3プロファイル・オプション、参照およびスケジュール済プロセス

この章の内容は次のとおりです。

プロファイル・オプション、参照タイプおよびスケジュール済プロセスを使用して、アプリケーションの動作を構成し、データをリフレッシュできます。

次に、プロファイル・オプション、参照タイプおよびスケジュール済プロセスの機能を簡単に示します。

  • プロファイル・オプション: アプリケーションの動作を構成できます。

  • 参照タイプ: アプリケーションの値リストを提供します。多くの参照タイプは、ビジネス・ニーズに合わせて変更できます。

  • スケジュール済プロセス: アプリケーションのデータをリフレッシュします。

この章および関連トピックで、プロファイル・オプション、参照タイプ、スケジュール済プロセスに関する追加情報を入手できます。

プロファイル・オプション

プロファイル・オプションを使用すると、アプリケーション・データを一元的に構成および管理できます。管理者および設定ユーザーは、「設定と保守」作業領域でプロファイル・オプションを管理します。

プロファイル・オプションには様々なタイプの情報が格納されます。次の表に、いくつかの例を示します。

情報のタイプ プロファイル・オプションの設定の例

ユーザー・プリファレンス

ユーザー・レベルでのプリファレンス設定

インストール情報

ポータルの位置の特定

構成の選択肢

UIスキンおよび処理の変更

処理オプション

ログに記録する情報量の決定

プロファイル・オプションの階層レベル

プロファイル・オプションは、サイト・レベルやユーザー・レベルなど、様々なレベルで設定できます。複数のレベルが設定されている場合に、アプリケーションで、特定のレベルが他のレベルよりも優先されます。設定できるレベルは、アプリケーションで事前構成されています。

事前定義済のプロファイル・オプションのレベルでは、階層レベルとその優先度は次のようになります。

  1. ユーザー: このレベルは現在のユーザーにのみ影響します。最も高い優先度を持ち、サイトと製品よりも優先されます。

  2. 製品: このレベルは製品または製品ファミリに影響します。サイト・レベルよりも優先されます。ただし、ユーザー・レベルが設定されている場合は、ユーザー・レベルが優先されます。

  3. サイト: このレベルは、特定の実装のすべてのアプリケーションに影響します。他のレベルが設定されている場合、優先度は最も低くなります。ただし、これ以外のレベルが設定されていない場合は、最も高いレベルになります。

ベスト・プラクティスとして、その他のレベル(使用可能な場合)で値を指定する前に、サイト・レベルでプロファイル・オプションの値を設定します。サイト・レベルで指定されたプロファイル・オプションの値は、別のレベルでプロファイル・オプションの値が指定されるまで、デフォルトとして機能します。

次の表に、事前定義済のプロファイル・オプションの階層レベルとその優先度の例を示します。

レベル 優先度

サイト

最下位

サイトの通貨はユーロに設定されます。

製品

サイトよりも優先

製品または製品のセットの通貨は、イギリス・ポンドに設定されます。

ユーザー

最上位、製品よりも優先

ユーザーの通貨は、USドルに設定されます。

関連トピックでは、プロファイル・オプションに関する追加情報を参照できます。

事前定義済プロファイル・オプションにアクセスするにはどのようにしますか。

「プロファイル・オプションの管理」タスクを使用して、事前定義済プロファイル・オプションを検索します。

  1. 「設定と保守」作業領域で、「プロファイル・オプションの管理」タスクに移動します。

  2. ページで任意の検索パラメータを入力し、「検索」をクリックします。

    ヒント: プロファイル・オプション・コードまたは表示名がわからない場合は、「アプリケーション」または「モジュール」フィールドを使用して検索結果をフィルタします。
  3. プロファイル・オプションをクリックしてその詳細を表示します。

プロファイル値のインポート

「管理者プロファイル値の管理」ページの「インポート」オプションを使用すると、プロファイル値を一括でインポートしてプロファイル・オプションに関連付けることができます。

前提条件

プロファイル値を含むファイルは、Oracle WebCenter Contentの文書リポジトリから使用できます。

プロファイル値のインポート

プロファイル値をインポートするには:

