作成するゲスト仮想マシンは、この項で示すサポート構成のいずれかである必要があります。サポートされているオペレーティング・システムは、x86ベースのサーバー・プールで作成された仮想マシンとSPARCベースのサーバー・プールで作成された仮想マシンでは異なります。
Oracle VM Server for x86ベースのサーバー・プールで作成するゲスト仮想マシンは、サポートされている次の構成のいずれかである必要があります。
表1 64ビットCPUハードウェア仮想化でサポートされているゲスト・オペレーティング・システム(LinuxおよびSolaris)
ゲスト・オペレーティング・システム | ハードウェア仮想化(32ビット) | PVドライバを使用したハードウェア仮想化(32ビット) | ハードウェア仮想化(64ビット) | PVドライバを使用したハードウェア仮想化(64ビット) |
---|---|---|---|---|
Oracle Linuxリリース7.x | N/A | N/A | 可 | 可 |
Oracle Linuxリリース6.x | 可 | 可 | 可 | 可 |
Oracle Linuxリリース5.x | 可 | 可 | 可 | 可 |
Oracle Linuxリリース4.x | 可 | 可 | 可 | 可 |
Oracle Solaris 11 [a] | N/A | N/A | N/A | 可 |
Oracle Solaris 10 [a] | N/A | 可 | N/A | 可 |
Red Hat Enterprise Linux 7.x | N/A | N/A | 可 | 可 |
Red Hat Enterprise Linux 6.x | 可 | 可 | 可 | 可 |
Red Hat Enterprise Linux 5.x | 可 | 可 | 可 | 可 |
Red Hat Enterprise Linux 4.x | 可 | 可 | 可 | 可 |
CentOS 6.x | 可 | 可 | 可 | 可 |
CentOS 5.x | 可 | 可 | 可 | 可 |
CentOS 4.x | 可 | 可 | 可 | 可 |
SUSE Linux Enterprise Server 11.x [b] | 不可 | 不可 | 可 | 可 |
[a] Oracle Solarisは、Solaris 10 10/09からさポートされるようになりました。Solaris 10またはSolaris 11 OSはハードウェア仮想マシン(HVM)として動作し、これには、基礎となるハードウェア・プラットフォームでHVMサポート(Intel VTまたはAMD-V)が必要です。デフォルトのSolaris 10またはSolaris 11 OSには、OSの一部として必須の準仮想化(PV)ドライバがすでにインストールされています。Oracle Solaris 10では、x86 32ビットと64ビットのアーキテクチャがサポートされています。OSの起動時に、ハイパーバイザまたは基礎となるハードウェアを調べて、32ビット・モードまたは64ビット・モードが選択されます。Oracle Solaris 11では、x86 64ビットのアーキテクチャのみをサポートします。 [b] SLES 11のカーネル・バージョンの最小要件は、3.0.31-0.9です。 SLES 11でPVHVMゲストを起動するには、次の手順が必要です。
第8.3.25項「(x86のみ) SUSE Linux Enterprise Serverゲストでネットコンソールが動作しない」も参照してください。 |
Oracleソフトウェア要件の詳細は、My Oracle Supportのドキュメント464754.1 (https://support.oracle.com/oip/faces/secure/km/DocumentDisplay.jspx?id=464754.1)のOracle VMの認証ソフトウェアを参照してください。
また、Oracle VM、Oracle LinuxおよびOracle Solarisでのサポート予定については、Oracle VMのリソース・ページ(http://www.oracle.com/us/technologies/virtualization/oraclevm/resources/index.html)を参照してください。
表2 64ビットCPU準仮想化でサポートされているゲスト・オペレーティング・システム
ゲスト・オペレーティング・システム | 準仮想化(32ビット) | 準仮想化(64ビット) |
---|---|---|
Oracle Linuxリリース7.x | 不可 | 不可 |
Oracle Linuxリリース6.x | 可 | 可 |
Oracle Linuxリリース5.x | 可 | 可 |
Oracle Linuxリリース4.x | 可 | 可 |
Red Hat Enterprise Linux 7.x | 不可 | 不可 |
Red Hat Enterprise Linux 6.x | 可 | 可 |
Red Hat Enterprise Linux 5.x | 可 | 可 |
Red Hat Enterprise Linux 4.x | 可 | 可 |
CentOS 6.x | 可 | 可 |
CentOS 5.x | 可 | 可 |
CentOS 4.x | 可 | 可 |
SUSE Linux Enterprise Server 11.x | 不可 | 可 |
表3 Microsoft Windowsでサポートされるゲスト・オペレーティング・システム
Oracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsがインストールされているゲスト・オペレーティング・システム | 64ビット | 32ビット |
---|---|---|
Microsoft Windows Server 2012 R2 | 可 | N/A |
Microsoft Windows Server 2012 | 可 | N/A |
Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1 | 可 | N/A |
Microsoft Windows Server 2008 SP2 | 可 | 可 |
Microsoft Windows Server 2003 R2 SP2 | 可 | 可 |
Microsoft Windows 8.1 | 可 | 可 |
Microsoft Windows 8 | 可 | 可 |
Microsoft Windows 7 SP1 | 可 | 可 |
Microsoft Windows Vista SP2 | 可 | 可 |
表4 Oracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsでサポートされるリリース
Oracle VMリリース | Oracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsリリース3.0.1 | Oracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsリリース3.2.2 |
---|---|---|
Oracle VM 3.0 | 可 | 不可 |
Oracle VM 3.1 | 可 | 不可 |
Oracle VM 3.2 | 可 | 可 |
Oracle VM 3.3 | 不可 | 可 |
Oracle VM Server for SPARCベースのサーバー・プールで作成するゲスト仮想マシンは、サポートされている次の構成のいずれかである必要があります。
Oracle Solaris 11
Oracle Solaris 10 8/11以上
これらのサポートされているゲスト・オペレーティング・システムで必要な特定のパッチについては、Oracle VM Server for SPARC 3.0リリース・ノートを参照してください。
http://docs.oracle.com/cd/E37707_01/html/E29668/gentextid-298.html#ldomsrequiredsoftwarepatches