ --attach/-a aspec[,aspec]... ]
[ --inservice/-o | --notinservice/-O ] [ --wwn/-W wwn ]
[ --library/-l devicename ] [ --dte/-d dte ] 
[ --ejection/-j etype ]  
[ --minwriteablevolumes/-m n ]  
[ --blockingfactor/-f bf ] [ --maxblockingfactor/-F maxbf ]
[ --automount/-m { yes | no } ] [ --erate/-e erate ]
[ --current/-T se-spec ] [ --uselist/-u se-range ]
[ --usage/-U duration ] [ --queryfreq/-q query_frequency ]
[ --serial/-N serial-number ] [ --model/-L model-name ]
devicename...

意味1

次のオプションにより、テープ・ドライブを構成できます。

--type/-t tape

このデバイスをテープ・ドライブとして指定します。

--attach/-a aspec

アタッチメント(ホストへのデバイスの物理接続または論理接続)を構成します。アタッチメントはホストとデバイス間のデータ・パスを記述したもので、デバイスとは区別されます。

Oracle Secure Backupではアタッチメントを使用してデバイスにアクセスするので、デバイスにはOracle Secure Backupで使用できるアタッチメントが1つ以上必要です。ファイバ・チャネル接続されたテープ・ドライブまたはテープ・ライブラリが複数のアタッチメントを持っていて、直接アクセスできるホストごとにアタッチメントが1つずつある場合があります。aspecプレースホルダの詳細は、「aspec」を参照してください。

--inservice/-o

テープ・ドライブがOracle Secure Backupから論理的に使用可能であることを指定します。

--notinservice/-O

テープ・ドライブがOracle Secure Backupから論理的に使用不可能であることを指定します。

--wwn/-W wwn

デバイスのWorld Wide Nameを指定します。wwnプレースホルダの詳細は、「wwn」を参照してください。

--library/-l devicename

テープ・ドライブがあるテープ・ライブラリの名前を指定します。

--dte/-d dte

テープ・ドライブを搭載しているテープ・ライブラリにおける、そのテープ・ドライブのデータ転送要素(DTE)番号を指定します。DTEは、テープ・ライブラリ内のテープ・ドライブに対するSCSI-2名です。DTEは、1からnの番号を付けられ、テープ・ライブラリ内のテープ・ドライブの識別に使用されます。

--libraryを指定した場合は、dte番号を指定する必要があります。スタンドアロン・テープ・ドライブの場合は、dteオプションは使用できません。

複数のドライブを搭載しているテープ・ライブラリを最初に構成する場合、Oracle Secure BackupのドライブにDTE番号を割り当てるときは、物理ライブラリの視点からDTE番号付けスキームをよく確認する必要があります。ドライブの番号は、ユーザーが割り当てできるような任意の連番ではありません。ライブラリ内での正しい順序に対応している必要があります。そうでない場合、正しく構成されていないドライブをアンロードしようとすると、エラー(エラー: コマンドを実行できません - ソースが空です)が発生します。ユーザー・インタフェースまたはライブラリのフロント・パネルでテープ・ライブラリ内のDTE番号を判別するには、各DTE番号のドライブ・シリアル番号を探して、Oracle Secure Backupの対応するドライブに正しいDTE番号が割り当てられていることを確認します。Oracle Secure Backupのドライブを構成したら、次のコマンドを使用してDTE番号が正確であることを確認します。

ob>vfylibs -v

vfylibsコマンドの出力では、各ドライブのシリアル番号およびDTE番号が、ユーザー・インタフェースまたはライブラリのフロント・パネル独自の出力と正確に一致している必要があります。

--ejection/-j etype

テープを取り出す方法を指定します。値は、automaticondemandまたはmanualです。

--minwriteablevolumes/-m n

Oracle Secure Backupが初期のボリューム・ローテーションを開始するまでの、書込み可能なボリュームの最小数に対するしきい値を指定します。

--blockingfactor/-f bf

ブロッキング・ファクタを指定します。ブロッキング・ファクタは、テープに書き込まれるデータの1ブロック当たりに含めることができる512バイトのレコードの数を決定するものです。デフォルトでは、Oracle Secure Backupは64000ブロックをテープに書き込みます(ブロッキング・ファクタは128です)。

--maxblockingfactor/-F maxbf

最大ブロッキング・ファクタを指定します。最大ブロッキング・ファクタにより、Oracle Secure Backupが、ブロッキング・ファクタが不明のテープから最初に読み込むデータ量が制御されます。

最大ブロッキング・ファクタに指定可能な最大値は、4096です(ブロッキング・ファクタは物理テープ・ブロック当たりに格納できる512バイト・レコードの数です)。この値は、最大テープ・ブロック・サイズが2MBであることを表します。この最大値は、デバイスとオペレーティング・システムの制限の影響を受けるため、最大ブロック・サイズが小さくなることがあります。

--automount/-m { yes | no }

自動マウント・モードが設定されます。このマウント・モードは、テープ・ドライブに物理的にロードされたボリュームをOracle Secure Backupが使用する方法を示します(「mountdev」の説明を参照してください)。

この値をyes(デフォルト)に設定すると、オペレータ操作なしで、テープがバックアップおよびリストア操作用にマウントされます。このオプションをnoに設定した場合は、ボリュームは、使用可能にするには手動でマウントする必要があります。

noに設定すると有益なのは、テープ・ドライブをバックアップでなくオンデマンド・リストア操作の実行専用とする場合です。バックアップのスケジュール時にこのテープ・ドライブのautomountyesに設定し、テープ・ドライブにアンマウントされた適格なテープがある場合は、このテープ・ドライブがバックアップに使用されます。

--erate/-e erate

エラー率の割合を指定します。エラー率は、リカバリ済のエラー数を書き込まれたブロックの合計数で除算したものに100を乗算した数値です。デバイスによってレポートされたエラー率が指定した値を超えると、警告が発行されます。デフォルトは8です。

また、テープ・ドライブのエラー・カウンタを読取りまたはリセットしようとしているときにSCSIエラーが発生すると、警告が発行されます。一部のテープ・ドライブでは、このような操作を実行するために必要なSCSIコマンドがサポートされていません。このような警告を回避するには、このオプションに対してnoneを指定することでエラー率のチェックを無効にします。

--current/-T se-spec

記憶域要素の番号を指定します。このオプションは、次の基準が満たされているときにのみ、テープ・ドライブに対して適用されます。

  • そのテープ・ドライブがテープ・ライブラリ内にある。

  • そのテープ・ドライブにはテープがロード済であることが認識されている。

  • ハードウェアで、そのテープ・ドライブがロードされた記憶域要素を判別できていない。

se-specプレースホルダの詳細は、「se-spec」を参照してください。

--uselist/-u se-range

このデバイスが使用できる記憶域要素の範囲を指定します。このオプションが適用されるのは、テープ・ライブラリに搭載されているテープ・ドライブのみです。

デフォルトでは、テープ・ライブラリ内のすべてのテープ・ドライブからテープ・ライブラリ内のすべてのテープにアクセスすることが可能になります。バックアップを同時実行する複数のテープ・ドライブを搭載するライブラリでは、複数のテープの使用をパーティション化する必要があります。

たとえば、記憶域要素の前半にある各テープを1番目のテープ・ドライブで使用し、後半にある各テープを2番目のテープ・ドライブで使用する場合です。あるいは、単一のテープ・ドライブ上で様々なタイプのバックアップ用にいろいろな使用リストを設定する場合です。

se-rangeプレースホルダの詳細は、「se-range」を参照してください。

--usage/-U duration

クリーンアップ・サイクルの間隔を指定します。たとえば、--usage 1monthにより、毎月のクリーンアップ・サイクルがリクエストされます。durationプレースホルダの詳細は、「duration」を参照してください。

構成済の間隔を初期化し、最後のクリーンアップ以降のテープ・ドライブ使用時間を反映させるには、chdevコマンドで--usageオプションを指定します。たとえば、最新のクリーンアップが1週間前であったものと設定するには、chdevコマンドで--usage 1weekオプションを指定します。

--queryfreq/-q kb

問合せ頻度(テープ位置をサンプリングする間隔を1KBのブロック数で表示したもの)をkbで指定します。最大許容問合せ頻度は1048576 (1MB)で、これは1GBの問合せ頻度になります。問合せ頻度0では、位置のサンプリングが無効になります。

Oracle Secure Backupではバックアップ中、テープの位置が定期的にサンプリングされます。この位置情報は、リストア操作の速度を上げるために、obtarによってOracle Secure Backupカタログに保存されます。ただし、一部のデバイスでは、このサンプリングによってバックアップ・パフォーマンスが低下することがあります。サポート対象のすべてのテープ・ドライブ・タイプについて最適な問合せ頻度を決定しようとした結果、問合せ頻度の調整が必要なことに気付く場合があります。

--serial/-N serial-number

テープ・デバイスのシリアル番号を指定します。

シリアル番号を入力した場合、Oracle Secure Backupはこのシリアル番号をデバイス・オブジェクトに保存します。シリアル番号が入力されていない場合、デバイスからシリアル番号を読み取って、最初にOracle Secure Backupがテープ・デバイスを開いたきのデバイス・オブジェクトにこのシリアル番号を保存します。


関連項目:

「checkserialnumbers」

--model/-L model-name

テープ・デバイスのモデル名を指定します。通常、モデル番号はデバイスの構成時に検出されます。

devicename

構成するテープ・ドライブの名前を指定します。アタッチメントを指定する場合は、1つのdevicenameのみを指定できます。デバイス名の命名規則については、「devicename」を参照してください。

構文2

テープ・ライブラリを構成する場合は、次の構文を使用します。

mkdev::=

mkdev --type/-t library [ --class/-x vtl ] [ --attach/-a aspec[,aspec]... ]
[ --inservice/-o | --notinservice/-O ] [ --wwn/-W wwn ]
[ --autoclean/-C { yes | no }  ] [ --cleanemptiest/-E { yes | no }  ]
[ --cleaninterval/-i { duration | off } ]
[ --barcodereader/-B { yes | no | default } ]
[ --barcodesrequired/-b { yes | no }  ]
[ --ejection/-j etype ]  
[ --minwriteablevolumes/-m n ]  
[ --unloadrequired/-Q { yes | no }  ]
[ --serial/-N serial-number ] [ --model/-L model-name ]
devicename...

意味2

次のオプションは、テープ・ライブラリを構成する場合に使用できます。ここに記載されていないオプションについては、「意味1」を参照してください。

--type/-t library

このデバイスをテープ・ライブラリとして指定します。

--class/-x vtl

仮想テープ・ライブラリを指定します。

--autoclean/-C { yes | no }

自動テープ・クリーンアップを有効にするかどうかを指定します。クリーンアップ・サイクルは、クリーンアップが必要なことがテープ・ドライブによりレポートされたとき、または指定された使用時間が経過したときに開始されます。

Oracle Secure Backupでは、カートリッジがテープ・ドライブにロードされたかまたはドライブからアンロードされたときに、クリーンアップ要件がチェックされます。その時点でクリーンアップが必要となった場合は、Oracle Secure Backupでは次のステップを実行します。

  1. クリーニング・カートリッジをロードします。

  2. クリーンアップ・サイクルが完了するまで待機します。

  3. クリーニング・カートリッジをその元の記憶域要素に戻します。

  4. リクエストされたロードまたはアンロードを再開します。

なお、cleanコマンドを実行すると、手動でテープ・ドライブをクリーンアップできます。

--cleanemptiest/-E { yes | no }

どのクリーニング・テープを使用するかを指定します。このオプションは、テープ・ライブラリに複数のクリーニング・テープを装着した場合に使用すると便利です。

デフォルト値のyesでは、最も空きのあるクリーニング・テープが指定され、これにより、クリーンアップが複数回必要な場合、各クリーニング・テープが順繰りに使用されます。

no値が指定されると、obtoolでは、最も使用されていないクリーニング・テープが使用されます。これにより、各クリーニング・テープは消耗するまで使用され、その後次のクリーニング・テープが消耗するまで使用される、というようになります。

--cleaninterval/-i { duration | off }

クリーンアップ間隔があるかどうか、ある場合は間隔のdurationを指定します。デフォルトはoffです。durationは、テープ・ドライブの使用開始からクリーンアップ・サイクルの開始までの間隔です。durationプレースホルダの詳細は、「duration」を参照してください。

自動テープ・ドライブ・クリーンアップを有効にした場合は、durationにクリーンアップ・サイクルの間隔を指定します。クリーンアップ要件をレポートしていないテープ・ドライブの場合は、クリーンアップ間隔をたとえば、30daysに指定できます。

--barcodereader/-B { yes | no | default }

バーコード・リーダーがあるかどうかを指定します。デバイスの多くは、バーコード・リーダーが付いているかどうかをレポートします。そのようなデバイスにはdefaultを指定できます。この情報をレポートしないデバイスの場合は、yesまたはnoを指定します。

--barcodesrequired/-b { yes | no }

テープ・ライブラリのテープに読取り可能なバーコードが付いていることをOracle Secure Backupに要求させるかどうかを指定します。デフォルトはnoです。yesを指定して、テープ・ライブラリのテープに読取り可能なバーコードがない場合は、テープの使用が拒否されます。

通常、Oracle Secure Backupでは、読取り可能なバーコードのあるテープとそうでないテープを区別しません。このポリシーにより、Oracle Secure Backupでは、リストアに必要なテープを要求する際に、バーコードとボリュームIDの両方をいつでも使用できるようになります。

--unloadrequired/-Q { yes | no }

テープ・ドライブから記憶域要素にテープを移動する際、事前にアンロード操作が必要かどうかを指定します。通常、このオプションはデフォルトのyesに設定したままにしておきます(つまり、外部デバイス表ob_drivesの値を使用)。ただし、問題が発生する場合、特にテープ・ドライブのアンロード中のオフライン待機中にタイムアウトが発生する場合は、この値をnoに設定してください。

--serial/-N serial-number

テープ・デバイスのシリアル番号を指定します。

シリアル番号を入力した場合、Oracle Secure Backupはこのシリアル番号をデバイス・オブジェクトに保存します。シリアル番号が入力されていない場合、デバイスからシリアル番号を読み取って、最初にOracle Secure Backupがテープ・デバイスを開いたきのデバイス・オブジェクトにこのシリアル番号を保存します。

--model/-L model-name

テープ・デバイスのモデル名を指定します。通常、モデル番号はデバイスの構成時に検出されます。

devicename

構成するテープ・ライブラリの名前を指定します。アタッチメントを指定する場合は、1つのdevicenameのみを指定できます。デバイス名の命名規則については、「devicename」を参照してください。

構文3

ACSLSテープ・ライブラリのテープ・ドライブを構成する場合は、次の構文を使用します。

mkdev::=

mkdev --type/-t tape [ --attach/-a aspec[,aspec]... ]
[ --inservice/-o | --notinservice/-O ] [ --wwn/-W wwn ]
[ --library/-l devicename --lsm/s lsm_id --panel/p panel_id
--drive/r drive_id] [ --blockingfactor/-f bf ]
[ --maxblockingfactor/-F maxbf ] [ --erate/-e erate ]
[ --queryfreq/-q queryfrequency ] devicename...
devicename...

意味3

ACSLSテープ・ライブラリのテープ・ドライブを構成する場合は、次の意味を使用します。ここに記載されていないオプションについては、「意味1」を参照してください。

ACSLSテープ・ドライブに対してmkdevを使用できるのは、obacslibdが停止しいる場合のみです。

--lsm/-s lsm_id

このオプションは、ACSLSライブラリに内包されるテープ・ドライブに対してのみ使用します。このテープ・ドライブが存在するACSライブラリ・ストレージ・モジュールのIDを定義します。

--panel-p panel_id

このオプションは、ACSLSライブラリに内包されるテープ・ドライブに対してのみ使用します。このテープ・ドライブが存在するパネルのIDを定義します。

--drive -r drive_id

このオプションは、ACSLSライブラリに内包されるテープ・ドライブに対してのみ使用します。このテープ・ドライブが存在するドライブのIDを定義します。

構文4

ACSLSテープ・ライブラリを構成する場合は、次の構文を使用します。

mkdev::=

mkdev --type/-t library -class/-x acsls --attach/-a aspec... --acsid/-g acs_id
[ --inservice/-o | --notinservice/-O ] [ --userid/-n acs_userid ] 
[ --port/-P port_num ] [ --ejection/-j etype ] [ --minwritablevolumes/-V minvols ]
library_devicename...

意味4

ACSLSテープ・ライブラリを構成する場合は、次の意味を使用します。ここに記載されていないオプションについては、「意味1」を参照してください。

--class/-x acsls

このオプションは、このテープ・ライブラリがACSテープ・ライブラリであることを指定します。

--attach/-a aspec...

ACSLSテープ・ライブラリに対するOracle Secure Backupメディア・サーバーおよびACSLSサーバーを指定します。aspecの書式は、mediaservhostname:acslshostです。

--acsid/-g acs_id

制御するACSLSテープ・ライブラリのASC ID値を指定します。

--userid/-n acs_userid

ACSLSアクセス制御ユーザー名を指定します。この値はオプションです。指定した場合、ACSLSサーバーとのやりとりにはすべてこのアクセス名が前に付きます。

--port/-P port_num

ACSLSサーバー・ソフトウェアのリスニング・ポートを指定します。通常、この値は0か、または指定しません。このオプションを指定する必要があるのは、ACSLSサーバーがファイアウォールの内側にある場合のみです。

構文5

シンボリック名をACSLSテープ・ライブラリ内のACSカートリッジ・アクセス・ポート(CAP)と関連付ける場合は、次の構文を使用します。このコマンドでは、ACS上の物理アイテムであるCAPを作成または変更しません。

mkdev::=

mkdev --type/-t cap [ --library/-L devicename ] [ --capid/-c cap_id ] 
[ --lsm/-s lsm_id ] capname 

意味5

シンボリック名をACSLSテープ・ライブラリ内のACSカートリッジ・アクセス・ポート(CAP)と関連付ける場合は、次の意味を使用します。

--library/-L devicename

CAPが存在するテープ・ライブラリの名前を指定します。省略した場合は、library変数が使用されます。library変数が見つからない場合や指定されていない場合は、エラー・メッセージが表示されます。

--capid/-c cap_id

選択されたテープ・ライブラリ内のCAPのハードウェアの場所を指定します。

--lsm/-s lsm_id

選択されたテープ・ライブラリ内のCAPのACSライブラリ・ストレージ・モジュールを指定します。

capname

作成されるOracle Secure Backup CAPオブジェクトの名前。

例2-87 テープ・ドライブの構成

この例では、テープ・ドライブを構成しています。

ob> lsdev
library    lib1             in service
  drive 1  tape1            in service
library    lib2             in service
  drive 1  tape2            in service
ob> mkdev --type tape --inservice --library lib1 --erate 8 --dte 2
--blockingfactor 128 --uselist 1 --usage 4minute --automount yes hptape
ob> lsdev
library    lib1             in service
  drive 1  tape1            in service
  drive 2  hptape           in service
library    lib2             in service
  drive 1  tape2            in service

例2-88 テープ・ライブラリの構成

この例では、テープ・ライブラリを構成しています。

ob> mkdev --type library --inservice --barcodereader yes --barcodesrequired yes
--autoclean no --cleanemptiest no hplib1

mkds

用途

mkdsコマンドは、データセット・ファイルまたはデータセット・ディレクトリを作成する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「データセット用コマンド」を参照してください。

前提条件

mkdsコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

mkds::=

mkds [ --nq ] [ --dir/-d ] [ --nocheck/-C ] [ --noedit/-E ] [ --input/-i ] 
dataset-name...

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

--dir/-d

dataset-nameという名前のデータセット・ディレクトリが作成されます。

データセット・ディレクトリは、データセット・ファイルを格納するディレクトリです。データセット・ディレクトリは階層構造にすることができ、10レベルの深さまでサブディレクトリをネストできます。

--nocheck/-C

データセット・ファイルの構文エラー・チェックを無効にします。

--noedit/-E

データセット・ファイルの作成時に、デフォルトのエディタ・ウィンドウ(環境変数EDITORで定義)が開かないようにします。

--input/-i

データセット・ファイルのコンテンツを入力できるようにします。

dataset-name

データセット・ディレクトリまたはデータセット・ファイルの名前を指定します。mkdsコマンドでは、pwddsコマンドによって表示されたディレクトリを基準とした相対位置に、データセット・ファイルまたはデータセット・ディレクトリが作成されます。dataset-nameプレースホルダの詳細は、「dataset-name」を参照してください。

例2-89 データセットの作成

この例では、データセット・ディレクトリmydatasets1を作成してから、このディレクトリにデータセット・ファイルtest.dsを作成しています。

ob> pwdds
/ (top level dataset directory)
ob> mkds --dir mydatasets1
ob> mkds --nq --input mydatasets1/test.ds
Input the new dataset contents.  Terminate with an EOF or a line
containing just a dot (".").
include host brhost2
include path /home
.
ob> lsds --recursive
Top level dataset directory:
mydatasets1/
mydatasets1/test.ds

例2-90 データセット・サブディレクトリの作成

この例では、mydatasets1ディレクトリにnot_usedサブディレクトリを作成しています。

ob> pwdds
/mydatasets1
ob> mkds --dir not_used
ob> cdds ..
ob> pwdds
/ (top level dataset directory)
ob> lsds --recursive
Top level dataset directory:
mydatasets1/
mydatasets1/not_used/
mydatasets1/test.ds

例2-91 Windowsホストへのデータセットの作成

この例では、データセット・ファイルc-winhost1.dsを作成しています。このファイルでは、Windowsホストwinhost1のドライブC:\のバックアップを指定しています。

ob> pwdds
/ (top level dataset directory)
ob> mkds --nq --input c-winhost1.ds
Input the new dataset contents.  Terminate with an EOF or a line
containing just a dot (".").
include host winhost1
include path "C:\" {
exclude name *.log
}
.
ob> lsds
NEWCLIENTS
c-winhost1.ds

mkdup

用途

ボリューム複製ポリシーを作成します。

 

addbwコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

mkdup::=

mkdup
[ --comment/-c commentstring] [ --inputcomment/-i ]
[ --trigger/-e dupevent:duration ]
[ --restrict/-r restriction[,restriction]...] ]
[ --migrate/-m { yes | no } ]
{ --rule/-u duplicationrule[,duplicationrule...] } 
policyname...

意味

--comment/-c commentstring

lsdupの使用時に表示される説明的なコメント。

--inputcomment/-i

バックアップ管理者に説明的なコメントの入力を要求します。mkdup --inputcommentを実行すると、コメントの入力を要求するプロンプトが表示されます。コメントを終了するには、その行にピリオド(.)を付けます。

--trigger/-e dupevent:duration

ボリュームが複製の対象になる時期を指定します。durationプレースホルダは、dupevent後にボリュームが複製の対象になる期間を指定します。

--restrict/-r restriction...

複製を管理ドメイン内の特定のデバイスに制限します。メディア・サーバー・ホストまたはこれらのホスト上の特定のデバイスを選択できます。複製対象のオリジナル・ボリュームが含まれるメディア・サーバーとは異なるメディア・サーバーにボリュームを複製するには、duplicateovernetworkポリシーをyesに設定しておく必要があります。ネットワーク帯域幅を大量に使用する必要があるため、Oracle Secure Backupはデフォルトでは、異なるメディア・サーバーに取り付けられたデバイス間での複製は行いません。

duplicateovernetworkyesに設定せず、制限を指定しない場合(デフォルト)、このボリューム複製ポリシーはデバイス制限を受けず、任意のメディア・サーバー上にある使用可能な任意のデバイスを、Oracle Secure Backupスケジューリング・システムの判断で使用できます。


関連項目:

  • dupeventプレースホルダの詳細は、「dupevent」を参照してください。

  • durationプレースホルダの詳細は、「duration」を参照してください。

  • restrictionプレースホルダの詳細は、「restriction」を参照してください。

  • duplicateovernetworkポリシーの詳細は、「duplicateovernetwork」を参照してください。


--migrate/-m {yes|no}

ボリュームを移行するかどうかを指定します。このオプションをyesに設定した場合、このボリューム複製ポリシーに指定できるルールは1つのみです。--migrateオプションを指定しない場合、ボリュームは移行されません。

--rule/-u duplicationrule

media-family:numberの書式で複製ルールを指定します。


mkhost

用途

mkhostコマンドは、管理ドメインにホストを追加する場合に使用します。ホストは、ローカルでOracle Secure Backupを実行している、またはネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)を使用してOracle Secure Backupからアクセスできる必要があります。


関連項目:

関連コマンドについては、「ホスト用コマンド」を参照してください。

前提条件

mkhostコマンドの実行には、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権が必要です。

使用方法

Windowsホストがファイアウォールで保護されている場合は、ホスト上のOracle Secure Backupデーモンが管理ドメイン内の他のホストと通信できるようにファイアウォールを構成する必要があります。Windows XP Service Pack 2およびWindows Server 2003にはWindows Firewallが組み込まれており、デフォルトの構成では、Oracle Secure Backupで使用するポートのインバウンド・トラフィックをブロックするようになっています。詳細は『Oracle Secure Backupインストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。

構文1

Oracle Secure Backupをローカルで実行しているホストを管理ドメインに追加する場合は、次の構文を使用します。

mkhost::=

mkhost
[ --access/-a ob ] 
[ --inservice/-o | --notinservice/-O ]
[ --encryption/-e { required | allowed } ] 
[ --disablerds/-d { yes | no | systemdefault }]
[ --algorithm/-l { AES128 | AES192 | AES256 } ] 
[ --keytype/-t { passphrase | transparent } ] 
[ --rekeyfrequency/-g duration ] 
[ --passphrase/-s string ]
[ --querypassphrase/-Q ]
[ --tcpbufsize/-c bufsize  ] 
[ --ndmpauth/-A authtype ]
[ --roles/-r role[,role]... ] 
[ --ip/-i ipname[,ipname]... ]
[ --nocomm/-N ] 
[ --certkeysize/-k cert-key-size ]
hostname...