  1. 「設定と保守」作業領域で、「管理者プロファイル値の管理」タスクに移動します。

  2. 「プロファイル・オプション: プロファイル値」セクションで、「アクション」メニューから「インポート」を選択します。

  3. 「ユーザー・プロファイル値のインポート」ダイアログ・ボックスで、ファイルがアップロードされたWebCenter Contentアカウントを選択します。

  4. プロファイル値を含むファイルの名前を入力します。ここで入力する名前は、選択したアカウントにアップロードされたファイルの名前と一致する必要があります。

  5. 「アップロード」をクリックします。プロファイル値がインポートされます。

    注意: インポートが失敗した場合、確認ダイアログ・ボックスでログ・ファイルへのリンクをクリックして、失敗の原因を調べます。

プロファイル・オプション値をアプリケーションにインポートするには、値を含むテキスト・ファイルを作成し、そのファイルをOracle WebCenter Content文書リポジトリにアップロードします。ファイルは、ここで説明するように特定のフォーマットに準拠している必要があります。ファイルが文書リポジトリに追加されたら、「プロファイル・オプション値のインポート: 手順」トピックの手順に従って、プロファイル値をアプリケーションにインポートできるようになります。

プロファイル値を含むファイルを作成するには、次のヘッダーを含めます。

  • ProfileOptionCode: プロファイル・オプション・コード。

  • LevelName: サイト、製品またはユーザーのいずれかに対応する値。

  • UserName: アプリケーションに登録されているユーザー名に対応する名前。短縮またはコード化した他のユーザー名は指定しないでください。

  • ProfileOptionValue: インポート対象のプロファイルの値。

ファイルを作成する際には、次のガイドラインに従ってください。

  • ヘッダー行と値行の両方で、フィールド間のデリミタとして縦棒またはパイプ(|)を使用します。

  • Oracle WebCenter Contentの仕様に従って、ファイル・エンコーディングをバイト順マーク(BOM)なしのUTF-8に設定します。

次に、先頭にヘッダー値を含み、次行以降に2つのプロファイル値のエントリをインポート対象としてリストするサンプル・ファイルを示します。複数のプロファイル値をインポートする場合は、複数の行エントリを同じフォーマットで追加します。

ProfileOptionCode|LevelName|UserName|ProfileOptionValue
AFLOG_BUFFER_MODE|USER|APP_IMPL_CONSULTANT|TEST
AFLOG_LEVEL|USER|APPLICATION_DEVELOPER|FINEST

参照タイプ

参照タイプの概要

アプリケーションの参照タイプは、アプリケーション・フィールドの値リストをドロップダウン・リストとして提供します。たとえば、商談のクローズ時に、営業担当は、「受注/失注事由」フィールド(ドロップダウン・リスト)から、商談を受注または失注した事由を選択できます。そのリストの値は、参照と呼ばれる複数の潜在的な値を持つMOO_WIN_LOSS_REASONの参照タイプから導出され、それぞれに独自の参照コードと、UIに表示される内容があります。

参照タイプの構成

ビジネス・ニーズに合わせて多数の参照タイプを構成できます。参照タイプが拡張可能であるレベルによって、その参照タイプの参照を編集できるかどうかが決まります。レベルは、ユーザー、拡張可能およびシステムです。

次の表は、各レベルで許可されている参照管理タスクを示しています。

許可されているタスク ユーザー 拡張可能 システム

参照タイプの削除

はい

いいえ

いいえ

新しいコードの挿入

はい

はい

いいえ

ページに表示される文言の変更(「内容」フィールド)

はい

はい

はい

開始日、終了日および使用可能フィールドの更新

はい

はい(コードが事前定義済データでない場合のみ)

いいえ

コードの削除

はい

はい(コードが事前定義済データでない場合のみ)

いいえ

タグの更新

はい

いいえ

いいえ

モジュールの更新

はい

いいえ

いいえ

製品が参照タイプに依存する場合、削除を防ぐために、構成レベルがシステムまたは拡張可能である必要があります。構成レベルは、参照タイプに対して設定した後は変更できません。「参照の定義」ページを使用して作成された参照タイプに対する構成レベルは、デフォルトでユーザー・レベルに設定されます。

