4 サポートされているゲスト・オペレーティング・システム

4.1 Oracle VM Server for x86でサポートされるゲスト・オペレーティング・システム
4.2 Oracle VM Server for SPARCでサポートされるゲスト・オペレーティング・システム

作成するゲスト仮想マシンは、この項で示すサポート構成のいずれかである必要があります。サポートされているオペレーティング・システムは、x86ベースのサーバー・プールで作成された仮想マシンとSPARCベースのサーバー・プールで作成された仮想マシンでは異なります。

4.1 Oracle VM Server for x86でサポートされるゲスト・オペレーティング・システム

Oracle VM Server for x86ベースのサーバー・プールで作成するゲスト仮想マシンは、サポートされている次の構成のいずれかである必要があります。

表1 64ビットCPUハードウェア仮想化でサポートされているゲスト・オペレーティング・システム(LinuxおよびSolaris)

ゲスト・オペレーティング・システム

ハードウェア仮想化(32ビット)

PVドライバを使用したハードウェア仮想化(32ビット)

ハードウェア仮想化(64ビット)

PVドライバを使用したハードウェア仮想化(64ビット)

Oracle Linuxリリース7.x

N/A

N/A

Oracle Linuxリリース6.x

Oracle Linuxリリース5.x

Oracle Linuxリリース4.x

Oracle Solaris 11 [a]

N/A

N/A

N/A

Oracle Solaris 10 [a]

N/A

N/A

Red Hat Enterprise Linux 7.x

N/A

N/A

Red Hat Enterprise Linux 6.x

Red Hat Enterprise Linux 5.x

Red Hat Enterprise Linux 4.x

CentOS 6.x

CentOS 5.x

CentOS 4.x

SUSE Linux Enterprise Server 11.x [b]

不可

不可

[a] Oracle Solarisは、Solaris 10 10/09からさポートされるようになりました。Solaris 10またはSolaris 11 OSはハードウェア仮想マシン(HVM)として動作し、これには、基礎となるハードウェア・プラットフォームでHVMサポート(Intel VTまたはAMD-V)が必要です。デフォルトのSolaris 10またはSolaris 11 OSには、OSの一部として必須の準仮想化(PV)ドライバがすでにインストールされています。Oracle Solaris 10では、x86 32ビットと64ビットのアーキテクチャがサポートされています。OSの起動時に、ハイパーバイザまたは基礎となるハードウェアを調べて、32ビット・モードまたは64ビット・モードが選択されます。Oracle Solaris 11では、x86 64ビットのアーキテクチャのみをサポートします。

[b] SLES 11のカーネル・バージョンの最小要件は、3.0.31-0.9です。

SLES 11でPVHVMゲストを起動するには、次の手順が必要です。

  • オペレーティング・システムをインストールして、カーネル・バージョンを3.0.31-0.9にアップグレードします。

  • 仮想マシンを停止します。

  • Oracle VM Managerで、仮想マシンのドメイン・タイプを編集して、Xen PVMに設定します。

  • 仮想マシンを再起動します。

第8.3.25項「(x86のみ) SUSE Linux Enterprise Serverゲストでネットコンソールが動作しない」も参照してください。


注意

Oracleソフトウェア要件の詳細は、My Oracle Supportのドキュメント464754.1 (https://support.oracle.com/oip/faces/secure/km/DocumentDisplay.jspx?id=464754.1)のOracle VMの認証ソフトウェアを参照してください。

また、Oracle VM、Oracle LinuxおよびOracle Solarisでのサポート予定については、Oracle VMのリソース・ページ(http://www.oracle.com/us/technologies/virtualization/oraclevm/resources/index.html)を参照してください。

表2 64ビットCPU準仮想化でサポートされているゲスト・オペレーティング・システム

ゲスト・オペレーティング・システム

準仮想化(32ビット)

準仮想化(64ビット)

Oracle Linuxリリース7.x

不可

不可

Oracle Linuxリリース6.x

Oracle Linuxリリース5.x

Oracle Linuxリリース4.x

Red Hat Enterprise Linux 7.x

不可

不可

Red Hat Enterprise Linux 6.x

Red Hat Enterprise Linux 5.x

Red Hat Enterprise Linux 4.x

CentOS 6.x

CentOS 5.x

CentOS 4.x

SUSE Linux Enterprise Server 11.x

不可


表3 Microsoft Windowsでサポートされるゲスト・オペレーティング・システム

Oracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsがインストールされているゲスト・オペレーティング・システム

64ビット

32ビット

Microsoft Windows Server 2012 R2

N/A

Microsoft Windows Server 2012

N/A

Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1

N/A

Microsoft Windows Server 2008 SP2

Microsoft Windows Server 2003 R2 SP2

Microsoft Windows 8.1

Microsoft Windows 8

Microsoft Windows 7 SP1

Microsoft Windows Vista SP2


表4 Oracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsでサポートされるリリース

Oracle VMリリース

Oracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsリリース3.0.1

Oracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsリリース3.2.2

Oracle VM 3.0

不可

Oracle VM 3.1

不可

Oracle VM 3.2

Oracle VM 3.3

不可


4.2 Oracle VM Server for SPARCでサポートされるゲスト・オペレーティング・システム

Oracle VM Server for SPARCベースのサーバー・プールで作成するゲスト仮想マシンは、サポートされている次の構成のいずれかである必要があります。

  • Oracle Solaris 11

  • Oracle Solaris 10 8/11以上

これらのサポートされているゲスト・オペレーティング・システムで必要な特定のパッチについては、Oracle VM Server for SPARC 3.0リリース・ノートを参照してください。

http://docs.oracle.com/cd/E37707_01/html/E29668/gentextid-298.html#ldomsrequiredsoftwarepatches