意味1

これらのオプションは、ホストにOracle Secure Backupがインストールされており、Oracle Secure Backupの内部通信プロトコルを使用して通信を行う場合に使用します。

--access/-a ob

ホストがローカルにインストールされたOracle Secure Backupにアクセスすることを指定します。デフォルトでは、コンピュータがOracle Secure Backup RPCプロトコル(およびNDMP)でアクセスされているか、それともNDMPのみでアクセスされているかが動的に判断されます。

--encryption/-e {required | allowed}

暗号が必須か、可能かを指定します。requiredに設定すると、このホストに対するバックアップはすべて暗号化されます。allowedに設定すると、暗号化はグローバル暗号化ポリシーおよびバックアップ・ジョブ固有の暗号化設定によって決まります。デフォルトはrequiredです。

--disablerds/-d { yes | no | systemdefault }

クライアントとメディア・サーバー間のデータ転送にReliable Datagram Socket (RDS) over Infinibandを使用するかどうかを指定します。有効な値は、次のとおりです。

  • yes

    ホストとメディア・サーバー間のデータ転送にRDS for over Infinibandは使用しません。

  • no

    ホストとメディア・サーバー間のデータ転送にRDS over Infinibandを使用します。

  • systemdefault

    これがデフォルトの設定です。データ転送にRDSを使用する必要があるかどうかは、管理ドメイン・レベルの設定を使用して決定されます。管理レベルでRDSの使用を指定するには、操作ポリシーdisablerdsを使用します。したがって、disablerds操作ポリシーがnoに設定され、ホストに対して--disablerdsの値がsystemdefaultに設定されている場合、そのホストはRDSを使用してデータ転送を行います。

ホスト・レベルの--disablerds設定は、disblerds操作ポリシーを使用した管理ドメイン・レベルの設定に優先します。したがって、操作ポリシーdisablerdsnoに設定し、特定のホストに対してchhostコマンドの--disablerdsオプションをyesに設定した場合、そのホストのデータ転送にRDSは使用されません。

--algorithm/-l {AES128 | AES192 | AES256}

使用される暗号化アルゴリズムを指定します。デフォルトはAES192です。

--keytype/-t [passphrase | transparent]

暗号化キーが生成される方法を指定します。値は次のとおりです。

  • passphrase

    バックアップ管理者が、後で暗号化キーの生成に使用されるパスフレーズを指定します。パスフレーズを使用して生成されたキーは、Oracleウォレットに保存されません。パスフレーズが失われると、これらのバックアップはリストアできません。

  • transparent

    暗号化キーは、自動的に生成されてOracleウォレットに保存されます。

デフォルトはtransparentです。

--rekeyfrequency/-g {off | N duration | systemdefault | perbackup}

キーが生成される頻度を指定します。値は次のとおりです。

  • off

    キーは生成されません。

  • Nduration

    指定された時間間隔でキーを生成します。N0の場合、キーは生成されません。期間の最小値は1日です。

  • systemdefault

    rekeyfrequencyグローバル・ポリシーに従って、キーを生成します。

  • perbackup

    バックアップごとにキーを生成します。

デフォルトは30daysです。

--passphrase/-s

暗号化キーの生成に使用されるパスフレーズを指定します。

パスワードは、コマンドラインまたはコマンド・スクリプトにクリアテキストで指定しないでください。セキュリティ上の脆弱性となります。Oracle Secure Backupユーザーにパスワードの入力を要求する方法をお薦めします。

--querypassphrase/-Q

暗号化キーの生成に使用されるパスフレーズを問い合せます。

--tcpbufsize/-c bufsize

TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)のバッファ・サイズを指定します。デフォルト値はnot setで、その場合はグローバル・ポリシーoperations/tcpbufsizeが適用されます。TCP/IPの最大バッファ・サイズは4GB、最小バッファ・サイズは1KBです。TCP/IPのバッファ・サイズを指定どおりに設定できない場合は、警告が表示されます。これは、オペレーティング・システムのカーネル制限が指定されたTCP/IPのバッファ・サイズより小さいときに発生します。

TCP/IPのバッファ・サイズを増やすと、TCP/IPの公示ウィンドウも増えます。そのため、広域ネットワーク(WAN)を介したバックアップをチューニングするには、ラウンド・トリップ時間にバンド幅を乗算した値よりも大きな値にこのパラメータを設定する必要があります。

--inservice/-o

ホストがOracle Secure Backupから論理的に使用可能であることを指定します。

--notinservice/-O

ホストがOracle Secure Backupから論理的に使用不可能であることを指定します。

--roles/-r role[,role]...

1つ以上のロールをホストに割り当てます。roleプレースホルダの詳細は、「role」を参照してください。

--ip/-i ipname[,ipname]...

ホスト・コンピュータのIPアドレスを指定します。IPアドレスのかわりにホスト名も使用できます。この場合、ホスト名は基礎となるオペレーティング・システムによって解決され、IPアドレスに変換されます。

ipnameを指定した場合、Oracle Secure Backupでは、ユーザーが割り当てたホスト名を使用してホストのIPアドレスを取得することはせず、かわりに、有効なIPアドレスに解決されるホスト名が見つかるまで、指定の各ipnameを使用します。mkpniコマンドでこのホストに優先ネットワーク・インタフェース(PNI)を指定した場合は、PNIアドレスが優先的に使用されます。


注意:

Oracle Secure Backup管理ドメインに参加するホストに対しては、DHCPによるIPアドレスの割当てはサポートされません。すべてのホストに対して静的IPアドレスを割り当てる必要があります。静的IPアドレスを使用できない場合は、指定のホストに常に同じIPアドレスがDHCPサーバーによって割り当てられることを確認します。

ipnameを指定しない場合、Oracle Secure Backupでは、指定のhostnameを解決してIPアドレスを取得しようとします。

Oracle Secure Backupは、IPv6をサポートするすべてのプラットフォームでInternet Protocol v4(IPv4)、Internet Protocol v6(IPv6)およびIPv4とIPv6の混合環境をサポートします。

--nocomm/-N

ホスト・コンピュータとの通信を抑止します。このオプションは、ホストがまだネットワークに接続されていないときにホストをドメインに追加する場合に使用できます。

--certkeysize/-k cert-key-size

このホストのアイデンティティ証明書に使用される公開鍵/秘密鍵のペアのサイズをビット単位で設定します。デフォルトでは、「certkeysize」セキュリティ・ポリシーの値が使用されます。--certkeysizeを指定すると、指定した値がセキュリティ・ポリシーの鍵のサイズより優先されます。--certkeysizeで設定した鍵のサイズはこのホストに対してのみ適用され、現在または今後使用するその他のホストの鍵のサイズには影響しません。

鍵のサイズが大きくなると、小さい鍵に比べて鍵ペアの生成のための計算に時間がかかるので、鍵サイズの設定はmkhostコマンドの処理時間に影響を与えます。mkhostコマンドの実行中、5秒ごとにステータス・メッセージが表示されます(例2-93を参照)。プロセスが完了すると、コマンド・プロンプトが表示されます。

構文2

Oracle Secure BackupがNDMP(ファイラなど)でアクセスするホストを管理ドメインに追加する場合は、次の構文を使用します。

mkhost::=

mkhost --access/-a ndmp [ --inservice/-o | --notinservice/-O ]
[ --encryption/-e { required | allowed } ] 
[ --algorithm/-l { AES128 | AES192 | AES256 } ] 
[ --keytype/-t { passphrase | transparent } ] 
[ --rekeyfrequency/-g duration ] 
[ --passphrase/-s string ]
[ --querypassphrase/-Q ]
[ --role/-r role[,role]... ] [ --ip/-i ipname[,ipname]... ]
[ --ndmpauth/-A authtype ]
[ { --ndmppass/-p ndmp-password } | --queryndmppass/-q | --dftndmppass/-D ]
[ --ndmpport/-n portnumber ] [ --ndmppver/-v protover ]
[ --ndmpuser/-u ndmp-username ] [ --nocomm/-N ]
[ --ndmpbackuptype/-B ndmp-backup-type ]
[ --backupev/-w evariable-name=variable-value ]...
[ --restoreev/-y evariable-name=variable-value ]...
hostname...

注意:

NDMPホストで次のmkhostオプションを使用できるのは、Oracle Secure Backup 10.3.0.2.0以降のみです。
  • encryption

  • algorithm

  • keytype

  • rekeyfrequency

  • passphrase

  • querypassphrase


意味2

これらのオプションは、ホスト(ファイラ、ネットワーク接続ストレージ(NAS)デバイスなど)にOracle Secure Backupがインストールされておらず、ホストがNDMPを使用して通信を行う場合に使用します。

--access/-a ndmp

ホストがネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)を使用して通信を行うことを指定します。NDMPホストは、NetApp、MirapointまたはDynaStoreなど、サード・パーティのベンダーから提供されるストレージ・アプライアンスです。NDMPホストはNDMPプロトコルを実装しており、(Oracle Secure Backupデーモンではなく)NDMPデーモンを使用してファイルシステムのバックアップおよびリストアを行います。

--algorithm/-l {AES128 | AES192 | AES256}

使用される暗号化アルゴリズムを指定します。デフォルトはAES192です。

--encryption/-e {required | allowed}

使用される暗号化アルゴリズムを指定します。デフォルトはAES192です。

--rekeyfrequency/-g {off | N duration | systemdefault | perbackup}

キーが生成される頻度を指定します。値は次のとおりです。

  • off

    キーは生成されません。

  • N duration

    指定された時間間隔でキーを生成します。N0の場合、キーは生成されません。期間の最小値は1日です。

  • systemdefault

    rekeyfrequencyグローバル・ポリシーに従って、キーを生成します。

  • perbackup

    バックアップごとにキーを生成します。

デフォルトは30days日です。

--keytype/-t {passphrase | transparent}

暗号化キーが生成される方法を指定します。値は次のとおりです。

  • passphrase

    バックアップ管理者が、後で暗号化キーの生成に使用されるパスフレーズを指定します。

  • transparent

    暗号化キーは、自動的に生成されてOracleウォレットに保存されます。

--inservice/-o

ホストがOracle Secure Backupから論理的に使用可能であることを指定します。

--notinservice/-O

ホストがOracle Secure Backupから論理的に使用不可能であることを指定します。

--role/-r role[,role]...

ロールをホストに割り当てます。roleプレースホルダの詳細は、「role」を参照してください。

--ip/-i ipname[,ipname]...

ホスト・コンピュータのIPアドレスを指定します。Oracle Secure Backup管理ドメインに参加するホストに対しては、DHCPによるIPアドレスの割当てはサポートされません。すべてのホストに対して静的IPアドレスを割り当てる必要があります。静的IPアドレスを使用できない場合は、指定のホストに常に同じIPアドレスがDHCPサーバーによって割り当てられることを確認します。


注意:

IPアドレスのかわりにホスト名を使用することができます。この場合、ホスト名は基礎となるオペレーティング・システムによって解決され、IPアドレスに変換されます。

Oracle Secure Backupは、IPv6をサポートするすべてのプラットフォームでInternet Protocol v4(IPv4)、Internet Protocol v6(IPv6)およびIPv4とIPv6の混合環境をサポートします。

--ndmpauth/-A authtype

認可タイプを指定します。authtypeプレースホルダの詳細は、「authtype」を参照してください。

認可タイプは、Oracle Secure BackupがNDMPサーバーから認証を受ける際に使用するモードです。通常は、デフォルトの設定であるnegotiatedを使用してください。必要な場合、たとえば、NDMPサーバーが正常に動作しない場合は、この設定を変更してもかまいません。

--ndmppass/-p ndmp-password

NDMPのパスワードを指定します。このパスワードは、このNDMPサーバーに対するOracle Secure Backupの認証に使用されます。このオプションおよび--queryndmppassを指定しない場合は、ndmp/passwordポリシーで定義されているデフォルトのNDMPパスワードが使用されます。

--queryndmppass/-q

ユーザーに対してNDMPパスワードの入力を要求します。

--dftndmppass/-D

ndmp/passwordポリシーで定義されているデフォルトのNDMPパスワードを使用します。

--ndmpport/-n portnumber

NDMPで使用するTCPポート番号を指定します。通常、ポート10000が使用されます。このサーバーがデフォルト以外のポートを使用する場合は、別のポートを指定できます。

--ndmppver/-v protover

プロトコルのバージョンを指定します。protoverプレースホルダの詳細は、「protover」を参照してください。デフォルトはNULL ("")です(「サーバーの指定」値を使用)。

--ndmpuser/-u ndmp-username

ユーザー名を指定します。ユーザー名は、このNDMPサーバーによるOracle Secure Backupの認証に使用されます。指定しない場合は、ndmp/usernameポリシーに定義されているユーザー名の値が使用されます。

--nocomm/-N

ホスト・コンピュータとの通信を抑止します。このオプションは、ホストがまだネットワークに接続されていないときにホストをドメインに追加する場合に使用できます。

--ndmpbackuptype/-B ndmp-backup-type

デフォルトのNDMPバックアップの形式を指定します。デフォルトはクライアント上で実行されているNDMPデータ・サービスによって定義されます。ndmp-backup-typeプレースホルダの詳細は、「ndmp-backup-type」を参照してください。

--backupev/-w evariable-name=variable-value

バックアップ用にホストのNDMPデータ・サービスに渡すNDMPバックアップ環境変数を宣言します。

--restoreev/-y evariable-name=variable-value

リストア用にホストのNDMPデータ・サービスに渡すNDMPリストア環境変数を宣言します。

hostname

管理ドメインに追加するホストの名前を指定します。IPアドレスを--ipオプションで指定している場合は、ホストを複数指定することはできません。

ホスト名は大/小文字が区別され、英数字で始める必要があります。使用できるのは文字、数字、ダッシュ、アンダースコアおよびピリオドのみです(空白は不可)。最大127文字までです。

例2-92 Oracle Secure Backupをローカルで実行しているホストの追加

この例では、Oracle Secure Backupをローカルで実行しているホストsfserver1を管理ドメインに追加します。

ob> lshost
brhost2          client                            (via OB)   in service
brhost3          mediaserver,client                (via OB)   in service
osbsvr1          admin,mediaserver,client          (via OB)   in service
ob> mkhost --access ob --inservice --roles mediaserver,client --nocomm sfserver1
ob> lshost
brhost2          client                            (via OB)   in service
brhost3          mediaserver,client                (via OB)   in service
sfserver1        mediaserver,client                (via OB)   in service
osbsvr1          admin,mediaserver,client          (via OB)   in service
 

例2-93 大きな鍵サイズを持つホストの追加

この例では、証明書の鍵サイズが4096のホストを追加します。サンプル出力は一定の間隔で表示されるステータス・メッセージです。

ob> mkhost --inservice --role client --certkeysize 4096 osbsvr2
Info: waiting for host to update certification status...
Info: waiting for host to update certification status...
Info: waiting for host to update certification status...
Info: waiting for host to update certification status...
ob> lshost osbsvr2
osbsvr2          client                            (via OB)   in service

例2-94 NDMPホストの追加

この例では、Oracle Secure BackupがNDMPでアクセスするホストを追加します。スペース上の制約のため、サンプル・コマンドはページに収まるようにあらかじめ折り返されています。

ob> mkhost --nocomm --access ndmp --ip 192.0.2.151 --inservice --roles client
--ndmpauth none --ndmpuser jim --ndmppass mypassword --ndmppver "" ndmphost1
ob> lshost
brhost2          client                            (via OB)   in service
brhost3          mediaserver,client                (via OB)   in service
sfserver1        mediaserver,client                (via OB)   in service
ndmphost1        client                            (via NDMP) in service
osbsvr1          admin,mediaserver,client          (via OB)   in service

mkloc

用途

場所オブジェクトを作成します。


注意:

mklocコマンドを使用できるのは、保管場所を作成する場合のみです。管理ドメイン内の各テープ・ライブラリおよびテープ・ドライブに対応するアクティブな場所は自動的に作成されます。


関連項目:

関連コマンドについては、「場所用コマンド」を参照してください。

前提条件

mklocコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

mkloc::=

mkloc
  [ --inputcomment/-i | --comment/-c comment ]
  [ --mailto/-m email-target[,email-target]... ]
  [ --customerid/-I customerid ] 
  [ --notification/-n ntype ]
  [ --recalltime/-R duration ] 
  locationname...

意味

--inputcomment/-i

場所に対するコメントの入力(オプション)を可能にします。mkloc --inputcommentを実行すると、コメントの入力を要求するプロンプトが表示されます。コメントを終了するには、その行にピリオド(.)を付けます。

--comment/-c commentstring

場所についての説明的なコメントを指定します。

--customerid/-I idstring

カスタマIDの文字列。注意: 保管場所に対してのみ有効です。

--mailto/-m email-target[,email-target]...

ここで指定した電子メール・アドレスでは、指定の場所にあるボリュームなどのメディアの移動に関する選択または配布レポートを受信します。この機能を使用するには、管理サーバー上で電子メール・システムが動作している必要があります。複数のエントリをカンマで区切ります。

--notification/-n ntype

--notification ntypeオプションを使用すると、保管場所に対するメディアの移動が発生する際に、オフサイト保管ベンダーに送信する電子通知タイプを指定できます。ntype値は、noneまたはimftp(Iron Mountain FTPファイル)です。

----recalltime/-R duration

--recalltimeオプションを使用すると、この保管場所からデータ・センターにボリュームをリコールするのに必要な時間を指定できます。この設定は、アクティブな場所に対して使用できず、オフサイトの保管場所に対してのみ有効です。この設定は、Recovery Manager(RMAN)によって開始された、指定のリソース待機期間内に供給できなかったテープ・ボリュームを使用する必要があるリストア・リクエストが失敗したかどうかを判断する場合に使用できます。また、このパラメータは、複数のオフサイトの場所で複数のコピーを使用できる場合に、リストア操作のためにリコールするボリュームを特定するために、ボリューム・クローニング機能で使用することも可能です。

locationname

保管場所の名前。


注意:

allは予約語であるため、場所の名前として使用できません。


mkmf

用途

mkmfコマンドは、メディア・ファミリ(バックアップ・ボリュームの名前付き分類)を作成する場合に使用します。メディア・ファミリによって、異なる時刻に作成されたボリュームに同様の特性を持たせることができます。たとえば、保存期間が6か月のバックアップ用メディア・ファミリを作成できます。このファミリを後続のbackupコマンドに対して指定すると、作成されるすべてのボリュームの保存期間が6か月になります。

メディア・ファミリには、コンテンツ管理(デフォルト)または時間管理という、相互に排他的な有効期限ポリシー・タイプのいずれかを指定します。コンテンツ管理されたポリシーでは、ボリュームに記録されたすべてのバックアップ・ピースが削除済とマークされた時点でのみ、そのボリュームが期限切れとなります。時間管理されたポリシーでは、有効期限(ボリューム作成時間--writewindow時間と--retain時間を合算して算出)に達するとボリュームが期限切れになります。


関連項目:

関連コマンドについては、「メディア・ファミリ用コマンド」を参照してください。

前提条件

mkmfコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

mkmf::=

mkmf [ --writewindow/-w duration ] [ --retain/-r duration ]
[ [ --vidunique/-u ] | 
  [ --vidfile/-F vid-pathname ] |
  [ --viddefault/-d ] | 
  [ --vidfamily/-f media-family-name ] ]
[ [ --inputcomment/-i | 
  [ --comment/-c comment ] ]
[ --contentmanaged/-C ] [ --append/-a ] [ --noappend/-A ]
[ --rotationpolicy/-R policyname ] 
[ --duplicationpolicy/-D policyname ] 
[ --acsscratchid/-d acsscratch_id ]
media-family-name...

意味

--writewindow/-w duration

メディア・ファミリの書込み可能期間を指定します。durationプレースホルダの詳細は、「duration」を参照してください。デフォルトはdisabledで、ボリューム有効期限の計算時に書込みウィンドウは考慮されません。

書込みウィンドウは、更新(通常、バックアップ・イメージを最後に追加)のためにボリューム・セットがオープンのままである期間です。ファミリのすべてのボリュームは、同一のボリューム・セットの一部とみなされます。書込みウィンドウは、最初のファイルがセットの最初のボリュームに書き込まれたときに開始され、指定した期間が経過すると終了します。書込みウィンドウが終了すると、Oracle Secure Backupは次のいずれかの条件が満たされるまでボリューム・セットへの追加更新を許可しません。

  • 期限切れになる。

  • 再ラベル付けされる。

  • 再利用される。

  • ラベル付けを解除される。

  • 強制的に上書きされる。

Oracle Secure Backupがこのボリューム・セットをバックアップ操作用に使用し続けるのは、書込みウィンドウが終了するまでです。

foreverまたはdisableddurationとして選択すると、数値は入力できません。たとえば、書込みウィンドウを14daysに設定する、またはforeverを指定してボリューム・セットを無期限に更新可能にすることなどができます。メディア・ファミリのメンバーであるボリューム・セットはすべて、同じ期間の間、更新のためにオープンのままです。

このオプションは、自動テープ複製に使用されるメディア・ファミリには作用しません。

--retain/-r duration

ボリューム・セットのボリュームを保存する時間の長さである保存期間を指定します。このオプションを指定した場合、このメディア・ファミリはコンテンツ管理ではなく時間管理になります。durationプレースホルダの詳細は、「duration」を参照してください。

ボリューム有効期限は、ボリュームが期限切れになる日時です。この時間は、バックアップ・イメージ・ファイル番号1をボリュームに書き込んだ時間に、書込みウィンドウ期間(--writewindow)が指定されている場合は書込みウィンドウ期間を加算し、さらにボリュームの保存期間(--retain)を加算して算出します。

保存期間として指定した期間が終了するまでは、このメディア・ファミリのメンバーであるボリュームの上書きは不可能になります。1つのボリュームがfullになり、Oracle Secure Backupが次のボリュームに継続してバックアップを実行する場合は、ボリューム・セットの各ボリュームに同じ保存時間が割り当てられます。

時間管理されたボリュームにはRecovery Manager(RMAN)バックアップを行うことができます。したがって、時間管理の有効期限ポリシーのボリュームには、ファイルシステム・バックアップ・ピースとRMANバックアップ・ピースが混在できます。


注意:

RMANバックアップを時間管理ボリュームに対して行う場合は、RMANリポジトリでバックアップ・ピースが使用可能になっている場合でも、ボリュームが期限切れになり、再利用される可能性があります。この場合は、RMANでCROSSCHECKコマンドを使用し、矛盾を解消する必要があります。

メディア・ファミリを時間管理からコンテンツ管理に変更するには、chmfコマンドで--contentmanagedを指定します。

自動テープ複製に使用されるメディア・ファミリには、関連付けられたオリジナル・ボリュームと同じ有効期限ポリシーが必要です。オリジナル・ボリュームに時間管理の有効期限ポリシーが指定されている場合、複製ボリュームも時間管理である必要があります。

--vidunique/-u

このメディア・ファミリに一意のボリュームIDを作成します。ボリュームIDは、文字列media-family-name-000001から始まり、使用されるたびにボリューム順序番号が加算されます。たとえば、MYVOLUME-000001MYVOLUMEメディア・ファミリの1番目のボリュームに対するボリュームID、MYVOLUME-000002は2番目のボリュームに対するID、という具合に続きます。

--vidfile/-F vid-pathname

作成するメディア・ファミリのボリューム順序ファイルの名前を指定します。相対ファイル名または絶対ファイル名を指定し、相対ファイル名の場合、ファイルは管理サーバーの管理ディレクトリに作成されます。

このファイルは、Oracle Secure Backupによって自動作成されないため、手動で作成する必要があります。--vidfileオプションを選択した場合は、テキスト・エディタを使用してvid-接頭辞をカスタマイズします。メディア・ファミリに割り当てる最初のボリュームIDを、たとえばMYVOLUME-000001のように1行のテキストとして入力します。


注意:

--vidfileオプションを指定するには、ボリュームIDファイルを作成しておく必要があります。

--viddefault/-d

システム・デフォルトを指定して、メディア・ファミリが割り当てられていない場合と同じボリュームID順序を使用します。デフォルトのボリュームIDはVOL000001から始まり、使用されるたびに加算されます。

--vidfamily/-f media-family-name

media-family-nameによって指定されるメディア・ファミリに使用されたのと同じボリュームIDの順序を使用します。

--inputcomment/-i

メディア・ファミリに対するコメントの入力(オプション)を可能にします。mkmf --inputcommentを実行すると、コメントの入力を要求するプロンプトが表示されます。コメントを終了するには、その行にピリオド(.)を付けます。

--comment/-c comment

メディア・ファミリに関して保存する情報を指定します。commentに空白を含める場合は、テキストを引用符で囲みます。

--contentmanaged/-C

このメディア・ファミリのボリュームが時間管理ではなくコンテンツ管理されるように指定します。この有効期限ポリシーを使用するボリュームは、RMANバックアップを対象としています。ファイルシステム・バックアップはコンテンツ管理されたボリュームに書き込めません。

コンテンツ管理されたボリュームは、すべてのバックアップ・イメージ・セクションが削除済にマークされた場合には上書きできます。バックアップ・ピースはRMANまたはobtoolのrmpieceコマンドを使用して削除できます。コンテンツ管理ボリューム・セットのボリュームは、同じセットの他のボリュームが期限切れになる前に期限切れになる場合があります。

メディア・ファミリをコンテンツ管理から時間管理に変更するには、chmfコマンドで--retainを指定します。

自動テープ複製に使用されるメディア・ファミリには、関連付けられたオリジナル・ボリュームと同じ有効期限ポリシーが必要です。オリジナル・ボリュームにコンテンツ管理の有効期限ポリシーが指定されている場合、複製ボリュームもコンテンツ管理である必要があります。

--append/-a

追加バックアップ・イメージをメディア・ファミリのボリュームに追加できることを指定します(デフォルト)。このオプションは、自動テープ複製に使用されるメディア・ファミリには作用しません。

ボリュームが有効であり、テープが残っている場合でも、メディア・ファミリの最新のボリューム順序番号よりも番号の小さいボリュームには書き込まれません。バックアップでは必ず、メディア・ファミリの最新のボリュームの最後に追加しようとします。このボリュームがいっぱいの場合は、別のボリュームに書き込まれます。

--noappend/-A

追加バックアップ・イメージをメディア・ファミリのボリュームに追加できないよう指定します。このオプションを指定すると、1つのボリューム・セットには1つのバックアップ・イメージのみが含まれるようになるので、全体バックアップを実行し、そのテープを使用して元のファイルシステムを再作成する場合に便利です。

--rotationpolicy/-R

メディア・ファミリに対するローテーション・ポリシーを指定します。

このオプションは、自動テープ複製に使用されるメディア・ファミリには作用しません。

ローテーション・ポリシーを消去するには、ポリシー名に空の文字列("")を指定します。

--duplicationpolicy/-D

メディア・ファミリに対する複製ポリシーを指定します。

複製ポリシーを消去するには、ポリシー名に空の文字列("")を指定します。

--acsscratchid/-d acsscratch_id

ACSLSライブラリの場合、ボリュームを取得するスクラッチ・プールIDを定義します。ACSLS以外のライブラリの場合、このオプションは影響しません。ボリュームのラベル付けが解除されている場合、ラベル付けが解除されたときに属していたメディア・ファミリによって定義されているスクラッチ・プールIDに戻されます。

media-family-name

作成するメディア・ファミリの名前を指定します。メディア・ファミリ名は大/小文字が区別され、英数字で始める必要があります。使用できるのは文字、数字、ダッシュ、アンダースコアおよびピリオドのみです(空白は不可)。最大31文字までです。

例2-95 時間管理メディア・ファミリの作成

この例では、time-man-familyという名前の時間管理されたメディア・ファミリを作成します。ボリューム・セットのボリュームは7日間更新可能です。保存期間は28日間であるため、メディア・ファミリのボリュームはOracle Secure Backupによる最初の書込みから35日後に期限切れになります。

ob> mkmf --vidunique --writewindow 7days --retain 28days time-man-family

例2-96 コンテンツ管理メディア・ファミリの作成

この例では、content-man-familyという名前のコンテンツ管理されたメディア・ファミリを作成します。書込みウィンドウにforeverが指定されているため、このファミリのボリュームは無期限に更新可能です。ボリュームが期限切れになるのは、RMANでボリューム上のすべてのバックアップ・ピースのステータスがDELETEDになったときです。

ob> mkmf --vidunique --writewindow forever content-man-family

mkpni

用途

mkpniコマンドは、既存ホストに優先ネットワーク・インタフェース(PNI)を定義する場合に使用します。1つのホストに対して指定可能なPNIの数に制限はありません。

PNIは、バックアップまたはリストアの対象となるデータを送信するために必要となるネットワーク・インタフェースです。ネットワークでは、クライアントとそのクライアントのかわりにバックアップまたはリストアを実行するサーバーとの間に複数の物理的な接続を持つことができます。たとえば、2つのホストの間で、イーサネット接続と光ファイバ分散データ・インタフェース(FDDI)接続の両方を使用できます。PNIを使用すると、クライアントごとに、サーバーのどのネットワーク・インタフェースが必要かを指定できます。


関連項目:

関連コマンドについては、「優先ネットワーク・インタフェース用コマンド」を参照してください。

前提条件

mkpniコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

mkpni::=

mkpni --interface/-i server-ipname
{ --client/-c client-hostname[,client-hostname]... }
server-hostname

意味

--interface/-i server-ipname

指定したクライアントが、server-hostnameで指定したサーバーと通信を行うときに使用するIPアドレスまたはDNS名を指定します。

Oracle Secure Backupは、IPv6をサポートするすべてのプラットフォームでInternet Protocol v4(IPv4)、Internet Protocol v6(IPv6)およびIPv4とIPv6の混合環境をサポートします。

--client/-c client-hostname[,client-hostname]...

server-hostnameと通信を行うときにserver-ipnameを使用するクライアントを1つ以上指定します。client-hostnameには、サーバーから見たクライアントのホスト名またはインターネット・アドレスを指定します。ホスト名は、mkhostコマンドで作成したホスト名である必要があります。

server-hostname

サーバー・ホストの名前を指定します。

例2-97 PNIの定義

この例では、クライアント・ホストosbsvr1およびbrhost3がサーバーbrhost2との通信でIPアドレス192.0.2.1を使用するよう指定するPNIを定義しています。

ob> mkpni --interface 192.0.2.1 --client osbsvr1,brhost3 brhost2
ob> lspni
brhost2:
    PNI 1:
        interface:          192.0.2.1
        clients:            osbsvr1, brhost3

mkrot

前提条件

mkrotコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

mkrot::=

mkrot [ --comment/-c commentstring | --inputcomment/-i commentstring ]
--rule/-u rotationrule[,rotationrule]... 
policyname. ..