営業参照タイプ

参照タイプを見つけるには、「設定と保守」作業領域の「販売」オファリングで関連するタスクにアクセスします。一般的な営業参照タスクまたはタスク・リストを次にいくつか示します。

営業参照タイプにアクセスするには:

  1. 設定ユーザーとしてサインインし、「設定と保守」作業領域に移動します。

  2. 「設定と保守」で「販売」オファリングに移動します。

  3. 機能領域のリストで、参照が表示された領域をクリックします。詳細は、この手順の最後にあるリストを参照してください。

    その領域のタスクのリストが表示されます。

  4. タスクのリストで、参照タスクをクリックします。

  5. 参照タイプのページで、必要に応じて参照タイプを変更します。

営業参照タイプのタスクと、それらが表示される機能領域は、次のとおりです。

  • 「販売基盤」機能領域:

    • 地理参照の管理

    • アプリケーション・コア標準参照の管理

    • アクティビティ標準参照の管理

  • 「ユーザーおよびセキュリティ」機能領域:

    • リソース・ロール参照の管理

    • リソース参照の管理

  • 「アカウントおよび担当者」機能領域

    • グループ参照の管理

    • ソース・システム参照の管理

    • 階層参照の管理

    • 取引先コミュニティ共通参照の管理

    • パーティ使用目的参照の管理

    • 関係参照の管理

    • 連絡先参照の管理

    • 取引先コミュニティ組織参照の管理

    • 取引先コミュニティ所在地参照の管理

    • 取引先コミュニティ個人参照の管理

    • 担当者参照の管理

    • 顧客アカウント参照の管理

    • 顧客センター参照の管理

  • 「販売カタログおよび製品」機能領域:

    • 製品グループ参照の管理

  • 「営業キャンペーン」機能領域:

    • マーケティング標準参照の管理

  • 「リード」機能領域:

    • 営業リード標準参照の管理

    • セットが使用可能な参照の管理

  • 「商談」機能領域:

    • セットが使用可能な参照の管理

  • 「テリトリ」機能領域:

    • テリトリ管理拡張不可参照の管理

  • 「ビジネス・プラン」機能領域:

    • ビジネス・プラン拡張不可参照の管理

    • 目的拡張不可参照の管理

  • 「パートナ」機能領域:

    • パートナ参照の管理

セットが使用可能な参照参照タイプ

いくつかのアプリケーションでは、参照セット・レベルで参照タイプがサポートされており、ビジネス・ユニットごとに異なる値リストを表示できます。これらは、これらの参照タイプをサポートする機能領域内の「セットが使用可能な参照の管理」タスクで確認できます。

事前定義済参照にアクセスするにはどうすればよいですか。

参照の管理タスクのいずれかを使用して、事前定義済の参照を検索します。

  1. 「設定と保守」作業領域で、検索している参照が含まれている次のタスクのいずれかに移動します。

    • 標準参照の管理

    • 共通参照の管理

    • セットが使用可能な参照の管理

  2. 任意の検索パラメータを入力して、「検索」をクリックします。参照タイプまたは内容がわからない場合は、「モジュール」フィールドを使用して検索結果をフィルタします。

  3. 参照タイプをクリックして、その参照コードを表示します。

    ヒント: 「例による問合せ」アイコンをクリックして、参照コードをフィルタします。

いずれかの参照の管理ページで、参照タイプの既存の参照コードを編集したり、新しい参照コードを追加できます。「設定と保守」作業領域で次のタスクを使用して、参照を編集できます。

  • 標準参照の管理

  • 共通参照の管理

  • セットが使用可能な参照の管理

各タスクには、分類および格納されている参照タイプの事前定義済セットが含まれています。タスクをオープンし、目的の参照を検索して編集します。ただし、構成レベルで編集がサポートされていない場合は、参照を編集できないことがあります。

参照タイプは、「地理参照の管理」など、関連する参照のグループを含むタスクを使用して分類されています。各タスクでは、特定の参照タイプのみにアクセスできます。ただし、汎用タスクでは、「共通参照の管理」タスクに関連付けられている共通参照など、ある種類のすべての参照タイプにアクセスできます。

