36モバイル・アプリケーション

この章の内容は次のとおりです。

モバイル・アプリケーションの設定の概要

次のモバイル・アプリケーションを使用して、営業アプリケーションと統合します。

  • Oracle CX Sales Mobile

  • Oracle CX Cloud Mobile

  • Oracle Sales Cloud Mobile

この章では、これらのアプリケーションの機能の概要と、インストールおよび設定に関する情報を示します。

Oracle CX Sales Mobileは次世代のモバイル・アプリケーションであり、迅速かつシームレスな操作で生産性が向上するように設計された、最新の直感的なエクスペリエンスが導入されています。アクション駆動型のホーム・ページは、営業担当がモバイル・デバイスからクライアントとの会議の準備をしたり、アカウントの主要なアクティビティを把握したり、パイプラインを追跡するのに役立ちます。

CX Sales Mobile

CX Sales Mobileの概要

Oracle CX Sales Mobileアプリケーションは、ユーザーが電話やタブレットを使用して日々の業務を効率的に管理し、顧客関係を発展させるのに役立ちます。

  • 次の新機能を使用した営業アクティビティの管理:

    • 営業担当がパイプラインを追跡し、日々のアクティビティを把握できるようにするための営業のブリーフィング情報を含む、アクション駆動型の構成可能なホーム・ページ。

    • 主要な営業機能(アカウント、担当者、リード、商談、アクティビティ、資産およびカスタム・オブジェクト)向けに最適化されたタスク・ベースのフロー。

    • アプリケーション間の一貫性を確保するために、CX Sales Mobileとワークスペース・リストの間で共有される保存済検索。

    • モバイル・デバイスのアドレス帳からCX Sales Mobileへの担当者の追加。

    • 名刺の写真を使用した担当者の作成。

    • 資産のバー・コードをスキャンして資産を検索し、資産のシリアル番号を自動的に入力。

    • モバイル・デバイスのノート、写真、ビデオ、ドキュメントまたはファイルをCX Salesのアカウント、商談またはその他のレコードと共有。

  • 外出先での効率を高めるための新しい設計:

    • 迅速かつシームレスな操作で生産性を向上させるように設計された、最新の直感的なエクスペリエンス。

    • 一覧形式のレコード・ビューにより、要約情報、重要な情報および関連情報をすばやく把握。

    • どこからでもコンテキスト処理にアクセスして、迅速かつ簡単にレコードを更新。

    • 適応型検索を備えて向上したピッカー・エクスペリエンス。

  • グローバル検索:

    • すべてのオブジェクトを1箇所で迅速かつ簡単に検索。

    • 複数のフィールドにまたがる複数キーワード検索を使用して、目的の情報にすばやくかつ簡単にアクセス。

    • 最近の検索と、入力するとすぐに結果を表示する先行入力を使用してより簡単に検索。

    • オブジェクト・タイプによる結果のフィルタ。

  • 強化された新しいサインイン・エクスペリエンス:

    • QRコードをスキャンし、シングル・サインオンまたはBasic認証を使用して簡単にサインイン

    • 顔または指紋認識を使用して、アプリケーションに安全にサインイン。

    • 構成の迅速なダウンロードと即時アクティブ化により、新しい構成をすばやく表示。

    • ユーザーがより長い間、アプリケーションにサインインした状態を維持できるように、OAuth認証トークンのサポートを有効化。

  • 電話またはタブレットの使用:

    • 電話またはタブレットを使用してアプリケーションにアクセス。タブレットを使用すると、表示が縦2倍モードに変わります。

  • 簡単な構成:

    • 新しいインタフェース・デザイナを使用してアプリを構成。

    • 標準オブジェクトとカスタム・オブジェクトの両方についてページ・レイアウトの基準を作成。

    • 新しい構成インポート・ツールを使用して、CX Cloud Mobile構成をCX Sales Mobileにインポート。

    • CX Sales Mobileでは、アプリケーションを再起動しなくても適切なサンドボックスに自動的にサインインできるため、構成をアプリケーションにすばやくかつ簡単にダウンロード。

    • 最上位の親オブジェクトと子オブジェクトの両方についてカスタム検証およびビジネス・ロジックを強制するカスタム・スクリプトを作成。

  • オフラインでの使用:

    • ネットワーク接続のない場所でのOracle CX Salesデータの表示および編集。

    • 接続の再確立時の自動的な同期。

スタート・ガイド

サポートされているモバイル・デバイス

CX Sales Mobileでサポートされているモバイル・デバイスおよびオペレーティング・システムを確認するには、Oracle Applications Cloudのシステム要件(https://www.oracle.com/system-requirements/)を参照してください

CX Sales Mobile実装スタート・ガイド

Oracle CX Sales Mobileアプリケーションを使用すると、営業担当は、電話やタブレットを使用して日々の業務を効率的に管理し、顧客関係を発展させることができます。ダウンロードしてインストールするとすぐに、アプリケーションを使用できます。次に示すステップは、CX Sales Mobileを組織全体で正常にロールアウトするのに役立ちます。

準備

アプリケーションを実際に使用して、標準機能について理解を深めることをお薦めしますが、その前に、まず次のことを確認してください。

  1. CX Sales Mobileアプリケーションを使用する前に、ワークスペースがCX営業アプリケーションにデプロイされていることと、検索索引付けプロセスが実行され、定期的にスケジュールされていることを確認します。CX Sales Mobile・アプリでは、ワークスペースで有効な保存済検索および適応性の高い検索で強化された高パフォーマンス検索機能を利用します。

    ワークスペース、およびワークスペース保存済検索の設定の詳細は、CX Sales実装スタート・ガイドを参照してください。

  2. Oracle CX Cloud Mobileアプリケーションは営業ユーザーが本番環境で使用しますが、Oracle CX Sales Mobileアプリケーションは、試用やパイロット運用を目的としてテスト環境またはステージ環境で実行できます。CX Sales Mobileアプリケーションを稼働する準備が整ったら、ユーザーについてアプリケーションを有効にするプロファイル・オプションを作成する必要があります。その方法は次のとおりです。

    1. 「設定と保守」作業領域で、「タスク」サイド・パネル・アイコンをクリックし、「検索」リンクをクリックします。

    2. 「プロファイル・オプションの管理」タスクを検索して選択します。

    3. 次の詳細を使用して、アプリケーションを有効にする新しいプロファイル・オプションを作成します。

      • プロファイル・オプション・コード: CXM_ENABLE_MOBILE_APP

      • プロファイル表示名: Enable CX Sales Mobile App

      • アプリケーション: CX Sales Mobile

      • モジュール: Mobile Sales

      • 開始日: ツールをアクティブにする必要がある日付を入力します。

      • 「保存して閉じる」をクリックします。

      • 「プロファイル値」セクションで、「サイト」レベルについて「使用可能」チェック・ボックスと「更新可能」チェック・ボックスを選択します。

      • 「保存」をクリックします。

    4. 次に、プロファイル・オプションに適切な値を設定する必要があります。「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索して選択します。

    5. CXM_ENABLE_MOBILE_APPプロファイル・オプションを検索します。

    6. 「プロファイル値」セクションで、次の詳細を使用して新しい値を追加します。

      • プロファイル・レベル: サイト

      • プロファイル値: はい

    7. 「保存して閉じる」をクリックします

  3. CX Sales Mobileでデバイスを使用する準備ができていることを確認します。

    • モバイル・デバイスは要件を満たしていますか。確認するには、サポートされているモバイル・デバイスのトピックを参照してください。

    • ネットワーク接続をテストしましたか。

    • モバイル・デバイスにデータ・サービスが含まれていますか。

    • Eメール・アカウントを設定しましたか。

QRコードの作成とアプリケーションのインストール

ユーザーがアプリケーションに簡単にサインインできるようにするには、サインイン設定を自動的に移入するQRコードを作成します。QRは任意のQRコード・ジェネレータを使用して作成でき、無料のものが数多くインターネット上で提供されています。QRコードに必要なURLを作成する方法を次に示します。

  1. CX営業アプリケーションにサインインしてホストURLを確認し、ブラウザのアドレス・バーで、https://と次のスラッシュ(/)の間にあるURLの部分を特定します。たとえば、example-xxxx.exampleleads.comのようになります。次のステップで必要になるため、ホストURLを書き留めておいてください。

  2. QRコードの作成に使用するURLを作成します。URLの一般的な形式はcxm://?host=<host URL>&type=<authentication type>です。たとえば、Basic認証のURLを作成する場合は、cxm://?host=<host value>&type=basicという形式を使用します。シングル・サインオン(SSO)のURLを作成する場合は、cxm://?host=<host value>&type=ssoという形式を使用します。

    注意: <host URL>はホストURL値を表すため、実際のホストURL値を入力する際にはカッコを含めないでください。

CX Sales Mobileアプリケーションをインストールしてサインインします。

  1. App StoreまたはGoogle Playを開き、Oracle CX Sales Mobileアプリケーションを検索して、「インストール」をタップします。

  2. アプリケーションを開き、法的条件に合意します。

  3. QRコードをすでに作成している場合は、それを使用してサインインできます。または、サインイン・ページでQRコードなしをタップし、基本認証またはシングル・サインオンをタップして、先にメモしたホストURLを入力します。

  4. シングル・サインオン(SSO)オプションを選択した場合はSSO情報を入力し、基本認証オプションを選択した場合はCX営業アプリケーションのユーザー名とパスワードを入力します。

  5. 「サイン・イン」をタップします。

    注意: SSOを使用してアプリケーションにサインインする場合、CX Sales Mobileに必要な追加設定はありません。Oracle CX SalesアプリケーションについてSSOを設定していることのみを確認してください。
試してみる

ここでは、アプリケーションを実際に使用して、標準機能について理解を深めることができます。

  1. アプリケーションにサインインし、デフォルトのオブジェクト、フィールドおよびページ・レイアウトを確認します。その間、次の質問について考えてください。

    • どのようなオブジェクトを使用できますか。

    • それぞれのオブジェクトとともにどのようなフィールドや関連オブジェクトが表示されていますか。

    • それぞれのオブジェクトについてページ・レイアウトはどのようになっていますか。

  2. デフォルトのオブジェクト、フィールド、関連オブジェクトおよびページ・レイアウトを理解したら、組織のニーズに対応するために何かを変更する必要があるかどうかを検討します。

    • 営業チームが操作する必要があるオブジェクト(標準およびカスタム)がCX Sales Mobileに表示されていますか。

    • それらのオブジェクトそれぞれについて、必要なフィールドが表示されていますか。カスタム・フィールドを含め、他のフィールドを追加または削除する必要がありますか。

    • 関連オブジェクトについてはどうですか。

    • ページ・レイアウトを構成する必要がありますか。

    • 異なる地理的地域に所在するユーザー、または異なるロールを持つユーザー向けのページ・レイアウトが必要ですか。

これらの構成を行う方法を確認するには、次の構成の項を参照してください。アプリケーションに用意されているその他の構成オプションについても確認します。

構成

CX Sales Mobileを構成するには、プロファイル・オプションの有効化または無効化、Oracle CX Cloud Mobile構成のインポート、およびアプリケーション・コンポーザの構成ツールの使用という3つの方法があります。

  1. 最初に、アプリケーションのプロファイル・オプションを有効または無効にすることをお薦めします。たとえば、コール・ロギング機能を有効にできます。プロファイル・オプションの完全なリストは、プロファイル・オプションを使用した機能の有効化または無効化のトピックを参照してください。

  2. 次に、以前にOracle CX Cloud Mobileを使用および構成したことがある場合は、CX Sales MobileアプリケーションにOracle CX Cloud Mobile構成を簡単にインポートできます。インポートしたら、CX Sales Mobileで外観を確認し、必要に応じて更新を行うことができます。ステップバイステップの手順は、Oracle CX Sales MobileへのOracle CX Cloud Mobile構成のコピーのトピックを参照してください。

  3. インポートするOracle CX Cloud Mobile構成がない場合、またはインポートした構成に追加の構成を行う場合は、CX Sales Mobile構成ツールを使用して構成できます。構成ツールの詳細は、構成ツールを使用してアプリケーションを構成する方法のトピックを参照してください。

  4. 構成が完了したら、必ずテストし、テストが完了したときにサンドボックスを公開します。詳細は、構成のテストのトピックを参照してください。

営業担当のオンボーディング

次に、どのようにして営業担当にアプリケーションをロールアウトするかについて考えます。参考になるヒントをいくつか示します。

  • 小規模なユーザー・グループを含むパイロット・プロジェクトから開始して、段階的にロールアウトすることを検討します。

  • テスト・ユーザーからフィードバックを収集し、具体的な課題に対処するためのトレーニング資料を作成します。

  • トレーニング資料で使用するスクリーンショットをモバイル・デバイスで取得します。

  • アプリケーションのビデオを作成するには、画面を記録できるソフトウェアをPCでダウンロードします。

  • ライブ・トレーニングを行うには、モバイル・デバイスをミラーリングできるソフトウェアをPCでダウンロードします。

  • アプリケーションに関連する情報やリンクを含むWebページをイントラネットに作成することを検討します。

  • QRコードを作成した場合は、ユーザーに通知します。イントラネットWebページでQRコードを公開できます。

  • ユーザーのモバイル・デバイスが稼働していることを確認します。このトピックの準備の項を確認して、ユーザーから寄せられる可能性がある質問を思い出してください。

プロファイル・オプションを使用した機能の有効化または無効化

Oracle CX Sales Mobileの構成に使用できるプロファイル・オプションを次に示します。これらのプロファイル・オプションの中には、設定する必要があるものもありますが、CX Salesですでに設定されているものもあります。

ここにリストされているCX Salesプロファイル・オプションは、CX Sales Mobileに固有でない機能のデフォルト設定を決定するためにCX Sales Mobileアプリケーションで使用されます。

プロファイル・オプション・コード 管理者によって作成されるかどうか 目的 値と動作 アプリケーション

CXM_ENABLE_MOBILE_APP

はい

ユーザーについてCX Sales Mobileを有効にします。

「はい」に設定すると、ユーザーは、CX Sales Mobileアプリケーションの使用を許可されます。

CX Sales Mobile

ZMS_LOG_CALLS

いいえ

コール・ロギング機能を有効にします。

コール・フローのロギングを開始する前にユーザー権限を確認するには、「CONFIRM」に設定します。コール・フローのロギングを自動的に開始するには、「AUTOMATIC」に設定します。コール・ロギングを無効にするには、「DISABLE」に設定します。

Mobile Sales

MOT_INDUSTRY_CLASS_CATEGORY

いいえ

産業区分カテゴリを設定します。

CX営業アプリケーションから導出されます。

テリトリ管理

ZCA_COMMON_CORPORATE_CURRENCY

いいえ

商談レコードの企業通貨を設定します。商談が作成されると、ユーザーの地域設定からCX Salesのユーザー・プリファレンス通貨が使用されます。ユーザー・プリファレンスがない場合は、企業通貨が使用されます。

CX営業アプリケーションから導出されます。

共通CRM

MOO_REVN_ENABLE_MULTICURRENCY

いいえ

商談ヘッダー通貨とは関係なく、商談売上明細について複数通貨を有効にします。

値が「いいえ」の場合、ヘッダー通貨が明細に同期されます。

商談管理

MOO_DEFAULT_CLOSE_WINDOW

いいえ

デフォルトの商談クローズ日を決定する際にシステム日付に追加する日数を指定します。

CX営業アプリケーションから導出されます。

商談管理

ZCA_DEFAULT_ACCOUNT_TYPE

いいえ

アカウントのデフォルト・タイプ値を指定します。

CX営業アプリケーションから導出されます。

共通CRM

MOO_RETAIN_CLOSE_DATE

いいえ

ステータス・コードの変更時に以前に設定したクローズ日を保持します。

「N」に設定すると、設定したクローズ日は保持されず、現在の日付にリセットされます。

商談管理

MOO_CLOSE_WINLOSS_REQD

いいえ

商談クローズ中に受注/失注フィールドが必須かどうかを決定します。

CX営業アプリケーションから導出されます。

商談管理

MOO_CLOSE_COMP_REQD

いいえ

商談クローズ中に競合相手フィールドが必須かどうかを決定します。

CX営業アプリケーションから導出されます。

商談管理

ZEM_DISABLE_FREEFORM

はい

「リード」ページで自由形式ピッカー(自由入力テキスト・ボックスとピッカーの組合せ)を無効にします。自由形式ピッカーは、デフォルトで有効になっています。

「リード」ページで自由形式ピッカーを無効にする場合は「lead」に設定し、ピッカーを有効のままにする場合は「none」に設定します。

Mobile Sales

実装に関する考慮事項

ここでは、Oracle CX Sales Mobileを実装する際に従う必要があるベスト・プラクティスと注意事項をいくつか示します。

ホーム・ページ

ホーム・ページは、アプリケーションにサインインしたときに最初に表示されるページです。営業担当については、ホーム・ページにパイプラインとタスクを表示でき、営業マネージャについては営業オブジェクト(商談ページやアカウント・ページなど)へのナビゲーション・ショートカットを表示できます。

ホーム・ページについて注意が必要な側面は次のとおりです。

  • ORA_ZBS_SALES_REPRESENTATIVE_JOBロールとORA_ZBS_SALES_ADMINISTRATOR_JOBロールについては、営業パイプラインおよびタスクがデフォルトでホーム・ページに追加されています。

  • 営業マネージャ・ジョブ・ロールを含め、他のすべてのジョブ・ロールには、営業パイプラインおよびタスクがデフォルトでは表示されません。かわりに、営業オブジェクトを参照するため(商談やアカウントの参照など)の関連する保存済検索やショートカットが表示されます。

  • パイプラインには、ユーザーが所有する商談の合計金額と数が表示されます。金額は企業通貨で表示されますが、商談の通貨が異なる場合があるため、換算レート換算を使用して企業通貨金額が計算されることに留意してください。

  • 会計カレンダが四半期で設定されている(ZCA_COMMON_CALENDARプロファイル・オプションで指定されている)場合、パイプラインでは、その会計カレンダを使用して現在および次の四半期の期間が決定されます。営業で使用する会計カレンダが定義されていない場合、パイプラインではグレゴリオ暦の標準四半期定義(1月から3月、4月から6月、7月から9月、10月から12月)が使用されます。営業で使用可能な会計カレンダがあるが、四半期期間に準拠していない場合、あるいは現在または次の四半期を解決できない場合、パイプラインではグレゴリオ暦の標準四半期定義が使用されます。

  • MOO_OPTY_SRCH_CLS_PERIOD参照タイプについて、関連付けられたクローズ期間データがカレンダに表示されるように、関連する参照値が有効になっていることを確認してください。

    • 会計カレンダを使用する場合は、参照値CURR_NEXT_QTR_FSCLが有効になっていて、失効していないことを確認します。

    • 会計カレンダを使用しない場合は、参照値CURR_NEXT_QTRが有効になっていて、失効していないことを確認します。

検索機能

グローバル検索機能を任意のページから直接使用して、任意のタイプのレコードをすばやくかつ簡単に検索できます。ワークスペースを使用して設定され、CX Sales MobileアプリケーションとCX営業アプリケーションの間で共有される保存済検索をそれぞれのオブジェクトに使用することもできます。

グローバル検索および適応型検索機能について注意が必要な側面は次のとおりです。

  • グローバル検索機能はすべてのページの下部に表示され、適応型検索を使用します。ページの他の部分で使用可能な検索機能でも適応型検索が使用されますが、表示しているオブジェクト・タイプのみが検索されます。たとえば、商談リストを表示しているときにページ上部の検索フィールドを使用すると、CX Sales Mobileでは商談のみが検索されます。

  • CX Sales Mobileでは適応型検索および適応型検索構成が使用されるため、オブジェクトが適応型検索について有効になっていない場合、CX Sales Mobileの検索結果には表示されません。たとえば、4つのカスタム・オブジェクトを作成し、それらすべてを適応型検索について有効にしたが、モバイルについては1つのみを有効にした場合、CX Sales Mobileの検索結果には1つのカスタム・オブジェクトのみが含まれます。

  • また、検索は、CX Sales Mobileについてこのリリースで有効になっている9つの営業オブジェクト(アカウント、担当者、リード、商談、タスク、アポイントメント、リソース、資産、コール・レポート)とカスタム・オブジェクトに制限されています。したがって、ディールを検索しようとしても、検索結果に表示されません。

  • グローバル検索結果に表示される情報を構成することはできません。

  • グローバル検索では、CX Sales Mobileについて有効になっているすべてのオブジェクト、およびそれらのオブジェクトに含まれるすべてのフィールドにキーワード検索が使用されます。検索結果を特定のオブジェクトに絞り込む場合は、「表示」フィルタを使用して検索結果をフィルタできます。

それぞれのオブジェクトの保存済検索機能について注意が必要な側面は次のとおりです。

  • ワークスペースでそれぞれのオブジェクトについてシード済またはカスタムの保存済検索を有効にして、すべてのユーザーが広く使用できるようにすることも、ロールによって制限することもできます。また、営業ユーザーが独自の個人用保存済検索を作成することもできます。ユーザーのワークスペースで使用可能な保存済検索はすべて、そのユーザーのCX Sales Mobileでも使用可能です。

  • それぞれのオブジェクトのワークスペース保存済検索はアルファベット順に表示されます。オブジェクトの最初の保存済検索が、CX Sales Mobileでそのオブジェクトのデフォルトの保存済検索になります。これがCX Sales Mobileや指定したロールに適したデフォルトの保存済検索でない場合は、保存済検索の名前をアルファベット順で最初のものになるように変更できます。または、保存済検索名の前にスペース文字を付けることもできます。

  • オブジェクトについて最後に使用した保存済検索と、保存済検索について最後に使用したソート・オプションは、アプリケーションを閉じて再起動するまでアプリケーションによって使用されます。たとえば、デフォルトの「自分のオープン商談」ではなく、「すべての商談」保存済検索を選択した場合、商談リストに戻ると、「すべての商談」保存済検索が表示されます。それが、最後に使用した保存済検索であるためです。

  • カスタムのアクティビティ保存済検索は、CX Sales Mobileの保存済検索リストに表示されるように、対応するアクティビティ・タイプ基準を使用して設定する必要があります。たとえば、カスタムのタスク保存済検索は、ワークスペースで「タスク」アクティビティ・タイプに関連付ける必要があります。そうしないと、保存済検索はCX Sales Mobileの「タスク」保存済検索リストに表示されません。

FAQ

ここでは、このトピックで概説した機能に関するFAQをいくつか示します。

  • 質問: ホーム・ページにパイプラインまたはタスクが表示されないのはなぜですか。

    回答: デフォルトでは、ORA_ZBS_SALES_REPRESENTATIVE_JOBロールとORA_ZBS_SALES_ADMINISTRATOR_JOBロールのみにパイプラインおよびタスクが表示されます。

  • 質問: 検索対象が見つからないのはなぜですか。

    回答: オブジェクトが適応型検索について有効になっていない場合、CX Sales Mobileの検索結果には表示されません。また、検索は、このリリースで有効になっている9つの営業オブジェクト(アカウント、担当者、リード、商談、タスク、アポイントメント、リソース、資産、コール・レポート)とカスタム・オブジェクトに制限されています。したがって、ディールを検索しようとしても、検索結果に表示されません。

  • 質問: 保存済検索をデフォルトの検索にするにはどうすればよいですか。

    回答: それぞれのオブジェクトのワークスペース保存済検索はアルファベット順に表示され、リスト内の最初の保存済検索がCX Sales Mobileのデフォルトの検索になります。保存済検索をデフォルトの検索にするには、その保存済検索がアルファベット順で最初のものになるような名前を付けます。たとえば、「My Open Opportunities」の名前を「All Opportunities」に変更できます。保存済検索がリストの最上部に表示されるように名前を簡単に変更できない場合は、保存済検索名の前にスペース文字を付けることができます。

アプリケーションの構成

CX Sales MobileへのCX Cloud Mobile構成のコピー

CX Cloud Mobileアプリケーションを使用している場合は、1つのボタンをクリックするのみで、アプリケーションに対して行った構成を簡単にコピーしてCX Sales Mobileアプリケーションにインポートできます。つまり、CX Sales MobileでCX Cloud Mobile構成を手動で再作成する必要はありません。

CX Cloud構成をCX Sales Mobileにコピーする方法

CX Cloud構成をCX Sales Mobileにインポートする方法は次のとおりです。

  1. 営業管理者ロールを持つユーザーとしてOracle CX Salesアプリケーションにサインインし、コピーする構成を含むサンドボックスを選択します。

  2. 「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで「アプリケーション・コンポーザ」を選択して、アプリケーション・コンポーザを開きます。

  3. 「共通設定」メニューまたは「概要」ページで、「モバイル・アプリケーション設定」をクリックします。

  4. 「コンポーザ」タブをクリックし、CX Cloud Mobile構成が希望どおりであることを確認します。更新が必要な場合は、構成を変更し、サンドボックスを再公開します。

  5. 「CX Sales Mobileコンポーザ」タブをクリックします。

  6. 「インポート」ボタンをクリックします。

    インポート・プロセスの実行が開始され、構成の量によっては、数分間実行される場合があります。プロセスが完了すると、JSONレポートが生成され、コピーおよびインポートされた構成が示されます。将来、参照する必要がある場合に備えて、このファイルを保存することをお薦めします。

  7. CX営業アプリケーションへのサインインに使用したものと同じユーザーを使用してCX Sales Mobileアプリケーションにサインインし、構成を確認します。

  8. 該当する場合、インポートされたCX Sales Mobileアプリケーションのレイアウトを構成します。CX Sales Mobileアプリケーションの構成の詳細は、構成ツールを使用したアプリケーションの構成のトピックを参照してください。

    注意: インポートされたレイアウトの名前の末尾には、_migratedが追加されています。構成ツールの「レイアウト名」ペインでレイアウトの名前を更新できます。

    また、タスク・レイアウトをインポートした場合、委任者名フィールドの値がレイアウトに追加されることがあります。このようになった場合は、レイアウト名から委任者名を削除する必要があります。

  9. CX Cloud Mobile構成のインポート後にページ・レイアウトを更新した場合は、必ず変更をテストし、サンドボックスを公開してください。構成のテストの詳細は、構成のテストのトピックを参照してください。

インポートされない構成

CX Sales MobileにインポートされないCX Cloud Mobile構成がいくつかあります。これらは次のとおりです。

  • CX Cloud Mobileのページ・レイアウトをすでにインポートしている場合、CX Cloud Mobile構成ツールでレイアウトを更新しても、再度インポートされることはありません。インポート後にレイアウトを更新する場合は、CX Sales Mobile構成ツールを使用して更新する必要があります。

  • 現在のバージョンのCX Sales Mobileで使用可能な標準オブジェクトと、カスタム・オブジェクトのみがCX Cloud Mobileのページ・レイアウトからコピーされ、CX Sales Mobileにインポートされます。現在のリリースで使用可能な標準オブジェクトは次のとおりです。

    • リード

    • 商談

    • アカウント

    • タスク

    • アポイントメント

    • 担当者

    • リソース

    • 資産

    • コール・レポート

    パートナやディールなど、他の標準オブジェクトに対して行われたページ・レイアウト構成は、インポートに含まれません。また、使用可能なオブジェクトのページ・レイアウトにある使用不可のオブジェクトのフィールドも、インポートには含まれません。たとえば、CX Sales Mobileの商談ページ・レイアウトに「商談パートナ」フィールドが含まれている場合、CX Sales Mobileではパートナ・オブジェクトを使用できないため、CX Sales Mobileへの構成インポートに「商談パートナ」フィールドは含まれません。

  • ページ・レイアウトのカスタム・スクリプトはCX Sales Mobileのインポートに含まれません。ただし、必要なのは、CX Cloud Mobileスクリプトをコピーし、新しく作成したCX Sales Mobile・スクリプトに貼り付けることのみです。スクリプトを作成する方法の詳細は、カスタム・スクリプトによるアプリケーションの構成を参照してください。

    注意: フィールドを必須としてマークする関数がCX Sales Mobileでは簡略化されているため、CX Cloud Mobileの関数を使用してCX Cloud Mobileでフィールドを必須としてマークした場合は、CX Sales Mobile・スクリプトにコピーするときにその関数を更新する必要があります。CX Cloud Mobileの関数は次のとおりです。
    *var rowType = currentRow.getResourceName();
    * key = rowType + "___{FIELD_NAME}___mandatory";
    * oracleCxmOutcome.setModifiedProperty(key,"true");

    CX Sales Mobileの新しい関数は次のとおりです。

    setColumnMandatory(name: string, value: boolean)

    CX Sales Mobileの新しい関数の詳細は、カスタム・スクリプト用のシステム関数のライブラリのトピックを参照してください。

  • 商談ページ・レイアウトの「プライマリ担当者」フィールドと「プライマリ競合相手」フィールドはインポートに含まれますが、インポートが完了したら、インポートされたCX Sales Mobileのページ・レイアウトからこれらのフィールドを削除し、再度追加しなおす必要があります。

インポート機能に関する追加情報

ここでは、CX Sales Mobileにコピーされるデータの範囲について、さらに詳しく説明します。インポート機能を使用するためにこの情報を把握しておく必要はありませんが、バックグラウンドでどのような処理が行われているのかについて詳しく知ることができます。

次の表に、CX Sales Mobileのインポートに含まれるページのタイプを示します。

CX Cloud Mobile構成 CX Cloud Mobile構成がインポートされるかどうか

リスト・ページ

はい

詳細ページ

はい

編集ページ

はい

ピッカー・ページ

はい

シャトル・メニューの表示/非表示

はい

設定メニュー

はい

子オブジェクトの表示/非表示

はい

子オブジェクトのリスト/詳細/編集ページ

はい

ページ上の処理

はい

カスタム・スクリプト

いいえ

次の表では、CX Cloud Mobileの詳細ページ・レイアウトおよび編集ページ・レイアウトからCX Sales Mobileの要約ページ・レイアウトおよび編集ページ・レイアウトにフィールドがコピーされるかどうかを概説します。

CX Cloud Mobileのデフォルト・ページ・レイアウトにおけるフィールド・ステータス CX Cloud Mobileの構成済ページ・レイアウトにおけるフィールド・ステータス CX Sales Mobileのデフォルト・ページ・レイアウトにおけるフィールド・ステータス CX Sales Mobileのインポート済ページ・レイアウトにおけるフィールド・ステータス