意味

--comment/-c commentstring

lsrotの使用時に表示される説明的なコメント。--commentまたは--inputcommentのいずれかを指定できますが、両方を指定することはできません。

--inputcomment/-i

コメントの入力(オプション)を可能にします。mkrot --inputcommentを実行すると、コメントの入力を要求するプロンプトが表示されます。コメントを終了するには、その行にピリオド(.)を付けます。--commentまたは--inputcommentのいずれかを指定できますが、両方を指定することはできません。

--rule/-u rotationrule

ローテーション・ポリシーに適用される一連のローテーション・ルールを指定します。

rotationrule引数の書式はlocationname[:event[:duration]]です。

  • locationname: 既存の場所オブジェクトの名前またはワイルドカード(*)。

    既存の場所オブジェクトがローテーション・ルールの最初のlocationnameとして指定されている場合、ローテーション・ルールはその場所に制限されます。ワイルドカード(*)がローテーション・ルールの最初の場所として指定されている場合、ローテーション・ルールはすべてのアクティブな場所に適用できます。ワイルドカードは、ローテーション・ルールの最初のlocationnameにのみ使用できます。

    場所は、ローテーション・ポリシー内で1回しか指定できません。ローテーション・ポリシーの場所/期間のタプル・セット全体で場所を2回以上指定しようとすると、エラー・メッセージが表示され、コマンドは失敗します。

  • event: このタプルで指定される期間のカウントが開始される時点でトリガーされるボリューム固有のイベント。イベントの値は次のいずれかです。

    a. firstwrite

    ボリュームへの最初の書込みが行われる時点です。この値は、アクティブな場所に対してのみ有効です。

    b. lastwrite

    ボリュームへの最後の書込みが行われる時点です。この値は、アクティブな場所に対してのみ有効です。

    c. windowclosed

    書込みウィンドウが閉じる時点です。この値は、アクティブな場所に対してのみ有効です。

    d. nonwritable

    書込みウィンドウが閉じてしまったか、ボリュームがいっぱいであるために、ボリュームに書き込むことができなくなる時点です。この値は、アクティブな場所に対してのみ有効です。

    e. arrival

    ボリュームがこの場所に到着した時点です。この値は、保管場所に対してのみ有効です。

    f. expiration

    ボリュームが期限切れになった時点です。この値は、保管場所に対してのみ有効です。

  • duration

    メディアがこのタプルに指定された場所にとどまる期間です。Oracle Secure Backupの標準の期間構文で表します。

    期間の値は、一時保管場所を除いたすべての場所に対して指定する必要があります。期間の値は、整数nにseconds、minutes、hours、days、weeks、monthsまたはyearsを続けて表します。有効な値の例は、14days3weeks2monthsです。

    期間の値としてDISABLEDを指定した場合、ボリュームは割り当てられた場所に無期限にとどまります。DISABLED値は、ローテーション・ポリシーの最終場所についてのみ許されます。

policyname

ローテーション・ポリシーの名前を1から31文字で指定します。


mksched

用途

mkschedコマンドは、バックアップ、ボールティング・スキャンまたは複製スキャンの新しいスケジュールを作成する場合に使用します。

スケジュールには0個以上のトリガーを記述します。トリガーは、スケジュール済バックアップ、ボールティング・スキャンまたは複製スキャンを実行する日(--day)と時間(--time)のセットをユーザー定義したものです。1日の初めに、Oracle Secure Backupは使用可能な各スケジュール内のトリガーを検査します。

既存スケジュールにおいてトリガーを追加、変更または削除する場合は、chschedコマンドを使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「スケジュール用コマンド」を参照してください。

前提条件

mkschedコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文1

バックアップの対象、タイミングおよび方法を記述したバックアップ・スケジュールを作成するには、次の構文を使用します。バックアップ・スケジュールには、各データセットの名前とそれに関連付けられたメディア・ファミリが含まれています。

特定の日に起動する各トリガーに対して、スケジュールにリストされているデータセットごとにバックアップ・ジョブが1つずつ作成されます。backupコマンドで作成されるオンデマンド(1回かぎりの)バックアップとは異なり、スケジューラはジョブを直接作成し、最初にバックアップ・リクエストを作成しません。

mksched::=

mksched 
  [ --type/-Y backup ]
  [ --dataset/-D dataset-name[,dataset-name]... ]
  [ --comment/-c comment | --inputcomment/-i ]
  [ --priority/-p schedule-priority ]
  [ --restrict/-r restriction[,restriction]... ]
  [ --enabled/-z ] [ --disabled/-Z ]
  [ --encryption/-e  { yes | no } ]
  [ [ --day/-d day-date] [ --time/-t time ]
    [ --level/-l backup-level][ --family/-f media-family-name ]
    [ --expires/-x duration] ]...
  schedulename ...

意味1

--type/-Y schedule-type

作成するスケジュールのタイプを指定します。有効な値は、backupduplicationscanおよびvaultingscanです。

--dataset/-D dataset-name

バックアップ・ジョブに含めるデータセットを指定します。

データセットがスケジュールで指定されない場合は、Oracle Secure Backupはスケジュールに基づいたバックアップを開始しません。既存のスケジュールにデータセットを追加する場合は、chschedコマンドを使用します。

--comment/-c comment

スケジュールにコメントを追加します。

--inputcomment/-i

コメントの入力を要求します。mkschedを実行すると、コメントの入力を要求するプロンプトが表示されます。コメントを終了するには、その行にピリオド(.)を付けます。

--priority/-p schedule-priority

バックアップにスケジュールの優先度を割り当てます。schedule-priorityプレースホルダの詳細は、「schedule-priority」を参照してください。

--restrict/-r restriction

バックアップを管理ドメイン内の特定のデバイスに制限します。メディア・サーバー・ホストまたはこれらのホスト上の特定のデバイスを選択できます。制限を指定しない場合(デフォルト)、現行のスケジュールはデバイスの制限を受けず、任意のメディア・サーバー上にある使用可能な任意のデバイスを、Oracle Secure Backupスケジューリング・システムの判断で使用できます。restrictionプレースホルダの詳細は、「restriction」を参照してください。

--enabled/-z

作成時にバックアップ・スケジュールを有効にするように指定します。--enabled/-zまたは--disabled/-Zを指定しない場合、スケジュールは作成時に有効になります。

--disabled/-Z

作成時にバックアップ・スケジュールを無効にするように指定します。このオプションを指定した場合、chschedコマンドを使用して、後でバックアップ・スケジュールを有効にすることができます。


関連項目:

「chsched」

--encryption/-e {yes | no}

バックアップ・スケジュールまたはバックアップ・ジョブに対する暗号化フラグを指定します。有効な値は次のとおりです。

  • yes

    これらのスケジュール済ジョブのバックアップは、グローバルまたはホスト固有の暗号化ポリシーの設定に関係なく、常に暗号化されます。

  • no

    グローバルまたはホスト固有の暗号化ポリシーがallowedに設定されている場合、これらのジョブに対して作成されるバックアップは暗号化されません。これがデフォルトです。

    グローバルとホスト固有の両方の暗号化ポリシーがallowedに設定されている場合、これらのジョブに対して作成されるバックアップは暗号化されません。

    グローバル暗号化ポリシーまたはホスト固有の暗号化ポリシーのいずれかがrequiredに設定されている場合、ポリシーがこの設定に優先し、バックアップは常に暗号化されます。暗号化アルゴリズムおよびキーは各クライアント・ホストのポリシーによって決まります。

--day/-d day-date

Oracle Secure Backupでスケジュール済のバックアップをトリガーする日を指定します。日または時間を指定しない場合、バックアップ・ジョブはスケジュールに基づいて実行されません。日を指定して時間を指定しない場合、時間は00:00にデフォルト設定されます。day-dateプレースホルダの詳細は、「day-date」を参照してください。

--time/-t time

Oracle Secure Backupでスケジュール済のバックアップをトリガーする時刻を指定します。日を指定せずに時間のみを指定することはできません。timeプレースホルダの詳細は、「time」を参照してください。

--level/-l backup-level

バックアップ・レベルを指定します。デフォルトはfullです。backup-levelプレースホルダの詳細は、「backup-level」を参照してください。

--family/-f media-family-name

このスケジュール済バックアップのデータを割り当てるメディア・ファミリの名前を指定します。デフォルトはnullメディア・ファミリです。

--expires/-x duration

有効期間を指定します。durationプレースホルダの詳細は、「duration」を参照してください。このオプションを指定すると、トリガーの時間からdurationが経過するまでに処理されていないバックアップ、ボールティング・スキャン、複製スキャンは期限切れになります。

schedulename

作成するスケジュールの名前を指定します。スケジュール名は大/小文字が区別され、英数字で始める必要があります。使用できるのは文字、数字、ダッシュ、アンダースコアおよびピリオドのみです(空白は不可)。最大127文字までです。

構文2

ボリューム・カタログをスキャンしてボールティングの対象となるボリュームを判別するタイミングを記述したボールティング・スキャン・スケジュールを作成するには、次の構文を使用します。ボールティング・スケジュールでは、--typeオプションがvaultingscanに設定されています。ボールティング・スキャン制御ジョブ・タイプは、スケジュールに指定された時間にOracle Secure Backupのメディア・マネージャ・コンポーネントによる処理のためにキューに入れられます。

スキャンは場所ごとに行われます。スケジュールされたボールティング・ジョブは、指定されたボールティング・ウィンドウ内で、リソースが使用可能なときに実行されます。

mksched::=

mksched
[ --type/-Y vaultingscan ]
[ --comment/-c comment|--inputcomment/-i ]
[ --priority/-p schedule-priority ]
[ --restrict/-r vault_restriction[,vault_restriction]... ]
[ --location/-L location_name[,location_name]... ]
[ --enabled/-z ] [ --disabled/-Z ]
[ --select/-S select_criterion[,select_criterion]... ]
[ [ --day/-d day-date ] [ --time/-t time ][ --expires/-x duration ] ]... 
schedulename...

意味2

--type/-Y schedule-type

作成するスケジュールのタイプを指定します。有効な値は、backupduplicationscanおよびvaultingscanです。

--comment/-c comment

スケジュールにコメントを追加します。

--inputcomment/-i

コメントの入力を要求します。mkschedを実行すると、コメントの入力を要求するプロンプトが表示されます。コメントを終了するには、その行にピリオド(.)を付けます。

--priority/-p schedule-priority

ボールティング・スキャンにスケジュールの優先度を割り当てます。schedule-priorityプレースホルダの詳細は、「schedule-priority」を参照してください。

--restrict/-r vault_restriction[,vault_restriction]...

ボールティング・スキャンを1つまたは複数の場所に制限します。場所は、次のどの書式でも設定できます。

  • location_name@cap_name

    location_nameは、移動に適したボリュームのスキャン・ジョブの間にスキャンされる場所です。カートリッジ・アクセス・ポート(CAP)の名前は、場所がACSLSライブラリである場合にのみ指定することができます。

  • location_name

    location_nameがACSLSライブラリで、CAP名が指定されている場合、Oracle Secure Backupは利用可能な最大CAPを選択します。

  • @cap_name

    場所名が指定されていない場合、指定したCAPの場所がスキャンされます。この書式は、ACSLSライブラリにのみ適用されます。

ライブラリの取出しタイプが自動またはオンデマンドに設定されている場合、メディア移動ジョブの間、指定したCAPにボリュームがエクスポートされます。

--location/-L locationname

ボールティング・スキャン・スケジュールに適用する、1つまたは複数の場所を指定します。場所を指定しない場合、スケジュールはすべての場所に適用されます。


注意:

--locationオプションは、このリリースのボールティング・スキャン・スケジュールについては非推奨ですが、下位互換性のためにサポートされています。--restrictオプションを使用してボールティング・スキャンを特定の場所に制限することをお薦めします。

--enabled/-z

作成時にボールティング・スキャン・スケジュールを有効にするように指定します。--enabled/-zまたは--disabled/-Zを指定しない場合、スケジュールはデフォルトで作成時に有効になります。

--disabled/-Z

作成時にボールティング・スキャン・スケジュールを無効にするように指定します。このオプションを指定した場合、chschedコマンドを使用して、後でバックアップ・スケジュールを有効にすることができます。


関連項目:

「chsched」

--select/-S select_criterion

ボールティング・スキャンを1つまたは複数のメディア・ファミリに制限します。

--day/-d day-date

Oracle Secure Backupでスケジュール済のボールティング・スキャンをトリガーする日を指定します。日または時間を指定しない場合、ボールティング・スキャン・ジョブはスケジュールに基づいて実行されません。日を指定して時間を指定しない場合、時間は00:00にデフォルト設定されます。day-dateプレースホルダの詳細は、「day-date」を参照してください。

--time/-t time

Oracle Secure Backupでスケジュール済のボールティング・スキャンをトリガーする時刻を指定します。日を指定せずに時間のみを指定することはできません。timeプレースホルダの詳細は、「time」を参照してください。

--expires/-x duration

有効期間を指定します。このオプションを指定すると、トリガーの時間からdurationが経過するまでに処理されていないボールティング・スキャンは期限切れになります。

durationプレースホルダの詳細は、「duration」を参照してください。

schedulename

作成するスケジュールの名前を指定します。スケジュール名は大/小文字が区別され、英数字で始める必要があります。使用できるのは文字、数字、ダッシュ、アンダースコアおよびピリオドのみです(空白は不可)。最大127文字までです。

構文3

ボリューム・カタログをスキャンして複製の対象となるボリュームを判別するタイミングを記述した複製スケジュールを作成するには、次の構文を使用します。複製スケジュールでは、--typeオプションがduplicationscanに設定されています。複製スキャン制御ジョブ・タイプは、スケジュールに指定された時間にOracle Secure Backupのメディア・マネージャ・コンポーネントによる処理のためにキューに入れられます。

スキャンは場所ごとに行われます。スケジュールされた複製ジョブは、指定された複製ウィンドウ内で、リソースが使用可能なときに実行されます。

mksched::=

mksched
[ --type/-Y duplicationscan ]
[ --comment/-c comment | --inputcomment/-i ]
[ --priority/-p schedule-priority ]
[ --enabled/-z ] [ --disabled/-Z ]
[ --location/-L locationname[,locationname]... ]
[ [ --day/-d day-date ] [ --time/-t time ] [ --expires/-x duration ] ]... 
schedulename...

意味3

--type/-Y schedule-type

作成するスケジュールのタイプを指定します。有効な値は、backupduplicationscanおよびvaultingscanです。

--comment/-c comment

スケジュールにコメントを追加します。

--inputcomment/-i

コメントの入力を要求します。mkschedを実行すると、コメントの入力を要求するプロンプトが表示されます。コメントを終了するには、その行にピリオド(.)を付けます。

--priority/-p schedule-priority

複製スキャンにスケジュールの優先度を割り当てます。schedule-priorityプレースホルダの詳細は、「schedule-priority」を参照してください。

--day/-d day-date

Oracle Secure Backupでスケジュール済の複製スキャンをトリガーする日を指定します。日または時間を指定しない場合、複製スキャン・ジョブはスケジュールに基づいて実行されません。日を指定して時間を指定しない場合、時間は00:00にデフォルト設定されます。day-dateプレースホルダの詳細は、「day-date」を参照してください。

--time/-t time

Oracle Secure Backupでスケジュール済の複製スキャンをトリガーする時刻を指定します。日を指定せずに時間のみを指定することはできません。timeプレースホルダの詳細は、「time」を参照してください。

--expires/-x duration

有効期間を指定します。durationプレースホルダの詳細は、「duration」を参照してください。このオプションを指定すると、トリガーの時間からdurationが経過するまでに処理されていない複製スキャンは期限切れになります。

--enabled/-z

作成時に複製スキャン・スケジュールを有効にするように指定します。--enabled/-zまたは--disabled/-Zを指定しない場合、スケジュールはデフォルトで作成時に有効になります。

--disabled/-Z

作成時に複製スキャン・スケジュールを無効にするように指定します。このオプションを指定した場合、chschedコマンドを使用して、後でバックアップ・スケジュールを有効にすることができます。


関連項目:

「chsched」

--location/-L locationname

複製スケジュールに適用する、1つまたは複数の場所を指定します。複製スケジュールには、アクティブな場所のみを指定できます。場所を指定しない場合、スケジュールはすべての場所に適用されます。

schedulename

作成するスケジュールの名前を指定します。スケジュール名は大/小文字が区別され、英数字で始める必要があります。使用できるのは文字、数字、ダッシュ、アンダースコアおよびピリオドのみです(空白は不可)。最大127文字までです。

例2-98 週次バックアップのスケジューリング

この例では、毎週木曜日の午後9時にバックアップの実行をスケジュールします。

ob> lssched --long
OSB-CATALOG-SCHED:
    Type:                   backup
    Dataset:                OSB-CATALOG-DS
    Priority:               50
    Encryption:             no
    Comment:                catalog backup schedule
ob> mksched --priority 5 --dataset datadir.ds --day thursday --time 21:00 datadir
ob> lssched --long
OSB-CATALOG-SCHED:
    Type:                   backup
    Dataset:                OSB-CATALOG-DS
    Priority:               50
    Encryption:             no
    Comment:                catalog backup schedule
datadir:
    Type:                   backup
    Dataset:                datadir.ds
    Priority:               5
    Encryption:             no
    Trigger 1:
        Day/date:           thursdays
        At:                 21:00
        Backup level:       full
        Media family:       (null)
ob> lsjob --pending
Job ID           Sched time  Contents                       State
---------------- ----------- ------------------------------ ----------------------
3                10/06.21:00 dataset datadir.ds             future work

mksnap

用途

mksnapコマンドは、新しいスナップショットを作成する場合に使用します。スナップショットとは、ボリュームまたはファイルシステムの整合性のあるコピーです。スナップショットは、Data ONTAP 6.4以上を実行するNetwork Appliance Filerに対してのみサポートされています。


関連項目:

関連コマンドについては、「スナップショット用コマンド」を参照してください。

前提条件

mksnapコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

mksnap::=

mksnap [ --host/-h hostname ] [ --fs/-f filesystem-name ]
[ --nowait/-n ] snapshot-name...

意味

--host/-h hostname

ネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)ホストの名前を指定します。ホスト名を指定しない場合は、host変数の値が使用されます。

--fs/-f filesystem-name

NDMPファイルシステムの名前を指定します。--fsオプションを指定しない場合は、fs変数を設定する必要があります。

--nowait/-n

スナップショット操作の完了まで待機しません。

snapshot-name

スナップショットの名前を指定します。スナップショットの名前は、スナップショットが作成される環境で実施されているファイル名規則に準拠する必要があります。

例2-99 スナップショットの作成

この例では、ファイルシステム/vol/vol0の新しいスナップショットをlucyという名前のNDMPホスト上に作成します。

ob> mksnap --host lucy --fs /vol/vol0 lucy_snap
ob> lssnap --long lucy_snap
File system /vol/vol0:
    Max snapshots:          255
    Reserved space:           44.8 GB
    % reserved space:       30
    Snapshot:               lucy_snap
        Of:                 /vol/vol0
        Taken at:           2008/03/28.20:52
        Used %:               0
        Total %:              0
        Busy:               no
        Dependency:         no

mkssel

用途

mksselコマンドは、データベース・バックアップ記憶域セレクタを作成する場合に使用します。Oracle Secure Backupでは、記憶域セレクタ内にカプセル化されている情報をバックアップ・ジョブに使用して、Recovery Manager(RMAN)とやりとりします。記憶域セレクタはchsselコマンドで変更できます。


関連項目:


前提条件

mksselコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

mkssel::=

mkssel
{ --dbname/-d { * | dbname[,dbname]... } | --dbid/-i { * | dbid[,dbid]... } }
{ --host/-h { * | hostname[,hostname]... } }
{ --family/-f media-family }
[ --content/-c { * | content[,content]... } ]
[ --restrict/-r restriction[,restriction]... ]
[ --copynum/-n { * | 1 | 2 | 3 | 4 } ]
[ --waittime/-w  duration ]
[ --encryption/-e {off|on|forcedoff|swencryption}]
sselname

意味

--dbname/-d dbname

この記憶域セレクタ・オブジェクトを適用するデータベースの名前を指定します。アスタリスク(*)を指定すると、記憶域セレクタがすべてのデータベース名に対して適用されます。アスタリスク文字(*)と個々のデータベース名を組み合せて使用することはできません。

--dbnameまたは--dbidのどちらか、または両方を指定する必要があります。データベース名を指定してデータベースID(DBID)を指定しない場合、デフォルトですべて(*)のDBIDが対象になります。

--dbid/-i dbid

この記憶域セレクタ・オブジェクトを適用するデータベースのDBIDを指定します。アスタリスク(*)を指定すると、記憶域セレクタがすべてのDBIDに対して適用されます。アスタリスク文字(*)と個々のDBIDを組み合せて使用することはできません。

--dbnameまたは--dbidのどちらか、または両方を指定する必要があります。DBIDを指定してデータベース名を指定しない場合、デフォルトですべて(*)のデータベース名が対象になります。

--host/-h hostname

この記憶域セレクタを適用するデータベース・ホストの名前を指定します。アスタリスク文字(*)を指定すると、記憶域セレクタがすべてのデータベース・ホストに対して適用されます。アスタリスク文字(*)と個々のホストを組み合せて使用することはできません。少なくとも1つのホスト名を指定する必要があります。

--family/-f media-family

この記憶域セレクタ・オブジェクトの制御下でバックアップに使用するメディア・ファミリの名前を指定します。コンテンツ管理の有効期限ポリシーまたは時間管理の有効期限ポリシーのいずれかを使用するメディア・ファミリを指定できます。メディア・ファミリは、mkmfコマンドで作成します。

--content/-c content

この記憶域セレクタを適用するバックアップ・コンテンツを指定します。contentプレースホルダの詳細は、「content」を参照してください。アスタリスク(*)を指定すると、すべてのコンテンツ・タイプが適用対象になります。

--restrict/-r restriction

この記憶域セレクタで制御されるバックアップで使用可能なデバイス名を指定します。デフォルトでは、Oracle Secure Backupは、デバイス・ポーリングを使用してバックアップ操作で使用可能なデバイスを見つけます。restrictionプレースホルダの詳細は、「restriction」を参照してください。

--copynumber/-n * | 1 | 2 | 3 | 4

この記憶域セレクタが適用されるコピー番号を指定します。コピー番号は1から4の整数である必要があります。アスタリスク(*)を指定すると、記憶域セレクタが任意のコピー番号に適用されます(デフォルト)。

--waittime/-w duration

この記憶域セレクタの制御下のバックアップで必要となるリソースが使用可能になるまでの待機時間を指定します。デフォルトの待機時間は1時間です。durationプレースホルダの詳細は、「duration」を参照してください。

sselname

データベース・バックアップ記憶域セレクタの名前を指定します。記憶域セレクタ名は大/小文字が区別され、英数字で始める必要があります。使用できるのは文字、数字、ダッシュ、アンダースコアおよびピリオドのみです(空白は不可)。最大127文字までです。

--encryption/-e {off | on | forcedoff | swencryption}

バックアップを暗号化するかどうかを指定します。いずれの場合でも、データがRMANによってすでに暗号化されている場合、Oracle Secure Backupはそれ以上の暗号化を実行しません。次の暗号化オプションのいずれかを設定します。

  • ON: RMANによってすでに暗号化されている場合を除き、バックアップ・データは暗号化されます。

  • OFF: ホストまたはグローバル・ポリシーがrequiredに設定されている場合を除き、バックアップ・データは暗号化されません。OFFは、暗号化の値を指定しないことと同じです。

  • FORCEDOFF: データベース・バックアップは暗号化されず、ホスト固有の暗号化設定はすべて無視されます。FORCEDOFFの設定はRMANに影響しないので、RMANでは引き続きバックアップ・データを暗号化できます。

  • SWENCRYPTION: ハードウェア暗号化ではなくソフトウェア暗号化が使用されます。このオプションは、状況によってハードウェア暗号化を使用しない場合に備えて提供されています。


注意:

encryptionオプションを使用できるのは、Oracle Secure Backup 10.3.0.2.0以降のみです。

例2-100 データベース・バックアップ記憶域セレクタの作成

この例では、ssel_fullという名前の記憶域セレクタを作成します。作成した記憶域セレクタは、ホストbrhost2上の、DBIDが1557185567のデータベースに適用されます。

ob> mkssel --dbid 1557185567 --host brhost2 --content full --family f1 ssel_full

mksum

用途

mksumコマンドは、ジョブ・サマリー・スケジュールを作成する場合に使用します。このスケジュールは、Oracle Secure Backupでバックアップ、リストアまたは複製のジョブ・サマリー(ジョブが成功したかどうかを示すテキスト・ファイル形式のレポート)を生成するタイミングおよび状況を指定します。


関連項目:

関連コマンドについては、「サマリー用コマンド」を参照してください。

前提条件

mksumコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

mksum::=

mksum 
[ --days/-d produce-days[,produce-days]... ]
[ --reporttime/-t time ]
[ --mailto/-m email-target[,email-target]... ]
[ --host/-h hostname[,hostname]... ]
[ [ --covers/-c duration ] | [ --since/-s "summary-start-day time" ] ]
[ --backup/-B { yes | no } ]
[ --restore/-R { yes | no } ]
[ --orabackup/-b { yes | no } ]
[ --orarestore/-e { yes | no } ]
[ --scheduled/-S { yes | no } ]
[ --user/-U { yes | no } ]
[ --subjobs/-J { yes | no } ]
[ --superseded/-D { yes | no } ]
[ --duplication/-P { yes | no } ]
[ --catalog/-C { yes | no } ]
[ --mediamovement/-M { yes | no } ]
summary-name...