アプリケーションの参照タイプが標準、共通またはセット対応参照ビューで使用可能な場合、それらはアプリケーションの中心となります。ただし、特定のアプリケーションについて定義されている参照タイプは、そのアプリケーションのタスクを使用して管理されます。

参照のインポート

標準参照、共通参照およびセット対応参照の管理タスクに関連する各ページでは、「インポート」オプションを使用して参照タイプおよび参照コード情報をインポートできます。

前提条件

Oracle WebCenter Contentの文書リポジトリに、参照タイプおよび参照コードをそれぞれ含む個別のファイルがあらかじめ用意されています。

参照のインポート

参照をインポートするには:

  1. 「設定と保守」作業領域で、「標準参照の管理」タスクに移動します。インポートする参照に応じて、他の参照タスクを選択できます。

  2. 「検索結果」で、「アクション」メニューから「インポート」を選択します。

    参照のインポート・ダイアログ・ボックスが表示されます。

  3. ファイルがアップロードされたWebCenter Contentアカウントを選択します。

  4. 参照タイプおよび参照コード情報をそれぞれ含む個別のファイルの名前を入力します。ここで入力する名前は、選択したアカウントにアップロードされたファイルの名前と一致する必要があります。

  5. 「アップロード」をクリックします。参照詳細がインポートされます。

    注意: インポートが失敗した場合、確認ダイアログ・ボックスでログ・ファイルへのリンクをクリックして、失敗の原因を調べます。

参照のインポートに使用するファイル・フォーマット

参照をアプリケーションにインポートするには、参照タイプおよび参照コードをそれぞれ含む個別のテキスト・ファイルを作成し、それらをOracle WebCenter Content文書リポジトリにアップロードします。ファイルは、ここで説明するように特定のフォーマットに準拠している必要があります。ファイルが文書リポジトリに追加されたら、「参照のインポート: 手順」トピックの手順に従って、参照タイプおよび参照コードをアプリケーションにインポートできるようになります。

ファイルを作成する際には、次のガイドラインに従ってください。

  • ヘッダー行と値行の両方で、フィールド間のデリミタとして縦棒またはパイプ(|)を使用します。

  • Oracle WebCenter Contentの仕様に従って、ファイル・エンコーディングをバイト順マーク(BOM)なしのUTF-8に設定します。

次の各項では、特定の参照タイプおよび参照コードについて詳しく説明します。

前提条件

Oracle Cloudアプリケーションで参照を使用したことがある必要があります。

標準参照および共通参照

標準参照と共通参照では類似の参照タイプおよび参照コードを使用します。参照タイプを含むファイルを作成するには、次のヘッダーを含めます。

  • LookupType: 参照タイプ。

  • Meaning: 参照タイプの表示名。

  • Description: 参照タイプの摘要。このヘッダーはオプションです。

  • ModuleType: 参照タイプが関連付けられているモジュール。

  • ModuleKey: モジュール・コード。

次に、先頭にヘッダー値を含み、次行以降に2つの参照タイプのエントリをインポート対象としてリストするサンプル・ファイルを示します。複数の参照タイプをインポートする場合は、複数の行エントリを同じフォーマットで追加します。

LookupType|Meaning|Description|ModuleType|ModuleKey
AFLOG_22APR_1|Log1|AFLOG_desc_1|APPLICATION|FND
PROD_22APR_2|Product1|PROD_desc_2|APPLICATION|FND

参照コードを含むファイルを作成するには、次のヘッダーを含めます。

  • 必須ヘッダー:

    • LookupType: 参照タイプ。

    • LookupCode: 参照タイプに関連付けられた参照コード。

    • DisplaySequence: 値リストでの参照コードの表示順序。

    • EnabledFlag: 参照コードが表示に対して有効かどうかを示すステータス。

    • Meaning: 参照コードの表示名。

  • オプション・ヘッダー:

    • StartDateActive: 参照コードがアクティブになってページに表示される日付範囲の開始日。形式はdd/M/yyyyです。

    • EndDateActive: 参照コードがアクティブになってページに表示される日付範囲の終了日。形式はdd/M/yyyyです。

    • Description: 参照コードの摘要。

    • Tag: 参照コードに関連付けられていて、情報のクイック参照または取得に使用できるタグ。

    • Seg: 参照に関連付けられた付加フレックスフィールドに定義されたグローバル・セグメントに使用されるAPIの名前。

    • CONTEXT_ATTRIBUTE: 特定の付加フレックスフィールドのCSVファイルで指定されるコンテキスト値。

    • ctxSeg: コンテキスト属性に定義されたコンテキスト依存セグメントのAPIの名前。

次に、2つの参照コードを含むサンプル・ファイルを示します。

LookupType|LookupCode|DisplaySequence|EnabledFlag|StartDateActive|EndDateActive|Meaning|Description|Tag|Seg|CONTEXT_ATTRIBUTE|ctxSeg
TASK_22APR_1|Code1_1|1|Y|25/12/2014|25/5/2015|TASK_22apr_1|Task_desc_1|Tag1_1|testSeg1|TEST_CTX1|ctx1Seg1
TASK_22APR_1|Code1_2|2|N|25/1/2014|25/11/2015|TASK_22apr_2|Task_desc_2|Tag1_2|testSeg1TEST_CTX1|ctx1Seg1
TASK_22APR_2|code2_1|3|N|25/12/2012|25/7/2015|TASK_22qpr_2_1|Task_desc_2|tag2_1|testSeg2|TEST_CTX2|ctx2Seg2
TASK_22APR_2|code2_2|3|Y|25/12/2012|25/7/2015|TASK_22qpr_2_2|Task_desc_2_2|tag2_2|testSeg2|TEST_CTX2|ctx2Seg2

セット対応参照

セット対応参照タイプを含むファイルを作成するには、次のヘッダーを含めます。

  • LookupType: 参照タイプ。

  • Meaning: 参照タイプの表示名。

  • Description: 参照タイプの摘要。このヘッダーはオプションです。

  • ModuleType: 参照タイプが関連付けられているモジュール。

  • ModuleKey: モジュール・コード。

  • ReferenceGroupName: 参照データ・セットを含む参照グループの名前。

次に、2つのセット対応参照タイプを含むサンプルを示します。

LookupType|Meaning|Description|ModuleType|ModuleKey|ReferenceGroupName
CODE_22APR_1|CODE_22apr_1|Code_desc_1|APPLICATION|FND|BU_APAC
CODE_22APR_2|CODE_22qpr_2|Code_desc_2|APPLICATION|FND|BU_APAC

セット対応参照コードを含むファイルを作成するには、次のヘッダーを含めます。

  • 必須ヘッダー:

    • LookupType: 参照タイプ。

    • LookupCode: 参照タイプに関連付けられた参照コード。

    • DisplaySequence: 値リストでの参照コードの表示順序。

    • EnabledFlag: 参照コードが表示に対して有効かどうかを示すステータス。

    • Meaning: 参照コードの表示名。

    • SetName: 参照データ・セットの名前。

  • オプション・ヘッダー:

    • StartDateActive: 参照コードがアクティブになってページに表示される日付範囲の開始日。形式はdd/M/yyyyです。

    • EndDateActive: 参照コードがアクティブになってページに表示される日付範囲の終了日。形式はdd/M/yyyyです。

    • Description: 参照コードの摘要。

    • Tag: 参照コードに関連付けられていて、情報のクイック参照または取得に使用できるタグ。

次に、先頭にヘッダー値を含み、4つのセット対応参照コードをインポート対象としてリストするサンプル・ファイルを示します。複数の参照コードをインポートする場合は、複数のエントリを同じフォーマットで追加します。