フィールドはCX Cloudのページ・レイアウトにデフォルトで存在する

フィールドはCX Cloud Mobileで構成された

フィールドはCX Sales Mobileのページ・レイアウトにデフォルトで表示される

フィールドはページ・レイアウトに追加され、CX Cloud Mobileのデフォルト・レイアウトと同じ位置に表示される

フィールドはCX Cloudのページ・レイアウトにデフォルトで存在する

フィールドはCX Cloud Mobileで構成された

フィールドは使用可能であるが、CX Sales Mobileのページ・レイアウトにデフォルトでは表示されない

フィールドはページ・レイアウトに追加される

フィールドはCX Cloudのページ・レイアウトにデフォルトでは存在しない

フィールドはCX Cloud Mobileで追加された

フィールドはCX Sales Mobileのページ・レイアウトにデフォルトで表示される

フィールドはページ・レイアウトに追加され、CX Cloud Mobileのデフォルト・レイアウトと同じ位置に表示される

フィールドはCX Cloudのページ・レイアウトにデフォルトで存在する

フィールドはCX Cloud Mobileで削除された

フィールドはCX Sales Mobileのページ・レイアウトにデフォルトで表示される

フィールドはインポート済のCX Sales Mobileのレイアウトから削除される

フィールドはCX Cloudのページ・レイアウトにデフォルトで存在する

フィールドはCX Cloud Mobileで構成されていない

フィールドはCX Sales Mobileのページ・レイアウトにデフォルトでは表示されない

フィールドはCX Salesのインポート済ページ・レイアウトに追加されない

フィールドはCX Cloudのページ・レイアウトにデフォルトでは存在しない

フィールドはCX Cloud Mobileで追加された

フィールドは使用可能であるが、CX Sales Mobileのページ・レイアウトにデフォルトでは表示されない

フィールドはページ・レイアウトに追加される

フィールドはCX Cloudのページ・レイアウトにデフォルトでは存在しない

フィールドはCX Cloud Mobileで構成されていない

フィールドはCX Sales Mobileのページ・レイアウトにデフォルトで表示される

フィールドはCX Salesのインポート済ページで保持される

フィールドはCX Cloudのページ・レイアウトにデフォルトでは存在しない

フィールドはCX Cloud Mobileで追加されていない

フィールドはCX Sales Mobileで使用できない

フィールドはCX Cloud Mobileからコピーされないため、インポートされない

リスト・ページ・レイアウトについては、インポート・ルールは次のとおりです。

  • インポートされたフィールドがCX Sales Mobileのリスト・ページ・レイアウトにすでに存在する場合、インポートされたレイアウトではCX Sales Mobileのレイアウトの位置が保持されます。

  • インポートされたフィールドがCX Sales Mobileのデフォルトのリスト・ページ・レイアウトに存在しない場合は、リスト・ページ内の空いている場所に配置されます。

  • CX Cloud Mobileのリスト・ページ・レイアウトから削除されたが、CX Sales Mobileのデフォルトのリスト・ページ・レイアウトに表示されるフィールドは、CX Sales Mobileのリスト・ページ・レイアウトから削除されます。

  • CX Cloud Mobileのレイアウトからすべてのフィールドがインポートされると、CX Sales Mobileの残りのデフォルト・フィールドが、空いているフィールドの場所を占有します。

FAQ

ここでは、CX Sales MobileへのCX Cloud Mobile構成のコピーに関するFAQをいくつか示します。

  • 質問: インポート・プロセスは、どのようなときにトリガーされますか。

    回答: CX Sales Mobile構成ツールで「インポート」ボタンをクリックしたときです。詳細は、このトピックの「CX Sales MobileへのCX Cloud構成のコピー」の項を参照してください。

  • 質問: CX Cloud Mobile構成をCX Sales Mobileにインポートした後も、CX Cloud Mobile構成はCX Cloud Mobileアプリケーションに残りますか。

    回答: はい。インポート・プロセスではCX Cloud Mobile構成がコピーされるのみで、それらが移動されたり、削除されることはありません。

  • 質問: CX Cloud Mobile構成をCX Sales Mobileにインポートした後も、引き続きCX Cloud Mobileを構成できますか。

    回答: はい。CX Sales Mobileのみを使用することを決定するまで、引き続きCX Cloud Mobileを使用および構成できます。

  • 質問: CX Cloud MobileとCX Sales Mobileをポッドで使用できますか。

    回答: はい。CX Sales Mobileのみを使用することを決定するまで、CX Cloud MobileとCX Sales Mobileの両方を使用できます。

  • 質問: インポート・プロセスを複数回実行することはできますか。

    回答: はい。インポート・プロセスは、必要に応じて何回でも実行できます。ただし、CX Cloud Mobileのページ・レイアウトをすでにインポートしている場合、CX Cloud Mobile構成ツールでレイアウトを更新しても、再度インポートされることはない点に留意してください。最後のインポート以降に作成された新しいレイアウトのみがインポートされます。

構成ツールを使用したアプリケーションの構成

アプリケーション・コンポーザの使いやすいインタフェース・デザイナを使用して、Oracle CX Sales Mobile AppleおよびAndroidアプリケーションを構成できます。インタフェース・デザイナを使用すると、特定のデバイス向けに固有の構成を行わなくても、アプリケーションに表示されるオブジェクトやフィールドを管理し、どのような場合にページ・レイアウトを表示するかを定義する条件を作成できます。

構成ツールへのナビゲート

まず、構成ツールにナビゲートして、その外観を確認します。

  1. 構成に使用するサンドボックスを選択または作成します。サンドボックスにアプリケーション・コンポーザがアクティブなツールとして含まれていることを確認してください。

  2. 「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで「アプリケーション・コンポーザ」を選択して、アプリケーション・コンポーザを開きます。

  3. 「共通設定」メニューまたは「概要」ページで、「モバイル・アプリケーション設定」をクリックします。

  4. 「CX Sales Mobileコンポーザ」タブをクリックして、CX Sales Mobile構成ツールを開きます。

構成ツールの左側には、現在のサンドボックスでCX Sales Mobileについて有効になっている標準オブジェクトおよびカスタム・オブジェクトがリストされた「アプリケーション機能」ペインが表示されます。このペインには、オフライン設定や使用方法の設定など、CX Sales Mobileについて設定できる設定も含まれています。「ホーム」をクリックすると、オブジェクトを表示または非表示にしたり、オブジェクトに別のアイコンを選択したり、自動フェッチ機能を有効または無効にすることができます(自動フェッチ機能の詳細は、オフライン設定の構成のトピックを参照してください)。

構成ツールの中央には、構成したCX Sales Mobileの外観のビジュアル表現が表示されます。ページの下部までスクロールすると、+ 機能の追加ボタンが表示され、別の標準オブジェクトまたはカスタム・オブジェクトをアプリケーションに追加できます。

注意: カスタム・オブジェクトを追加する場合は、アプリケーション・コンポーザでオブジェクトについてサービス・ペイロードに含めるオプションが有効になっていることを確認してください。これを行う方法の詳細は、CX SalesとB2Bサービスの拡張ガイドの「アプリケーション・コンポーザでのオブジェクトおよびフィールドの追加」の章を参照してください。
標準オブジェクトおよびカスタム・オブジェクトのページ・レイアウトの作成

オブジェクトの標準レイアウトを変更することを決定した場合、新しいページ・レイアウトを作成し、会社の要件にあわせて構成できます。作成できるページ・レイアウトには、リスト・ページ、要約ページ、編集ページおよびピッカー・レイアウトの4つのタイプがあります。レイアウトに簡単な変更を加えるための基本的な構成ステップを次に示します。

  1. 「アプリケーション機能」ペインで、レイアウトを作成する標準オブジェクトまたはカスタム・オブジェクトをクリックします。

  2. 「リスト」や「要約」など、関連するページ・レイアウトのタイプを選択します。

  3. 「レイアウト」ペインで、標準レイアウトのクリックして複製アイコンをクリックし、レイアウト名を入力します。

  4. 「OK」をクリックします。

  5. 表示されるフィールドを変更するには、該当するフィールドをクリックし、リストから新しいフィールドを選択します。

  6. フィールドを削除するには、フィールドをクリックした後、クロス・アイコンをクリックします。

  7. フィールドを移動するには、表示する位置までドラッグします。

  8. 構成ツール・ページの右上隅にある「保存」をクリックします。

  9. 新しいページ・レイアウトをテストして公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Sales Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

ページ・レイアウトに対してより広範な変更を加える場合は、それぞれのタイプのページ・レイアウトの追加機能について理解を深める必要があります。詳細は、販売の実装ガイドの「アプリケーションの構成」の項にある次のトピックを参照してください。

  • リスト・ページ・レイアウトの構成

  • 要約ページ・レイアウトの構成

  • 編集ページ・レイアウトの構成

  • ピッカー・レイアウトの構成

  • 子オブジェクトのページ・レイアウトの構成

リスト・ページ・レイアウトの構成

リスト・ページ・レイアウトにはオブジェクトのレコードのリストが表示され、それぞれのレコードは、構成可能なフィールドのセットを示します。構成ツールを使用したアプリケーションの構成のトピックに記載されている説明に従って、リスト・ページ・レイアウトに簡単な変更を加えることができます。リスト・ページ・レイアウトに対してより広範な変更を加える場合は、さらに次の点に注意する必要があります。

  • レイアウトにフィールドを追加することはできません。これは、リスト内の各レコード・エントリが大きくなりすぎないようにするためです。

  • リスト・ページ・レイアウトでトップ・カードを構成すると、アプリケーションで表示したときに、リスト内のすべてのカードに変更が反映されます。

  • 使用可能な処理のリストについてリスト・ページで「詳細」アイコンをクリックすると、オブジェクトを作成できるかどうかなど、リスト・ページの処理を追加したり、非表示にすることができます。「+」をクリックして処理を追加したり、処理の「X」アイコンをクリックして処理を非表示にすることもできます。

  • 「編集」「ノートの追加」「共有」など、カードの処理を追加したり、非表示にすることもできます。処理のリストについてカードで「詳細」アイコンをクリックします。処理を追加するには、「+」をクリックし、処理を非表示にするには、処理の「X」アイコンをクリックします。

  • ロールおよび地理的地域をリスト・ページ・レイアウトに割り当てることができます。これらを使用すると、ページ・レイアウトを表示できるユーザーを、そのロールおよび地理的地域によって制限できます。これを行う方法の詳細は、ページ・レイアウトの基準の作成のトピックを参照してください。

ページ・レイアウトを更新したら、必ず、構成ツール・ページで「保存」をクリックし、新しいページ・レイアウトをテストして公開してください。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Sales Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

要約ページ・レイアウトの構成

要約ページ・レイアウトには、オブジェクトの詳細が表示されます。要約レイアウトには、オブジェクトの担当者情報と選択したトップレベルの情報を表示するトップ・セクション、最大4つの情報セクション、子および関連オブジェクト・セクションの6つのセクションがあります。構成ツールを使用したアプリケーションの構成のトピックに記載されている説明に従って、要約ページ・レイアウトに簡単な変更を加えることができます。要約ページ・レイアウトに対してより広範な変更を加える場合は、さらに次の点に注意する必要があります。

トップ・セクション

トップ・セクションの構成について注意が必要な点は次のとおりです。

  • このトピックの「標準オブジェクトおよびカスタム・オブジェクトのページ・レイアウトの作成」の項に記載されているステップを使用して、フィールドの変更、フィールドの削除およびフィールドの移動を行うことができます。

  • 必ず、アイコンと一致するように、「電話」、「携帯」または「Eメール」フィールドのうち、関連するタイプを選択してください。これは、これらのタイプのフィールドのアイコンを変更できないためです。たとえば、携帯の選択フィールドについて電話フィールドを選択した場合、間違ったアイコンが表示されます。

  • トップ・セクションはオブジェクトのトップレベルの情報を含むように設計されているため、このセクションを移動することはできません。

情報セクション

情報セクションについて注意が必要な点は次のとおりです。

  • 情報セクション(最大4つ)は、「情報」「住所」情報1列および情報2列と呼ばれます。

  • 青の上下の矢印を使用して、セクションの順序を変更できます。

  • 各セクションの下部にある「+ フィールドの追加」ボタンをクリックして、フィールドを追加できます。追加できるフィールドの数に制限はありません。

  • 「情報」セクションには、Eメール、電話および住所のアイコンのみが表示され、フィールド・ラベルは表示されません。そのため、アイコンを持つことができ、フィールド・ラベルを必要としないEメール、電話および住所フィールドのみを選択する必要があります。

  • 情報1列には1列のレイアウトが含まれ、ページ全体に1つのフィールドのみが表示されます。

  • 情報2列には2列のレイアウトが含まれるため、2列がページ全体に並んで表示されます。

子および関連オブジェクト・セクション

子および関連オブジェクトを追加するためのセクションは、要約ページ・レイアウトの下部にあります。

  • このセクションを移動することはできませんが、+ 子または関連オブジェクトの追加をクリックして、必要な数の子および関連オブジェクトを追加できます。

  • 子または関連オブジェクトを追加する際には、5つの異なるテンプレートから選択できます。その後、これを子オブジェクトのリスト・ページ・レイアウトで構成できます。詳細は、このトピックの「子オブジェクトのページ・レイアウト」の項を参照してください。

その他の構成オプション

要約ページのその他の構成オプションには、次のようなものがあります。

  • 使用可能な処理のリストについてページで「詳細」アイコンをクリックして、タスクの作成、ノートの追加、オブジェクトの編集を行うことができるかどうかなど、要約ページの処理を追加したり、非表示にします。「+」をクリックして処理を追加したり、処理の「X」アイコンをクリックして処理を非表示にすることもできます。

  • ロールおよび地理的地域を要約ページ・レイアウトに割り当てます。これらを使用すると、ページ・レイアウトを表示できるユーザーを、そのロールおよび地理的地域によって制限できます。ページ・レイアウトが表示される前に満たす必要がある条件のセットを定義することもできます。たとえば、受注確度が50%より大きいという基準を作成した場合、受注確度が50%を超える商談ではそのレイアウトが使用されます。これらを設定する方法の詳細は、ページ・レイアウトの基準の作成のトピックを参照してください。

ページ・レイアウトを更新したら、必ず、構成ツール・ページで「保存」をクリックし、新しいページ・レイアウトをテストして公開してください。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Sales Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

編集ページ・レイアウトの構成

編集ページ・レイアウトは、アプリケーションでオブジェクトの詳細を編集する際に表示されます。構成ツールを使用したアプリケーションの構成のトピックに記載されている説明に従って、編集ページ・レイアウトに簡単な変更を加えることができます。編集ページ・レイアウトに対してより広範な変更を加える場合は、さらに次の点に注意する必要があります。

  • フィールドを移動するには、表示する位置までドラッグします。

  • 「+ 子の追加」をクリックして、ページ・レイアウトの下部に子オブジェクトを追加します。

  • ロールおよび地理的地域を割り当てることもできます。これらを使用すると、ページ・レイアウトを表示できるユーザーを、そのロールおよび地理的地域によって制限できます。ページ・レイアウトが表示される前に満たす必要がある条件のセットを定義することもできます。たとえば、受注確度が50%より大きいという基準を作成した場合、受注確度が50%を超える商談ではそのレイアウトが使用されます。これらを設定する方法の詳細は、ページ・レイアウトの基準の作成のトピックを参照してください。

ページ・レイアウトを更新したら、必ず、構成ツール・ページで「保存」をクリックし、新しいページ・レイアウトをテストして公開してください。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Sales Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

ピッカー・レイアウトの構成

ピッカー・ページ・レイアウトは、商談検索から商談を選択する場合など、選択リストからオブジェクトを選択する際に常に表示されます。構成ツールを使用したアプリケーションの構成のトピックに記載されている説明に従って、ピッカー・ページ・レイアウトに簡単な変更を加えることができます。ピッカー・ページ・レイアウトに対してより広範な変更を加える場合は、さらに次の点に注意する必要があります。

  • 構成ツールを使用したアプリケーションの構成のトピックに記載されているステップを使用して、フィールドの変更、フィールドの削除およびフィールドの移動を行うことができます。

  • ページ処理を追加したり、非表示にすることで、ピッカーからオブジェクトを作成する機能を有効または無効にすることもできます。ページで「詳細」アイコンをクリックし、「作成」処理を追加するか(ない場合)、処理の上にカーソルを置いたときに表示されるクロス・アイコンを使用して処理を削除します。

ページ・レイアウトを更新したら、必ず、構成ツール・ページで「保存」をクリックし、新しいページ・レイアウトをテストして公開してください。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Sales Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

子オブジェクトのページ・レイアウトの構成

要約ページ・レイアウトおよび編集ページ・レイアウトに子オブジェクトを追加できるのみでなく(詳細は、「要約ページ・レイアウトの構成」と「編集ページ・レイアウトの構成」のトピックを参照)、子オブジェクト自体のページ・レイアウトを作成することもできます。子オブジェクトのページ・レイアウトを構成する際の注意点は次のとおりです。

  • 子オブジェクトを親オブジェクトのページ・レイアウトに追加すると、子オブジェクトは「子」ペインに追加されます。子オブジェクトのページ・レイアウトを作成するには、子オブジェクトをクリックし、親オブジェクトの場合と同様に標準ページ・レイアウトを複製します。

  • 子オブジェクトのページ・レイアウトの構成は、親オブジェクトのページ・レイアウトの構成と同じであるため、このトピックですでに熟知しているものと同じステップに従うことができます。

  • 子オブジェクトのリスト・ページ・レイアウトに使用するテンプレートは、子オブジェクトを親ページに追加するときに選択します。その後、子オブジェクトを選択して標準ページ・レイアウトを複製するときに、リスト・ページをさらに構成できます。

  • ロールおよび地理的地域を子オブジェクトのページ・レイアウトに割り当てることができます。拡張基準機能と呼ばれる、ページ・レイアウトを表示するための基準を割り当てることもできます。拡張基準を使用する場合、親オブジェクトおよび子オブジェクトからフィールドを選択できます。この詳細は、ページ・レイアウトの基準の作成のトピックを参照してください。

ページ・レイアウトを更新したら、必ず、構成ツール・ページで「保存」をクリックし、新しいページ・レイアウトをテストして公開してください。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Sales Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

ホーム・ページの構成

特定のロールについてパイプライン、タスクおよびアポイントメントのセクション(カードとも呼ばれる)を非表示にしたり、表示することによって、カスタム・ロールを含め、特定のロール向けのホーム・ページ・レイアウトを作成できます。これは、パイプラインがないため、空白のパイプライン情報がホーム・ページに表示されることを望まない営業マネージャに特に有効な場合があります。任意のユーザー・ロールについてパイプライン、タスクおよびアポイントメントのカードの順序を変更することもできます。

ホーム・ページの構成方法は次のとおりです。

  1. 営業管理者ロールを持つユーザーとしてOracle CX Salesアプリケーションにサインインします。

  2. 構成に使用するサンドボックスを選択します。

  3. 「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで「アプリケーション・コンポーザ」を選択して、アプリケーション・コンポーザを開きます。

  4. 「共通設定」メニューまたは「概要」ページで、「モバイル・アプリケーション設定」をクリックします。

  5. 「アプリケーション機能」ペインで、「カード」をクリックします。

  6. 「レイアウト」ペインで、クリックして複製アイコンをクリックして新しいホーム・ページ・レイアウトを作成します。

  7. レイアウト名を入力し、「OK」をクリックします。

  8. すべてのカードがデフォルトで表示されますが、カードを非表示にする場合は、インタフェース・デザイナでカードをクリックし、カード設定ペインでカードの表示オプションを無効にします。

  9. ホーム・ページ・レイアウトにロールを割り当てる場合は、「割当済ロール」ペインでロールを追加します。

  10. カードの順序を変更する場合は、インタフェース・デザイナでカードを目的の位置までドラッグします。

  11. 「保存」をクリックします。

  12. 新しいページ・レイアウトをテストして公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、構成のテストのトピックを参照してください。

アプリケーションの子オブジェクトおよび文字列の名前変更

ページ・ヘッダー、セクション・ヘッダー、処理、タイトルなど、ホーム・ページの子オブジェクトの名前および文字列をビジネス要件にあわせて変更できます。

これを行う方法は次のとおりです。

  1. 営業管理者ロールを持つユーザーとしてOracle CX Salesアプリケーションにサインインします。

  2. 構成に使用するサンドボックスを選択します。

  3. 「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで「アプリケーション・コンポーザ」を選択して、アプリケーション・コンポーザを開きます。

  4. 「共通設定」メニューまたは「概要」ページで、「モバイル・アプリケーション設定」をクリックします。

  5. 「アプリケーション機能」ペインで、「I18N」をクリックします。

  6. 言語として「英語」を選択し、変更する文字列を選択します。

    注意: 現時点では英語の文字列のみを変更できます。
  7. 文字列の編集ボックスに新しい名前を入力します。

  8. 「保存」をクリックします。

  9. 新しいページ・レイアウトをテストして公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、構成のテストのトピックを参照してください。

ページ・レイアウトの基準の作成

標準オブジェクトおよびカスタム・オブジェクトのページ・レイアウトの基準を作成して、ページ・レイアウトが表示される前に条件または条件のセットを満たす必要があるようにすることができます。ロール、地理的地域およびフィールド値によってページ・レイアウトを制限できます。

ページ・レイアウトへのユーザー・ロールの割当

1つまたは複数のユーザー・ロールにのみ表示される標準オブジェクトまたはカスタム・オブジェクトのページ・レイアウトを作成できます。これは、他の営業チーム・メンバーは必要としない、商談詳細レコードに関する特定のフィールドを必要とする営業マネージャ・ロール向けのページ・レイアウトを作成する場合などに非常に役立つことがあります。設定方法は次のとおりです。

  1. 営業管理者ロールを持つユーザーとしてOracle CX Salesアプリケーションにサインインします。

  2. 構成に使用するサンドボックスを選択します。

  3. 「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで「アプリケーション・コンポーザ」を選択して、アプリケーション・コンポーザを開きます。

  4. 「共通設定」メニューまたは「概要」ページで、「モバイル・アプリケーション設定」をクリックします。

  5. 「アプリケーション機能」ペインで、ロールを追加するページ・レイアウトを含む機能(「商談」など)をクリックします。

  6. 「リスト」ビューや「要約」ビューなど、関連するページ・ビューのタイプを選択します。

  7. 「レイアウト」ペインで、関連するページ・レイアウトを選択するか、新しいページ・レイアウトを作成します(ページ・レイアウトを作成する方法の詳細は、構成ツールを使用したアプリケーションの構成のトピックを参照してください)。

  8. 「割当済ロール」ペインで、追加するロール(複数可)を選択します。

  9. 「保存」をクリックします。

  10. 新しいページ・レイアウトをテストして公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、構成のテストのトピックを参照してください。

ページ・レイアウトへの地理的地域の割当て

標準オブジェクトまたはカスタム・オブジェクトのページ・レイアウトに地理的地域を追加すると、選択した地理的地域セットのユーザーにその使用を制限できます。たとえば、「アメリカ合衆国」地域と「イギリス」地域をページ・レイアウトに追加した場合、これらの国のユーザーのみがレイアウトを表示できます。設定方法は次のとおりです。

  1. ページ・レイアウトへのユーザー・ロールの割当の項のステップ1から7を繰り返します。

  2. 割当済地域ペインで、地域をクリックして地理的地域を選択します。必要な数の地域を選択してください。

  3. ページ・レイアウトへのユーザー・ロールの割当の項に記載されているデフォルト・ページ・レイアウトの作成に関する注意事項を確認します。

  4. 「保存」をクリックします。

  5. 新しいページ・レイアウトをテストして公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、構成のテストのトピックを参照してください。

ページ・レイアウトへの拡張基準の割当

拡張基準を作成すると、標準オブジェクトまたはカスタム・オブジェクトの要約ビューまたは編集ビューについてページ・レイアウトが表示される前に満たす必要がある条件のセットを定義できます。たとえば、商談要約レイアウトについて商談タイプが融資と等しいという基準を作成した場合、「融資」商談タイプの商談では要約ビューにそのレイアウトが使用されます。

  1. ページ・レイアウトへのユーザー・ロールの割当の項のステップ1から7を繰り返します。

  2. 拡張基準ペインで、リストからフィールドを選択し、演算子を選択した後、関連するフィールド値を入力して、基準を作成します。

  3. 条件文を基準に追加するには、「基準の追加」をクリックし、「AND」または「OR」を選択します。フィールド、演算子および関連するフィールド値を入力します。

    注意: 複数のAND/OR条件が必要な場合は、カスタム・スクリプトを使用して基準を指定することをお薦めします。カスタム・スクリプトの作成の詳細は、カスタム・スクリプトによるアプリケーションの構成を参照してください。
  4. ページ・レイアウトへのユーザー・ロールの割当の項に記載されているデフォルト・ページ・レイアウトの作成に関する注意事項を確認します。

  5. 「保存」をクリックします。

  6. 新しいページ・レイアウトをテストして公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、構成のテストのトピックを参照してください。

注意: 子オブジェクトのページ・レイアウトの基準を作成する場合は、子オブジェクトおよび親オブジェクトからフィールドを選択できます。たとえば、商談の「商談タイプ」値によって商談売上ページのページ・レイアウトが決まるような拡張基準を作成できます。
ページ・レイアウトの優先順位付け

ページ・レイアウトは、優先順位に従って「レイアウト」ペインに表示されます。先頭のページ・レイアウトは、設定した基準にユーザーが適合する場合に表示される最初のレイアウトです。2番目のページ・レイアウトは、ユーザーが最初の基準には適合しないが、2番目のページ・レイアウトの基準に適合する場合に表示される2番目のレイアウトであり、その後も同様に続きます。レイアウトを移動するには、目的の優先順位の位置にドラッグします。

すべてのユーザーに適用可能なデフォルト・レイアウトを作成し、「レイアウト」ペインの最下部にデフォルト・レイアウトを配置することをお薦めします。デフォルト・レイアウトを設定すると、設定した基準にユーザーが適合しない場合でも少なくともいずれかのページ・レイアウトが表示されます。

カスタム・スクリプトによるアプリケーションの構成

オンラインであるかオフラインであるかに関係なく、検証およびルールを強制するカスタム・スクリプトをJavaScriptを使用して記述することで、ビジネス要件にあわせてアプリケーションをさらに構成できます。この強力な機能により、任意の最上位の親オブジェクトおよび子オブジェクトについて、選択したイベントが発生したときにトリガーできるスクリプトを記述できます。たとえば、商談の作成時に製品フィールドを必須にするスクリプトを作成できます。

スクリプトの作成方法

すべてのオブジェクトまたは特定のオブジェクトについてカスタム・スクリプトを作成できます。ここでは、特定のオブジェクトについてカスタム・スクリプトを作成する方法を示します。

  1. 構成に使用するサンドボックスを選択します。

  2. 「ナビゲータ」「アプリケーション・コンポーザ」「モバイル・アプリケーション設定」を選択します。

  3. 「モバイル・アプリケーション設定」ページの上部にある「CX Sales Mobileスクリプト」タブをクリックします。

  4. 最上位の親オブジェクトについてスクリプトを作成するには、スクリプトを記述するオブジェクトを選択し、スクリプトをトリガーするイベントを選択します。次のいずれかのイベントを選択できます。

    • 作成時(モバイル・アプリケーションで新しいレコードが作成されたときにトリガーされる)。

    • 保存前(レコードが保存される前にトリガーされる)。

    • 保存後(アプリケーションでレコードが保存された後にトリガーされる)。

    • フィールド値の変更時(ユーザーがフィールドの値を変更した後、フィールドの外側をタップしたときにトリガーされる)。

  5. 子オブジェクトについてスクリプトを作成するには、最上位の親オブジェクトを選択し、商談の子オブジェクト・セクションで関連する子オブジェクトを選択します。最後に、スクリプトをトリガーするイベントを選択します。

    注意: 子オブジェクトの保存前イベントまたは保存後イベントについて検証を作成する場合は、親オブジェクトの保存前イベントまたは保存後イベントを使用する必要があります。
  6. <イベント名>スクリプト・セクションでプラス・アイコンをクリックします。

  7. スクリプトの名前と摘要を入力します。

  8. (オプション)スクリプトが特定の地域について機能するようにする場合は、スクリプトの地理的地域を選択します。このスクリプトは、CX営業アプリケーションで国プリファレンスとして選択した地域を設定しているユーザーについて機能します。

    注意: スクリプトには複数の地域を関連付けることができますが、同じオブジェクトおよびイベントの複数のアクティブなスクリプトに同じ地域を割り当てることはできません。

    特定のユーザー・ロールについてトリガーするようにスクリプトを制限する場合は、JavaScriptスクリプトを記述して、これらを指定する必要があります

  9. 「作成」をクリックし、スクリプトを作成します。

  10. 「検証」をクリックして、スクリプトにエラーがあるかどうかをチェックします。検証チェックには、ネストされた関数コールや、無限ループで永久に実行される原因となるスクリプト内の他のすべてのものに関するチェックが含まれます。

  11. 終了後、「保存」をクリックします。

カスタム関数の作成方法

すべてのスクリプトですべてのオブジェクトについて使用できるカスタム関数(ユーティリティ関数と呼ばれる)を作成することもできます。その方法は次のとおりです。

  1. スクリプトの作成方法の項のステップ1から6を実行した後、ユーティリティ関数セクションでプラス・アイコンをクリックします。

  2. 関数を作成します。関数がユーティリティ関数として指定され、システム関数リストに含まれるように、必ず関数に_Cを含めてください(システム関数の詳細は、次の「スクリプトの作成に役立つ機能」の項を参照してください)。システム関数リストに含まれると、任意のカスタム・スクリプトからユーティリティ関数にアクセスできます。次に形式の例を示します。

    function example_c() {
    var a = 100;
    a = 100+a
    }
  3. 「検証」「保存」の順にクリックします。

スクリプトの作成に役立つ機能

スクリプトを作成する際には、正しいオブジェクト値とフィールド値を入力することが重要です。そのため、これを簡単に行うことができるように、スクリプト・ボックス内で[Ctrl]+[Space]を押すと、オブジェクトとフィールドのリストが表示されます。挿入するオブジェクトまたはフィールドを選択すると、正しい値がスクリプトに追加されます。

この機能を使用すると、APIをスクリプトに自動移入するシステム関数も使用できるようになります。[Ctrl]+[Space]を押し、システム関数セクションまで下にスクロールすると、使用可能なAPIのリストが表示されます。たとえば、これらのAPIを使用して、デバイスのオペレーティング・システムやユーザーの現在の位置を確認できます。システム関数セクションには、自分が作成したユーティリティ関数も表示されます。使用可能なシステム関数のリストとそれらの使用方法は、カスタム・スクリプト用のシステム関数のライブラリのトピックを参照してください。

