Oracle RAC ソフトウェアのインストール

このセクションには、次の情報が含まれます。

• 「共有ファイルシステムへのバイナリファイルと構成ファイルのインストール」

• 「Oracle 10g、11g、または 12c Oracle Clusterware のネットワークデフォルトのオーバーライド」

• 「 Oracle Solaris Cluster ノードのサブセットへの Oracle Clusterware のインストール」

• 「次のステップ」

Oracle RAC の詳細なインストール手順については、Oracle のドキュメントを参照してください。

共有ファイルシステムへのバイナリファイルと構成ファイルのインストール

Oracle インストールの保守を簡略化するには、Oracle バイナリファイルと Oracle 構成ファイルを共有ファイルシステム上にインストールします。次の共有ファイルシステムがサポートされます。

• The Sun QFS 共有ファイルシステム

• PxFS ベースのクラスタファイルシステム

• Oracle ACFS ファイルシステム

• 認定済み NAS デバイス上のファイルシステム

Oracle バイナリファイルおよび Oracle 構成ファイルを共有ファイルシステム上にインストールする場合は、Oracle インストールツールからファイルシステムへの絶対パスの入力を求められたとき、そのパスを指定します。ターゲットが共有ファイルシステムであるようなシンボリックリンクは使用しないでください。

Oracle バイナリファイルおよび構成ファイルをローカルファイルシステム上にインストールするには、Oracle Database のドキュメントで説明されている通常の手順にしたがいます。

Oracle 10g、11g、または 12c Oracle Clusterware のネットワークデフォルトのオーバーライド

デフォルトでは、Oracle 10g、11g、または 12c Universal Installer のネットワークインタフェースパネルには、すべてのインタフェースがプライベートとして表示されます。Oracle Solaris Cluster ソフトウェアで使用するために Oracle 10g、11g、または 12c RAC をインストールしている場合は、これらのデフォルトを次のようにオーバーライドします。

• clprivnet0 が唯一のプライベートインタフェースになるようにします。

• パブリックネットワークインタフェースを public に設定します。

• ほかのすべてのインタフェースが使用されないようにします。これらのインタフェースは、クラスタインターコネクトの基盤となるネットワークインタフェースを表します。

Oracle Solaris Cluster ノードのサブセットへの Oracle Clusterware のインストール

デフォルトでは、Oracle インストーラは、クラスタ内のすべてのノードに Oracle Clusterware をインストールします。Oracle Solaris Cluster ノードのサブセットに Oracle Clusterware をインストールするための手順は、Oracle MetaLink Web サイトに記載されています。Oracle MetaLink ノート 280589.1『1 つ以上のノードが CRS を実行するように構成されていないクラスタに Oracle 10g CRS をインストールする方法』を参照してください。

次のステップ

次の手順は、Oracle バイナリファイルおよび Oracle 構成ファイルの場所によって異なります。次の表を参照してください。