意味

--days/-d produce-days

ジョブ・サマリーを生成する曜日を指定します。produce-daysプレースホルダの詳細は、「produce-days」を参照してください。

--reporttime/-t time

ジョブ・サマリーを生成する時刻を選択します。timeプレースホルダの詳細は、「time」を参照してください。

--mailto/-m email-target[,email-target]...

ジョブ・サマリーを受信するユーザーの電子メール・アドレスを指定します。この機能を使用するには、管理サーバー上で電子メール・システムが動作している必要があります。複数のエントリをカンマで区切ります。

--host/-h hostname

指定のホストについてのみレポートを生成します。

--covers/-c duration

レポートの対象とする時間枠を指定します。durationプレースホルダの詳細は、「duration」を参照してください。

--since/-s "summary-start-day time"

レポート対象期間の開始ポイントを指定します。summary-start-dayプレースホルダの詳細は、「summary-start-day」を参照してください。timeプレースホルダの詳細は、「time」を参照してください。

--backup/-B { yes | no }

バックアップ・ジョブをレポートに含めるかどうかを指定します。デフォルトはyesです。

--restore/-R { yes | no }

リストア・ジョブをレポートに含めるかどうかを指定します。デフォルトはyesです。

--orabackup/-b { yes | no }

Recovery Manager(RMAN)バックアップ・ジョブをレポートに含めるかどうかを指定します。デフォルトはyesです。

--orarestore/-e { yes | no }

RMANリストア・ジョブをレポートに含めるかどうかを指定します。デフォルトはyesです。

--scheduled/-S { yes | no }

スケジューラで処理待機中のすべてのジョブをレポートに含めるかどうかを指定します。スケジュール済ジョブはまだ実行されていないジョブです。デフォルトはyesです。

--user/-U { yes | no }

ユーザーが開始したジョブをレポートに含めるかどうかを指定します。デフォルトはyesです。noに設定すると、スケジュール済のジョブのみがサマリーに表示されます。

--subjobs/-J { yes | no }

下位ジョブをレポートに含めるかどうかを指定します。デフォルトはyesです。

--superseded/-D { yes | no }

同一の基準を持つすべてのジョブをレポートに含めるかどうかを指定します。デフォルトはnoです。

最初のジョブを実行する機会があった後に同じジョブがスケジュールされていると、最初のジョブは無効になります。たとえば、毎晩午後9時に増分バックアップをスケジュールしているとします。水曜日の朝になって、火曜日の夜のバックアップが、テープ・ライブラリに使用可能なテープがなかったために実行されていなかったことがわかります。この場合、水曜日にスケジュールされている増分バックアップが前の晩のバックアップに優先します。

--duplication/-P {yes | no}

ボリューム複製ジョブをレポートに含めるかどうかを指定します。デフォルトはyesです。

--catalog/-C {yes | no}

カタログ・バックアップに関する情報をレポートに含めるかどうかを指定します。対象となる情報は次のとおりです。


注意:

カタログ・バックアップは、バックアップ・ジョブに関する情報を含むサマリー・レポートにもリストされます。しかし、他のバックアップと混在し、カタログ・バックアップとしてマークは特に付けられません。--catalogオプションは、カタログ・バックアップのステータスを他のバックアップ・ジョブとは無関係に監視できるようにするためのものです。

--mediamovement/-M {yes | no}

メディア移動ジョブをレポートに含めるかどうかを指定します。デフォルトはyesです。

summary-name

ジョブ・サマリー・スケジュールの名前を指定します。名前は大/小文字が区別され、英数字で始める必要があります。使用できるのは文字、数字、ダッシュ、アンダースコアおよびピリオドのみです(空白は不可)。最大127文字までです。

例2-101 ジョブ・サマリーのスケジューリング

この例では、weekly_reportという名前のバックアップ・サマリーをスケジュールします。

ob> mksum --days wed --reporttime 12:00 --mailto lance@example.com weekly_report
ob> lssum --long
weekly_report:
    Produce on:              Wed at 12:00
    Mail to:                 lance@example.com
    In the report, include:
        Backup jobs:             yes
        Restore jobs:            yes
        Scheduled jobs:          yes
        User jobs:               yes
        Subordinate jobs:        yes
        Superseded jobs:         no

例2-102 サンプル・ジョブ・サマリー

この例では、サンプル・サマリーの一部を表示します。サンプル出力はページに収まるようにあらかじめ折り返されています。

I. Pending jobs.
 
None.
  
II. Ready and running jobs.
 
None.
 
III. Successful jobs.
 
                Scheduled or                                           Backup   File Volume IDs
Job ID         *Introduced at   Completed at     Content               Size        # (Barcodes)
-------------- ---------------- ---------------- --------------------- --------- --- -------
admin/1        *2008/03/24.09:52 2008/03/24.09:52 dataset tbrset/entire_backup
admin/1.1      *2008/03/24.09:52 2008/03/24.09:52    host brhost2      3.5 MB  1 VOL000001 (ADE202)
admin/2        *2008/03/24.09:52 2008/03/24.09:52 restore to brhost2      
 
IV. Unsuccessful jobs.
 
                   Scheduled or
Job ID            *Introduced at    Content                  Status
------------------ ---------------- ------------------------ ------------------------
admin/7           *2008/03/24.16:41 dataset homedir.ds        failed - host isn't administrative 
                                                              domain member (OB job mgr)
admin/7.1         *2008/03/24.16:41     host brhost4(DELETED) failed - host isn't administrative 
                                                              domain member (OB job mgr)

mkuser

用途

mkuserコマンドは、Oracle Secure Backupユーザーを定義する場合に使用します。各Oracle Secure Backupユーザー・アカウントは1つのクラスにのみ所属し、そのクラスでOracle Secure Backupユーザーの権限が定義されます。


関連項目:


前提条件

mkuserコマンドを実行するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

使用方法

Oracle Secure Backupユーザーが、デフォルトの--unprivilegedオプションが設定されているホストでbackupまたはrestore操作を実行する場合は、ホストへのアクセスにはオペレーティング・システム・アイデンティティが使用されます。

LinuxまたはUNIXホストのバックアップまたはリストアを行う場合は、Oracle Secure Backupはオペレーティング・システムのアイデンティティとして--unixnameおよび--unixgroupの値を使用します。

Windowsホストのバックアップまたはリストアを行う場合は、Oracle Secure Backupはリストの最初のドメイン・トリプレットから開始し(ドメイン名としてワイルドカード(*)を含むものはスキップ)、そのドメインおよびユーザー名でホストへのアクセスが許可されるかどうかをチェックします。


注意:

Oracle Secure Backupは、LookupAccountNameシステム・コールを使用して、アクセスが許可されるかどうかを判断します。チェックでは実際のログオン試行は行われず、有効なすべてのWindowsドメインの列挙も試行されません。

アクセスが許可される場合は、Oracle Secure Backupはこのログオン情報を使用してジョブを実行します。許可されない場合は、Oracle Secure Backupはリストの次のドメイン・トリプレットに進みます。Oracle Secure Backupは、ホストへのアクセスを許可するトリプレットを見つけられない場合、最後に、ドメイン名としてワイルドカード(*)を含むトリプレットが存在しているかどうかをチェックします。

構文

mkuser::=

mkuser --class/-c userclass
[ --password/-p password | --querypassword/-q ]
[ --unixname/-U unix-user ] [ --unixgroup/-G unix-group ]
[ --domain/-d { windows-domain | * },windows-account[,windows-password ] ]...
[ --ndmpuser/-N { yes | no }  ]
[ --email/-e emailaddr ] [ --givenname/-g givenname ]
[ --preauth/-h preauth-spec[,preauth-spec]... ]
username

意味

--class/-c userclass

Oracle Secure Backupユーザーの所属先となるクラスの名前を指定します。事前定義されているクラスおよび権限については、表7-1「クラスおよび権限」を参照してください。

--password/-p password

Oracle Secure Backupユーザーが管理ドメインにログインする場合のパスワードを指定します。入力可能な文字列は最長16文字です。パスワードを指定しない場合、パスワードはNULLになります。

最短パスワード長は、minuserpasswordlenセキュリティ・ポリシーによって決まります。デフォルト値が0の場合、NULLパスワードが許されることになります。


関連項目:

「minuserpasswordlen」

パスワードは、コマンドラインまたはコマンド・スクリプトにクリアテキストで指定しないでください。セキュリティ上の脆弱性となります。Oracle Secure Backupユーザーにパスワードの入力を要求する方法をお薦めします。

--querypassword/-q

このオプションを指定するとパスワードの入力を促されます。入力内容は画面には表示されません。

--unixname/-U unix-user

LinuxまたはUNIXホストのユーザー名を指定します。デフォルトのユーザー名は、guestnobodynoneおよびuserのうち、最初に定義されたものです。

--unixgroup/-G unix-group

LinuxまたはUNIXホストのグループを指定します。デフォルトはnoneです。

--domain/-d { windows-domain | * },windows-account[,windows-password]

Windowsのドメイン名、ユーザー・アカウントおよびパスワードを指定します。Windowsパスワードを入力しない場合は、入力するように要求されます。windows-accountおよびwindows-passwordをすべてのWindowsドメインに対して適用する場合は、windows-domainにアスタリスク(*)を入力します。--domainオプションにはデフォルト値は設定されていません。

obtarが実行されるようにするには、Windowsのユーザー・アカウントは次の権限にアクセスできる必要があります。

  • SeBackupPrivilege

    ユーザー権限: ファイルおよびディレクトリのバックアップ

  • SeRestorePrivilege

    ユーザー権限: ファイルおよびディレクトリのリストア

  • SeChangeNotifyPrivilege

    ユーザー権限: 横断チェックの省略

これらの権限をユーザー・アカウントの作成時または作成後に付与する必要があります。

例2-104では、Windowsドメインにユーザーを追加する方法について説明します。

--ndmpuser/-N { yes | no }

Oracle Secure Backupユーザーのネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)サーバーへのログインを許可するかどうかを指定します。Oracle Secure BackupユーザーのNDMPサーバーへのアクセスを許可する場合はyes、アクセスを許可しない場合はnoを指定します。デフォルトはnoです。このログインは外部のクライアント・プログラムから行います。

--email/-e emailaddr

Oracle Secure Backupユーザーの電子メール・アドレスを指定します。Oracle Secure Backupでは、ジョブ・サマリーの配信や、保留中の入力リクエストに関する通知など、このユーザーと通信する場合、このアドレスに電子メールを送信します。

--givenname/-g givenname

Oracle Secure Backupユーザーの名前がユーザー名と異なる場合(たとえば、ユーザー名jsmithに対して名前がJim W. Smith)に、その名前を指定します。

--preauth/-h preauth-spec

指定のオペレーティング・システム・ユーザーに、Oracle Secure Backupユーザーとしての管理ドメインへの事前認可アクセスを付与します。デフォルトでは事前認可はありません。

事前認可は、オペレーティング・システム・ユーザーがOracle Secure Backupに自動ログインする方法を決定するものです。アクセスは指定ホストの、指定オペレーティング・システム・ユーザーにのみ認可されます。Oracle Secure Backup管理ドメイン内の各ホストに対して、オペレーティング・システムのユーザー・アイデンティティとOracle Secure Backupユーザー・アイデンティティの1対1のマッピングを1つ以上宣言できます。たとえば、UNIXのユーザーbkpadminがobtoolにOracle Secure Backupユーザーadminとして自動ログインできるように事前認可を作成することが可能です。

preauth-specプレースホルダの詳細は、「preauth-spec」を参照してください。事前認可の重複は許可されません。複数の事前認可が同じホスト名、ユーザーIDおよびドメインを持つ場合は、重複とみなされます。

username

Oracle Secure Backupユーザーの名前を指定します。ユーザー名は大/小文字が区別され、英数字で始める必要があります。使用できるのは文字、数字、ダッシュ、アンダースコアおよびピリオドのみです(空白は不可)。最大127文字までです。

ユーザー名はすべてのOracle Secure Backupのユーザー名の中で一意である必要があります。このユーザー名は、ユーザーのコンピュータ環境またはOracle Secure Backup管理ドメインで使用されるその他すべての名前とは、正規の関係はありません。

例2-103 Oracle Secure Backupユーザーの作成

この例では、Oracle Secure Backupの管理ユーザーとしてjanedoeを作成します。このユーザーは、LinuxおよびUNIXホスト上で、オペレーティング・システム・アカウントjdoeとして、非特権バックアップおよびリストア操作を実行します。Windowsドメインは指定されていないため、このユーザーにはWindowsホスト上でのバックアップおよびリストア操作の実行は許可されません。オペレーティング・システム・ユーザーjdoeには、ホストosbsvr1へのRecovery Manager(RMAN)バックアップの作成が事前認可されています。

ob> lsuser
admin            admin
sbt              admin
tadmin           admin
ob> mkuser janedoe --class admin --password "x45y" --givenname "jane" --unixname
jdoe --unixgroup "dba" --preauth osbsvr1:jdoe+rman+cmdline --ndmpuser no
--email jane.doe@example.com
ob> lsuser
admin            admin
janedoe          admin
sbt              admin
tadmin           admin

例2-104 Windowsドメインを使用したOracle Secure Backupユーザーの作成

この例では、Windowsドメインに対するOracle Secure Backupの管理ユーザーとしてwinadminを作成します。このユーザーのWindowsユーザーのアカウント名はbackupexecで、Windowsユーザーのパスワードはwinpwdです。アスタリスク( * )によって、Windows資格証明がすべてのWindowsドメインに適用できるようになります。このユーザーは、Windowsホスト上でバックアップおよびリストアの操作を実行できます。

ob> mkuser winadmin --class admin --domain "*,\backupexec,winpwd"
ob> lsuser --long winadmin
winadmin:
    Password:                   (not set)
    Password last changed:      2013/07/24.05:55
    Password change required:   no
    Password lifetime:          180 days (system default)
    Password grace time:        3 days (system default)
    Password reuse time:        1 year (system default)
    User class:                 admin
    Given name:                 [none]
    UNIX name:                  [none]
    UNIX group:                 [none]
    Windows domain/acct:         [all] backupexec
    NDMP server user:           no
    Email address:              [none]
    UUID:                       e4a96afa-d6c8-1030-9b32-00163e527899
    Preauthorized access:       [none]

mountdev

用途

mountdevコマンドは、すでにテープ・ドライブにロードされているテープ・ボリュームをマウントする場合に使用します。ボリュームをテープ・ドライブにマウントすると、マウントされたボリュームが使用可能になったことがOracle Secure Backupスケジューラに通知されます。ボリュームを使用する際のモードはmountdevオプションで設定できます。

このコマンドは、テープ・ドライブが推奨されるデフォルト設定のautomountに設定されていない場合に使用できます。特殊な状況下においてmountdevおよびunmountdevコマンドを使用すると、テープ・ドライブをより詳細に制御できます。


関連項目:

関連コマンドについては、「デバイス用コマンド」を参照してください。

前提条件

mountdevコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

mountdev::=

mountdev { --read/-r | --write/-w | --overwrite/-o }
[ --unmount/-u | --norewind/-R ] devicename ...

意味

--read/-r

マウント・モードを読取りに設定します。このモードでは、Oracle Secure Backupはボリュームを読取り専用でマウントします。

--write/-w

マウント・モードを書込みに設定します。このモードでは、Oracle Secure Backupはボリュームの最後にバックアップを追加できるようにボリュームをマウントします。

--overwrite/-o

マウント・モードを上書きに設定します。このモードでは、ボリュームがデバイスにマウントされ、テープの先頭まで巻き戻されるので、ボリュームの既存のコンテンツは上書きされます。このオプションを使用すると、ボリュームの有効期限ポリシーで上書き対象とみなされていない場合でも、ボリュームを上書きする権限を付与することになります。有効なボリュームの上書きが許可または要求された場合にのみ、このオプションを指定してください。

--unmount/-u

マウント・リクエストを実行する前に、現在マウントされているテープをアンマウントします。テープがテープ・ドライブにマウントされており、--unmountを指定して先にテープをアンマウントしない場合は、mountdevコマンドが失敗します。

--norewind/-R

Oracle Secure Backupがテープへの書込みを終了しても巻戻しを行わないことを指定します。このオプションを指定すると、Oracle Secure Backupが次のバックアップ・イメージを書き込む位置にとどまることが可能になります。

devicename

ボリュームをマウントするデバイスを指定します。デバイス名の命名規則については、「devicename」を参照してください。

例2-105 テープ・ボリュームの手動マウント

この例では、自動マウントされたテープ・ボリュームをテープ・ドライブtape1から手動でアンマウントし、次に、別のテープを書込みモードで手動マウントします。lsdevのサンプル出力はページに収まるようにあらかじめ折り返されています。

ob> lsdev --long tape1
tape1:
    Device type:            tape
    Model:                  [none]
    Serial number:          [none]
    In service:             yes
    Library:                lib1
    DTE:                    1
    Automount:              yes
    Error rate:             8
    Query frequency:        3145679KB (-1073791796 bytes) (from driver)
    Debug mode:             no
    Blocking factor:        (default)
    Max blocking factor:    (default)
    Current tape:           1
    Use list:               all
    Drive usage:            14 seconds
    Cleaning required:      no
    UUID:                   b7c3a1a8-74d0-1027-aac5-000cf1d9be50
    Attachment 1:
        Host:               brhost3
        Raw device:         /dev/obt0
ob> mountdev --unmount --write tape1
ob> lsdev --mount tape1
drive        tape1        in service       write      rbtar   VOL000003     ADE203

movevol

用途

movevolコマンドは、ボリュームテープ・ライブラリ内の要素間で移動する場合に使用します。一度に移動できるボリュームは1つのみです。


関連項目:

関連コマンドについては、「ライブラリ用コマンド」を参照してください。

前提条件

movevolコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

movevol::=

movevol [ --library/-L libraryname | --drive/-D drivename ]
{ vol-spec | element-spec } element-spec

意味

--library/-L libraryname

ボリュームを移動するテープ・ライブラリの名前を指定します。

--libraryまたは--driveを指定しない場合は、libraryまたはdrive変数の値が使用されます。テープ・ライブラリとテープ・ドライブのいずれの設定も取得できない場合は、警告が発行されます。

--drive/-D drivename

ボリュームを移動するテープ・ライブラリ内のテープ・ドライブの名前を指定します。

--libraryまたは--driveを指定しない場合は、libraryまたはdrive変数の値が使用されます。テープ・ライブラリとテープ・ドライブのいずれの設定も取得できない場合は、警告が発行されます。

vol-spec

移動するボリュームを指定します。vol-specプレースホルダの詳細は、「vol-spec」を参照してください。

element-spec

記憶域要素、インポート/エクスポートのロケーションまたはテープ・ドライブの番号を指定します。element-specプレースホルダの詳細は、「element-spec」を参照してください。

vol-specを指定すると、element-specはボリュームの移動先となる場所を表します。element-specを2個指定すると、1個目はボリュームの移動元、2個目はボリュームの移動先を表します。

例2-106 ボリュームの移動

この例では、記憶域要素3のボリュームを、インポート/エクスポート要素iee3に移動します。サンプル出力はページに収まるようにあらかじめ折り返されています。

ob> lsvol --library lib1 --long
Inventory of library lib1:
    in    mte:           vacant
    in    1:             vacant
    in    2:             volume VOL000001, barcode ADE201, oid 102, 48319392 kb remaining
    in    3:             volume RMAN-DEFAULT-000002, barcode ADE202, oid 112, 47725600 kb 
                         remaining, content manages reuse
    in    4:             vacant
    in    iee1:          barcode ADE203, oid 114, 47725344 kb remaining, lastse 4
    in    iee2:          volume VOL000002, barcode ADE204, oid 110, 47670368 kb remaining, lastse 1
    in    iee3:          vacant
    in    dte:           vacant
ob> movevol --library lib1 3 iee3
ob> lsvol --library lib1 --long
Inventory of library lib1:
    in    mte:           vacant
    in    1:             vacant
    in    2:             volume VOL000001, barcode ADE201, oid 102, 48319392 kb remaining
    in    3:             vacant
    in    4:             vacant
    in    iee1:          barcode ADE203, oid 114, 47725344 kb remaining, lastse 4
    in    iee2:          volume VOL000002, barcode ADE204, oid 110, 47670368 kb remaining, lastse 1
    in    iee3:          volume RMAN-DEFAULT-000002, barcode ADE202, oid 112, 47725600 kb 
                         remaining, content manages reuse, lastse 3
    in    dte:           vacant

opendoor

用途

opendoorコマンドは、テープ・ライブラリのインポート/エクスポート・ドアを開く場合に使用します。このコマンドが有効なのは、それがサポートされているライブラリに対してのみです。

インポート/エクスポート・ドアは、オペレータがテープ・ライブラリの内外にテープを移動する際に使用する装置です。テープ・ライブラリの内部スロットにボリュームを移動するにはimportvolコマンドを、テープ・ライブラリ外にボリュームを移動するにはexportvolコマンドを実行します。このプロセスの実行中はテープ・ライブラリ自体は開かないため、再インベントリは不要です。


関連項目:

関連コマンドについては、「ライブラリ用コマンド」を参照してください。

前提条件

opendoorコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

opendoor::=

opendoor [ --library/-L libraryname ]

意味

--library/-L libraryname

インポート/エクスポート・ドアを開くテープ・ライブラリの名前を指定します。ライブラリ名を指定しない場合は、library変数を設定する必要があります。

例2-107 インポート/エクスポート・ドアの開放

この例では、テープ・ライブラリlib1のインポート/エクスポート・ドアを開きます。

ob> lsvol --library lib1 --long
Inventory of library lib1:
    in    mte:           vacant
    in    1:             vacant
    in    2:             volume VOL000001, barcode ADE201, oid 102, 48319392 kb remaining
    in    3:             vacant
    in    4:             vacant
    in    iee1:          barcode ADE203, oid 114, 47725344 kb remaining, lastse 4
    in    iee2:          volume VOL000002, barcode ADE204, oid 110, 47670368 kb remaining, lastse 1
    in    iee3:          volume RMAN-DEFAULT-000002, barcode ADE202, oid 112, 47725600 kb 
                         remaining, content manages reuse, lastse 3
    in    dte:           vacant
ob> opendoor --library lib1

pingdev

用途

pingdevコマンドは、すべての構成済アタッチメントを使用してOracle Secure Backupからデバイスにアクセスできるかどうかを判断する場合に使用します。

デバイスに定義されている各アタッチメントに対して、Oracle Secure Backupでは次の手順を実行します。

  1. デバイスへの接続を確立します。

  2. Small Computer System Interface(SCSI) inquiryコマンドを使用して、デバイスのアイデンティティを問い合せます。

  3. 接続をクローズします。

obtoolを実行しているホストからリモートにある各アタッチメントに対しては、リモート・メディア・サーバーを使用してネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)セッションを確立し、アタッチメントをテストします。


関連項目:

関連コマンドについては、「デバイス用コマンド」を参照してください。

前提条件

pingdevコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

pingdev::=

pingdev [ --nohierarchy/-H ] [ --quiet/-q | --verbose/-v ]
[ --host/-h hostname ]... { --all/-a | devicename ... }

意味

--nohierarchy/-H

テープ・ライブラリに内包される各テープ・ドライブへのアクセスを抑止します。デフォルトでは、テープ・ライブラリ内の各テープ・ドライブにpingします。

--quiet/-q

出力を抑止します。デフォルトでは、例2-108に示す出力が表示されます。

--verbose/-v

次のサンプルのような詳細出力を表示します。

ob> pingdev --verbose lib1
Info: pinging library lib1.
Info: library    lib1             accessible.
Info: pinging drive tape1.
Info:   drive  1 tape1            accessible.