スクリプトのテスト

スクリプトのテストに役立つように、スクリプトでCXCoreLoggerクラス・メソッドを使用して、警告、エラーまたは情報メッセージを書き込むことができます。その後、メッセージを確認してスクリプトをデバッグできます。

スクリプトをデバッグした後、CX Sales Mobileでスクリプトをテストし、完了したらサンドボックスを公開します。CX Sales Mobileで構成を確認する方法の詳細は、構成のテストのトピックを参照してください。

スクリプトの例

ここでは、カスタム検証およびルールを作成する方法の例をいくつか示します。

オブジェクト、イベントおよび要件 スクリプトの例

オブジェクト: 商談

イベント: OnCreate

要件: 商談の名前および

所有者フィールドに値を自動移入する。

var oracleCxmOutcome = new Result("");
var currentRow = await getCurrentRow();
var userPref = await getUserPreferences();
var partyName = userPref.getPartyName();
currentRow.setColumn('PartyName1',partyName);
currentRow.setColumn('Name', 'StandardScript'+new Date().toISOString().substring(0, 10));
oracleCxmOutcome.setMessage('MESSAGE_TYPE_SUCCESS', '' ,  'OOB Script for oppty-OnCreate executed');

オブジェクト: 商談

イベント: BeforeSave

要件: 子の売上金額に基づいて

商談売上金額を更新する。

var oracleCxmOutcome = new Result('');
var currentRow = await getCurrentRow();
var childRev = currentRow.getColumn('ChildRevenue');
	let totalAmount = 0;
if(childRev) {
let items = currentRow.getColumn('ChildRevenue').items;
		if(items) {
			items.forEach((item) => {
				totalAmount = totalAmount + item.RevnAmount;
			});
		}
}
	currentRow.setColumn('Revenue',totalAmount);

オブジェクト: 商談

イベント: AfterSave

要件: 商談が新しく作成されたものでない場合、

商談にノートを追加する。

var oracleCxmOutcome = new Result('');
var optiRow = await getCurrentRow();
if(!optiRow.isNew()) {
    var opptyNote = await createNewRow(true, 'opportunities', 'Note');
    var noteTxt = 'VGhpcyBOb3RlIHdhcyBjcmVhdGVkIHRocm91Z2ggc2NyaXB0IGZvciBvcHB0eSAtIA==';
    opptyNote.setColumn('NoteTxt',noteTxt);
    optiRow.setColumn('Note',opptyNote);
    oracleCxmOutcome.setModifiedObject(optiRow);
}

オブジェクト: 商談

イベント: OnFieldValueChange - Status Code

要件: ステータス・コード値が

WON/LOSTに変更され、受注/失注事由が指定されていない場合、

ReasonWonLostCodeフィールドが必須になり、

「Please specify win/loss reason」というメッセージが表示される。

var oracleCxmOutcome = new Result('');
var optyRow = await getCurrentRow();
var statusCode = optyRow.getColumn('StatusCode');
var reasonWonLostCode = optyRow.getColumn('ReasonWonLostCode');

if((statusCode === 'WON' || statusCode === 'LOST') && (!reasonWonLostCode)) {
    oracleCxmOutcome.setMessage('MESSAGE_TYPE_SUCCESS', '' ,  'You have selected' + statusCode);
    optyRow.setColumnMandatory('ReasonWonLostCode', true);
    oracleCxmOutcome.setMessage('MESSAGE_TYPE_ERROR', '' ,  'Please specify win/loss reason');
}

 if(statusCode !== 'WON' && statusCode !== 'LOST') {
 optyRow.setColumn('ReasonWonLostCode',null);
 optyRow.setColumnMandatory('ReasonWonLostCode', false);
 }

オブジェクト: 商談売上

イベント: OnCreate

要件: 商談売上という子オブジェクトのOnCreateイベントによって、そのカスタム・フィールド値が自動移入される。

var optiRow = getCurrentRow();
const optyRow = getCurrentRow();
const childRev = getCurrentChildRow();
var oracleCxmOutcome = new Result("");
childRev.setColumn('CXM_Text_c','Single Text');
childRev.setColumn('CXM_Date_c',"2020-03-20");
childRev.setColumn('CXM_CC_c',true);
childRev.setColumn('CXM_Perc_c',.32);
childRev.setColumn('CXM_Num_c',5000);
childRev.setColumn('CXM_LText_c','RGVtbyB0ZXh0IHRvIGJlIGVudGVyZWQ=');

oracleCxmOutcome.setMessage("MESSAGE_TYPE_SUCCESS", "", "OnCreate on Child:");

カスタム・スクリプト用のシステム関数のライブラリ

カスタム・スクリプトを作成する際には、APIをスクリプトに自動移入するシステム関数が使用できるようになる機能を使用できます。[Ctrl]+[Space]を押し、システム関数セクションまで下にスクロールすると、使用可能なAPIのリストが表示されます。ここでは、システム関数とそれらに関連するクラスについて詳しく説明します。

システム関数

使用可能なシステム関数は次のとおりです。

メソッド・シグネチャ 定義 使用方法

getCurrentRow()

現在の行を返します。

Rowクラス・メソッドの詳細は、次の表を参照してください。

const taskRow = getCurrentRow();
const statusCode = taskRow.getColumn('StatusCode');

getCurrentChildRow()

子行のコンテキストにある場合は現在の子行を返し、それ以外の場合はnullを返します。

次の表のRowクラス・メソッドを参照してください。

const optyRow = getCurrentRow();
const childRev = getCurrentChildRow();
childRev.setColumn('RevnAmountCurcyCode', optyRow.getColumn('CurrencyCode'));

createNewRow(isChild: boolean, featureName: string, childType: string)

指定されたリソースおよび子タイプの新しい行または子行を作成します。AfterSaveイベントでのみサポートされています。

次の表のRowクラス・メソッドを参照してください。

const opptyRow =  createNewRow(false, "Opportunity", null);
opptyRow.setColumn("Name","New oppty");

query(resource: string)

指定されたリソースのQueryオブジェクトを返します。これを使用して、問合せパラメータを設定することにより、指定したリソースの行を問い合せることができます。この関数は、デバイスにローカルで格納されているデータのみを問い合せます。

次の表のQueryクラス・メソッドを参照してください。

const resourceQuery = query('resources');
resourceQuery.setParameters('PartyId', userPrefProvider.getPartyId());
try {
const resourceResponse = resourceQuery.execute();
if (resourceResponse && resourceResponse.length > 0) {
resources.setColumn(
'JobName',
resourceResponse[0].getColumn('JobMeaning')
);
}
} catch (e) {
//failed to get resource response
}

getUserPreferences()

UserPreferencesオブジェクトを返します。これを使用して、様々なユーザー・プリファレンスを取得できます。

UserPreferencesクラス・メソッドの詳細は、次の表を参照してください。

const row = getCurrentRow();
const userPrefProvider = getUserPreferences();
const closeDate = userPrefProvider.getProfileOptionValue(
'MOO_DEFAULT_CLOSE_WINDOW'
);

getDeviceInformation()

DeviceInformationオブジェクトを返します。これを使用して、様々なデバイス関連情報を取得できます。

次の表のDeviceInformationクラス・メソッドを参照してください。

const deviceInfo = getDeviceInformation();
const os = deviceInfo.getOs();

getCXCoreLogger().getLogger()

情報、エラー、警告などのロギングに使用できるCXCoreLoggerのインスタンスを返します。

次の表のCXCoreLoggerクラス・メソッドを参照してください。

const row = getCurrentRow();
row.setColumn("Name","New oppty");
let cxCoreLogger = getCXCoreLogger().getLogger();
cxCoreLogger.error ("On create event executed");

getParentRow()

現在のオブジェクトへのアクセス元である親オブジェクトを返します。別の最上位オブジェクトを介してアクセスされる最上位オブジェクトのコンテキストでのみ使用されます。

注意: この関数は、子行の親を返すわけではありません。

次の表のRowクラス・メソッドを参照してください。

/*Appointments - OnCreate*/
const row = getCurrentRow();
const parentRow = getParentRow();

if (parentRow && parentRow.getResourceName() === 'leads') {
row.setColumn(
'LeadId',
parentRow.getColumn('LeadId')
);
row.setColumn(
'LeadName',
parentRow.getColumn('Name')
);
if (parentRow.getColumn('PrimaryContactId')) {
row.setColumn(
'PrimaryContactId',
parentRow.getColumn('PrimaryContactId')
);
row.setColumn(
'PrimaryContactName',
parentRow.getColumn('PrimaryContactPartyName')
);
}
if (parentRow.getColumn('CustomerId')) {
row.setColumn(
'AccountId',
parentRow.getColumn('CustomerId')
);
row.setColumn(
'AccountName',
parentRow.getColumn('CustomerPartyName')
);
}
}

getLovDataProvider()

ローカルの値リスト(LOV)データ・プロバイダを返します。LOVデータは、このプロバイダを使用してフェッチできます。

const lovProvider = getLovDataProvider();
const lovData = lovProvider.getLovData('StatusCode');

クラス・メソッド

ここでは、前の表で概説したシステム関数のクラス・メソッドとそれらの使用方法の例を示します。

  • Rowクラス・メソッド:

メソッド・シグネチャ 定義 使用方法

setColumn(name: string, value: string)

行の特定の列の値を設定するために使用します。

const optyRow = getCurrentRow();
const childRev = getCurrentChildRow();
childRev.setColumn('RevnAmountCurcyCode', optyRow.getColumn('CurrencyCode'));

getColumn(name: string)

行の特定の列の値を取得するために使用します。

const taskRow = getCurrentRow();
const statusCode = taskRow.getColumn('StatusCode');

isNew(): boolean

行が新しい場合はtrueを返し、それ以外の場合はfalseを返します。

const taskRow = getCurrentRow();
const isNew = taskRow.isNew();

getResourceName(): string

行が属するリソースを返します。

const parentRow = getParentRow();
const res = parentRow.getResourceName()

setColumnMandatory(name: string, value: boolean)

特定の列について必須プロパティの値を設定するために使用します。

注意: CX Cloud Mobileのスクリプトをコピーする場合は、CX Cloud Mobileの関数のかわりにこの関数を使用します。詳細は、CX Sales MobileへのCX Cloud Mobile構成のコピーのトピックを参照してください。
const optyRow = getCurrentRow();
const childRev = getCurrentChildRow();
childRev.setColumnMandatory('UnitPrice', true);

setColumnUpdatable(name: string, value: boolean)

特定の列について更新可能なプロパティの値を設定するために使用します。

const optyRow = getCurrentRow();
const childRev = getCurrentChildRow();
childRev.setColumnUpdatable('RevnAmountCurcyCode', canEditCurrency === 'Y');

setColumnVisible(name: string, value: boolean)

特定の列を表示/非表示にするために使用します。

const row = getCurrentRow();
row.setColumnVisible('ReasonWonLostCode', false);

addNewChildRow(childName: string)

行に新しい子を追加します。イベント・ハンドラによってコミットされる行のセットに行を挿入するには、ResultのsetModifiedObjectメソッドも参照してください。

const row = getCurrentRow();
const resources = row.addNewChildRow('ActivityAssignee');
resources.setColumn('AssigneeName', userPrefProvider.getPartyName());
resources.setColumn('AssigneeId', userPrefProvider.getPartyId());

  • Queryクラス・メソッド:

メソッド・シグネチャ 定義 使用方法

getParameters()

この問合せで使用可能なすべてのパラメータを取得するために使用します。

const resourceQuery = query('resources');
const params = resourceQuery.getParameters();

setParameters(name: string, value: string)

特定の問合せパラメータの値を設定するために使用します。

const resourceQuery = query('resources');
resourceQuery.setParameters('PartyId', userPrefProvider.getPartyId());

execute()

問合せを実行するために使用します。これは、問合せ基準を満たす行のセットを返します。

const resourceQuery = query('resources');
resourceQuery.setParameters('PartyId', userPrefProvider.getPartyId());
try {
const resourceResponse = resourceQuery.execute();
if (resourceResponse && resourceResponse.length > 0) {
resources.setColumn(
'JobName',
resourceResponse[0].getColumn('JobMeaning')
);
}
} catch (e) {
//failed to get resource response
}

  • UserPreferencesクラス・メソッド:

メソッド・シグネチャ 定義 使用方法

getUserSettings()

ユーザー設定を返します。

const userPref = getUserPreferences();
const userSettings = userPref.getUserSettings();

getUserName()

現在のユーザーのユーザー名を返します。

const  userPref  = getUserPreferences();
const userName = userPref.getUserName();

getPartyName()

現在のユーザーの名前を返します。

const  userPref  = getUserPreferences();
const partyName = userPref.getPartyName();

getDateFormat()

現在のユーザーによって設定された日付書式を返します。

const  userPref  = getUserPreferences();
const dateFormat = userPref.getDateFormat();

getPartyId()

現在のユーザーのIDを返します。

const  userPref  = getUserPreferences();
const partyId = userPref.getPartyId();

getCurrency()

現在のユーザーによって設定された通貨を返します。

const  userPref  = getUserPreferences();
const currency = userPref.getCurrency();

getTimezone()

現在のユーザーによって設定されたタイム・ゾーンを返します。

const  userPref  = getUserPreferences();
const timeZone = userPref.getTimezone();

getNumberFormat()

現在のユーザーによって設定された数値書式を返します。

const  userPref  = getUserPreferences();
const numberFormat = userPref.getNumberFormat();

getLanguage()

現在のユーザーによって設定された言語を返します。

const  userPref  = getUserPreferences();
const language = userPref.getLanguage();

getRoles()

現在のユーザーに割り当てられているロールを返します。

const  userPref  = getUserPreferences();
const roles = userPref.getRoles();

getProfileOptions()

現在のユーザーのすべてのプロファイル・オプションを返します。

const  userPref  = getUserPreferences();
const profileOptions = userPref.getProfileOptions();

getProfileOptionValue(profileOption)

指定されたプロファイル・オプションが存在する場合は現在のユーザーについてそのプロファイル・オプションのプロファイル・オプション値を返し、それ以外の場合はnullを返します。

const  userPref  = getUserPreferences();
const profileOptionValue = userPref.getProfileOptionValue($PROFILE_OPTION_STRING)

isRoleAssigned(role)

指定されたロールが現在のユーザーに割り当てられている場合はtrueを返し、それ以外の場合はfalseを返します。

const  userPref  = getUserPreferences();
const isRoleAssigned = userPref.isRoleAssigned($USER_ROLE_STRING);

  • DeviceInfoクラス・メソッド:

メソッド・シグネチャ 定義 使用方法

getCurrentPosition(maximumAge : Number ,timeout : Number ,enableHighAccuracy : Boolean)

デバイスの位置を返します。

パラメータ:

  • maximumAge: キャッシュされた位置について許容可能なミリ秒単位の時間。キャッシュされた位置が許容可能でない場合は、0を入力します。

  • timeout: navigator.geolocation.getCurrentPositionへのコールから、対応するgeolocationSuccessコールバックが実行されるまでの間に許可される最大経過時間(ミリ秒)。この時間内にgeolocationSuccessコールバックが起動しない場合は、geolocationErrorコールバックにPositionError.TIMEOUTエラー・コードが渡されます。

  • enableHighAccuracy: アプリケーションが可能なかぎり最良の結果を必要とすることを示すヒントを提供します。デフォルトでは、デバイスはネットワークベースの方法を使用して位置の取得を試みます。このプロパティをtrueに設定すると、衛星測位など、より正確な方法を使用するようフレームワークは指示されます。

const deviceInfo = getDeviceInformation();
const position = deviceInfo.getCurrentPosition(3000,5000,true);    
const latitude  = position.coords.latitude;
const longitude = position.coords.longitude;

getOs()

デバイスのオペレーティング・システム名を返します。

const deviceInfo = getDeviceInformation();
const os = deviceInfo.getOs();

getPlatform()

デバイスのプラットフォーム名を返します。

const deviceInfo = getDeviceInformation();
const platform = deviceInfo.getPlatform();

getVersion()

デバイスのバージョンを返します。

const deviceInfo = getDeviceInformation();
const version = deviceInfo.getVersion();

getModel()

デバイスのモデル名を返します。

const deviceInfo = getDeviceInformation();
const model = deviceInfo.getModel();

isDeviceOnline()

デバイスがオンラインの場合はtrueを返し、それ以外の場合はfalseを返します。

const deviceInfo = getDeviceInformation();
const online = deviceInfo.isDeviceOnline();

  • CXCoreLoggerクラス・メソッド:

メソッド・シグネチャ 定義 使用方法

enableConsoleLogging()

コンソールのロギングを有効にします。

const row = getCurrentRow();
row.setColumn("Name","New oppty");
let cxCoreLogger = getCXCoreLogger().getLogger();
cxCoreLogger.setLogLevel("info");
cxCoreLogger.enableConsoleLogging();
cxCoreLogger.info ("On create event executed");

setLogLevel(level: string)

ロギング・レベルを設定します。レベル値には、infoerrorwarnlogおよびnoneを指定できます。

const row = getCurrentRow();
row.setColumn("Name","New oppty");
let cxCoreLogger = getCXCoreLogger().getLogger();
cxCoreLogger.setLogLevel("info");
cxCoreLogger.info ("On create event executed"

log(...args: any[])

メッセージをログ・レベルで記録します。

const row = getCurrentRow();
row.setColumn("Name","New oppty");
let cxCoreLogger = getCXCoreLogger().getLogger();
cxCoreLogger.setLogLevel("log");
cxCoreLogger.log("On create event executed");

info(...args: any[])

メッセージを情報レベルで記録します。

const row = getCurrentRow();
row.setColumn("Name","New oppty");
let cxCoreLogger = getCXCoreLogger().getLogger();
cxCoreLogger.setLogLevel("info");
cxCoreLogger.info ("On create event executed");

warn(...args: any[])

メッセージを警告レベルで記録します。

const row = getCurrentRow();
row.setColumn("Name","New oppty");
let cxCoreLogger = getCXCoreLogger().getLogger();
cxCoreLogger.setLogLevel("warn");
cxCoreLogger.warn("On create event executed");

error(...args: any[])

メッセージをエラー・レベルで記録します。

const row = getCurrentRow();
row.setColumn("Name","New oppty");
let cxCoreLogger = getCXCoreLogger().getLogger();
cxCoreLogger.setLogLevel("error");
cxCoreLogger.error("On create event executed");

  • Resultクラス・メソッド:

メソッド・シグネチャ 定義 使用方法

setModifiedObject()

スクリプトによって変更された行のセットに、新しく作成された行または更新された行を挿入するために使用します。この処理によって、挿入された行がイベント・ハンドラ実装によって確実にコミットされます。

var oracleCxmOutcome = new Result('');
var row = getCurrentRow();
row.setColumn("Name","Sample Obj");
oracleCxmOutcome.setModifiedObject(row);

setMessage(key, stringBundle, message)

イベント・ハンドラ実装に返すことができるメッセージを追加するために使用します。キーには、"MESSAGE_TYPE_SUCCESS"または"MESSAGE_TYPE_ERROR"を指定できます。

var oracleCxmOutcome = new Result('');
var row = getCurrentRow();
row.setColumn("Name","Sample Obj");
oracleCxmOutcome.setModifiedObject(row);
oracleCxmOutcome.setMessage("MESSAGE_TYPE_SUCCESS","","Row modified");

setErrorMessage(message)

エラー・メッセージを設定し、結果クオリファイアを"OUTCOME_TYPE_FAILURE"としてマークするために使用します。

var oracleCxmOutcome = new Result('');
var row = getCurrentRow();
var a = row.getColumn("A");
var b = row.getColumn("B");
if(a>b){
oracleCxmOutcome.setErrorMessage("Row validation failed");
} else {
oracleCxmOutcome.setMessage("MESSAGE_TYPE_SUCCESS","","Row validated successfully");
}

setOutcomeQualifier()

スクリプトの実行後に処理されるクオリファイアを設定するために使用します。返される文字列は、"OUTCOME_TYPE_SUCCESS"または"OUTCOME_TYPE_FAILURE"のいずれかです。クオリファイア"OUTCOME_TYPE_FAILURE"beforeSaveイベントで使用されている場合、ページには、setMessage/setErrorMessageを使用して設定されたエラー・メッセージが表示されます。

var oracleCxmOutcome = new Result('');
var row = getCurrentRow();
var a = row.getColumn("A");
var b = row.getColumn("B");
if(a>b){
oracleCxmOutcome.setMessage("MESSAGE_TYPE_ERROR","","Row validation failed");
oracleCxmOutcome.setOutcomeQualifier("OUTCOME_TYPE_FAILURE");
}

営業担当がさらに長い間、アプリケーションにサインインした状態を維持でき、アプリケーションを起動するたびにユーザー名とパスワードを再入力しなくても済むように、OAuth認証トークンの使用を有効にすることができます。

OAuth認証トークンを有効にすると、アプリケーションは、営業担当がサインインしたときにOAuthパラメータを読み取り、次にアプリケーションを閉じて再起動したとき、または現在のセッションが期限切れになったときに、再度サインインするよう求めます。この2回目のサインインの後にOAuth認証が開始され、それ以降は、Identity Cloud Serviceで構成されたリフレッシュ・トークンの有効期間中に営業担当が少なくとも1回アプリケーションを使用するかぎり、アプリケーションにサインインしたままの状態になります。

設定方法は次のとおりです。

  1. Oracle Identity Cloud Serviceコンソールで機密アプリケーションを作成して、CX Sales MobileアプリケーションをIdentity Cloud Serviceに登録します。機密アプリケーションを作成する方法の詳細は、Oracle Identity Cloud Serviceの管理ガイドの「機密アプリケーションの追加」のトピックを参照してください。

    注意: 登録プロセスの一部として、Oracle Identity Cloud ServiceによってクライアントIDおよびクライアント・シークレットが生成されます。これらは後のステップで必要になるため、作成されたら必ず書き留めておいてください。
  2. CX営業アプリケーションで、管理者としてサインインします。ナビゲータ・メニューを開き、「設定と保守」をクリックします。

  3. 「設定と保守」作業領域で、「タスク」サイド・パネル・アイコンをクリックし、「検索」リンクをクリックします。

  4. 「CX Cloud Mobile OAuth構成の管理」タスクを検索して選択します。

  5. 「Identity Cloud Serviceホスト名」フィールドに、Identity Cloud Serviceホストを入力します。

  6. CX Sales MobileアプリケーションのクライアントIDおよびクライアント・シークレットを登録します。

  7. 「保存」をクリックします。

  8. 「設定と保守」作業領域で、「タスク」サイド・パネル・アイコンをクリックし、「検索」リンクをクリックします。

  9. 「プロファイル・オプションの管理」タスクを検索して選択します。

  10. OAuth機能を有効にするプロファイル・オプションを作成します。次の詳細を使用して、新しいプロファイル・オプションを作成します。

    • プロファイル・オプション・コード: CXM_ENABLE_OAUTH

    • プロファイル表示名: OAuth Usage

    • アプリケーション: CX Sales Mobile

    • モジュール: Mobile Sales

    • 開始日: OAuth機能をアクティブにする必要がある日付を入力します。

    • 「保存して閉じる」をクリックします。

    • 「プロファイル値」セクションで、「サイト」レベルについて「使用可能」チェック・ボックスと「更新可能」チェック・ボックスを選択します。

    • 「保存して閉じる」をクリックします。

  11. 次に、プロファイル・オプションに適切な値を設定する必要があります。「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索して選択します。

    1. CXM_ENABLE_OAUTHプロファイル・オプションを検索します。

    2. 「プロファイル値」セクションで、次の詳細を使用して新しい値を追加します。

      • プロファイル・レベル: サイト

      • プロファイル値: はい

  12. 「保存して閉じる」をクリックします。

構成のテスト

アプリケーション・コンポーザを使用してOracle CX Sales Mobileを構成した後、ユーザーのモバイル・デバイスに配布する前に構成をテストする必要があります。その方法は次のとおりです。

  1. 構成を行った後、Oracle CX Salesアプリケーションを開いたままにし、変更を加えたサンドボックスがアプリケーションでアクティブになっていることを確認します。

  2. モバイル・デバイスでCX Sales Mobileを開き、構成に使用したものと同じユーザーとしてサインインします。CX Sales Mobileにすでにサインインしている場合は、アプリケーションを強制的に閉じて再度開く必要があります。これは、アプリケーションの再起動時またはサインイン時に、アプリケーションがサンドボックスで最新の更新を取得するためです。

  3. アプリケーションを再起動してサインインすると、すぐに構成が表示される状態になっています。構成を行ったサンドボックスはユーザー詳細にリンクされており、アプリケーションを再起動すると、構成が自動的にダウンロードされます。ただし、CX Sales Mobileのメニューで「設定」「システム」をタップし、「サンドボックス名」最終ダウンロード時間を確認することにより、正しいサンドボックスにいることを再確認できます。

  4. 構成を確認します。複数のポッドがあり、別のポッドで構成を確認する場合は、ホストURLを変更して他のポッドに接続する必要があります。CX Sales Mobileアプリケーションで「設定」にナビゲートし、アプリケーションのリセットをタップして、関連するポッドのホストURLを入力します。ホストURLを確認する方法の詳細は、CX Sales Mobile実装スタート・ガイドのトピックの「準備」の項を参照してください。

  5. サンドボックスでさらに更新を加えた場合、更新内容を表示するには、アプリケーションを強制的に閉じ、再度サインインする必要があります。

  6. 構成に問題がなければ、サンドボックスを公開して構成をユーザーに配布します。

オフライン・モード

CX Sales Mobileがオフラインで動作し続ける仕組み

ここでは、ユーザーがアプリケーションを使用しているときにネットワーク接続が失われた場合、アプリケーションでどのような処理が行われるのかについての有用な情報を示します。要約すると、ネットワーク接続が失われた場合、オフラインであることをユーザーに知らせるメッセージが表示されます。それまでと同じように作業を続けることができ、ネットワーク接続が復元されると、変更が自動的に同期されます。

次に、その仕組みについて詳しく説明します。

アプリケーションがオンラインの間にデータがダウンロードされる

ユーザーがアプリケーションをオンラインで使用している間に、最大で次の2つの異なるデータのサブセットがオフライン使用のためにダウンロードされます。

  1. アプリケーションで表示したことがあるデータ。

  2. 管理者が自動フェッチ機能を有効にした標準オブジェクトおよびカスタム・オブジェクトのデフォルトの保存済検索で返されたデータ。自動フェッチ機能の詳細は、オフライン設定の構成のトピックを参照してください。

データはすべて、デバイスの暗号化を使用して暗号化された状態で格納されます。また、ユーザーが顔または指紋認識サインイン機能を許可すると、オフライン・モードでのデータへのアクセスが生体認証によってさらに保護されます。

アプリケーションがオフラインになるとオフライン・メッセージが表示される

アプリケーションの使用中にネットワーク接続が失われると、オフラインで作業していることをユーザーに知らせるメッセージが表示されます。ページ上部のバナーには、オンラインに戻ったときに同期される更新の数に加えて、最後にデータを同期してからの経過時間も表示されます。

オフライン更新が保存される

ユーザーがオフラインで作業しているときには、オンラインの間にデバイスに保存されたすべてのデータを表示できます。また、新しいレコードを作成したり、既存のレコードを更新することもでき、これらはその後、ユーザーがオンラインに戻ったときにサーバーに同期されます。

オフラインで作成または更新したレコードを参照すると、オンラインに戻ったときにレコードがサーバーに同期されることを示すビジュアル・インジケータがページに表示されます。アプリケーションがオンラインに戻ったときに更新されるすべてのレコードを参照する場合は、ページ上部のオフライン・バナーをタップした後、保留中の同期ページで「詳細」アイコンをタップすると、保留中の同期のキューにナビゲートできます。

オフライン・データが同期される

ネットワーク接続が復元されると、同期を保留しているレコードが、トランザクションがオフラインになった順序でOracle CX Sales Webアプリケーションに同期されます。検証エラーなどが原因でトランザクションが同期に失敗した場合は、保留中の同期のキュー内のレコードに対して、対応するエラー・メッセージが表示されます。問題を解決したら、ページ上部のオフライン・バナーにある「詳細」アイコンをタップした後、すべてについて同期を再試行ボタンをタップして、レコードを手動で同期できます。

注意: アプリケーションでデータ競合が検出された場合、CX Sales Mobileで加えられた変更が、Oracle CX Sales Webアプリケーションで加えられた変更より優先されます。

オフライン設定の構成

アプリケーション・コンポーザを使用すると、ユーザーがレコードをオフラインで作成および編集できるかどうかなど、Oracle CX Sales Mobileのオフライン設定を構成したり、オフラインで使用できる営業オブジェクトのレコードを決定できます。

自動フェッチ機能を使用してオフラインで使用可能なオブジェクトを構成する

デフォルトでは、オンラインの間にアプリケーションで表示したすべてのデータがオフライン使用のためにダウンロードされます。このデータに加えて、標準およびカスタムの営業オブジェクトについて自動フェッチ機能を有効にすることもできます。これにより、この機能が有効になっている各オブジェクトのレコード(関連する子レコードを含む)のサブセットがダウンロードされます。アプリケーションでは、自動フェッチが有効になっているオブジェクトのデフォルトの保存済検索がデータ・サブセットの基準として使用されます。

オブジェクトについて自動フェッチ機能を有効にする方法は次のとおりです。

  1. サンドボックスに入り、アプリケーション・コンポーザを開きます。

  2. 「モバイル・アプリケーション設定」をクリックします。

  3. 「CX Sales Mobileコンポーザ」タブをクリックします。

  4. 「アプリケーション機能」メニュー内の「ホーム」をクリックします。

  5. アプリケーションのビジュアル表現内で、自動フェッチを有効にするオブジェクトをクリックします。

  6. 「機能詳細」セクションで、自動フェッチ使用可能オプションを有効にします。

  7. 自動フェッチを有効にするそれぞれのオブジェクトについてステップ4と5を繰り返します。

  8. 「保存」をクリックします。

その他のオフライン設定を構成する

その他のオフライン設定はすべて、アプリケーション・コンポーザのCX Sales Mobileの「設定」ページで構成します。前述のステップ1から3を実行し、アプリケーションのビジュアル表現で「設定」をクリックします。構成可能な設定は次のとおりです。

設定名 説明

オフライン・モード使用可能

オフライン・モードを有効または無効にします。

オフライン作成および編集使用可能

オフラインでのデータの作成および編集を有効または無効にします。このオプションをオフにすると、ユーザーにはデータへの読取り専用アクセス権が付与されます。

遅延作成および編集使用可能

アプリケーションでトランザクションの作成および編集を同期的に行うか、非同期的に行うかを決定します。この設定を有効にすると、トランザクションはアプリケーションからCX Salesサーバーに非同期的に更新されます。