LookupType|LookupCode|DisplaySequence|EnabledFlag|StartDateActive|EndDateActive|Meaning|Description|Tag|SetName
DATA_22APR_1|Code1_1|1|Y|25/12/2014|25/5/2015|DATA_22apr_1|Data_desc_1|Tag1_1|TEST SET CODE 2
DATA_22APR_1|Code1_2|2|N|25/1/2014|25/11/2015|DATA_22apr_2|Data_desc_2|Tag1_2|TEST SET CODE 3
DATA_22APR_2|code2_1|3|N|25/12/2012|25/7/2015|DATA_22qpr_2_1|Data_desc_2|tag2_1|TEST SET CODE 2
DATA_22APR_2|code2_2|3|Y|25/12/2012|25/7/2015|DATA_22qpr_2_2|Data_desc_2_2|tag2_2|TEST SET_ERR_CODE_Z

スケジュール済プロセス

手動でタスクを実行する必要がある場合(特に1回に1レコードずつ実行する場合)、複雑すぎるタスクや、時間がかかりすぎるタスクもあります。そのため、データをインポートしたり大量のレコードのステータスを更新するなど、ユーザーにかわってタスクを行うスケジュール済プロセスを実行できます。出力を印刷できるプロセスもあります。これらのプロセスの名前にはレポートが含まれる場合があります。

ジョブおよびジョブ・セット

実行する各スケジュール済プロセスはジョブに基づいています。ジョブとは、プロセスで実行できる操作と、そのプロセスに設定できるパラメータや他のオプションを制御する実行可能ファイルのことです。ジョブ・セットには複数のジョブが含まれます。

プロセス・セット

プロセス・セットは、ジョブ・セットに基づくスケジュール済プロセスです。したがって、プロセス・セットを発行すると、複数のジョブが実行されます。

注意: 特定のスケジュール済プロセスを発行すると、ジョブ・ロジックによって他のプロセスが自動的に実行されます。ただし、この場合、それらの他のプロセスを含むプロセス・セットを発行することはありません。

発行

スケジュール済プロセスを発行する際は、そのパラメータを使用して、処理するレコードとその方法を制御できます。たとえば、プロセスには、「最終更新者」パラメータに対して選択した個人によって編集されたトランザクションのみが含まれます。一部のプロセスにはパラメータがありません。

発行の一環として、プロセスのスケジュールを設定することもできます(週に1回の頻度で2か月間実行するなど)。プロセスが実行されるたびに、一意のプロセスIDが生じます。

出力

一部のスケジュール済プロセスは、PDF、HTMLおよびその他の形式の出力を提供します。たとえば、プロセスではレコードをインポートし、それらのレコードの詳細を含む出力も生成できます。出力には、税金文書やトランザクション・リストなど、多くのタイプがあります。

事前定義済のスケジュール済プロセスに関する詳細の表示

Webサービスを使用して、事前定義済のスケジュール済プロセスを実行するには、プロセスの詳細が必要です。パラメータに関する情報の取得など、プロセスが基にしているジョブ定義を表示します。スケジュール済プロセスを実行するためのセキュリティ要件の検索が必要な場合もあります。

ジョブ定義

ジョブ定義には、スケジュール済プロセスの仕組みや、送信時に使用可能なオプションを決定するメタデータが含まれます。

ジョブ定義を表示するには:

  1. 「設定と保守」作業領域に移動します。

  2. 「アプリケーション拡張」機能領域から、必要に応じて次のいずれかのタスクを開きます。

    • 財務、サプライ・チェーン管理および関連アプリケーション用のエンタープライズ・スケジューラ・ジョブ定義およびジョブ・セットの管理

    • 人材管理および関連アプリケーション用のエンタープライズ・スケジューラ・ジョブ定義およびジョブ・セットの管理

    • 顧客関係管理および関連アプリケーション用のエンタープライズ・スケジューラ・ジョブ定義およびジョブ・セットの管理

  3. 「ジョブ定義の管理」タブで、ジョブ定義を選択して「編集」をクリックします。

    注意: 事前定義済のジョブ定義は、アスタリスクでマークされます。
  4. 必要な情報を取得した後に取り消します。

セキュリティ

権限は、特定のスケジュール済プロセスの実行に必要なアクセス権を提供します。権限は職務ロールに付与され、これはジョブ・ロールに付与されます。必要な権限を継承するジョブ・ロールを確認するには、セキュリティ・コンソールまたは適切な製品ファミリのセキュリティ・リファレンス・マニュアルを使用してください。