デフォルトでは、例2-108に示す出力が表示されます。

--host/-h hostname

pingするデバイスが接続されているホスト・コンピュータの名前を指定します。

--all/-a

定義されているすべてのデバイスにpingします。

devicename

pingするデバイスの名前を指定します。デバイス名の命名規則については、「devicename」を参照してください。

例2-108 複数のアタッチメントを持つテープ・ドライブへのping

この例では、tape3という名前のテープ・ドライブにpingします。このテープ・デバイスには、複数のホストに対するアタッチメントがあります。

ob> pingdev tape3
Info: drive      tape3            via host osbsvr1 accessible.
Info: drive      tape3            via host brhost3 accessible.
ob> pingdev --host brhost3 tape3
Info: drive      tape3            via host brhost3 accessible.

pinghost

用途

pinghostコマンドは、管理ドメイン内のホストがOracle Secure Backupからのリクエストに応答するかどうかを判断する場合に使用します。この操作は、ホストがその構成済IPアドレスすべてにおいて応答するかどうかを確認する場合に有効です。


関連項目:

関連コマンドについては、「ホスト用コマンド」を参照してください。

前提条件

pinghostコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

使用方法

このコマンドは、ホストに対して構成した各IPアドレスで、そのホストへのTCP接続の確立を試みます。Oracle Secure Backupプロトコルを使用するホストに対しては、TCPポート400を使用して接続し、ネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)を使用するホストに対しては、構成済NDMP TCPポート(通常は10000)を使用して接続します。Oracle Secure Backupにより、各接続試行のステータスがレポートされ、正常に確立された接続はただちにクローズされます。

構文

pinghost::=

pinghost [ --quiet/-q | --verbose/-v ] hostname...

意味

--quiet/-q

出力を抑止します。

--verbose/-v

出力を表示します。デフォルトのオプションです。

hostname

pingするホスト・コンピュータの名前を指定します。

例2-109 ホストへのping

この例では、管理ドメイン内のホストに問い合せ、ホストbrhost2にpingします。

ob> lshost
brhost2          client                            (via OB)   in service
brhost3          mediaserver,client                (via OB)   in service
sfserver1        client                            (via OB)   in service
ndmphost1        client                            (via NDMP) in service
osbsvr1          admin,mediaserver,client          (via OB)   in service
ob> pinghost brhost2
brhost2 (address 192.0.2.1): Oracle Secure Backup and NDMP services are available

pwd

用途

pwdコマンドは、参照しているOracle Secure Backupカタログ内のディレクトリの名前を表示する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「参照用コマンド」を参照してください。

前提条件

pwdコマンドを使用するために必要な権限は、そのクラスに対する、このアクセスによるバックアップ・カタログの参照(browse backup catalogs with this access)の設定によって異なります。

構文

pwd::=

pwd [ --short/-s | --long/-l ] [ --noescape/-B ]

意味

--short/-s

データを短い形式で表示します。

--long/-l

データを長い形式で表示します。

--noescape/-B

パス名の表示不能文字をエスケープしません。--noescapeは、アンパサンド文字(&)を含むパス名を通常どおりに表示する場合に指定します。

例2-110 現行ディレクトリの表示

この例では、brhost2のパス情報を表示します。

ob> cd --host brhost2
ob> pwd --long
Browsemode:         catalog
Host:               brhost2
Data selector:      latest
Viewmode:           inclusive
Pathname:           <super-dir>

pwdds

用途

pwddsコマンドは、データセット・ディレクトリ・ツリー内の現行ディレクトリの名前を表示する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「データセット用コマンド」を参照してください。

前提条件

pwddsコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

pwdds::=

pwdds

例2-111 現行ディレクトリの表示

この例では、現行ディレクトリを表示し、新しいディレクトリに移動して、再び現行ディレクトリを表示します。

ob> pwdds
/ (top level dataset directory)
ob> lsds
Top level dataset directory:
mydatasets1/
mydatasets/
admin_domain.ds
ob> cdds mydatasets
ob> pwdds
/mydatasets

pwdp

用途

pwdpコマンドは、現行ポリシーのアイデンティティを表示する場合に使用します。

ポリシー・データは、/をルートとするディレクトリ・ツリーとして表示されます。ツリーをナビゲートするにはcdpを使用し、データを表示するにはlspおよびpwdpを使用します。


関連項目:


前提条件

pwdpコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

pwdp::=

pwdp

例2-112 ポリシー・ツリーの現行ディレクトリの表示

この例では、cdpを使用してポリシーを参照し、pwdpを使用してポリシー・ディレクトリ・ツリーの現行ディレクトリを表示します。

ob> pwdp
/
ob> lsp
daemons              daemon and service control policies
devices              device management policies
index                index catalog generation and management policies
local                Oracle Secure Backup configuration data for the local machine
logs                 log and history management policies
media                general media management policies
naming               WINS host name resolution server identification
ndmp                 NDMP Data Management Agent (DMA) defaults
operations           policies for backup, restore and related operations
scheduler            Oracle Secure Backup backup scheduler policies
security             security-related policies
testing              controls for Oracle Secure Backup's test and debug tools
ob> cdp daemons/auditlogins
ob> pwdp
/daemons/auditlogins
ob> lsp
auditlogins           no        [default]
ob> cdp ../..
ob> pwdp
/
ob> lsp
daemons              daemon and service control policies
devices              device management policies
index                index catalog generation and management policies
local                Oracle Secure Backup configuration data for the local machine
logs                 log and history management policies
media                general media management policies
naming               WINS host name resolution server identification
ndmp                 NDMP Data Management Agent (DMA) defaults
operations           policies for backup, restore and related operations
scheduler            Oracle Secure Backup backup scheduler policies
security             security-related policies
testing              controls for Oracle Secure Backup's test and debug tools

quit

用途

quitコマンドは、obtoolを終了する場合に使用します。このコマンドはexitコマンドと同じ機能を持ちます。


関連項目:

関連コマンドについては、「その他のコマンド」を参照してください。

構文

quit::=

quit [ --force/-f ]

意味

--force/-f

保留中のバックアップまたはリストア・リクエストがある場合でも、obtoolを終了します。--forceを指定するということは、保留中のバックアップまたはリストア・リクエストが失われるということです。

保留中のリクエストがあるときは、通常、obtoolを終了できません。スケジューラに保留リクエストを送信するには、backupまたはrestoreコマンドに--goオプションを指定します。

例2-113 obtoolの終了

この例では、バックアップ・ジョブが保留中のときに、--forceオプションを使用してobtoolを終了しています。

ob> backup --dataset fullbackup.ds
ob> quit
Error: one or more backup requests are pending.  Use "quit --force" to
       quit now, or send the requests to the scheduler with "backup --go".
ob> quit --force

recallvol

用途

テープ・ボリュームをオフサイトの保管場所からリコールします。

前提条件

recallvolコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

使用方法

Oracle Secure Backupボリューム・カタログ内の複数のボリュームに一致するボリュームIDを指定した場合、どのボリューム(1つまたは複数)をリコールしたいのかを尋ねられます。1つまたは複数のボリュームまたはそのすべてを選択するか、あるいはいずれも選択しないことも可能です。デフォルトの選択肢はすべてのボリュームです。

ボリュームIDを指定して、そのボリュームがボリューム・セットに属している場合、そのボリューム・セット内のすべてのボリュームがリストされます。そのすべてを選択することもできれば、すべてを選択しないことも可能ですが、ボリューム・セットの個々のメンバーを選択することはできません。デフォルトの選択肢はquitで、いずれのボリュームも選択されません。


関連項目:

ボリュームIDの一致を示す2つの例については、「chvol」を参照してください。

構文

recallvol::=

recallvol
    [ --immediate/-I ] 
    [ --piece/-p  piecename | vol-spec ]
    [ --tolocation/-t locationname ] 

意味

--immediate/-I

メディア移動ジョブを即時作成します。

--piece/-p piecename

指定のバックアップ・ピースを含むボリュームをリコールします。--piecevol-specオプションは、相互排他的ではありません。

vol-spec

ボリュームのボリュームIDまたはバーコード値。--piecevol-specオプションは、相互排他的ではありません。

--tolocation/-t locationname

ボリュームのリコール先となる場所を指定します。recallvolumeコマンドに--tolocationオプションを指定しない場合、ボリュームのリコールはオリジナルの場所に対して行われます。


releasevol

用途

ローテーション・ポリシーで決定された場所に返却するために、リコールされたボリュームを解放します。

前提条件

releasevolumeコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

使用方法

Oracle Secure Backupボリューム・カタログ内の複数のボリュームに一致するボリュームIDを指定した場合、どのボリューム(1つまたは複数)を解放したいのかを尋ねられます。1つまたは複数のボリュームまたはそのすべてを選択するか、あるいはいずれも選択しないことも可能です。デフォルトの選択肢はすべてのボリュームです。

ボリュームIDを指定して、そのボリュームがボリューム・セットに属している場合、そのボリューム・セット内のすべてのボリュームがリストされます。そのすべてを選択することもできれば、すべてを選択しないことも可能ですが、ボリューム・セットの個々のメンバーを選択することはできません。デフォルトの選択肢は「quit」(終了)です。


関連項目:

ボリュームIDの一致を示す2つの例については、「chvol」を参照してください。

構文

releasevolume::=

releasevol
   { --all/-a | vol-spec }

意味

--all/-a

現在リコールの状態にあるボリュームをすべて解放します。

vol-spec

解放するボリュームボリュームIDまたはバーコード値。


renclass

用途

renclassコマンドは、Oracle Secure Backupユーザークラスの名前を変更する場合に使用します。


関連項目:


前提条件

renclassコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

renclass::=

renclass [ --nq ] { old-classname new-classname }...

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションがない場合、コマンドによって確認メッセージが表示されます。確認メッセージについては、「obtoolの対話型モード」を参照してください。

old-classname new-classname

old-classnameの名前をnew-classnameに変更します。クラス名は大/小文字が区別され、英数字で始める必要があります。使用できるのは文字、数字、ダッシュ、アンダースコアおよびピリオドのみです(空白は不可)。最大127文字までです。

例2-114 クラスの名前の変更

この例では、クラスbackup_adminの名前をbkup_adminに変更します。

ob> renclass backup_admin bkup_admin
rename class backup_admin? (a, n, q, y, ?) [y]: a
ob> lsclass bkup_admin
bkup_admin

rendev

用途

rendevコマンドは、構成済デバイスの名前を変更する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「デバイス用コマンド」を参照してください。

前提条件

rendevコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

rendev::=

rendev [ --nq ] { old-devicename new-devicename }...

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

old-devicename

既存のデバイスの名前を指定します。デバイス名の命名規則については、「devicename」を参照してください。

new-devicename

デバイスに対する名前を指定します。デバイス名の命名規則については、「devicename」を参照してください。

例2-115 デバイスの名前の変更

この例では、2つのテープ・デバイスの名前を変更しています。

ob> lsdev
library    lib1             in service
  drive 1  tape1            in service
library    lib2             in service
  drive 1  tape2            in service
ob> rendev tape1 t1 tape2 t2
rename device tape1? (a, n, q, y, ?) [y]: y
rename device tape2? (a, n, q, y, ?) [y]: y
ob> lsdev
library    lib1             in service
  drive 1  t1               in service
library    lib2             in service
  drive 1  t2               in service

rends

用途

rendsコマンドは、データセット・ファイルまたはデータセット・ディレクトリの名前を変更する場合に使用します。たとえば、次のコマンドはold_fileの名前をnew_fileに変更し、そのファイルをold_dirからnew_dirに移動します。

ob> rends old_dir/old_file new_dir/new_file

次のコマンドはnew_fileを現行ディレクトリに作成します。

ob> rends old_dir/old_file new_file

関連項目:

関連コマンドについては、「データセット用コマンド」を参照してください。

前提条件

rendsコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

rends::=

rends [ --nq ] { old-dataset-name new-dataset-name }...

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

old-dataset-name

名前を変更する既存のデータセット・ファイルまたはディレクトリの名前を指定します。dataset-nameプレースホルダの詳細は、「dataset-name」を参照してください。

new-dataset-name

データセット・ファイルまたはディレクトリの名前を指定します。データセット・パスを指定するには、new-dataset-nameを使用します。dataset-nameプレースホルダの詳細は、「dataset-name」を参照してください。

例2-116 データセットの名前の変更

この例では、最上位レベルのディレクトリのデータセットdatadir.dsの名前をtbrset/ddir.dsに変更します。

ob> lsds
Top level dataset directory:
tbrset/
datadir.ds
ob> rends --nq datadir.ds tbrset/ddir.ds
ob> cdds tbrset
ob> lsds
Dataset directory tbrset:
ddir.ds
entire_backup
tiny_backup

rendup

用途

複製ポリシーの名前を変更します。

前提条件

rendupコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

rendup::=

rendup [ --nq/--noquery ] { oldpolicyname newpolicyname }
[ oldpolicyname newpolicyname... ]

意味

--nq/--noquery

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

oldpolicyname newpolicyname

複製ポリシー名のペアごとに、ペアの1番目の名前を持つポリシーは、その名前をペアの2番目の名前で変更されます。


renhost

用途

renhostコマンドは、構成済Oracle Secure Backupホストの名前を変更する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「ホスト用コマンド」を参照してください。

前提条件

renhostコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

renhost::=

renhost [ --nq ] [ --nocomm/-N ] { old-hostname new-hostname }...

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

--nocomm/-N

ホスト・コンピュータとの通信を抑止します。ネットワークに接続されていないコンピュータの名前を変更する場合は、このオプションを使用します。

old-hostname

変更する既存のホストの名前を指定します。

new-hostname

ホストの名前を指定します。ホスト名は大/小文字が区別され、英数字で始める必要があります。使用できるのは文字、数字、ダッシュ、アンダースコアおよびピリオドのみです(空白は不可)。最大127文字までです。

例2-117 ホストの名前の変更

この例では、構成済ホストを表示し、ndmphost1の名前をndmphostに変更します。

ob> lshost
brhost2          client                            (via OB)   in service
brhost3          mediaserver,client                (via OB)   in service
sfserver1        client                            (via OB)   in service
ndmphost1        client                            (via NDMP) in service
osbsvr1          admin,mediaserver,client          (via OB)   in service
ob> renhost --nq ndmphost1 ndmphost
ob> lshost
brhost2          client                            (via OB)   in service
brhost3          mediaserver,client                (via OB)   in service
sfserver1        client                            (via OB)   in service
ndmphost         client                            (via NDMP) in service
osbsvr1          admin,mediaserver,client          (via OB)   in service

renloc

用途

保管場所の名前を変更します。


関連項目:

関連コマンドについては、「場所用コマンド」を参照してください。

前提条件

renlocコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

renloc::=

renloc [ --nq ] oldlocationname newlocationname  
[ oldlocationname newlocationname... ]

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

oldlocationname newlocationname

場所名の引数のペアごとに、ペアの1番目の名前を持つ場所は、その名前をペアの2番目の名前で変更されます。


renmf

用途

renmfコマンドは、メディア・ファミリの名前を変更する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「メディア・ファミリ用コマンド」を参照してください。

前提条件

renmfコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

renmf::=

renmf [ --nq ] { old-media-family-name new-media-family-name }...

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

old-media-family-name

既存のメディア・ファミリの名前を指定します。ただし、メディア・ファミリRMAN-DEFAULTの名前は変更できません。

new-media-family-name

メディア・ファミリの名前を指定します。メディア・ファミリ名は大/小文字が区別され、英数字で始める必要があります。使用できるのは文字、数字、ダッシュ、アンダースコアおよびピリオドのみです(空白は不可)。最大31文字までです。

例2-118 メディア・ファミリの名前の変更

この例では、メディア・ファミリfull_bkupの名前をfull_backupに変更します。

ob> lsmf
RMAN-DEFAULT                              content manages reuse
content-man-family write forever            content manages reuse
full_bkup        write 7 days             content manages reuse
time-man-family  write 7 days             keep 28 days
ob> renmf full_bkup full_backup
rename media family full_bkup? (a, n, q, y, ?) [y]: y
ob> lsmf
RMAN-DEFAULT                              content manages reuse
content-man-family write forever            content manages reuse
full_backup      write 7 days             content manages reuse
time-man-family  write 7 days             keep 28 days

renrot

用途

ローテーション・ポリシーの名前を変更します。

前提条件

renrotコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

renrot::=

renrot [ -nq ] oldpolicyname newpolicyname  
[ oldpolicyname newpolicyname... ]

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

oldpolicyname newpolicyname

ポリシー名のペアごとに、ペアの1番目の名前を持つポリシーは、その名前をペアの2番目の名前で変更されます。Oracle Secure Backupのローテーション・ポリシー名は、1から31文字である必要があります。


rensched

用途

renschedコマンドは、スケジュールの名前を変更する場合に使用します。スケジュールの名前を表示するには、lsschedコマンドを実行します。


関連項目:

関連コマンドについては、「スケジュール用コマンド」を参照してください。

前提条件

renschedコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

rensched::=

rensched [ --nq ] { old-schedulename new-schedulename }...

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

old-schedulename

既存のスケジュールの名前を指定します。

new-schedulename

スケジュールold-schedulenameに対する名前を指定します。スケジュール名は大/小文字が区別され、英数字で始める必要があります。使用できるのは文字、数字、ダッシュ、アンダースコアおよびピリオドのみです(空白は不可)。最大127文字までです。

例2-119 バックアップ・スケジュールの名前の変更

この例では、スケジュールfull_backupの名前をweekday_sunday_backupに変更します。

ob> lssched
full_backup         sundays, weekdays              fullbackup.ds
ob> rensched --nq full_backup weekday_sunday_backup
ob> lssched
weekday_sunday_backup sundays, weekdays              fullbackup.ds

rensnap

用途

rensnapコマンドは、スナップショットの名前を変更する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「スナップショット用コマンド」を参照してください。

前提条件

rensnapコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

rensnap::=

rensnap [ --nq ] [ --host/-h hostname ] [ --fs/-f filesystem-name ]
{ old-snapshot-name new-snapshot-name }...

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

--host/-h hostname

スナップショットの名前を変更するネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)ホスト・コンピュータの名前を指定します。ホスト名を指定しない場合は、host変数の値が使用されます。

--fs/-f filesystem-name

スナップショットに含まれるファイルシステムの名前を指定します。--fsオプションを指定しない場合は、fs変数を設定する必要があります。

old-snapshot-name

既存のスナップショットの名前を指定します。

new-snapshot-name

old-snapshot-nameに対する名前を指定します。

例2-120 スナップショットの名前の変更

この例では、スナップショットlucy_snapの名前をlucy.0に変更します。

ob> lssnap --long lucy_snap
File system /vol/vol0:
    Max snapshots:          255
    Reserved space:           44.8 GB
    % reserved space:       30
    Snapshot:               lucy_snap
        Of:                 /vol/vol0
        Taken at:           2008/03/28.20:52
        Used %:               0
        Total %:              0
        Busy:               no
        Dependency:         no
ob> rensnap --nq --host lucy --fs /vol/vol0 lucy_snap lucy.0
ob> lssnap
File system /vol/vol0:
Snapshot Of                Taken at      %Used  %Total Snapshot Name
/vol/vol0              2008/03/28.21:00     0      0   hourly.0
/vol/vol0              2008/03/28.20:52     0      0   lucy.0
/vol/vol0              2008/03/28.17:00     0      0   hourly.1
/vol/vol0              2008/03/28.13:00     0      0   hourly.2
/vol/vol0              2008/03/28.05:00     0      0   nightly.0
/vol/vol0              2008/03/28.01:00     0      0   hourly.3
/vol/vol0              2008/03/27.21:00     0      0   hourly.4
/vol/vol0              2008/03/27.17:00     0      0   hourly.5
/vol/vol0              2008/03/27.05:00     0      0   nightly.1
/vol/vol0              2007/08/21.11:30    22      7   myhost_snap

renssel

用途

rensselコマンドは、データベース・バックアップ記憶域セレクタの名前を変更する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「データベース・バックアップ記憶域セレクタ用コマンド」を参照してください。

前提条件

rensselコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

renssel::=

renssel [ --nq ] { old-sselname new-sselname }...

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

old-sselname

既存のデータベース・バックアップ記憶域セレクタの名前を指定します。

new-sselname

データベース・バックアップ記憶域セレクタの名前を指定します。

例2-121 データベース・バックアップ記憶域セレクタの名前の変更

この例では、mksselコマンドを使用して記憶域セレクタを作成し、contentをfullに指定します。chsselコマンドを使用してセレクタのコンテンツにアーカイブ・ログを追加し、次に、セレクタの名前をssel_fullからssel_full_archに変更します。

ob> mkssel --dbid 1557615826 --host brhost2 --content full --family f1 ssel_full
ob> chssel --addcontent archivelog ssel_full
ob> renssel ssel_full ssel_full_arch
rename ssel ssel_full? (a, n, q, y, ?) [y]: y
ob> lsssel --short
ssel_full_arch

rensum

用途

rensumコマンドは、ジョブ・サマリー・スケジュールの名前を変更する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「サマリー用コマンド」を参照してください。

前提条件

rensumコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

rensum::=

rensum [ --nq ] { old-summary-name new-summary-name }...

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

old-summary-name

既存のジョブ・サマリー・スケジュールの名前を指定します。

new-summary-name

ジョブ・サマリー・スケジュールの名前を指定します。名前は大/小文字が区別され、英数字で始める必要があります。使用できるのは文字、数字、ダッシュ、アンダースコアおよびピリオドのみです(空白は不可)。最大127文字までです。

例2-122 ジョブ・サマリー・スケジュールの名前の変更

この例では、スケジュールweekly_reportの名前をwed_reportに変更します。

ob> lssum
weekly_report            Wed at 12:00
ob> rensum --nq weekly_report wed_report
ob> lssum
wed_report               Wed at 12:00

renuser

用途

renuserコマンドは、Oracle Secure Backupユーザーの名前を変更する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「ユーザー用コマンド」を参照してください。

前提条件

renuserコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

renuser::=

renuser [ --nq ] { old-username new-username }...

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

old-username

現行のOracle Secure Backupユーザー名を指定します。

new-username

Oracle Secure Backupユーザーの名前を指定します。ユーザー名は大/小文字が区別され、英数字で始める必要があります。使用できるのは文字、数字、ダッシュ、アンダースコアおよびピリオドのみです(空白は不可)。最大127文字までです。

例2-123 Oracle Secure Backupユーザーの名前の変更

この例では、Oracle Secure Backupユーザーbkpadminの名前をbackup_adminに変更します。

ob> renuser --nq bkpadmin backup_admin

resdev

用途

resdevコマンドは、テープ・デバイスを排他使用のために予約する場合に使用します。予約している間は、Oracle Secure Backupコンポーネントはそのデバイスにアクセスしません。


関連項目:

関連コマンドについては、「デバイス用コマンド」を参照してください。

前提条件

resdevコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

使用方法

通常操作中は、Oracle Secure Backupのプロセスおよびジョブに共有リソースの排他使用が一時的に割り当てられます。この使用は、管理サーバーのサービス・デーモンで管理されている組込みリソース予約システムで割り当てられます。

デバイスを排他的および明示的に使用することが必要な場合があります。このような場合は、デバイスの使用を予約し、作業が終了したらunresdevコマンドで予約を解除するようにOracle Secure Backupに指示できます。予約している間は、Oracle Secure Backupコンポーネントはそのデバイスにアクセスできません。

resdevコマンドは、予約済のデバイスを予約しようとすると、エラーを表示して失敗します。テープ・ライブラリテープ・ドライブを選択しようとして、すべてのデバイスが予約済の場合またはテープ・ドライブが構成されていない場合も、このコマンドは失敗します。

構文

resdev::=

resdev [ --nowarn/-W ] { --in/-i libraryname ... | devicename ... }

意味

--nowarn/-W

稼働していないデバイスに関する警告を出しません。

--in/-i libraryname

指定のライブラリから予約可能なテープ・デバイスを検索し、予約します。

devicename

予約するテープ・ドライブまたはテープ・ライブラリの名前を指定します。

デバイス名の命名規則については、「devicename」を参照してください。

例2-124 デバイスの予約

この例では、テープ・ライブラリlib1のすべてのテープ・ドライブを予約します。この例では、lib1に含まれるテープ・ドライブは1つです。この例では、予約済テープ・ドライブを予約しようとして警告が表示されています。

ob> lsdev
library    lib1             in service
  drive 1  tape1            in service
library    lib2             in service
  drive 1  tape2            in service
ob> lsdev --reserved
ob> resdev --in lib1
Drive tape1 reserved.
ob> resdev --in lib1
Error: no drive is available in library lib1.
ob> resdev tape1
Error: you already have drive tape1 reserved.

resetp

用途

resetpコマンドは、1つ以上のポリシーの値をデフォルト値にリセットする場合に使用します。

ポリシー・データは、/をルートとするディレクトリ・ツリーとして表示されます。ツリーをナビゲートするにはcdpを使用し、データを表示するにはlspおよびpwdを使用します。


関連項目:


前提条件

resetpコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

resetp::=

resetp [ --nq ] policy-name...

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

policy-name

ポリシーまたはポリシー・クラスの名前を指定します。

例2-125 ポリシーのデフォルト値へのリセット

この例では、logsクラスのポリシーをデフォルトにリセットします。

ob> lsp logs
adminlogevents                   all
adminlogfile                     /tmp/logs/adminevents.log
clientlogevents                  (none)                      [default]
jobretaintime                    60 days
logretaintime                    14 days
transcriptretaintime             14 days
unixclientlogfile                (none)                      [default]
windowsclientlogfile             (none)                      [default]
ob> resetp logs
Really reset ALL logs policies [no]? y
ob>

リストア

用途

restoreコマンドは、ファイルシステムのリストア・リクエストを作成する場合に使用します。ファイルシステムのリストア操作は、Recovery Manager(RMAN)によって開始されるデータベースのリストア操作とは異なります。

restoreコマンドを使用すると、カタログ・ベースのリストア操作またはRAWリストア操作を実行できます。カタログ・ベースのリストアでは、リストアするオブジェクトのカタログを参照します。オブジェクト名を特定してインスタンスを選択すると、オブジェクトをリストアできます。RAWリストアでは、バックアップの2次ストレージの場所(ボリュームIDおよびバックアップ・イメージ・ファイル番号)についての情報が別に必要になります。バックアップのすべてのデータのリストア、または個々のファイルまたはディレクトリの指定ができます。

リストア・リクエストは、restoreコマンドを--go--gocatalogまたは--gorawオプション付きで実行するまでは、obtoolでローカルに保持されます。これらのオプション付きでコマンドを実行すると、すべてのリストア・リクエストがジョブに変換され、Oracle Secure Backupスケジューラに送信されます。


関連項目:

関連コマンドについては、「リストア用コマンド」を参照してください。

前提条件

リストアを特権モードで実行するように指定している場合、またはネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)でアクセスされるホストにファイルをリストアする場合、restoreコマンドを使用するには、特権ユーザーとしてのファイルシステムのリストア実行(perform file system restores as privileged user)権を備えている必要があります。それ以外の場合は、自分によるファイルシステムのリストア実行(perform restores as self)権を備えている必要があります。

使用方法

obtoolは、host変数を使用して、バックアップをリストアするホストの名前を決定します。hostのデフォルト値は、obtoolが実行されているホストの名前です。host変数はsetまたはcdコマンドで設定できます。

Oracle Secure Backupボリューム・カタログ内の複数のボリュームに一致するボリュームIDを指定した場合、どのボリューム(1つまたは複数)をリコールしたいのかを尋ねられます。1つまたは複数のボリュームまたはそのすべてを選択するか、あるいはいずれも選択しないことも可能です。デフォルトの選択肢はすべてのボリュームです。

ボリュームIDを指定して、そのボリュームがボリューム・セットに属している場合、そのボリューム・セット内のすべてのボリュームがリストされます。そのすべてを選択することもできれば、すべてを選択しないことも可能ですが、ボリューム・セットの個々のメンバーを選択することはできません。デフォルトの選択肢は「quit」(終了)です。


関連項目:

ボリュームIDの一致を示す2つの例については、「chvol」を参照してください。

構文1

次の構文は、Oracle Secure Backupのカタログを参照してデータをリストアする場合に使用します。

restore::=

restore 
[ --tohost/-h hostname ] 
[ --device/-d drivename ]
[ --privileged/-g | --unprivileged/-G ]
[ --replaceexisting/-e | --keepexisting/-E ]
[ --replaceinuse/-u | --keepinuse/-U ] 
[ --incremental/-i ]
[ --noposition/-X ] 
[ --priority/-p schedule-priority ]
[ --select/-s data-selector[,data-selector]... ]
[ --passphrase/-P string | --querypassphrase/-Q  ]
[ --algorithm/-l ] 
[ --ignoremismatch/-w]
[ --obtaropt/-o obtar-option ]... 
[ --preview/-y [ --recall/-r ] | --go | --gocatalog | --goraw ]
{ pathname [ --aspath/-a pathname ] }...