手動同期

手動同期でCX Sales MobileからCX Salesサーバーに更新を同期した後、逆向きにCX Sales Mobileにも同期するか(2方向)、CX Sales MobileからCX Salesサーバーにのみ同期するか(1方向)を決定します。

最大再試行回数

CX Sales MobileアプリケーションがCX Salesサーバーへのオフライン更新の適用を試行する最大回数を決定します。

オンライン・データ・フェッチ・ポリシー

ネットワーク接続があるときに、モバイル・デバイスに格納されているデータとCX Salesサーバーのデータのどちらをアプリケーションで使用するかを定義します。「ローカル」オプションは、モバイル・デバイスに格納されているデータのみがアプリケーションに表示されることを意味します。リモート・オプションは、CX Salesサーバーのデータのみがアプリケーションに表示されることを意味します。「両方」オプションは、最初にローカル・データがアプリケーションに表示され、続いて、変更されたリモート・データがサーバーに対してバックグラウンドで問い合せられることを意味します。その後は、ローカル・データではなく、変更されたデータが表示されます。

競合ポリシー

競合がある場合にクライアントとサーバーのどちらの更新を選択するかを決定します。クライアント優先更新オプションのみがサポートされています。

FAQ

CX Sales Mobileではどのようなノート・アプリケーションを使用できますか。

モバイル・デバイスに用意されているノート・アプリケーションに加えて、Google KeepやOneNoteといった他のノート・アプリケーションを使用してノートを作成および共有できます。

名刺をスキャンして担当者またはリードを作成できますか。

はい。モバイル・デバイスのカメラを使用して名刺をスキャンするか、名刺の既存の写真を使用して担当者およびリードを追加でき、名刺の情報を使用して新しい担当者またはリードがアプリケーションに作成されます。次にステップを示します。

  1. 「担当者」または「リード」リスト・ページでプラス・アイコンをタップします。

  2. 名刺からをタップします。

  3. フォト・ギャラリからをタップして既存の写真を使用するか、写真の撮影をタップして、モバイル・デバイスを使用して名刺の写真を撮影します。

  4. 新しく作成された担当者またはリードの詳細を確認し、必要に応じて詳細を編集します。その後、「保存」をタップします。

注意: 名刺機能に関する注意点を次に示します。
  • 現時点では、英語の名刺のみがサポートされています。

  • 現時点では、米国の住所書式のみがサポートされています。

  • 名刺にEメール・アドレスが含まれている必要があります。ドメイン名(@example.com)を使用して、既存のアカウントが検索されます。単一のアカウントが見つかった場合、そのアカウントの詳細が新しいレコードに自動的に移入されます。複数のアカウントが見つかった場合、アカウント・フィールドは空のままになり、アカウントを選択する必要があります。

  • アプリケーションには、名刺のジョブ・タイトルとの照合に使用されるジョブ・タイトルのリストがあります。一致するものがない場合は、それをレコードに追加でき、将来使用できるように、そのジョブ・タイトルがジョブ・タイトル・リストに追加されます。また、ジョブ・タイトルを編集すると、新しいジョブ・タイトルとしてジョブ・タイトル・リストに追加され、再度使用できるようになります。

  • 最良の結果を得るには、実際の名刺の写真を使用する必要があります。モニター上の名刺の画像などの写真は、画像品質が十分ではなくなるため、使用しないでください。

  • 名刺の背景と名刺上のテキストの間に十分なカラー・コントラストがあることを確認してください。これにより、スキャンが向上します。

作成したノートがPDF添付になるのはなぜですか。

OneNoteアプリケーションではノートがPDFファイルとして作成されるため、CX Sales Mobileでは、PDFがノートではなく添付として認識され、そのファイルが添付としてレコードに追加されます。

どのようなタイプのファイルをレコードに添付できますか。

写真、ビデオ、音声記録、Word文書、PowerPointプレゼンテーション、Excelファイル、プレーン・テキスト・ファイルおよびPDFを添付できます。

ビデオは1つのレコードに1つ添付でき、他のファイル・タイプは3つまで添付できます。

CX Cloud Mobile

Oracle CX Cloud Mobileの概要

Oracle CX Cloud Mobile (CX Cloud Mobile)アプリケーションは、ユーザーがスマートフォンを使用して日々の業務を効率的に管理し、顧客関係を発展させるのに役立ちます。CX Cloud Mobileアプリケーションは、タスクベースのユーザー・インタフェースと組込みの分析機能を通じて、日々の営業アクティビティをガイドします。次のアクティビティを実行できます。

  • 営業アクティビティの管理

    • カレンダの日々のアクティビティの管理。

    • 商談の表示および更新。

    • リード、商談およびディールを含むすべてのアクティビティの管理に役立つフォロー・アップ・タスクの作成。

    • 将来の会議の準備と、会議の出席者、目的、および議事メモの記録に役立つコール・レポートの表示および更新。

    • 見積提案文書のレビューと、顧客へのEメールでの送信。提案を確定する前の、関連するチーム・メンバーとの提案の共有およびフィードバックの取得。

    • マップを使用した近隣のリード、商談、アカウントおよびパートナの表示。

  • オフラインでの使用

    • ネットワーク接続のない場所でのOracle CX SalesおよびB2Bデータの表示および編集。

    • 接続の再確立時の自動的な同期。

  • アプリケーションの構成

    • ドラッグ・アンド・ドロップ・インタフェース・デザイナを使用したアプリケーションの構成。

    • 標準およびカスタムのフィールドの追加、削除および順序変更

    • 営業ロールに基づくレイアウトの作成

  • 顧客サービス要求の表示

    • サービス要求の表示、作成および編集

    • チーム、メッセージおよび添付といったアクセス関連情報

    • サービス要求のやり取りとマイルストンの履歴の表示

  • パートナ関係の管理

    • ディール登録の発行および承認

    • パートナおよびパートナ担当者の管理

どのような電話とオペレーティング・システムがサポートされていますか。

Oracle Applications Cloudのシステム要件(http://www.oracle.com/us/products/system-requirements/overview/index.html)を参照してください。

CX Cloud Mobileの設定タスク

Oracle CX Cloud Mobileの設定の概要

Oracle CX Cloud Mobileは、そのまますぐに使用でき、必要な設定はありません。必要なのは、Apple App StoreまたはGoogle Play Storeからアプリケーションをインストールし、サインイン情報を入力することのみです。アプリケーションのインストールの詳細は、Oracle CX Cloud Mobile iPhoneアプリケーションのインストールのトピックとOracle CX Cloud Androidアプリケーションのインストールのトピックを参照してください。

ユーザーのためにホスト、ポート番号およびSSOとSSLの設定を自動的に移入するURLを作成して配布し、ユーザーがこれらのサインイン設定を手動で入力しなくても済むようにすることをお薦めします。作成したURLにユーザーがアクセスすると、適用可能な設定がすでに移入された状態でCX Cloud Mobileが開きます。URLを作成する方法の詳細は、ホスト、ポート番号およびSSOとSSLの設定を自動的に移入する方法というトピックを参照してください。

CX Cloud Mobileをさらに構成する場合は、実行できる操作とその方法の要約を次に示します。

  • 組織の要件に合うようにアプリケーションを構成する場合、アプリケーション・コンポーザでドラッグ・アンド・ドロップ・インタフェース・デザイナを使用すると簡単です。まず、ZMS_DISABLE_OSCMプロファイル・オプションを有効にする必要があります。このプロファイル・オプションを設定することにより、アプリケーション・コンポーザの新しいモバイル・インタフェース・デザイナが使用可能になります。「設定と保守」作業領域にナビゲートし、「プロファイル・オプションの管理」タスクに移動します。そのページで、ZMS_DISABLE_OSCMと入力して、「検索」をクリックし、プロファイル・オプションを有効にします。

  • アプリケーション・コンポーザでインタフェース・デザイナが有効になったら、ビジネス要件にあわせてアプリケーションを構成できます。組織内の様々なロールや地理的リージョンのページ・レイアウトの作成、使用状況の追跡、イベントの設定でトリガーするカスタム・スクリプトの作成など、様々な方法でアプリケーションを構成できます。CX Cloud Mobileの構成の詳細は、Oracle CX Cloud Mobileの構成というトピックを参照してください。

  • 営業チームがBusiness IntelligenceのレポートをCX Cloud Mobileで表示できるようにするには、個々のレポートをオブジェクトの「分析」サブタブに追加する必要があります。詳細は、営業オブジェクトの「分析」サブタブへのOracle Business Intelligenceレポートの追加というトピックを参照してください。

自社のホストURLの検索方法

Oracle CX Cloud Mobile (CX Cloud Mobile)アプリケーションにサインインする際には、営業アプリケーション・サーバーの場所を指定するホストURLを入力する必要があります。URLは手動で入力できますが、ホスト名およびポート番号を自動的に移入し、SSLを有効化するURLを作成することもできます(詳細は、CX Cloud Mobileユーザーのためにホストおよびポート情報を自動的に移入する方法を参照してください)。

必要なホストURL値の取得方法を次に示します。

  1. 営業アプリケーションにサインインし、「ナビゲータ」「アプリケーション・コンポーザ」の順に選択します。

  2. ブラウザのアドレス・バーで、URLのホスト名部分をコピーします。ホスト名とは、https://と次のスラッシュ(/)の間の部分です。たとえば、ホストURLはexample-xxxx.exampleleads.comのようになります。

  3. ユーザーがホストURLを手動で入力する場合は、アプリケーションにサインインするときに使用できるように、ホストURLの値をユーザーに通知します。

ホスト、ポート番号およびSSOとSSLの設定を自動的に移入する方法

ユーザーに配布するURLを作成します。

  • ホストURLを自動的に移入するには、oscm://?host=<host value>という書式を使用してURLを作成します。例: oscm://?host=uscdrmovm44-crm-ext.oracle.com

  • ホストURLとSSO設定を移入するには、oscm://?host=<host value>&useSSO=<true/false>という書式を使用します。例: oscm://?host=uscdrmovm44-crm-ext.oracle.com&useSSO=true

  • ホストURL、ポート番号およびSSL設定を移入するには、oscm://?host=<host value>&port=<port value>&useSSL=<true/false>という書式を使用します。例: oscm://?host=uscdrmovm44-crm-ext.oracle.com&port=10616&useSSL=true

書式設定されたURLをユーザーに配布します。ユーザーがそのURLにアクセスすると、適用可能な設定がすでに移入された状態でOracle CX Cloud Mobileが開きます。

注意: ホスト名を確認するには、自社のホストURLの検索方法というトピックを参照してください。

iPhoneアプリケーションのインストール

Oracle CX Cloud MobileアプリケーションをiPhoneにインストールする方法を次に示します。

  1. App Storeを開き、Oracle CX Cloud Mobileアプリケーションを検索して、「インストール」をタップします。

  2. アプリケーションを開きます。管理者からアプリケーションURLを取得していた場合は、そのURLリンクをタップしてアプリケーションを開くことができます。または、QRコードをスキャンしてアプリケーションを起動することもできます。

  3. 法的条件に合意します。

  4. アプリケーションURLまたはQRコードを使用してアプリケーションを開いた場合は、ホスト名、ポート番号およびSSLの詳細が自動的に移入されます。

    App Storeからダウンロードした後にアプリケーションを開いた場合、管理者から提供されたホスト名を入力する必要があります(または、「自社のホストURLの検索: 作業例」を参照してください)。

  5. 営業アプリケーションのユーザー名とパスワードを入力します。「パスワードの保存」をタップして、このパスワードを保存できます。

  6. 「サイン・イン」をタップします。

Androidアプリケーションのインストール

Oracle CX Cloud MobileアプリケーションをAndroidデバイスにインストールする方法を次に示します。

  1. AndroidデバイスでGoogle Playストアを開きます。

  2. Oracle CX Cloud Mobileアプリケーションを検索し、「インストール」をタップします。

  3. アプリケーションを開きます。管理者からアプリケーションURLを受信していた場合は、そのURLリンクをタップしてアプリケーションを開くことができます。または、QRコードをスキャンしてアプリケーションを起動することもできます。

  4. 法的条件に合意します。

  5. アプリケーションURLまたはQRコードを使用してアプリケーションを起動した場合は、ホスト名が自動的に移入されます。

    Google Playストアからダウンロードした後にアプリケーションを開いた場合、管理者から提供されたホスト名を入力する必要があります(または、「自社のホストURLの検索: 作業例」を参照してください)。「設定」をタップして、ホスト名を入力します。

  6. 営業アプリケーションのユーザー名とパスワードを入力します。「パスワードの保存」をタップして、このパスワードを保存できます。

ダウンロードされたデータを保護する仕組み

アプリケーションによってスマートフォンにダウンロードされたデータは、暗号化された形式で格納されます。格納されたデータをさらに保護するために、オフライン・モードは、アプリケーションに正常にサインインした後にのみ使用できます。

プロファイル・オプションを使用した機能の有効化または無効化

次の表に、Oracle CX Cloud Mobileの構成に使用できるプロファイル・オプションをリストします。

プロファイル・オプション名 プロファイル・オプションの説明
ZMS_DISABLE_OSCM
Specify whether you want to configure Oracle CX Cloud Mobile in Application Composer (by selecting ENABLED), or configure Oracle Sales Cloud Mobile (by selecting DISABLED).
ZMS_DISABLE_EMA_CLIENT_ACCESS
Specify whether Oracle CX Cloud Mobile has access to Oracle CX Sales data.
ZMS_LOG_CALLS
Specify whether calls and emails from Oracle Sales Cloud Mobile are logged automatically, or require user confirmation before they're logged.
ZMS_MOBILE_CALENDAR_SYNC
Enable synchronization of the calendar with smartphone calendar applications.
ZMS_MOBILE_CONTACTS_SYNC
Enable synchronization of contacts with smartphone contact applications.
ZMS_SAVE_LOGIN_PASSWORD
Enable saving of the login password on the mobile device for a more automated sign in.

Oracle CX Cloud MobileアプリケーションからCX営業データへのアクセスを無効にするにはどうすればよいですか。

Oracle CX Cloud MobileからOracle CX Salesデータへのアクセスを無効にするには、ZMS_DISABLE_EMA_CLIENT_ACCESSプロファイル・オプションを開き、値をDISABLEDに設定します。

顧客対応をコール・レポートとして記録するようにユーザー・プロンプトを設定できますか。

はい。ユーザーが電話、Eメール、テキスト・メッセージを受信したり、会議に出席した後に、顧客対応をコール・レポートとして記録するようにプロンプトを設定できます。ZMS_LOG_CALLSプロファイル・オプションを開き、値をCONFIRMに設定します。また、すべての顧客対応を自動的に記録する場合は、プロファイル・オプションの値をAUTOMATICに設定します。

サインイン・パスワードを保存するオプションを有効または無効にするにはどうすればよいですか。

パスワード保存オプションを有効にするには、ZMS_SAVE_LOGIN_PASSWORDプロファイル・オプションを開き、値をENABLEDに設定します。無効にするには、値をDISABLEDに設定します。

マップ機能の設定

アプリケーションでマップ機能を有効にするには、特定のスケジュール済プロセスを実行する必要があります。この手順では、実行する必要があるプロセスと、それらを実行する必要がある順序を示します。

  1. アプリケーション実装コンサルタント・ロールを持つユーザーとしてOracle CX Salesにサインインします。

  2. アプリケーションの実装ガイドの「地理」の章にある「地域コードの設定」のトピックに記載されているステップに従って、国の地域コードを有効にします。

  3. 「スケジュール済プロセス」作業領域にナビゲートし、「新規プロセスのスケジュール」をクリックします。

  4. 「名前」ドロップダウン・ボタンをクリックし、「事業所の緯度および経度情報の移入」プロセスを検索して、「OK」をクリックします。このプロセスでは、リードを除くすべての営業オブジェクトの緯度および経度情報が移入されます。

  5. 開始日や終了日などのパラメータを入力し、指定した間隔でジョブが自動的に実行されるようにスケジュールします。

  6. 「発行」をクリックします。

  7. 今度は「リードの緯度および経度情報の移入」プロセスを検索して、ステップ3から5を再度実行します。このプロセスでは、リードの緯度および経度情報が移入されます

  8. 「発行」をクリックします。

オフライン・モード

CX Cloud Mobileがオフラインで動作し続ける仕組み

なんらかの理由で接続を失った場合、オフラインであるというメッセージが表示されますが、それまでと同じように作業を続けることができます。ネットワーク接続が復元されると、変更が自動的に同期されます。問題がある場合は、アプリケーションによって警告が表示されるため、どのように対処するかを決定できます。たとえば、オフラインになっていた間にレコードを更新し、そのレコードを他のユーザーも更新していた場合、どの情報を保持するかを決定する必要があります。

次に、その仕組みについて詳しく説明します。

オンラインの間にデータがダウンロードされる

アプリケーションをオンラインで使用している間に、最大で次の2つの異なるデータのサブセットがオフライン使用のためにダウンロードされます。

  1. アプリケーションで表示したデータ。

  2. 管理者が自動フェッチ機能を有効にした標準オブジェクトおよびカスタム・オブジェクトのデータ。

デフォルトでは、最大50 MBのオフライン・データをデバイスに格納できます。通常の使用にはたいていこれで十分ですが、これで十分でない場合は100 MB単位で増やすことができ、最大は500 MBです。ストレージの量を変更するには、アプリケーション内で「設定」をタップし、オフライン・ストレージの量を設定します。

ダウンロードされたデータは、アプリケーション・コンポーザのキャッシュの自動クリア・フィールドで指定した時間まで格納されます。この時間が経過すると、ローカル・データは消去され、アプリケーションをオンラインで使用するときに、データの新しいサブセットがダウンロードされます。キャッシュの自動クリアの期間を構成するには、アプリケーション・コンポーザの「モバイル・アプリケーション設定」ページにナビゲートし、「設定」を選択した後、キャッシュの自動クリア・オプションを選択します。

オフラインになるとオフライン・メッセージが表示される

アプリケーションの使用中にネットワーク接続が失われると、オフラインで作業していることを示すメッセージがページ上部に表示されます。オフライン・セッションごとにこのメッセージを閉じることも、アプリケーション・コンポーザの「モバイル・アプリケーション設定」ページにナビゲートし、メイン・メニューで「設定」を選択して、オフライン・モード・セクションでオフライン通知オプションを無効にすることによって、メッセージが表示されないようにすることもできます。

オフライン更新が保存される

オフラインで作業しているときには、オンラインの間にデバイスに保存されたすべてのデータを表示できます。また、新しいレコードを作成したり、既存のレコードを更新することもでき、これらはその後、オンラインに戻ったときにサーバーに同期されます。

オフラインで作成または更新したレコードを参照すると、オンラインに戻ったときにレコードがサーバーに同期されることを示すビジュアル・インジケータがページに表示されます。アプリケーションがオンラインに戻ったときに更新されるすべてのレコードを参照する場合は、メイン・メニューで保留中の同期をタップすると、保留中の同期のキューにナビゲートできます。

オフライン・データが同期される

ネットワーク接続が復元されると、同期を保留しているレコードが、トランザクションがオフラインになった順序でOracle CX Salesに同期されます。検証エラーなどが原因でトランザクションが同期に失敗した場合は、保留中の同期のキュー内のレコードに対して、対応するエラー・メッセージが表示されます。問題を解決したら、レコードを手動で同期できます。

注意: アプリケーションでデータ競合が検出された場合、CX Cloud Mobileで加えられた変更が、Oracle CX Salesアプリケーションで加えられた変更より優先されます。

オフライン設定の構成

アプリケーション・コンポーザを使用すると、オフライン・データを自動的に同期するか、手動で同期するかなど、Oracle CX Cloud Mobileのオフライン設定を構成できます。オフラインで使用可能な営業オブジェクトのレコードを選択することもできます。

一般的なオフライン設定を構成するには、アプリケーション・コンポーザの「モバイル・アプリケーション設定」ページにナビゲートし、「設定」をクリックして、次のオフライン・オプションを構成します。

  • オフライン・モード使用可能: オフライン・モードを有効または無効にします。

  • オフライン作成および編集使用可能: オフラインでのデータの作成および編集を有効または無効にします。

  • 自動同期: ネットワーク接続が検出されたときに、アプリケーションでCX Cloud MobileからOracle CX Salesにオフライン更新を自動的に同期するかどうかを決定します。

  • 遅延作成および編集使用不可: アプリケーションでトランザクションの作成および編集を非同期的に行うかどうかを決定します。この設定を無効にすると、トランザクションはアプリケーションからOracle Cloudに非同期的に同期されます。

  • 手動同期: 手動同期でCX Cloud MobileからOracle CX Salesに更新を同期し、逆向きにCX Cloud Mobileにも同期するか(2方向)、CX Cloud MobileからOracle CX Salesにのみ同期するか(1方向)を決定します。

  • 最大再試行回数: CX Cloud MobileがOracle CX Salesへのオフライン更新の適用を試行する最大回数を決定します。

  • オンライン・データ・フェッチ・ポリシー: ネットワーク接続があるときに、アプリケーションが電話のローカル・データとサーバーのデータをどのように使用するかを定義します。「ローカル」オプションでは、電話に格納されているデータのみがアプリケーションに表示されます。リモート・オプションでは、サーバーのデータのみがアプリケーションに表示されます。「両方」オプションでは、最初にローカル・データがアプリケーションに表示され、続いて、変更されたリモート・データがサーバーに対してバックグラウンドで問い合せられます。その後は、ローカル・データではなく、変更されたデータが表示されます。

  • キャッシュの自動クリア: データがユーザーの電話に格納される最大期間を定義します。この期間を超過すると、データは電話から削除されます。

オフラインで使用可能なデータを構成することもできます。デフォルトでは、オンラインの間にアプリケーションで表示したすべてのデータがオフライン使用のためにダウンロードされます。このデータに加えて、標準およびカスタムの営業オブジェクトについて自動フェッチ機能を有効にすることもできます。これにより、この機能が有効になっている各オブジェクトのレコード(関連する子レコードを含む)のサブセットがダウンロードされます。アプリケーションでは、自動フェッチが有効になっているオブジェクトのデフォルトの保存済検索がデータ・サブセットの基準として使用されます。

注意: :自動フェッチでは、標準オブジェクトである子レコードのみがダウンロードされます。カスタム・オブジェクトである子レコードはダウンロードされません。

オブジェクトについて自動フェッチ機能を有効にする方法は次のとおりです。

  1. サンドボックス内で、アプリケーション・コンポーザを開きます

  2. 「モバイル・アプリケーション設定」をクリックします

  3. 「アプリケーション機能」メニュー内の「ホーム」をクリックします

  4. モバイル・インタフェース・デザイナ内で、自動フェッチを有効にするオブジェクトをクリックします。

  5. 「機能詳細」セクションで、自動フェッチ使用可能オプションを有効にします。

  6. 自動フェッチを有効にするそれぞれのオブジェクトについてステップ4と5を繰り返します。

ユーザーが別のユーザーのオフライン・データにアクセスできるようにするにはどうすればよいですか。

セキュリティ・コンソールを使用して、他のユーザーのオフライン・データへのアクセスを必要とするユーザーにZEM_ALLOW_PRIVILEGED_ACCESSロールを割り当てます。このロールによって、ユーザーは別のユーザーとしてサインインし、デバイス上のローカル・データを表示して、保留中のトランザクションの同期を実行することを許可されます。

ユーザーのデバイスにデータが格納されないようにすることはできますか。

はい。オフライン・モードを無効にすることができます。これにより、ユーザーのデバイスにレコードがダウンロードされなくなります。オフライン・モードを無効にすると、オンラインでのみレコードにアクセスできることを意味します。

オフライン・モードを無効にするには、アプリケーション・コンポーザの「モバイル・アプリケーション設定」ページにナビゲートし、「設定」を選択して、オフライン・モード使用可能オプションを構成します。

ダウンロードされたデータはアプリケーションがオンライン・モードのときにも使用されますか。

アプリケーションをオンラインで使用している間に、最大で2つの異なるデータのサブセットがデバイスにダウンロードされます(詳細は、CX Cloud Mobileがオフラインで動作し続ける仕組みのトピックを参照してください)。ダウンロードされたデータはオフラインのときに使用されますが、オンラインのときにも使用されます。レコードをオンラインで参照するときには、レコードが迅速に表示されるように、ダウンロードされたレコードが最初にアプリケーションに表示され、続いて、Oracle CXサーバーにレコードの更新がないかどうかがチェックされます。レコードがサーバーで更新されていれば、最新のデータがダウンロードされて表示されます。

ダウンロードされたデータは、オンラインでレコードを検索するときにも使用されます。ダウンロードされたデータが最初に検索され、レコードが見つからなければ、Oracle CXサーバーのデータを検索するオプションが表示されます。

注意: オフライン・モードを無効にした場合、レコードはデバイスにダウンロードされず、Oracle CXサーバーから取得されたときにのみ表示されます。

Oracle CX Cloud MobileによってOracle CX Salesの更新でレコードが更新されるのはいつですか。

データをオンラインで参照すると、CX Cloud Mobileによって、表示しているレコードがOracle CX Salesで更新されているかどうかがチェックされます。レコードが変更されていれば、最新の変更がダウンロードされ、レコードが更新されます。

CX Cloud Mobileの拡張

Oracle CX Cloud Mobileの構成

アプリケーション・コンポーザでドラッグ・アンド・ドロップ・インタフェース・デザイナを使用して、Oracle CX Cloud Mobile iPhoneおよびAndroidアプリケーションを構成できます。インタフェース・デザイナを使用すると、特定のデバイス用の特定の構成を作成しなくても、アプリケーションに表示されるオブジェクトおよびフィールドを管理できます。

構成を開始する前に、ZMS_DISABLE_OSCMプロファイル・オプションをENABLEDに設定する必要があります。このプロファイル・オプションを設定することにより、アプリケーション・コンポーザのモバイル・インタフェース・デザイナが使用可能になります。プロファイル・オプションに関する詳細は、『営業の実装ガイド』のプロファイル・オプションに関する章を参照してください。

機能のページ・レイアウトの作成

Oracle CX Cloud Mobileの機能のリスト、詳細または編集ページのレイアウトを作成できます。独自のレイアウトを作成すると、ユーザーが表示できるフィールドを選択できます。ページ・レイアウトの作成方法の詳細は、「機能のページ・レイアウトの作成」を参照してください。

フィールドの表示形式を追加、削除、移動および変更することもできます。ページ・レイアウトの構成の詳細は、次のトピックを参照してください。

  • 機能のページ・レイアウトにフィールドを追加するにはどのようにしますか。

  • 機能のページ・レイアウトのフィールドを削除するにはどのようにしますか。

  • 機能のページ・レイアウトのフィールドを移動するにはどのようにしますか。

  • 機能のページ・レイアウトのフィールドの表示形式を編集するにはどのようにしますか。

  • 機能のユーザー・アクションを表示または非表示にするにはどのようにしますか。

ページ・レイアウトへのロールの追加

アプリケーション機能のリスト、詳細または編集レイアウトにロールを追加できます。たとえば、営業マネージャ・ロールを持つユーザーに対して、他の営業チームのメンバーには不要な商談の詳細レコードに関するフィールドを表示できます。ロールの追加の詳細は、「レイアウトへのロールの追加」を参照してください。

ページ・レイアウトの基準の作成

ページ・レイアウトが表示される前に満たす必要がある一連の条件を定義するための基準を作成できます。ステップについては、機能ページ・レイアウトの基準の作成に関する項を参照してください。

ページ・レイアウトへの独自のオブジェクトの追加

独自のカスタム・オブジェクトをアプリケーションに追加したり、標準営業オブジェクトと同じ方法でページ・レイアウトを追加できます。詳細は、ページ・レイアウトへの独自のオブジェクトの追加に関する項を参照してください。

ページ・レイアウトへの地理的地域の割当て

地理的地域をページ・レイアウトに割り当てることができます。これにより、ページ・レイアウントの可用性を、選択した地理的地域セットからのユーザーに制限できます。詳細は、「ページ・レイアウトへの地理的地域の割当て」を参照してください。

CX Cloud Mobileのその他の構成

イベントの設定時にトリガーするカスタム・スクリプトの作成、保存済検索の作成、機能の「分析」タブへのOracle Business Intelligenceレポートの追加など、他の多くの方法でアプリケーションを構成できます。詳細は、『Oracle CX Sales販売の実装』ガイドまたは『Oracle Applications Cloudアプリケーション・コンポーザを使用したアプリケーションの構成』ガイドを参照してください。

構成のテスト

Oracle CX Cloud Mobileを構成した後、ユーザーのモバイル・デバイスに配布する前に構成をテストします。詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストに関するトピックを参照してください。

機能の独自のページ・レイアウトの作成

この手順では、Oracle CX Cloud Mobile機能のリスト、詳細または編集ページ・レイアウトを作成する方法を示します。独自のレイアウトを作成することにより、CX Cloud Mobileの機能のビューについてユーザーに表示されるフィールドを選択できます。

ヒント: 特定のレイアウトを表示できるユーザー・ロールの指定、レイアウトを表示するために満たす必要がある基準の作成、カスタム・オブジェクトの追加、およびレイアウトを表示できる地理的地域の指定を行うこともできます。
  1. 営業管理者ロールを持つユーザーとしてOracle CX Salesアプリケーションにサインインします。

  2. 構成に使用するサンドボックスを選択します。

  3. 「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで「アプリケーション・コンポーザ」を選択して、アプリケーション・コンポーザを開きます。

  4. 「共通設定」メニューまたは「概要」ページで、「モバイル・アプリケーション設定」をクリックします。

  5. 「アプリケーション機能」ペインで、レイアウトを作成する機能をクリックします。

  6. 詳細ビューやリスト・ビューなど、関連するページ・ビューのタイプを選択します。

  7. 「レイアウト」ペインで、「標準」レイアウトの「複製」アイコンをクリックしてレイアウト名を入力します。

  8. 「OK」をクリックします。

  9. 「アクティブ」チェック・アイコンを選択します(まだ選択していない場合)。

  10. 「使用可能なフィールド」ペインでフィールドを選択し、そのフィールドをモバイル・インタフェース・デザイナに移動して、フィールドをレイアウトに追加します。フィールドの表示形式を定義する方法の詳細は、「機能のページ・レイアウトのフィールドの表示形式を編集するにはどのようにしますか」というトピックを参照してください。

