| Oracle® Enterprise Manager Ops Center機能リファレンス・ガイド 12cリリース1 (12.1.2.0.0) B71920-01 |
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Oracle Enterprise Manager Ops Centerはオラクル社の包括的なソリューションであり、データ・センターのアセット、すなわちオペレーティング・システム、ファームウェア、BIOS構成、ベア・メタルおよび仮想マシンのプロビジョニング、ハードウェア監視、My Oracle Supportサービスへのリクエストの自動生成、パフォーマンス管理やエネルギ管理などを管理できます。
アセットを検出し、ソフトウェアの管理対象にすると(『Oracle Enterprise Manager Ops Center管理ガイド』を参照)、アセットのライフサイクルを通じた監視、構成、プロビジョニングおよび更新を、アセットの所在にかかわらず1つのコンソールから実行できるようになります。すべてのアセットのステータスが表示され、ドリルダウンにより特定のアセットの詳細を確認できます。個々のアセットのステータスを即時に追跡することも、同じタイプのアセットすべての履歴を閲覧することも可能です。アセットでインシデントがレポートされた場合には、調査やサービス・リクエストの進行状況も追跡できます。新しいアセットは、既存アセットと矛盾しない形でデプロイできます。これは、プロファイルを使用して属性および計画を設定し、そのプロファイルを1つ以上のターゲットにデプロイするためです。
実行できる操作の内容は、自分のユーザー・アカウントに割り当てられるロールによって、および製品ソフトウェアの接続モードによって異なります。
ロールに含まれるアクションはすべて、「Actions」ペインで使用できます。タスクを遂行する必要があり、必要なアクションを使用できない場合には、管理者が各自のユーザー・アカウントにロールを追加できます。再度ログインすると、アクションを使用できるようになります。
使用する機能に必要なロールは、各章にリストされています。各種ロールおよびロールに付与される権限の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Ops Center管理ガイド』を参照してください。
ソフトウェアが「Connected」モードの場合、イメージとパッケージに依存するデプロイメント計画とプロファイルは、オラクル社やベンダーのサイトからエンタープライズ・コントローラにダウンロードされた現在のイメージとパッケージを使用します。サイトが「Disconnected」モードで製品ソフトウェアを使用する場合、ローカルのナレッジ・ベースにあるイメージとパッケージは、サイトで取得されるまで変更されません。
接続モードの変更は、簡単に、一時的に実行できます。接続モードを変更する手順の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Ops Center管理ガイド』を参照してください。
Oracle Enterprise Manager Ops Centerでは、独自のユーザー・プリファレンスを設定してユーザー・インタフェースをカスタマイズできます。
Oracle Enterprise Manager Ops Centerには、ログイン時にデフォルト・ビューとして表示される「Navigation」ペインの任意のドローワを選択する機能があります。自分のユーザー名で次にログインすると、デフォルト・ビューとして選択した「Navigation」ペインのドローワの詳細がホーム・ページに表示されます。たとえば、「Navigation」ペインからアセットを選択すると、起動時にデフォルト・ビューとして表示されるアセットのサブオプションも選択できます。個別のプリファレンスは、以前にロールに設定したプリファレンスより優先されます。
Oracle Enterprise Manager Ops Centerでは、「Display」のプリファレンスを使用して、ユーザー・インタフェースの起動ビューで「Navigation」ペインから特定のドローワを表示できます。ユーザー・インタフェースにログインすると、選択したドローワとサブオプションが表示されます。デフォルトでは、「Assets」と「Administration」のドローワを非表示にすることはできません。表示する「Assets」を選択するとき、表示するデフォルト・タブも選択できます。
時間間隔を利用すると、2つの時点で区切った一定の時間の長さを定義できます。時間間隔には、次のオプションがあります。
セッション・タイムアウト: ユーザー・インタフェース・セッションのタイムアウトを設定できます。デフォルト値は30分です。セッション・タイムアウトの値は、5分から120分の間で任意に設定できます。
コンソール・タイムアウト: 管理対象アセットのシリアル・コンソールに対してタイムアウトを設定できます。デフォルト値は120分です。コンソール・タイムアウトの値は、5分から120分の間で任意に設定できます。
接続性チェックの間隔: ソフトウェア・チェックがインターネット、ナレッジ・ベース、My Oracle Supportサービスにアクセスする間隔を設定できます。デフォルト値は15分、最小値は1分です。
表のリフレッシュ頻度: ユーザー・インタフェースの表でデータをリフレッシュする間隔を設定します。デフォルト値は30秒、最小値は10秒です。
ジョブ・ステータス・ポップアップ間隔: ジョブの完了時に、ジョブ完了のポップアップが表示されている時間を設定します。デフォルト値は5秒です。
ユーザーは、「Membership Graph」のデフォルトの表示プリファレンスも選択できます。向きの表示プリファレンスは、左、右、上、下に設定できます。小または大のアイコン・サイズと、「Membership Graph」に表示されるアセットの深度を選択できます。
「User Preferences Summary」には、ユーザー・プリファレンスとして選択したプリファレンスをまとめた履歴が表示されます。表示できるのは、スタート・ページ、時間間隔、アセットのデフォルト・タブ、および「Membership Graph」に設定したプリファレンスです。
Oracle Enterprise Manager Ops Center 12cリリース1ソフトウェアのすべてのドキュメントは、http://docs.oracle.com/cd/E27363_01/index.htmに収録されており、詳細な例が「How To」タブにあります。
このドキュメントはいくつかの部に分けられますが、そのすべてがユーザーのサイトのアクティビティやデータ・センターでのロールに関係するとはかぎりません。各部では、製品ソフトウェアの特徴が機能別にまとめてあります。実用的な場合には、同じ機能に関するすべての情報を同じ章で説明しています。繰返しを避けるために、ドキュメントの他の章と「How To」ライブラリへのリンクが追加されています。
Oracle Technical NetworkのWebサイトからドキュメントを開くと、サイトの検索機能を使用して、製品ドキュメントのライブラリ全体、または特定のドキュメントを検索できます。このサイトでは、ドキュメントをPDFやEPUB、Mobipocketファイル形式に変換してダウンロードすることもできます。