意味1

--tohost/-h hostname

データのリストア先となるホスト・コンピュータの名前を指定します。

--device/-d drivename

リストア操作の実行に使用するテープ・ドライブを指定します。テープ・ドライブ名は有効なデバイス名である必要があります。デバイス名の命名規則については、「devicename」を参照してください。

--privileged/-g

リストア操作を特権モードで実行することを指定します。

UNIXシステム上では、権限付きのリストア・ジョブはユーザー・アイデンティティrootによって実行できます。Windowsシステムでは、このジョブは、Windowsクライアント上のOracle Secure Backupサービスと同じアカウント・アイデンティティで実行されます。

--unprivileged/-G

リストア操作を非特権モードで実行することを指定します(デフォルト)。

非特権リストア・ジョブは、mkuserコマンドで指定したUNIXユーザーまたはWindowsアカウント・アイデンティティで実行できます。ファイルシステム・データへのアクセスは、このアイデンティティを持つUNIXユーザーまたはWindowsアカウントの権限によって制限されます。

--replaceexisting/-e

既存のファイルを上書きします(デフォルト)

--keepexisting/-E

既存のファイルを上書きしません。

--replaceinuse/-u

使用中のファイルをバックアップ・イメージからのファイルで置き換えます。Windowsは、使用中の各ファイルを、最後に使用していたユーザーがクローズした時点で削除します。このオプションはWindowsでのみ使用可能です。

--keepinuse/-U

使用中のファイルを変更せずに残します(デフォルト)。このオプションはWindowsでのみ使用可能です。

--incremental/-i

増分リストア・ルールを適用するようにネットワーク接続ストレージ(NAS)データ・サーバーに指示します。このオプションは、この機能を実装しているNASデータ・サーバーにのみ適用されます。このオプションは、obtarを使用して作成されたファイルシステム・バックアップには適用されません。

通常、リストア操作は追加的に実行されます。つまり、全体バックアップまたは増分バックアップからリストアされる各ファイルおよびディレクトリは、リストア先のディレクトリに追加されていきます。最新のOracle Secure Backupのバックアップ後にファイルがディレクトリに追加された場合、リストア操作では新たに追加されたファイルは削除されません。

--incrementalを指定すると、NASデータ・サーバーは各ディレクトリを最後の増分バックアップ時の状態にリストアします。最後の増分バックアップ前に削除されたファイルは、この増分バックアップのリストア時にはNASデータ・サービスによって削除されます。

たとえば、file1およびfile2が保存されている/homeの増分バックアップを作成したと仮定します。file1を削除し、/homeの増分バックアップをもう1つ作成します。/homeの通常リストアを実行すると、ディレクトリにはfile1およびfile2が含まれます。/homeのNDMP増分リストアを実行すると、ディレクトリにはfile2のみが含まれます。

--noposition/-X

リストア操作の速度向上のため、Oracle Secure Backupが使用可能な位置データを使用しないことを指定します。このオプションは位置データが破損している場合に使用します。

--priority/-p schedule-priority

リストアに割り当てるスケジュールの優先度を指定します。

schedule-priorityプレースホルダの詳細は、「schedule-priority」を参照してください。

--select/-s data-selector

指定されたdata-selectorに基づいて、データをフィルタ処理します。

data-selectorプレースホルダの詳細は、「data-selector」を参照してください。

--passphrase/-p

バックアップ・ボリューム・セット全体をリストアするための、パスフレーズから生成された復号化キーを指定します。

--querypassphrase/-Q

バックアップ・ボリューム・セット全体をリストアするための復号化キーを生成する際に使用するパスフレーズをオペレータに問い合せます。

--algorithm/-l

リストア時の復号化に使用するバックアップ・アルゴリズムを指定します。--passphraseを使用する場合は、必須です。

--ignoremismatch/-w

--algorithmまたは--passphraseオプションによって供給される暗号化のアルゴリズムやパスフレーズの不一致を、失敗ではなく警告として取り扱うようにします。このオプションは、テープ上のヘッダーが破損しているが、できるだけ多くの暗号化データをリカバリしたい場合を想定したものです

不一致の暗号化パラメータは、リストアのタイプに応じて異なるレベルで処理されます。RAWリストアの場合、ジョブが作成された後、テープがロードされた後、およびテープからヘッダーが読み取られた後に、不一致が検出されて処理されます。RAWリストアのジョブ記録に暗号化パラメータの不一致が反映されます。しかし、カタログベースのリストアの場合、ただちに不一致が識別され、ジョブは作成されません。


注意:

不正な--algorithmまたは--passphraseを使用してデータをリストアするリスクは、リストアされたデータがディスク上で崩れた状態になることです。

--obtaropt/-o obtar-option

obtarのオプションを指定します。たとえば、-Jを指定すると、デバッグ・モードが有効になり、リストア記録に詳細が記述されます。

obtarオプションの詳細は、「obtarのオプション」を参照してください。

--preview/-y

リストアに必要なボリュームをリストし、各ボリュームのステータス(onsiteまたはoffsite)を取得します。onsiteのステータスは、ボリュームがライブラリまたはドライブにあることを示します。offsiteのステータスは、ボリュームが保管場所にあってリコールが必要であることを示します。

このオプションはカタログ・リストア操作でのみ利用可能です。RAWリストア操作では利用できません。

--recall/-r

ボリュームがoffsiteの場合、リストアで必要なあらゆるボリュームについてリコールを開始します。

このオプションはカタログ・リストア操作でのみ利用可能です。RAWリストア操作では利用できません。

--go

キュー内のすべてのリストア・リクエストをOracle Secure Backupスケジューラにリリースします。

--gocatalog

バックアップ・カタログのキュー内のリストア・リクエストをOracle Secure Backupスケジューラにリリースします。

--goraw

キュー内のRAWリストア・リクエストをOracle Secure Backupスケジューラにリリースします。RAWリストア・リクエストはバックアップ・カタログ・データを使用しません。

pathname

バックアップしたファイルのバックアップ・カタログを参照して取得したパス名を指定します。--aspathを指定しない場合、Oracle Secure Backupはバックアップを同じパスにリストアします。pathnameがリストア先のホスト上に見つからない場合は、そのパスがOracle Secure Backupによって作成されます。

たとえば、brhost2のバックアップ・カタログを参照し、/homeディレクトリをリストア元として特定したと仮定します。restore /homeコマンドを実行すると、バックアップはbrhost2/homeディレクトリにリストアされます。

--aspath/-a pathname

Oracle Secure Backupがファイルをリストア可能な代替パス名を指定します。たとえば、/homeのバックアップを/tmp/homeにリストアする場合は、restore /home --aspath /tmp/homeと指定します。

pathnameがリストア先のホスト上に存在しない場合、そのパスはOracle Secure Backupによって作成されます。

構文2

次の構文は、RAWリストア操作を実行する場合に使用します。

restore::=

restore --raw/-R [ --tohost/-h hostname ] [ --device/-d drivename ]
[ --privileged/-g | --unprivileged/-G ]
[ --passphrase/-P string ]
[ --querypassphrase/-Q ]
[ --algorithm/-l  ]
{ --filenumber/-F filenumber }
{ --vid/-v vid[,vid ]... } [ --tag/-t tag[,tag]... ]
[ --replaceexisting/-e | --keepexisting/-E ]
[ --replaceinuse/-u | --keepinuse/-U ] [ --incremental/-i ]
[ --priority/-p schedule-priority ]
[ --obtaropt/-o obtar-option ]... [ --go | --gocatalog | --goraw ]
{ --all/-A pathname | {[ --aspath/-a pathname ] [ --position/-x position ] ... }}

意味2

この項では、構文2で使用された他のオプションについて説明します。構文1でも使用されたオプションはこの項では説明しません。

--raw/-R

Oracle Secure Backupカタログを使用しないリストア操作であるRAWリストア操作を指定します。ファイルシステム・オブジェクトがバックアップされているテープ・ボリュームのアイデンティティ(ボリュームIDまたはバーコード)と、保存先のバックアップ・イメージ・ファイル番号を指定する必要があります。

--filenumber/-F filenumber

バックアップが配置されているテープ上のファイル番号を指定します。filenumberプレースホルダの詳細は、「filenumber」を参照してください。

--vid/-v vid

ボリュームIDを使用してバックアップを選択します。vidプレースホルダの詳細は、「vid」を参照してください。

--tag tag

ボリューム・タグ(バーコード)に基づいてバックアップを選択します。

--all/-A

バックアップのすべてのデータをリストアします。

pathname

バックアップしたファイルまたはディレクトリの絶対パス名を指定します。バックアップされたファイルの絶対パス名が不明の場合は、obtar -tvfを使用して検索するか、またはバックアップ・イメージ全体をリストアします。--aspathを指定しない場合、Oracle Secure Backupはバックアップを同じパスにリストアします。

Oracle Secure Backupでは、リストアのパス名にワイルドカード文字を使用できません。バックアップのインクルード・パスには、ワイルドカード文字*?[および]を使用できます。リストアするパス名に、これらのワイルドカード文字のいずれかが含まれていても、restoreコマンドで特殊文字のエスケープは不要です。

pathnameがリストア先のホスト上に存在しない場合、そのパスはOracle Secure Backupによって作成されます。

--aspath/-a pathname

Oracle Secure Backupがファイルをリストア可能な代替パス名を指定します。たとえば、/private/bkpadminのバックアップを/tmp/private/bkpadminにリストアする場合は、次のように指定します。

ob> restore /private/bkpadmin --aspath /tmp/private/bkpadmin

pathnameがリストア先のホスト上に存在しない場合、そのパスはOracle Secure Backupによって作成されます。

--position/-x position

テープにおけるデータの位置を指定します。

例2-126 Oracle Secure Backupカタログのリストアの実行

この例では、Oracle Secure Backupカタログに保存された、/home/dataディレクトリの最新のバックアップ・イメージを表示します。restoreコマンドは、リクエストを優先度1でスケジューラに提出します。Oracle Secure Backupはジョブを実行し、データをリストアします。

ob> set host brhost2
ob> cd /home/data
ob> ls
bin/  c_files/  tree/
ob> lsbackup latest
      Backup       Backup  Volume            Volume       File Sect Backup
   Date and Time       ID  ID                Tag             #    #  Level
2008/03/28.11:17:02     2  VOL000003         ADE201          1    1      0
ob> restore --select latest --priority 1 --go /home/data
Info: 1 catalog restore request item submitted; job id is admin/16.
ob> lsjob admin/16
Job ID           Sched time  Contents                       State
---------------- ----------- ------------------------------ ---------------------------------------
admin/16          none        restore 1 item to brhost2      completed successfully at 
                                                            2008/03/29.16:34

例2-127 RAWリストア操作の実行

この例では、RAWリストア・リクエストをスケジューラに提出します。このリクエストでは、/home/dataディレクトリをボリュームVOL000003からリストアするよう指定しています。Oracle Secure Backupはジョブを実行し、データをリストアします。

ob> restore --raw --filenumber 1 --vid VOL000003 /home/data
ob> restore --go
Info: raw restore request 1 submitted; job id is admin/76.
ob> lsjob admin/7
Job ID           Sched time  Contents                       State
---------------- ----------- ------------------------------ ---------------------------------------
admin/7          none        restore 1 item to brhost2      completed successfully at
                                                            2008/03/29.17:00

returndev

用途

returndevコマンドは、borrowdevコマンドを使用して流用したテープ・ドライブを返却する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「デバイス用コマンド」を参照してください。

前提条件

returndevコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

returndev::=

returndev { drivename... | --all/-a }

意味

drivename

返却するテープ・ドライブの名前を指定します。

--all/-a

現在流用しているすべてのテープ・ドライブを返却します。

例2-128 流用しているデバイスの返却

この例では、流用しているすべてのデバイスを返却します。

ob> returndev --all

reusevol

用途

reusevolコマンドは、選択したボリュームを再利用する場合に使用します。Oracle Secure Backupは選択されたボリュームをロードし、そのバックアップ・イメージを削除します。

ボリュームには、テープ始端(BOT)に格納されるボリューム・ラベルがあります。ラベルはボリュームIDバーコード・タグ(存在する場合)およびボリュームに関するその他の情報で構成されます。reusevolコマンドはunlabelvolコマンドと似ていますが、reusevolは、既存のボリューム・ラベルを保持するようにOracle Secure Backupに指示する点が異なります。


関連項目:

関連コマンドについては、「ライブラリ用コマンド」を参照してください。

前提条件

reusevolコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

reusevol::=

reusevol [ --drive/-D drivename ] [ --force/-f ]
[ --obtaropt/-o obtar-option ]... se-range

意味

--drive/-D drivename

ボリュームの再ラベル付けに使用するテープ・ドライブの名前を指定します。テープ・ドライブ名を指定しない場合は、drive変数を設定する必要があります。

--force/-f

強制的にボリュームを再利用します。Oracle Secure Backupは、ボリューム・ラベルに有効期限が指定されている場合でも、その指定を無視します。--forceオプションを指定しない場合は、ボリュームが有効であればreusevolは失敗します。

--obtaropt/-o obtar-option

obtarオプションを指定します。たとえば、-Jを指定すると、デバッグ・モードが有効になり、バックアップおよびリストア記録に詳細が記述されます。obtarオプションの詳細は、「obtarのオプション」を参照してください。

se-range

再利用するボリュームが搭載されている記憶域要素の範囲を指定します。省略した場合は、現在テープ・ドライブにロードされているボリュームが再利用されます。se-rangeプレースホルダの詳細は、「se-range」を参照してください。

例2-129 ボリュームの再利用

この例では、テープ・ライブラリlib1の記憶域要素2にあるテープに関する情報を表示しています。この記憶域要素のボリュームは空ではありません。reusevolコマンドで強制的にボリュームを再利用した結果、コンテンツとボリュームIDが削除されています。ボリュームのバーコードは保持されます。サンプル出力はページに収まるようにあらかじめ折り返されています。

ob> lsvol --long --library lib1
Inventory of library lib1:
    in    mte:           vacant
    in    1:             barcode ADE202, oid 117, 47447360 kb remaining, content manages reuse
    in    2:             volume VOL000004, barcode ADE204, oid 120, 47420448 kb remaining
    in    3:             barcode ADE201, oid 116, 47462976 kb remaining
    in    4:             volume VOL000001, barcode ADE200, oid 102, 47424064 kb remaining
    in    iee1:          barcode ADE203, oid 114, 47725344 kb remaining, 
                         lastse 4
    in    iee2:          vacant
    in    iee3:          vacant
    in    dte:           vacant
ob> lsvol --barcode ADE204 --content
    VOID Seq Volume ID          Barcode     Family                Created     Attributes
     120   1 VOL000004          ADE204   04/01.09:16 never closes
        BSOID  File Sect  Level  Host             Created     Attributes
          172     1 1         0  brhost2          04/01.09:16
ob> reusevol --drive tape1 --force 2
ob> lsvol --barcode ADE204 --content
    VOID Seq Volume ID          Barcode     Family      Created     Attributes
     122                        ADE204

revhost

用途

revhostコマンドは、ホストのアイデンティティ証明書を取り消す場合に使用します。


関連項目:

  • ホストのアイデンティティ証明書を取り消す方法は、『Oracle Secure Backupインストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。

  • 関連コマンドについては、「ホスト用コマンド」を参照してください。


前提条件

revhostコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

revhost::=

revhost [ --nq ] hostname...

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

hostname

取消し対象のアイデンティティ証明書を所有するホスト名。


rmbackup

用途

rmbackupコマンドは、obtoolのキューに入れられたバックアップ・リクエストの1つ、セットまたはすべてを削除する場合に使用します。バックアップ・リクエストは、backupコマンドを--goオプション付きで実行するまで、つまり、各バックアップ・リクエストがデータセット・バックアップ・ジョブに変換され、スケジューラに転送されるときまで、obtoolでローカルに保持されます。


関連項目:

関連コマンドについては、「バックアップ用コマンド」を参照してください。

前提条件

バックアップのリクエスト時に--privilegedオプションを指定した場合は、特権ユーザーとしてのファイルシステム・バックアップ実行(perform file system backups as privileged user)権を備えている必要があります。そうでない場合は、自分によるファイルシステム・バックアップ実行(perform file system backups as self)権を備えている必要があります。

構文

rmbackup::=

rmbackup { --all/-a | backup-item... }

意味

--all/-a

キューからすべてのバックアップ・リクエストを削除します。

backup-item

backupコマンドで作成されたバックアップ・リクエストにobtoolによって割り当てられたIDを指定します。IDは小さな整数です。バックアップIDを表示するには、lsbackupコマンドを--longオプション付きで実行します。

例2-130 バックアップ・リクエストの削除

この例では、スケジューラへの配信待ち状態のバックアップ・リクエストを問い合せ、ID2のバックアップ・リクエストを削除します。

ob> lsbackup --long
1:
    Dataset:                fullbackup.ds
    Media family:           (null)
    Backup level:           full
    Priority:               100
    Privileged op:          no
    Eligible to run:        upon "backup --go"
    Job expires:            never
    Restriction:            any device
2:
    Dataset:                partialbackup.ds
    Media family:           (null)
    Backup level:           full
    Priority:               100
    Privileged op:          no
    Eligible to run:        upon "backup --go"
    Job expires:            never
    Restriction:            any device
ob> rmbackup 2
ob> lsbackup --long
1:
    Dataset:                fullbackup.ds
    Media family:           (null)
    Backup level:           full
    Priority:               100
    Privileged op:          no
    Eligible to run:        upon "backup --go"
    Job expires:            never
    Restriction:            any device

rmbw

用途

rmbwコマンドは、バックアップ・ウィンドウまたは特定の時間範囲を削除する場合に使用します。指定した範囲内のバックアップ・ウィンドウが存在しない場合、コマンドはエラーを表示します。


関連項目:

関連コマンドについては、「バックアップ・ウィンドウ用コマンド」を参照してください。

前提条件

rmbwコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

rmbw::=

rmbw [ --times/-t time-range[,time-range]... ] day-specifier[,day-specifier]...

意味

--times/-t time-range

時刻の範囲を定義します。time-rangeプレースホルダの詳細は、「time-range」を参照してください。

day-specifier

バックアップ・ウィンドウの日付の範囲を定義します。day-specifierプレースホルダの詳細は、「day-specifier」を参照してください。

例2-131 バックアップ・ウィンドウの削除

この例では、例2-1addbwコマンドによって作成されたバックアップ・ウィンドウが削除されています。

ob> rmbw --times 00:00-08:00 mon-friob> rmbw --times 20:00-24:00 mon-friob> rmbw --times 08:00-20:00 weekend

rmcheckpoint

用途

rmcheckpointコマンドは、指定されたジョブのチェックポイント情報を削除する場合に使用します。このコマンドを発行すると、指定されたジョブに対する管理ホスト上のチェックポイント・データがただちに削除されます。また、ファイラの次回バックアップの開始時または24時間以内のどちらか早いタイミングで、このファイラにあるデータがクリーンアップされます。

チェックポイントが存在しない場合は、次のエラー・メッセージが表示されます。

Error: no checkpoints matched the selection criteria.

関連項目:

関連コマンドについては、「チェックポイント用コマンド」を参照してください。

前提条件

rmcheckpointコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

rmcheckpoint::=

rmcheckpoint [ --nq ] { { --host/-h hostname[,hostname]... }... | --all/-a | 
job-id... }

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

--host/-h hostname

hostnameで指定されたクライアント・ホストを記述しているすべてのチェックポイントが削除されます。

--all/-a

管理ドメイン内のすべてのチェックポイントが削除されます。

job-id

ジョブID job-idで識別されるチェックポイントが削除されます。

例2-132 チェックポイントの削除

この例では、ジョブIDで指定されたチェックポイントとホストで指定されたチェックポイントが削除されます。

ob> rmcheckpoint 1660.3
ob> rmcheckpoint --host brhost2,brhost3

rmclass

用途

rmclassコマンドは、管理ドメインからOracle Secure Backupユーザークラスを削除する場合に使用します。


関連項目:


前提条件

rmclassコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。削除するクラスは空、つまりOracle Secure Backupユーザーが含まれない状態である必要があります。

構文

rmclass::=

rmclass [ --nq ] classname...

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

classname

削除するクラスの名前を指定します。

例2-133 クラスの削除

この例では、bkup_adminクラスの存在確認、削除および削除確認を行っています。

ob> lsclass bkup_admin
bkup_admin
ob> rmclass --nq bkup_admin
ob> lsclass bkup_admin
Error: class bkup_admin - name not found

rmdev

用途

rmdevコマンドは、管理ドメインからデバイスを削除する場合に使用します。デバイスをOracle Secure Backupで使用するために再構成するには、mkdevコマンドを実行します。


関連項目:

関連コマンドについては、「デバイス用コマンド」を参照してください。

前提条件

rmdevコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

rmdev::=

rmdev [ --nq ] [ --migrate/-m new_devicename ]
devicename...

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

--migrate/-m new_devicename

devicenameに対応する場所に関係するすべてのボリュームをnew_devicenameに対応する場所に論理的に移行します。--migrateオプションでは、同時に1つのデバイス名のみを指定することができます。

devicename

削除する、または別の場所に移動するデバイスの名前を指定します。デバイス名の命名規則については、「devicename」を参照してください。

例2-134 テープ・ドライブの削除

この例では、テープ・ドライブテープ・ライブラリから削除します。

ob> lsdev
library    lib1             in service
  drive 1  tape1            in service
library    lib2             in service
  drive 1  tape2            in service
  drive 2  tape2a           in service
ob> rmdev tape2a
Warning: removing a device to which a job is restricted will cause the job
         to become unusable.
remove device tape2a? (a, n, q, y, ?) [n]: y
ob> lsdev
library    lib1             in service
  drive 1  tape1            in service
library    lib2             in service
  drive 1  tape2            in service

rmds

用途

rmdsコマンドは、データセット・ファイルまたはデータセット・ディレクトリを削除する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「データセット用コマンド」を参照してください。

前提条件

rmdsコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

rmds::=

rmds [ --nq ] dataset-name...

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

dataset-name

mkdsまたはrendsコマンドで作成したデータセット・ディレクトリまたはデータセット・ファイルの名前を指定します。dataset-nameプレースホルダの詳細は、「dataset-name」を参照してください。

例2-135 データセットの削除

この例では、mydatasetsという名前のデータセット・ディレクトリ、およびfull_backup.dsという名前のデータセット・ファイルを削除します。

ob> lsds
Top level dataset directory:
mydatasets/
full_backup.ds
ob> rmds --nq mydatasets
ob> lsds
Top level dataset directory:
full_backup.ds
ob> rmds --nq full_backup.ds
ob> lsds
Top level dataset directory:
ob>

rmdup

用途

1つ以上の複製ポリシーを削除します。

前提条件

rmdupコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

rmdup::=

rmdup [ -nq/--noquery ] { policyname } [ policyname ]...

意味

-nq/--noquery

デフォルトでは、複製ポリシーの削除前にバックアップ管理者は確認を要求されます。--nqを使用すると、確認は要求されません。

policyname

指定した名前の複製ポリシーが削除されます。


rmdw

用途

rmdwコマンドは、複製ウィンドウを削除する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「複製ウィンドウ用コマンド」を参照してください。

前提条件

rmdwコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

rmdw::=

rmdw { --times/-t time-range[,time-range]... } 
day-specifier[,day-specifier]...

意味

--times/-t time-range

複製ウィンドウの時刻の範囲を定義します。time-rangeプレースホルダの詳細は、「time-range」を参照してください。

day-specifier

複製ウィンドウの日付の範囲を定義します。day-specifierプレースホルダの詳細は、「day-specifier」を参照してください。


rmhost

用途

rmhostコマンドは、Oracle Secure Backup管理ドメインからホストを削除する場合に使用します。ホストを削除すると、Oracle Secure Backupはホストに関連する次のような情報をすべて破棄します。

また、UNIXまたはWindowsホストを削除すると、Oracle Secure Backupはそのホストと通信し、ホストがローカルに保存している管理ドメインのメンバーシップ情報を削除するようホストに指示します。ホストへのアクセスが不可能な場合は、この通信を抑止することができます。


関連項目:

関連コマンドについては、「ホスト用コマンド」を参照してください。

前提条件

rmhostコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

rmhost::=

rmhost [ --nq ] [ --nocomm/-N ] hostname...