  11. フィールドを削除するには、削除するフィールドをモバイル・インタフェース・デザイナでクリックした後、クロス・アイコンをクリックします。

  12. フィールドはクリックして適切な場所に移動することにより移動できます。

  13. 「アプリケーション・コンポーザ」ページで「保存」をクリックします。

  14. 新しいページ・レイアウトをテストして公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

機能のページ・レイアウトにフィールドを追加するにはどのようにしますか。

アプリケーション・コンポーザのモバイル・インタフェース・デザイナにナビゲートし、「使用可能なフィールド」ペインでフィールドを選択して、そのフィールドをモバイル・インタフェース・デザイナに移動します。「保存」をクリックします。ページ・レイアウトの作成の詳細は、機能の独自のページ・レイアウトの作成のトピックを参照してください。

機能のページ・レイアウトのフィールドを削除するにはどのようにしますか。

アプリケーション・コンポーザのモバイル・インタフェース・デザイナにナビゲートし、削除するフィールドを選択して、クロス・アイコンをクリックします。「保存」をクリックします。ページ・レイアウトの作成の詳細は、機能の独自のページ・レイアウトの作成のトピックを参照してください。

機能のページ・レイアウトのフィールドを移動するにはどのようにしますか。

アプリケーション・コンポーザのモバイル・インタフェース・デザイナにナビゲートし、移動するフィールドを選択した後、そのフィールドをクリックして目的の場所に移動します。「保存」をクリックします。ページ・レイアウトの作成の詳細は、機能の独自のページ・レイアウトの作成のトピックを参照してください。

機能のページ・レイアウトのフィールドの表示形式を編集するにはどのようにしますか。

アプリケーション・コンポーザのモバイル・インタフェース・デザイナにナビゲートし、編集するフィールドを選択して、「編集」の鉛筆アイコンをクリックします。目的の表示形式を選択し、「保存」をクリックします。ページ・レイアウトの作成の詳細は、機能の独自のページ・レイアウトの作成のトピックを参照してください。

注意: すべてのフィールドを編集できるわけではありません。表示形式の選択を必要とするフィールドのみを編集できます。

オブジェクトのユーザー・アクションを表示または非表示にするにはどのようにしますか。

アプリケーション・コンポーザのモバイル・インタフェース・デザイナにナビゲートし、オブジェクトを選択して、「リスト」または「詳細」ページを選択します。ページ・レイアウトを選択または作成し、モバイル・インタフェース・デザイナで電話の「詳細」ボタンをクリックし、トグル・ボタンを使用して、表示または非表示にするユーザー・アクションを選択します。「保存」をクリックします。

ページ・レイアウトの作成の詳細は、機能の独自のページ・レイアウトの作成のトピックを参照してください。

レイアウトへのロールの追加

この例では、Oracle CX Cloud Mobileのページ・レイアウトにロールを追加する方法について説明します。アプリケーション機能のリスト、詳細または編集レイアウトにロールを追加できます。たとえば、営業マネージャ・ロールを持つユーザーに対して、他の営業チームのメンバーには不要な商談の詳細レコードに関するフィールドを表示できます。

注意: カスタム機能にロールを追加することはできません。カスタム機能は、アプリケーション・コンポーザでカスタム・オブジェクトを作成したときに作成され、「使用可能な機能」ペインから選択します。

この例では、商談詳細レイアウトにロールを追加し、CX Cloud Mobileアプリケーションで新しいレイアウトを表示します。

レイアウトへのロールの追加
  1. 営業管理者ロールを持つユーザーとしてOracle CX Salesアプリケーションにサインインします。

  2. 構成に使用するサンドボックスを選択します。

  3. 「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで「アプリケーション・コンポーザ」を選択して、アプリケーション・コンポーザを開きます。

  4. 「共通設定」メニューまたは「概要」ページで、「モバイル・アプリケーション設定」をクリックします。

  5. 「アプリケーション機能」ペインで、ロールを追加するページ・レイアウトを含む機能をクリックします。この例では、「商談」サブヘッダーを展開します。

  6. 詳細ビューやリスト・ビューなど、関連するページ・ビューのタイプを選択します。この例では、「詳細」ビューを選択します。

  7. 「レイアウト」ペインで、関連するページ・レイアウトを選択するか、新しいページ・レイアウトを作成します(ページ・レイアウトを作成する方法の詳細は、機能のページ・レイアウトの作成: 手順のトピックを参照してください)。

  8. 「割当済ロール」ペインで、追加するロールを選択し、「保存」をクリックします。

変更のテストと公開
  1. 変更がモバイル・アプリケーションに表示されることを確認します。モバイル構成をチェックする方法の詳細は、「Oracle CX Cloud Mobileの構成のテスト: 作業例」を参照してください。

  2. 変更に問題がなければ、サンドボックスを公開して、構成をすべてのCX Cloud Mobileユーザーに配布します。

機能のページ・レイアウトの基準の作成

この手順では、Oracle CX Cloud Mobile機能のページ・レイアウトの基準を作成する方法を示します。基準を作成すると、機能の詳細ビューまたは編集ビューについてページ・レイアウトが表示される前に満たす必要がある条件のセットを定義できます。たとえば、商談詳細レイアウトについて受注確度が50%より大きいという基準を作成した場合、受注確度が50%を超える商談では詳細ビューにそのレイアウトが使用されます。

注意: 機能のリスト・ビューについて基準を作成することはできません。
  1. 営業管理者であるユーザーとしてOracle CX Salesアプリケーションにサインインします。

  2. 構成に使用するサンドボックスを選択します。

  3. 「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで「アプリケーション・コンポーザ」を選択して、アプリケーション・コンポーザを開きます。

  4. 「共通設定」メニューまたは「概要」ページで、「モバイル・アプリケーション設定」をクリックします。

  5. 「アプリケーション機能」ペインで、基準を追加するページ・レイアウトを含む機能をクリックします。

  6. 詳細ビューやリスト・ビューなど、関連するページ・ビューのタイプを選択します。

  7. 「レイアウト」ペインで、関連するページ・レイアウトを選択するか、新しいページ・レイアウトを作成します(ページ・レイアウトを作成する方法の詳細は、機能の独自のページ・レイアウトの作成のトピックを参照してください)。

  8. 拡張基準ペインで、「追加」をクリックします。

  9. フィールドと演算子を選択し、関連するフィールド値を入力して、基準を作成します。

    注意: 値リストからフィールド値を選択できないため、通常なら値リストから選択するところですが、値を入力する必要があります。
  10. 条件文を追加するには、「追加」をクリックし、「AND」または「OR」を選択します。フィールド、演算子および関連するフィールド値を入力します。

  11. ページ・レイアウトの基準の作成が完了したら、「アプリケーション・コンポーザ」ページの右上にある「保存」をクリックします。

  12. 新しいページ・レイアウト基準をテストして公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

ページ・レイアウトへのカスタム・オブジェクトの追加

カスタム・オブジェクトをOracle CX Cloud Mobileアプリケーションに追加できます。営業オブジェクトは、CX Cloud Mobileでは機能とも呼ばれ、アプリケーション・コンポーザでカスタム営業オブジェクトを作成すると、対応する機能もCX Cloud Mobileに作成されます。これらの機能は、「モバイル・アプリケーション設定」ページの「使用可能な機能」ペインで確認できます。

カスタム・オブジェクト、つまり機能を追加する方法は次のとおりです。

  1. 営業管理者ロールを持つユーザーとしてOracle CX Salesアプリケーションにサインインします。

  2. 構成に使用するサンドボックスを選択します。

  3. 「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで「アプリケーション・コンポーザ」を選択して、アプリケーション・コンポーザを開きます。

  4. 「営業」アプリケーションを選択し、CX Cloud Mobileに追加するカスタム・オブジェクトを探します。

  5. オブジェクトのメニューを展開し、「フィールド」をクリックします。

  6. CX Cloud Mobileに追加するフィールドを選択します。

  7. 「制約」セクションで、サービス・ペイロードに含めるオプションを有効にします。

  8. 「保存して閉じる」をクリックします。

  9. アプリケーションに追加するそれぞれのフィールドについてステップ6から8を繰り返します。

  10. 次に、「共通設定」メニューで、「モバイル・アプリケーション設定」をクリックします。

  11. 「使用可能な機能」ペインで、追加するカスタム・オブジェクト(機能とも呼ばれる)をクリックし、モバイル・インタフェース・デザイナに移動します。

  12. 作成されるビューに関する情報メッセージで「OK」をクリックします。

  13. カスタム・レイアウトをリスト・ビュー、編集ビューまたは詳細ビューに追加する場合、詳細は、機能の独自のページ・レイアウトの作成のトピックを参照してください。

  14. フィールドをピッカーに追加する場合は、追加するフィールドを「使用可能なフィールド」ペインでクリックし、モバイル・インタフェース・デザイナに移動します。

  15. 機能の追加が完了したら、「アプリケーション・コンポーザ」ページの右上にある「保存」をクリックします。

  16. 新しい機能をテストして公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

ナビゲータ・メニューで機能を表示または非表示にするにはどうすればよいですか。

アプリケーション・コンポーザのモバイル・インタフェース・デザイナにナビゲートします。モバイル・インタフェース・デザイナに表示されるメイン・メニューで、表示または非表示にする機能をクリックし、「機能詳細」ペインで「使用可能」または「使用不可」を選択します。「保存」をクリックします。

詳細ページの概要セクションの非表示

詳細ページ・レイアウトの上部に表示される概要セクションのフィールドを非表示にする場合、個々のフィールドを削除することはできないため、概要セクション全体を非表示にするのが最善です。概要セクションを削除する方法は次のとおりです。

  1. 構成に使用するサンドボックスを選択します。

  2. 「ナビゲータ」「アプリケーション・コンポーザ」「モバイル・アプリケーション設定」を選択します。

  3. 「アプリケーション機能」ペインで、関連する機能と「詳細」ページ・ビューを選択します。

  4. モバイル・インタフェース・デザイナで、リスト概要バナーをクリックして概要セクションを非表示にします。これをもう一度クリックすると、概要セクションを再度表示できます。

  5. 「アプリケーション・コンポーザ」ページの右上にある「保存」をクリックします。

  6. 新しい機能をテストして公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

アプリケーションでのフィールド名の変更

Oracle CX Cloud Mobileでフィールド名を更新するには、アプリケーション・コンポーザでフィールドの表示ラベルを更新する必要があります。これにより、Oracle CX Cloud Mobileでフィールド名が自動的に更新されます。アプリケーション・コンポーザでフィールド名を更新する方法の詳細は、アプリケーション・コンポーザを使用したアプリケーションの構成ガイドの「アプリケーション・コンポーザでのオブジェクトおよびフィールドの追加」の章を参照してください。

アプリケーション機能の関連オブジェクトの構成

アプリケーション機能(商談や担当者など)には、詳細ページ・ビューの下部にタブとして表示される関連オブジェクト(添付やビジネス・インテリジェンス・レポートなど)を含めることができます。ここでは、関連オブジェクトの表示を構成する方法に加えて、関連オブジェクトを表示できるユーザーを制御する条件を指定する方法も示します。

関連オブジェクトの追加、削除および順序変更

アプリケーション機能の詳細ページ・ビューに表示される関連オブジェクトの追加、削除および順序変更を行うことができます。

  1. アプリケーション機能の新しい詳細ページ・レイアウトを作成します。新しいページ・レイアウトを作成する方法の詳細は、機能の独自のページ・レイアウトの作成のトピックを参照してください。

  2. モバイル・インタフェース・デザイナで、「関連品目」ボタンをクリックして、使用可能な関連オブジェクトを表示します。

  3. 関連オブジェクトを詳細ページに追加するには、関連オブジェクトを「関連品目」ペインからモバイル・インタフェース・デザイナに移動します。

  4. 関連オブジェクトを削除するには、モバイル・インタフェース・デザイナで関連オブジェクトをクリックし、クロス・アイコンをクリックします。関連オブジェクトが「関連品目」ペインに移動します。

  5. 関連オブジェクトの順序を変更するには、移動する関連オブジェクトをクリックし、上または下に移動して適切な位置に配置します。

関連オブジェクトのロール、地域および基準の指定

特定のロールや地理的地域について、あるいは指定した基準のセットについて、関連オブジェクトのセットを作成できます。たとえば、営業マネージャのみが表示できる商談の詳細ページに、ビジネス・インテリジェンス・レポートのタブを作成できます。

ヒント: ロール、地域および基準は、関連オブジェクトのみでなく、アプリケーション内のあらゆるタイプのページ・レイアウトについて指定できます。
  1. このトピックの「関連オブジェクトの追加、削除および順序変更」の項に記載されているステップ1から5に従って、表示する関連オブジェクトを指定します。

  2. 関連オブジェクトおよびページ・レイアウトにロールを割り当てるには、「割当済ロール」ペインを展開し、ロール(複数可)をクリックして選択します。

  3. 地理的地域について関連オブジェクトのセットを指定するには、割当済地域ペインを展開し、地域(複数可)をクリックして選択します。

  4. 関連オブジェクトが表示される状況を制限する基準条件のセットを指定するには、次のステップを実行します。

    1. 拡張基準ペインを展開し、「追加」をクリックします。

    2. フィールドと演算子を選択し、関連するフィールド値を入力して、基準を作成します。

    3. 条件文を追加するには、「追加」をクリックし、「AND」または「OR」を選択します。フィールド、演算子および関連するフィールド値を入力します。

      注意: 値リストからフィールド値を選択できないため、通常ならリストから選択するところですが、値を入力する必要があります。
変更のテストと公開

変更がモバイル・アプリケーションに表示されることを確認します。モバイル構成をチェックする方法の詳細は、「Oracle CX Cloud Mobileの構成のテスト: 作業例」を参照してください。

変更に問題がなければ、サンドボックスを公開して、構成をすべてのCX Cloud Mobileユーザーに配布します。

ページ・レイアウトへの地理的地域の割当て

機能のレイアウトに地理的地域を追加すると、選択した地理的地域セットのユーザーにその使用を制限できます。たとえば、「アメリカ合衆国」地域と「イギリス」地域をページ・レイアウトに追加した場合、これらの国のユーザーのみがページ・レイアウトを表示できます。

地理的地域をページ・レイアウトに割り当てる方法は次のとおりです。

  1. 営業管理者または営業実装者ロールを持つユーザーとしてOracle CX Salesアプリケーションにサインインします。

  2. 構成に使用するサンドボックスを選択します。

  3. 「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで「アプリケーション・コンポーザ」を選択して、アプリケーション・コンポーザを開きます。

  4. 「共通設定」メニューまたは「概要」ページで、「モバイル・アプリケーション設定」をクリックします。

  5. 「アプリケーション機能」ペインで、地域を追加するページ・レイアウトを含む機能をクリックします。

  6. 詳細ビューやリスト・ビューなど、関連するページ・ビューのタイプを選択します。

  7. 「レイアウト」ペインで、関連するページ・レイアウトを選択するか、新しいページ・レイアウトを作成します(ページ・レイアウトを作成する方法の詳細は、機能の独自のページ・レイアウトの作成のトピックを参照してください)。

  8. 割当済地域ペインで、地域をクリックして地理的地域を選択します。必要な数の地域を選択してください。

  9. 地域の追加が完了したら、「アプリケーション・コンポーザ」ページの右上にある「保存」をクリックします。

  10. 新しい機能をテストして公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

機能の「分析」タブへのOracle Business Intelligenceレポートの追加

Oracle Business Intelligence (BI)レポートを機能の「分析」タブ(アカウントや担当者の「分析」タブなど)に表示するには、最初に次の構成ステップを実行する必要があります。

  1. 営業管理者ジョブ・ロールを持つユーザーとしてOracle CX Salesアプリケーションにサインインし、サンドボックスを作成またはアクティブ化します。

  2. 「アプリケーション・コンポーザ」にナビゲートします。

  3. 「共通設定」リストで「モバイル・アプリケーション設定」を選択します。

  4. 「アプリケーション機能」ペインで、レポートを追加する機能をクリックします。

    注意: レポートを追加できる営業オブジェクトは、アカウント、商談、担当者、リード、パートナおよびディール登録のみです。
  5. 「分析」をクリックします。

  6. 「使用可能なレポート」セクションで、営業オブジェクトの「分析」タブに追加するレポートを検索します。

    注意: カタログ内の使用可能なBIレポートすべてを表示できます。
  7. レポートをモバイル・インタフェース・デザイナに移動します。

  8. モバイル・インタフェース・デザイナでレポートをクリックして、「レポート情報」、レポート・フィルタおよび「割当済ロール」セクションを表示します。

  9. レポート・フィルタ・セクションには、BIレポートについて作成されているフィルタが表示されます。レポートをさらにフィルタしたり、コンテキスト・レポートを有効にするには、モバイル・インタフェース・デザイナでレポートをクリックし、モバイル・レポートで使用するパラメータをレポート・フィルタ・セクションで入力します。パラメータ値は、アプリケーション・コンポーザの標準およびカスタム・フィールド・リストで使用可能な属性名です。

    表示している営業オブジェクトに関連するデータのみが表示されるように、BIレポートのパラメータ値を上書きできます。適切なパラメータを渡すことで、任意の属性(IDと名前を除く)をフィルタとして使用できます。たとえば、アカウント・レポートについては、@PartyIdまたは@PartyUniqueNameパラメータを使用してフィルタすることで、表示しているアカウントに関連するレポート情報を表示できます。

    注意: 元のBIレポートですでに定義されているフィルタにのみパラメータ値を指定できます。
  10. フィルタのチェック・ボックスを選択して、フィルタをアクティブにします。

  11. 「割当済ロール」セクションで、レポートを表示できるロールを選択します。ロールを割り当てない場合は、すべてのジョブ・ロールがレポートを使用できるようになります。

  12. 「保存」をクリックします。

  13. 変更がモバイル・アプリケーションに表示されることを確認します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

  14. 変更に問題がなければ、サンドボックスを公開して、構成をすべてのCX Cloud Mobileユーザーに配布します。

CX Cloud Mobileで対応するレコードを開くリンクをビジネス・インテリジェンス・レポート内に作成

営業オブジェクトのURLをタップすると、対応するレコードがOracle CX Cloud Mobileで自動的に開くように、営業オブジェクト・レコード(アカウントや商談の詳細ページなど)へのダイレクトURLをビジネス・インテリジェンス・レポート内に追加できます。たとえば、現在の四半期の商談を表示するレポートでは、商談名をタップすると、商談編集ページがCX Cloud Mobileで開くように、それぞれの商談についてダイレクトURLを設定できます。

ダイレクトURLを含むレポートを設定するには、次の3つの部分があります。

  1. ビジネス・インテリジェンス・レポートを作成する

  2. ダイレクトURLを構築する

  3. ダイレクトURLを使用してレポート内でHTMLリンクを設定する

ビジネス・インテリジェンス・レポートを作成する

まず、ビジネス・インテリジェンス・レポートを作成する必要があります。

  1. Oracle CX Salesのナビゲータから、「レポートおよび分析」をクリックします。

  2. 「レポートおよび分析」ページで、「カタログの参照」をクリックします。

  3. 「カタログ」ページで、「新規」「分析」の順にクリックします。

  4. レポートする営業オブジェクトに関連付けられた属性を使用してレポートを作成します。たとえば、商談レポートを作成する場合、「商談名」、「商談ID」、「顧客名」および「商談売上」の各属性を含めることができます。

    注意: 特定のレコードを開くダイレクトURLを作成する場合は、「商談ID」などのIDをレポートに含める必要があります。

ビジネス・インテリジェンス・レポートの作成の詳細は、営業向け分析の作成および管理ガイドを参照してください。

ダイレクトURLを構築する

次に、レポート内の列に関連付けることができるように、ダイレクトURLを構築する必要があります。オブジェクトのリスト・ページ、詳細ページまたは編集ページを開くようにダイレクトURLを構成できます。

  1. CX営業アプリケーションのホストおよびポート情報を確認します。ホストURLを特定する方法の詳細は、自社のホストURLの検索方法のトピックを参照してください。

  2. 次の表に記載されている形式を使用して、ダイレクトURLを作成します。

    開くページ・ビュー ダイレクトURLの形式

    オブジェクトのリスト・ページ

    oscm://?<host URL>&port=<port number>&useSSL=<true or false>&action=list&object=<object name>

    例:

    oscm://?host=fuscdrmsmc118-fa-ext.oracle.com&port=443&useSSL=true&action=list&object=Opportunity

    レコードの詳細ページ

    oscm://?<host URL>&port=<port number>&useSSL=<true or false>&action=Detail&object=<object name>&keyAttribute=<record ID>

    例:

    oscm://?host=fuscdrmsmc118-fa-ext.oracle.com&port=443&useSSL=true&action=Detail&object=CallReport&keyAttribute=300100142941814

    レコードの編集ページ

    oscm://?<host URL>&port=<port number>&useSSL=<true or false>&action=Edit&object=<object name>&keyAttribute=<record ID>

    例:

    oscm://?host=fuscdrmsmc118-fa-ext.oracle.com&port=443&useSSL=true&action=Edit&object=CallReport&keyAttribute=300100142941814

    注意: 表に記載されているダイレクトURLは、CX Cloud Mobileにサインインしているかどうかにかかわらず機能します。ただし、ユーザーがダイレクトURLをタップするときにはすでにCX Cloud Mobileにサインインしていることを前提とする場合は、ダイレクトURLからホストURL、ポート番号およびSSLステータスの値を省略できます。

    たとえば、ユーザーがCX Cloud Mobileにサインインしていない場合に機能する、オブジェクトの詳細ページのダイレクトURLは、oscm://?<host URL>&port=<port number>&useSSL=<true or false>&action=Detail&object=<object name>&keyAttribute=<record ID>です。ユーザーがサインインしている場合のオブジェクトの詳細ページのダイレクトURLは、oscm://?action=Detail&object=<object name>&keyAttribute=<record ID>です。

ダイレクトURLを使用してレポート内でHTMLリンクを設定する

最後に、CX Cloud Mobileの対応するレコードにナビゲートするHTMLリンクを含む新しい列をレポート内に作成できます。

  1. 作成したレポートに新しい列を追加します。

  2. 新しい列名の横にある「設定」アイコンをクリックします。

  3. 「式の編集」をクリックします。

  4. 「列式の編集」ページで、「列見出し」フィールドに列見出しを入力します。

  5. 「HTMLマークアップを含みます」を有効にします。

  6. 「列式」テキスト・ボックスに、'<a target="_blank" href="<direct URL>'||"<object>"."<object ID>"||'"> '|| '<column name>'||'</a>'という形式を使用して列式を入力します。<direct URL>値には、「ダイレクトURLを構築する」の項で作成したダイレクトURLを使用します。

    たとえば、それぞれの商談レコードへのHTMLリンクを提供する「View on Mobile」という列の列式を作成するには、'<a target="_blank" href="oscm://?action=Detail&object=Opportunity&keyAttribute='||"Opportunity"."Opportunity ID"||'"> '|| 'View on Mobile'||'</a>'という列式を作成します。

    また、既存の列について、その列に表示されているレコードに移動するHTMLリンクを作成する場合は、'<a target="_blank" href="<direct URL'||"<object>"."<object ID>"||'"> '||"<object>"."<column name>"||'</a>'という形式を使用できます。

    たとえば、商談名をタップすると、それぞれの商談が開く列式を「Opportunity Name」という既存の列について作成するには、'<a target="_blank" href="oscm://?action=Detail&object=Opportunity&keyAttribute='||"Opportunity"."Opportunity ID"||'"> '||"Opportunity"."Opportunity Name"||'</a>'という式を作成します

  7. 「列式の編集」ページを閉じ、作成または編集した列名の横にある「設定」アイコンをクリックします。

  8. 「列のプロパティ」「データ書式」タブの順にクリックします。

  9. 「データ書式」タブで、「デフォルトのデータ書式のオーバーライド」を有効にし、テキストをHTMLとして処理オプションを選択して、列式によって返されるデータがHTMLとして識別されるようにします。

    注意: このステップを実行するには、ビジネス・インテリジェンス管理者ロールが必要です
  10. レポートを保存します。レポートを実行して結果を確認します。

保存済検索の作成

この手順では、Oracle CX Cloud Mobileアプリケーションで使用するために構成できる保存済検索の作成方法を示します。アプリケーション・コンポーザ内のモバイル・インタフェース・デザイナを使用して、モバイル固有の保存済検索を作成します。

  1. 営業管理者ロールを持つユーザーとしてOracle CX Salesアプリケーションにサインインします。

  2. 構成に使用するサンドボックスを選択します。

  3. 「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで「アプリケーション・コンポーザ」を選択して、アプリケーション・コンポーザを開きます。

  4. 営業アプリケーションを選択します。

  5. 「共通設定」メニューまたは「概要」ページで、「モバイル・アプリケーション設定」をクリックします。

  6. 「アプリケーション機能」ペインで、複製の保存済検索を作成する機能をクリックします。

  7. 「保存済検索」をクリックし、既存の保存済検索のいずれかについて複製アイコンをクリックします。

  8. 新しい保存済検索の名前を入力し、「OK」をクリックします。

  9. 「使用可能なフィールド」ペインからモバイル・インタフェース・デザイナにフィールドを移動して、フィールドを保存済検索に追加します。

  10. モバイル・インタフェース・デザイナでフィールドをクリックし、「基準」ペインで基準を入力して、フィールドに基準を追加します。たとえば、日付が設定した日付より大きいという基準を「予約日」フィールドに追加できます。

  11. 必要に応じて、「割当済ロール」ペインでロールを選択して、保存済検索にロールを割り当てることができます。

  12. 保存済検索にデフォルト・ロールを割り当てるには、「割当済デフォルト・ロール」ペインでロールを選択します。

  13. 「保存」をクリックします。

リードの保存済検索について複数のステータスの選択を有効にするにはどうすればよいですか。

リードの保存済検索を構成および作成し、それぞれの保存済検索基準について複数のステータスをマップできます。その方法は次のとおりです。

  1. サンドボックスを選択または作成して開きます。

  2. 「ナビゲータ」メニューを開き、「構成」セクションを探して、「アプリケーション・コンポーザ」をクリックします。

  3. 「共通設定」セクションまたは「概要」ページで、「モバイル・アプリケーション設定」をクリックします。

  4. 「アプリケーション機能」ペインで、「営業リード」をクリックします。

  5. 「保存済検索」をクリックし、カスタムの保存済検索を作成します。

  6. 「使用可能なフィールド」ペインからモバイル・インタフェース・デザイナに「ステータス」フィールドを移動して、保存済検索に追加します。

  7. モバイル・インタフェース・デザイナで「ステータス」フィールドをクリックし、「基準」ペインで「次と等しい」条件に複数のステータスを追加します。

  8. 「保存」をクリックします。

  9. 変更がモバイル・アプリケーションに表示されることを確認します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

  10. 変更に問題がなければ、サンドボックスを公開して、構成をすべてのCX Cloud Mobileユーザーに配布します。

コール・レポート・ページの構成

アプリケーション・コンポーザを使用して、Oracle CX Cloud Mobile内のコール・レポート・ページを構成できます。アプリケーション・コンポーザ内のモバイル・インタフェース・デザイナを使用して、フィールドを追加、削除および移動したり、フィールドの表示形式を編集できます。

モバイル・インタフェース・デザイナを使用して構成できるように、コール・レポート機能にナビゲートする方法は次のとおりです。

  1. 営業管理者ロールを持つユーザーとしてOracle CX Salesアプリケーションにサインインします。

  2. 構成に使用するサンドボックスを選択します。

  3. 「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで「アプリケーション・コンポーザ」を選択して、アプリケーション・コンポーザを開きます。

  4. 「営業」アプリケーションを選択します。

  5. 「共通設定」メニューまたは「概要」ページで、「モバイル・アプリケーション設定」をクリックします。

  6. 「アプリケーション機能」ペインで、「コール・レポート」アプリケーション機能をクリックします。

  7. Oracle CX Cloud Mobileの構成のトピックおよびページ・レイアウトのFAQに記載されているステップを使用して、機能を構成します。

オブジェクトのリスト・ページの検索フィールドの変更

営業オブジェクトのリスト・ページでは、「名前」フィールドがデフォルトの検索フィールドとして使用されますが、ビジネス要件に合うように検索フィールドを変更したり、演算子を追加できます。その方法は次のとおりです。

  1. 営業管理者としてOracle CX Salesアプリケーションにサインインします。

  2. 構成に使用するサンドボックスを選択します。

  3. 「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで「アプリケーション・コンポーザ」を選択して、アプリケーション・コンポーザを開きます。

  4. 「共通設定」メニューまたは「概要」ページで、「モバイル・アプリケーション設定」をクリックします。

  5. 「アプリケーション機能」ペインで、構成する機能をクリックします。

  6. 「リスト」ビュー・ページを選択し、「レイアウト」ペインで「標準」レイアウトを選択します。

    注意: 標準レイアウトを使用して検索フィールドを構成しますが、構成はすべてのリスト・ページ・レイアウトに適用されます。
  7. 「検索」ペインで、使用する「検索フィールド」を選択します。次に、検索フィールドの検索演算子を選択します。

  8. 「アプリケーション・コンポーザ」ページで「保存」をクリックします。

  9. リスト・ページの検索構成をテストして公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

商談オブジェクトの保存済検索に対する複数のステータス基準の追加

商談オブジェクトの保存済検索について複数のステータス基準を追加できます。たとえば、商談ステータスが「オープン」または「受注済」と等しい必要があることを指定できます。その方法は次のとおりです。

  1. サンドボックスを選択または作成して開きます。

  2. 「ナビゲータ」「アプリケーション・コンポーザ」「モバイル・アプリケーション設定」を選択します

  3. 「アプリケーション機能」ペインで、「商談」機能をクリックします

  4. 「保存済検索」をクリックします。

  5. 「レイアウト」セクションで、標準の保存済検索を複製します。

  6. モバイル・インタフェース・デザイナで「ステータス」フィールドを選択します。

  7. 「基準」セクション内で、保存済検索に関連するすべての商談ステータス値を選択します。

  8. 「アプリケーション・コンポーザ」ページで「保存」をクリックします。

  9. リスト・ページの検索構成をテストして公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

より迅速なレコードの作成と編集

トランザクションの非同期保存を有効にすると、アプリケーションでより迅速にレコードを作成および編集できます。この機能を有効にするには、次のステップを完了します。

  1. サンドボックスを選択または作成して開きます。

  2. 「ナビゲータ」「アプリケーション・コンポーザ」「モバイル・アプリケーション設定」を選択します。

  3. 「アプリケーション機能」ペインで、「設定」をクリックします。

  4. アプリケーションでトランザクションの作成および編集を非同期的に実行できるように、遅延作成および編集使用不可の設定をオフにします。

  5. オンラインになったときにトランザクションを自動的に同期する場合は、自動同期の設定を有効にする必要があります。この設定が有効でない場合は、レコードを手動で同期する必要があります。

