A.25 create SanServer

SANサーバーを検出します。

構文

create SanServer plugin=name storageType= { FibreChannelStorageArray | iSCSIStorageArray } [accessHost=value] [accessPort=value] [ accessUsername=value accessPassword=value ] [useChap= { yes | no }] [ adminHost=value adminUserName=value adminPassword=value ] name=value [description=value]

説明

このコマンドはSANサーバーを検出し、Oracle VM Serverに追加します。非汎用SANサーバーを追加する場合は、追加のプラグイン・オプションも入力して、Oracle VM ManagerがadminHostオプションを使用してSANサーバーの構成管理機能にアクセスできるようにします。ISCSIサーバーでのマルチパスを有効にするために、より多くのアクセス・ホストを追加するには、addAccessHostコマンドを使用します。

SANサーバーを検出した後、それにストレージ・イニシエータを追加し、管理サーバーを追加し、リフレッシュする必要があります。

オプション

次の表に、このコマンドで使用可能なオプションを示します。

オプション

説明

plugin=name

SANサーバーに使用する記憶域プラグイン。ベンダー固有のプラグインが構成されている場合、ここでオプションとして使用可能になります。オプションのリストを表示するには、次のように、?オプションを使用します。

OVM> create SanServer plugin=?

storageType= { FibreChannelStorageArray | iSCSIStorageArray }

SANサーバーの記憶域型。

accessHost=value

SANサーバーのホスト名またはIPアドレス。これは、ファイバ・チャネル・ストレージ・アレイには適用されません。

accessPort=value

SANサーバーへのアクセスが許可されるポート。iSCSIストレージを追加する場合、アクセス・ポートも同様に追加します。iSCSIのデフォルトのアクセス・ポートは3260です。指定しない場合、デフォルトのポートが自動的に使用されます。

accessUsername=value

accessHostで使用されている、SANサーバーへの管理アクセス権を持つユーザー名。このオプションは、CHAPがSANサーバーで有効になっている場合にのみ使用されます。

accessPassword=value

accessUsernameユーザーのパスワード。このオプションは、CHAPがSANサーバーで有効になっている場合にのみ使用されます。

useChap= { yes | no }

CHAP認証を使用するかどうか。

adminHost=value

SANサーバーへの管理アクセスが許可されるホスト名またはIPアドレス。

adminUserName=value

adminHostで使用されている、SANサーバーへの管理アクセス権を持つユーザー名。

adminPassword=value

adminUserNameユーザーの管理者パスワード。

name=value

SANサーバーを識別する名前。

description=value

SANサーバーの説明(オプション)。

注意

すべてのcreateコマンドは、オブジェクトの単一のインスタンスを作成するだけであるため、単一のオブジェクトのインスタンスを属性として受け入れるだけです。パラメータと同じ属性タイプの複数のオブジェクトを指定すると、常に最後の属性値が優先されます。

例A.33 SANサーバーの検出

OVM> create SanServer plugin="Oracle Generic SCSI Plugin(1.2.1)" name=MyISCIServer \
  storageType=iSCSIStorageArray accessHost=10.172.76.130 accessport=3260

関連項目