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

--nocomm/-N

ホスト・コンピュータとの通信を抑止します。ネットワークに接続されていないコンピュータを削除する場合は、このオプションを使用します。このオプションはネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)でのみアクセス可能なホストには適用されません。

hostname

削除するホストの名前を指定します。

例2-136 ホストの削除

この例では、brhost4がサービス中でないことを示し、brhost4を管理ドメインから削除します。

ob> lshost
brhost2          client                            (via OB)   in service
brhost3          mediaserver,client                (via OB)   in service
brhost4          client                            (via OB)   not in service
sfserver1        client                            (via OB)   in service
osbsvr1          admin,mediaserver,client          (via OB)   in service
ob> rmhost --nq --nocomm brhost4
ob> lshost
brhost2          client                            (via OB)   in service
brhost3          mediaserver,client                (via OB)   in service
sfserver1        client                            (via OB)   in service
osbsvr1          admin,mediaserver,client          (via OB)   in service

rmjob

用途

rmjobコマンドは、ジョブを削除する場合に使用します。ジョブを削除すると、そのジョブは取り消され、それ自体の存在とその下位ジョブの存在を示すレコードがすべて削除されます。ジョブを削除できるのは、ジョブが実行中でない場合にかぎります。ジョブを削除すると、ジョブのステータスは確認できなくなります。


関連項目:

関連コマンドについては、「ジョブ用コマンド」を参照してください。

前提条件

別のOracle Secure Backupユーザーのジョブを削除するには、所有者を問わないジョブの変更(modify any job, regardless of its owner)権を備えている必要があります。自身のジョブを削除するには、ユーザーが所有するジョブの変更(modify any jobs owned by user)権を備えている必要があります。

構文

rmjob::=

rmjob [ --nq ] [ --keepxcr/-k ] [ --quiet/-q | --verbose/-v ] job-id...

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

--keepxcr/-k

ジョブの記録を保存します。デフォルトではジョブの記録を削除します。

--quiet/-q

何も出力せずにジョブを削除します。

--verbose/-v

ジョブ削除に関する詳細な出力を表示します。

job-id

削除するジョブのジョブIDを指定します。

例2-137 ジョブの削除

この例では、すべてのアクティブなジョブおよび保留中のジョブを表示し、これらのジョブを削除します。

ob> lsjob
Job ID           Sched time  Contents                       State
---------------- ----------- ------------------------------ ----------------------
sbt/13           03/23.00:00 dataset fullbackup.ds          future work
ob> rmjob --nq sbt/13
Info: removing job sbt/13.
ob> lsjob
ob>

rmloc

用途

rmlocコマンドは、場所を削除する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「場所用コマンド」を参照してください。

前提条件

rmlocコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

rmloc::=

rmloc [ --nq ] locationname...

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

locationname

削除する場所を、その場所の名前を使用して指定します。


rmmf

用途

rmmfコマンドは、メディア・ファミリを削除する場合に使用します。

メディア・ファミリを削除しても、そのメディア・ファミリを使用して最初に書き込まれたテープ上のメタデータには影響がありません。


関連項目:

関連コマンドについては、「メディア・ファミリ用コマンド」を参照してください。

前提条件

rmmfコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

rmmf::=

rmmf [ --nq ] media-family-name...

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

media-family-name

削除するメディア・ファミリの名前を指定します。ただし、メディア・ファミリRMAN-DEFAULTは削除できません。

例2-138 メディア・ファミリの削除

この例では、content-man-familyおよびtime-man-familyという名前のメディア・ファミリを削除します。

ob> lsmf
RMAN-DEFAULT                              content manages reuse
content-man-family write forever          content manages reuse
full_backup      write 7 days             content manages reuse
time-man-family  write 7 days             keep 28 days
ob> rmmf --nq content-man-family time-man-family
ob> lsmf
RMAN-DEFAULT                              content manages reuse
full_backup      write 7 days             content manages reuse

rmp

用途

rmpコマンドは、ポリシーから変数の名前/値ペアを削除する場合に使用します。


関連項目:


前提条件

rmpコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

rmp::=

rmp policy-name member-name...

意味

policy-name

ポリシーまたはポリシー・クラスの名前を指定します。

member-name

ポリシーのユーザー指定名を指定します。通常は環境変数名です。

例2-139 NDMPデータ・サービスからの詳細出力の有効化

この例では、rmpコマンドを使用して、ndmp/backupevポリシーに対するVERBOSE環境変数の設定を解除します。ポリシーに対する環境変数の設定方法については、例2-2を参照してください。

ob> pwdp
/
ob> lsp ndmp/backupev
backupev                         VERBOSE        y
ob> rmp ndmp/backupev VERBOSE
ob> lsp ndmp/backupev
backupev                         (none)                      [default]

rmpiece

用途

rmpieceコマンドは、Recovery Manager(RMAN)バックアップ・ピースをテープから削除する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「バックアップ・ピース用コマンド」を参照してください。

前提条件

rmpieceコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

rmpiece::=

rmpiece [ --nq ] [ --oid/-o oid-list ]... [ piecename ]...

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

--oid/-o oid-list

Oracle Secure Backupカタログのバックアップ・ピース識別子を1つ以上指定します。oidプレースホルダの詳細は、「oid」を参照してください。

piecename

リストする対象のバックアップ・ピースの名前を指定します。バックアップ・ピースの名前は、lspiece出力のPiece nameヘッダーに示されます。

例2-140 バックアップ・ピースの削除

この例では、2つのRMANバックアップ・ピースに関する情報を表示し、その後で、これらのバックアップ・ピースを削除しています。

ob> lspiece
    POID Database   Content    Copy Created      Host             Piece name
     104 ob         full          0 03/18.16:25  osbsvr1          05gfkmq9_1_1
     105 ob         archivelog    0 03/18.16:32  osbsvr1          06gfkn8h_1_1
ob> rmpiece --oid 104,105
remove backup piece OID 104? (a, n, q, y, ?) [n]: y
remove backup piece OID 105? (a, n, q, y, ?) [n]: y
ob> lspiece
ob>

rmpni

用途

rmpniコマンドは、優先ネットワーク・インタフェース(PNI)定義を削除する場合に使用します。

Oracle Secure Backupは、IPv6をサポートするすべてのプラットフォームでInternet Protocol v4(IPv4)、Internet Protocol v6(IPv6)およびIPv4とIPv6の混合環境をサポートします。


関連項目:

関連コマンドについては、「優先ネットワーク・インタフェース用コマンド」を参照してください。

前提条件

rmpniコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文1

サーバーに対して定義されているすべてのPNIを削除する場合は、次の構文を使用します。

rmpni::=

rmpni server-hostname...

構文2

すべてのPNI定義からクライアント・ホストを削除する場合は、次の構文を使用します。

rmpni::=

rmpni [ --client/-c client-hostname[,client-hostname]... ]...

構文3

サーバー上の特定のインタフェースを使用するすべてのPNIを削除する場合は、次の構文を使用します。

rmpni::=

rmpni [ --interface/-i server-ipname[,server-ipname]... ]...

構文4

指定したサーバーに対して定義されているPNIからクライアント・ホストを削除する場合は、次の構文を使用します。

rmpni::=

rmpni [ --client/-c client-hostname[,client-hostname]... ]...
server-hostname...

意味

-client/c client-hostname[,client-hostname]...

PNIを削除するクライアント・ホストを1つ以上指定します。

--interface/-i server-ipname[,server-ipname]...

削除するインタフェースのIPアドレスまたはDNS名を指定します。

server-hostname

サーバー・コンピュータの名前を指定します。

例2-141 ホストに対するすべてのPNI定義の削除

この例では、構文1を使用して、ホストbrhost3のすべてのネットワーク・インタフェースを削除します。

ob> lspni
brhost2:
    PNI 1:
        interface:          192.0.2.1
        clients:            osbsvr1, brhost4, sfserver1
brhost3:
    PNI 1:
        interface:          192.0.2.200
        clients:            osbsvr1, brhost4, sfserver1
ob> rmpni brhost3
ob> lspni
brhost2:
    PNI 1:
        interface:          192.0.2.1
        clients:            osbsvr1, brhost3, sfserver1

例2-142 すべてのPNI定義からのクライアントの削除

この例では、構文2を使用して、クライアント・ホストsfserver1およびosbsvr1をすべてのネットワーク・インタフェース定義から削除します。

ob> lspni
brhost2:
    PNI 1:
        interface:          192.0.2.1
        clients:            osbsvr1, brhost4, sfserver1
brhost3:
    PNI 1:
        interface:          192.0.2.200
        clients:            osbsvr1, brhost4, sfserver1
ob> rmpni --client sfserver1,osbsvr1
ob> lspni
brhost2:
    PNI 1:
        interface:          192.0.2.1
        clients:            brhost4
brhost3:
    PNI 1:
        interface:          192.0.2.200
        clients:            brhost4

例2-143 指定したインタフェースを使用するすべてのPNI定義の削除

この例では、構文3を使用して、サーバー上のインタフェース192.0.2.1を使用するすべてのPNIを削除します。

ob> lspni
brhost2:
    PNI 1:
        interface:          192.0.2.1
        clients:            osbsvr1, brhost4, sfserver1
brhost3:
    PNI 1:
        interface:          192.0.2.200
        clients:            osbsvr1, brhost4, sfserver1
ob> rmpni --interface 192.0.2.1
ob> lspni
brhost3:
    PNI 1:
        interface:          192.0.2.200
        clients:            osbsvr1, brhost4, sfserver1

例2-144 PNI定義からのクライアントの削除

この例では、構文4を使用して、クライアントosbsvr1およびsfserver1をサーバーbrhost2のPNI定義から削除します。

ob> lspni
brhost2:
    PNI 1:
        interface:          192.0.2.1
        clients:            osbsvr1, brhost4, sfserver1
ob> rmpni --client osbsvr1,sfserver1 brhost2
ob> lspni
brhost2:
    PNI 1:
        interface:          192.0.2.1
        clients:            brhost4

rmrestore

用途

rmrestoreコマンドは、キューからリストア・リクエストを削除する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「リストア用コマンド」を参照してください。

前提条件

リストアを特権モードで実行するように指定している場合、またはネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)でアクセスされるホストにファイルをリストアする場合、restoreコマンドを使用するには、特権ユーザーとしてのファイルシステムのリストア実行(perform file system restores as privileged user)権を備えている必要があります。それ以外の場合は、自分によるファイルシステムのリストア実行(perform restores as self)権を備えている必要があります。

構文

rmrestore::=

rmrestore { --all /-a | restores-item... }

意味

--all

すべてのリストア・リクエストを削除します。

restores-item

削除するリストア・リクエストのアイテム番号を指定します。リストア・リクエストのアイテム番号を表示するには、lsrestoreコマンドを実行します。

例2-145 リストア・リクエストの削除

この例では、アイテム番号を指定することによってキューからリストア・リクエストを削除しています。

ob> lsrestore
Item     Restore data saved from...          To...
  #      Host        Path                    Host        Path
1        brhost2     /home/data/backup       brhost2     (original location)
ob> rmrestore 1
ob> lsrestore

rmrot

用途

ローテーション・ポリシーを削除します。

前提条件

rmdupコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

rmrot::=

rmrot
   --noquery/-nq   
    policyname [ policyname... ]

意味

--noquery/-nq

デフォルトでは、ポリシーの削除前にバックアップ管理者は確認を要求されます。--noqueryを使用すると、確認は要求されません。

policyname

削除するポリシーの名前。


rmsched

用途

rmschedコマンドは、バックアップ・スケジュールを削除する場合に使用します。バックアップ・スケジュールを表示するには、lsschedコマンドを実行します。


関連項目:

関連コマンドについては、「スケジュール用コマンド」を参照してください。

前提条件

rmschedコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

rmsched::=

rmsched [ --nq ] schedulename...

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

schedulename

削除するスケジュールの名前を指定します。

例2-146 バックアップ・スケジュールの削除

この例では、incrementalという名前のバックアップ・スケジュールを削除します。

ob> lssched
full_backup         sundays                        homedir.ds
incremental         mondays tuesdays wednesdays thursdays homedir.ds
ob> rmsched --nq incremental
ob> lsschedfull_backup         sundays                        homedir.ds

rmsection

用途

rmsectionコマンドは、バックアップ・セクションが削除されたことをOracle Secure Backupに通知する場合に使用します。Oracle Secure Backupでは、セクションをボリュームから物理的に削除せず、セクションが削除されたことをバックアップ・セクション・カタログに記録します。セクションのステータスを表示するには、lssectionコマンドを実行します。通常、rmssectionは、バックアップ・セクション・カタログを手動で更新する必要がある場合にのみ使用します。


注意:

Recovery Manager(RMAN)バックアップ・ピースを含むバックアップ・セクションを削除すると、Oracle Secure Backupは、バックアップ・ピースに関するRMANからの問合せに対して、そのピースが存在しないと応答します。


関連項目:

関連コマンドについては、「セクション用コマンド」を参照してください。

前提条件

rmsectionコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

rmsection::=

rmsection [ --nq ] [ --oid/-o oid-list ]...[ --vid/-v vid { --file/-f filenumber-list }... ]

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

--oid oid-list

oid-listで指定したオブジェクト識別子を持つバックアップ・セクションを選択します。oid-listプレースホルダの詳細は、「oid-list」を参照してください。

--vid vid

vidで指定したボリュームに含まれるバックアップ・セクションを選択します。vidプレースホルダの詳細は、「vid」を参照してください。

--file/-f filenumber-list

このリストに指定したファイル番号を持つバックアップ・セクションが選択されます。filenumber-listプレースホルダの詳細は、「filenumber-list」を参照してください。

例2-147 バックアップ・セクションの削除

この例では、RMANバックアップ・ピースを含むセクションを削除しています。バックアップ・セクション・カタログの問合せに対しては、バックアップ・セクションの属性がdeletedであることが示されています。

ob> lssection --short
   BSOID
     106
     107
ob> rmsection --nq --oid 107
ob> lssection --long
Backup section OID:    106
    Containing volume:      VOL000003
    Containing volume OID:  110
    File:                   1
    Section:                1
    Backup level:           0
    Client:                 brhost2
    Created:                2008/04/19.11:36
    Attributes:             never expires
Backup section OID:    107
    Containing volume:      RMAN-DEFAULT-000002
    Containing volume OID:  112
    File:                   1
    Section:                1
    Backup level:           0
    Client:                 osbsvr1
    Created:                2008/04/19.11:37
    Attributes:             deleted

rmsnap

用途

rmsnapコマンドは、スナップショットを削除する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「スナップショット用コマンド」を参照してください。

前提条件

rmsnapコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

rmsnap::=

rmsnap [ --host/-h hostname ] [ --fs/-f filesystem-name ]
[ --nowait/-n ] snapshot-name...

意味

--host/-h hostname

削除するスナップショットが格納されているネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)ホストの名前を指定します。ホスト名を指定しない場合は、host変数の値が使用されます。

--fs/-f filesystem-name

スナップショットに含まれるファイルシステムの名前を指定します。--fsオプションを指定しない場合は、fs変数を設定する必要があります。

--nowait/-n

スナップショットの削除操作の完了まで待機しません。

snapshot-name

削除するスナップショットの名前を指定します。

例2-148 スナップショットの削除

この例では、testという名前のスナップショットを作成し、削除します。

ob> set fs /vol/vol0
ob> mksnap --host lucy
ob> lssnap test
File system /vol/vol0:
Snapshot Of                Taken at      %Used  %Total Snapshot Name
/vol/vol0              2008/03/28.21:11     0      0   test
ob> rmsnap test
ob> lssnap test
Warning: snapshot test not found on host lucy, file system /vol/vol0.

例2-149 スナップショットの削除

この例では、ホストstorabcknfs4から3つのスナップショットを削除します。

ob> lssnap -h storabcknfs4
File system /vol/vol1:
Snapshot Of  Taken at         %Used   %Total   Snapshot Name
/vol/vol1   2010/08/18.04:00  0        0        nightly.0
/vol/vol1   2010/08/18.02:47  0        0        snapshot_for_backup.8204
/vol/vol1   2010/08/18.00:00  0        0        hourly.0
/vol/vol1   2010/08/17.20:00  0        0        hourly.1
/vol/vol1   2010/08/17.16:00  0        0        hourly.2
/vol/vol1   2010/08/17.12:00  0        0        hourly.3
/vol/vol1   2010/08/17.04:00  0        0        nightly.1
/vol/vol1   2010/08/16.04:00  0        0        weekly.0
/vol/vol1   2010/08/15.04:00  0        0        nightly.2
/vol/vol1   2010/08/14.04:00  1        0        nightly.3
/vol/vol1   2010/08/13.04:00  0        0        nightly.4
/vol/vol1   2010/08/09.04:00  9        5        weekly.1
ob> rmsnap -h storabcknfs4 -f/vol/vol1 hourly.3
ob> rmsnap -h storabcknfs4 -f/vol/vol1 nightly.4
ob> rmsnap -h storabcknfs4 -f/vol/vol1 nightly.3
ob> lssnap -h storabcknfs4
File system /vol/vol1:
Snapshot Of Taken at          %Used   %Total   Snapshot Name
/vol/vol1  2010/08/18.04:00   0       0        nightly.0
/vol/vol1  2010/08/18.02:47   0       0        snapshot_for_backup.8204
/vol/vol1  2010/08/18.00:00   0       0        hourly.0
/vol/vol1  2010/08/17.20:00   0       0        hourly.1
/vol/vol1  2010/08/17.16:00   0       0        hourly.2
/vol/vol1  2010/08/17.04:00   0       0        nightly.1
/vol/vol1  2010/08/16.04:00   0       0        weekly.0
/vol/vol1  2010/08/15.04:00   0       0        nightly.2
/vol/vol1  2010/08/09.04:00   9       5        weekly.1

rmssel

用途

rmsselコマンドは、データベース・バックアップ記憶域セレクタを削除する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「データベース・バックアップ記憶域セレクタ用コマンド」を参照してください。

前提条件

rmsselコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

rmssel::=

rmssel [ --nq ] sselname...

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

sselname

削除するデータベース・バックアップ記憶域セレクタの名前を指定します。

例2-150 データベース・バックアップ記憶域セレクタの削除

この例では、ssel_full_archという名前の記憶域セレクタを削除します。

ob> lsssel --short
ssel_full_arch
ob> rmssel ssel_full_arch
remove ssel ssel_full_arch? (a, n, q, y, ?) [n]: y
ob> lsssel
ob>

rmsum

用途

rmsumコマンドは、ジョブ・サマリー・スケジュールを削除する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「サマリー用コマンド」を参照してください。

前提条件

rmsumコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

rmsum::=

rmsum [ --nq ] summary-name...

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

summary-name

削除するジョブ・サマリー・スケジュールの名前を指定します。

例2-151 ジョブ・サマリー・スケジュールの削除

この例では、ジョブ・サマリー・スケジュールweekly_reportに関する情報を削除しています。

ob> lssum
weekly_report            Wed at 12:00
ob> rmsum --nq weekly_report
ob> lssum
ob>

rmuser

用途

rmuserコマンドは、管理ドメインからOracle Secure Backupユーザーを削除する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「ユーザー用コマンド」を参照してください。

前提条件

rmuserコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

rmuser::=

rmuser [ --nq ] username...

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

username

削除するOracle Secure Backupユーザーの名前を指定します。

例2-152 Oracle Secure Backupユーザーの削除

この例では、Oracle Secure Backupユーザーbkpadminに関する情報を表示しています。

ob> lsuser
admin            admin
bkpadmin         oracle
sbt              admin
tadmin           admin
ob> rmuser --nq bkpadmin
ob> lsuser
admin            admin
sbt              admin
tadmin           admin

rmvol

用途

rmvolコマンドは、Oracle Secure Backupカタログからボリューム・レコードを永久に削除する場合に使用します。削除を元に戻す唯一の方法は、ボリュームを再度インポートして、Oracle Secure Backupカタログが再入力されるようにすることです。


関連項目:

関連コマンドについては、「ボリューム・ローテーション用コマンド」を参照してください。

前提条件

rmvolコマンドを使用するには、カタログの変更(modify catalog)権を備えている必要があります。

構文

rmvol::=

rmvol [ --nq ] [ --force/-f ] 
{ [ --vid/-v vol-spec[,vol-spec]... ]
  [ --barcode/-b barcode_value[,barcode_value]... ]
  [ --location/-l location_name[,location_name]... ] 
}

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、ボリュームを削除する前に確認を求めるプロンプトが表示されます。この確認リクエストに対して次のいずれかで応答することができます。

  • a

    すべてのボリュームの選択についてレコードを削除する。

  • n

    レコードを削除しない。

  • q

    レコードを削除せずにコマンドを終了する。

  • y

    このボリュームについてレコードを削除する。

  • ?

    プロンプトを繰り返す。

--force/-f

デフォルトでは、期限切れのボリュームのレコードのみを削除することができます。--forceを指定すると、この制限を無視して有効なボリュームのレコードも削除します。

--vid/-v vol-spec

削除したいレコードを含んだボリュームのボリュームIDを指定します。vol-specプレースホルダの詳細は、「vol-spec」を参照してください。

--barcode/-b barcode_value

削除したいレコードを含んだボリュームのバーコードを指定します。

--location/-l location_name

削除したいレコードを含んだボリューム(1つまたは複数)の場所を指定します。指定した場所にあるすべてのボリュームのレコードが削除されます。


注意:

--vid--barcode、または--locationを指定する必要がありますが、複数のオプションを指定できます。

指定したvol-specまたはbarcodeに一致する複数のエントリがボリューム・データベースに含まれる場合、一致するボリュームのリストが表示されるので、そのリストから削除するボリュームを選択することができます。次の例では、vol-spec VOL000001についての複数の一致を示しています。

ob> rmvol -f -v VOL000001
Your vol-spec, "VOL000001", matched the following volumes:
 
   Volume ID   Barcode                           Created
 1 VOL000001   def5768a15b710295f7000423a5cbf4   
 2 VOL000001   3f2e113415b7102a59e000423a5cbf4   06/05.15:28
 
Please select the volume(s) that you wish to modify (1, 2, ..., a(ll), n(one), q(uit): 

rpyjob

用途

rpyjobコマンドは、入力または支援をリクエストするジョブに応答する場合に使用します。このタイプのジョブを表示するには、lsjobコマンドで--inputrequestを指定します。ジョブからのリクエスト内容を確認するには、catxcrコマンドを実行します。


関連項目:

関連コマンドについては、「ジョブ用コマンド」を参照してください。

前提条件

別のOracle Secure Backupユーザーのジョブのプロンプトに応答するには、所有者を問わないジョブの変更(modify any job, regardless of its owner)権を備えている必要があります。自身のジョブのプロンプトに応答するには、ユーザーが所有するジョブの変更(modify any jobs owned by user)権を備えている必要があります。

構文

rpyjob::=

rpyjob  --reply/-r text job-id...

意味

--reply/-r text

プロンプトに対する応答テキストを指定します。値に空白を含める場合は、テキストを引用符で囲みます。

job-id

応答を送信するジョブのIDを指定します。

例2-153 支援をリクエストしているジョブに関する情報の表示

この例では、lsjobを使用して支援をリクエストしているジョブを表示し、その後で、catxcrを実行してジョブadmin/7.1の記録を表示しています。

記録では、バックアップ・ジョブに使用可能なテープがテープ・ライブラリに存在しないことを示しています。catxcrの実行後に[Enter]キーを押すと、obtoolプロンプトに戻ります。

ob> lsjob --inputrequest --long
admin/7.1:
    Type:                   backup brhost2
    Level:                  full
    Family:                 (null)
    Scheduled time:         none
    State:                  running since 2008/05/09.12:38
    Priority:               100
    Privileged op:          no
    Run on host:            brhost2
    Attempts:               1

ob> catxcr --tail 12 admin/7.1
End of tape has been reached.  Please wait while I rewind and unload the tape.
The Volume ID of the next tape to be written is VOL000005.
The tape has been unloaded.
 obtar: couldn't perform auto-swap - can't find usable volume in library (OB device
 mgr)   Enter a command from the following list:
       load <n>     .. load the tape from element <n> into the drive
       unload <n>   .. unload the tape from the drive into element <n>
       help         .. display other commands to modify drive's database
       go           .. to use the tape you selected
       quit         .. to give up and abort this backup or restore
:

例2-154 支援をリクエストしているジョブに関する情報の表示

この例では、ボリュームをテープ・ライブラリに挿入してから、rpyjobを使用して2つのコマンドload 3およびgoを返しています。lsjob--inputrequestを指定してNULL応答が生成されているので、入力をリクエストするジョブが存在しないことを意味しています。

ob> insertvol --library lib2 unlabeled 3
ob> rpyjob --reply "load 3" admin/7.1
ob> rpyjob --reply "go" admin/7.1
ob> lsjob --inputrequest
ob> 

runjob

用途

runjobコマンドは、ジョブの処理方法を制御する場合に使用します。このコマンドを使用すると、ジョブを次のいずれかの方法で開始できます。

  • 即時

  • スケジューラの順序と異なる順序

  • 指定のデバイス上、またはジョブの実行の制限先となっていたデバイス上


関連項目:

関連コマンドについては、「ジョブ用コマンド」を参照してください。

前提条件

別のOracle Secure Backupユーザーに属するジョブの処理を制御するには、所有者を問わないジョブの変更(modify any job, regardless of its owner)権を備えている必要があります。自身のジョブの処理を制御するには、ユーザーが所有するジョブの変更(modify any jobs owned by user)権を備えている必要があります。

構文

runjob::=

runjob { --asap/-a | --now/-n | { --priority/-p schedule-priority } }
[ --device/-d device-name ] [ --mediamovement/-m ] [ --quiet/-q | --verbose/-v ]
job-id...

意味

--asap/-a

ジョブの優先度を1に上げ、できるだけ早く開始します。

--now/-n

ジョブを即時に開始します。ジョブを開始できない場合は、エラー・メッセージが生成されます。

--priority/-p schedule-priority

ジョブの優先度をschedule-priorityに再設定します。デフォルトの優先度は100です。schedule-priorityプレースホルダの詳細は、「schedule-priority」を参照してください。

--device/-d device-name

ジョブをdevice-nameで指定したデバイス上で実行します。ジョブ要件は無視します。

--mediamovement/-m

job-idで指定された保留中のメディア移動ジョブを有効にします。

--quiet/-q

ジョブを抑止モードで実行します。--quietは、通常stdoutに書き込むステータス・メッセージを抑止するようにobtoolに指示します。Oracle Secure Backupでは、エラー・メッセージは抑止されません。

--verbose/-v

ジョブ実行時に出力を表示します。

job-id

実行するジョブのID番号を指定します。ジョブIDを表示するには、lsjobコマンドを実行します。

例2-155 ジョブの即時実行

この例では、保留中のジョブをリストして即時に実行しています。

ob> lsjob --pending
Job ID           Sched time  Contents                       State
---------------- ----------- ------------------------------ ----------------------
sbt/23           03/22.21:00 dataset workdata.ds            future work
ob> runjob --device tape1 --now sbt/23
ob> lsjob --all sbt/23
Job ID           Sched time  Contents                       State
---------------- ----------- ------------------------------ ----------------------
sbt/23           03/22.21:00 dataset workdata.ds            completed successfully 
                                                            at 2008/03/22.18:09

set

用途

setコマンドは、現行セッションのobtool変数の値を設定または再設定する場合に使用します。


関連項目:

obtool変数の詳細リストは、付録4「obtoolの変数」を参照してください。

構文

set::=

set [ variable-name [ variable-value ] ]

意味

variable-name

設定する変数の名前を指定します。変数名を指定しない場合、setは現在設定されている変数を表示します。

variable-value

variable-nameに設定する値を指定します。

例2-156 変数の設定

この例では、errors変数をlongに設定し、エラーに説明テキストとobtoolコンポーネント名を含むようにしています。その後で、この変数をshortに再設定しています。

ob> show errors
errors         (not set)
ob> set errors long
ob> show errors
errors         long
ob> set errors short
ob> show errors
errors         short

setbw

用途

setbwコマンドは、バックアップ・ウィンドウの設定を変更する場合に使用します。このコマンドは、新しいバックアップ・ウィンドウを追加するaddbwコマンドとは対照的に、既存のバックアップ・ウィンドウを置換します。


関連項目:

関連コマンドについては、「バックアップ・ウィンドウ用コマンド」を参照してください。

前提条件

setbwコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

setbw::=

setbw { --times/-t { none | time-range[,time-range]... } } 
day-specifier[,day-specifier]...