  6. 「アプリケーション・コンポーザ」ページで「保存」をクリックします。

  7. 構成をテストして公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

ユーザーの使用状況の追跡

使用状況の追跡機能を使用すると、個人を識別できない匿名の情報をアプリケーションから収集することで、営業担当がCX Cloud Mobileをどのように使用しているかや使用する頻度を追跡できます。この機能を有効にすると、取得した追跡データの次のサブセットを表示するチャートやグラフを参照できます。

  • デバイス別: アプリケーションの実行に使用される様々なデバイス別に分割された使用状況データ。

  • プラットフォーム別: アプリケーションの実行に使用される様々なモバイル・オペレーティング・システム別に分割された使用状況データ。

  • ページ・ビュー別: ユーザーがアプリケーションの様々なページにアクセスした回数。

  • 処理別: モバイルで使用可能なすべてのオブジェクトで作成、更新、削除、読取りなどの処理が実行された回数。

  • オブジェクト別: アプリケーションから様々なオブジェクトがアクセスされた回数。

  • オブジェクトのオフライン使用状況別: モバイルで使用可能なすべてのオブジェクトについて、オンライン・モードとオフライン・モードで分割された使用状況データ。

  • オフライン使用状況別: オンライン・モードとオフライン・モードで分割されたすべての使用状況データの合計。

  • アクティブ・ユーザー・セッション別: 選択した特定の期間中にアプリケーションにサインインしたすべてのユーザーの数。

アプリケーションでは、すべてのユーザー操作をモバイル・デバイスのローカル・ファイルに記録し、適切なCX Salesエンティティ情報で操作にタグ付けすることで、使用状況データが取得されます。1日に1回、ローカル・ファイルの内容がサーバーに同期され、データベース表に格納されます。ストレージを最適化し、データを安全に保つために、CX Cloud Mobileから送信された使用状況データは圧縮され、エンコードされます。

注意: 個人を識別可能な情報は追跡されません。

チャートやグラフを参照するには、サンドボックスを有効にし、メイン・メニューからアプリケーション・コンポーザにナビゲートします。「モバイル・アプリケーション設定」をクリックし、「使用目的」タブをクリックします。期間および地理的地域を選択し、ページをスクロールして様々なレポートを参照します。

使用状況の追跡を有効にするには、使用状況の追跡の有効化のトピックに記載されているステップに従います。

ユーザー使用状況の追跡の有効化

この手順では、使用状況の追跡機能を有効にする方法を示します。これにより、個人を識別できない匿名の情報がアプリケーションから収集されるため、営業担当がCX Cloud Mobileをどのように使用しているかや使用する頻度を追跡するのに役立ちます。この機能の詳細は、ユーザーの使用状況の追跡のトピックを参照してください。

  1. サンドボックスを選択または作成して開きます。

  2. 「ナビゲータ」「アプリケーション・コンポーザ」「モバイル・アプリケーション設定」を選択します。

  3. 「アプリケーション機能」ペインで、「設定」をクリックします。

  4. モバイル・インタフェース・デザイナで、「使用方法の設定」という見出しまで下にスクロールし、使用状況の追跡の設定を有効にします。設定を有効にしたら、追跡する国を選択できます。

  5. 「アプリケーション・コンポーザ」ページで「保存」をクリックします。

  6. 新しいページ・レイアウトをテストして公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

商談への通貨フィールドの追加

商談の作成ページおよび編集ページに通貨フィールドを追加して、Oracle CX Sales通貨が商談の値に使用されるようにしたり、営業担当が適用可能な通貨を選択できるようにすることができます。デフォルトのOracle CX Sales通貨とは異なる通貨による商談金額は、ビジネス・ユニット・レポートに適用可能な換算レートを使用して換算されます。

商談の作成ページおよび編集ページに通貨フィールドを追加するには、次のステップに従います。

  1. サンドボックスを選択または作成して開きます。

  2. 「ナビゲータ」「アプリケーション・コンポーザ」「モバイル・アプリケーション設定」を選択します

  3. 「アプリケーション機能」ペインで、「商談」機能をクリックします。

  4. 「編集」ビューをクリックします。

  5. 「レイアウト」ペインで、「標準」レイアウトの「複製」アイコンをクリックしてレイアウト名を入力します。

  6. 「OK」をクリックします。

  7. 「アクティブ」チェック・アイコンを選択します(まだ選択していない場合)。

  8. 「使用可能なフィールド」ペインで「通貨」フィールドを選択し、そのフィールドをモバイル・インタフェース・デザイナに移動します。

  9. 「値リスト」表示形式を選択します。

  10. 「アプリケーション・コンポーザ」ページで「保存」をクリックします。

  11. 通貨フィールドをテストし、構成に問題がなければ、サンドボックスを公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

Oracle CX Salesでの通貨の管理の詳細は、販売の実装ガイドの「複数通貨の設定」の章を参照してください。

テリトリによる製品リストのフィルタ処理

営業担当がリードや商談で表示および選択できる製品を、自分のテリトリで使用可能なもののみに制限できます。これは、営業担当のビジネス・ユニットの外部で使用可能な製品が表示されないようにする場合などに役立つことがあります。

CX Cloud Mobileの製品についてテリトリ・フィルタ処理を設定するには、次のステップに従います。

  1. 営業管理者または営業実装者ロールを持つユーザーとしてOracle CX Salesアプリケーションにサインインします。

  2. 「設定と保守」作業領域で、次の設定を使用します。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: 販売カタログおよび製品

    • タスク: 製品グループ使用目的の管理

  3. 「製品グループ使用目的」表から「ベース」カタログを選択します

  4. 「ベース: 詳細」表で、「関数」タブを選択します。

  5. 商談管理アプリケーションの「テリトリ・エンジン」エントリを選択します。

  6. 次の表で概説するオプションに基づいて、製品フィルタリング値を選択します。

    オプション 説明

    実行しない

    テリトリ・フィルタ処理はオフであり、販売カタログのすべての製品が表示されます。

    テリトリを強制

    テリトリ・フィルタ処理はオンであり、ユーザーのテリトリ内の製品のみが表示されます。

    選択の表示 - デフォルトで選択済

    CX Cloud Mobileには適用されません。このオプションを選択すると、すべての製品が表示されきます。

    選択の表示 - デフォルトで選択解除済

    CX Cloud Mobileには適用されません。このオプションを選択すると、すべての製品が表示されきます。

  7. 「保存して閉じる」をクリックします。

注意:
  • すべての販売カタログ・フィルタ処理オプションがCX営業アプリケーションに適用可能ですが、CX Cloud Mobileアプリケーションに適用されるオプションは、「実行しない」「テリトリを強制」の2つのみです。

  • テリトリ・フィルタ処理はオフラインで適用されるため、ユーザーのテリトリ内で使用可能な製品のみが表示されます。

販売カタログのフィルタ処理の詳細は、販売の実装ガイドの「販売カタログの設定」の章の「カタログ表示のテリトリによるフィルタ処理」のトピックを参照してください。

アカウントと担当者に対する複数住所の入力の有効化

ユーザーがアカウントと担当者の詳細ページおよび編集ページで複数の住所を入力できるようにするには、次の手順に従います。デフォルトでは、アカウントと担当者について追加できる住所は1つのみです。

  1. サンドボックスを選択または作成して開きます。

  2. 「ナビゲータ」「アプリケーション・コンポーザ」「モバイル・アプリケーション設定」を選択します。

  3. 「アプリケーション機能」ペインで、「アカウント」または「担当者」機能をクリックします。

  4. 「詳細」または「編集」ビューを選択します。

  5. 「レイアウト」ペインで、「標準」レイアウトの「複製」アイコンをクリックしてレイアウト名を入力します。

  6. 「OK」をクリックします。

  7. 「アクティブ」チェック・アイコンを選択します(まだ選択していない場合)。

  8. モバイル・インタフェース・デザイナで「プライマリ住所」フィールドを探し、クロス・アイコンをクリックしてフィールドを削除します。

  9. 「使用可能なフィールド」ペインで「住所」フィールドを選択し、そのフィールドをモバイル・インタフェース・デザイナに移動します。これにより、ユーザーは機能の詳細ページまたは編集ページで複数の住所を入力できるようになります。

  10. 「アプリケーション・コンポーザ」ページで「保存」をクリックします。

  11. 更新をテストし、問題がなければ、サンドボックスを公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

ヒント: 複数の住所を追加する機能を特定のユーザーに制限する場合は、忘れずに新しいページ・レイアウトにロールと基準を割り当ててください。詳細は、レイアウトへのロールの追加のトピックと機能のページ・レイアウトの基準の作成のトピックを参照してください。

アカウント・リスト・ページでのお気に入りアイコンの有効化

ユーザーが右にスワイプしてアカウントをお気に入りとしてマークできるように、お気に入りアイコンをアカウント・リスト・ページに表示できます。

お気に入りアイコンを有効にするには、次のステップに従います。

  1. 構成に使用するサンドボックスを選択または作成します。

  2. 「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで「アプリケーション・コンポーザ」を選択して、アプリケーション・コンポーザを開きます。

  3. 「共通設定」メニューまたは「概要」ページで、「モバイル・アプリケーション設定」をクリックします。

  4. 「アプリケーション機能」ペインで、「アカウント」機能をクリックします。

  5. 「リスト」ビューをクリックします。

  6. 「レイアウト」ペインで、「標準」レイアウトの「複製」アイコンをクリックしてレイアウト名を入力します。

  7. 「OK」をクリックします。

  8. 「アクティブ」チェック・アイコンを選択します(まだ選択していない場合)。

  9. 新しいレイアウトをクリックし、モバイル・インタフェース・デザイナでお気に入りの円をクリックして、お気に入りアイコンを有効(または無効)にします。お気に入りアイコンはデフォルトで無効になっています。

  10. 「アプリケーション・コンポーザ」ページで「保存」をクリックします。

  11. 更新をテストし、構成に問題がなければ、サンドボックスを公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

検索結果ページからのレコードの作成の有効化

検索結果ページから新しいレコードを作成できるようにすることができます。これにより、ユーザーが関連レコードを追加および作成する際の利便性が向上します。たとえば、新しいアポイントメントに追加する担当者が見つからない場合、担当者の検索結果ページから担当者を作成できます。

検索結果ページ(ピッカーとも呼ばれる)から新しいレコードを作成できるようにするには、次のステップに従います。

  1. 構成に使用するサンドボックスを選択します。

  2. 「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで 「アプリケーション・コンポーザ」を選択して、アプリケーション・コンポーザを開きます。

  3. 「共通設定」メニューまたは「概要」ページで、「モバイル・アプリケーション設定」をクリックします。

  4. 「アプリケーション機能」ペインで、構成する親オブジェクト(親機能とも呼ばれる)を選択します。たとえば、他のオブジェクトの検索結果ページから担当者を作成できるようにする場合、「担当者」オブジェクト(機能)を選択します。

  5. 「ピッカー」ビューを選択します。

  6. モバイル・インタフェース・デザイナで「詳細」アイコンをクリックします。

  7. 「<オブジェクト名>の作成」オプションを有効にします。

  8. 「アプリケーション・コンポーザ」ページで「保存」をクリックします。

  9. 検索結果ページから新しいレコードを作成できることをテストし、構成に問題がなければ、サンドボックスを公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

商談保存済検索のクローズ期間の構成

商談保存済検索について、CX Cloud Mobileアプリケーションのデフォルト(現在の四半期)とは異なるクローズ期間を指定できます。CX営業アプリケーションで設定されたクローズ期間をCX Cloud Mobileで使用するように指定することもできます。

商談保存済検索のクローズ期間を構成するには、次のステップに従います。

  1. サンドボックスを選択または作成して開きます。

  2. 「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで「アプリケーション・コンポーザ」を選択して、アプリケーション・コンポーザを開きます。

  3. 「共通設定」メニューまたは「概要」ページで、「モバイル・アプリケーション設定」をクリックします。

  4. 「アプリケーション機能」ペインで、「商談」機能をクリックします。

  5. 「保存済検索」ビューをクリックします。

  6. 「レイアウト」ペインで、最も適切な事前定義済の保存済検索レイアウトの「複製」アイコンをクリックし、レイアウト名を入力します。

  7. 「OK」をクリックします。

  8. 「アクティブ」チェック・アイコンを選択します(まだ選択していない場合)。

  9. モバイル・インタフェース・デザイナで「クローズ期間」フィールドをクリックします。

  10. 「基準」ペインで、保存済検索の適切な「クローズ期間」値を選択します。CX営業アプリケーションのクローズ期間をデフォルトのクローズ期間として設定するには、デフォルト・プロファイル・オプション値を選択します。

  11. 「デフォルト保存済検索」オプションの有効化など、保存済検索について必要に応じて他の基準を追加または更新します。

  12. 「アプリケーション・コンポーザ」ページで「保存」をクリックします。

  13. 構成をテストし、構成に問題がなければ、サンドボックスを公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

注意:
  • 固定の「クローズ日」フィールド基準を持つカスタムの商談保存済検索レイアウトを以前に作成している場合、これらは引き続き機能しますが、これらの検索に新しい「クローズ期間」フィールド基準を追加することはできません。

  • CX Salesでのクローズ期間値の設定の詳細は、商談クローズ期間検索の構成のトピックを参照してください。

商談に対する複数のビジネス・ユニットの有効化

複数のビジネス・ユニットで作業する営業担当がビジネス・ユニットを商談に関連付けることができるように、商談についてビジネス・ユニット・フィールドを有効にすることができます。部署の営業プロセスのデータ入力が簡略化されるように、ビジネス・ユニットの商談レイアウトを作成することもできます。

CX Cloud Mobileでビジネス・ユニット機能を有効にするには、まず、Oracle CX Salesについて複数ビジネス・ユニット・モデルを実装する必要があります。詳細は、販売の実装ガイドの「複数のビジネス・ユニットの設定」の章を参照してください。

商談ページへのビジネス・ユニット・フィールドの追加

Oracle CX Salesで複数ビジネス・ユニット・モデルを有効にしたら、次のステップに従って、ビジネス・ユニット・フィールドを商談ページに追加します。

  1. 構成に使用するサンドボックスを選択します。

  2. 「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで「アプリケーション・コンポーザ」を選択して、アプリケーション・コンポーザを開きます。

  3. 「共通設定」メニューまたは「概要」ページで、「モバイル・アプリケーション設定」をクリックします。

  4. 「アプリケーション機能」ペインで、「商談」機能をクリックします。

  5. 「リスト」「詳細」または「編集」ページをクリックします。

  6. 「レイアウト」ペインで、「標準」レイアウトの「複製」アイコンをクリックしてレイアウト名を入力します。

  7. 「OK」をクリックします。

  8. 「アクティブ」チェック・アイコンを選択します(まだ選択していない場合)。

  9. 「使用可能なフィールド」ペインで「ビジネス・ユニット」フィールドを選択し、そのフィールドをモバイル・インタフェース・デザイナに移動します。

  10. 「アプリケーション・コンポーザ」ページで「保存」をクリックします。

  11. 更新をテストし、構成に問題がなければ、サンドボックスを公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

指定したビジネス・ユニットの商談レイアウトの作成

指定したビジネス・ユニットの商談レイアウトを作成するには、次のステップに従います。

  1. 商談ページへのビジネス・ユニット・フィールドの追加に記載されているステップ1から4を実行します。

  2. 「詳細」または「編集」ページをクリックします。

  3. 「レイアウト」ペインで、「標準」レイアウトの「複製」アイコンをクリックしてレイアウト名を入力します。

  4. 「OK」をクリックします。

  5. 「アクティブ」チェック・アイコンを選択します(まだ選択していない場合)。

  6. 「使用可能なフィールド」ペインで、「ビジネス・ユニット」フィールドを含め、ビジネス・ユニットに関係する関連フィールドを選択し、そのフィールドをモバイル・インタフェース・デザイナに移動します。

  7. 拡張基準ペインで、「追加」をクリックします。

  8. 「ビジネス・ユニット」を選択し、ビジネス・ユニットの値を設定します。

  9. その他のビジネス・ユニットのレイアウトについて、前述のステップを繰り返します。

  10. 「アプリケーション・コンポーザ」ページで「保存」をクリックします。

  11. 更新をテストし、構成に問題がなければ、サンドボックスを公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

カスタム・オブジェクトに対する添付の有効化

ユーザーが添付(写真、ビデオ、音声ノートなど)を表示したり、カスタム・オブジェクトに追加できるように、最上位カスタム・オブジェクトについて添付を有効にすることができます。

カスタム・オブジェクトについて添付を有効にするには、次のステップに従います。

  1. 構成に使用するサンドボックスを選択します。

  2. 「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで「アプリケーション・コンポーザ」を選択して、アプリケーション・コンポーザを開きます。

  3. 「共通設定」メニューまたは「概要」ページで、「モバイル・アプリケーション設定」をクリックします。

  4. 「アプリケーション機能」ペインで、関連するカスタム・オブジェクトをクリックします。

  5. 「詳細」ビューをクリックします。

  6. モバイル・インタフェース・デザイナで、いずれかの「関連品目」フィールドをクリックします。

  7. 「関連品目」ペインで、「添付」関連オブジェクトをモバイル・インタフェース・デザイナに移動します。

  8. 「アプリケーション・コンポーザ」ページで「保存」をクリックします。

  9. 更新をテストし、構成に問題がなければ、サンドボックスを公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

見積の有効化

営業担当は、CX Cloud Mobileからアカウントおよび商談に関連する見積にすばやくアクセスできます。さらに、フィードバックを得るために提案文書をチームと共有したり、モバイル・アプリケーションから顧客にEメールで提案を送信してネゴシエーション・サイクルを迅速化することもできます。

見積がアカウントおよび商談の関連するタブに表示されるようにするには、次のステップに従います。

注意: Oracle CX SalesアプリケーションでOracle Configure, Price, and Quote Cloud統合が有効化および設定されている必要があります。
  1. 構成に使用するサンドボックスを選択します。

  2. 「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで「アプリケーション・コンポーザ」を選択して、アプリケーション・コンポーザを開きます。

  3. 「共通設定」メニューまたは「概要」ページで、「モバイル・アプリケーション設定」をクリックします。

  4. 「アプリケーション機能」ペインで、「商談」を選択した後、「詳細」を選択します。

  5. 標準レイアウトを複製します。

  6. 新しいレイアウトの名前を指定します。

  7. モバイル・インタフェース・デザイナで、ページの下部にある「関連品目」をクリックします。

  8. 「関連品目」セクションで、SalesOrderHeaderを検索して中央コンソールにドラッグし、必要に応じて順序を変更します。

  9. 「アプリケーション・コンポーザ」ページで「保存」をクリックします。

  10. アカウントについてステップ4-9を繰り返します。

  11. 更新をテストし、構成に問題がなければ、サンドボックスを公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

顧客資産ページの有効化

営業担当がアプリケーション内で顧客資産を表示し、追加の資産レコードを作成できるようにすることができます。営業担当は、リードまたは商談を資産ページから直接追加することもできます。ビジネス要件にあわせて資産ページのレイアウトを構成することもできます。

資産ページをメイン・メニューに追加できます。また、アカウント・ページの関連オブジェクトとして追加することもできます。

メイン・メニューへの資産ページの追加

メイン・メニューに資産ページを追加する方法は次のとおりです。

  1. サンドボックスを選択または作成して開きます。

  2. 「ナビゲータ」「アプリケーション・コンポーザ」「モバイル・アプリケーション設定」を選択します

  3. 「アプリケーション機能」パネルで、「ホーム」をクリックします。

  4. モバイル・インタフェース・デザイナで、「資産」をクリックし、「機能詳細」パネルで「ナビゲータに表示」オプションを有効にします。

  5. 「保存」をクリックします。

  6. 資産のページ・レイアウトを構成する場合は、ページ・レイアウトの作成方法と構成方法が記載されている「機能の独自のページ・レイアウトの作成」のトピックを参照してください。

  7. 構成をテストして公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

アカウント・ページの関連オブジェクトとしての資産ページの追加

資産ページがアカウント・ページの関連オブジェクトになるように追加する方法は次のとおりです。

  1. 前述のステップ1および2を実行します。

  2. 「アプリケーション機能」パネルで、「アカウント」をクリックし、関連するページ・レイアウトを選択します。

  3. モバイル・インタフェース・デザイナで、「関連品目」をクリックします。

  4. 「関連品目」ペインで、「資産」を検索します。資産関連項目をモバイル・インタフェース・デザイナ・ページにドラッグします。資産項目を移動するには、上下にドラッグします。

  5. 「保存」をクリックします。

  6. 構成をテストして公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

カスタム・スクリプトによるアプリケーションの構成

オンラインであるかオフラインであるかに関係なく、検証およびルールを強制するカスタム・スクリプトをJavaScriptを使用して記述することで、ビジネス要件にあわせてアプリケーションをさらに構成できます。この強力な機能により、任意の最上位オブジェクトについて、選択したイベントが発生したときにトリガーするスクリプトを記述できます。たとえば、商談の作成時に製品フィールドを必須にするスクリプトを作成できます。

スクリプトの作成方法

すべてのオブジェクトまたは特定のオブジェクトについてカスタム・スクリプトを作成できます。ここでは、特定のオブジェクトについてカスタム・スクリプトを作成する方法を示します。

  1. 構成に使用するサンドボックスを選択します。

  2. 「ナビゲータ」「アプリケーション・コンポーザ」「モバイル・アプリケーション設定」を選択します。

  3. 「アプリケーション機能」ペインで、「設定」を選択します。

  4. スクリプト設定をクリックし、スクリプト使用可能オプションを有効にします。

  5. 「アプリケーション・コンポーザ」ページの右上にある「保存」をクリックします。

  6. 「モバイル・アプリケーション設定」ページの上部にある「スクリプト」タブをクリックします。

  7. スクリプトを記述するオブジェクトを選択し、スクリプトをトリガーするイベントを選択します。次のいずれかのイベントを選択できます。

    • 作成時(モバイル・アプリケーションで新しいレコードが作成されたときにトリガーされる)。

    • 保存前(レコードが保存される前にトリガーされる)。

    • フィールド値の変更時(ユーザーがフィールドの値を変更した後、フィールドの外側をタップしたときにトリガーされる)。

    • 保存後(アプリケーションでレコードが保存された後にトリガーされる)。

  8. <イベント名>スクリプト・セクションでプラス・アイコンをクリックします。

  9. スクリプトの名前と摘要を入力します。

  10. (オプション)スクリプトが特定の地域について機能するようにする場合は、スクリプトの地理的地域を選択します。このスクリプトは、CX営業アプリケーションで国プリファレンスとして選択した地域を設定しているユーザーについて機能します。

    注意: オブジェクトおよびイベントについて、地域ごとに1つのスクリプトのみを使用できます(たとえば、英国用の商談および作成時トリガーのスクリプトは1つです)。同じオブジェクトおよびイベントについて異なる地域を含める場合は、別のスクリプト(たとえば、米国用の商談および作成時トリガーのスクリプト)を作成する必要があります。
  11. 特定のユーザー・ロールについてトリガーするようにスクリプトを制限する場合は、JavaScriptスクリプトを記述して、これらを指定する必要があります

  12. 「作成」をクリックし、スクリプトを作成します。

  13. 「検証」をクリックして、スクリプトにエラーがあるかどうかをチェックします。検証チェックには、ネストされた関数コールや、無限ループで永久に実行される原因となるスクリプト内の他のすべてのものに関するチェックが含まれます。

  14. 終了後、「保存」をクリックします。

カスタム関数の作成方法

すべてのスクリプトですべてのオブジェクトについて使用できるカスタム関数(ユーティリティ関数と呼ばれる)を作成することもできます。その方法は次のとおりです。

  1. スクリプトの作成方法の項のステップ1から6を実行した後、ユーティリティ関数セクションでプラス・アイコンをクリックします。

  2. 関数を作成します。関数がユーティリティ関数として指定され、システム関数リストに含まれるように、必ず関数に_Cを含めてください(システム関数の詳細は、次の「スクリプトの作成に役立つ機能」の項を参照してください)。システム関数リストに含まれると、任意のカスタム・スクリプトからユーティリティ関数にアクセスできます。次に形式の例を示します。

    function example_c() {
    	var a = 100;
    	a = 100+a;
    }
  3. 「検証」「保存」の順にクリックします。

スクリプトの作成に役立つ機能

スクリプトを作成する際には、正しいオブジェクト値とフィールド値を入力することが重要です。そのため、これを簡単に行うことができるように、スクリプト・ボックス内で[Ctrl]+[Space]を押すと、オブジェクトとフィールドのリストが表示されます。挿入するオブジェクトまたはフィールドを選択すると、正しい値がスクリプトに追加されます。

この機能を使用すると、APIをスクリプトに自動移入するシステム関数も使用できるようになります。[Ctrl]+[Space]を押し、システム関数セクションまで下にスクロールすると、使用可能なAPIのリストが表示されます。たとえば、これらのAPIを使用して、デバイスのオペレーティング・システムやユーザーの現在の位置を確認できます。システム関数セクションには、自分が作成したユーティリティ関数も表示されます。使用可能なシステム関数のリストとそれらの使用方法は、カスタム・スクリプト用のシステム関数のライブラリのトピックを参照してください。

スクリプトのテスト

スクリプトを作成した後、スクリプトをテストし、完了したらサンドボックスを公開する必要があります。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

スクリプトの例

ここでは、カスタム検証およびルールを作成する方法の例をいくつか示します。

オブジェクト/イベントおよび要件 スクリプトの例

オブジェクト/イベント:

商談/OnCreate

要件:

  1. アカウントは必須です。

  2. フィールド(カスタム・フィールド)のデフォルト値を設定します。

    1. 「Chance to win」 = 「Medium」。選択できる値は、「Low」、「Medium」および「High」です。

    2. OpportunityType」 = 「Servers」。選択できる値は、「Servers」、「Laptops」および「Software」です。

  3. カスタム・フィールドContractStartDateは必須です。

// On Create Script to set required and default fields
// DESCRIPTION : Oppty OnCreate Script
// Features
// 1. Account is required
// 2. Set default values for fields(custom fields)
// 2.1. Chance to win = Medium
// 2.2. Opty type = Servers

var currentRow = getCurrentRow();
var oracleCxmOutcome = new Result("");
var optyDetail = currentRow.getResourceName(); //OpportunityDetail
var key = optyDetail + "___TargetPartyName___mandatory";
oracleCxmOutcome.setModifiedProperty(key,"true");

//Setting of default values for Opty Type and chance to win
currentRow.setColumn("OpportunityType_c","ZEM_TYPE_SERVERS");
currentRow.setColumn("ChanceToWin_c","ZEM_TYPE_MEDIUM");
currentRow.setColumn("StatusCode","OPEN");

key = optyDetail + "___ContractStartDate_c___mandatory";
oracleCxmOutcome.setModifiedProperty(key,"true");

オブジェクト/イベント:

商談/BeforeSave

要件:

ステータスがOPENで、営業ステージが2より大きい場合、売上明細は必須です。

//DESCRIPTION: Opportunity Before Save Script
//For Opportunity Type "Servers" If Sales stage > 2
//revenue line is required.

var currentRow = getCurrentRow();
var oracleCxmOutcome = new Result("");
var salesStageId = currentRow.getColumn("SalesStageId");
var salesStageLOV= currentRow.getColumn("SalesStageLOV");
var stgOrder;
var i = 0;
var length = salesStageLOV.length;

for(i=0; i<length; i++)
{
	var salesStage = salesStageLOV[i];
	var id = salesStage.StgId;
	if( id === salesStageId)
	{

	stgOrder = salesStage.StgOrder;
	break;
	}
}
var status = currentRow.getColumn("StatusCode");
if(status === "OPEN")
{
	if(stgOrder > 1.998 )
	{
		var childRevenue = currentRow.getColumn("ChildRevenue");
		if(childRevenue === null || childRevenue.length < 1)
		{
			oracleCxmOutcome.setMessage("MESSAGE_TYPE_ERROR","","Product is required when sales stage is > 2.");
			oracleCxmOutcome.setOutcomeQualifier("OUTCOME_TYPE_FAILURE");
		}
	}
}

オブジェクト/イベント:

商談/AfterSave

要件:

タスクを作成し、サインインしたユーザーに割り当てて、新しく作成された商談に関連付けます。

//Create Task for Opportunity

var opptiRow = getCurrentRow();
var TaskRow = createNewRow(false,"Task","");
var userPref = getUserPreferences();
var userName = userPref.getUserName();

TaskRow.setColumn('ActivityCreatedBy',userName);
TaskRow.setColumn('Subject',"Follow up Task for Oppty : "+opptiRow.getColumn("Name"));

var OpportunityId = opptiRow.getColumn("OptyId");
TaskRow.setColumn('OpportunityId',OpportunityId);

var oracleCxmOutcome = new Result("");
oracleCxmOutcome.setModifiedObject(TaskRow);

オブジェクト/イベント:

契約/OnCreate

要件:

アカウントは必須です。

var contactRow = getCurrentRow();

var oracleCxmOutcome = new Result("");
var s1 = contactRow.getResourceName(); //ContactDetail
var key = s1+ "___AccountName___mandatory";
oracleCxmOutcome.setModifiedProperty(key,"true");

オブジェクト/イベント:

契約/OnFieldValueChange

要件:

アカウント住所を担当者住所にコピーします。

var contactRow = getCurrentRow();
var accountPartyId = contactRow.getColumn('AccountPartyId');
var oracleCxmOutcome = new Result("");

if(accountPartyId != null){

	// Query the associated Account to retrieve Primary Address stored in that account record
	var q = query("Organization");
	q.setParameters('PartyId',accountPartyId);
	var accountPo = q.execute();

	var addressList = accountPo[0].getColumn('PrimaryAddress');
	var addressPo = addressList.get(0);
	var addressLine1 = addressPo.get("AddressLine1");
	var addressLine2 = addressPo.get("AddressLine2");
	var cityName = addressPo.get('City');
	var stateName = addressPo.get('State');
	var postalCodeNumber = addressPo.get('PostalCode');
	var countryName = addressPo.get('Country');

	// Assign the retrieved Primary Address to Contact address fields
	var paRows = contactRow.getColumn("PrimaryAddress");
	if(paRows==null) {
	paRows = getEmptyChildCollection();
	}
	var pa = createNewRow(true, "Person", "PrimaryAddress");
	pa.setColumn('AddressLine1', addressLine1);
	pa.setColumn('AddressLine2', addressLine2);
	pa.setColumn('City', cityName );
	pa.setColumn('State', stateName );
	pa.setColumn('PostalCode', postalCodeNumber );
	pa.setColumn('Country', countryName );
	paRows.set(0,pa.po);
	contactRow.setColumn("PrimaryAddress",paRows);
	oracleCxmOutcome.setModifiedObject(contactRow);

}

カスタム・スクリプト用のシステム関数のライブラリ

カスタム・スクリプトを作成する際には、APIをスクリプトに自動移入するシステム関数が使用できるようになる機能を使用できます。[Ctrl]+[Space]を押し、システム関数セクションまで下にスクロールすると、使用可能なAPIのリストが表示されます。ここでは、使用可能なシステム関数とそれらの使用方法について詳しく説明します。

ユーザー・プリファレンスの取得

この関数を使用して、現在のユーザーのユーザー・プリファレンスを取得できます。

構文:function getUserPreferences()UserPreferenceを返します。

戻り値: 現在のユーザーに関する情報を取得するために使用できる、現在のユーザーのUserPreferenceオブジェクトのインスタンス。

スクリプトの例:

var userPref = getUserPreferences(); // User Preference object can be used to retrieve the further details as below:

// To get the user name
var userName = userPref.getUserName();

// To get the party name
var partyName = userPref.getPartyName();

//To get the date format:
var dateFormat = userPref.getDateFormat();

// To get the Party ID
var partyId = userPref.getPartyId();

// To get the currency
var currency = userPref.getCurrency();

// To get the territory
var territory = userPref.getTerritory();

// To get the time zone
var timezone = userPref.getTimezone();

// To get the number format
var numberFormat = userPref.getNumberFormat();

// To get the language
var language = userPref.getLanguage();

// To query the role
var isRoleAssigned = userPref.isRoleAssigned($USER_ROLE_STRING); //return type is boolean

// To get the profile option
userPref.getProfileOptionValue($PROFILE_OPTION_STRING); // return type : If the ProfileOption exists, returns a String. Else, returns null.
デバイス情報の取得

この関数を使用して、デバイスのオペレーティング・システムや現在の位置など、使用されているデバイスに関する情報を取得できます。

構文:function getDeviceInformation()

戻り値: 現在のユーザーのデバイスに関する情報を取得するために使用できる、現在のユーザーのDeviceInformationオブジェクトのインスタンス。

スクリプトの例:

var deviceInfo = getDeviceInformation(); // Device Info object can be used to retrieve the further details as below:

// To get the device's operating system
var os = deviceInfo.getOs();

// To get the device's platform
var platform = deviceInfo.getPlatform();

// To get the version
var version = deviceInfo.getVersion();

// To get the network status
var networkStatus = deviceInfo.getNetworkStatus();

// To get the device's model
var model = deviceInfo.getModel();

// To get the current position
var currentPosition= deviceInfo.getCurrentPosition(maximumAge, timeout, enableHighAccuracy);

// To get the screen size
var screenSize= deviceInfo.getScreenDiagonalSize();

To get the device's online status
var onlineStatus= deviceInfo.isDeviceOnline();
現在の行への参照の取得

この関数を使用して、スクリプトによって起動されたイベントの現在の行を返します。

構文:function getCurrentRow()

戻り値: 現在の行を表すインスタンス。

スクリプトの例:

var objectRow = getCurrentRow();

// Set attribute for current row : rowRef.setColumn(key, value);
var objectRow = getCurrentRow();
var newName = "Updated Opportunity";
objectRow.setColumn("Name", newName);
新しい行の作成

この関数を使用して、スクリプト実行の一部として新しい行を作成して返します。

新しい行を作成するには、次の関数が必要です。

  1. function createNewRow(isChild ,featureName, childType)はRowを返します

  2. function getEmptyChildCollection()はObjectを返します

スクリプト実行の一部として新しい行を作成して返す関数createNewRowの使用方法を次に示します。

  • 構文:function createNewRow(isChild ,featureName, childType)はRowを返します

  • パラメータ:

    1. {boolean} isChild: 作成されるこの行が子タイプであるかどうかを示します。

    2. {string} featureName: この行の形状を識別するtypeName。

    3. {string} [childType} - (オプション) isChildがTRUEの場合: 子行の形状を識別する子タイプを示します。

  • 戻り値:作成された行を表すインスタンスである{Row}

子コレクションの作成中にスクリプトで使用できる空のArrayListを返す関数getEmptyChildCollectionの使用方法を次に示します。

  • 構文:function getEmptyChildCollection()はObjectを返します

  • 戻り値: 空のArrayListのインスタンスである{Object}。

スクリプトの例

新しい行を作成する方法の例をいくつか次に示します。

var noteRows = optiRow.getColumn("Note");
if(noteRows == null)
noteRows = getEmptyChildCollection();

var opptyNote = createNewRow(true, "Opportunity", "Note");
var noteTxt = "This Note was created through script for oppty - association check";
opptyNote.setColumn("NoteTxt",noteTxt);

noteRows.add(opptyNote.po);
optiRow.setColumn("Note",noteRows);
oracleCxmOutcome.setModifiedObject(optiRow);

新しい子行を作成する方法の例を次に示します。

var opportunityNote = createNewRow(true, "Opportunity", "Note");
var optyNoteTxt = "This Note was created through script for Opportunity";
opportunityNote.setColumn("NoteTxt",optyNoteTxt);
パラメータ値を含む問合せを使用したオブジェクトの行の取得

この関数を使用して、機能を問い合せ、Queryオブジェクトのインスタンスに渡されたパラメータと一致する行を返します。

構文:function query(featureName)はQueryを返します

パラメータ:{string} featureName: 問合せが必要な機能の名前

戻り値:要求された機能で使用できるQueryオブジェクトのインスタンスである{Query}

スクリプトの例

typelib.xmlファイルを使用して、query id="queryForScripts"の下のすべてのオブジェクトに定義されている問合せパラメータを検索します

	<query id="queryForScripts">
		<qbe id="qbe">
			<param id ="Name" op="contains">Name</param>
		</qbe>
</query>

Queryオブジェクトを使用して、機能から行を取得します。

var q = query("Opportunity");  / / query("Opportunity");/ / query(<FeatureId>)
q.setParameters("Name","Demo");
var rows = q.execute();

// To get the list of params available, use getParameters as follows:
var params = q.getParameters(); // Array of parameters

// To fetch the parameter details, following functions can be used: getParamName; getParamValue; getParamOp; getParamConjunction

// The typelib changes needed for querying through script are given in the section "Application Changes required for integrating the Scripting Events"
結果の取得

この関数は、ユーザー・スクリプトの実行結果を表します。ユーザー・スクリプトでは、基礎となるフレームワークで処理できる実行結果を定義するResultのインスタンスを常に作成する必要があります。

構文:function Result (eventKey)はResultを返します

戻り値: 基礎となるフレームワークで処理できるResultのインスタンス

スクリプトの例

次の例は、Resultオブジェクトのコンストラクタを示しています。

function Result(eventKey)
{
	this.outcome = new oracle_type_eventOutcome();

	/**
	* Include a new-created-row / Updated-row in the set of rows that this script has modified.
	* This action will ensure that the included row is committed by event-handler implementation.
	*/
	this.setModifiedObject;

	/**
	* For the currently active row, set properties that can acted on by event-handler implementation.
	*
	*example: reference implementation in CX-Lib framework supports setting a column of the current row as mandatory. The way that is achieved is:
	*
	*var rowType = currentRow.getResourceName();
	* key = rowType + "___{FIELD_NAME}___mandatory";
	* oracleCxmOutcome.setModifiedProperty(key,"true");
	*
	* NOTE: format ___{FIELD_NAME}___ is required. (Field name enclosed within 2 sets of 3 underscores)
	*/
	this.setModifiedProperty;

	/**
	* Add a message that can be returned to the event handler implementation. How this message is handled is defined by event handler implementation.
	*/
	this.setMessage;

	/**
	* Set qualifier for this Script-execution OR
	* provide an action identifier to be interpreted by event handlers post execution.
	*
	* Returned string could be either "OUTCOME_TYPE_SUCCESS" or
	* "OUTCOME_TYPE_FAILURE". If the returned string is not either of the above, it could be a custom-action that can be returned at the end of script execution.
	*/
	this.setOutcomeQualifier;
}

次の例では、Resultオブジェクトを使用して、新しい行を作成した結果として発生するイベントを処理する方法を示します。

var oracleCxmOutcome = new Result("");
oracleCxmOutcome.setMessage("MESSAGE_TYPE_ERROR","","Product is required when sales stage is > 2.");
oracleCxmOutcome.setOutcomeQualifier("OUTCOME_TYPE_FAILURE");

var TaskRow = createNewRow(false,"Task","");
TaskRow.setColumn('Subject',"Follow up Task for Oppty");
oracleCxmOutcome.setModifiedObject(TaskRow);
var oracleCxmOutcome = new Result("");

営業オブジェクトのプッシュ通知の有効化

CX Cloud MobileまたはCX営業アプリケーションで特定のビジネス・イベントが発生したときにスマートフォン通知が自動的にトリガーされるようにすることができます。たとえば、営業担当が担当者またはリードを割り当てられたときに通知を受け取ることができます。モバイル・プッシュ通知により、デバイスがロックされているか使用中であるかに関係なく、タイムリな情報が提供されます。

営業オブジェクトのプッシュ通知を有効にするには、次の2つの部分があります。このトピックでは、その両方について概説します。

  1. 営業オブジェクトの通知を有効にします。

  2. 指定した営業オブジェクトの通知をトリガーするGroovyスクリプトを作成します。

Groovyスクリプトを作成する際には、このトピックの次の項がスタート・ガイドとして役立ちます。

  • Groovyスクリプトの例

  • Groovyスクリプトのデバッグ

  • Groovyスクリプトに関するよくある間違い

  • ヒントと推奨事項

営業オブジェクトの通知の有効化

最初に、「設定と保守」で通知機能を有効にする必要があります。

  1. 実装プロジェクト・マネージャ、機能ユーザーまたはシステム管理者のいずれかのロールがあることを確認します。

  2. 「設定と保守」に移動します。

  3. 販売オファリングを選択します。

  4. 「販売基盤」機能領域を見つけて、矢印をクリックします。

  5. 「機能選択の変更」を選択します。

  6. 「通知」を選択した後、「モバイル通知」を選択します。

Groovyスクリプトの作成

次に、通知のトリガーを定義するGroovyスクリプトを作成する必要があります。

  1. 営業管理者または営業実装者ロールがあることを確認します。

  2. サンドボックスを作成するか、既存のサンドボックスを選択して「アクティブとして設定」をクリックし、サンドボックスをアクティブにします。サンドボックスがアクティブなサンドボックスとして指定されます。

  3. 「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで「アプリケーション・コンポーザ」を選択して、アプリケーション・コンポーザを開きます。

  4. 「オブジェクト」メニューで「標準オブジェクト」を選択し、トリガーを作成するオブジェクトを選択します。アカウントや担当者、リード、商談、タスクの各オブジェクトに対してトリガーを作成できます。

  5. 「サーバー・スクリプト」を選択すると、サーバー・スクリプト<オブジェクト名>ページが開きます。

  6. 「トリガー」タブをクリックします。

  7. 「処理」メニューから「追加」をクリックします。「オブジェクト・トリガーの作成」ページが表示されます。

  8. Groovyトリガー・スクリプトを作成します。「名前」、「エラー・メッセージ」およびトリガー定義の詳細を指定します。次の例を使用すると、Groovyスクリプトの作成に役立ちます。また、アプリケーション・コンポーザを使用したアプリケーションの構成ガイドの「Groovyスクリプトの使用」の章を参照することもできます。

    Groovyスクリプトの詳細は、Oracle Applications Cloud Groovyスクリプト・リファレンス・ガイドを参照してください。

Groovyスクリプトの例

ここでは、営業オブジェクトの通知をトリガーするGroovyスクリプトの例をいくつか示します。要件にあわせてスクリプトを変更する必要がありますが、作業を開始する際に参考にしてください。

シナリオ オブジェクト、受信者およびトリガー・タイプ スクリプト

アカウントの所有者が変更されたときに通知を送信します。

オブジェクト: アカウント

受信者: アカウント所有者

トリガー・タイプ: データベースでの更新の前

/*DISCLAIMER: These triggers are provided as references only. It's important that you change this script to suit your requirements, otherwise it might not work./

if (isAttributeChanged('OwnerPartyId')) {
	try {
		def map = new HashMap();
		// Specify the recipient
		def recipientPartyId = OwnerPartyId
		// Specify default message text
		def messageText = "You are now the owner of Account '" + OrganizationName + "'."
		// Specify one or more channels
		map.put("Channels",["ORA_SVC_MOBILE"]);
		map.put("MessageText", messageText);
		// The following can be used to pass a Long PartyId
		map.put("RecipientPartyId", recipientPartyId);
		if (recipientPartyId) {
			// Call to send notification
			adf.util.sendNotification(adf, map);

			//Log a confirmation that the notification has been sent. Logs can be viewed in 'Runtime Messages'.
			//println for "Notification sent to" and recipientPartyId and "a new account has been assigned to them".
		} else {
			println("No recipient. Notification will not be sent.")
		}
	} catch (e) {
		// Log the failure in groovy logging. Logs can be viewed in 'Runtime Messages'.
		println("Failure to trigger notification from Groovy Script " + e.getMessage());
		}
	}

新しいアカウントが作成されたときに所有者に通知を送信します。

オブジェクト: アカウント

受信者: アカウント所有者

トリガー・タイプ: データベースでの挿入の前

/*DISCLAIMER: These triggers are provided as references only. It's important that you change this script to suit your requirements, otherwise it might not work./

if (isAttributeChanged('OwnerPartyId')) {
	try {
		def map = new HashMap();
		// Specify the recipient
		def recipientPartyId = OwnerPartyId
		// Specify default MessageText
		def messageText = "You are now the owner of Account '" + OrganizationName + "'.";
		// Specify one or more channels
		map.put("Channels",["ORA_SVC_MOBILE"]);
		map.put("MessageText", messageText);
		// The following can be used to pass a Long PartyId
		map.put("RecipientPartyId", recipientPartyId);
		if (recipientPartyId) {
			// Call to send notification
			adf.util.sendNotification(adf, map);

			//Log a confirmation that the notification has been sent. Logs can be viewed in 'Runtime Messages'.
			//println("Notification sent to " + recipientPartyId + " a new account has been assigned to them.")
		} else {
			println("No recipient. Notification will not be sent.")
		}
	} catch (e) {
		// Log the failure in groovy logging. Logs can be viewed in 'Runtime Messages'.
		println("Failure to trigger notification from Groovy Script " + e.getMessage());

リードの所有者が変更されたときに通知を送信します。

オブジェクト: リード

受信者: リード所有者

トリガー・タイプ: データベースへの変更のポストの後

/*DISCLAIMER: These triggers are provided as references only. It's important that you change this script to suit your requirements, otherwise it might not work./

// Obtaining the index of the field we want
int indexOfStatus = adf.oldValue.getAttributeIndexOf('OwnerId')
// Getting the old value from the database
def oldValue = adf.oldValue.getAttribute(indexOfStatus,oracle.jbo.server.EntityImpl.TRANS_ORIGINAL_VERSION);
// Getting the new value
def newValue = getAttribute('OwnerId');

//Comparing the old value and the new value. Note that we require a check for (oldValue != null). This is because unless there is a change in the field, the oldValue will always be null. We are trying to detect when the Status field has been changed, so we always want to make sure that oldValue != null.

if ((oldValue != newValue) && (oldValue != null)) {
	try {
		def map = new HashMap();
		// Specify default MessageText
		def messageText = "This Lead has been assigned to you";
		// Specify the recipient
		def recipientPartyId = OwnerId
		// Specify one or more channels
		map.put("Channels", ["ORA_SVC_MOBILE"]);
		map.put("MessageText", messageText);
		// The following passes a Long PartyId
		map.put("RecipientPartyId", recipientPartyId);

		if (recipientPartyId) {
			// Call to send notification
			adf.util.sendNotification(adf, map);

			//Log a confirmation that the notification has been sent. Logs can be viewed in 'Runtime Messages'.
			//println("Notification sent to " + recipientPartyId + " because they are now the owner of a Lead.")
		} else {
			println("No recipient. Notification will not be sent.")
		}
	} catch (e) {
		// Log the failure in groovy logging. Logs can be viewed in 'Runtime Messages'.
		println("Failure to trigger notification from Groovy Script " + e.getMessage());

アカウントに関連付けられたタスクが完了したときにそのアカウントの所有者に通知を送信します。

オブジェクト: タスク

受信者: アカウント所有者

トリガー・タイプ: データベースでの更新の前

/*DISCLAIMER: These triggers are provided as references only. It's important that you change this script to suit your requirements, otherwise it might not work./

if (isAttributeChanged('StatusCode') && StatusCode == 'COMPLETE'  && ActivityFunctionCode == 'TASK') {
	try {
		def map = new HashMap();
		// Define the message text for the notification
		def messageText = "The Task '" + Subject + "' has been completed."

		// Specify the recipient of this notification to be the Account Owner
		def recipientPartyId = OrganizationDVOVA?.OwnerPartyId

		// Specify one or more channels
		map.put("Channels",["ORA_SVC_MOBILE"]);
		// Specify default MessageText
		map.put("MessageText", messageText);
		// The following can be used to pass a Long PartyId
		map.put("RecipientPartyId", recipientPartyId);

		if (recipientPartyId) {
			// Call to send notification
			adf.util.sendNotification(adf, map);

			//Log a confirmation that the notification has been sent. Logs can be viewed in 'Runtime Messages'.
			/println("Notification sent to " + recipientPartyId + " because a task was marked complete.")
		} else {
			println("No recipient. Notification will not be sent."
		}
	} catch (e) {
		// Log the failure in groovy logging. Logs can be viewed in 'Runtime Messages'.
		println("Failure to trigger notification from Groovy Script " + e.getMessage());

Groovyスクリプトのデバッグ

Groovyスクリプト内では、すべてのprintln文がランタイム・メッセージに移動します。ランタイム・ログを表示してGroovyスクリプトをデバッグするには、次の手順を実行します。

  1. サンドボックス内でアプリケーション・コンポーザに移動します。

  2. 「共通設定」で、「ランタイム・メッセージ」を選択します。「ランタイム・メッセージ」セクションが表示されます。

  3. 「アプリケーション・スクリプト・ロギングの有効化」を選択します。

  4. 通知をトリガーします。

Groovyスクリプトに適切なprintln文がある場合は、アプリケーション・コンポーザの「ランタイム・メッセージ」セクションに戻ると、ランタイム・メッセージが表示されます。

注意: sendNotification()関数が機能していることをテストするには、sendNotification()関数の後にprintln文を配置して、予期したとおりにトリガーが機能していることを確認します。スクリプトがsendNotification()関数に到達しない場合は、トリガーのロジックにエラーがあります。println文をさらに追加して、トリガーをデバッグできます。
Groovyスクリプトに関するよくある間違い

ここでは、Groovyスクリプトの作成時に発生する可能性がある、よくある間違いをいくつか示します。

  • トリガー・タイプが正しくない。正しいトリガー・タイプを使用することが重要です。そうしないと、不適切なときにスクリプトがトリガーされる可能性があります。このトピックのスクリプトの例では、「データベースでの更新の前」「データベースでの挿入の前」および「データベースへの変更のポストの後」というトリガーの使用方法を示しています。また、Oracle Applications Cloud Groovyスクリプト・リファレンス・ガイドの「デフォルト処理を補完するオブジェクトレベル・トリガーの定義」のトピックを参照することをお薦めします。そこには、トリガーおよびそれらがどのようなときに起動されるのかを示す包括的なリストが掲載されています。

    もう1つの有用なリソースは、https://blogs.oracle.com/fadevrel/application-composer-series%3a-the-trigger-event-model-explainedにある、トリガー・イベント・モデルの説明というOracle Blogsエントリです

  • APIが正しくない。Groovyスクリプトを作成する際には、使用しているフィールドについて正しいAPIを挿入する必要があります。次のステップに従って、正しいAPIを使用していることを確認できます。

    1. トリガー定義セクションで、式パレットの表示/非表示をクリックします。

    2. 「フィールド」タブをクリックします。

    3. オブジェクトを選択します。

    4. 編集スクリプトを最大化する矢印をクリックします。選択したオブジェクトのフィールドが表示されます。

    5. トリガーに含めるAPIを選択し、「挿入」をクリックします。

    6. 式パレットを閉じるには、編集スクリプトを復元する矢印をクリックし、式パレットの表示/非表示をクリックします。

    7. 「保存して閉じる」をクリックします。

    API名を手動でコピーして貼り付けないでください。ステップ5では必ず、「挿入」機能を使用してください。

ヒントおよび考慮事項

新しいオブジェクトを作成しているときに、オブジェクトの作成時に通知をトリガーする必要がある場合は、「データベースでの挿入の前」トリガー・タイプを使用するのが最善です。ただし、「前」トリガー・タイプの中には、すべての属性が公開されていないものがあるため、一部のフィールドが空白になります。予期した結果が得られない場合にトリガーをデバッグするには、「Groovyスクリプトのデバッグ」の項のステップに従います。

isAttributeChanged()関数は、「前」トリガー・タイプに対してのみ機能します。「後」トリガー・タイプの回避策では、データベースの更新前に古い値を取得し、更新後に新しい値を取得し、2つの値を比較して属性が変更されているかどうかが確認されます。

Webページを自動的に開くリンクの作成

リンクをタップすると、Webページまたはカスタム・アプリケーションが自動的に開く埋込みリンクをCX Cloud Mobileで作成できます。その方法は次のとおりです。

  1. サンドボックスを選択または作成して開きます。

  2. 「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで「アプリケーション・コンポーザ」を選択して、アプリケーション・コンポーザを開きます。

  3. 標準オブジェクトまたはカスタム・オブジェクトのメニューを展開し、「フィールド」を選択します。

  4. 新しいカスタム・フィールドを作成し、「算式」オプションを選択します。

  5. 算式フィールドの詳細を入力します。「算式タイプ」「テキスト」を選択し、サービス・ペイロードに含めるが選択されていることを確認します(これにより、モバイル・インタフェース・デザイナにフィールドが表示され、モバイル・ページに追加できるようになります)。

  6. http://またはhttps://というプリフィクスを持つ動的Web URLを生成するGroovyスクリプトを作成します。カスタム・モバイル・アプリケーションを開くGroovyスクリプトを作成する場合も、https://というプリフィクスを使用する必要があります。

  7. アプリケーション・コンポーザのメイン・ページにナビゲートし、「モバイル・アプリケーション設定」をクリックします。

  8. Groovyスクリプトを作成したオブジェクトを選択し、「詳細」ページ・レイアウトをクリックします。

  9. 作成した算式フィールドを詳細ページに追加し、「保存」をクリックします。

  10. 更新をテストし、構成に問題がなければ、サンドボックスを公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

営業担当がさらに長い間、アプリケーションにサインインした状態を維持でき、アプリケーションを起動するたびにユーザー名とパスワードを再入力しなくても済むように、OAuth認証トークンの使用を有効にすることができます。設定方法は次のとおりです。

  1. CX Cloud MobileアプリケーションをOracle Identity Cloud Serviceに登録します。登録プロセスの一部として、Oracle Identity Cloud ServiceによってクライアントIDおよびクライアント・シークレットが生成されます。Oracle Identity Cloud Serviceの詳細は、Oracle Identity Cloud Serviceの管理ガイドを参照してください。

  2. CX営業アプリケーションで、管理者としてサインインします。ナビゲータ・メニューを開き、「設定と保守」をクリックします。

  3. 「設定と保守」作業領域で、「CX Cloud Mobile OAuth構成の管理」タスクに移動します。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: 統合

  4. CX Cloud MobileアプリケーションのクライアントIDおよびクライアント・シークレットを登録します。

  5. 「保存」をクリックします。

  6. 「ナビゲータ」メニューを開き、「構成」カテゴリを開いて、「サンドボックス」をクリックします。構成に使用するサンドボックスに入るか、サンドボックスを作成します。

  7. 「ナビゲータ」メニューおよび「構成」カテゴリを再度開き、「アプリケーション・コンポーザ」をクリックします。

  8. 「共通設定」メニューまたは「概要」ページで、「モバイル・アプリケーション設定」をクリックします。

  9. 「アプリケーション機能」パネルで、「設定」をクリックします。

  10. モバイル・インタフェース・デザイナで、OAuth認証トークンの使用オプションを有効にします。

  11. 「保存」をクリックします。

  12. 構成をテストして公開します。モバイル構成を確認する方法の詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

Oracle CX Cloud Mobile構成のテスト

アプリケーション・コンポーザを使用してOracle CX Cloud Mobileを構成した後、ユーザーのモバイル・デバイスに配布する前に構成をテストします。

タスクの要約

構成をテストするには、次のタスクを完了します。

  1. サンドボックスから構成をダウンロードして検証します。

  2. サンドボックスを公開します

サンドボックスからの構成のダウンロード
  1. 構成を行った後、Oracle CX Salesアプリケーションを(営業管理者または営業実装者ロールでサインインした状態で)開いたままにします。変更を加えたサンドボックスがアプリケーションでアクティブになっていることを確認します。

  2. モバイル・デバイスでCX Cloud Mobileを開き、構成を表示できるユーザーとしてサインインします。たとえば、割り当てられたロールでレイアウトに変更を加えた場合、変更を確認するには、必要なロール権限を持つユーザーでサインインする必要があります。

  3. メニュー・ボタン(ページの左上)をタップし、「サンドボックス」をタップして、サンドボックスから構成をダウンロードします。

  4. 構成を含むサンドボックスを選択し、「保存」をタップします。

  5. 構成を確認します。構成に問題がなければ、サンドボックスを公開する必要があります。

サンドボックスの公開
  1. 構成を行うために使用したものと同じユーザーとしてOracle CX Salesにサインインします。

  2. サンドボックスを公開して、構成をすべてのOracle CX Cloud Mobileユーザーに配布します。

Mobile Sales

Oracle Sales Cloud Mobileアプリケーションを使用して、次のタスクを実行します。

  • スマートフォンまたはタブレットで営業情報を追跡および更新します。

  • 移動中に会社の営業アクティビティに関する最新情報を入手します。

実行できるタスク

Oracle Sales Cloud Mobileの主要な機能には次のものがあります。

  • アプリケーション・ホーム・ページ: アプリケーション・ホーム・ページから、営業訪問先で必要不可欠な情報にアクセスできます。

  • 顧客管理: 移動中に、事例情報および顧客に関する現在のイベントにアクセスできます。

  • 商談管理: モバイル商談管理ページから商談に関する最新の重要な情報にアクセスして、商談の更新を営業チームと共有できます。

  • リード管理: 移動中にオープン・リードにアクセスしてリードを処理し、営業サイクル時間を短縮できます。

  • カレンダとタスク: これらの機能により、移動中にアポイントメントとタスクを管理できます。

  • 担当者: 「アクション」メニューから、担当者に電話をかけたりEメールを送信できます。デフォルトでアプリケーションには主要な担当者のリストが表示され、その他のすべての担当者を検索できます。「担当者にEメール」機能と「担当者の呼出」機能は、電話やEメールを希望しない担当者に対しては無効になります。

  • 販売分析: ホーム・ページからビジネス・インテリジェンス・レポートにアクセスできます。また、表示する各アカウントに対してもコンテキストに応じて分析が埋め込まれます。コンテキスト・レポートには、販売アカウントの売上トレンド、販売アカウントの受注/失注トレンドおよび販売アカウントの受注/失注事由が含まれています。

  • アラート: 新規リードが割り当てられたり関心のある商談が使用可能になると、アラートが届きます。

前提条件

Sales Cloud Mobileを実装する前に、次のことを行う必要があります:

  • Sales Mobileを使用する前に、Oracle CX Salesを設定する必要があります。

  • モバイル・デバイスがSales Mobileシステム要件を満たすかどうか判定します。Oracle Applications Cloudのシステム要件(http://www.oracle.com/us/products/system-requirements/overview/index.html)を参照してください。

どのようなオペレーティング・システムがサポートされていますか。

Oracle Applications Cloudのシステム要件(http://www.oracle.com/us/products/system-requirements/overview/index.html)を参照してください。

Mobile Salesの設定タスク

Oracle Sales Cloud Mobileの実装

Oracle Sales Cloud Mobile Salesを実装する前に、Oracle CX Salesを実装する必要があります。詳細は、Oracle CX Sales実装スタート・ガイドを参照してください。

実装の概要

Mobile Salesの実装では、プロファイル・オプションを設定するとともに、オプションで、ユーザーがモバイル・デバイスで表示できるフィールドやオブジェクトを構成します。

次のプロファイル・オプションを設定する必要があります。

  • 電話でのパスワード保存使用可能: モバイル・デバイスでのログイン・パスワードの保存をユーザーに許可するかどうかを指定します。保存を許可する場合は「Y」、保存を許可しない場合は「N」に設定します。パスワードの保存をユーザーに許可すると、ユーザーはアプリケーションにアクセスするたびにパスワードを入力しなくても済むため、モバイル・アプリケーションに簡単にサインインできます。

  • 電話でのパスワード保存使用可能: モバイル・デバイスでのログイン・パスワードの保存をユーザーに許可するかどうかを指定します。保存を許可する場合は「Y」、保存を許可しない場合は「N」に設定します。パスワードの保存をユーザーに許可すると、ユーザーはアプリケーションにアクセスするたびにパスワードを入力しなくても済むため、モバイル・アプリケーションに簡単にサインインできます。

注意: Mobile Salesの実装に関する補足情報は、My Oracle SupportのRoll out Kit for Oracle Sales Cloud Mobile (1540393.1)で入手できます。
Mobile Salesの構成

Mobile Salesは、CX営業アプリケーションの構成に使用するものと同じツールであるOracle Application Composerと統合されています。5つのステップで構成されるプロセスに沿って、ユーザーがモバイル・デバイスで管理できる特定のフィールドやオブジェクトを構成します。Mobile Salesを構成するには、アプリケーション・コンポーザにサインインし、Mobile Salesのページを構成します。

Oracle Sales Cloud Mobileで使用する自社のホストURLの検索

このトピックでは、iPhoneおよびAndroidデバイスのホストURL値を特定する方法を示します。Oracle Sales Cloud Mobileにサインインするとき、Oracle CX Salesサーバーの場所を指定する「ホスト」URLを入力する必要があります。

iPhoneおよびAndroidデバイスで使用するホストURLの特定

次のステップを実行して、iPhoneおよびAndroidデバイスで使用するホストURLを特定します。

  1. Oracle CX Salesにサインインし、「ナビゲータ」「アプリケーション・コンポーザ」の順に選択します。

  2. ブラウザのアドレス・バーで、URLのホスト名部分をコピーします。ホスト名とは、https://と次のスラッシュ(/)の間の部分です。たとえば、ホストURLは「fapxxxx-crm.oracleads.com」のようになります。