意味

--times/-t time-range

時刻の範囲を定義します。time-rangeプレースホルダの詳細は、「time-range」を参照してください。

day-specifier

バックアップ・ウィンドウの日付の範囲を定義します。day-specifierプレースホルダの詳細は、「day-specifier」を参照してください。

例2-157 バックアップ・ウィンドウの変更

この例では、例2-1で作成されたバックアップ・ウィンドウの設定を変更しています。これらのバックアップ・ウィンドウでは、平日午前7時から午後9時まで、および週末の任意の時間のバックアップを許可します。

ob> setbw --times 00:00-07:00,21:00-24:00 mon-fri
ob> setbw --times 00:00-24:00 weekend
ob> lsbw
weekend 00:00-24:00
weekday 00:00-07:00,21:00-24:00

setdw

用途

setdwコマンドは、複製ウィンドウ(日時の範囲)を設定する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「複製ウィンドウ用コマンド」を参照してください。

前提条件

setdwコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

setdw::=

setdw { --times/-t none | time-range[,time-range]... } 
day-specifier[,day-specifier]...

意味

--times/-t time-range

複製ウィンドウの時刻の範囲を定義します。time-rangeプレースホルダの詳細は、「time-range」を参照してください。

day-specifier

複製ウィンドウの日付の範囲を定義します。day-specifierプレースホルダの詳細は、「day-specifier」を参照してください。


setp

用途

setpコマンドは、ポリシーの値を設定する場合に使用します。なお、値をリセットする場合は、resetpコマンドを使用できます。

ポリシー・データは、/をルートとするディレクトリ・ツリーとして表示されます。ツリーをナビゲートするにはcdpを使用し、データを表示するにはlspおよびpwdpを使用します。


関連項目:


setpコマンドを使用してWindows上でNDMPデーモンのポート番号を設定する場合は、ポート番号の指定以外にも、Windowsサービス・ファイルにエントリを追加する必要があります。Windowsサービス・ファイルはservicesと呼ばれ、C:\WINDOWS\system32\drivers\etcディレクトリにあります。例2-160は、Windows上でNDMPデーモンのポート番号を設定する方法を説明しています。

前提条件

setpコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

setp::=

setp policy-name policy-value

意味

policy-name

ポリシーまたはポリシー・クラスの名前を指定します。

policy-value

ポリシー・タイプに応じたポリシー値を指定します。

例2-158 ポリシーの値の設定

この例では、Webサーバーのパスワードをpandoraに設定し、Webサーバーを自動で起動するように構成します。その後で、ネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)ホストのパスワードをmehitibelに設定します。

ob> pwdp
/
ob> lsp daemons/webpass
webpass                          (set)
ob> setp daemons/webpass pandora
ob> lsp --nodefault daemons/webauto
webautostart                     no
ob> setp daemons/webauto yes
ob> lsp --nodefault ndmp/password
password                         (not set)
ob> setp ndmp/password mehitibel

例2-159 ファイルシステムのバックアップ時にマウント・ポイントを横断するポリシーの設定

この例では、backupoptionsを設定して、ファイルシステムのバックアップ時にobtarがすべてのマウント・ポイントを横断するようにしています。デフォルトでは、マウント・ポイントを横断しません。

ob> lsp operations/backupoptions
backupoptions                    (none)                      [default]
ob> setp operations/backupoptions -Xcrossmp

例2-160 NDMPデーモンのポート番号の設定

この例では、Windows上でNDMPデーモンのポート番号を9000に設定しています。Windows上でポート番号を設定する手順は次のとおりです。

  1. setpコマンドを使用して、NDMPデーモンのポート番号を設定します。

  2. Windowsサービス・ファイルを編集して、ポート番号のエントリを追加します。

  3. observicedデーモンを再起動します。

setpコマンドを使用してポート番号を設定する手順:

ob> setp ndmp/port 9000
ob> lsp -l ndmp/port
port                        9000
    Default port number via which to connect to an NDMP server

Windowsサービス・ファイルにポート番号のエントリを追加するには、C:\WINDOWS\system32\drivers\etc\servicesファイルを編集して、次のエントリを追加します。

ndmp                     9000/tcp

ポート番号を変更したら、次のコマンドを使用してobservicedデーモンを再起動する必要があります。

net stop observiced
net start observiced

show

用途

showコマンドは、1つ以上の変数の値を表示する場合に使用します。


関連項目:

obtool変数の詳細リストは、付録4「obtoolの変数」を参照してください。

構文

show::=

show [ variable-name ]...

意味

variable-name

値を表示する変数の名前を指定します。変数名を指定しない場合、showは現在設定されているすべての変数を表示します。

例2-161 変数の値の表示

この例では、drive変数を設定し、driveおよびhost変数を表示しています。

ob> show
browsemode     catalog
escape         &
host           osbsvr1
viewmode       inclusive
ob> set drive tape1
ob> show drive host
drive          tape1
host           osbsvr1

unlabelvol

用途

unlabelvolコマンドは、選択したボリュームをロードし、そのボリュームからOracle Secure Backupボリューム・ラベルおよびバックアップ・データを物理的に削除する場合に使用します。

ボリュームには、テープ始端(BOT)に格納されるボリューム・ラベルがあります。ラベルはボリュームIDバーコード(存在する場合)およびボリュームに関するその他の情報で構成されます。通常、unlabelvolコマンドは、バックアップのすべてのトレース、およびバックアップに関連付けられたボリューム・ラベルを、有効なテープおよびOracle Secure Backupカタログから削除する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「ライブラリ用コマンド」を参照してください。

前提条件

unlabelvolコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

unlabelvol::=

unlabelvol [ --drive/-D drivename ] [ --force/-f ] 
[ --obtaropt/-o obtar-option ]... [ se-range ]

意味

--drive/-D drivename

ボリュームのラベル付け解除に使用するテープ・ドライブの名前を指定します。テープ・ドライブ名を指定しない場合は、drive変数を設定する必要があります。

--force/-f

ボリュームの有効期限ポリシーを強制的に無視します。--forceオプションを使用しない場合は、ボリュームが有効期限ポリシーに従って有効であればunlabelvolは失敗します。

se-range

ラベル付けを解除するボリュームが搭載されている記憶域要素の範囲を指定します。このオプションを省略した場合は、現在テープ・ドライブにロードされているボリュームのラベル付けが解除されます。se-rangeプレースホルダの詳細は、「se-range」を参照してください。

例2-162 ボリュームのラベル付け解除

この例では、テープ・ライブラリlib1の記憶域要素1にあるボリュームのラベル付けを解除します。

ob> lsvol --library lib1 --long
Inventory of library lib1:
    in    mte:           vacant
    in    1:             volume VOL000002, barcode ADE201, oid 110, 16962752 kb remaining
    in    2:             vacant
    in    3:             volume RMAN-DEFAULT-000002, barcode ADE202, oid 112, 17017984 remaining, 
                         content manages reuse
    in    4:             vacant
    in    iee1:          vacant
    in    iee2:          vacant
    in    iee3:          vacant
    in    dte:           vacant
ob> unlabelvol --force --drive tape1 1
ob> lsvol --library lib1 --long
Inventory of library lib1:
    in    mte:           vacant
    in    1:             unlabeled
    in    2:             vacant
    in    3:             volume RMAN-DEFAULT-000002, barcode ADE202, oid 112, 17017984 remaining, 
                         content manages reuse
    in    4:             vacant
    in    iee1:          vacant
    in    iee2:          vacant
    in    iee3:          vacant
    in    dte:           vacant

unloadvol

用途

unloadvolコマンドは、テープ・ドライブからボリュームをアンロードする場合に使用します。アンロード操作を行うと、テープをストレージ・スロットに移動する前に巻き戻します。


関連項目:

関連コマンドについては、「ライブラリ用コマンド」を参照してください。

前提条件

unloadvolコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

unloadvol::=

unloadvol [ --drive/-D drivename ] [ element-spec ]

意味

--drive/-D drivename

アンロードするテープ・ドライブの名前を指定します。テープ・ドライブ名を指定しない場合は、drive変数を設定する必要があります。

element-spec

ボリュームのアンロード先となる記憶域要素を指定します。element-specプレースホルダの詳細は、「element-spec」を参照してください。

vacantを指定すると、Oracle Secure Backupは空いている任意の記憶域要素にボリュームをアンロードします。element-specを省略した場合は、ボリュームのロード元の記憶域要素が使用されます(特定できる場合)。ボリュームのロード元の記憶域要素は、lsvolを実行すると、dteの文字列lastseの後に表示されます。

例2-163 テープ・ドライブからのボリュームのアンロード

この例では、ボリュームをテープ・ドライブtape1からアンロードし、ボリュームのロード元の記憶域要素に挿入します。dte出力のテキストlastse 3は、ボリュームのロード元記憶域要素が要素3であることを示しています。サンプル出力はページに収まるようにあらかじめ折り返されています。

ob> lsvol --library lib1 --long
Inventory of library lib1:
    in    mte:           vacant
    in    1:             volume VOL000002, barcode ADE204, oid 110, 47670368 kb remaining
    in    2:             volume VOL000001, barcode ADE201, oid 102, 48319392 kb remaining
    in    3:             vacant
    in    4:             vacant
    in    iee1:          barcode ADE203, oid 114, 47725344 kb remaining, lastse 4
    in    iee2:          vacant
    in    iee3:          vacant
    in    dte:           volume RMAN-DEFAULT-000002, barcode ADE202, oid 112, 47725600 kb 
                         remaining, content manages reuse, lastse 3
ob> unloadvol --drive tape1
ob> lsvol --library lib1 --long
Inventory of library lib1:
    in    mte:           vacant
    in    1:             volume VOL000002, barcode ADE204, oid 110, 47670368 kb remaining
    in    2:             volume VOL000001, barcode ADE201, oid 102, 48319392 kb remaining
    in    3:             volume RMAN-DEFAULT-000002, barcode ADE202, oid 112, 47725600 kb 
                         remaining, content manages reuse
    in    4:             vacant
    in    iee1:          barcode ADE203, oid 114, 47725344 kb remaining, lastse 4
    in    iee2:          vacant
    in    iee3:          vacant
    in    dte:           vacant

unmountdev

用途

unmountdevコマンドは、テープ・ボリュームを手動でアンマウントする場合に使用します。テープをアンマウントすると、Oracle Secure Backupによる読取りおよび書込みはできなくなります。アンマウントしたテープをマウントするには、mountdevコマンドを使用します。

unmountdevコマンドは、テープ・ドライブが推奨されるデフォルト構成設定であるautomountに設定されていない場合に特に有効です。特殊な状況下においてunmountdevおよびmountdevコマンドを使用すると、テープ・ドライブをより詳細に制御できます。


関連項目:

関連コマンドについては、「デバイス用コマンド」を参照してください。

前提条件

unmountdevコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

unmountdev::=

unmountdev [ --unload/-u | --norewind/-R ] devicename...

意味

--unload/-u

ボリュームをテープ・ドライブからアンロードします。

--norewind/-R

Oracle Secure Backupがテープへの書込みを終了しても巻戻しを行わないことを指定します。

devicename

ボリュームをアンマウントするデバイスを指定します。デバイス名の命名規則については、「devicename」を参照してください。

例2-164 テープ・ボリュームのアンマウント

この例では、tape1という名前の自動マウントされたテープ・ドライブをアンマウントします。

ob> lsdev --long tape1
tape1:
    Device type:            tape
    Model:                  [none]
    Serial number:          [none]
    In service:             yes
    Library:                lib1
    DTE:                    1
    Automount:              yes
    Error rate:             8
    Query frequency:        3145679KB (-1073791796 bytes) (from driver)
    Debug mode:             no
    Blocking factor:        (default)
    Max blocking factor:    (default)
    Current tape:           1
    Use list:               all
    Drive usage:            14 seconds
    Cleaning required:      no
    UUID:                   b7c3a1a8-74d0-1027-aac5-000cf1d9be50
    Attachment 1:
        Host:               brhost3
        Raw device:         /dev/obt0
ob> unmountdev --norewind tape1
ob> lsdev --mount tape1
drive      tape1            in service           unmounted                                                                                 

unresdev

用途

unresdevコマンドは、resdevコマンドですでに予約したデバイスの予約を解除する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「デバイス用コマンド」を参照してください。

前提条件

unmountdevコマンドを実行するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

unresdev::=

unresdev { --all/-a | devicename... }

意味

--all/-a

現行のOracle Secure Backupユーザーが予約しているすべてのデバイスの予約を解除します。

devicename

予約を解除するデバイスの名前を指定します。デバイス名の命名規則については、「devicename」を参照してください。

例2-165 デバイスの予約解除

この例では、テープ・ドライブ tape1を予約解除しています。

ob> lsdev --reserved
  drive 1  tape1            in service
ob> unresdev tape1
ob> lsdev --reserved
ob>

unrmsection

用途

unrmsectionコマンドは、rmsectionコマンドの実行結果を元に戻す場合に使用します。このコマンドはバックアップ・セクション・レコードの削除済フラグ(lssectionコマンドを実行すると確認可能)をリセットします。

選択したバックアップ・セクションを含むボリュームにあるすべてのバックアップ・セクションが削除された後に、このボリュームの再利用またはラベル付け解除が実行されていると、unrmsectionコマンドは失敗します。


関連項目:

関連コマンドについては、「セクション用コマンド」を参照してください。

前提条件

unrmsectionコマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。

構文

構文

unrmsection::=

unrmsection [ --nq ] [ --oid/-o oid-list ]...[ --vid/-v vid { --file/-f filenumber-list }... ]

意味

--nq

確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。

--oid oid-list

oid-listで指定したオブジェクト識別子を持つバックアップ・セクションを選択します。oid-listプレースホルダの詳細は、「oid-list」を参照してください。

--vid vid

vidで指定したボリュームに含まれるバックアップ・セクションを選択します。

--file/-f filenumber-list

このリストに指定したファイル番号を持つバックアップ・セクションが選択されます。filenumber-listプレースホルダの詳細は、「filenumber-list」を参照してください。

例2-166 バックアップ・セクションの削除を元に戻す

この例では、属性deletedを持つ2つのバックアップ・セクションの削除を取り消します。

ob> lssection
   BSOID  Volume           File Sect  Level  Client           Created     Attributes
     100  VOL000001           1 1         0  brhost2          03/24.09:52 never expires
     105  RMAN-DEFAULT-000002    1 1         0  osbsvr1          03/24.10:13 deleted
     106  VOL000002           1 1         0  brhost2          03/24.10:13 never expires
     107  VOL000003           1 1         0  brhost2          03/24.10:13 never expires
     108  RMAN-DEFAULT-000002    2 1         0  osbsvr1          03/24.10:14 deleted
     109  VOL000003           2 1         0  brhost2          03/24.11:27 never expires
     110  VOL000003           3 1         0  brhost2          03/24.11:27 never expires
ob> unrmsection --nq --oid 105,108
ob> lssection
   BSOID  Volume           File Sect  Level  Client           Created     Attributes
     100  VOL000001           1 1         0  brhost2          03/24.09:52 never expires
     105  RMAN-DEFAULT-000002    1 1         0  osbsvr1          03/24.10:13 content manages reuse
     106  VOL000002           1 1         0  brhost2          03/24.10:13 never expires
     107  VOL000003           1 1         0  brhost2          03/24.10:13 never expires
     108  RMAN-DEFAULT-000002    2 1         0  osbsvr1          03/24.10:14 content manages reuse
     109  VOL000003           2 1         0  brhost2          03/24.11:27 never expires
     110  VOL000003           3 1         0  brhost2          03/24.11:27 never expires

unset

用途

unsetコマンドは、変数を設定解除する場合に使用します。


関連項目:

obtool変数の詳細リストは、付録4「obtoolの変数」を参照してください。

構文

unset::=

unset variable-name...

意味

variable-name

設定解除する変数の名前を指定します。

例2-167 変数の設定解除

この例では、drive変数を設定解除します。

ob> show drive
drive          tape1
ob> unset drive
ob> show drive
drive          (not set)

updatehost

用途

updatehostコマンドは、管理ドメインにホストを追加するようにOracle Secure Backupに指示する場合に使用します。通常、このコマンドは、最初にホストをオフラインの状態で構成した場合に使用します。

mkhostまたはchhostコマンドをホストに対して実行すると、Oracle Secure Backupは新しい状態を通知するためにそのホストとメッセージを交換します。ホストとの通信が不可能なときに、mkhostまたはchhost--nocommオプション付きで実行すると、ホストには古い構成情報が残ります。ホストとの通信が可能になった時点でupdatehostコマンドを使用し、管理サーバーとホスト間でOracle Secure Backupの構成情報を同期化します。


関連項目:

関連コマンドについては、「ホスト用コマンド」を参照してください。

前提条件

updatehostコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

updatehost::=

updatehost [ --force/-f ] [--recertify/-r] hostname...

意味

--force/-f

更新を強制します。サブジェクト・ホストに保存されている内部名(UUID)と、管理サーバーに保存されているサブジェクトの内部名が一致しない場合、通常updatehostコマンドは失敗します。サブジェクト・ホストが別のドメインからこの管理ドメインに再割り当てされる場合にこのような状況が発生します。--forceは、このような状況に関係なくサブジェクト・ホストを更新する場合に使用します。

--recertify/-r

以前に証明書を取り消されたクライアント・ホストを再認証し、クライアントのリストア・カタログ・データを破棄することなく、Oracle Secure Backupの管理ドメインに復帰させます。obcm decertifyコマンドを使用するか、Oracle Secure Backupを再インストールしたことで、ホストの証明書が取り消されている可能性があります。

クライアントを削除してから追加すると、カタログ・リストア・データは処理中に破棄される場合があります。


注意:

recertifyオプションを使用できるのは、Oracle Secure Backup 10.3.0.2.0以降のみです。

hostname

更新するホストの名前を指定します。このコマンドはOracle Secure Backupプロトコルでアクセスされるホストに対してのみ有効です。NDMPホストはOracle Secure Backupの状態データを保持しないため、この機能は無効です。

例2-168 ホストの更新

この例では、mkhostで追加した時点ではオフラインであったホストを更新します。

ob> lshost
brhost2          client                            (via OB)   in service
brhost3          mediaserver,client                (via OB)   in service
sfserver1        client                            (via OB)   not in service
osbsvr1          admin,mediaserver,client          (via OB)   in service
ob> updatehost sfserver1
ob> pinghost sfserver1
sfserver1:               Oracle Secure Backup and NDMP services are available

例2-169 ホストの再認証

この例では、以前にobcm decertifyコマンドを使用して証明書を取り消したホストbrhost46を再認証し、Oracle Secure Backupの管理ドメインに復帰させています。管理サーバー上でobtoolユーティリティを使用して、コマンドを実行します。

ob> updatehost --recertify brhost46
 Info: waiting for host to update certification status...
 Info: waiting for host to update certification status...
ob> pinghost brhost46
 stadc46: Oracle Secure Backup and NDMP services are available 

vault

用途

vaultコマンドは、1回かぎりのオンデマンド・ボールティング・スキャンを実行する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「ボリューム・ローテーション用コマンド」を参照してください。

構文

vault::=

vault
[ --select/-S select_criterion[, select_criterion]...
[ --quiet/-q ]
[ --at/-a date-time ]
[ --priority/-p schedule-priority ]
[ --restrict/-r restriction[,restriction]... ]
[ --expires/-x duration ] ]...

意味

--select/-S select_criterion

ボールティング・スキャンを1つまたは複数のメディア・ファミリに制限します。

--quiet/-q

ボールティング・スキャン・ジョブがスケジューラにディスパッチされたとき、ジョブIDまたはステータス情報が表示されないように指定します。

--at/-a date-time

ボールティング・スキャンを実行する日付と時刻を指定します。日付と時刻を指定しない場合、ボールティング・スキャンが即時に実行されます。

date-timeプレースホルダの詳細は、「date-time」を参照してください。

--priority/-p schedule-priority

ボールティング・スキャンにスケジュールの優先度を割り当てます。

schedule-priorityプレースホルダの詳細は、「schedule-priority」を参照してください。

--restrict/-r restriction

ボールティング・スキャン中にスキャンする場所を指定します。場所がACSLSライブラリに対応している場合は、メディアの取出しに使用されるカートリッジのアクセス・ポイントもこのオプションで指定します。制限は、次のどの書式でも指定できます。

  • location

  • location@capname

  • @capname

--expires/-x duration

有効期間を指定します。このオプションを指定すると、トリガーの時間からdurationが経過するまでに処理されていないボールティング・スキャンは期限切れになります。

durationプレースホルダの詳細は、「duration」を参照してください。


vfylibs

用途

vfylibsコマンドは、1つまたは複数のライブラリおよびドライブの構成をチェックする場合に使用します。チェックするライブラリを指定すると、vfylibsは、これらのライブラリ内のすべてのテープ・ドライブについて定義されたすべてのライブラリとドライブIDのリストと照合しながら、指定した各ライブラリの各テープ・ドライブのドライブIDをチェックします。

前提条件

ドライブは、vfylibsコマンドを実行するときに開いて使用することができますが、アクティブなロボット・プロセスがライブラリに関連付けられている場合vfylibsは失敗します。

vfylibsコマンドは、ACSLSライブラリではサポートされていません。

使用方法

vfylibsは、指定した各ライブラリごとに次の構成チェックを行います。

  1. DVCIDビットをセットしたRead Element Statusコマンドにより、ライブラリ内の各テープ・ドライブのデバイスID(DVCID)を取得します。


    注意:

    一部のライブラリ(特に古いモデル)では、DVCIDビットはサポートされていません。このタイプのライブラリが検出されると、vfylibsコマンドの精度は低下します。

  2. ライブラリ内の各テープ・ドライブのドライブ・オブジェクトをフェッチします。

  3. このドライブ・オブジェクトを使用して指定した各アタッチ・ポイントごとにドライブが開かれます。

  4. SCSI Inquiryコマンドを使用してドライブ用のIDを構築します。

  5. 構築したIDと、テープ・ドライブの要素ステータスとともに返されたIDとを比較します。

vfylibsコマンドは、次の構成エラーについてチェックし、レポートします。

  • ライブラリとテープ・ドライブの番号に対応するドライブ・オブジェクトがない。

  • ライブラリとテープ・ドライブに対応するドライブ・オブジェクトが使用されていない。

  • ライブラリとテープ・ドライブに対応するドライブ・オブジェクトにアタッチ・ポイントがない。

  • アタッチ・ポイントのホストを解決できなかった(ホスト・オブジェクトが見つからない)。

  • アタッチ・ポイントのホストが稼働していない。

  • アタッチ・ポイントを通じて取得したIDがライブラリによってレポートされたIDと一致しない。


注意:

vfylibsがIDの不一致を検出した場合、ドライブのIDも検索し、不正なIDが他の特定のライブラリ内のテープ・ドライブのIDと一致しているかどうかを確認します。


関連項目:

関連コマンドについては、「デバイス用コマンド」を参照してください。

構文

vfylibs::=

vfylibs library_name [ [library_name]... | --all/-a ] [ --verbose/-v ]

意味

library_name

構成をチェックしたいライブラリの名前を指定します。複数のライブラリ名を指定することができます。まったく名前を指定しない場合(これは--allの指定と同じになります)、構成内のすべてのライブラリの検証がリクエストされます。

--verbose/-v

デバイスのシリアル番号を表示します。たとえば、IBM ULTRIUM-DT2ドライブのシリアル番号が1110229581の場合、vfylibsは次のように表示します。

IBM      ULTRIUM-TD2      1110229581

例2-170 テープ・ライブラリの構成チェック

この例では、vfylibsコマンドが正常に実行され、IDは次のように一致します。

ob> pingd l2
Info: library    l2               accessible.
Error: drive l2_t1 is in use by obt on host bkpservr04, process 5487.
Error: drive l2_t2 is in use by obt on host bkpservr04, process 5513.
 
ob> vfylib -v l2
 
collecting dte info...
   lib l2 ...
      dte 1:  l2_t1  (IBM      ULTRIUM-TD2      1110229581)
      dte 2:  l2_t2  (IBM      ULTRIUM-TD2      1110229610)
 
verifying dte definitions against drive objects...
   lib l2 ...
      dte 1  l2_t1  (IBM      ULTRIUM-TD2      1110229581) ...
         att bkpservr04:/dev/sg3 ...
            id matches
      dte 2  l2_t2  (IBM      ULTRIUM-TD2      1110229610) ...
         att bkpservr04:/dev/sg4 ...
            id matches
0 errors found

例2-171ロボット・プロセスがアクティブ時のvftlibsの実行

この例では、アクティブなロボット・プロセスがライブラリに関連付けられているため、vfylibsコマンドはエラーを返しています。

ob> pingd l2
Error: library l2 is in use by obt on host bkpservr04, process 5487.
Error: drive l2_t1 is in use by obt on host bkpservr04, process 5487.
Error: drive l2_t2 is in use by obt on host bkpservr04, process 5513.
ob> vfylib -v
 
collecting dte info...
Error: library l2 is in use by obt on host bkpservr04, process 5487.
0 errors found

例2-172 IDが一致しないときのvfylibsの実行

この例では、vfylibsコマンドは正常に実行されていますが、IDは次のように一致しません。

ob> vfylib l1 -v
 
collecting dte info...
   lib l1 ...
      dte 1  [not determined] ...
      getting DVCID: bad id type in DVCID
Error: the following requested library name(s) were not found:
   l1
1 error found