  3. アプリケーションにサインインするときに使用できるように、ホストURL値をユーザーに通知します。

Oracle Sales Cloud Mobileユーザーのホストおよびポート情報を自動移入するにはどのようにしますか。

osc://?host=[host name]&port=[port number]&useSSL=[true or false]のURLテンプレートを使用して、ホスト名およびポート番号を自動移入してSSLを使用可能にするURLを作成できます。host=の後にホスト名、port=の後にポート番号、SSL=の後にSSLを使用可能にするかどうかを入力します。たとえば、URLはosc://?host=abc.oracle.com&port=123&useSSL=falseのようになります。

URLをユーザーに配布します。ユーザーがスマートフォンからURLにアクセスすると、すでに移入または使用可能にしたホスト名、ポート番号およびSSLでSales Cloud Mobileアプリケーションが開きます。

注意: URLを機能させるには、Oracle Sales Cloud Mobileがスマートフォンにダウンロードされている必要があります。

Mobile Salesのその他の構成

「カレンダ同期使用可能」および「担当者同期使用可能」プロファイル・オプションを変更することで、サインアウト・ページのカレンダおよび担当者の同期ボタンを無効または有効にすることができます。オプションを「Y」(同期を有効にする場合)または「N」(同期を無効にする場合)に設定します。デフォルトのプロファイル・オプション値は「Y」に設定されています。

アプリケーション・コンポーザにナビゲートし、変更する営業オブジェクト(担当者や商談など)を探して、営業オブジェクトのビューを展開します。「ページ」「モバイル・ページ」タブの順にクリックします。営業オブジェクトを編集し、使用する「リスト表示のフィルタの構成」オプションを選択します。

スマートフォンおよびタブレットで自動パスワード保存を設定するにはどうすればよいですか。

「電話でのパスワード保存使用可能」プロファイル・オプションを「Y」(はい)または「N」(いいえ)に設定します。

値リストを使用して住所フィールドを選択できるようにするにはどうすればよいですか。

デスクトップ・アプリケーションで地理データおよび検証を設定すると、Oracle Sales Cloud Mobileアプリケーションに自動的に反映されます。地理検証を追加すると、ユーザーが選択可能な住所フィールドから住所を選択したり、必須の住所フィールドに値がない場合にユーザーに通知できます。地理データおよび検証を設定する方法の詳細は、地理参照データの設定の概要のトピックを参照してください。

Mobile Salesの拡張

Oracle Sales Cloud Mobileの拡張性

アプリケーション・コンポーザでは、Oracle Sales Cloud Mobile Sales iPhone、AndroidおよびBlackBerryアプリケーションを構成できます。アプリケーション・コンポーザを使用すると、特定のデバイス向けに固有の構成を行わなくても、Oracle Sales Cloud Mobileアプリケーションに表示されるオブジェクトやフィールドを管理できます。

ここでは、Oracle Sales Cloud Mobileアプリケーションについて次のものを管理する方法を示します。

  • 電話についてデフォルトでは有効になっていない標準のOracle CX Salesオブジェクトを有効にします。

  • 電話についてカスタムの営業オブジェクトおよび共通オブジェクトを有効にします。

  • モバイル対応の営業オブジェクトおよび共通オブジェクト(標準オブジェクトまたはカスタム・オブジェクト)について、Oracle Sales Cloud Mobileに表示されるフィールド(カスタム・フィールドを含む)を変更します。

  • ロール、レコード・タイプ、式またはそれらの組合せに基づいてSales Cloud Mobileレイアウトを構成します。

  • ビジネス・インテリジェンス・レポートをSales Cloud Mobileアプリケーションに追加します。

Oracle Sales Cloud Mobileで保存済検索を営業オブジェクトのデフォルトのリスト基準として設定できますか。

できます。メイン・アプリケーションでOracle CX Salesオブジェクトのデフォルトとして保存済検索が設定されている場合、これがOracle Sales Cloud Mobileの営業オブジェクトのデフォルトのリスト基準になります。Oracle Page Composerを使用した保存済検索の作成の詳細は、オブジェクトの保存済検索の作成のトピックを参照してください。

非表示になっている保存済検索はOracle Sales Cloud Mobileには表示されません。

値リストを使用して住所フィールドを選択できるようにするにはどうすればよいですか。

デスクトップ・アプリケーションで地理データおよび検証を設定すると、Oracle Sales Cloud Mobileアプリケーションに自動的に反映されます。地理検証を追加すると、ユーザーが選択可能な住所フィールドから住所を選択したり、必須の住所フィールドに値がない場合にユーザーに通知できます。地理データおよび検証を設定する方法の詳細は、地理参照データの設定の概要のトピックを参照してください。

「アカウント」、「担当者」および「世帯」モバイル・ページでの「資産」タブの非表示

この例では、Oracle Sales Cloud Mobileでアカウント、担当者および世帯について「資産」タブを非表示にする方法を示します。

アプリケーション・コンポーザの「モバイル・ページ」タブへのナビゲート
  1. 営業管理者ジョブ・ロールを持つユーザーとしてOracle CX Salesにサインインし、サンドボックスを作成またはアクティブ化します。サンドボックスの作成、アクティブ化および公開の詳細は、サンドボックスの使用に関するトピックを参照してください。

  2. アプリケーション・コンポーザにナビゲートし、「共通」アプリケーションを選択します。

  3. 「標準オブジェクト」を展開し、「アカウント」、「担当者」または「世帯」オブジェクトのメニューを展開します。

  4. 「ページ」を選択してから、「モバイル・ページ」タブを選択します。

アカウント、担当者および世帯オブジェクトでの資産の非表示
  1. 「モバイル・ページ」タブの「詳細ページ・レイアウト」メニューで、関連するレイアウト名をクリックし、「編集」アイコンをクリックします。

  2. 「関連オブジェクト」セクションで、「選択した関連オブジェクト」から「資産」を選択し、矢印をクリックして、資産オブジェクトを「使用可能な関連オブジェクト」に移動します。

  3. 「保存して閉じる」をクリックします。

構成の確認と配布

  1. 「アカウント」、「担当者」または「世帯」モバイル・ページから資産オブジェクトを削除したら、変更がモバイル・アプリケーションに表示されることを確認します。モバイル・アプリケーションで構成を確認する方法の詳細は、サンドボックスを使用したOracle Sales Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

  2. 変更に問題がなければ、サンドボックスを公開して、構成をすべてのOracle Sales Cloud Mobileユーザーに配布します。

サンドボックスを使用したOracle Sales Cloud Mobile構成のテスト

サンドボックスですべての構成をテストしてから、メイン・アプリケーションに公開します。サンドボックスは、構成を定義して、構成を本番アプリケーションにデプロイする前にテストするスタンドアロン環境です。

サンドボックス環境でアプリケーション・コンポーザを使用してOracle Sales Cloud Mobileのページやオブジェクトを構成し、変更を公開する前にモバイル・デバイスで構成を表示します。

アプリケーション・コンポーザを使用したOracle Sales Cloud Mobileの構成
  1. 「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで「アプリケーション・コンポーザ」を選択して、アプリケーション・コンポーザを開きます。

  2. 構成する親オブジェクトを選択します。

  3. ナビゲーション・ツリーで「ページ」ノードを選択します。

  4. 「モバイル・ページ」タブを選択して、親オブジェクトとその子オブジェクトのモバイル構成オプションを表示します。

  5. 必要に応じてモバイル・ページを構成します。

    注意: 特定のロール、レコード・タイプまたは式についてレイアウトを構成する場合は、まず既存のページを複製し、そのページを構成してから、そのページ・レイアウトのロール、レコード・タイプまたは式を指定する必要があります。

  6. Oracle CX Salesアプリケーションからサインアウトします。

Oracle Sales Cloud Mobileアプリケーションでの構成の確認
  1. 営業担当、営業マネージャまたは営業部長ジョブ・ロールを持つOracle Sales Cloud MobileユーザーとしてOracle CX Salesアプリケーションにサインインします。

  2. 構成を含むサンドボックスを選択します。

  3. ラップトップまたはPCでOracle CX Salesのブラウザ・ウィンドウを開いたまま、モバイル・デバイスでOracle Sales Cloud Mobileを開き、Oracle CX Salesへのサインインに使用したものと同じユーザーを使用してサインインします。

    注意: ステップ1と同じユーザーとしてOracle Sales Cloud Mobileアプリケーションにサインインすると、ステップ2で選択したサンドボックスを表示できます。Oracle CX Salesのブラウザ・ウィンドウがまだ開いている場合は、自分のみがOracle Sales Cloud Mobileアプリケーションでそのサンドボックスにアクセスできます。他のすべてのユーザーは、公開されたバージョンのアプリケーションのみを表示できます。

  4. 構成したページが予期したとおりに機能していることを確認します。

  5. サンドボックスを公開して、構成をすべてのOracle Sales Cloud Mobileユーザーに配布します。

Oracle Sales Cloud Mobileへの会社ブランディングの追加

この例では、会社名と会社のロゴを追加し、Oracle Sales Cloud Mobileのアプリケーション・テーマの色を選択する方法を示します。

ブランド名の追加
  1. CX Sales管理者ジョブ・ロールを持つユーザーとしてOracle CX Salesにサインインし、サンドボックスを作成またはアクティブ化します。サンドボックスの作成、アクティブ化および公開の詳細は、サンドボックスの使用に関するトピックを参照してください。

  2. アプリケーション・コンポーザに移動し、営業アプリケーションを選択します。

  3. 「共通設定」メニューの下にある「モバイル・アプリケーション設定」を選択します。

  4. 「ブランディング」という見出しの下にある「アプリケーション・ブランディングの構成」を選択します。

  5. 「選択したブランド名」フィールドにブランド名を追加し、「保存して閉じる」をクリックします。

会社のロゴの追加
  1. 前述のステップ1から4を繰り返します。

  2. 「ブランド・ロゴの選択」という見出しの下にある「参照」を選択し、イメージを選択します。

  3. 「保存して閉じる」をクリックします。

アプリケーション・テーマの色の選択
  1. 前述のブランド名の追加の項のステップ1から4を繰り返します。

  2. 色グリッドからアプリケーション・テーマの色を選択します。

  3. 「保存して閉じる」をクリックします。

構成の確認と配布
  1. 会社名や会社のロゴの追加またはアプリケーション・テーマの色の選択(あるいはそのすべて)が完了したら、変更がモバイル・アプリケーションに表示されることを確認します。モバイル・アプリケーションで構成を確認する方法の詳細は、サンドボックスを使用したOracle Sales Cloud Mobile構成のテストのトピックを参照してください。

  2. 変更に問題がなければ、サンドボックスを公開して、構成をすべてのOracle Sales Cloud Mobileユーザーに配布します。

モバイルのOracle Business Intelligenceレポートの追加: 手順

モバイル・アプリケーションでOracle Business Intelligence分析レポートを表示するには、まず、Webアプリケーションから次の構成タスクを実行する必要があります。

  1. アプリケーション・コンポーザにナビゲートし、「営業」アプリケーションを選択します。

  2. 「共通設定」リストで「モバイル・アプリケーション設定」を選択します。

  3. 「モバイル・アプリケーション設定」ページで、「モバイル・レポートの管理」を選択します。

  4. Oracle Business Intelligence分析レポートの詳細を入力して、レポートを作成します。

  5. 「モバイル・レポートの構成:スプリングボード」または「モバイル・レポートの構成:販売アカウント」を選択して、モバイル・レポートのスプリングボード・ページまたはモバイル・レポートの販売アカウント・ページにレポートを追加します。

Oracle Business Intelligence分析レポートは追加できますが、Oracle Business Intelligence Publisherレポートを追加することはできません。

Oracle Sales Cloud Mobileによって表示されるOracle Business Intelligenceレポートを構成するとどうなりますか。

構成したバージョンのOracle Business Intelligenceレポートがユーザーのスマートフォンに表示されます。また、そのレポートについて作成したフィルタには、レポートに加えた変更が反映されます。

Oracle Sales Cloud Mobileのアカウント・コンテキスト・レポートの作成: 手順

この手順では、アカウントまたは商談詳細ページから表示したときに顧客IDまたはアカウントIDによってフィルタされる分析レポートを作成する方法を示します。

分析レポートは、顧客IDまたはアカウントIDにマップされている任意のレポート列(顧客.顧客の行IDなど)に基づいてフィルタできます。任意のサブジェクト領域を使用できます。この例では、アカウント詳細ページから実行される、「販売 - CRM顧客概要」サブジェクト領域に基づくレポートを使用します。

注意: 現時点では、商談IDなどの他のIDを使用することはできません。したがって、商談詳細ページのコンテキストからレポートが実行される場合は、顧客IDまたはアカウントIDでフィルタする必要があります。つまり、商談が表示されるようにするには、顧客またはアカウントにリンクする必要があります。
  1. ホーム・ページから、「レポートおよび分析」にナビゲートします。

  2. カタログのブラウズ」アイコンをクリックします。

  3. Oracle Business Intelligenceの「カタログ」ページで、「新規」「分析」の順にクリックします。

    注意: Sales Cloud Mobileでサポートされているレポートは分析レポートのみです。
  4. サブジェクト領域を選択します。この例では、「販売 - CRM顧客概要」サブジェクト領域を使用します。

  5. 「サブジェクト領域」ペインで列名をダブルクリックしてレポートに追加します。この例では、「顧客」フォルダから「名前」、「国コード」および「顧客の行ID」を選択します。

  6. 「フィルタ」セクションで、フィルタ・アイコンを選択し、アカウントIDまたは顧客IDを含むフィールドに「プロンプトで使用」フィルタを追加します。この例では、「顧客の行ID」列を選択します。

  7. 追加したフィルタを編集し、「式の編集」アイコンを選択して、列式を書き留めます。この例では、値は顧客.顧客の行IDです。

  8. レポートを保存します。

  9. レポートを保存したら、レポートのフルパス名も書き留めておく必要があります。これを確認するには、「カタログ」に戻り、レポートのプロパティを選択します。場所のアドレス(この例では/users/sales_admin)とレポート名(この例ではMobile_Report)をコピーします。場所のアドレスの末尾にスラッシュを追加し、レポート名を場所のアドレスに追加します。この例では、フルパス名はusers/sales_admin/Mobile_Reportです。

  10. Webアプリケーションに戻り、アクティブなサンドボックスを開きます。

  11. アプリケーション・コンポーザに移動し、営業アプリケーションを選択します。「共通設定」メニュー項目で、「モバイル・アプリケーション設定」を選択します。

  12. 「モバイル・レポートの管理」を選択します。

  13. 新しいモバイル・レポートを作成します。「パス」フィールドに、ステップ9で書き留めたレポートのフルパス名を入力します。

  14. レポート・パラメータを次のように入力します。

    レポート・パラメータ 詳細

    名前

    SubjectName.table.顧客の行ID

    これは、フィルタで定義されているフィールドです。例: 販売 - CRM顧客概要.顧客.顧客の行ID

    #{viewScope.CustomerId}

    これは、アカウントまたは商談詳細ページに表示されている現在の顧客のIDを渡すためにSales Mobileによって使用されます

    タイプ

    filter

    フィルタ問合せを作成するために使用されます

    データ型

    varchar

    フィルタ問合せを作成するために使用されます

    演算子

    in

    フィルタ問合せを作成するために使用されます

  15. 「保存して閉じる」をクリックします。

  16. 「標準オブジェクト」メニュー項目をクリックし、アカウントまたは商談オブジェクトを選択します。この例では、「販売アカウント」オブジェクトを選択します。

  17. 「ページ」をクリックした後、「モバイル・ページ」をクリックします。

  18. 「モバイル・レポートの構成: (オブジェクト名)」をクリックします。

  19. 新しく追加したレポートを「使用可能なレポート」から「選択したレポート」に移動し、変更を保存します。

  20. Sales Cloud Mobileアプリケーションでレポートを確認します。

  21. レポートに問題がなければ、サンドボックスを公開します。

Oracle Sales Cloud Mobileの動的選択リスト

動的選択リスト・フィールドには、ユーザーが実行時に値を選択できる値リストが表示されます。このリストは関連オブジェクトのレコードの問合せに基づいているため、値リストは動的とみなされます。一部の動的選択リスト・フィールドは標準です。つまり、Oracle Engagement Cloudで自動的に提供されます。アプリケーション・コンポーザでユーザー定義の動的選択リスト・フィールドを作成することもできます。標準とユーザー定義の両方の動的選択リスト・フィールドをOracle Engagement CloudページおよびOracle Sales Cloud Mobileページに表示できます。

このトピックでは、次のことについて説明します。

  • 動的選択リスト・フィールドとは何か、また、それらがなぜ便利なのか。

  • Oracle Sales Cloud Mobileページへの動的選択リスト・フィールドの追加。

  • Oracle Sales Cloud Mobileでの関連オブジェクト・サブタブの作成。

動的選択リスト・フィールドとは

動的選択リストは、関連オブジェクトの実際のデータから移入される値リストを含むフィールドです。実行時に、ユーザーはフィールドから値を選択できます。この選択によって、その関連オブジェクトの値が、ユーザーが現在参照しているプライマリ・オブジェクトのレコードに関連付けられます。

たとえば、ユーザーが契約のアカウントを指定する必要があるとします。

  • 目的とする結果:

    契約の作成ページまたは契約の編集ページで、ユーザーが「アカウント名」フィールドからアカウントを選択できるようにします。

  • 目的とする結果を実現するためのステップ:

    これをバックグラウンドで実現するには、アプリケーション・コンポーザを使用して、契約オブジェクトについて「アカウント名」動的選択リスト・フィールドを作成します。「アカウント名」フィールドには、アカウント・オブジェクトからアカウント・レコードのリストが移入されます。契約オブジェクトについてそのフィールドが作成されたら、すべての契約ページ(モバイル・ページを含む)にそのフィールドを追加します。

  • 最終結果:

    契約の作成ページまたは契約の編集ページから「アカウント名」フィールドを使用できるようになります。このフィールド自体には、アカウント・オブジェクトから移入される実際のアカウント名のリストが含まれます。

動的選択リスト・フィールドが便利な理由

動的選択リスト・フィールドが便利なのは、実行時に、ユーザーが選択できる事前移入済の値リストとともに表示されるためです。さらに、動的選択リスト・フィールドは、バックグラウンドでソース・オブジェクトとターゲット・オブジェクトの間の1対多の関係を可能にすることからも、非常に便利です。

つまり、動的選択リスト・フィールドを使用して、ソース・オブジェクト・レコード(前述の例ではアカウント)をターゲット・オブジェクト・レコード(契約)に関連付けることができるのみではありません。単一のソース・オブジェクト・レコード(アカウント)に関連付けられているすべてのターゲット・オブジェクト・レコード(契約)のリストを表示する、関連オブジェクト・サブタブをソース・オブジェクトの詳細ページ(アカウント詳細ページ)に追加することもできます。

アカウントのリストを契約との関連付けに使用できるようにする前述の例では、アカウント・オブジェクトと契約オブジェクトの間に作成される関係は1対多の関係であり、1つのアカウントを複数の契約に関連付けることができます。バックグラウンドでは、アカウント識別子が契約オブジェクトの表に格納されます。

動的選択リスト・フィールドが作成されると、自動的に作成される1対多の関係によって、アプリケーション・コンポーザを使用してアカウント詳細ページに契約のサブタブを表示できるようになります。このサブタブには、アカウントに関連するすべての契約がリストされます。このようにサブタブを追加できることは、非常に便利です。エンド・ユーザーは、単一のビューで、1つのアカウントに関連するすべての契約を表示できます。既存の動的選択リスト・フィールドに基づいてサブタブを作成する方法については、後ほど説明します。

Oracle Sales Cloud Mobileページへの動的選択リスト・フィールドの追加

標準およびユーザー定義の動的選択リスト・フィールドをOracle Sales Cloud Mobileページに追加できます。モバイル・ページに動的選択リスト・フィールドを追加するには、次の3つのステップが必要です。

  1. 動的選択リスト・フィールドに移入するソース・オブジェクトのモバイル・ピッカー・ページを構成します。

  2. それと同じオブジェクトに基づいて動的選択リスト・フィールドを作成します。

  3. そのフィールドをモバイル・ページに追加します。

それぞれのステップについて詳しく説明します。

  1. 動的選択リスト・フィールドに移入するソース・オブジェクトのモバイル・ピッカー・ページ(「検索と選択」ページとも呼ばれる)を構成します。これは、オブジェクトごとに必要な1回かぎりの構成タスクです。ピッカー・ページを構成しないと、そのオブジェクトの動的選択リスト・フィールドをモバイルUIに表示することはできません。この構成は、標準オブジェクトとカスタム・オブジェクトの両方に必要です。

    注意: いくつかの例外があります。
    • たとえば、アカウント・オブジェクトには、使用できるようにすでに構成されているピッカー・ページが用意されているため、アカウント・オブジェクトのピッカーを構成する必要はありません。

    • 他の標準オブジェクトの中には、モバイル・ピッカー・ページをサポートしないものがあります。この場合、それらのオブジェクトに基づく標準の動的選択リスト・フィールドが存在しても、それらのフィールドをモバイルUIに追加することはできません。

    標準オブジェクトおよびカスタム・オブジェクト(アカウントを除く)のピッカー・ページを構成する手順は次のとおりです。

    1. 「アプリケーション・コンポーザ」にナビゲートします。

    2. 「オブジェクト」ナビゲーション・ツリーで、オブジェクトのツリー構造を展開します。

    3. 「ページ」ノードをクリックします。

    4. 「モバイル・ページ」タブをクリックします。

    5. 「ピッカー」リージョンで、オブジェクトの「モバイル・ピッカーの作成」リンクをクリックします。

    6. 「モバイル・ピッカーの構成」ページで、ピッカー・ページに表示するフィールドを選択します。たとえば、これが、ユーザーが担当者を検索するピッカー・ページであるとします。担当者名に加えて、担当者市区町村もピッカー・ページに表示できます。実行時に、ユーザーは、ニューヨークのMary SmithとロサンゼルスのMary Smithのどちらかを決定できます。

    7. 「保存して閉じる」をクリックします。

  2. オブジェクトのモバイル・ピッカー・ページを作成したら、それと同じオブジェクトに基づいて動的選択リスト・フィールドを作成できるようになります。動的選択リスト: 説明を参照してください。

  3. 動的選択リスト・フィールドを作成したら、そのフィールドをモバイル・ページに追加できるようになります。Oracle Sales Cloud Mobileの構成を参照してください。

    ヒント: 動的選択リスト・フィールドをモバイルUIに追加できない場合は、動的選択リスト・フィールドのソース・オブジェクトについてモバイル・ピッカー・ページが作成されていることを確認します。前述のステップ1を参照してください。
注意: 現在、DCLフィールドから営業オブジェクトを選択した後の営業オブジェクトの詳細ページへのナビゲートはサポートされていません。
Oracle Sales Cloud Mobileページへのサブタブの追加

動的選択リスト・フィールドを使用してオブジェクト間に1対多の関係を作成したら、「1」の方のオブジェクトの詳細ページに表示されるサブタブに「多」の方のオブジェクトのレコードを公開できます。そのためには、アプリケーション・コンポーザで関連オブジェクト・サブタブを作成します。

注意: カスタム・オブジェクトのモバイル詳細ページにカスタム・オブジェクトのサブタブを表示できます。また、標準オブジェクトのモバイル詳細ページにカスタム・オブジェクトのサブタブを表示することもできます。ただし、カスタム・オブジェクトのモバイル詳細ページに標準オブジェクトのサブタブを表示することはサポートされていません。

モバイル・ページにサブタブを追加するには、次の4つのステップが必要です。

  1. 関連オブジェクトのモバイル関係リストを作成および構成します。

  2. 関連オブジェクトのピッカー・ページを構成します。

  3. エンド・ユーザーがサブタブから直接、新しいレコードの作成および既存のレコードの追加を行うことができるようにするかどうかを指定します。

  4. 最後に、サブタブを表示するモバイル詳細ページ・レイアウト(複数可)にサブタブを追加します。

それぞれのステップについて詳しく説明します。

  1. 関連オブジェクトのモバイル関係リストを作成および構成します。ここで、サブタブに表示される表形式を作成します。

    1. 「アプリケーション・コンポーザ」にナビゲートします。

    2. 「オブジェクト」ナビゲーション・ツリーで、オブジェクトのツリー構造を展開します。

    3. 「ページ」ノードをクリックします。

    4. 「モバイル・ページ」タブをクリックします。

    5. 「関連オブジェクト」リージョンで、オブジェクトの詳細ページにサブタブとして追加できるオブジェクトのリストを表示します。

      関連オブジェクトの「モバイル・ページの作成」リンクをクリックします。「モバイル・ページの作成」リンクは、関連オブジェクトの最上位モバイル・ページがすでに作成されている場合に有効になります。

    6. 「リスト・レイアウトの作成または編集。」ページで、「リスト表示」リージョンを使用して、サブタブに表示する関連オブジェクト・フィールドを指定します。

  2. 関連オブジェクトのピッカー・ページを構成します。エンド・ユーザーが実行時に1つ以上の既存のレコードをサブタブに追加できるようにした場合、エンド・ユーザーはこのピッカー・ページにアクセスします。

    1. 「リスト・レイアウトの作成または編集。」ページで、「ピッカー: 複数選択」リージョンを使用して、関連オブジェクトのピッカー・ページに表示する関連オブジェクト・フィールドを指定します。

  3. エンド・ユーザーがサブタブから直接、新しいレコードの作成および既存のレコードの追加を行うことができるようにするかどうかを指定します。

    1. 「リスト・レイアウトの作成または編集。」ページで、「追加の表示」および「「作成」の表示」を選択して、それらの処理をサブタブで有効にします。

    2. 「保存して閉じる」をクリックします。

  4. 最後に、サブタブを表示するモバイル詳細ページ・レイアウト(複数可)にサブタブを追加します。

    1. 「モバイル・ページ」タブに戻り、「詳細ページ・レイアウト」リージョンにナビゲートします。

    2. 標準レイアウトを複製して、編集する新しいレイアウトを作成するか、別の既存のレイアウトを編集します。

    3. 「関連オブジェクト」リージョンで、オブジェクトの詳細ページにサブタブとして追加できる関連オブジェクトのリストを表示します。「使用可能な関連オブジェクト」リストに、動的選択リスト・フィールドを最初に作成したときに自動的に作成された1対多の関係名を使用してサブタブが表示されます。モバイル詳細ページにサブタブを表示するには、そのサブタブを「選択した関連オブジェクト」リストに移動します。

    4. 「保存して閉じる」をクリックします。

Oracle CX Cloud Mobileの構成

アプリケーション・コンポーザでドラッグ・アンド・ドロップ・インタフェース・デザイナを使用して、Oracle CX Cloud Mobile iPhoneおよびAndroidアプリケーションを構成できます。インタフェース・デザイナを使用すると、特定のデバイス用の特定の構成を作成しなくても、アプリケーションに表示されるオブジェクトおよびフィールドを管理できます。

構成を開始する前に、ZMS_DISABLE_OSCMプロファイル・オプションをENABLEDに設定する必要があります。このプロファイル・オプションを設定することにより、アプリケーション・コンポーザのモバイル・インタフェース・デザイナが使用可能になります。プロファイル・オプションに関する詳細は、『営業の実装ガイド』のプロファイル・オプションに関する章を参照してください。

機能のページ・レイアウトの作成

Oracle CX Cloud Mobileの機能のリスト、詳細または編集ページのレイアウトを作成できます。独自のレイアウトを作成すると、ユーザーが表示できるフィールドを選択できます。ページ・レイアウトの作成方法の詳細は、「機能のページ・レイアウトの作成」を参照してください。

フィールドの表示形式を追加、削除、移動および変更することもできます。ページ・レイアウトの構成の詳細は、次のトピックを参照してください。

  • 機能のページ・レイアウトにフィールドを追加するにはどのようにしますか。

  • 機能のページ・レイアウトのフィールドを削除するにはどのようにしますか。

  • 機能のページ・レイアウトのフィールドを移動するにはどのようにしますか。

  • 機能のページ・レイアウトのフィールドの表示形式を編集するにはどのようにしますか。

  • 機能のユーザー・アクションを表示または非表示にするにはどのようにしますか。

ページ・レイアウトへのロールの追加

アプリケーション機能のリスト、詳細または編集レイアウトにロールを追加できます。たとえば、営業マネージャ・ロールを持つユーザーに対して、他の営業チームのメンバーには不要な商談の詳細レコードに関するフィールドを表示できます。ロールの追加の詳細は、「レイアウトへのロールの追加」を参照してください。

ページ・レイアウトの基準の作成

ページ・レイアウトが表示される前に満たす必要がある一連の条件を定義するための基準を作成できます。ステップについては、機能ページ・レイアウトの基準の作成に関する項を参照してください。

ページ・レイアウトへの独自のオブジェクトの追加

独自のカスタム・オブジェクトをアプリケーションに追加したり、標準営業オブジェクトと同じ方法でページ・レイアウトを追加できます。詳細は、ページ・レイアウトへの独自のオブジェクトの追加に関する項を参照してください。

ページ・レイアウトへの地理的地域の割当て

地理的地域をページ・レイアウトに割り当てることができます。これにより、ページ・レイアウントの可用性を、選択した地理的地域セットからのユーザーに制限できます。詳細は、「ページ・レイアウトへの地理的地域の割当て」を参照してください。

CX Cloud Mobileのその他の構成

イベントの設定時にトリガーするカスタム・スクリプトの作成、保存済検索の作成、機能の「分析」タブへのOracle Business Intelligenceレポートの追加など、他の多くの方法でアプリケーションを構成できます。詳細は、『Oracle CX Sales販売の実装』ガイドまたは『Oracle Applications Cloudアプリケーション・コンポーザを使用したアプリケーションの構成』ガイドを参照してください。

構成のテスト

Oracle CX Cloud Mobileを構成した後、ユーザーのモバイル・デバイスに配布する前に構成をテストします。詳細は、Oracle CX Cloud Mobile構成のテストに関するトピックを参照してください。

周辺情報機能用に作成したカスタム・フィールドは削除できますか。

できます。以前のリリースの周辺情報機能用にカスタム・フィールドを作成した場合、地域コードを含むフィールドはアプリケーションではもう利用されないため、保持する必要はなくなりました。